№2215 台風10号にらみつつ 北陸へ 3〈終〉.市内電車富山駅と 北陸路・上越路乗り継ぎ

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 最終日です。台風10号は、北陸に関してはほぼ影響は出ませんでした。朝から青空。
 本当は一日中滞在して、実際に市内線や富山港線に乗ってみるのが当然の流れ、だが、「青春18きっぷ」利用で、普通列車のみでこの日のうちに帰り着くには、9時30分過ぎには富山を発たねばならない。電車の撮影を兼ねて、駅の様子を観察してみる事にします。

 9月 8日(日)

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 富山駅西口。旧駅舎は全部取り払われているが、工事はまだ進行中で、立ち入れない場所が多い。

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 反対側、駅側から、以前の富山駅北駅付近を走る、T100形。

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 T100形の岩瀬浜行と、元ライトレール0600形の大学前行。改めて、直通運転が本当に始まっていると実感。

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 南側に移って、7000形と0600形。この並びも、相互直通が始まったからこそ見られるようになりました。

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 富山ライトレール時代末期に入った新車、0608号車。シルバーがベース。0600E形と別形式になったが、色以外の違いは解らない。

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 T100形と0600形。

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 前回来た時は撮りませんでしたね。T100形の青系、T103号。

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 これは前回も撮っている、オレンジ系のT104号。

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 8000形。単車の8000形と7000形は当然ながら、富山港線には入りません。が、富山駅でスイッチバックします。

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 7000形のレトロ電車。やはり運用が限定されなくなっている。車内は変わりないようだが。

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 0600形と9000形。実質は同型だけれど。

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 9000形のうち、唯一撮っていなかった白色の9001号を、今回ようやく撮る事が出来ました。富山市ガラス美術館のラッピングはなされているが。画像では解らないと思うが、この電車は越中中島止まり。

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 富山駅の乗り場の案内で、岩瀬浜行は⑤番線と⑧番線に分かれている。富山大学前発と環状線からの直通が⑤番線、南富山駅前発が8番線。

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 岩瀬浜方に、寄付金提供者のプレートが貼られています。

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「路面電車のまち富山」のボード。左から地鉄鉄道線、地鉄市内線、北陸新幹線、あいの風、「一万三千尺物語号」、旧ライトレール。

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 朝方は、列車からの乗り換え、特に通学客が多かった。
 利用者が多いのは頼もしい。が、外から電車の出入りの様子を眺めていて、気になった点をいくつか。南側(南富山駅前・大学前)方向から来る電車は、駅に入ってスイッチバックしていく事になるので、降車扱い→運転士廻り替え→乗車扱いとなるので時間がかかり、後から来た電車が駅の手前で待たされるシーンも、何度か見かけました。特に富山駅で降りよう、という乗客にはストレスになるのではないかと、少々心配にもなります。運転士にも負担になるし、岩瀬浜行の乗り場が2か所に分かれている(ダイヤ構成上の都合だろうが)のも、気になるポイント。北側にループ線を造り、降車の後ループ線で方向転換してから乗車、という流れにした方が、乗客のストレスも、運転士の負担も減るのではないだろうか。また市内線・富山港線の場合は圧倒的に富山駅での乗降が一番多いのだから、降車ホームに職員を常駐させて、ホームで運賃の収受を行うという事も、考えられるのではないだろうか(広島電鉄の広島駅と同じ)。あとは、やはり7000形は、もう早急に、積極的に新車両に置き換えるべき時ではないだろうか?

 9時前にはピークは終わり。これを見届けて、地鉄の富山駅を見てきたのだけれど、観光客の姿はそこそこ見られるが、やはりどこか活気に欠ける。インバウンドがいないから…。おととし早朝の大行列を思い出す。

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 今回は、バスにまでは手が回りませんでした。残念。地鉄のエアロエース高速車。金沢行。高速バスもまた、東京行全便をはじめ、運休が少なくないようだ。

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 直江津までは第3セクターに転換されたから、「青春18きっぷ」では乗れません。トキめきはICカードも導入していないから、切符を買う事になる。直江津まで2,440円。2日有効なので、途中下車もできます。
 滑川までは、これも転換後の2年前に乗っているが、その先は…、当ブログスタート直前に、今はなき夜行急行〔能登〕で通過してはいるが、昼間の列車となると、これまた、いつ以来になるだろう…?というくらいの、お久しぶりの乗車。

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 泊行537M。521系2連だが、ワンマン運転ではない。女性の車掌が乗務していました。

