№2273 話題の内房線江見駅 見に行った

江見駅駅舎.jpg
 JR内房線の江見駅は昨年8月、郵便局と一体となった新駅舎となって、一般的な話題になりました。
 駅舎と郵便局が一体になった所は、先例として、駅舎の建て替えと同時に簡易郵便局が入った、由利高原鉄道の子吉駅があります。ただしここは、郵便局は鉄道の業務には一切関わりません。郵便局が鉄道の業務も行うのは、初めてのケースとなります。
 昨年12月21日、館山までバスを撮りに行ったついでに、寄り道して訪ねてきました。

旧駅舎解体工事中.jpg
 訪問の時点では、旧駅舎の解体工事がまだ進行中、でした。

ポスト.jpg
 ポスト。かつて房総を走っていた、スカ色のクモユニ74を模したデザインになっています。「クモユニ74012」と書かれているが、実物を見た事がある、という方は、相当な大先輩のはず。「2-8 江見駅」の標記に注目。

駅舎内郵便窓口.jpg
 その駅舎内、というかメインはやはり郵便業務なので、中身は郵便局そのものです。

JR窓口.jpg
 その一角に、JRの窓口があります。と言ってもオープンカウンター。当然JRの職員はいなくて、郵便局の局員が対応する事になります。切符は、どの程度のものが発売できるのかは解りませんでした。近距離切符くらいでしょうか?ICカードのチャージ機もある(券売機はない)し、切符の発売で業務が煩雑になる、という事はないだろう。
(私は「青春18きっぷ」で来た)

友荷なよりパネル.jpg
 現在、この所当ブログでも何回か名前を出している、位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」がタイアップのキャンペーンを行っていて、このゲームに出てくるキャラクター「友荷(ゆうに) なより」が、「江見駅郵便局 応援特使」に「就任」していて、パネルが置かれています。記念の切手シートも発売されています(他のキャラクターも描かれている。他の千葉県内の一部局でも発売されているらしい)。

モニター.jpg
 右隣はモニター…というのか何というのか解らないが、自分の姿を映すと、その頭上に「なより」がひらひら現れます。体温は測りません。念のため。

なより消印.jpg
 期間限定で「なより」の消印も用意されています。話のタネにと、自分で絵ハガキを自宅に送って、消印を押してもらいました。こんな感じ。なお他に、209系を描いた消印とかもあるようです。
(駅のスタンプと違って業務用なので、規定の郵便料金を払わないと押してもらえない)

改札内.jpg
 郵便局だから、平日の9時~17時が駅の営業時間にもなるわけで、この間は有人駅の扱いとなって、改札口もきちんとあります。ICカードリーダーがあるだけで、郵便局員が切符を拝見、とかはしないが。

改札外.jpg
 改札の外側。郵便局の営業時間中は「有人駅」となり、郵便局は「エキナカ」ではないから、電車から降りて郵便局を利用したいなら、改札を受ける必要がある旨、書かれています。途中下車ができない切符で降りても、郵便局の利用はできない、という事。 

スロープ.jpg
 駅舎から上りホーム(館山方面)には、スロープが造られていました。

跨線橋.jpg
 ただし、下りホーム(安房鴨川方面)へは、階段の跨線橋しかありません。
 これはやはり片手落ちだと思う。江見に限らず、JR東日本に限らず、どこも同じだと思うけれど、階段の上り下りというのは、特に地方部では、利用のネックになりかねない。JR九州で駅員がいない事で車いすが利用できないからと、障害者の団体がJRを訴えたというのは以前どこかで書いたが、当然同じような問題は、JR東日本をはじめとする他社でもあるはず(最近は駅員不在の駅・時間が増加しているというのは一般のニュースにもなっている)。私は、駅員がいてもいなくても、障害者やその支援者が安全に、ストレスなく列車の利用が可能になるのが理想形だと思っているが、跨線橋は明らかにその妨げになる。しょせん小駅だから、エレベーターなんて気の利いたものは作られなさそうだし。本数が多くなくて、全部ローカル列車なのだから、跨線橋をやめて踏切にしても、安全性の問題にはならないと思う。でなければ下りホーム専用の通路が造られるべきだし、究極的には、駅の構造そのもの(線路の配線・信号システム等まで含めて)を全面的に見直し、改良が図られるべきだと思う。どうでしょうか。

跨線橋からの眺め.jpg
 その、跨線橋の上からの眺め。ホームの上屋の脇の木が、どこか南国チック。

ホーム上屋.jpg
 下りホームの、古めかしい上屋。

郵便局移転お知らせ.jpg
 上屋の壁に掲げられたままの、郵便局の移転=駅舎との一体化のお知らせ。

停止目標.jpg
 先月リリースされた通り、木更津~安房鴨川~上総一ノ宮間は、3月13日改正時より、E131系によるワンマン運転が始まります。特に、江見を含んだ千倉~安房鴨川間は、全列車がE131系となるよう。ワンマン列車の2連用の、真新しい停車目標がありました。

ホーム.jpg
 ホームそのものは、普通の田舎の駅、という風情の相対式。だけど右側の、やたらに高いマンションは、何だ?

