感染者数・重症者数・死者数が連日、各地で過去最高を記録し、終わりが見えなくなりつつあるコロナ禍。現職の国会議員も犠牲になり、鉄道の運行にも直接の影響がでました。欧米で接種が始まったワクチンには期待がかかるが、変異種発見という新たな不安材料も。記録的大雪と共に、人々は、その身も心も押しつぶされながら、「災厄」の2020年は間もなく終わります。ベートーヴェン生誕250年、ジョン・レノン没後40年、世田谷区一家殺害事件から20年、「アラブの春」勃発から10年、12月はどのような出来事が起きたのか。
11月29日 H2Aロケット43号機 打ち上げ成功 「データ中継衛星」搭載
11月30日 東京証券取引所・親会社 金融庁から業務改善命令 東証社長辞任
1日 国民投票法改正案 今国会の採決見送り 自民・立憲民主両党合意
2日 視覚障害者転落事故発生 東陽町駅ホーム 赤羽国土交通大臣視察
3日 NTTドコモ 月額2,980円 若者向け携帯料金プラン発表
4日 J3入りテゲバジャーロ宮崎新スタジアム 愛称「ユニリーバスタジアム新富」と発表
5日 河野沖縄・北方担当大臣 首里城を視察
6日 福岡国際マラソン 吉田祐也初優勝 日本歴代9位 2時間7分5秒
7日 「水素バリューチェーン推進協議会」 設立総会
8日 東京都内販売乗用車 2030年までに非ガソリン化 小池都知事目標表明
9日 ボーイング737MAX ブラジルGOL航空が運航再開 1年9か月ぶり
10日 横綱鶴竜 日本国籍を取得
11日 東根市女医殺害事件 加害者に懲役18年実刑判決
12日 岩手県沖で地震 青森県階上町で震度5弱
13日 甲子園ボウル 関西学院大学 3年ぶり31回目優勝
14日 MLBクリーブランド・インディアンズ チーム名称変更を発表
15日 資生堂に総理大臣表彰 女性活躍を評価
16日 島根県雲南市長 入院中の病院で傷害事件 逮捕
17日 武田総務大臣 麻生副総理兼財務大臣と閣僚折衝 地方交付税17兆4000億円確保
18日 国民民主党 臨時党大会 代表選挙 玉木代表を選出
19日 サッカー元日本代表佐藤 寿人 現役引退表明
20日 全国高校駅伝 世羅高校 男女アベック優勝
21日 ダム貯水率低下で給水活動開始 千葉県南房総市
22日 戦略爆撃機 日本海・東シナ海上空で警戒監視活動 中国・ロシア両国発表
23日 袴田事件 最高裁 東京高裁の決定取り消し・再審理命令の決定
24日 鹿島アントラーズGK 曽ヶ端 準 引退発表
25日 米テネシー州ナッシュビルで爆発 3人ケガ
26日 インド洋大津波から16年 インドネシアで追悼式典
27日 バトミントン全日本総合選手権 男子は桃田 賢斗3連覇 女子は奥原 希望2連覇
28日 アスベスト混入バスマット 自主回収開始
29日 「徴用資産」差し押さえ関係書類 韓国裁判所が「公示送達」
30日 重さ700㎏ 巨大鏡餅奉納 栃木県高根沢町 安住神社
新型コロナウィルス関連のできごとです。
11月29日 Jリーグ横浜FC下平監督 自主隔離 セレッソ大阪戦はヘッドコーチ代行
11月30日 日中間ビジネス関係者 相互往来再開
1日 新語・流行語大賞 年間大賞「三密」
2日 ニセ確定申告書で持続化給付金詐取容疑 甲府税務署職員逮捕
3日 大阪府吉村知事 「医療非常事態宣言」発出
4日 アメリカ 11月失業率6.7% 雇用回復ペース鈍化
5日 京都南座「顔見世興行」 2月以来10ヶ月ぶり歌舞伎
6日 中学校でクラスター発生確認 埼玉県川越市
7日 プロ野球楽天 来春キャンプ 久米島開催は見送り
8日 旭川市に看護師など派遣命令 防衛省発出
9日 ドイツ 新型コロナ感染死者数590人 1日当たり過去最多
10日 JICA海外協力隊員 コロナ中断後初 ベトナムで活動再開
11日 オーストラリア ワクチン開発中止
12日 国内重症者数578人 過去最多
13日 医療従事者対応にECMO講習 福岡市
14日 「さっぽろ雪まつり」 オンライン開催決定
15日 大阪コロナ重症センター 患者受け入れ 段階的に開始
16日 空港発帰国・入国者専用直行バス 運行開始
17日 仏マクロン大統領 PCR検査で陽性判明
18日 新型コロナウィルスワクチン 厚生労働省 2月下旬接種開始の準備を指示
19日 関西広域連合 「緊急宣言」採択
20日 福島市 病院でクラスター発生 市・医師会「緊急警報」
21日 米バイデン次期大統領 ファイザー社製ワクチン接種
22日 来年開催予定 卓球世界選手権 中止を発表
23日 小池都知事 自民党二階幹事長らと会談 コロナ特別措置法・感染症法の早急改正を要望
24日 エイベックス 本社ビル売却発表 コロナ禍で業績悪化
25日 特別措置法改正検討 菅首相表明
26日 茨城県 常総市・城里町に外出自粛要請発出を発表
27日 コロナ禍で困窮の学生に食料配布 大分県別府市
28日 外国人新規入国 1月末まで停止
29日 在日米軍基地 ワクチン接種開始
30日 イギリス政府 アストラゼネカ等開発のワクチンを承認
今月はこの他、漫画家水島 新司氏が引退発表、「鬼滅の刃」コミック最終巻発売、「はやぶさ2」カプセルが地球に帰還、ボブ・デュランが全作品を米ユニバーサル・ミュージックに売却、エベレスト(チョモランマ)の標高が8,848.86mと測定・発表、松坂 桃李と戸田 恵梨香・錦織 圭・草彅 剛が結婚発表、ジスカールデスタン元フランス大統領・小松 政男氏・浅香 光代氏・林家 こん平師匠・中村 泰士氏・なかにし礼氏死去(細川 たかしのヒット曲の作詞・作曲者がそろって他界)、水虫治療薬に睡眠導入剤混入、ロシアがドーピング問題で東京オリ・パラから除外、「伝統建築工匠の技」がユネスコ無形文化遺産に登録、アメリカ政府機関にハッキング、イギリス・EUが自由貿易協定の交渉で合意、吉川元農林水産大臣の現金譲受疑惑、などがありました。
フェイスブックやグーグルが米の当局や州政府などから提訴、EUが大手IT企業に新たな規制案発表、一方で中国では政府がアリババを調査、傘下のアントグループに業務改善命令を出すなど、欧米と中国、対立はしていても、もはや国家並みの影響力を誇るIT企業が「目の上のコブ」なのは、共通か。
座間9人殺人事件で死刑判決、京都アニメーション放火事件で容疑者起訴、フランスでは風刺新聞社襲撃テロの被告13人に最高終身刑の判決など、重大事件の裁判で大きな動きがありました。
北陸新幹線・金沢~敦賀間の延伸開業の遅れに伴い、国土交通省は、増大する事業費の財源の確保を検討すると共に、鉄道・運輸機構に業務改善命令が出される事態となりました。開業は予定より1年遅れ、2024(R6)年春となる見込み。カネの話は何とも言えないけれど、9月に北陸本線に乗って工事現場を眺めた感じでは、駅部分はどこもかなり工事が進んでいたが、高架橋がまだ手つかず、という所もあるように見えました。誰が良いのか悪いのか、という事は言わない(言えない)が、北陸本線の行方にも関わってくる事だし、開業はともかく、早い問題の解決が求められます。九州新幹線長崎ルートもだが、日本では新幹線の延伸も、簡単には行かないですねえ。
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≪今月この一枚≫
今月は銚子電気鉄道です。14日、日帰りで乗ってきて、仲ノ町駅のホームで撮影しました。この日は昭和の終わりの頃の旧塗装を復刻している2002F(元京王2000系→伊予鉄道800系)が、終日運用されていました。右が「澪つくし」色の3000系(元京王5000系→伊予鉄道700系)、奥には丸ノ内線色を復刻しながら、引退してそのままの1002号(元営団2000形)、そしてデキ3形の姿があります。
「ぬれ煎餅」「まずい棒」の販売など、時には自虐的とも思える宣伝活動で話題を集め続ける銚子電気だが、やはりコロナ禍の影響を免れる事は出来ず、現在も午前中5往復・午後2往復が運休中です。しかし、いくらコロナ禍とはいえ、ラッシュと言える時間を減便するというのは、日常的な通勤・通学の利用は希少、という事でしょうか?久しぶりの乗り通した感触では、線路や駅施設などが貧弱になっていると思え、恒常的な路線の運営を望むのなら、どこかで大規模な近代化への投資が必要になるのではないか。無論それは銚子電気だけではできず、銚子市(さらには千葉県)が、市全域の公共交通網に、電車をどう位置付けるのかが問われる事になろうかと思います。競合するバス路線(京成タクシー成田)も少なくはないし、このままだと鉄道の運営は、いずれ行き詰まるでしょう。さもなくば純粋に観光鉄道に転換してしまうとか、いずれにしろいつかは、方向性を見極めなければならない時が来ると思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
31日 WBOスーパーフライ級タイトルマッチ 井岡 一翔 2度目のタイトル防衛
(明治神宮 午後4時閉門 終夜参拝取りやめ)
当ブログ、そして本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」をご愛顧くださいまして、ありがとうございました。今年の更新は、今回が最後になります。
去年の最終更新日、「2020年こそ、皆が穏やかに過ごせる1年となるよう、願ってやみません」と結んだのだが、精神的にさらに重苦しい1年になってしまいました。確かに去年の今頃も中国・武漢で新型肺炎が流行しているようだと聞いていた気がするが、わずか2~3か月で、日本を含めた全世界に、これほどまでに重大な事態をもたらすとは、正直思いもしませんでした。あいつが悪いこいつが悪いではなく、まず自分自身が甘かったです。
それでも3月前半には、(例によって失敗を重ねつつも)予定通り北欧旅行を完遂したけれど、帰国直後から日本は急激に状況が悪化し、4月になると、「緊急事態宣言」の発出もあって、不必要な外出は自粛が求められるようになりました。それは宣言解除後もしばらく続き、おかげで、本当は行きたかった所(阪神武庫川線とか)も、行けずじまいでした。次の遠出は6月の北海道、その後も、状況を伺いつつも、北陸や九州を訪ねてきました。実は今週の頭も、やや弾丸的ながら関西に行ってきたところです(だから27・29日の更新はお休みさせて頂きました。旅行は来月書きます)。一方で、取り組みたいと思っていた、「可能な限りのチャレンジ・再チャレンジ」は、ほぼできずじまい。野球やサッカーの試合の観戦もできなかったし。アニメ映画は1本見てきたけれど。
この状況下で、個人的に改めて思い知らされた事もあります。
まず、自分には「巣ごもり」なんてできないよ、という事。どんなに金を失おうとも、どんなにウィルスが蔓延しようとも、遠くへ行きたいという欲求は、抑えようがない(何とか抑えた時期もあったけれど)。
もう一つ、「リモート」や「バーチャル」は、「リアル」には勝てない。これも、遠出を重ねて、実際に生で見聞きして、痛感した事でした。それは一人私個人だけでなく、だから人は、時にはリスクを冒してでも、遠くに行くのだろうと。「おうち時間」では手に入らない、何かを求めて。
それでも、今なお拡大するウィルス感染を見ると、再度外出自粛要請、ひいては「緊急事態宣言」発出という事態に、なってしまうかもしれない。個々の自覚だけでは、防ぎきれなくなっているのかも。そうなってしまったら、また従う以外道がないのだけれど、それでも私は、「巣」を飛び出して、どこかへ出かけようとするでしょう。可能な、許される範囲の限りで。
