先月末予告したとおり、平成の30年間、鉄道の世界で起きた事を都道府県別に回顧する企画、今日から始めます。
もうすでに令和の世になって1年以上たってしまっているので、多少タイミングを逸しているのだけれど、実は一昨年の中ごろから、既にテキストは起こし始めていました。しかし、神奈川を初めとする関東地方以外は知らない、知らなかった事も多くて、多数の参考文献や過去の時刻表をひっくり返しながら、なんとか少しずつまとめ上げているところです。お恥ずかしながらまだ全部の都道府県を書けてはいないのだが、ともかく始める以上は、全47都道府県を書ききります。
基本的には1都道府県を2回程度に分けて書いていくが、当然、都道府県によって事情はかなり異なり、東京や大阪など、大都会を抱えた都道府県は、かなりのボリュームになると思います。それに、他の記事も交えて書くので、今日から毎週日曜日も更新日に加えて、週4日の更新を原則とするが、それでもたぶん、全47都道府県を書き終えるには、1年半~2年程度はかかる事になると思います。
ともかく長期の連載になるし、未熟な部分、書き足りていない部分も多々あろうかと思いますが、辛抱強くお読みいただければ幸いです。
今回は、平成の世を彩った鉄道の画像、平成の間に撮った画像を、一気に100枚並べてみました。あまり出来が良くない画像ばかりなのはゴメンナサイ。もちろんこれで全部ではないし、出す事が出来なかった鉄道事業者も相当数あります。昭和の頃から走り始めて、世が変わってすぐに引退した車両もあるし、逆にデビューしたてで、令和の世に主役に立つ事になる車両もあります。華やかな新幹線や特急、有名なローカル鉄道だけではなく、「無味乾燥」な通勤電車もあります。しかし、どの車両も皆、平成の世に、通勤・通学であれ、出張であれ、観光であれ、人々を運ぶために走り続けた、「名車」です。これだけバラエティに富んだ車両たちが平成30年間の鉄道界を彩っていたのか、と興味を持って見て頂けると、嬉しいと思っています。
北から南の順で行きます。火曜日の第1回は、北海道です。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
9日 競泳 松元 克央 半年ぶりレース出場
(“食べずに見守る”流しそうめん 津和野町 太皷谷稲成神社)
本当だったら今日はオリンピックの閉会式、だったんですよねえ。それにしてもウィルス感染も相変わらず大変だが、熱中症の方も心配で、JR四国の「アンパンマントロッコ列車」の運転士が熱中症になってしまって、児島駅の手前で30分も停車する事態になったそうです。どうか交通の運行に関わる皆さん、体調には十分注意してください。今の私からは、そうとしか言えません…。
№2190 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.18
梅雨が明けて、酷暑が訪れても、新型コロナウィルスの感染が止まりません。ここではバスは、一般路線を中心に見ているが、いよいよお盆休みというのに、高速バスは夜行・長距離路線を中心に再度の運休、減便が少なくありません。行く末が非常に心配です。誰だよ、「暖かくなったら、ウィルスはきれいさっぱり消えてなくなる」とかほざいたのは。ドナルド・トランプのウソツキ(ハナから信じてはいなかったけれどね)。
首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日7日までのリリースを中心にまとめます。といっても、お盆休みが近いので、鉄道や一般の路線バスに関しては、新しいリリースはほぼありません。
対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
*** 鉄道 ***
JR東日本 新幹線・快速・普通列車の定期列車は通常通り運行。特急は〔成田エクスプレス〕のみ、早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。その他の定期列車は通常通り運行。臨時列車は、7~9月の運行分が発表。大曲花火大会(8月28日~30日)関連の臨時列車は、大会延期のため、全て取りやめ。
JR東海 東海道新幹線は、定期列車は全列車運行。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は、8月は前年比97%設定。お盆期間(7~17日)中は前年比103%、8月16日は過去最多の455本を運行予定。御殿場線の普通列車は通常通り運行。〔踊り子〕はJR東日本、〔ふじさん〕は小田急のWebで確認を。