離合.jpg
 現状では、日中は209系の4連及び6連による、館山~安房鴨川間の区間運転が中心になっています。江見駅での上下行き違いは、9・12・16・17・20時台の5回あるが、209系同士の行き違いは、江見では間もなく見納め、という事になります。しかし、6連では輸送力過剰とも思うが、2連では逆に不足になるのではないか?通学・帰宅時間帯は特に。

E131系.jpg
 最後に、安房鴨川駅構内で209系と並ぶ、E131系。3月13日からは、江見駅に発着する定期旅客列車は、全てこれになる(はず)。電化時から長く続いたスカ色113系から、211系→209系→E131系と、江見に発着する電車は、21世紀に入ってから、目まぐるしく変わっていきます。

 無人駅(鉄道の職員がいない駅)では、昔から民間委託で、個人営業の商店や飲食店とかが入って駅業務を受託する、という所が、JRでもその他の第3セクター鉄道や私鉄でも少なくはないのだが、JRと同様の大規模な全国規模の企業(日本郵便だって、郵政の民営化だ)が鉄道の業務を請け負う形態は、今後の様々な駅業務の新しい可能性を生み出した、そんな気がしました。今度は、JRの列車が、駅に集まった郵便や「ゆうパック」を運ぶ、という事は、考えられないでしょうか?さすがにクモユニ74のような専用形式の車両の製造はなかろうが。次に同じような形態の駅は、どこかに現れるでしょうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
10日 熱気球 熊本市の田んぼに不時着 一人負傷
(英・南アフリカとは別種 変異ウィルス 羽田空港で発見と発表)

 北陸ではまたも、大雪による大規模な立ち往生が発生しました。高速道路で遭難なんて笑い話にもならないが、勝手な勘繰りだとも思うが、間接的に新型コロナウィルス感染禍の影響がありませんかね?三連休だし出かけたい、でも感染は怖いから、慣れない雪道だけどマイカーで。そんな気が、しないではない。それにしても、昨春の一回目の緊急事態宣言時もだったが、どうも明るい話題を見いだせない。それを生み出そうとする行為自体が感染のリスクを呼ぶわけで、震災や豪雨とは、この点が決定的に違う所だと思います。感染が少しでも収まってくれる以外ない。

№2272 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver39

成田エクスプレスキャンペーン.jpg
 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県には昨日、2度目の「緊急事態宣言」が発出されました。これを受けて、各交通機関は再度、運行体制の見直し(運休や減便(特に高速バス・深夜バス))、駅やバスターミナルなどの窓口の営業体制の縮小、催し物の取りやめなどの対応に追われています。ここで対象にしている首都圏の鉄道・バス以外も同じで、結局いくら交通の側がウィルス対策を講じて安全を訴えても、業界の外の要因に移動のニーズの有無が左右されるのでは、手の打ちようがありません。全くおめでたくなかった三が日を過ぎた新年の早々、日本の乗り物はまたもや、新型コロナウィルスという猛烈な嵐の前に、なすすべなくさらされる事になります。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日8日までのリリースを中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
 対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。緊急事態宣言発出により、列車の運行以外で営業時間の短縮や休業などが発生している所が、多々あります。

*** 鉄道 ***

JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。宇都宮・氏家・黒磯・日光の各駅では、3月いっぱいまで、始発電車のみボタン扱いによるドア開閉を実施。その他は車掌がドア扱いを行う。11日までの3連休の、京葉線の臨時列車の運行は取りやめ。
 3月13日のダイヤ改正が発表になっている。首都圏では終電の繰り上げ、初電の繰り上げの他、特急〔踊り子〕のE257系全面置き換え、〔湘南〕運行開始や、房総地区・水戸線のワンマン化などが中心。水郡線は3月27日に全線で運行を再開。

JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。18日~2月いっぱい、臨時列車の運行は全て取りやめ。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
 3月13日のダイヤ改正が発表になっている(東海道新幹線のみ)。