こういう状況で来年何をすると言っても、笑い話にしかならないかもしれないが、来年は、遠出もする事はするが(海外はない。どの道行きようがない)、原点回帰で、神奈川県の乗り物を追いかけてみようと思います。神奈川の鉄道・バス、あるいは船もあるので、神奈川の交通の再発見、という事でしょうか。
乗り物以外では、またチャレンジ・再チャレンジをすると言っても、有言不実行で終わってしまうかもしれないが。可能だったら、音楽会なんて行ってみたいと思う。コロナ禍より前からちょっと考えていたのだけれど、これもやはり「リモート」より「リアル」で、実際にコンサートホールに足を運んで、直接音楽に触れられたら、自分自身がすごく変わりそうだなあ(大げさだが)、そんな気がしているのです。オーケストラなんか聞いてみたいなあ。高くつくかも知れなくても。ただ、これもやれる状況になるのか、という問題があるのだが。ともかく、乗り物以外にも関心を向けて、チャレンジ・再チャレンジを積み重ねていこう、その心構えだけは忘れずにいよう、今は考えています。どれもこれも、コロナ禍の行方次第、だけれども。
以前から少し予告しているのだが、来年は1月3日の勤務終了後、北海道に行ってきます。日高本線の代行バスに乗ります。廃止申請が出されていて、鉄道で様似に行く事はもはや叶わないが、せめて、「青春18きっぷ」で代行バスに乗れる今のうちに、日高本線の現状を見ておきたいと思います。ただ、ウィルスだけでなく、これから予想される悪天が心配で、最低、新千歳までの航空便が飛んでくれるか。帰りは北海道新幹線〔はやぶさ〕で、初めて新函館北斗から東京まで乗り通します。
このため、来年は5日を第1回目の更新とする予定です。そこから、通常通りの火・木・土・日更新に戻します。
今こんな事を口にしても、非現実的でしょう。でも、それでも言わずにはいられない。
来年こそ、皆にとって、穏やかな1年となるように。と。
皆様、どうか良いお年をお迎えください。ウィルスには気を付けて。
№2268 JTB時刻表から見る日本の乗り物 2020年
5年後、10年後、そして50年後、100年後、「2020年」という年は、どのように語られる事になるのだろうか。新型コロナウィルスの猛威が日本を、いや全世界を恐怖に陥れ、人々の生活に重大な危機をもたらし続けた2020(R2)年が、終わろうとしています。個人的に今の心境、なんと表現して良いか解らないのだが…。ともかく例年通り、JTB時刻表を中心にして、今年1年の日本の、鉄道を中心とした交通を回顧します。
明るい話題もなかったわけではないのだが、何もかもが多かれ少なかれ、コロナの影響を直接的・間接的に受けてしまって、より重苦しい状況を生み出してしまったと思います。加えて7月には九州でまたも豪雨があり、多大な被害を受けた路線もありました。
《2020年の十大ニュース》
◆ 新型コロナウィルス感染禍 交通業界に大打撃
新型コロナウィルス感染禍の日本の、そして全世界における甚大な悪影響は、今さら語る事はないが、交通業界においても、重大なまでに深刻な影響を与える事になった。
元々「移動のニーズ」が存在してこその交通システムなのに、ウィルス感染の拡大もまた、人の移動・行動と連動して起きるのだから、当然両者は相容れず、感染を封じ込めようと思えば、交通は犠牲とならざるを得ない。2月の後半以降、全国でイベントが相次ぎ中止になり、対応する臨時列車も、多数の取りやめが発生。長距離の高速バスや、観光列車も多数が運休に追い込まれていった。そして4月に「緊急事態宣言」が発出されると、日常の運行にも影響が出るようになり、特に地方の鉄道・バスは、観光路線を中心に運休や減便が相次いだ。GW中も、小田急ロマンスカーなど特急が全部または一部が運休、大阪メトロでは間引き運転も実施。当時感染が深刻だった福岡県の西鉄は、土休日には特急が運休、最大で7割の減便を行う特別ダイヤを強いられた。また航空も、国を跨いだ往来が厳しく制限され、この数年日本の観光業界を支えてきたインバウンドも皆無となった事で、特に国際線の損害が多大だった。航空輸送の2次アクセスも影響を受け、空港特急〔成田エクスプレス〕〔スカイライナー〕〔はるか〕〔ラピート〕〔ミュースカイ〕も多数が運休、空港バス路線も大半が運休に追い込まれた。
「緊急事態宣言」解除後も大規模な夏祭りやイベントがことごとく中止になったが、それでも国内需要は少しずつ回復し、「Go To トラベル」キャンペーンもあって、秋以降は各観光地も賑わいを取り戻し、連れて国内交通の需要も回復傾向を見せていた。しかし11月後半以降、感染が再度急速に拡大し、12月になると感染者数・重症者数・死者数が各地で連日、過去最高を記録、医療体制の崩壊も叫ばれるようになった。「Go To トラベル」キャンペーンも一時停止を余儀なくされ、来年以降も再開が可能かどうか、見通しは不透明。この事は、各交通の経営に、さらに深刻なダメージを与える可能性を秘めている。既に零細貸切バス事業者は相当数が廃業し、航空も、エアアジア・ジャパンが経営破綻という事態に追い込まれている。
現状でも、特に長距離高速バスや観光路線、空港アクセスを中心に運休・減便が多数発生しており、一度運行を再開したり、再開を決定しても、再度運休・減便に追い込まれる路線が少なくない。鉄道でも空港特急は引き続き大多数が運休、JR北海道・JR西日本・JR九州・近鉄では、その他の特急列車の減便も発生している。地方では鉄道・バスが、今でも減便ダイヤのままの路線が数多くあり、航空も再度減便している路線が少なくない。ともかく感染がある程度でも収束の方向に向かわなければ、交通関係は来年も、苦難の時を覚悟しなければならない。
(一番上の画像は、日中の〔成田エクスプレス〕の運休で、鎌倉駅の留置線に留め置かれるE259系。本来は行楽用として、各地から乗り入れる臨時列車の車両を留置する線路だが)
◆ JR東日本 新特急車〔サフィール踊り子〕デビュー
この中でも、東西で新型特急車のデビューが相次いだ。共に、既存のハイグレード特急車両をさらに上回るグレードを備えて生み出された。
3月14日改正時、東京~伊豆急下田間にデビューしたE261系〔サフィール踊り子〕は、8連のうちの座席車7両全てがグリーン車となり、一般的な2-1配置のグリーン車の他、独立下1-1配置のプレミアムグリーン車、4人・6人の個室が設定されている。プレミアムグリーン車は、宝石状のマークで区別された。4号車はカフェテリアとなり(マークはない)、ヌードルを中心としたメニューが提供される(「サフィールPay」からの事前予約が可能)。
通常は東京~伊豆急下田間を1日1往復、週末には東京または新宿~伊豆急下田間に1往復が追加で運行される。
これまでの伊豆行特急の主役だった251系〔スーパービュー踊り子〕は、改正前日の3月13日を持って運行を終了、引退した。また在来の〔踊り子〕の一部が、中央線から転用改造されたE257系に置き換えられている。来春改正では、修善寺編成も含めた全列車がE257系となり、伊豆行特急は面目を一新する。
◆ 近鉄 新特急車「ひのとり」デビュー
「ひのとり」(80000系)は、「アーバンライナー」に代わる名阪甲特急専用車両として、やはり3月14日にデビューした。両先頭車両がハイデッカー構造で、バックシェル付きの本革リクライニングシートを2-1で配置したプレミアム車両で、エントランスは、コーヒーや菓子類の販売機を設けた「カフェスポット」となった。中間車が標準床で、やはりバックシェル付きのシートを2-2でレギュラー車両となった。デッキ部にベンチスペースが3か所設けられている。共に、「しまかぜ」同様、通常の特急料金に加え、特別料金を必要とする。
当初は6連が製造されたが、秋以降は8連も加わり、現状では大阪難波・近鉄名古屋両駅を毎時00分に出発する甲特急は、ほとんどが「ひのとり」となった。置き換えの対象となった「アーバンライナー」は乙特急に転用、老朽化した在来特急車両を淘汰していく事になる。
◆ 東海道新幹線N700S系デビュー 〔のぞみ〕毎時12本ダイヤ実現
N700S系は、N700系シリーズの改良型で、先頭部のデザインの形状を変更し、騒音や走行抵抗、振動を低減させた。車内設備では、グリーン車・普通車とも新設計のリクライニングシートを装備、普通車も全席にコンセントが設けられた。量産車が7月にデビューし、東海道新幹線の各種列車で運用されている。
これに先立つ3月14日改正では、東海道新幹線では、〔のぞみ〕を1時間当たり最大12本運行できる新ダイヤとなった。また、700系の退役で全列車がN700系シリーズとなった事で、〔のぞみ〕全列車が、東京~新大阪間を2時間30分以下で走る事となった。東京~博多間は、〔のぞみ〕全列車が、5時間を切る事になる。
しかし、コロナ禍の影響で、初の「のぞみ12本ダイヤ」が施行されるはずだったGWは、「緊急事態宣言」発出により、臨時列車の大半が運休する事態になった。初の施行は8月9日で、現年末年始輸送でも行われているが、現状では、「三密」回避の性格が濃く、利用率は極めて低調である。
◆ 高輪ゲートウェイ駅・虎ノ門ヒルズ駅開業
東京の都心に、新たに2つの駅が開業した。いずれも、将来のビジネスユースを見込んだ駅である。
JR山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅は、ダイヤ改正と同日の3月14日に開業した。付近は元々、東京機関区・品川客車区・田町電車区と、長距離列車の車両基地がおかれていた所で、跡地に新線を建設してルートを変更し、その途上に開設したものである。山手線の新駅は、1971(S46)年開業の西日暮里以来49年ぶり、東京23区内のJR東日本の駅で、新線の開業に伴わない新駅としては、1986(S61)年開業の横須賀線・西大井以来、34年ぶりとなった。民営化以降では初である。ロボットの実証実験や、無人AI決済コンビニの開業などの試みが見られる。
付近では、都営地下鉄泉岳寺駅付近まで含めた大規模な再開発事業が、2025(R7)年にかけて展開される見込みである。
東京メトロ・日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅も、虎ノ門エリアの再開発に合わせて、6月6日に開業した。日比谷線の新駅の開業は、全線開業以降では初、東京メトロ全体でも、新線の開業に伴わない新駅としては、2000(H12)年の東西線・妙典(東京23区内では、1997(H9)年の銀座線・溜池山王)以来となる。現状は暫定的開業の意味合いが濃く、中目黒方向と北千住方向で入口・改札が全く別となっており、銀座線・虎ノ門駅との乗換駅に指定されたが、特に北千住方向のホームとの間は、現状では地上に出て移動する必要がある。将来的にはホーム下に統一された駅施設が建設され、本格的な開業となる。虎ノ門ヒルズからは、晴海方面に向けての「東京BRT」がプレ運行をスタートさせている他、羽田空港へのバスも運行を開始した。
◆ 日比谷線~東武直通〔THライナー〕運行開始
虎ノ門ヒルズ駅が開業した6月6日、日比谷線と東武スカイツリーライン(伊勢崎線)を直通するライナー列車〔THライナー〕が運行を開始した。これまで、この直通ルートの列車は全て、各駅停車タイプだったが、〔THライナー〕は両線とも、主要駅のみの停車として、速達化を図った。東武70090型(70000系の派生形)を使用し、平日・土休日とも、朝方は久喜→恵比寿間2本、夜間は霞ケ関→久喜間5本を運行する。日比谷線直通で久喜発着が設定されるのも初で、JRへの対抗策が見て取れる。