東京メトロ 通常通り運行。
東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。
京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。運行される一部列車の青砥停車を実施中。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。一般列車は通常通り運行だが、一部列車で時刻を変更している。「京成電鉄 夏休みチャレンジミッション」を実施。8月31日まで。
東武 一般列車は特急を含め、通常通り運行。「SL大樹」は、当分の間は総座席数の6割を発売、客車1両分は発売せず、他の号車から移動できるように開放する(ソーシャルディスタンス確保のため)。「DL大樹」は引き続き見合わせ。
西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。そのほかの特急など一般列車は通常通り運行。特急「スタジアムエクスプレス」(西武球場前→池袋)は、8月の運行は11日~16日(楽天6連戦)、25~27日(日本ハム3連戦)。「52席の至福×ありがとうとしまえん」を8月18日運行。
京王 〔京王ライナー〕は、平日は運行本数を変更している。京王八王子発5時47分発(90号)・8時56分発(92号)、橋本発9時22分発(94号)を運転(一部列車の行先・時刻を変更)。夜間の新宿0時発京王八王子行13号、0時20分発橋本行43号は取りやめ。土休日は通常通り運行。そのほかの一般列車は通常通り運行。5000系使用の全席指定列車を、8月15・16・22・23日に新宿~高尾山口間で運行。下り〔Mt.TAKAO〕は新宿発8:00・9:00発(高尾山口までノンストップ)、上り〔京王ライナー〕は高尾山口発15:15・16:15・17:15分発。
小田急 通常通り運行。臨時〔ふじさん31・32号〕を運行。7月18~26日・8月15~30日の土休日、合計12日運転。「エヴァンゲリオン×箱根 2020 MEET EVANGELION IN HAKONE 第3新東京市スタンプラリー」を、9月30日まで実施。箱根登山鉄道色の1000形4連1編成を、8月いっぱい、小田急の全線で運用する。一般小田急色の6連と連結した10連で運転。8月10日、医療従事者への感謝の一環として「Thank you プロジェクト」を実施、その一環でMSE(車体がブルーだから)を使用した特別列車「Thank you ロマンスカー」を、小田急線全線で運行する。9月5・6日の〔メトロえのしま91・93号〕が大和に臨時停車。〔えのしま1・2・3・5・21号〕〔ホームウェイ60号〕と共に、大和着の特急券所持者に、ロマンスカーオリジナルノベルティをプレゼントする(両日の女子ソフトボール及び「なでしこリーグ」試合開催に合わせた企画)。
東急 通常通り運行。大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。
京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は、引き続き運休している。土休日の一部快特の「ウイングシート」は、サービスを再開している。車内での取り扱いを開始(この場合の料金は500円)。
相鉄 通常通り運行。
りんかい線 通常通り運行。
つくばエクスプレス 通常通り運行。
関東鉄道 通常通り運行。
新京成 通常通り運行。
北総 通常通り運行。
東葉高速 通常通り運行。
東京モノレール 通常通り運行。ラッピングトレインは運用を公表していない。
ゆりかもめ 通常通り運行。
多摩都市モノレール 通常通り運行。
舞浜リゾートライン 通常通り運行。
千葉都市モノレール 通常通り運行。
埼玉高速鉄道 通常通り運行。15日のJリーグ輸送は、試合開始前に下り5本、終了後に4本の臨時列車を運行(7月12日・8月1日と同じ内容)。
埼玉新都市交通 通常通り運行。
横浜市営地下鉄 通常通り運行。
横浜高速鉄道みなとみらい線 通常通り運行。
横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。土休日は混雑緩和のため、当面の間、日中5分間隔で運転。
湘南モノレール 通常通り運行。
江ノ電 通常通り運行。
箱根登山 通常通り運行。