東京メトロ 通常通り運行。12日より、「お客様センター」は9時~17時、「お忘れ物総合取扱所」は10時~18時の営業。定期券売り場は、池袋(丸ノ内線)・新お茶の水・茅場町は休業、その他は12時~20時の営業で、土休日は休業になる。旅客案内所は、8日から営業を休止している。
 今春ダイヤ改正時の最終電車の一部繰り上げが発表になっている。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 大江戸線は、コロナ禍による乗務員不足のため、11日まで、通常の7~8割程度の運行となる見込み(全区間10分間隔運転をベースに、光が丘~六本木~清澄白河間を中心に、朝夕を中心にして増便)。12日より、通常運行に復帰する見込み。その他の地下鉄路線・都電荒川線・日暮里-舎人ライナーは通常通り運行。「お忘れ物センター」は今日9日より、17時までの営業に短縮。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。当面の間、印旛日本医大→京成上野間〔臨時ライナー〕を運行する。印旛日本医大6時55分発→京成上野7時51分着。途中千葉ニュータウン中央(乗車のみ)・青砥(降車のみ)・日暮里(降車のみ)に停車。特急料金500円。1・2号車のみ開放で、乗車後に車内添乗員が特急券を発売する。現金のみ。前売り・チケットレスサービスはない。
「KEISEI SMART ACCESS」サービスを開始している。海外から成田空港に到着した利用者の救済の一環で、①京成トラベルサービスのWebで予約・決済、②帰国(入国)後、成田空港の検疫所で新型コロナウィルス検査を受検(一部例外あり)、③検査の結果陰性または検査対象外の場合、成田空港駅または空港第2ビル駅でチケットを発券、④〔スカイライナー〕(8~64号)の専用車両(8号車(7号車は空車)・総座席数の半分の20席を販売)に乗車、⑤京成上野駅到着後、係員の誘導でハイヤー乗り場または京成上野駅駐車場に移動。23区内の指定場所までのハイヤー利用の「PLEMIUM」は20,000円(前日までに予約が必要)、利用者自らが手配した送迎車に駐車場から乗車する場合は4,500円。青砥・日暮里では下車できない。
 1月の土休日は日中に〔シティライナー(成田山開運号)〕を1往復運行。
 今春の一部区間最終電車の繰り上げ・始発電車の繰り下げが発表になっている。

東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。〔SL大樹〕〔DL大樹〕は、2号車の座席の販売を休止し、ソーシャルディスタンス確保のため、他の号車から自由に移動できるよう開放する(既に2号車を予約済みの場合は、そのまま利用可)。列車そのものは計画通りの運行。
 スカイツリーライン(伊勢崎線)・大師線・東上線の、春の最終電車繰り上げが発表になっている。一部〔リバティけごん〕の運行取りやめ・区間短縮も含まれている。アーバンパークライン(野田線)は終電繰り上げを行わない。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急・ライナーなど一般列車は通常通り運行。「ドラえもん50周年記念『DORAEMON-GO!』を、新宿線で運行している。30000系8連1本に、ドラえもんをイメージしたラッピングを施し、車内にもドラえもんをイメージした装飾を施している。背もたれは、同社初の抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を採用。
 2月14日まで、「ところざわサクラタウン×西武鉄道『涼宮ハルヒの直観』タッチラリー」を開催。観光庁提唱「あたらしいツーリズム」の一環として行われ、指定場所で購入した「ラリーカード」と、交通系ICカード(PASMO・Suica以外の全国相互利用対象カードも可)を連動させる事で、「クリア賞」(マスクケース)「コンプリート賞」(オリジナルステッカー)を入手できる引換券が手に入る(文庫本プレゼントの「Wチャンス」もあり)。関連して、西武バス1台にラッピングを行い、〔所52〕〔所55〕系統で運行(12月7日~2月末(予定))。
 最終電車の繰り上げが発表になっている。

京王 通常通り運行。
 今春の最終電車の繰り上げが発表になっている。

小田急 通常通り運行。2月23日まで、土休日を中心に、〔ふじさん31・32号〕を運転。「謎解きイベント『小田急サスペンス劇場』を開催。2月いっぱいまで。
 3月13日のダイヤ改正が発表になっている。終電繰り上げ、初電繰り下げを実施。

東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本でサービスを再開している。21時台以降の4本は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。
 今春の最終電車の繰り上げが発表になっている。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。大師線は11日まで臨時ダイヤとなり、日中6分間隔運転。16・17日の臨時ダイヤは取りやめとなり、通常の土休日ダイヤ(10分間隔)で運行。一部快特の「ウィングシート」は、9日より取りやめ。
 今春の一部区間最終電車の繰り上げ・始発電車の繰り下げが発表になっている。