東京メトロのライナー列車は、有楽町線・副都心線~西武池袋線・西武秩父線直通の〔S-TRAIN〕に次ぐものとなった。「緊急事態宣言」解除以降、東京メトロを含めライナー列車を運行する各社で、着席が保証されて混雑しない(=「三密」にならない)ライナー列車を、積極的にPRする動きが見られる。
なお、18m3ドア(一部5ドア)の日比谷線の03系、東武20000系各シリーズは、全てこの相直ルートからは引退した。共にコロナ禍の影響でサヨナラ運転も行われず、静かな退役となった。03系は熊本電鉄に加え、長野電鉄や北陸鉄道に一部が移籍している。20000系シリーズは改造の上、栃木県内のローカル運用に、次の活躍の場を見出している。
◆ 富山市内線・富山港線相互直通運転開始
あいの風とやま鉄道・富山駅の高架化完成により、北部の富山港線と、南部の富山地鉄富山市内線が一本の線路で結ばれ、3月21日に両線の直通運転が開始された。
直通後は、富山港線も従来の富山駅北駅から延伸して高架下の市内線富山駅に直結、市内線の3方向(南富山駅前・富山大学前・環状線)との直通運転を行っている。直通運転は全て超低床車両によって行われており、元から富山地鉄のT100形とデ9000形、旧ライトレール車の0600形・0600形E形が使用される(T100形以外は富山市所有)。
これに先立つ2月22日、富山港線を運営していた富山ライトレールは、富山地方鉄道と合併した。1924(T13)年に富山港線を開業させた富岩鉄道は、17年後に富山電気鉄道(今の富山地方鉄道)に経営を譲渡しており、その後国有化・民営化・LRT化を経て、再度富山地方鉄道の運営に戻る事となった。
◆ 7月豪雨 肥薩線・久大本線など長期不通
九州地方を襲った「令和2年7月豪雨」では、特に熊本県の球磨川流域を中心に甚大な被害をもたらし、球磨村の特別老人ホームを中心に、多数の犠牲者を出す惨事となった。
鉄道も、肥薩線やくま川鉄道で橋梁の流出が多数発生したほか、久大本線でも橋梁の流出や土砂の流入、肥薩おれんじ鉄道でも土砂の流入などで、長期の不通に追い込まれる事になった。
このうち、肥薩おれんじ鉄道は11月1日に全線で運行を再開した。
また、久大本線は豊後森~由布院~向之原間が不通となったが、庄内~向之原間は8月29日に再開、残りの区間について、JR九州は今年度内の再開を目指すと発表している。
しかし、肥薩線及びくま川鉄道は、球磨川の治水対策の方向性を見定める必要があり、熊本県知事はダム建設を示唆しているものの、今後も紆余曲折が予想され、両路線とも、運行再開までには数年単位の大幅な時間を要すると見込まれる。
肥薩線のD&S列車〔かわせみ・やませみ〕と〔いさぶろう〕〔しんぺい〕の編成は、両者を併結して、博多~門司港間で土休日を中心に臨時運行を行っている。〔ゆふいんの森〕は、71系が由布院で孤立した状況にあり、72系の1編成により、博多~豊後森間で2往復の運行を行っている(検査時は185系〔ゆふ〕で運行)。
◆ 常磐線・箱根登山鉄道・豊肥本線など運行再開
一方で東日本大震災や熊本地震、昨年の豪雨などで被災した鉄道の再開が進んだ。
常磐線は、福島県の区間で東日本大震災に加え、福島第一原子力発電所の事故による立ち入り規制のため、長期間不通となっていた。しかし、復旧工事が進んだ事に加え、沿線で最後まで残っていた地域の避難指示が解除になった事で、3月14日、9年ぶりに全線の運行の再開を見た。〔ひたち〕3往復が品川・上野からいわきを経て仙台まで直通する他、普通列車は運行形態が震災前と変わり、全列車が水戸地域のE531系5連で運行されている。
箱根登山鉄道は、昨年の台風と豪雨で、箱根湯本~強羅間が不通となっていたが、7月23日に運行を再開した。沿線では今でも、残存の復旧工事が進められている。
同じく昨年の台風19号で不通になっていた、阿武隈急行・富野~丸森間は、10月31日に運行を再開している。当面は暫定的なダイヤで運行され、本数は限定されている。
さらに、熊本地震のため不通になっていた豊肥本線・肥後大津~阿蘇間は8月8日、4年ぶりに運行を再開している。〔九州横断特急〕〔あそぼーい!〕が熊本~大分(別府)間の全区間で運行を再開した他、熊本~宮地間に〔あそ〕が設定されている。
西金~常陸大子間で不通になっていた水郡線は、7月4日に西金~袋田間で再開した。袋田~常陸大子間は、来年3月27日に運行再開を予定している。この他、前年末の時点では不通になっていた、吾妻線や三陸鉄道、小湊鐵道の不通区間も、再開になっている。
第3セクター鉄道では、他事業者が中心となった、資金面の支援の動きが活発だった。
これらを踏まえ、今日現在の、日本の鉄道の長期不通区間をまとめた。
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
JR東日本 只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
水郡線:袋田~常陸大子間 3.8㎞
JR九州 久大本線:豊後森~庄内間 41.3㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
肥薩線:八代~吉松間 86.8㎞
上田電鉄 上田~城下間 0.8㎞
叡山電鉄 市原~鞍馬間 3.5㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
くま川鉄道 人吉温泉~湯前間 24.8㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
合計385.8㎞(実際は361.7㎞)となり、昨年の414.1㎞(実際は390.0㎞)よりは減少した。しかし、特にJR九州では、特に観光を支える幹線区の長期の不通が慢性化していて、コロナ禍と共に、長期に渡る経営への不安が心配される。なお、水郡線・久大本線(日時まだ未発表)の他、上田電鉄が3月28日に全線の運行再開を予定。
◆ 札沼線 非電化区間廃止
札沼線・桑園~新十津川間のうち、札幌の近郊区間に位置する南部(桑園~新十津川間)は、「学園都市線」の愛称を与えられた通勤・通学路線として発展し、2012(H24)年には電化も行われていたが、北海道医療大学より北側は、利用者の減少が著しく、JR北海道経営の重しの一つとなっていた。豊ヶ丘駅は「秘境駅」として知られていたが、特に2016(H28)年には浦臼~新十津川間は1日1往復にまで削減され、路線そのものが「秘境化」していた。
非電化区間は、今年5月6日を持って廃止となった。しかし、ここにもコロナ禍の影響が出てしまい、最終運行計画が二転三転した挙句、北海道の外出自粛要請のあおりで、急遽4月17日の新十津川発列車を持って運行が休止する、悲劇的な幕切れとなってしまった。
(石狩当別~石狩月形~浦臼間に設定された代替バスは、4月1日より運行を開始していた。浦臼~新十津川間は既存の路線バスがある)
◆ その他
● 東海道・山陽・九州新幹線「特大荷物スペース付き座席」制度導入
一部車両の最後部座席を指定、事前に予約する。「特大荷物」とは、基本的には3辺(縦・横・高さ)の合計が160㎝を超え、250㎝以内の荷物。自由席には持ち込めず、予約なしで持ち込んだ場合は、持ち込み手数料を支払ったうえで、特大荷物スペース付き座席に着席する事になる。
● JR・私鉄全列車 座席車完全禁煙化
新幹線700系引退と、近鉄特急の全面禁煙で達成。定期列車で喫煙できるのは、〔サンライズ〕の一部個室寝台のみとなった。
● 北海道新幹線 青函トンネル内210km/h運転実施
明日31日から年末年始の一部列車で実施。東京~新函館北斗間は、最速3時間55分に短縮される。
● 観光特急〔36ぷらす3〕〔志国土佐 時代の夜明けのものがたり〕運行開始
JR九州の〔36ぷらす3〕は783系電車、JR四国の〔志国土佐 時代の夜明けのものがたり〕は185系DCと、在来特急車からの改造。
● 「WEST EXPRESS 銀河」デビュー
コロナ禍によりデビューが9月に延期。当面は日本旅行の旅行商品のみ販売となり、時刻表(JR版も)からは、一度掲載されていた時刻が消えている。
● 北海道261系「はまなす編成」デビュー
フリースペース「はまなすラウンジ」や、販売カウンターが設けられている。当面は在来の定期特急の運用を置き換える形で、全道を走る。
● 磐越西線快速〔あいづ〕に指定席設定
E721系の半室に設定。検査時は全車自由席の編成で代走。
● 東海道本線 御厨駅開業
開業記念の特急〔御厨〕の運転が予定されていたが、コロナ禍で取りやめ。
● 古瀬・南弟子屈・池の浦シーサイド(臨時)駅廃止
池の浦シーサイド駅は夏季限定の営業だったが、2年前から営業を休止していた。
● 気仙沼線・大船渡線BRT 鉄道としては廃線
規則面ではほとんど変わらず、「青春18きっぷ」も引き続き利用可。なお、上鹿折~陸前矢作間は、実際には直接つながっていない。
● 東武アーバンパークライン(野田線) 全線急行運転開始
特に柏~船橋間は全区間が複線化、高柳駅で急行⇔普通相互間の乗り換えが可能なダイヤとなっている。
● 羽田空港ターミナル各駅 全面的改称
第2ターミナル国際線エリア新設により、旧国際線ターミナルは第3ターミナルに改称。
● 札幌市電上下分離 札幌市交通事業振興公社が運営開始
線路・施設は引き続き札幌市交通局が保有。営業面の変化はない。11月より、新体制で初の「雪ミク電車」がスタート(オンラインで見られる)。
● 北神急行電鉄 神戸市に事業譲渡 市営地下鉄北神線スタート
新神戸~谷上間の運賃が、550円→280円に引き下げ。
● ZIP AIR TOKYO就航
JALが設立した中・長距離路線専門のLCC。貨物便で営業デビューし、10月より旅客運行開始。
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 東海道新幹線 浜松~豊橋 (700系)
● 今、乗っておきたい列車 2020
2月号 「天空ノ鉄道物語」アンバサダー 中川家 礼二&松井 玲奈
● 特別展 天空ノ鉄道物語 潜入レポート
3月号 東海道本線 早川~根府川 E261系〔サフィール踊り子〕
● 2020年3月、ダイヤ改正で JRはこう変わる!
● 富岡町に行こう!
特別付録:特急運転系統図2020&ありがとう700系ポスター
4月号 近畿日本鉄道 新型名阪特急〔ひのとり〕
● 春の私鉄 ダイヤ改正大特集
特別付録:私鉄特急大図鑑2020
5月号 小田急電鉄 開成~栢山間 ロマンスカーVSE
● 「エヴァンゲリオン×箱根 2020」を楽しもう!
● 2020年のアニメ×鉄道
特別付録: 「エヴァンゲリオン×箱根 2020」特製マスクケース
6月号 伯備線 黒坂~根雨 (WEST EXPRESS 銀河)
● 「WEST EXPRESS 銀河」徹底特集
● 近年ブーム?全国 夜行列車
特別付録:「WEST EXPRESS 銀河」しおりセット
7月号 山陰本線 玉江~三見 (キハ40形)
● JTB時刻表 家でも楽しめる活用術
8月号 釜石線 平倉~足ケ瀬 (キハ110形)
● 鉄道への思いとエール
9月号 東海道新幹線 N700S
● ニューフェース 列車カタログ2020
10月号 東海道新幹線 新富士~静岡 (N700系)
(グラビアなし)
特別付録:2021 絶景鉄道カレンダー
11月号 宗谷本線 徳満~兜沼
●友近・礼二の妄想トレイン 撮影現場潜入レポート
特別付録:令和を走る国鉄車両カレンダー2020
12月号 JR九州 WAKU WAKU ADVENTURE 新幹線
● ピクサーデザイン新幹線に乗ろう
● この秋、首都圏の鉄道は便利に変化!