伊豆箱根 駿豆線・大雄山共に最終電車を繰り上げ。駿豆線は三島22時50分・修善寺22時22分発まで、大雄山線は現状の最終電車までは通常運転。〔踊り子〕4往復は全て、通常の運転日に運行。「Over the Rainbow」編成は、当面運行を継続する。延長期間は後日通知。「HAPPY PARTY TRAIN」も含め、運用は公表していない。位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」とのコラボ企画を実施中(11月5日まで)。
伊豆急行 夜間を中心に一般列車を減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。「リゾート21」の展望室は使用停止。「黒船電車」には31日まで「ロイヤルボックス」車を連結(普通乗車券・ICカード等のみで乗車可)。
富士急行 特別ダイヤで運行中。〔フジサン特急〕〔富士山ビュー特急〕は運休中(JRからの〔富士回遊〕は3往復とも運行)。最終電車は大月発22時05分、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定していない。「バンドリ!」ラッピング電車を運行中(9月6日まで予定)。
小湊鐵道 通常通り運行。
いすみ鉄道 通常通り運行。
銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。
秩父鉄道 「計画運休」ダイヤで運行。「ELパレオエクスプレス」の運行を開始。9月27日までの土休日(8月29・30日を除く)と8月20日運行。「SLパレオエクスプレス」はSLの全般検査のため、元々今年の運行計画はない。
*** バス *** 基本的に一般路線バス
深夜バス(主に23時台以降、運賃を倍額にして運行されるバス)の運行を、別に記しました。ただし、事業者によって表記内容が結構異なり(はっきり「深夜バスは運行(運休)」と書く所もあれば、時刻表を見ないと解らない所もある)、私の解釈で記した所もあるので、違う部分もあるかも知れません。その点はご容赦ください。
東京都営 通常通り運行。「おでかけパスもキャンペーン」は、今年は中止。
深夜バス:運行
日立自動車交通 通常通り運行。
京成バス 中山競馬場のアクセスのバスは引き続き運休(次のレース開催は9月12日)。ZOZOマリンスタジアム臨時直通バスは運行。その他の一般路線は通常通り運行。ウィルス感染禍とは関係ないが、高速バスの浜松町バスターミナル乗り入れが9月30日を持って終了する(貿易センタービル建て替えによるバスターミナル閉鎖のため。共同運行他社も含む)。
深夜バス:運行
京成タウンバス 通常通り運行。
京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。
ちばフラワーバス 一般路線は通常通り運行。成東~ウォーターガーデン間臨時便を運行中(9月23日まで)
深夜バス:運休
ちばレインボーバス 通常通り運行。
ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。
ちばグリーンバス 一般路線は通常通り運行。
東武バス 定期観光バス・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は今日1日より、土休日は通常の土休日ダイヤに復帰。スカイツリーシャトル上野・浅草線は30分間隔の臨時ダイヤ。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線、日光駅~霧降高原路線、世界遺産めぐりバスは臨時ダイヤで運行。日光鬼怒川線は通常通り、〔SL大樹〕運行日に運行。中禅寺温泉~立木観音・遊覧船発着所~半月山線は、運行を再開している。ウィルス感染対策と関係あるかは解らないが、「TOBU FREE Wi-Fi」は9月いっぱいまで休止。
深夜バス:運休
国際興業 通常ダイヤでの運行に復帰。深夜急行バスは引き続き運休。メッツァ直通バスは、〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行。〔m02〕(東飯能駅発)は引き続き運休。埼玉スタジアム直行バスは、当面は運行しない。
深夜バス:運休(折り返しが深夜バスとなる便も運休)
西武バス 深夜急行バスは運休。メッツァ直通バスは〔m01〕(飯能駅北口発着)のみ特別ダイヤで運行再開。〔m02〕(東飯能駅発着)は引き続き運休。〔川越100〕系統(本川越駅~川越水上公園)は、今年度は運行しない。メットライフドーム直行バスは、(立川バスも含め)当面は運行しない。