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 東富山の車両基地に、「一万三千尺物語号」がいました。

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 東富山~水橋間。行く手にアルプス。

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 常願寺川。

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 貨物列車。EF510形。

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 魚津で地鉄電車を見る。元東急の17480系。
 魚津はあいの風と地鉄でホームがかなり離れていて、乗り換えが不便そうだ。使われていない線路がかなりあるので、これを整理して新ホームを造り、両者の乗り換えの利便性を高めるべきではないか?地鉄は対富山の旅客をあいの風に取られてしまいそうで、面白くないかもしれないけれど。

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 終点の泊の直前、停止信号が出ている場内信号機の手前で一旦停止。この後誘導信号(斜めに並んだ2つの小さな信号)の点灯で、先にトキめきのET122形が停止している2番線に、低速で進入していく。

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 泊駅の2番線に、あいの風の521系と、トキめきのET122形が直列に並ぶ。これで、乗り換えは階段を上り下りしないで済む。
 両者ともJR西日本の最新車両をベースにしていて、顔つきはほぼ同じ。このまま連結しても、違和感がなさそう。

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 泊駅。駅前にいるのは、朝日町のコミュニティバス。

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「青春18きっぷ」の取り扱い。数年後に金沢~敦賀間の北陸新幹線が開業し、並行在来線が第3セクター鉄道になったら、北陸は、「青春18きっぷ」だけで回る事は、ほぼできなくなるだろう。

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 跨線橋の乗り場案内。

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 ホーム上屋の乗り場案内。
 あいの風とやま鉄道は、新潟県の市振までが自社の路線なのだが、これらの掲示を見ると、もう泊から、えちごトキめき鉄道の路線、という印象がする。
(実際、泊~市振間のあいの風の列車は、自社の路線なのに2往復しかない)

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 トキめきの直江津行1633D。ET122形の単行で、ワンマンのはずだが、車掌が乗務していて、あいの風の最後の駅の越中宮崎を出ると、検札に回ってきました。

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 日本海が見えてきました。が、市振を過ぎて正式にトキめきの路線になると、トンネルの連続になる。

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 糸魚川手前の、姫川。
 糸魚川の乗車は、割とありました。やはり県境を挟む泊~糸魚川間の流動は少なさそうで、本当ならトキめきも521系を用意して、あいの風と相互直通すべきだと思うが、輸送量の差が大きすぎるかな…。

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 くびきトンネルの中にある、筒石駅のホーム。乗降なし。まだ列車で経由するだけだが、いずれ降りてみようと思います。この駅を挟む能生~名立間は、ほぼ全区間がくびきトンネルで占められている。

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 直江津駅。
 ここから信越本線はJR東日本となるが、駅業務はトキめきが行っている。
 ここから、この日初めて「青春18きっぷ」使用となります。

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 長岡行1333M。E127系2連のワンマン列車。
 柿崎を過ぎると日本海を見て走る区間も。海岸には、誰もいない…。

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 窓越しに青海川駅のホームから望む、日本海。遠くに見える陸地は、佐渡島。「越乃Shu*Kura」歓迎の横断幕が貼られていました。
 さすがに幹線で、整備が行き届いた複線が続くが、全体の乗降は少なく、ローカル線風情。すれ違う列車もない。

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 柏崎を過ぎて海岸と別れると、一転して田園地帯。

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 来迎寺で、柏崎行1335Mと出会う。

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 遠くに、弥彦山。

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 上越線の水上行は、宮内で乗り換えます。長岡行を見送ると、入れ替わるように、ホームのすぐ反対側に1736M水上行が入ってきました。E127系だが、4両固定編成。

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 車掌が乗務しているのに加え、車内ではJRの職員が、手すりやドアの乗降ボタン(この列車では使用していない)を拭いて回っている。消毒、だろう。

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 越後川口駅には、飯山線のキハ110形の姿がありました。十日町行188D。

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 だいぶ走って、塩沢駅。上越新幹線開業前の名残が残っている。それにしても、越後湯沢に向けて高度はどんどん上がっていくはずなのに、越後川口も浦佐も六日町も、列車の外は暑かったです…。

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 大沢付近の農村地帯。スキーシーズン以外は、静かな田舎なのだろうなあ。

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 越後湯沢到着。北越急行もいます。
 ここから先、越後中里折返しもあるが、その先水上へ行く列車は、もう5往復しかない。

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 岩原スキー場前~越後中里間のオメガカーブ。左手に、これから通る線路の架線柱が並んでいる。

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 振り返ると、今走ってきた線路の架線中が並んでいる。

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 越後中里の駅前の、スキーシーズンには休憩所となるらしい、旧型客車の列。

 ここから先が、この列車のハイライトとなるわけだが。

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 土樽駅。ここも新幹線開業前の名残があるが、上下とも、かつての通過線沿いに、新しくホームを造っている。昔は普通列車が特急〔とき〕退避、というシーンも珍しくなかったのだろう。

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 魚野川。

 列車はここから清水トンネルで県境を越えていく。新清水トンネル内のホームで有名な土合駅は、上りは普通に地上にあるホーム、なのだが…。

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 なにこの「人だかり」?大半は、地元の人じゃないよね?普通の平日なのに?ちょっとビックリ。
(帰宅後いろいろ調べたが、とあるアプリゲームのイベントの影響か?)