《裏表紙の広告》
3月号以降は原則として、「JR繁忙期・閑散期カレンダー」になりました。
1月号 特別展 天空ノ鉄道物語
2月号 特別展 天空ノ鉄道物語
5月号 エヴァンゲリオン×箱根 2020
12月号 電車でGO!! はしろう山手線
《定価》
1~12月号 1,205円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年から、ジャンルに関係なく、月毎に5つずつ記します。「これもあるだろ!」という出来事も多数あるはずだが、全部は網羅できていないでしょう。ご承知置き下さい。新型コロナウィルス関連と7月豪雨は、共にここからは敢えて除きました。しかし、コロナ禍除外は、大変難しかった…。
1月
● IRリゾート汚職疑惑 秋元 司衆議院議員逮捕
● イラン ウクライナ旅客機撃墜 米・イラン対立先鋭化
● 伊方原発3号機 運転不認可
● 元NBAスター コービー・ブライアント事故死
● イギリス EU離脱
2月
● 槇原 敬之 覚せい剤所持で逮捕
● 元プロ野球 野村 克也氏 死去
● 韓国映画「パラサイト」 アカデミー作品賞受賞
● 南極で18.3℃ 観測史上最高気温記録
● 「森友学園」搾取事件 前理事長夫妻に有罪判決
3月
● やまゆり園殺傷事件 被告に死刑判決
● 野田市小学生虐待死事件 父親に実刑判決
● 嵐 ベスト盤 「世界で最も売れたアルバム」としてギネス認定
● 福島第一原発事故 東京電力に賠償命令
● トヨタ自動車・NTT 「スマートシティ」開発で業務資本提携
4月
● 改正健康増進法全面施行 屋内は原則全面禁煙
● 徳島市長選挙 史上最年少女性市長誕生
● 河井前法務大臣 現金譲渡問題発覚
● 楽天 携帯電話事業 本格稼働
● 福岡 子供人質立てこもり事件
5月
● 東京高検 黒川検事長 緊急事態宣言下の賭けマージャンで辞職
● 「国家安全法制」巡り 香港で大規模デモ
● 米黒人男性 警察官に射殺 抗議運動活発化
● 京都アニメーション放火事件 容疑者逮捕
● 女子プロレスラー急逝 SNSの在り方議論本格化
6月
● 河井前法務大臣夫妻 公選法違反で逮捕
● イージス・アショア配備計画 撤回発表
● 東京ミネルヴァ法律事務所 破産手続き開始
● 中国・インド 領有権係争地帯で衝突
● 北朝鮮拉致事件被害者の父 横田 茂氏死去
7月
● レジ袋原則有料化
● 東京都知事選挙 小池 百合子氏再選
● 韓国 パク・クネ前大統領 懲役20年の判決
● 藤井 聡太七段 17歳で最年少八大タイトル「棋聖」獲得
● 「黒い雨」被害者訴訟 原告全員を被爆者と認定
8月
● ベイルートで大爆発
● モーリシャス沖で日本船籍タンカー座礁
● TikTok巡り 米中対立
● 安倍首相 健康上理由に辞任表明
● 国民民主党 解党し立憲民主党との合流決定
9月
● 大坂 なおみ 全米オープンテニス 2度目の優勝
● ドコモ口座・ゆうちょ銀行 預金不正引き出し問題
● 菅 義偉氏 第99代首相に指名
● 楽天 5Gサービス開始
● 米カリフォルニア州山火事 最悪規模に拡大
10月
● 東京証券取引所 システムトラブルで取引全面停止
● 日本学術会議 人選で議論紛糾
● 日本=イギリス間EPS(経済連携協定)締結
● 正規・非正規雇用の関係 最高裁から相次ぎ判決
● アニメ映画「鬼滅の刃」 記録的大ヒット
11月
● 「大阪都」構想 住民投票で反対多数
● 米大統領選挙 ジョー・バイデン氏 勝利宣言
● 「スペースX」新型ロケット 打ち上げ成功
● RCEP 首脳会議で合意し署名式
● サッカー元アルゼンチン代表 ディエゴ・マラドーナ 死去
12月
● 北日本で記録的豪雪 高速道で長時間立ち往生発生
● 水虫薬に睡眠導入剤混入
● 「はやぶさ2」カプセル 地球に帰還
● 北陸新幹線延伸 事業費増加で業務改善命令
● 嵐 活動休止
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-0巨人 MVP:栗原 陵矢
日本ダービー優勝馬 コントレイル 鞍上:福永 祐一
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● 来年の乗り物はどうなる
少なくとも1年間は、コロナ禍の影響を引きずる事になると、覚悟を決めなければなるまい。とにかく今の所、明るい話題がまるで聞こえてこない。まず、明日の終夜運転が取りやめになるなど、年始輸送からいきなり影響が出る事になる。18日にリリースされたJRグループの3月13日ダイヤ改正では、元々予告されていた大都市圏での最終電車の繰り上げが実施され(コロナ禍だけが理由ではないが)、JR北海道に加え、JR西日本やJR九州でも、在来線特急の減便・運行区間の縮小が予告されています。最終繰り上げは、大都市だけでなく、地方路線でも相当数行われ、日中が減便になる路線も少なくありません(特に西日本のJR三社)。純粋な新車両のデビューも、JR東日本の房総ローカル用E131系以外はない(横須賀・総武快速線用E235系がデビュー済みだが)。私鉄も、関東各社や西鉄では最終電車の繰り上げが発表・予告されていて、さらには日中も減便になりそうな路線もあるようです。
観光は、インバウンドがすぐには戻って来ないはずだし、来年いっぱい位は低迷続きそう。あとは〔踊り子〕のE257系全面置き換えとライナー特急〔湘南〕運行開始、京阪3000系にプレミアムカー連結、久大本線・水郡線・上田電鉄の全線再開、一方で日高本線(鵡川~様似間)の廃止(10月いっぱいの予定だが、繰り上げの公算が大だと思う)、阿佐海岸鉄道のDMV転換、男鹿線の全面電車化が予定・予想されます。
年の序盤は、東海道本線で185系引退フィーバーが起こる事になるでしょう。国鉄型特急車両を使用した特急は〔やくも〕〔オホーツク〕〔大雪〕のみになります(北海道の183系はハイデッカーグリーン車など、民営化後の製造が大半)。
水戸線(E531系5連)などのワンマン化の予告や、各地の駅の合理化(無人化や窓口営業時間の縮小)に見られるように、鉄道では要員を削減する傾向が、さらに進みそうです。来年はそうはならないとしても、再来年以降に向けての布石は打たれるでしょう。また車内サービスの縮小もJRで深度化する上に、小田急ロマンスカーでも車内販売の終了が予告されており、一部の「豪華列車」と、そうでない列車の二極分化が、さらに進む事になります。一般の特急でも、「ひのとり」の「カフェスポット」位は欲しいけれど。
小田急「ロマンスカーミュージアム」は来年、予定通りの開館を迎えられるだろうか?そうなったとしても最初のうちは、予約客だけ時間を指定した上で受け入れ、という形になりそうな気がする。
「ムーンライト」は、再び運行があるのか?静岡でE257系(2500番台5連だが)の訓練運転が行われており、運行再開の期待もあるが、これもコロナ禍の状況次第でしょう。
仕切り直しとなる東京オリ・パラも、規模は縮小されるはず。観客輸送がどういう体制になるのか。とにかく開催されれば御の字、になるのでしょう。
他には、低公害車両の導入がどこまで進むか。JR東海のHC31系は、臨時列車という形態でも、営業運転に就く可能性はあるだろうか。
「テレワーク」の推奨もあって、首都圏など都会を離れ、地方に転居する人々が増えていると。聞く。しかし、通常は「テレワーク」に「巣ごもり需要」「おうち〇〇」、たまの外出は乗用車(マイカーやレンタカーに加え、「サブスクリプション」なるものの利用が増えていると聞いている。既に「緊急事態宣言」下のGWの間も、場所によっては渋滞が起きた所もあった)、という行動様式が定着してしまうと、公共交通機関にとっては、沿線の住人の増加も、何のメリットももたらさない。いくら事業者側がウィルス感染対策を打ち出して安全性をアピールしても、肝心の移動という行為自体がリスキーであるとの認識が定着してしまえば、事業者側には打つ手がない。移動のニーズが消滅すれば、「経営努力で利用者を増や」そうにも、前提が成り立たなくなるのだから。既に零細貸切事業者で起きている破綻劇が、公共交通の、鉄道でもバスでも起きる事になりはしないか、そこまで行かないとしても、業界全体を揺るがす位のレベルの大規模な再編成劇も、起こる可能性はあるでしょう。来年にはないとしても、種は蒔かれる事になるかも知れない。
「新しい生活様式」は、たとえコロナ禍がある程度収束を見ても、引き続き各分野でもてはやされるのだろうが、交通に関しては、それは生き死にが懸かった事態を招く可能性があります。受け入れなければならない事項は多々ある事も覚悟はするが、本当に「新しい生活様式」の追求が正しい方向なのか、その行方は各交通機関・事業者にどのような影響をもたらす事になるのか、来年1年は、重大な関心を持って、見届ける必要があるでしょう。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
27日 バトミントン全日本総合選手権 男子は桃田 賢斗3連覇 女子は奥原 希望2連覇
(コロナ禍で困窮の学生に食料配布 大分県別府市)
28日 アスベスト混入バスマット 自主回収開始
(外国人新規入国 1月末まで停止)
29日 「徴用資産」差し押さえ関係書類 韓国裁判所が「公示送達」
(在日米軍基地 ワクチン接種開始)
30日 重さ700㎏ 巨大鏡餅奉納 栃木県高根沢町 安住神社
(イギリス政府 アストラゼネカ等開発のワクチンを承認)
北日本を中心に大雪が予想され、山形新幹線の山形~新庄間は、明日の夕方から、明後日の元日いっぱいは計画運休と発表されています。新型コロナウィルス感染拡大で、どの新幹線も利用者が大幅に減少している、という事でもあり、早めに休みにしても、大した影響はないでしょう。大雪の中無理に出歩いたりする人が少なくなる事で、ウィルス感染の拡大防止にはいいのかも。最も、救急搬送などの面で困った事態になるかも知れないのだが。
明るい話題もなかったわけではないのだが、何もかもが多かれ少なかれ、コロナの影響を直接的・間接的に受けてしまって、より重苦しい状況を生み出してしまったと思います。加えて7月には九州でまたも豪雨があり、多大な被害を受けた路線もありました。
《2020年の十大ニュース》
◆ 新型コロナウィルス感染禍 交通業界に大打撃
新型コロナウィルス感染禍の日本の、そして全世界における甚大な悪影響は、今さら語る事はないが、交通業界においても、重大なまでに深刻な影響を与える事になった。
元々「移動のニーズ」が存在してこその交通システムなのに、ウィルス感染の拡大もまた、人の移動・行動と連動して起きるのだから、当然両者は相容れず、感染を封じ込めようと思えば、交通は犠牲とならざるを得ない。2月の後半以降、全国でイベントが相次ぎ中止になり、対応する臨時列車も、多数の取りやめが発生。長距離の高速バスや、観光列車も多数が運休に追い込まれていった。そして4月に「緊急事態宣言」が発出されると、日常の運行にも影響が出るようになり、特に地方の鉄道・バスは、観光路線を中心に運休や減便が相次いだ。GW中も、小田急ロマンスカーなど特急が全部または一部が運休、大阪メトロでは間引き運転も実施。当時感染が深刻だった福岡県の西鉄は、土休日には特急が運休、最大で7割の減便を行う特別ダイヤを強いられた。また航空も、国を跨いだ往来が厳しく制限され、この数年日本の観光業界を支えてきたインバウンドも皆無となった事で、特に国際線の損害が多大だった。航空輸送の2次アクセスも影響を受け、空港特急〔成田エクスプレス〕〔スカイライナー〕〔はるか〕〔ラピート〕〔ミュースカイ〕も多数が運休、空港バス路線も大半が運休に追い込まれた。
「緊急事態宣言」解除後も大規模な夏祭りやイベントがことごとく中止になったが、それでも国内需要は少しずつ回復し、「Go To トラベル」キャンペーンもあって、秋以降は各観光地も賑わいを取り戻し、連れて国内交通の需要も回復傾向を見せていた。しかし11月後半以降、感染が再度急速に拡大し、12月になると感染者数・重症者数・死者数が各地で連日、過去最高を記録、医療体制の崩壊も叫ばれるようになった。「Go To トラベル」キャンペーンも一時停止を余儀なくされ、来年以降も再開が可能かどうか、見通しは不透明。この事は、各交通の経営に、さらに深刻なダメージを与える可能性を秘めている。既に零細貸切バス事業者は相当数が廃業し、航空も、エアアジア・ジャパンが経営破綻という事態に追い込まれている。
現状でも、特に長距離高速バスや観光路線、空港アクセスを中心に運休・減便が多数発生しており、一度運行を再開したり、再開を決定しても、再度運休・減便に追い込まれる路線が少なくない。鉄道でも空港特急は引き続き大多数が運休、JR北海道・JR西日本・JR九州・近鉄では、その他の特急列車の減便も発生している。地方では鉄道・バスが、今でも減便ダイヤのままの路線が数多くあり、航空も再度減便している路線が少なくない。ともかく感染がある程度でも収束の方向に向かわなければ、交通関係は来年も、苦難の時を覚悟しなければならない。
(一番上の画像は、日中の〔成田エクスプレス〕の運休で、鎌倉駅の留置線に留め置かれるE259系。本来は行楽用として、各地から乗り入れる臨時列車の車両を留置する線路だが)
◆ JR東日本 新特急車〔サフィール踊り子〕デビュー
この中でも、東西で新型特急車のデビューが相次いだ。共に、既存のハイグレード特急車両をさらに上回るグレードを備えて生み出された。
3月14日改正時、東京~伊豆急下田間にデビューしたE261系〔サフィール踊り子〕は、8連のうちの座席車7両全てがグリーン車となり、一般的な2-1配置のグリーン車の他、独立下1-1配置のプレミアムグリーン車、4人・6人の個室が設定されている。プレミアムグリーン車は、宝石状のマークで区別された。4号車はカフェテリアとなり(マークはない)、ヌードルを中心としたメニューが提供される(「サフィールPay」からの事前予約が可能)。
通常は東京~伊豆急下田間を1日1往復、週末には東京または新宿~伊豆急下田間に1往復が追加で運行される。
これまでの伊豆行特急の主役だった251系〔スーパービュー踊り子〕は、改正前日の3月13日を持って運行を終了、引退した。また在来の〔踊り子〕の一部が、中央線から転用改造されたE257系に置き換えられている。来春改正では、修善寺編成も含めた全列車がE257系となり、伊豆行特急は面目を一新する。
◆ 近鉄 新特急車「ひのとり」デビュー