深夜バス:東京都内 運行 埼玉県内 運休
関東バス 全線で、特別ダイヤで運行(一部系統を除く)。
深夜バス:運行
立川バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
西東京バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行(深夜ご帰宅バス「楽帰ぃ」は運休)
京王バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
小田急バス 土曜日は通常土曜ダイヤで運行(世田谷〔営〕は、〔下61〕系統は臨時ダイヤ、そのほかの系統は休日ダイヤを継続)。〔渋24・26〕〔向10・13〕各系統、三鷹の森ジブリ美術館路線、みたかシティバスは臨時ダイヤを継続。
深夜バス:運行
東急バス 平日は通常の平日ダイヤ。E-Liner・深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。自由が丘や、田園都市線の駅を発着する系統の一部は、土曜日は土曜ダイヤで運行。
深夜バス:運休
京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。オープントップバスは、1便当たりの乗車人数を最大19人に制限して運行。〔八8〕系統は土曜ダイヤで運行。
深夜バス:運休
KMバス 通常通り運行。
銀河鉄道 恩多青葉町線は、平日は通常ダイヤに復帰。小平国分寺線は、平日は小平駅南口発6時12分~20時32分の間20分間隔+最終20時57分、国分寺台駅入口発6時37分~20時57分の間20分間隔+最終21時22分。土休日は小平駅南口発6時57分~20時37分、国分寺駅入口発7時22分~21時02分の間20分間隔(土曜日のみの学校対策便は運行しない)。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している(予約制)。
東京ベイシティ交通 一般路線は通常通り運行。。
新京成バス 松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。船橋新京成バスは通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉交通 一般路線は通常通り運行。
千葉中央バス 「C-bus」は運休中。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは、千葉駅→ちはら台線は0時50分発のみ運行。
深夜バス:運行
千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
千葉海浜交通 一般路線は通常通り運行。稲毛海浜公園プールオープンに伴い、9月22日まで、稲毛海岸駅~海浜公園プール間急行便を運行(土休日と8月13~15日)
深夜バス:運行
成田空港交通 一般路線は通常通り運行。
小湊鐵道 千葉~ちはら台間深夜急行バスは引き続き運休(千葉中央バス便のみ運行)。千葉白子急行は(平日・土休日同一ダイヤで、一部減便)。その他の路線は、通常運行に復帰。
日東交通 一般路線は通常通り運行。
館山日東バス 一般路線は通常通り運行。
鴨川日東バス 一般路線は通常通り運行。
平和交通 深夜急行バスは運休。稲毛駅~平和交通本社・にれの木台中央、新検見川駅~にれの木台線は臨時ダイヤで運行。
あすか交通 一般路線は通常通り運行。
東洋バス・千葉シーサイドバス 通常通り運行。
関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。
朝日自動車 通常通り運行。
深夜バス:運休
阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は「2020年度運行スケジュール」に基づき運行中。
茨城急行 北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。
川越観光 。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。森林公園駅~森林公園南口路線(土休日のみ運行)は、特別ダイヤで運行(1時間に1~2本)。
国際十王 一般路線は通常通り運行。