相鉄 通常通り運行。
 今春の最終電車の繰り上げを発表している

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。「TX PLAZA秋葉原」は、今日9日より休業。
 今春の最終電車の繰り上げを発表している。

関東鉄道 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。
 3月13日ダイヤ改正時の、最終電車の繰り上げ・夕刻以降の運行本数見直しが発表になっている。

東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、31日までの運用を公表している。
 今春の最終電車の繰り上げが発表になっている。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。16日は大学受験対応のため、臨時列車を運行。

舞浜リゾートライン 通常通り運行。

千葉都市モノレール 通常通り運行。ウィルス対策とは関係ないが、千葉駅構内のポイントの工事のため、23日(土)は21時00分から最終まで、千葉みなと~千葉~県庁前間を運休し、代行輸送を行う(代行バスは千葉みなと~千葉駅西口間で運行)。千葉~千城台間は折り返し運転。

埼玉高速鉄道 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営地下鉄 通常通り運行。

横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。

湘南モノレール 通常通り運行。

江ノ電 通常通り運行。「一日乗車券のりおりくん」などの企画乗車券は全て、今日9日より発売中止。

箱根登山 通常通り運行。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行(3月13日より全列車E257系置き換えで全車指定席となり、指定席料金が発表されている)。「Over the Rainbow」編成は、「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、1月21日までの運用を公表している。来年6月までは運行の見込みで、両編成とも1月から「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行される。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け」(大人のみ1,300円(クリアバッジ込み))を終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)で発売しているが、混雑緩和のため、通信販売も行っている。通常の「旅助け」の干支シリーズ・丑年バージョンも、終日有人駅で発売している。大人のみ1,040円。佐野美術館(三島田町駅が最寄り)の「原田 治 展「かわいい」の発見」とタイアップ、1編成(3505F)にヘッドマークを取り付け、中吊・車額ポスター4種類を、車内に掲示する(車体へのラッピングはしない)。2月14日まで運行、運用も公表されている。24日より、記念乗車券も終日有人駅で発売。通信販売も行う。
 JR東日本・伊豆急行との共同企画で、「ありがとう185系特急「踊り子」入場券セット」を発売する。1月24日より、三島・大場・伊豆長岡・修善寺駅で発売する。840円。通信販売も行う。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は、デッキ側3列のみ使用(前部3列は使用不可)。「サイクルトレイン」の取り扱いを再開している。南伊東・川奈・富戸・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田からの乗車に限定(川奈・富戸は窓口営業時間外で利用できない列車がある)。「伊豆急×駅メモ!&アワメモ!桜と踊る伊豆の旅 デジタルスタンプラリー」を、3月10日まで実施。1月までの「下田水仙編」と、2月からの「河津桜編」の2部構成。リゾート21黒船電車に、ヘッドマークを掲出(「下田水仙編」期間中)。「地域活性化トレイン」を運行中。JR東日本・伊豆箱根鉄道との共同企画で、「ありがとう185系特急「踊り子」入場券セットを発売する。24日より、伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田駅で発売する。850円。16日より、各駅の窓口営業時間を変更する。富戸(4月1日~)・城ヶ崎海岸・片瀬白田・今井浜海岸・蓮台寺の各駅は無人化。その他の有人駅も全て、朝方・夜間の窓口の営業がなくなる。
 3月13日改正時より、最終電車の繰り上げ・夕刻以降の運行本数の見直しが、発表になっている。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は、定期3往復は運行)。最終電車は大月発平日22時30分・土休日22時05分、河口湖発平日22時09分(通常時刻)・土休日21時18分に繰り上げ。

小湊鐵道 通常通り運行。

いすみ鉄道 通常通り運行。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめている。

秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行中。「SLパレオエクスプレス」は、今年は2月13日より運行開始予定。全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約制。

*** バス *** 基本的に一般路線バスについて記載。深夜バス・深夜急行バスについては、現状からの変更の発生を確認した時点で記載する事にします。

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 通常通り運行。

京成バス 一般路線は通常通り運行。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「佐倉1日フリー乗車券」を発売中。限定1,000枚。大人600円。5月16日までのうちの1日有効。佐倉草ぶえの丘などの観光施設が、団体割引料金で入場できる。

東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。日光の定期観光バスは、2コースとも運休中。深夜バスは14日より、一部の系統で再度運休。
 
国際興業 一般路線は通常通り運行。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行(3月7日まで、土休日に臨時便を運行)。