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 E127系にはドア上にモニターがあって、東京のようにCMも流れます。「NST」は、新潟の民放局。群馬県に入ると、違和感もあるかな。

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 上りはループ線が2か所。土樽は全区間トンネルになってしまうが、湯檜曽は地上部もあって、これから一周して下っていく線路、そして湯檜曽駅の上りホームも見えます。

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 湯檜曽駅の上りホーム。後方の山間部の中腹に、今走ってきた線路の架線柱が見えるでしょうか。

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 水上に着きました。
 温泉の町だから駅前には土産物店がいくつもあるが、一方でコンビニの類はなくて(駅にもない)、菓子パン一つ買えない。

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 水上で、高崎行744Mに乗り換え。左の211系4連。関東地方に戻ってきたという印象がしました。

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 時々利根川を見ながら、グングン下っていきます。

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 赤城山。さすがの上越線も、だいぶ落ち着いてきた印象があります。

 この後高崎から、すぐに接続の上野東京ライン小田原行で、無事我が家に帰着しました。

 どこに出かけても同じ事を書いてしまうが、富山もまた、もっと時間が欲しい。いや、新幹線とかにすればもっと撮れるはず。前には「次の帰りは新幹線かな」とも書いたはずだが、「青春18きっぷ」メインなら、移動に時間を費やす事になるのは仕方がないし、ローカル線・ローカル列車に乗りなおす事も、最近のマイテーマになってるので、このバランスが難しい。ともあれ次に富山に行くなら、地鉄の市内線・富山港線にもキチンと乗りたいし、2年前も今回も今ひとつだった、あいの風とやま鉄道の車両にも時間を費やしたい。
 近江塩津~敦賀間のハプニング・痛い出費はあったものの、ともかく台風10号の影響は、思っていたよりは小さくて、当初想定していたプランの通りに旅が完遂できたのは、何よりでした。今後もできるだけハプニングなく、スムーズな旅をしたいものです。私自身の心構えも大切だが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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 西武が今日、今年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。
 車両面では、40000系2編成(ロングシート)を導入。所沢・ひばりが丘・多磨の各駅でリニューアル。所沢は「グランエミオ所沢」の第二期が開業済み、西口エリアの大規模開発は、2020年代半ばの開業を目指す。ひばりが丘は旅客トイレや南口エスカレーターの改良が今年度中に完成し、駅ナカは2021(R3)年度の完成を目標とする。多磨は橋上駅舎化し、2021(R3)年の事業完了を目標として、完成時には東口広場が整備される(このため、現在は線路が棒線化している)。ホームドアは、今年度は 西武新宿・高田馬場・所沢・国分寺に整備。
 新宿線の中井~沼袋間地下線化と、東村山駅の高架化を引き続き推進するほか、井荻~西武柳沢駅間と野方~井荻駅間の立体化は、早期事業化に向けて準備を行う。東村山駅は、志村けんのメモリアルのモニュメントが、新しい高架駅のどこかに作られたら良いと思うが。
 総額198億円は、「この10年で過去最高」と謳っていた前年度(316億円)からは37.34%のマイナスで、Laviewの新造が落ち着いた事もあるが、やはりコロナ感染禍の影響は免れなかったか。
 なお、西武HDは来年3月までの1年間のグループ全体の業績予想で、過去最大の630億円の最終赤字に陥るとの見通しを発表しました。西武も終電の繰り上げを検討するとしています。
 コロナ禍の影響で遅れている関東大手私鉄の設備投資計画の発表も、あとは京王と東急だけになりました。