「ひのとり」(80000系)は、「アーバンライナー」に代わる名阪甲特急専用車両として、やはり3月14日にデビューした。両先頭車両がハイデッカー構造で、バックシェル付きの本革リクライニングシートを2-1で配置したプレミアム車両で、エントランスは、コーヒーや菓子類の販売機を設けた「カフェスポット」となった。中間車が標準床で、やはりバックシェル付きのシートを2-2でレギュラー車両となった。デッキ部にベンチスペースが3か所設けられている。共に、「しまかぜ」同様、通常の特急料金に加え、特別料金を必要とする。
当初は6連が製造されたが、秋以降は8連も加わり、現状では大阪難波・近鉄名古屋両駅を毎時00分に出発する甲特急は、ほとんどが「ひのとり」となった。置き換えの対象となった「アーバンライナー」は乙特急に転用、老朽化した在来特急車両を淘汰していく事になる。
◆ 東海道新幹線N700S系デビュー 〔のぞみ〕毎時12本ダイヤ実現
N700S系は、N700系シリーズの改良型で、先頭部のデザインの形状を変更し、騒音や走行抵抗、振動を低減させた。車内設備では、グリーン車・普通車とも新設計のリクライニングシートを装備、普通車も全席にコンセントが設けられた。量産車が7月にデビューし、東海道新幹線の各種列車で運用されている。
これに先立つ3月14日改正では、東海道新幹線では、〔のぞみ〕を1時間当たり最大12本運行できる新ダイヤとなった。また、700系の退役で全列車がN700系シリーズとなった事で、〔のぞみ〕全列車が、東京~新大阪間を2時間30分以下で走る事となった。東京~博多間は、〔のぞみ〕全列車が、5時間を切る事になる。
しかし、コロナ禍の影響で、初の「のぞみ12本ダイヤ」が施行されるはずだったGWは、「緊急事態宣言」発出により、臨時列車の大半が運休する事態になった。初の施行は8月9日で、現年末年始輸送でも行われているが、現状では、「三密」回避の性格が濃く、利用率は極めて低調である。
◆ 高輪ゲートウェイ駅・虎ノ門ヒルズ駅開業
東京の都心に、新たに2つの駅が開業した。いずれも、将来のビジネスユースを見込んだ駅である。
JR山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅は、ダイヤ改正と同日の3月14日に開業した。付近は元々、東京機関区・品川客車区・田町電車区と、長距離列車の車両基地がおかれていた所で、跡地に新線を建設してルートを変更し、その途上に開設したものである。山手線の新駅は、1971(S46)年開業の西日暮里以来49年ぶり、東京23区内のJR東日本の駅で、新線の開業に伴わない新駅としては、1986(S61)年開業の横須賀線・西大井以来、34年ぶりとなった。民営化以降では初である。ロボットの実証実験や、無人AI決済コンビニの開業などの試みが見られる。
付近では、都営地下鉄泉岳寺駅付近まで含めた大規模な再開発事業が、2025(R7)年にかけて展開される見込みである。
東京メトロ・日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅も、虎ノ門エリアの再開発に合わせて、6月6日に開業した。日比谷線の新駅の開業は、全線開業以降では初、東京メトロ全体でも、新線の開業に伴わない新駅としては、2000(H12)年の東西線・妙典(東京23区内では、1997(H9)年の銀座線・溜池山王)以来となる。現状は暫定的開業の意味合いが濃く、中目黒方向と北千住方向で入口・改札が全く別となっており、銀座線・虎ノ門駅との乗換駅に指定されたが、特に北千住方向のホームとの間は、現状では地上に出て移動する必要がある。将来的にはホーム下に統一された駅施設が建設され、本格的な開業となる。虎ノ門ヒルズからは、晴海方面に向けての「東京BRT」がプレ運行をスタートさせている他、羽田空港へのバスも運行を開始した。
◆ 日比谷線~東武直通〔THライナー〕運行開始
虎ノ門ヒルズ駅が開業した6月6日、日比谷線と東武スカイツリーライン(伊勢崎線)を直通するライナー列車〔THライナー〕が運行を開始した。これまで、この直通ルートの列車は全て、各駅停車タイプだったが、〔THライナー〕は両線とも、主要駅のみの停車として、速達化を図った。東武70090型(70000系の派生形)を使用し、平日・土休日とも、朝方は久喜→恵比寿間2本、夜間は霞ケ関→久喜間5本を運行する。日比谷線直通で久喜発着が設定されるのも初で、JRへの対抗策が見て取れる。
東京メトロのライナー列車は、有楽町線・副都心線~西武池袋線・西武秩父線直通の〔S-TRAIN〕に次ぐものとなった。「緊急事態宣言」解除以降、東京メトロを含めライナー列車を運行する各社で、着席が保証されて混雑しない(=「三密」にならない)ライナー列車を、積極的にPRする動きが見られる。
なお、18m3ドア(一部5ドア)の日比谷線の03系、東武20000系各シリーズは、全てこの相直ルートからは引退した。共にコロナ禍の影響でサヨナラ運転も行われず、静かな退役となった。03系は熊本電鉄に加え、長野電鉄や北陸鉄道に一部が移籍している。20000系シリーズは改造の上、栃木県内のローカル運用に、次の活躍の場を見出している。
◆ 富山市内線・富山港線相互直通運転開始
あいの風とやま鉄道・富山駅の高架化完成により、北部の富山港線と、南部の富山地鉄富山市内線が一本の線路で結ばれ、3月21日に両線の直通運転が開始された。
直通後は、富山港線も従来の富山駅北駅から延伸して高架下の市内線富山駅に直結、市内線の3方向(南富山駅前・富山大学前・環状線)との直通運転を行っている。直通運転は全て超低床車両によって行われており、元から富山地鉄のT100形とデ9000形、旧ライトレール車の0600形・0600形E形が使用される(T100形以外は富山市所有)。
これに先立つ2月22日、富山港線を運営していた富山ライトレールは、富山地方鉄道と合併した。1924(T13)年に富山港線を開業させた富岩鉄道は、17年後に富山電気鉄道(今の富山地方鉄道)に経営を譲渡しており、その後国有化・民営化・LRT化を経て、再度富山地方鉄道の運営に戻る事となった。
◆ 7月豪雨 肥薩線・久大本線など長期不通
九州地方を襲った「令和2年7月豪雨」では、特に熊本県の球磨川流域を中心に甚大な被害をもたらし、球磨村の特別老人ホームを中心に、多数の犠牲者を出す惨事となった。
鉄道も、肥薩線やくま川鉄道で橋梁の流出が多数発生したほか、久大本線でも橋梁の流出や土砂の流入、肥薩おれんじ鉄道でも土砂の流入などで、長期の不通に追い込まれる事になった。
このうち、肥薩おれんじ鉄道は11月1日に全線で運行を再開した。
また、久大本線は豊後森~由布院~向之原間が不通となったが、庄内~向之原間は8月29日に再開、残りの区間について、JR九州は今年度内の再開を目指すと発表している。
しかし、肥薩線及びくま川鉄道は、球磨川の治水対策の方向性を見定める必要があり、熊本県知事はダム建設を示唆しているものの、今後も紆余曲折が予想され、両路線とも、運行再開までには数年単位の大幅な時間を要すると見込まれる。
肥薩線のD&S列車〔かわせみ・やませみ〕と〔いさぶろう〕〔しんぺい〕の編成は、両者を併結して、博多~門司港間で土休日を中心に臨時運行を行っている。〔ゆふいんの森〕は、71系が由布院で孤立した状況にあり、72系の1編成により、博多~豊後森間で2往復の運行を行っている(検査時は185系〔ゆふ〕で運行)。
◆ 常磐線・箱根登山鉄道・豊肥本線など運行再開
一方で東日本大震災や熊本地震、昨年の豪雨などで被災した鉄道の再開が進んだ。
常磐線は、福島県の区間で東日本大震災に加え、福島第一原子力発電所の事故による立ち入り規制のため、長期間不通となっていた。しかし、復旧工事が進んだ事に加え、沿線で最後まで残っていた地域の避難指示が解除になった事で、3月14日、9年ぶりに全線の運行の再開を見た。〔ひたち〕3往復が品川・上野からいわきを経て仙台まで直通する他、普通列車は運行形態が震災前と変わり、全列車が水戸地域のE531系5連で運行されている。
箱根登山鉄道は、昨年の台風と豪雨で、箱根湯本~強羅間が不通となっていたが、7月23日に運行を再開した。沿線では今でも、残存の復旧工事が進められている。
同じく昨年の台風19号で不通になっていた、阿武隈急行・富野~丸森間は、10月31日に運行を再開している。当面は暫定的なダイヤで運行され、本数は限定されている。
さらに、熊本地震のため不通になっていた豊肥本線・肥後大津~阿蘇間は8月8日、4年ぶりに運行を再開している。〔九州横断特急〕〔あそぼーい!〕が熊本~大分(別府)間の全区間で運行を再開した他、熊本~宮地間に〔あそ〕が設定されている。
西金~常陸大子間で不通になっていた水郡線は、7月4日に西金~袋田間で再開した。袋田~常陸大子間は、来年3月27日に運行再開を予定している。この他、前年末の時点では不通になっていた、吾妻線や三陸鉄道、小湊鐵道の不通区間も、再開になっている。
第3セクター鉄道では、他事業者が中心となった、資金面の支援の動きが活発だった。
これらを踏まえ、今日現在の、日本の鉄道の長期不通区間をまとめた。
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
JR東日本 只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
水郡線:袋田~常陸大子間 3.8㎞
JR九州 久大本線:豊後森~庄内間 41.3㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
肥薩線:八代~吉松間 86.8㎞
上田電鉄 上田~城下間 0.8㎞
叡山電鉄 市原~鞍馬間 3.5㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
くま川鉄道 人吉温泉~湯前間 24.8㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
合計385.8㎞(実際は361.7㎞)となり、昨年の414.1㎞(実際は390.0㎞)よりは減少した。しかし、特にJR九州では、特に観光を支える幹線区の長期の不通が慢性化していて、コロナ禍と共に、長期に渡る経営への不安が心配される。なお、水郡線・久大本線(日時まだ未発表)の他、上田電鉄が3月28日に全線の運行再開を予定。
◆ 札沼線 非電化区間廃止
札沼線・桑園~新十津川間のうち、札幌の近郊区間に位置する南部(桑園~新十津川間)は、「学園都市線」の愛称を与えられた通勤・通学路線として発展し、2012(H24)年には電化も行われていたが、北海道医療大学より北側は、利用者の減少が著しく、JR北海道経営の重しの一つとなっていた。豊ヶ丘駅は「秘境駅」として知られていたが、特に2016(H28)年には浦臼~新十津川間は1日1往復にまで削減され、路線そのものが「秘境化」していた。
非電化区間は、今年5月6日を持って廃止となった。しかし、ここにもコロナ禍の影響が出てしまい、最終運行計画が二転三転した挙句、北海道の外出自粛要請のあおりで、急遽4月17日の新十津川発列車を持って運行が休止する、悲劇的な幕切れとなってしまった。
(石狩当別~石狩月形~浦臼間に設定された代替バスは、4月1日より運行を開始していた。浦臼~新十津川間は既存の路線バスがある)
◆ その他
● 東海道・山陽・九州新幹線「特大荷物スペース付き座席」制度導入
一部車両の最後部座席を指定、事前に予約する。「特大荷物」とは、基本的には3辺(縦・横・高さ)の合計が160㎝を超え、250㎝以内の荷物。自由席には持ち込めず、予約なしで持ち込んだ場合は、持ち込み手数料を支払ったうえで、特大荷物スペース付き座席に着席する事になる。
● JR・私鉄全列車 座席車完全禁煙化
新幹線700系引退と、近鉄特急の全面禁煙で達成。定期列車で喫煙できるのは、〔サンライズ〕の一部個室寝台のみとなった。
● 北海道新幹線 青函トンネル内210km/h運転実施
明日31日から年末年始の一部列車で実施。東京~新函館北斗間は、最速3時間55分に短縮される。
● 観光特急〔36ぷらす3〕〔志国土佐 時代の夜明けのものがたり〕運行開始
JR九州の〔36ぷらす3〕は783系電車、JR四国の〔志国土佐 時代の夜明けのものがたり〕は185系DCと、在来特急車からの改造。
● 「WEST EXPRESS 銀河」デビュー
コロナ禍によりデビューが9月に延期。当面は日本旅行の旅行商品のみ販売となり、時刻表(JR版も)からは、一度掲載されていた時刻が消えている。
● 北海道261系「はまなす編成」デビュー
フリースペース「はまなすラウンジ」や、販売カウンターが設けられている。当面は在来の定期特急の運用を置き換える形で、全道を走る。
● 磐越西線快速〔あいづ〕に指定席設定
E721系の半室に設定。検査時は全車自由席の編成で代走。
● 東海道本線 御厨駅開業
開業記念の特急〔御厨〕の運転が予定されていたが、コロナ禍で取りやめ。
● 古瀬・南弟子屈・池の浦シーサイド(臨時)駅廃止
池の浦シーサイド駅は夏季限定の営業だったが、2年前から営業を休止していた。
● 気仙沼線・大船渡線BRT 鉄道としては廃線
規則面ではほとんど変わらず、「青春18きっぷ」も引き続き利用可。なお、上鹿折~陸前矢作間は、実際には直接つながっていない。
● 東武アーバンパークライン(野田線) 全線急行運転開始
特に柏~船橋間は全区間が複線化、高柳駅で急行⇔普通相互間の乗り換えが可能なダイヤとなっている。
● 羽田空港ターミナル各駅 全面的改称
第2ターミナル国際線エリア新設により、旧国際線ターミナルは第3ターミナルに改称。
● 札幌市電上下分離 札幌市交通事業振興公社が運営開始
線路・施設は引き続き札幌市交通局が保有。営業面の変化はない。11月より、新体制で初の「雪ミク電車」がスタート(オンラインで見られる)。
● 北神急行電鉄 神戸市に事業譲渡 市営地下鉄北神線スタート
新神戸~谷上間の運賃が、550円→280円に引き下げ。
● ZIP AIR TOKYO就航
JALが設立した中・長距離路線専門のLCC。貨物便で営業デビューし、10月より旅客運行開始。
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 東海道新幹線 浜松~豊橋 (700系)
● 今、乗っておきたい列車 2020
2月号 「天空ノ鉄道物語」アンバサダー 中川家 礼二&松井 玲奈
● 特別展 天空ノ鉄道物語 潜入レポート
3月号 東海道本線 早川~根府川 E261系〔サフィール踊り子〕
● 2020年3月、ダイヤ改正で JRはこう変わる!
