№2246 「コロナ」と「豪雨」の四国~九州 陸海空立体旅行 6〈終〉.SKY018便

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 前回SKYに搭乗したのは2015(H27)年1月5日。5年とちょっと前で、経営破綻の直前でした。A330-300に搭乗、売り物の全席「グリーンシート」で帰ってきたものでした。正月の多客シーズンを引きずっていて窓際を確保できなかったのが本当に残念だったが、グリーンシート自体は、結構いいアイデアかもなあ、と思ったものでした(当時は特にアメリカで、窮屈なキャビンから来るトラブルが相次いでいた事も聞いていたので)。しかし、直後の経営破綻で、結局A330-300はごく短期間の就航に就航に終わり、再びB737-800に一本化される事になります。
 あれから5年、ANAHDの資本も入った事で、不安定だった経営も立ち直り、徐々に当たり前の(SKYにとってそれが良かった事なのかは解らないが)キャリアに生まれ変わりました。現状はどうだろう、そろそろ、新生SKY便に乗ってみてもいいだろうと、帰路の羽田便はSKYを選択したのでした。

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 福岡の地下鉄も当然、マスク着用のお願い。今は東京や大阪、北海道(特に札幌)がかなり厳しいが、そういえば春先の第一波は、福岡県が大変だったんだよなあ。西鉄がGW中は大幅減便になっていたほどなので(地下鉄は通常運転だったはずだが)。

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 地下鉄の混雑度。

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 1000系は地下鉄開通時の初代車両だからもうすぐ40年。更新工事も行われているが、そろそろ新車、という話は出ないのだろうか。

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 福岡空港駅のホーム。ホームドアが稼働しているが、やはり狭いと思う。前にも書いたが、ダイヤ面でのフォローが欲しい。

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 新しい改札口。

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 国内線航空便の、発着案内。やはり欠航便が多い。

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 1Fの出発ロビー。

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 SKYのチェックイン機。今はSKYも、荷物タグがチェックインと同時に発行、というスタイルになっている。

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 ただし、荷物は探知機を通したのち、有人カウンターで預ける。探知機の警備員は、フェイスガードを付けていた。

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 この日はチェックイン後、どこにも立ち寄らずに、まっすぐ4番ゲートに向かう(土産は由布院で買ってあるので)。保安検査場。

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 抜けた先の、コンコース。

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 この日の福岡は北風運用で、R/Wは34。15時35分、着陸して滑走路を離脱したSKY機が、そのまま4番ゲートに着きました。JA73NU号機。ごく普通のSKYカラー。

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 スポットイン。

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 機体から降ろされる手荷物を運搬するコンテナには、搭乗感謝のメッセージが、福岡弁で掲げられていました。このコンテナ、会社のロゴが創業当初(22年前)のものだ。

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 4番搭乗口付近。乗客は多いが、JALやANAのような、バリバリのビジネスマンはあまり見かけない。
 ロビーのTVニュースが、ANAHDの3月期最終決算が、5,100億円程度の大幅な赤字になる見通し、と報道していた。

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 SKYでは、優先搭乗(ここでは他社で言う「事前改札」の対象者)→窓側→中央→他全員という流れで搭乗が行われる。
 この行列を見ると、「ソーシャルディスタンス」というのが、どこか有名無実化しているように思える。

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 搭乗が終了した直後の、キャビンの様子。ピアノのメロディが流れていた。

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 シートはベージュの本革で、シートカバーには「YOUR WING.」と書かれている。下部にはコンセントもあるが、上空でないと作動しないみたいだ。なお、機内誌はなかった。
 PCは当然キャビンに持ち込むのだが、ストウェッジに入れていたら、CAより、「壊れやすいので、座席下に置いてください」と言われた。他キャリアでは言われた事がなかったけれど。

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 左にPEACH機。手前にはまた、先のコンテナ。

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 定刻より、心持ち遅れて出発。地上スタッフが見送ってくれる、いつもの光景。
 非常デモはCAの実演。見ていない客が少なくなかったようだが…。酸素マスクが出てくる事態になった時の口のマスクの扱いは、JALと同じ(口のマスクは外し、酸素マスクを直接当てる)。

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 展望デッキは、完成を見たようだ。早く行きたいなあ!

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 AMXとIBEXの機体を見て、R/W34に向かう。

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 離陸直前のキャビンの様子。「スカイインテリア」使用で、照明はブルー系。
 欠航が多くてトラフィックが少なくなっているからだろうか、着陸機を待つ事なく、すぐに離陸。

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 国際線ターミナルを左に見たところで離陸。機体が、全くなかった…。

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 福岡市。

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 JRの吉塚駅。これを見て、右旋回に入る。

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 西戸崎と、志賀島。
 Uターンする形になる。右側には、空港が見えていたはずだ。

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 筑後の山間部。

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 久保白ダムのダム湖。あと、筑豊本線の桂川駅が見えていたはずだ。

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 このダム湖はどこか解らなかった。

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 大分県に抜けて、中津。右側は、由布院や由布岳が見えていたのかも知れない。

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 豊後高田。

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 姫島。

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 山口県も見える。周防大島。

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 一昨日着陸した空港をはじめとする、松山の街並みがすぐ真下だ。

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 今治付近。

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 瀬戸大橋も見える。すぐ下は琴平あたりだったはずだ。

138 キャビン.jpg
 キャビン。

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 コーヒーのサービス。SKYはホットコーヒーだけ。今のSKYはネッスルと提携していて(神戸に本社があるから?)、先にキットカットがプレゼントされ、その後にコーヒー(当然ネスカフェ)がサービスされる。日曜日(25日)に再開されたばかりらしい。紙コップには航空またはコーヒーの豆知識が、イラストと共に書かれていて楽しい。
 今はSKYの女性CAのユニフォームもパンツスタイルが選択できるようで、この便では4人中1人がパンツスタイルだった。「ミニスカスチュワーデス」なんて、もはや時代錯誤…。