 九州新幹線・長崎ルートの武雄温泉~長崎間は、2022(R4)年秋に開業の見込みとなりました。しかし、武雄温泉で在来線特急との乗り換えが必要になるのでは、効果はどの程度出るものだろうか?
 その九州では、JR九州が大分市内の3つの駅の無人化を行ったため、車イス利用者が「移動の自由を保障した憲法や、障害者差別解消法に違反する」として、賠償を求める請求を地方裁判所に起こした、という話もありました。「駅員がいるのが何よりのバリアフリー。駅の無人化をやめて欲しいと」という訴えだが、当然、JR九州だけの話ではない。前に、同じ九州の西鉄が、大善寺以南の特急通過駅と甘木線の大半の駅で駅管理体制の見直し(早い話が無人化)を10月から施行すると発表した、と書いたが、車イス利用者はJRと同様に、事前に連絡(久留米か柳川)してほしい としています。一部の駅は車イスの利用に対応しておらず、別の駅の利用をお願いするとしているが、今後この部分も、相当問題視されるのではないか。伊豆箱根鉄道も10月1日より三島田町駅の駅員配置は朝方だけになり、やはり車イス利用は事前に連絡してほしいという事(10月1日以降、駿豆線で終日駅員が配置されるのは三島・三島広小路・大場・伊豆長岡・修善寺のみとなる)。他の鉄道も、多かれ少なかれそういう方向に向かいつつあるようです。
 確かに駅員がいる事が、車イス利用者をはじめとした障害者の方々には生命線ともなろうが、一方で、一日数回あるかないかの車イス利用者のためだけに駅員を終日配置するのも、昨今の全体の乗客の減少や人件費の上昇、加えて今はコロナ禍で職員の健康も守らなければならなくなっているから、極めて難しい問題だろうとは思います。車イスの問題に限らず方向性として寂しい思っているが。個人的には、「駅員がいようといまいと、車イス利用者・介護者だけで、安全かつスムーズに列車の乗降ができるようになる」のが理想形だと思っていて(その点で、上に書いたあいの風やトキめき、あるいはJRの各駅は問題があるだろうと見ている)、そのために駅施設体系の抜本的な見直し(駅そのものをコンパクトに改良。跨線橋はできるだけ廃止。ホームはかさ上げを進める。場合によっては線路配線の改良も)も行われるべきと思っているが、それもまた、障害者や彼らを支援する人々の意見を聞かないといけない。とにかく、いきなり無人化だ合理化だとか、あるいは法律違反だ訴訟だ、という先鋭的な対立になってしまうのではなく、関係者皆が、まずはキチンと話し合って、良い方向を見出して欲しいと思います。健常者も含めた、駅そのものの在り方にもつながる話だと思います。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
23日 MLBツインズ前田健太 日米通算150勝達成
(ACL昨年王者アルヒラル 今大会失格 コロナ禍で登録メンバー不足)
24日 ひらがな「わたるな」の横断禁止標識 岐阜県岐阜市に設置
(東京都「モニタリング会議」開催 4連休中の検査回数減少に懸念)

№2214 台風10号にらみつつ 北陸へ 2.ハプニングにもめげず とにかく富山へ

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 2日目、米原経由で北陸路を行く事になるが、とにかく台風10号の影響が心配。米原より東は直接の影響は出ないと思うが、それでも列車の運行に影響が出そうでもあり(特に湖西線で強風の影響が出そうだった)、とにかく、この日のうちに富山に着く事が出来ればそれでよし、そんな心構えで、豊橋のホテルを発つ事になりました。
「青春18きっぷ」1日分消化。

 9月 7日(月)

「愛知県に竜巻注意報」などととんでもない一文もニュースの合間に流れていたが、豊橋駅に向かうと、JRは普通に走っている。新幹線の通過も見えた。

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 豊橋から名古屋方向へ、朝のラッシュ時間帯の在来線に乗るのは、初めての事だ。快速米原行2505F。313系8連。

0907-02 東海道線&飯田線.jpg
 しばらくは飯田線とも並走する。下地駅で、右が飯田線下り豊川行403M、左は東海道線上り浜松行104F。

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 朝のラッシュ時だが、貨物列車とも会う。
 東京や大阪ほどはガツガツした混雑にはならない、はずだが、前の普通列車がつかえていて、蒲郡や刈谷では3分の遅れになった。「テレワーク」の影響もあるのだろうが、名古屋に近づいても、キツイ混雑にはならなかった。

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 名古屋到着前。名古屋まで、雨はなかった。
 ここまでの東海道本線は、一般の列車は皆313系、だったような。大府には下り快速2507Fで311系の姿もあったのだが。名古屋を出発してすぐにすれ違った新快速2312Fは311系8連だった。

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 しかし、枇杷島を過ぎたら雨になった。稲沢でDD51と出会う。構内には、北斗星色のEF510の姿も見えました。

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〔しらさぎ2号〕。
 尾張一宮を過ぎたら雨はやんだが、空模様はやはり不安定。
(富山到着後に知ったが、このあと静岡から愛知にかけては所々大雨になり、東海道新幹線なども一時止まったそうだ)