西武バス メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行(3月7日まで、土休日に臨時便を運行)。土休日運行の〔所18-1〕系統は、西武園ゆうえんちの休園に伴い、西武園駅発着の〔所18〕系統として運行。深夜バスは18日より、全便運休。本川越駅~南古谷線は、今月一杯運休(土休日1往復のみ運行で、再開は2月6日)。2月より、群馬大学・日本モビリティなどと共同で、〔飯20〕系統(飯能駅~美杉台ニュータウン)において、一般路線バス形態による自動運転実証実験を開始する。

関東バス 一般路線は通常通り運行。吉祥寺駅~お台場間直行バスは、今日9日より運休。

立川バス 一般路線は通常通り運行。16日にダイヤ改正を実施。〔昭27〕〔昭28〕系統を廃止し、〔昭23-2〕系統(昭島駅北口~南享保~西武立川駅~イオンモール)を新設。〔拝13〕系統(昭島駅北口~拝島駅)は、平日1往復のみに削減。

西東京バス 一般路線は通常通り運行。

京王バス 一般路線は通常通り運行。16日に、京王バス小金井でダイヤ改正を実施。〔武42〕系統を新設。国分寺駅北口に乗り入れ。〔武41〕系統の一部便を立て替える形になる。〔武41〕系統の深夜バスは、武蔵小金井駅北口発23時39分発の1本のみとなる。〔磨01〕〔武84・85・94・95〕系統は、土休日夜間に運行区間の短縮(〔武85〕→〔武84〕)、多磨霊園駅発最終の繰り上げが行われる。

小田急バス 一般路線は通常通り運行。美術館の改修による長期休館のため、14日までの間、臨時ダイヤで運行。三鷹駅7時20分~9時20分発、16時40分~18時40分発の間、それぞれ20分間隔で運行。
 小田急電鉄の提携により、小田急グループのバス6社(小田急バス・立川バス・神奈中バス・江ノ電バス・箱根登山バス・東海バス)の一部のバス停(計2,400ヶ所)が、順次「ポケストップ」となる。

東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。3月21日まで、日吉・センター北・たまプラーザ・新百合ヶ丘~Yeti・ぐりんぱ間の高速バスを運行。1月は週末と祝日、2・3月は毎日運行する。富士急湘南バスとの共同運行。なお、ぐりんぱは冬季休園。12日より、〔柿01〕〔柿02〕〔た31〕系統は、土曜日は土曜ダイヤで運行する。〔青118〕〔市03〕系統は運行時刻を変更する。
 来年4月1日からの、一部系統の運行形態変更が予告されている。〔都立01〕系統を廃止、〔玉31〕系統を成城学園前駅まで延伸。〔渋55〕系統は、渋谷駅~東北沢駅間に短縮。

京浜急行バス 〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。東朝比奈循環〔朝1・2〕系統(六浦駅~三信住宅)の実証運行は、一時休止している。16日より、金沢文庫駅発着各系統でダイヤ改正を実施。全体的に減便し、土曜ダイヤと休日ダイヤを一本化。最終バスが若干繰り上げになる系統がある。

KMバス 通常通り運行。

銀河鉄道 7日より、恩多青葉町線・小平国分寺線とも全日、土休日ダイヤで運行している。

東京BRT:プレ運行中。日中は虎ノ門~晴海間毎時3本+新橋~晴海間毎時1本で、連節バス(エルガデュオ)は、6時台1往復を除いて、新橋~晴海間で1時間毎の運行。
 
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」を、発売している。紙券の他、モバイルチケット(LECIPのスマホアプリ「QUICK RIDE」)でも発売する。大人700円・小児350円。
 深夜バス:運行

新京成バス 一般路線は通常通り運行。船橋新京成バスの西白井線は、16日よりダイヤ改正を実施。
 深夜バス:運行

千葉交通 一般路線は通常通り運行。香取市「佐原循環バス周遊ルート」は、今日9日より運休。

千葉中央バス 一般路線は通常通り運行。
 深夜バス:運行

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。16日よりみ春野線・横戸線・寺山線・四勝線でダイヤ改正を実施。
 深夜バス:運行

千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。
 深夜バス:運行

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 千葉白子急行は、最終便を除く7往復を平日・土休日同一ダイヤで運行。その他の路線は、通常通り運行。16日からの、一般路線バス及び高速バスの減便を予告している。

日東交通 一般路線は通常通り運行。アニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」ラッピング車が、館山市内線(館山航空隊~館山駅~なむや・小浜間)で運行、館山駅前発の時刻・行先が公表されている。館山市街地循環バスの実証運行が、5日から始まっている(3月5日まで)。日東交通は南ルートを運行。