● 富岡町に行こう!
特別付録:特急運転系統図2020&ありがとう700系ポスター
4月号 近畿日本鉄道 新型名阪特急〔ひのとり〕
● 春の私鉄 ダイヤ改正大特集
特別付録:私鉄特急大図鑑2020
5月号 小田急電鉄 開成~栢山間 ロマンスカーVSE
● 「エヴァンゲリオン×箱根 2020」を楽しもう!
● 2020年のアニメ×鉄道
特別付録: 「エヴァンゲリオン×箱根 2020」特製マスクケース
6月号 伯備線 黒坂~根雨 (WEST EXPRESS 銀河)
● 「WEST EXPRESS 銀河」徹底特集
● 近年ブーム?全国 夜行列車
特別付録:「WEST EXPRESS 銀河」しおりセット
7月号 山陰本線 玉江~三見 (キハ40形)
● JTB時刻表 家でも楽しめる活用術
8月号 釜石線 平倉~足ケ瀬 (キハ110形)
● 鉄道への思いとエール
9月号 東海道新幹線 N700S
● ニューフェース 列車カタログ2020
10月号 東海道新幹線 新富士~静岡 (N700系)
(グラビアなし)
特別付録:2021 絶景鉄道カレンダー
11月号 宗谷本線 徳満~兜沼
●友近・礼二の妄想トレイン 撮影現場潜入レポート
特別付録:令和を走る国鉄車両カレンダー2020
12月号 JR九州 WAKU WAKU ADVENTURE 新幹線
● ピクサーデザイン新幹線に乗ろう
● この秋、首都圏の鉄道は便利に変化!
《裏表紙の広告》
3月号以降は原則として、「JR繁忙期・閑散期カレンダー」になりました。
1月号 特別展 天空ノ鉄道物語
2月号 特別展 天空ノ鉄道物語
5月号 エヴァンゲリオン×箱根 2020
12月号 電車でGO!! はしろう山手線
《定価》
1~12月号 1,205円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年から、ジャンルに関係なく、月毎に5つずつ記します。「これもあるだろ!」という出来事も多数あるはずだが、全部は網羅できていないでしょう。ご承知置き下さい。新型コロナウィルス関連と7月豪雨は、共にここからは敢えて除きました。しかし、コロナ禍除外は、大変難しかった…。
1月
● IRリゾート汚職疑惑 秋元 司衆議院議員逮捕
● イラン ウクライナ旅客機撃墜 米・イラン対立先鋭化
● 伊方原発3号機 運転不認可
● 元NBAスター コービー・ブライアント事故死
● イギリス EU離脱
2月
● 槇原 敬之 覚せい剤所持で逮捕
● 元プロ野球 野村 克也氏 死去
● 韓国映画「パラサイト」 アカデミー作品賞受賞
● 南極で18.3℃ 観測史上最高気温記録
● 「森友学園」搾取事件 前理事長夫妻に有罪判決
3月
● やまゆり園殺傷事件 被告に死刑判決
● 野田市小学生虐待死事件 父親に実刑判決
● 嵐 ベスト盤 「世界で最も売れたアルバム」としてギネス認定
● 福島第一原発事故 東京電力に賠償命令
● トヨタ自動車・NTT 「スマートシティ」開発で業務資本提携
4月
● 改正健康増進法全面施行 屋内は原則全面禁煙
● 徳島市長選挙 史上最年少女性市長誕生
● 河井前法務大臣 現金譲渡問題発覚
● 楽天 携帯電話事業 本格稼働
● 福岡 子供人質立てこもり事件
5月
● 東京高検 黒川検事長 緊急事態宣言下の賭けマージャンで辞職
● 「国家安全法制」巡り 香港で大規模デモ
● 米黒人男性 警察官に射殺 抗議運動活発化
● 京都アニメーション放火事件 容疑者逮捕
● 女子プロレスラー急逝 SNSの在り方議論本格化
6月
● 河井前法務大臣夫妻 公選法違反で逮捕
● イージス・アショア配備計画 撤回発表
● 東京ミネルヴァ法律事務所 破産手続き開始
● 中国・インド 領有権係争地帯で衝突
● 北朝鮮拉致事件被害者の父 横田 茂氏死去
7月
● レジ袋原則有料化
● 東京都知事選挙 小池 百合子氏再選
● 韓国 パク・クネ前大統領 懲役20年の判決
● 藤井 聡太七段 17歳で最年少八大タイトル「棋聖」獲得
● 「黒い雨」被害者訴訟 原告全員を被爆者と認定
8月
● ベイルートで大爆発
● モーリシャス沖で日本船籍タンカー座礁
● TikTok巡り 米中対立
● 安倍首相 健康上理由に辞任表明
● 国民民主党 解党し立憲民主党との合流決定
9月
● 大坂 なおみ 全米オープンテニス 2度目の優勝
● ドコモ口座・ゆうちょ銀行 預金不正引き出し問題
● 菅 義偉氏 第99代首相に指名
● 楽天 5Gサービス開始
● 米カリフォルニア州山火事 最悪規模に拡大
10月
● 東京証券取引所 システムトラブルで取引全面停止
● 日本学術会議 人選で議論紛糾
● 日本=イギリス間EPS(経済連携協定)締結
● 正規・非正規雇用の関係 最高裁から相次ぎ判決
● アニメ映画「鬼滅の刃」 記録的大ヒット
11月
● 「大阪都」構想 住民投票で反対多数
● 米大統領選挙 ジョー・バイデン氏 勝利宣言
● 「スペースX」新型ロケット 打ち上げ成功
● RCEP 首脳会議で合意し署名式
● サッカー元アルゼンチン代表 ディエゴ・マラドーナ 死去
12月
● 北日本で記録的豪雪 高速道で長時間立ち往生発生
● 水虫薬に睡眠導入剤混入
● 「はやぶさ2」カプセル 地球に帰還
● 北陸新幹線延伸 事業費増加で業務改善命令
● 嵐 活動休止
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-0巨人 MVP:栗原 陵矢
日本ダービー優勝馬 コントレイル 鞍上:福永 祐一
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● 来年の乗り物はどうなる
少なくとも1年間は、コロナ禍の影響を引きずる事になると、覚悟を決めなければなるまい。とにかく今の所、明るい話題がまるで聞こえてこない。まず、明日の終夜運転が取りやめになるなど、年始輸送からいきなり影響が出る事になる。18日にリリースされたJRグループの3月13日ダイヤ改正では、元々予告されていた大都市圏での最終電車の繰り上げが実施され(コロナ禍だけが理由ではないが)、JR北海道に加え、JR西日本やJR九州でも、在来線特急の減便・運行区間の縮小が予告されています。最終繰り上げは、大都市だけでなく、地方路線でも相当数行われ、日中が減便になる路線も少なくありません(特に西日本のJR三社)。純粋な新車両のデビューも、JR東日本の房総ローカル用E131系以外はない(横須賀・総武快速線用E235系がデビュー済みだが)。私鉄も、関東各社や西鉄では最終電車の繰り上げが発表・予告されていて、さらには日中も減便になりそうな路線もあるようです。
観光は、インバウンドがすぐには戻って来ないはずだし、来年いっぱい位は低迷続きそう。あとは〔踊り子〕のE257系全面置き換えとライナー特急〔湘南〕運行開始、京阪3000系にプレミアムカー連結、久大本線・水郡線・上田電鉄の全線再開、一方で日高本線(鵡川~様似間)の廃止(10月いっぱいの予定だが、繰り上げの公算が大だと思う)、阿佐海岸鉄道のDMV転換、男鹿線の全面電車化が予定・予想されます。
年の序盤は、東海道本線で185系引退フィーバーが起こる事になるでしょう。国鉄型特急車両を使用した特急は〔やくも〕〔オホーツク〕〔大雪〕のみになります(北海道の183系はハイデッカーグリーン車など、民営化後の製造が大半)。
水戸線(E531系5連)などのワンマン化の予告や、各地の駅の合理化(無人化や窓口営業時間の縮小)に見られるように、鉄道では要員を削減する傾向が、さらに進みそうです。来年はそうはならないとしても、再来年以降に向けての布石は打たれるでしょう。また車内サービスの縮小もJRで深度化する上に、小田急ロマンスカーでも車内販売の終了が予告されており、一部の「豪華列車」と、そうでない列車の二極分化が、さらに進む事になります。一般の特急でも、「ひのとり」の「カフェスポット」位は欲しいけれど。
小田急「ロマンスカーミュージアム」は来年、予定通りの開館を迎えられるだろうか?そうなったとしても最初のうちは、予約客だけ時間を指定した上で受け入れ、という形になりそうな気がする。
「ムーンライト」は、再び運行があるのか?静岡でE257系(2500番台5連だが)の訓練運転が行われており、運行再開の期待もあるが、これもコロナ禍の状況次第でしょう。
仕切り直しとなる東京オリ・パラも、規模は縮小されるはず。観客輸送がどういう体制になるのか。とにかく開催されれば御の字、になるのでしょう。
他には、低公害車両の導入がどこまで進むか。JR東海のHC31系は、臨時列車という形態でも、営業運転に就く可能性はあるだろうか。
「テレワーク」の推奨もあって、首都圏など都会を離れ、地方に転居する人々が増えていると。聞く。しかし、通常は「テレワーク」に「巣ごもり需要」「おうち〇〇」、たまの外出は乗用車(マイカーやレンタカーに加え、「サブスクリプション」なるものの利用が増えていると聞いている。既に「緊急事態宣言」下のGWの間も、場所によっては渋滞が起きた所もあった)、という行動様式が定着してしまうと、公共交通機関にとっては、沿線の住人の増加も、何のメリットももたらさない。いくら事業者側がウィルス感染対策を打ち出して安全性をアピールしても、肝心の移動という行為自体がリスキーであるとの認識が定着してしまえば、事業者側には打つ手がない。移動のニーズが消滅すれば、「経営努力で利用者を増や」そうにも、前提が成り立たなくなるのだから。既に零細貸切事業者で起きている破綻劇が、公共交通の、鉄道でもバスでも起きる事になりはしないか、そこまで行かないとしても、業界全体を揺るがす位のレベルの大規模な再編成劇も、起こる可能性はあるでしょう。来年にはないとしても、種は蒔かれる事になるかも知れない。
「新しい生活様式」は、たとえコロナ禍がある程度収束を見ても、引き続き各分野でもてはやされるのだろうが、交通に関しては、それは生き死にが懸かった事態を招く可能性があります。受け入れなければならない事項は多々ある事も覚悟はするが、本当に「新しい生活様式」の追求が正しい方向なのか、その行方は各交通機関・事業者にどのような影響をもたらす事になるのか、来年1年は、重大な関心を持って、見届ける必要があるでしょう。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
27日 バトミントン全日本総合選手権 男子は桃田 賢斗3連覇 女子は奥原 希望2連覇
(コロナ禍で困窮の学生に食料配布 大分県別府市)
28日 アスベスト混入バスマット 自主回収開始
(外国人新規入国 1月末まで停止)
29日 「徴用資産」差し押さえ関係書類 韓国裁判所が「公示送達」
(在日米軍基地 ワクチン接種開始)
30日 重さ700㎏ 巨大鏡餅奉納 栃木県高根沢町 安住神社
(イギリス政府 アストラゼネカ等開発のワクチンを承認)
北日本を中心に大雪が予想され、山形新幹線の山形~新庄間は、明日の夕方から、明後日の元日いっぱいは計画運休と発表されています。新型コロナウィルス感染拡大で、どの新幹線も利用者が大幅に減少している、という事でもあり、早めに休みにしても、大した影響はないでしょう。大雪の中無理に出歩いたりする人が少なくなる事で、ウィルス感染の拡大防止にはいいのかも。最も、救急搬送などの面で困った事態になるかも知れないのだが。
№2267 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver38
上の画像は、直接交通の運行には関係ないのだが、藤沢駅南口のバス停に掲げられている、箱根駅伝の広告です(いくつかの事業者で、駅伝による交通規制の影響が出る)。バス停の広告まで使って、強く呼びかけなければならぬとは。でも、スタジアムで行う野球やサッカーなどと違って、公道での応援は、どこまで規制できるものだろうか。今日は東京都の感染者数が949人に達しました。今年中には、1,000人台に達する日が来るかもしれません。(私自身は絶対イヤだけれど)再度の「緊急事態宣言」発出もありうるのか?人々の心に重圧が与えられたまま、年が暮れようとしています。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今年は今回で終わりです。今回は、昨日25日までのリリースを中心にまとめます。赤い文字は、この一週間の間の新規リリースです。
対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
ウィルス感染禍対策とは直接関係ない、イベントなどの話題も少し入れてあります。年末年始の運行情報も少し入れてあります。鉄道は、特に注記がなかったら、12月30日~1月3日は休日ダイヤで運行です。バスは12月29日~1月3日の間、土休日ダイヤまたは臨時ダイヤなど、年末年始体制で運行となる路線が大半です。地方部では全面運休となる路線、運行時間帯を短縮する路線も数多くあります(大半はそれで例年通りなのだが)。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。冬の臨時列車は、新幹線・在来線合計で、前年度比96%の設定。「相鉄・JR直通線開業1周年記念スタンプラリー」を開催中。宇都宮・氏家・黒磯・日光の各駅では、3月いっぱいまで、始発電車のみボタン扱いによるドア開閉を実施。その他は車掌がドア扱いを行う。伊豆急行・伊豆箱根鉄道との共同企画で、「ありがとう185系特急「踊り子」入場券セット」を発売する。抽選販売となり、特設Webサイト上に記された郵送先に申し込む(28日~1月5日)。当選者は1月24日以降、応募時に指定した購入場所(湯河原・熱海・伊東駅)で購入する(1月24日のみ、購入時刻が指定される。指定時刻以外は、同日16時~3月12日の間に購入)。1,450円。
年末年始:終夜運転の取りやめが発表になった。初日の出観賞の臨時列車もとりやめ。
来年3月13日のダイヤ改正が発表になった。首都圏では終電の繰り上げ、初電の繰り上げの他、特急〔踊り子〕のE257系全面置き換え、〔湘南〕運行開始や、房総地区・水戸線のワンマン化などが中心。水郡線は3月27日に全線で運行を再開。