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 大垣から先は米原行に乗り換え…となるところ、何のことはない、前の4両がそのまま普通213Fになる。だったら通しの米原行快速で走れば良かったじゃないか、とも思う。
 後続の新快速2107Fが到着する頃は、大垣はかなり雨が強くなってきた。

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 車内はガラガラ。近江長岡を過ぎると、最後部車両は誰もいなかった。

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〔ひだ25号〕とのすれ違いだが、5分位は遅れていたように見えた。

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 米原に着くと、コンコースの出発案内の表示がヘンだ。湖西線の強風の影響で、〔サンダーバード〕が米原経由の迂回運転を行っている。真ん中の6番線の「臨時」は〔サンダーバード9号〕らしい。左に〔サンダーバード10号〕の表示があるが、客扱いを行ったのだろうか。米原は、風はそんなに強くないと思ったが。

0907-14 サンダーバード&しらさぎ.jpg
 右の6番線が〔サンダーバード9号〕(運転停車のみ)、左の5番線は〔しらさぎ3号〕で、〔サンダーバード9号〕の後、遅れて出発していった。
 この後の、姫路始発716T→4716Tに乗るが、本来は通しのところ(716Tの前4両が近江塩津直通)、留置線から出てきた4連に乗り換え、という形になった。

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 車内には「抗菌処理済」のステッカー。電車でもバスでも、よく見かけるようになりました。

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 上り新快速3247M、だが、行先が米原になっている。これも乗り換えか。

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 たぶん、〔しらさぎ56号〕。

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 余呉湖。

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 近江塩津駅到着。

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 工事のお知らせ。「駅新設」と書いてあるが、ホームを新設するようだ。理由は解らなかった。
(今SNSを見てみたら、北陸新幹線関連では?みたいな推測が大半)

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 近江塩津駅の駅舎。

 ところが、ここで困った事態になってしまった。敦賀までの普通列車が、ない!湖西線は新快速が強風で運休になっていて、それは豊橋のホテルを発つ前にJR西日本のWebで見ていたのだけれど、近江塩津~米原間は区間運転で走ってくれているだろう、と勝手に解釈していた。大甘だった。一応米原で運行状況を聞いてみたのだが、もう一押し強く聞いてみるべきだった。
 解っていたら、乗車券部分を支払ってでも〔しらさぎ3号〕にしたのだが、たまたま駅にいたJR西日本の職員(駅業務は民間委託)の話では、夕方まで再開されないという。代行輸送なんて気の利いたものもなく、敦賀までのバス路線があるわけでもなく、こうなると自分でタクシーを手配する以外道がない。駅前には常駐のタクシーがいない。窓口の職員に教えてもらった電話番号の会社のタクシーに、駅まで来てもらった。塩津街道を走って、敦賀まで30分。6,890円かかった。事前の電話の時点では「1万円くらい…」という話だったので、そこまでいかなかったのは幸いだったものの、イタイ出費だった事には、変わりがない…。

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 敦賀駅。新幹線の工事の真っただ中で、駅はだいぶ雰囲気が変わりました。

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 なので、改札口付近も、様相が変わっているし、工事中で雑然としたところも。

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 改札口近くのお知らせ。今月になって、コロナ禍の影響で〔サンダーバー〕2往復が計画運休に入っている上にこの迂回運転で、混乱している状況がうかがえる。

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 敦賀から先、普通列車は、直接は影響が出ていない。当初想定していた福井行1241Mに乗れました。521系2連のワンマン運転だが、この列車では運賃収受は行っていない。

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 出発してすぐ、北陸新幹線の駅を見る。
 北陸トンネルに入ると、七尾線向け521系の試運転列車とすれ違いました。しかし、通過に9分も要したのに、トンネルの中で出会った列車は、この1本だけ。
 今庄を過ぎたところで乗客の数を数えてみたが、2両で10人しかいない。武生での乗車が多かった。同じ福井県ながら、嶺北と嶺南の日常的な流動は、やはり少ないのか。

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 福井鉄道の越前武生駅で、福井鉄道の電車を見かけました。「FUKURAMU」。

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 右手には、新幹線の高架橋が並走する。まだつながっていない部分も見られました。

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 福井駅。駅に建つのは2014(H26)年9月以来ちょうど6年ぶり、となるが、西口の駅前はさらに整備が進んで、バスターミナルも整備されています。ただ、ここもコロナ禍の影響は免れず、一般路線でも一部減便しています。

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 大きく変わったのが、福井鉄道の福井駅。以前の駅前電停からさらに駅の近くに延伸し、2面2線となっていました。日中は田原町行と越前武生行の普通電車が、共に30分間隔で乗り入れ。