平和交通 稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。

関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。

朝日自動車 通常通り運行。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。

茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。

国際十王交通 一般路線は通常通り運行。

関越交通 一般路線は通常通り運行。

イーグルバス 小江戸巡回バスは、平日・土休日とも減便して運行している。平日は、C01(喜多院・菓子屋横丁ルート)は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。

横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、大さん橋客船ターミナル循環系統は当面運休。9日より、桜木町駅前20時18分発・ハンマーヘッド20時37分発が最終となる。26系統の海釣り桟橋~横浜港シンボルタワー間は、工事のため2か月程度運休。

横浜交通開発 通常通り運行。

川崎市営 通常通り運行。今日9日より、深夜バスは全便運休する(緊急事態宣言終了までの予定)。

神奈中バス 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。16日より、大和〔営〕で、町田・成瀬駅発着系統を中心にダイヤ改正を実施。〔町88〕系統(町田バスセンター→車庫前(大和営業所))の深夜バスは取りやめ。町田~昭和薬科大学間の系統は廃止。〔市02〕系統(市が尾駅~長津田駅)は、土曜日早朝1往復の運行に変更(土曜日が休日になったら運休)。16日より、茅ヶ崎〔営〕・平塚〔営〕で、茅ヶ崎駅発着系統の一部(特に文教大学関連)でダイヤ改正を実施。乗り場の変更も行われる。

相鉄バス 一般路線は通常通り運行。

臨港バス 一般路線は通常通り運行。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、11月まで運行する。

江ノ電バス 土曜ダイヤがある路線は、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜バスは平日も含め、全便運休。「鎌倉フリー環境手形」は、今日9日より発売中止。

箱根登山バス 定期観光バスは今日9日から運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根新道線(R)・観光施設巡りバス(S)で、段階的に増便を行っている。

伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。湯河原~箱根線は運休している。小田原~箱根線は、17日まで特別ダイヤ。熱海~箱根線は、EVバス(沼津駅~沼津港間)は運行を再開した模様。

富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。「TOKYO NO KABA」は、緊急事態宣言終了まで運休。

富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)。土休日のみ、河口湖駅発毎時30分・河口湖自然生活館発毎時57分を増発。「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。天下茶屋線は土休日のみ1往復運行。スバルライン五合目線は1日より、土休日のみ1往復運行。富士山世界遺産ループバス、富士山駅~馬返線、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。「YAMANAKAKO NO KABA」は当分の間、平日は10時45分・13時45分発便を運休。

富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。

富士急シティバス 「三島・河口湖ライナー」は、特別ダイヤ(3往復)で運行している。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。

山梨交通 一般路線は通常通り運行。「四市周遊バス」は運行を中止した。

東海バス 全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は、「彩(いろどり)」の運用を再開している。6便で運用。ボランティアガイドは、5便で乗車を再開している。全18便中12便を運行、6便は引き続き運休。三島駅~修善寺~松崎間快速は引き続き運休。午前コースの降車場所、午後コースの到着場所に、堂ヶ島を追加。1月31日までの間、「水仙まつり」開催に伴い、伊豆急下田駅~爪木崎間に臨時便を運行(臨時便は須崎海岸を経由しない)。PASMOの導入が発表になった。来年3月中旬、熱海市内路線(熱海自然郷線を除き、「湯~遊~バス」は含む)でサービス開始。「三島エクスプレス」は8日より全便運休。定期観光バスも、引き続き運休する。

JRバス関東 一般路線は通常通り運行。宇都宮では平日に臨時便を運行中。館山支店の一般路線車両に、「戦翼のシグルドリーヴァ」のキャラクターを描いた、部分的なラッピングを行っている。館山市街地循環バスの実証運行が、5日から始まっている(3月5日まで)。JRバスは北ルートを運行。「JR竹芝 水素シャトルバス」(JR東日本から委託 無料)は3月いっぱいまで、ポートシティ竹芝の発着を中止している。