※ JR東日本各支社別のWebサイトは廃止になり、本社のサイトと統合されている。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。御殿場線の普通列車は通常通り運行。冬の臨時列車は、東海道新幹線は、定期列車を含めた全体では前年度比95%、12月25日~1月5日は前年度比103%を設定。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
来年3月13日のダイヤ改正が発表になった(東海道新幹線のみ)。
東京メトロ 通常通り運行。
年末年始:地下鉄の終夜運転の取りやめが発表になった。
来年春ダイヤ改正時の最終電車の一部繰り上げが発表になっている。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
(12月27日追記)大江戸線は、コロナ禍による乗務員不足のため、1月11日頃まで、通常の7割程度の本数での運行となる見込み。体制が整い次第、通常運行に復帰する。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。荒川線は29日~1月3日、休日ダイヤで運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。当面の間、印旛日本医大→京成上野間〔臨時ライナー〕を運行する。印旛日本医大6時55分発→京成上野7時51分着。途中千葉ニュータウン中央(乗車のみ)・青砥(降車のみ)・日暮里(降車のみ)に停車。特急料金500円。1・2号車のみ開放で、乗車後に車内添乗員が特急券を発売する。現金のみ。前売り・チケットレスサービスはない。
28日より「KEISEI SMART ACCESS」サービスを開始。海外から成田空港に到着した利用者の救済の一環で、①京成トラベルサービスのWebで予約・決済、②帰国(入国)後、成田空港の検疫所で新型コロナウィルス検査を受検(一部例外あり)、③検査の結果陰性または検査対象外の場合、成田空港駅または空港第2ビル駅でチケットを発券、④〔スカイライナー〕(8~64号)の専用車両(8号車(7号車は空車)・総座席数の半分の20席を販売)に乗車、⑤京成上野駅到着後、係員の誘導でハイヤー乗り場または京成上野駅駐車場に移動。23区内の指定場所までのハイヤー利用の「PLEMIUM」は20,000円(前日までに予約が必要)、利用者自らが手配した送迎車に駐車場から乗車する場合は4,500円。青砥・日暮里では下車できない。
年末年始:1月の土休日は日中に〔シティライナー(成田山開運号)〕を1往復運行。1月1~3日は京成臼井~京成成田間と金町線で増発。終夜運転は取りやめが発表になった。〔シティライナー〕も運行しない。
来年春の一部区間最終電車の繰り上げ・始発電車の繰り下げが発表になっている。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。
年末年始:今年度の大晦日~元日は、スカイツリーラインの終夜運転、東上線の最終繰り下げ・初電繰り上げは行わない。大師線は正月3ヶ日に臨時ダイヤで運行するが、「密」防止のため、入場規制を行う場合がある。
スカイツリーライン(伊勢崎線)・大師線・東上線の、来年春の最終電車繰り上げが発表になった。一部〔リバティけごん〕の運行取りやめ・区間短縮も含まれている。アーバンパークライン(野田線)は終電繰り上げを行わない。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急・ライナーなど一般列車は通常通り運行。「ドラえもん50周年記念『DORAEMON-GO!』を、新宿線で運行している。30000系8連1本に、ドラえもんをイメージしたラッピングを施し、車内にもドラえもんをイメージした装飾を施している。背もたれは、同社初の抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を採用。
2月14日まで、「ところざわサクラタウン×西武鉄道『涼宮ハルヒの直観』タッチラリー」を開催。観光庁提唱「あたらしいツーリズム」の一環として行われ、指定場所で購入した「ラリーカード」と、交通系ICカード(PASMO・Suica以外の全国相互利用対象カードも可)を連動させる事で、「クリア賞」(マスクケース)「コンプリート賞」(オリジナルステッカー)を入手できる引換券が手に入る(文庫本プレゼントの「Wチャンス」もあり)。関連して、西武バス1台にラッピングを行い、〔所52〕〔所55〕系統で運行(12月7日~2月末(予定))。
来年春の最終電車繰り上げが発表になった。
京王 通常通り運行。
年末年始:終夜運転の取りやめが発表になった。
来年春の最終電車の繰り上げが発表になった。
小田急 通常通り運行。12月26日~2月23日の土休日を中心に、〔ふじさん31・32号〕を運転。「謎解きイベント『小田急サスペンス劇場』を開催。来年2月いっぱいまで。
年末年始:元日早朝の〔ニューイヤーエクスプレス〕、〔メトロニューイヤー〕、江ノ島線臨時各駅停車の運行の取りやめが発表になった。
来年3月13日のダイヤ改正が発表になった。終電繰り上げ、初電繰り下げを実施。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは、171号(大井町17時30分発)~203号(大井町20時30分発)の6本でサービスを再開している。21時台以降の4本は引き続き休止(列車自体は通常ダイヤの急行で運行)。
年末年始:今年度は、大晦日~元日の終夜運転、終電繰り下げ・初電繰り上げは行わない。全線通常の土休日ダイヤで運行。
来年春の最終電車の繰り上げが発表になった。。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。
年末年始:大師線は1月1~11日と16・17日は臨時ダイヤとなり、日中6分間隔運転。本線は、1~3日は「土曜日」ダイヤとなり(時刻自体は休日と共通)、通常土曜日のみ12連で運行(品川~金沢文庫間)する列車を、この3日間も12連で運行する。30日~1月3日は「ウィング・シート」サービス休止。終夜運転は取りやめが発表になった。品川5時00分発三崎口行特急も運行しない。
来年春の一部区間最終電車の繰り上げ・始発電車の繰り下げが発表になった。
相鉄 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
来年春の最終電車の繰り上げが発表になった。
りんかい線 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
つくばエクスプレス 通常通り運行。例年12月の金曜日に行う、北千住始発→八潮行列車の守谷延長は、今年は行わない。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。「新京成ドリームトレイン」を、中旬まで運行。運行予定は前日17時頃から、公式Webで公表(京成千葉線直通対応編成)。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
来年3月13日ダイヤ改正時の、最終電車の繰り上げ・夕刻以降の運行本数見直しが発表になった。
東京モノレール 通常通り運行。「キキ&ララモノレール」は、31日までの運用を公表している。
年末年始:元日早朝の臨時空港快速の、運行は取りやめが発表になった。1月1~3日は「新春ヘッドマーク」付き編成を運行するが、今年度は浜松町5時11分発から。なお、羽田空港各ターミナルの展望デッキは、元日はオープンが7時30分になるので、注意。
ゆりかもめ 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
年末年始:終夜運転の取りやめが発表になった。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。ウィルス対策とは関係ないが、千葉駅構内のポイントの工事のため、1月23日(土)は21時00分から最終まで、千葉みなと~千葉~県庁前間を運休し、代行輸送を行う(代行バスは千葉みなと~千葉駅西口間で運行)。千葉~千城台間は折り返し運転。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。
年末年始:終夜運転の取りやめが発表になった。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。
湘南モノレール 通常通り運行。
年末年始:終夜運転・元日の臨時列車の運行が発表になっていたが、全て取りやめ、通常の土休日ダイヤで運行。
江ノ電 通常通り運行。
年末年始:大晦日~元日の終夜運転は、今年度は行わない。藤沢~江ノ島・極楽寺~鎌倉間の初電の繰り上げも、取りやめが発表になった。
箱根登山 通常通り運行。1月2・3日の箱根駅伝開催時は、風祭(中継地点最寄り駅)を中心に、各駅で乗車制限を行う場合あり。2日の小田原駅では、午前中下りの特急券の発売を中止する(9時38分発〔はこね53号〕~12時21分〔メトロはこね93号〕)。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山線共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行(来春より全列車E257系置き換えで全車指定席となり、指定席料金が発表されている)。「Over the Rainbow」編成は、「HAPPY PARTY TRAIN」と共に、1月21日までの運用を公表している。来年6月までは運行の見込みで、両編成とも1月から「Aqours」結成5周年記念ヘッドマークを付けて運行される。駿豆線1日フリー乗車券「Aqours結成5周年記念旅助け」(大人のみ1,300円(クリアバッジ込み))を1月1日から終日有人駅(三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺)で発売するが、混雑緩和のため、先行通信販売を行っている(有効は1月1日から)。通常の「旅助け」の干支シリーズ・丑年バージョンを、31日から終日有人駅で発売する。大人のみ1,040円。JR東日本・伊豆急行との共同企画で、「ありがとう185系特急「踊り子」入場券セット」を発売する。1月24日より、三島・大場・伊豆長岡・修善寺駅で発売する。840円。通信販売も行う。
駿豆線と、沼津港・三津シーパラダイス・修善寺温泉等の伊豆箱根バス6路線に乗車可能な1日フリー乗車券「いずっぱこ周遊1dayパス」を発売している。大人900円(1,500枚限定)・子供450円(150枚限定)(「GoToトラベル」の「地域共通クーポン」でも購入可)。31日まで発売予定。駿豆線の終日有人駅と、沼津駅前のバス案内所で発売。
年末年始:大雄山線の「初詣臨時電車」(終夜運転)は、今年度は運行しない。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は、デッキ側3列のみ使用(前部3列は使用不可)。「サイクルトレイン」の取り扱いを再開している。南伊東・川奈・富戸・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田からの乗車に限定(川奈・富戸は窓口営業時間外で利用できない列車がある)。「伊豆急×駅メモ!&アワメモ!桜と踊る伊豆の旅 デジタルスタンプラリー」を、12月20日~3月10日の間実施。1月までの「下田水仙編」と、2月からの「河津桜編」の2部構成。リゾート21黒船電車に、ヘッドマークを掲出(「下田水仙編」期間中)。「地域活性化トレイン」を運行中。JR東日本・伊豆箱根鉄道との共同企画で、「ありがとう185系特急「踊り子」入場券セットを発売する。1月24日より、伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田駅で発売する。850円。1月16日より、各駅の窓口営業時間を変更する。富戸(4月1日~)・城ヶ崎海岸・片瀬白田・今井浜海岸・蓮台寺の各駅は無人化。その他の有人駅も全て、朝方・夜間の窓口の営業がなくなる。
来年3月13日の改正時より、最終電車の繰り上げ・夕刻以降の運行本数の見直しが、発表になっている。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は、定期3往復は運行)。最終電車は大月発平日22時30分・土休日22時05分、河口湖発平日22時09分(通常時刻)・土休日21時18分に繰り上げ。1月1日運行予定だった〔富士回遊93号(富士初日の出号)〕〔富士回遊92号〕は、取りやめが発表になっている。富士山パノラマロープウェイは、元日は9時00分からの運行になるので、注意。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。
年末年始:1月1日は臨時ダイヤで運行。日中は7往復を増発し、6~16時台は毎時2本運行。仲ノ町5時37分発外川行初電は運休し、6時02分発は銚子6時00分発に延長。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行。「SLパレオエクスプレス」は、来年は2月13日より運行開始予定。全車指定席となり、「秩父鉄道SL予約システム」からの事前予約となる。
*** バス *** 基本的に一般路線バス
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。確認次第書き直すが、その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。「晴海ライナー」は、1月1・2日は運休。3日は箱根駅伝による規制のため、13時台の2本が運休。