0907-30 サンダーバード迂回運転お知らせ.jpg
 福井駅の改札口にも、〔サンダーバード〕迂回運転のお知らせ。下りは20~40分程度の遅れ。上りは定刻に出発するが、京都・大阪着がやはり20~40分の遅れになるという事。

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 金沢行1341M。これも521系2連のワンマン。

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 芦原温泉駅は、在来線の駅に並ぶ形で、新幹線の高架駅が設けられる。

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 小松は在来線も高架駅で、併設する形で新幹線の駅が造られます。
 本来はここで〔サンダーバード19号〕の待ち合わせになるはずが、やはり30分程度の遅れになるという事で、9分停車はするが、待たずに出発。金沢まで先に到着する事になりました。

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 金沢駅の改札口。

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 金沢駅。ここは、2018(H30)年4月以来だから、2年ぶりです。「グランドリーム」の姿がある。

 金沢から先はIRいしかわ鉄道となり、「青春18きっぷ」は使えません。ICOCAを導入しているので、高岡までPASMOで乗車。

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 449MはIR編成で521系4連。しかし、この列車が出発する4番線は富山側の欠き取り式ホームとなり、階段を上がってもその先が相当遠い。何とかならなかったのか?と思う。
(新幹線が敦賀まで開業すると、在来線は特急廃止+IR転換で、4番線発着は少なくなるとは思うが)
 車掌も乗務。乗務員はIR。

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 もうすぐなくなる、七尾線の415系との出会い。
 倶利伽羅からあいの風とやま鉄道となるが、そんな事を意識させるものは、どこにもない。当然乗務員も通し。

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 高岡から、氷見線に乗ります。氷見線は、かなり久しぶり。前回いつ乗ったのか、もう記憶がない。もちろん「青春18きっぷ」が通用。
 16時23分発545Dは、キハ47×2連のワンマン。車内で運賃を収受するが、氷見線は案外駅員がいる駅が多い。次の越中中川から、学生の乗車が多かった。こちらの方が、高岡市の中心部に近いようだ。

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 いきなり端折るが、富山湾の雨晴海岸。遠くに立山連峰も見えるが、曇り空なのが残念。

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 女岩。
 むろん、海スレスレの区間もあるが、駅付近は公園として整備されている所もありました。

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 終点の氷見駅。駅舎は交通広場の上屋に隠れてサマにならない感じがしたので、こんな感じで撮ってみました。

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 行き止まりの先には、腕木式信号機が保存されています。

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 その説明書き。平成に入ってもしばらくは氷見駅で現役、その後は小松市で保存されていた、と記されている。

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 列車内に貼られていた、津波発生予想時の手順。

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 帰りの高岡行544Dから、もう一度雨晴海岸。

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 ドアの上には、雨晴海岸のガイドが掲げられています。冬の晴れた日に乗ると、より印象的かも。

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 伏木~能町間の海側には、「日本総合リサイクルセンター」の敷地があります。「鉄道ピクトリアル 鉄道車両年鑑2014年版」にルポが書かれている所で、クハ418-1が、未だに残っています。他に遠州鉄道のエアロバスや、北陸鉄道・西武バスの姿が見えます。

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 もう少し進むと、東京メトロ02系の車体がいくつもありました(当時の記事では、鉄道車両の解体の受注はかなり難しいとされていたが)。その先の敷地には、神奈中バスのエアロスターや、西武バスのガーラなどが何台も並んでいました。

 氷見線も、割と乗客が多いし、「比較的」本数も多いが、もう一押しであと2往復くらい増発し、1時間間隔のパターンダイヤを組めると良いと思うのだが。本当は、今回は乗車しなかった城端線も含めて電化が望ましいのだが、ただここは在来線としては、他のJR西日本の路線からは孤立してしまっているのが痛い。後は、新車両の導入等による近代化を期待、という所でしょうか。

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 高岡からは再びPASMOで乗車。〔あいの風ライナー〕もあったのだが、始発の557Mに乗車。あいの風の521系2連。

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 富山駅に着きました。上下ともついに高架の新ホームが完成し、同じレベルで上下列車を見る事になりました。上下共にあいの風編成だが、左はトキめき直通の糸魚川行461M、右はIR直通の金沢行444M。どちらも、接続する第3セクターへの直通列車という事になります。

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 改札を出ると、ついに市内線と富山港線の線路が繋がり、ホームが同じになりました。左は元から地鉄のT100形の岩瀬浜行、右は元ライトレール0600形の大学前行。

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 8000形旧塗装復刻車と、元ライトレールが並ぶのも、新しい時代になったんだなあと感じさせるシーンだと思います。