 この他、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の事業者では、緊急事態宣言発出を理由とした定期券・回数券の払い戻しについて告知している。また、企画乗車券の発売を停止している事業者が多数ある。バスではツアーの中止が多数発生している。東京メトロ・都営地下鉄以外でも、各種窓口の営業時間の短縮や、休業を行う所がある。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
 緊急事態宣言発出を受けて、赤羽国土交通大臣は、対象地域の鉄道事業者に、最終電車の繰り上げの前倒しを要請すると表明しました。既に西武の後藤社長が終電繰り上げの前倒しを検討していると発言しているが、昨日までの時点ではまだ、具体的に発表した所はない。当然各社の連携も確保しなければならないし、各々の乗務員や車両の運用も考えなければならない(翌朝にも関わる事でもある)ので、今日明日というわけにもいかないが、来週には何らかの動きが見られるのでしょう。また、鉄道から接続するバス、特に深夜バスにも、影響が出てくるはずです。来週の連休明けも、また慌ただしく事態は動く事になります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》
 8日 ゆうちょ銀行「mijica」 来年サービス終了発表
(神奈川県 1日6万円協力金 臨時議会に財源補正予算案提出)
 9日 サッカー元日本代表 大久保 嘉人 15年ぶり セレッソ大阪復帰
(神奈川県 感染者数999人 過去最多)

№2271 2020-2021 年末年始 航空利用データ やはり分析にはなりません

「緊急事態宣言」が、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を中心に、正式に発出されました。この後、また全国に広がってしまうのか。東京都では今日、感染者数が2,000人を超えてしまって、仕方がないとも思うが、確かに11月の後半から感染者数が右肩上がりで増加傾向にはあったけれど、あれよあれよと連日の大台突破で、正直困惑してしまっています。今回の宣言発出を受けて、既に交通業界にも影響が出始めています(東海バスが「三島エクスプレス」を再度全便運休、など)。あいつが悪いこいつが悪いなどと叫ぶつもりはないが(叫んだって感染が収まったりはしない)、ともかく今度こそ、これっきりになってもらいたい。

1月3日 新千歳空港.jpg
 先日北海道まで行ってきた事は何度も書いていて、来月詳しく書く予定だが、3日の往路は新千歳まで、ANA便を利用しました。これは到着後の新千歳空港の3F、出発ロビー付近の様子です。私はピークの北海道には行った事がなかったから直接の比較はしようがないが、いつもの年なら、年末年始に帰省していてこれから帰宅、という人々で、遅くまでごった返しているはずです。こんなはずではないよね、という程度の人数しかいません。夕食用に弁当を買った店の店員の方も同じような事を言われていました。
 4日、航空各社から、年末年始(今期は12月25日~1月3日)の利用についてのリリースがありました。私はANA国内線の利用者数、625,279人のうちの一人になるわけだが、今期もまた、悲惨な数字が並びました。「Go To トラベル」キャンペーンの停止、感染の再拡大、加えて豪雪による欠航の増加もあると考えられます。
 ともかく、各社から示された数字を並べます。今シーズンも「分析」なんて意味がないので、基本的には(会社によって呼び方が若干違うが)「座席数」「旅客数」「利用率」の数値のみ記します。注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていません。カッコ内は前年比です。

全日空
国内線 座席数 1,557,380席(82.9%) 旅客数 625,279人(41.6%) 利用率 40.1%(△39.9%)
国際線 座席数 76,622席(19.9%) 旅客数 15,933人(5.1%) 利用率 20.8%(△61.0%)
 実は、沖縄線は、座席数は前年より増えていました。「Go To トラベル」キャンペーンによる利用を当て込んでいたのではないだろうか。羽田=札幌・函館・福岡・那覇・宮古島・石垣島、中部=札幌・長崎・鹿児島・那覇、関空=宮古島、那覇=宮古島間に臨時便を運行。
   
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日本航空
国内線 座席数 859,407席(67.9%) 旅客数 369,309人(36.2%) 利用率 43.0%(△37.7%)
国際線 座席数71,572席(23.0%) 旅客数 15,068人(5.5%) 利用率 21.2%(△66.9%)
 国内線は今冬スケジュールから、JAC運航便も、JAL便としての運航です。臨時便の運航はなかった模様。
   
日本トランスオーシャン航空
 座席数 103,290席(89.7%) 旅客数 46,775人(48.9%) 利用率 45.3%(△37.8%)
   
琉球エアコミューター
 座席数 19,450席(94.2%) 旅客数 11,106人(71.6%) 利用率 57.1%(△18.0%)
 沖縄のグループ2社の座席数は、他社よりは減らされていない。県内の生活を支える路線が多いからだろう。

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スカイマーク
国内線 座席数 274,704席(104.0%) 旅客数 125,189人(54.6%) 利用率 45.6%(△41.2%)
国際線 運航なし
 下地島就航もあってか、座席数は増えました。
   
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エア・ドゥ
 座席数 77,417席(89.0%) 旅客数 28,443人(41.2%) 利用率 36.7%(△42.8%)