京成バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成バスシステム 一般路線は通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:千葉駅→中野営業所 運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。「佐倉1日フリー乗車券」を発売中。限定1,000枚。大人600円。来年5月16日までのうちの1日有効。佐倉草ぶえの丘などの観光施設が、団体割引料金で入場できる。
東武バス スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。川越の「小江戸名所めぐり」は、土休日の運行本数を28→14便に減便している(平日は変更なし)。「TOBU FREE Wi-Fi」は、サービス休止が来年3月いっぱいまで延長になった。日光の定期観光バスは、「日光満喫一日コース」のみ、12月27日まで運行。「午後から世界遺産満喫半日コース」は引き続き運休。
深夜急行バスは、東京・上野・新越谷→春日部、新越谷→吉川・三郷・南流山、池袋→川越、有楽町・上野→柏・我孫子の各路線のみ存続(引き続き運休中)。
深夜バス:14路線・17便で運行を再開している。その他の系統は引き続き運休
国際興業 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行(3月7日まで、土休日に臨時便を運行)。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行(3月7日まで、土休日に臨時便を運行)。土休日運行の〔所18-1〕系統は、西武園ゆうえんちの休園に伴い、西武園駅発着の〔所18〕系統として運行。「苗場ホワイトスノーシャトル」を、12月26日から運行する。2月いっぱいまでの主に土休日、池袋~苗場間で1往復運行。
深夜バス:運行
関東バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運休
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(ただし、9月16日より合計5便が運休している)
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。調布駅・つつじが丘駅~深大寺間の臨時運行は、取りやめが発表になった。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕、ジブリ美術館線は臨時ダイヤを継続。ジブリ美術館循環線は、美術館の改修による長期休館のため、1月14日までの間、臨時ダイヤで運行。三鷹駅7時20分~9時20分発、16時40分~18時40分発の間、それぞれ20分間隔で運行。
小田急電鉄の提携により、小田急グループのバス6社(小田急バス・立川バス・神奈中バス・江ノ電バス・箱根登山バス・東海バス)の一部のバス停(計2,400ヶ所)が、順次「ポケストップ」となる。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は、一部の系統は引き続き休日ダイヤで運行。12月5日~3月21日、日吉・センター北・たまプラーザ・新百合ヶ丘~Yeti・ぐりんぱ間の高速バスを運行。1月までは週末と祝日、2・3月は毎日運行する。富士急湘南バスとの共同運行。なお、ぐりんぱは冬季休園。
来年4月1日からの、一部系統の運行形態変更が予告されている。〔都立01〕系統を廃止、〔玉31〕系統を成城学園前駅まで延伸。〔渋55〕系統は、渋谷駅~東北沢駅間に短縮。
深夜バス:運休
京浜急行バス 〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。東朝比奈循環〔朝1・2〕系統(六浦駅~三信住宅)の実証運行は、一時休止している。
深夜バス:〔蒲31・33〕〔森21〕〔文3〕系統は運休 その他の系統は運行(〔上1〕は15日まで)
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。
東京BRT:プレ運行中。日中は虎ノ門~晴海間毎時3本+新橋~晴海間毎時1本で、連節バス(エルガデュオ)は、6時台1往復を除いて、新橋~晴海間で1時間毎の運行。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。一日乗車券「ぶらやすきっぷ」を、発売している。紙券の他、モバイルチケット(LECIPのスマホアプリ「QUICK RIDE」)でも発売する。大人700円・小児350円。
深夜バス:運行
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日と同ダイヤとなり、土休日ダイヤとして一本化。船橋新京成バスは通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は廃止になった。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。株式会社コスモ技研の無光触媒による抗菌・抗ウィルスコーティングを、114台に対し施行。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。路線・高速・貸切(成田空港内ターミナル循環を含む)全車両に抗ウイルス・除菌・消臭コーティングを実施。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は、最終便を除く7往復を平日・土休日同一ダイヤで運行。その他の路線は、通常通り運行。
日東交通 一般路線は通常通り運行。「君鴨ライナー」の実証運行は、今年いっぱい実施して終了。アニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」ラッピング車が、館山市内線(館山航空隊~館山駅~なむや・小浜間)で運行、館山駅前発の時刻・行先が公表されている。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 全線で最終バスを繰り上げている。主に22時00分より後に始発地を出発する便を取りやめ。正月三が日は、多数の路線で全便が運休する。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。
国際十王交通 一般路線は通常通り運行。
関越交通 一般路線は通常通り運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは、平日・土休日とも減便して運行している。平日は、C01(喜多院・菓子屋横丁ルート)は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。
横浜市営 「雨の日臨時便」は運行しない。「ピアライン」は運行時間を短縮、大さん橋客船ターミナル循環系統は当面運休。26系統の海釣り桟橋~横浜港シンボルタワー間は、工事のため2か月程度運休。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。明日27日は天皇杯準々決勝(川崎vs秋田)のため、武蔵小杉駅~等々力陸上競技場間臨時運行。
深夜バス:運行
神奈中バス 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。深夜急行バスは運休中。〔厚56〕系統(本厚木駅南口~ソニー第2テクノロジーセンター)は当面の間運休。12月29日は系統により土曜または休日ダイヤで運行。1月1~3日は、大山関係は〔伊11〕系統(伊勢原駅北口~〈直行〉~大山ケーブル)・大山小学校(臨時駐車場)~大山ケーブル間で臨時運行(終夜運行は行わない)。寒川神社関係は本厚木駅南口~寒川神社、茅ヶ崎駅北口~寒川神社間で臨時運行(湘南日向岡~寒川神社間は、今年度は運行しない)。
相模原協同病院の移転・開業に伴い、1月4日に一部系統でダイヤ改正を実施。〔橋41〕系統は峡の原車庫~協同病院間を延長し、毎時2本運行。平日の橋本駅南口7時40分発は連節車による急行(ノンストップ)。この他〔田05〕系統・田名バスターミナル~協同病院、〔相32〕系統・相模原駅南口~協同病院、〔橋04〕系統・三ヶ木→関・協同病院→橋本駅南口、〔橋02〕系統三ヶ木→中野・協同病院→橋本駅南口を新設。〔橋40〕系統は廃止。この他橋本〔営〕・津久井〔営〕の一部系統で、運行本数・時刻・経路の変更がある。
深夜バス:運行(土曜日は廃止になっている)
相鉄バス 一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。横浜駅西口~さがみ湖プレジャーフォレスト間高速バスを、3月28日までの間運行。21日~1月3日は毎日、他の期間は土休日運行。全バス車両に抗ウイルス・抗菌施工を実施。1月1~3日は、海老名駅~寒川神社間で臨時運行(終夜運行は行わない)。Jリーグ・横浜FCの活動に協賛し、浄水場裏バス停を「横浜FCクラブハウス前」に改称、車内で三浦 知良選手のアナウンス(同バス停案内及び啓蒙)、横浜FC主力選手のモニター表示を実施。
深夜バス:運行(土曜日は廃止になっている)
臨港バス 一般路線は通常通り運行。「すみっコぐらし」ラッピングバス(鶴見〔営〕)は、来年11月まで運行する。今年度は、正月の川崎駅~川崎大師間直行バスは運行しない。高速バス川崎~木更津路線の川崎大師東口バス停は、例年通り1月1~21日設置。
深夜バス:運休
江ノ電バス 土曜ダイヤがある路線は、土曜日は休日ダイヤで運行。12月30日~1月3日は正月ダイヤで運行(神奈中バスとの共同運行系統を除く)。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。桃源台線(T)・箱根町線(H)・箱根新道線(R)・観光施設巡りバス(S)で、段階的に増便を行っている。1月2日は箱根駅伝のため、11時前後~14時30分頃まで、小田原~箱根間の路線が運休する。今年度は、駅伝ゴール地点発着の臨時便の運行は行わない。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。湯河原~箱根線は運休している。小田原~箱根線は、1月17日まで特別ダイヤ。熱海~箱根線は、1月2日は全便、十国峠で折り返し。EVバス(沼津駅~沼津港間)は点検整備のため、運休中(一般車両で代走)。
富士急モビリティ 河口湖~御殿場駅・プレミアムアウトレット路線は、一部減便。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)。土休日のみ、河口湖駅発毎時30分・河口湖自然生活館発毎時57分を増発。「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。天下茶屋線は土休日のみ1往復運行。スバルライン五合目線は1日より、土休日のみ1往復運行。富士山世界遺産ループバス、富士山駅~馬返線、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。富士山駅~新富士駅路線は、3往復で運行。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
富士急シティバス 「三島・河口湖ライナー」は、特別ダイヤ(3往復)で運行している。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線は、3往復で運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。1月31日までのの土休日(年末年始除く)「四市周遊バス」を運行。竹田神社や一宮浅間神社、マンズワイン勝沼ワイナリーなどを巡る。1日5便運行。一日フリーパス1,500円のみ通用。事前予約優先(1月9~11日は運休)。
東海バス 全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は、「彩(いろどり)」の運用を再開している。6便で運用。ボランティアガイドは、5便で乗車を再開している。全18便中12便を運行、6便は引き続き運休。三島駅~修善寺~松崎間快速は引き続き運休。定期観光バスは、1月9日より運行再開。午前コースの降車場所、午後コースの到着場所に、堂ヶ島を追加。1月31日までの間、「水仙まつり」開催に伴い、伊豆急下田駅~爪木崎間に臨時便を運行(臨時便は須崎海岸を経由しない)。PASMOの導入が発表になった。来年3月中旬、熱海市内路線(熱海自然郷線を除き、「湯~遊~バス」は含む)でサービス開始。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。宇都宮では平日に臨時便を運行中。館山支店の一般路線車両に、「戦翼のシグルドリーヴァ」のキャラクターを描いた、部分的なラッピングを行っている。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
首都圏の鉄道・バスの新型コロナウィルス対策、新年は1月9日から書きます。今の所は3月いっぱいまで書く予定です。少なくとも来年1年間はウィルスの影響は免れそうになく、ひょっとしたら運営・経営が立ち行かなくなる事業者が、出てくるかも知れないし、そうでなくても、何らかの再編成劇は、十分起こりうるでしょう。私自身、見るのも体験するのも辛いのだけれど、勇気を振り絞って、「ウィズ・コロナ」「アフター・コロナ」の交通業界(関東以外も含めて)の行く末を、見届けていきたいと思っています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
25日 米テネシー州ナッシュビルで爆発 3人ケガ
(特別措置法改正検討 菅首相表明)
26日 インド洋大津波から16年 インドネシアで追悼式典
(茨城県 常総市・城里町に外出自粛要請発出を発表)
明日と29日の更新はお休みします。次回は30日(水)、この1年間の日本の、鉄道を中心とした交通を回顧します。