関越交通 「水上温泉わくわく号」は、今年度は運行しない。その他の一般路線は通常通り運行。
イーグルバス 小江戸巡回バスは当面の間、土休日も平日ダイヤで運行。
横浜市営 一般路線は通常通り運行。「雨の日臨時便」は運行しない(今月一杯)。7月23日より「BAYSIDE BLUE」が運行を開始している。同時に観光系路線バスの再編成を行い、「ぶらり三渓園バス」は運行を再開(ルートを変更)。「ぶらり赤レンガバス」と「あかいくつ」(Mルート)は廃止。「ピアライン」は、運行時間帯を縮小して運行している。一部の系統は3日より、特別ダイヤまたは土曜ダイヤで運行している(328・345系統(急行)は運休)。
深夜バス:運休
横浜交通開発 通常通り運行。
川崎市営 通常通り運行。等々力スタジアム直行バスは、運行開始が延期になった。
深夜バス:運行
神奈中 通学対策系統・商業施設系統は運休・減便系統あり。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行(一部例外の系統あり)。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行(土曜日は運休)
相鉄バス 116系統(神奈中バスとの共同運行)の土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。その他の一般路線は通常通り運行。深夜急行バスは運休中。
深夜バス:運行
臨港バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運休
江ノ電バス 一般路線は通常通り運行。
深夜バス:運行
箱根登山バス 定期観光バスは運休。一般路線は、箱根新道線は箱根湯本駅発1本(12時10分発)、箱根町港発8本(3本は小田原駅行)を運行。御殿場プレミアムアウトレット路線は1時間に1本程度の運行で、平日は最終を繰り上げ。その他、箱根地域内路線は通常の8~9割の運行。
伊豆箱根バス 全線、特別ダイヤで運行(大雄山駅~道了尊路線、真鶴町内路線は通常通り)。
富士急行 河口湖~御殿場駅路線は、一部減便。
フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは21分間隔運転を継続。
富士急バス 富士五湖エリアは、「レッドライン」は9~15時台の7往復(60分間隔)、「ブルーライン」「グリーンライン」は各3往復のみ運行。富士山駅~富士スバルライン五合目線は、運行を開始している(ただし富士山の登山道は、今夏は全て閉鎖)。河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレットは減便。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線は一部減便。富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。富士山駅~馬返線、富士山駅~新富士駅路線は運休。大月及び都留地域のハイキングバスは運休。
富士急湘南バス 一般路線は通常通り運行。
富士急シティバス 富士宮五合目線は運休。三島駅~富士山二合目(水ヶ塚公園)間は特別ダイヤで運行。8月23日までの毎日、特急・準急合計4往復運転。
富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、鷹岡車庫・富士宮駅~ぐりんぱ路線は全便運休。大石寺路線は再開している。富士駅~吉原中央駅~ぐりんぱ路線は運行再開。1日1往復。8月いっぱいは毎日、9月以降は土休日運行。
山梨交通 一般路線は通常通り運行。南アルプス登山バス(甲府駅・南アルプス市営駐車場・奈良田~広河原)は登山道閉鎖のため、今年度は運休。
東海バス 定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。熱海市内「湯~遊~バス」は一部便の運行を再開している。「彩(いろどり)」は運用しない(動画をフェイスブックで配信中)。ボランティアガイドは当面乗務しない。
JRバス関東 一般路線は通常通り運行。
なお、今夏は学校の夏休み期間の短縮により、通学対応系統・運行便の運行内容の変更がある事業者がいくつかあるようです。
一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。発見次第書き直していますが、各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。