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ソラシドエア
(ANA販売分は含まず)
 座席数 87,825席(106.0%) 旅客数 29,334人(48.0%) 利用率 33.4%(△40.3%)
 夏スケジュールで福岡~那覇・中部~宮崎線を開設していて、加えて羽田~長崎・鹿児島線で臨時便を合計14便運航しているため、座席数は増えています。

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スターフライヤー
(ANA販売分は含まず)
国内線 座席数 54,032席(93.7%) 旅客数 21,911人(44.5%) 利用率 40.6%(△44.9%)
国際線 運航なし
   
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フジドリームエアラインズ
 座席数 55,172席(84.6%) 旅客数 22,491人(45.5%) 利用率 40.8%(△35.0%)
 神戸~青森線の就航があったが、静岡~北九州・神戸~出雲路線は、期間中休航でした。
   
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IBEXエアラインズ
 座席数 8,092席(97.6%) 旅客数 4,131人(58.2%) 利用率 51.1%(△34.5%)

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ピーチ
 運航はあったが、利用実績についてのリリースは確認できなかった。

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ジェットスター・ジャパン
国内線 座席数 138,960席(67.2%) 旅客数 95,174人(54.4%) 利用率 68.5%(△16.2%)
国際線 運航なし

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春秋航空日本
国内線 座席数 6,804席(33.3%) 旅客数 2,686人(14.2%) 利用率 39.5%(△53.0%)
国際線 座席数 1,134席(6.0%) 旅客数 948人(6.3%) 利用率 83.6%(+3.9%)
 国内線・国際線とも運行日を絞っていて、国内線は、12月25・28・31日、1月1日は全便運休でした。国際線は、日曜日に成田~ハルビン線、月曜日に成田~天津線のみ運航。このためなのか、国際線の利用率は、(国内線も含め)国内各社で唯一、前年度比プラスでした。22日より、成田~南京線就航。当面は2週間おきの金曜日に運航。

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ZIP AIR TOKYO
 秋に旅客便の運航を開始したが、利用実績についてのリリースは確認できなかった。9日より、成田発→バンコク行も旅客営業運航を開始(現在はバンコク発→成田行のみ)。

 エアアジア・ジャパンは、経営破綻で運行停止。
 どこもかしこも、1年前の賑わいがウソのような低調ぶりです。それでも各社とも、国内線だけでも何とか元のレベルに戻したいという意欲は、十分うかがえると思いました。しかし、「Go To トラベル」キャンペーンが停止、さらに緊急事態宣言の発出で、先行きがさらに不透明になってしまいました。まあ、今回の宣言は2月7日まで、次の土日月の三連休を除けば、例年でも比較的閑散とする時期、と思われるので、「Go To トラベル」がないのは痛いだろうが、何とかこの期間で感染者が減少傾向に転じ、3月以降の春休みシーズンは、利用が戻ってくる事が期待されると思います。
 国際線は、日本だけではどうにもならず、特にイギリスの感染者数激増(日本よりさらに一桁多い。人口が日本の半分程度なのに)を見ると、欧州路線は引き続き、厳しいと思います。今年1年だけで回復に転じるとは、ちょっと思えない。
 夏休み期間からの間に、エアアジア・ジャパンの破綻劇もあり、航空業界は引き続き試練の時を迎えています。残された各社は、何とか耐えて欲しいと思います。
 次の分析はGWです。パンデミック後では2回目になります。去年のGWは緊急事態宣言発出の真っただ中で、航空だけではなかったが、極めて悲惨な状況を迎える事になってしまいました。今年は、どうなるのでしょうか。とにかく何度でも書いてしまうが、飛行機は、楽しく乗りたいです。マスクなんか、お互いナシで。そうなるのは、相当先だろうが。

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 この年末年始は航空だけでなく、鉄道も極めて低調で、JR各社の新幹線・特急は前年度比30%程度の大幅な落ち込みで1991(H3)年度以降過去最低、と伝えられました。私の今回の北海道旅行も、帰りは初めて、新函館北斗から東京まで〔はやぶさ〕に乗り通したのだけれど、確かにそんな感じをひきずっていたかも知れません。これも来月書きます。

《今日のニュースから》
 6日 今治造船・ジャパンマリンユナイテッド 新会社設立
(新型コロナ感染者9,500人分個人データ流出 福岡県公表し謝罪)
 7日 帯広市で積雪1㎝メートル 史上最も遅い「積雪初日」
(首都圏の鉄道の最終電車繰り上げ前倒し 国土交通大臣要請)