 近江塩津~敦賀間の痛い出費はあったが、それ以外は、当初想定していたプラン通りに進めて、富山の地に着く事が出来ました。
 台風10号は、当初懸念されていた破壊的な勢力にはならなかったようで、心配されていたほどの被害にはならなかったようでした。交通が被災しなくて良かった。あくまで結果論だが。
 明日は、富山は晴れてくれそうです。朝方は市電を撮って、その後は普通列車で、あいの風・トキめき・信越・上越線経由で横浜を目指します。

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 4連休が終わりました。私はおとといの仕事帰りに横浜に行って「ベイサイドブルー」に乗ってきて、休みになった昨日は、伊豆と箱根に行ってきました。何のかんの言っても4連休、特に伊豆と箱根は渋滞が酷くて、伊豆ではバスが30~40分の遅れになってしまいました。「ステイホーム」がもてはやされている?「ウィズコロナ」の時代にあっても、狭い我が家を離れて、思いっきり遠くに行きたいという欲求は、やはりどの人にも普通にある心情の一つだと、改めて思いました。この混雑が、ウィルス再感染につながらなければいいけれど、という所だが、「三密」無視でバカ騒ぎの欧州などと違って、皆自制できているように見えたので、その点はあまり心配していないです。それより何度も書くが、感染を恐れた人々が電車・バスを避けてマイカーに移行してしまうのではないか、それが心配になりました。この4日間、通勤も含めて利用した電車・バスは皆それなりの乗車があって、この点では一安心、ではありますが。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
21日 伊香保温泉 ホテルから出火
(プロ野球・Jリーグ マスク着用呼びかけの共同メッセージ発表)
22日 J1ヴィッセル神戸 フィンク監督退任
(スーパー銭湯でクラスター発生 広島市発表)

 台風10号は幸い、破壊的な勢力にはならずに済んだけれど、今度は台風12号が関東地方に迫ってきています。直撃の可能性もかなりあります。心配です。

№2213 台風10号にらみつつ 北陸へ 1.遠鉄寄り道して 豊橋へ

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 移動自粛要請解除後、2度めの泊りがけの旅になります。今月頭、北陸方面を列車で回ってきました。
 富山では3月より、旧富山ライトレールの富山港線と、富山地方鉄道の市内線が富山駅の新しい高架駅で直結し、直通運転が始まりました。今回は「青春18きっぷ」利用、ローカル列車乗車とセットなので、残念ながら時間がなくて乗車という所までは行かないが、富山駅の新しい市内線の「駅」の様子を観察してこよう、とプランニングしました。
 他にも、この数年、いや、数十年くらい乗っていない路線も乗ります。純粋なローカル線は氷見線だけとなろうが、最終日の富山から宮内経由で高崎とかも、今はなき〔能登〕で通過した事は以前書いているものの、ローカル列車に乗るのはまた何十年もなかった事なので、いい機会だと思います。大半が第3セクター移管なので「青春18きっぷ」が利用できない区間が大半、出費も相当痛いのだが、それでも転換後の旧北陸本線の現状はどうなのだろう、そんな部分を観察するのも良かろうと思います。
 ただ、相当心配なのが、早くから大々的に報道されていた、台風10号。かなり破壊的な規模になりそうで、九州に最接近するのは月曜日になりそうだが、金曜日の内には、既に月曜日の鉄道等の運行計画が発表になっていて、鉄道も大半が、月曜日は朝からほとんど全てが運転見合わせ、という状況になるという事でした(走るのは、福岡市営地下鉄の地下区間のみ)。7月豪雨の傷が全く癒えていないこの段階で、また傷口を広げる事になりはしないかと、心配はしつつも、仕事を終えてすぐの出発となったのでした。東海・北陸にはどの程度の影響が出るのかと、心配しつつ。東海地方も場所によっては大雨だ、と言っていたようだし。

 9月 6日(日)

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 仕事が終わってすぐ、小田原行の普通電車に乗車。ボックスシートで駅弁を食べたかったから(〔アクティー〕よりは空いているだろうと思って)。藤沢駅で改札を入る前に買っておいた、「鯵の押寿しと小鯛の押寿し」。1,200円。

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 今年開業50周年を迎えた湘南モノレールとのコラボ企画の弁当で、掛け紙には「しょもたん」も描かれています。限定販売だったものが、4月から一般販売を行っているという事。大船・鎌倉・逗子・藤沢・小田原の大船軒で販売。

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 裏は、湘南モノレールの歴史が、古い写真と共に記されています。「沿革」を見ると、400形・500形の導入が記されているのに、現役の5500形(2004(H16)年)については書かれていないのは、どうしてだろう?