来週は、緊急事態の発生がなければ運行に関するリリースは少ないと思われるが、土曜日に、各社の運行について書きます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
6日 お台場オリンピックシンボル 点検のため一時中止
(大阪府 225人の感染確認 過去最多)
7日 「徴用」問題 日本製鉄 即時抗告
(大相撲 松ヶ根親方 ウィルス感染 入院)
8日 東京オリンピック 競歩コース 札幌市で気温・湿度調査実施
(全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部 オンライン会議開催 帰省対策協議)
大阪・東京を初めとして連日全国各地で感染者が再び激増して、これも心配材料だが、東北地方は大雨が予想されていて、明日は秋田新幹線区間が、始発から夕方まで運休とアナウンスされています。五城目町では避難勧告も出されているそうで、また豪雨で河川が氾濫・大洪水、なんて事にならないで欲しい。今年の夏はとにかく暑いだけでなく、精神的にしんどくてイヤだ。
№2189 バスマガジンvol.102(講談社ビーシー/講談社)
日曜日の午後から月曜日、また「弾丸旅行」で関西に行ってきました。こんな状況でなんだよ、と言われそうだが。帰りに新幹線〔ひかり〕に乗ったが、5号車の自由席は、名古屋を出た時点で、乗客が14人しかいなかった…。90人座れるのに。こんなの東海道新幹線じゃない。正直ため息が出ました。お盆休みは、どんな事になってしまうのだろうか。この旅行については、また後日書きます。
「バスマガジンvol.102」、先月末に発売になりました。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.102 ジェイアールバス東北
JRバス東北は、初めてだ。同じJRバスでも北海道と九州は2回ずつ、関東と中国も取り上げられているのだが。
(他に東海・四国がまだ)
表紙にもなっている、二戸駅前のエルガミオ、私も同じく二戸駅前で撮影して、本体でも公開しました(実際に乗車もしている)。
一般の路線はやはり会社発足時と比較して大幅に減少し、秋田・山形・宮城県は、普通の路線バスはなくなってしまった。残った路線は、著名な観光地へ向かうため、比較的長距離の路線も多く、貸切・高速タイプが多数使われているのが特徴的だろうか。ただ、JRバス東北では最大の観光地だった十和田湖もかなり縮小してしまった。国鉄時代の〔みずうみ号〕は指定券を必要としていたほどだったし、秋田の十和田南へ抜けられる路線もあったのに。下北の路線は他のJRバス路線からはかなり離れた地点で、仙台行夜行バスも比較的短期間になくなり、他のJRバスからは孤立した感もあるので、今後はやや心配。
青森駅~青森空港間の空港バスは、JRバス単独としては、唯一の空港バス(他に広島空港に中国JRバスが入るが、他社との共同運行)。写真を見る限りは、他路線との共同運行なのだろうか。
受託運行する仙台市営バスの写真もあるが、二戸の市営バスについては触れられていない。白ナンバーの自家用登録車をJRバスが運行を受託しているようだったが、現在はどうなっているのだろうか。仙台の市営バスは出す必要はないと思ったが、JRバスオリジナル車が教習車として、七北田に常駐しているようだ。しかも緑ナンバーだね。仙台からの古川や角田方面への一般路線は廃止になって久しいし、乗客を乗せないなら白ナンバーに変えても良さそうなものだが、(JRバス東北に限らず)この辺は、どのような判断になっているのだろうか。
今後はやはり、仙台を中心とした高速バスが、経営の中心になっていくのだろうか。当然、新型コロナウィルス感染禍の影響はJRバス東北でも避けられず、高速バスも運休や減便が多数出ているし、十和田湖などの観光路線も、今後はちょっと心配です。特にインバウンドがいなくなってしまっているから…。
移籍バスの行方を追跡
東急バスの第2回で、1990年代後半以降。ハイブリッド車も移籍しているのか。元々宗谷バス自身がハイブリッド車を運行していたので受け入れやすかったのだろうが。最初期の2台というと、東山田〔営〕に入った2005(H17)年式だろうか。神奈中(舞岡)、JR東海バス(瀬戸)と同期だ。