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 窓の外に戻って、小豆島。

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 だいぶ暗くなってきたけれど、大阪を一望できます。

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 日没直前、西日が主翼にあたって、強烈なオレンジ色に輝く。しかし、一瞬にして色を失っていく。

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 紀伊半島を横断して、松阪。

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 伊勢湾も横断して、紀伊半島。

145 浜松.jpg
 浜松と天竜川。街の明かりがかなりはっきりしている。

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 だいぶ暗くなってしまったが、大井川、のはず。

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 関東地方が近づいてきた。遠くに富士山のシルエット。グングン降下していく。

148 久里浜.jpg
 東京湾の上空を北上するルートを取っている。久里浜、のはず。

149 京浜工業地帯.jpg
 京浜工業地帯。

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 ボケ気味だけれど、首都高速湾岸線と、遠くに横浜のランドマークタワー、解るでしょうか?首都高は渋滞気味に見える。

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 浮島の物流センター。
 R/WはA滑走路、34Lだ。

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 着陸。羽田空港の第3ターミナルもまた、閑散としているように見えた。

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 羽田空港19番スポット到着。17時52分、定刻より3分早かった。
 降機時に、メディコムと共同のマスクがプレゼントされました。ただ、品薄になったため、この数日後に終了になったらしい。

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 駐機中。次は20時出発福岡行、になるらしい。

 5年ぶりのSKYの旅、だったけれど、まずは安定した運営ができるようになった事は、大きいと思います。5年前には「ウケ狙いはやめて、堅実なサービスを積み上げていくべきだ」みたいな事を書いたが、今フライトでは、それがキチンと出来ていた、と評価して良いと思いました。CAもフレンドリーだったし。これでコロナ禍がなかったら、そろそろ幹線区にワイドボディ機の再導入なんて考えられても良いのかな、と思っていたのだが。
 経営再建の過程でANAHDの資本が入った事も、運営の改善につながったと思うが、福岡空港のTVニュースで見たように、そのANAHDが過去最大の赤字に陥っています。SKY自体もだが、ANAHDの経営難が、SKYの運営に良からぬ影響を与えなければ、良いのだが。

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 手荷物は先にターンテーブルを回っていて、自分のバッグが見えたのだが、タッチの差で引っ込んでしまった。戻ってくるのを待つ。

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 到着ロビー。

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 帰宅は京急線(バスにしたかったが、1時間近く待つ事になるので)。第1・2ターミナル駅のホーム。中央のANAのコーナーは、「ANAトラベラーズ あんしんの約束」になっていた。去年の今頃は「FLYING HONN」だったはずなんだけれどなあ。

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 エアポート急行。1001F。京急は、ロングシート通勤車の1000形でも、4次車まで(アルミ車体)は窓が開かない(コロナ禍前から順次改造が進んではいる。1001Fも改造済み)。だからか車内放送は、他社のような「窓開け協力…」云々とは言わない。

 こうして、四国~九州の旅は終わりました。正味2日間だったけれど、両日とも晴れてくれて、何よりでした。
 6月の北海道と比較すると、「Go To トラベル」もあってか、道後温泉も由布院も、…コロナ禍前と同じとは行かないが…、観光客で賑わっているのが、まずは何よりです。しかし、旅客機やホテルではフェイスガードやゴーグル姿の接客スタッフがいたり、サービス内容も変更を余儀なくされたり(特にホテルの朝食)、何より交通機関の運行状況が未だに安定せず、航空は減便が続くし、地上も11月1日からのJR九州の特急に見られるように、未だに運行再開と再運休が繰り返されるなど、どこかチグハグな印象があった事は、否めませんでした。マスクはともかく、アクリル板の仕切りやフェイスガードなどから来る精神的なストレスは、現状やむなしと解ってはいても、個人的にはかなり堪えたというのが正直な所です。

 11月、というか今週になって突如感染者が急増し、全国で昨日は2,201人、今日2,377人と、2日連続して過去最高を更新しました。やはりここで何とか抑え込まないと、また「緊急事態宣言」の発出、いや、最悪今度こそ「ロックダウン」になってしまいます。そんなの、はっきりイヤです。なら、本当にしつこく何度でも書くけれど、政府や行政がどうあろうと、思い通りに列車やバス、飛行機に乗って、旅を心行くまで楽しみたいのなら、最終的には私たち旅人一人一人の自覚にかかってきます。その事、私自身も肝に銘じて、これからも、可能な範囲で、…当分は日本国内になるが…、乗り物に乗って、遠くを目指したいと思っています。守るべき事柄、皆そんなに難しい話ではない、はずだから。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 昨日は京王からも、春からの最終電車繰り上げが発表になりました。小支線で元々終電が早い競馬場線・動物園線以外の全線が対象になっています。京王線系統は、下りが15~20分程度、上りが15~30分程度で、上りの方がきつい感じがしました。井の頭線は上下とも15~20分程度。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
18日 去年の参議院選挙 一票の格差 最高裁「合憲」判決
(市長公約全市民に5万円給付 市議会否決 愛知県岡崎市)
19日 坂出市沖 旅客船が漂流物に衝突 修学旅行生ら62人全員救助
(対面授業の実施 萩生田文部科学大臣 大学側に要請)