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 小田原から快速アクティー3529E。大雄山線と同時の到着。

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 熱海から、JR東海の443M。相変わらずの211系6連で、浜松までトイレがないのは、辛い…。

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 吉原駅の岳南電車。

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 富士山は、この日は雲の下。

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 静岡で6分停車。トイレに行くにはここしかないが、前にも書いたが、県庁所在地の高架駅にしては、トイレの数が1つしかなくて、しかも狭いというのは、何とかならないか?
 静岡まではなんとか晴れていたが、その先藤枝でかなりの降りになった。すぐ止んだが、空模様は不安定だ。

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 金谷~菊川間の田園地帯。グングン下っていく。新幹線と並走するが、列車は来なかった。

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 浜松到着。米原行新快速5349Fに接続、というのは3月ダイヤ改正の前とは変わっていないが、ホームの左右が入れ替わっていました。
 大阪へ向かうなら新快速にすぐに乗り換え、だが、この日は豊橋泊りで、慌てていく必要もない。遠州鉄道に乗りに行きました。

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 遠州鉄道の新浜松駅。

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 遠州鉄道も新型コロナウィルス感染禍の影響で減便ダイヤになっていて、土休日は20分間隔になっている。

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 17時20分発の2007Fには、110周年記念のヘッドマークがついていました。 

0906-14 虹のなり損ね?.jpg
 しばらくは高架線を走るが、右手は、虹、のなり損ね?みたいなのが見えました。浜松は、雨はやんでいた。

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 いきなり端折ってしまうが、終点の西鹿島。たたずまいは変わらない。

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 駅の営業体制にも、ウィルス感染禍の影響が出ていました。

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 遠州鉄道における、ウィルス対策。

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 通常の12分間隔だと、八幡・上島・積志・浜北・芝本で計5回行き違いがある(6本運用)が、20分間隔時は助信・積志・小林での計3回交換(4本運用)になる。小林。ここは、12分間隔時で行き違いがないと、上下とも同じ線路を使うはずだ。

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 積志の行き違いは変わらない。行き違った2005Fは緑色。sala(サーラ)という電気供給会社とのコラボ、らしい。小林と積志は右側通行。

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 助信は左側通行。
 乗ってみた感じ、乗客は上下ともそこそこ乗っていたけれど、4割削減された状況下、という事を考えると複雑だ。このまま定着してしまわなければ良いのだが…。

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 浜松駅に戻って、コンコースのリニア中央新幹線のPRのボード。前にもご覧いただいたと思います。しかし、静岡県は、直接のメリットが何もないのでねえ…。東海道新幹線〔ひかり〕〔こだま〕が増える(=静岡県内の停車が増える)と、間接的なメリットに訴えるしかない。南アルプスの工事区間を巡るJR東海と静岡県(知事)との対立もたびたびニュースになるが、JR東海は環境に配慮しているとしている(信じたいとは思う)が、解決への道は長そうで、2027(R9)年としている、品川~名古屋間の開通は、黄信号が灯っているのではないか?

 この後は普通電車で豊橋へ。もう暗くなってきた中、新所原はまたかなりの降りになってしまいました。ただ、豊橋はまだポツリポツリ、という段階。

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 浜松駅で買っておいた駅弁「喧嘩凧」を、豊橋のホテルの部屋で食しました。
 TVニュースは延々と、台風10号関連のニュースを流している。大河ドラマも延期。明日は米原から北陸本線を北上するが、JR西日本のWebでは、湖西線に影響が出そうな感触。どうなるだろうか。ともかく翌日の内に富山に着ければいいや、そんな感覚で挑むしかない、そう思いながら、床に就いたのでした。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
20日 福島第一原発事故の「伝承館」 双葉町に開館
(歓楽街の検査体制拡充 西村経済再生担当と福岡県小川知事 会談で確認)

 今日は仕事が終わって、横浜市営バスの「ベイサイドブルー」に乗ってきました。沿線は行楽客が多かったです。普段なら4連休でもありどうという事もないだろうが、この状況下では、少しばかり複雑な感もありました(じゃあお前はどうなんだ?と問われれば返す言葉もない。バスで往復しただけだったのだけれど)。ニッサンパビリオンの行列が長くて、「社会的距離」があまり保たれていないように見えました。懸念されるのは、マイカーの交通量が全体的に多かった事で、今後感染を恐れて、公共交通からマイカーへの転移が進んでしまうのではないかと、心配にもなりました。今日乗った「ベイサイドブルー」は、往復ともお客さん多かったけれど。もう一工夫してほしいかなと思った部分もあったが、ともかく、利用が定着してほしいです。