低床化の時代の車両でも、相変わらず譲渡先が、北は稚内から南が沖縄と、幅広いなあ。沿岸バスが、UD+西工車体で違和感ありあり。後は岡山の八晃運輸に中型車が2台移籍しているが、両備グループとの確執は、バス事業の在り方にも関わる一大事として全国的にも報道されている。この2台の運命はどうなるのだろうか。
東急バスは、近年は小型車(リエッセ、エアロミディME、ポンチョなど)の導入も見られるが、移籍例はまだないのだろうか。トランセ代官山循環線のローザとかもあったが、移籍があるとしたら、次回で取り上げてもらえるのだろうか。
イーグルバス×オノエンジニアリング
イーグルバスの「小江戸循環バス」は6月19日に運行を再開したが、同時にオノエンジニアリングのEVベースのボンネットバスが運行を開始しました。本来は3月28日の「川越まつり」の日に合わせてデビューさせたかったようだが。バス趣味誌では「バスマガジン」が一番最初になりました。
イーグルバス公式Webでも、パワーポイントを使用した特設ページを開設していて、力が入っているのが解ります。ただ、現状はまだ、土休日も平日ダイヤでの運行(便数が少ない)だが、平日ダイヤでも最低3台、土休日ダイヤになった場合は、4台以上が必要になります。今後増車もありうる、と期待していいのか。
登録番号は、青が「川越230あ6666」、赤が「川越230か7777」だが、どのような意味があるのか。どこにも記されていなかった。
川越は比較的近くだから、早いうちに乗りに行ってみようかと思うが、EVをベースにオリジナル色がある車体を架装できるのなら、今後この手のバスでは、かなりの可能性があるのではないか。インバウンドが戻ってきて、中国の人々が何と評価するか、聞いてみたいけれどねえ。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.34 栃木県
前号の予告(長野県)とは、また違っている…。
栃木県は2007(H19)年のvol.23以来で13年ぶりだが、構図はだいぶ変わった。何より、最大手の関東自動車と、県内№2だった東野交通が、ともにみちのりHDの傘下になった上に、2年前に合併したというのが、とても大きい。またJRバス関東は、13年前には烏山にも路線があったが(かつては茨城県の常陸大宮まで路線が繋がっていた)、現在は廃止。
東武バス日光は、昨今は「世界遺産めぐり循環バス」とか、軌道線電車をモチーフにしたバスとか、ユニークな車両もあるが、一般路線で中禅寺湖・湯元温泉へ行くバスは、今はどうなっているのだろうか。首都圏からの貸切車の転用が多かったのが、近年はワンステップ車の直接導入で体質改善が図られているようだ。
しおや交通が運行している日光市営バスは緑ナンバーだが、先日、わたらせ渓谷鉄道からの乗り継ぎで、足尾→日光駅間で同じ日光市営バスに乗った(JTB時刻表にも掲載あり)けれど、こちらは白ナンバー(日光交通が受託しているらしい)でした。日光市は「平成の大合併」の結果、範囲がとてつもなく広くなり(足尾から、野岩鉄道の男鹿高原駅付近、福島県境までが日光市)、しおや交通の路線は旧栗山村営、私が乗った路線は旧足尾町営の路線、という出自の違いが出てくるのだが、同じ市のバスだったら、「緑」か「白」、どちらかに統一すべきだと思う。
一般路線で県外資本の入り込みは、もうないか。遠い昔は、福島交通が那須に、会津バスが鬼怒川に入っていたらしいが。後は季節運行になるが、関越交通が金精峠を越えて、中禅寺温泉に乗り入れるようになったが、それだけか。観光路線も、なんとか元気を出して欲しいが、現状は苦しそうというのは、日光中心部の街並みの様子をみて感じてきたところです。修学旅行の小学生もいないし。
ご多分に漏れず利用者は、全権的には減少に歯止めがかかっていないようだが、それでもJR宇都宮駅から大通りを経て、東武宇都宮駅方向に向かう区間は多数の路線が集まっている事もあって、少なくとも便数は少なくない。群馬(高崎・前橋あたり)よりは、活気が感じられると思う。だからLRTの計画も、実現に向けて動き出せるのではないか。一時は関東自動車が懸念を示した事もあったが、その関東自動車も新LRT会社に出資しているし、関東自動車、JRバス、新LRT会社で共通ICカード(Suicaのシステムらしい)を導入するともリリースされているので、いい方向に行けると思う。ここでもウィルス感染禍の影響が心配だが、LRTを中心とした公共交通網の再編成が成功し、栃木県内、そして日本全国の都市交通に好インパクトを与えて欲しいと思います。ただ全県レベルでいうと、宇都宮一極集中の傾向は気になる。有力な都市のはずで、東京からも決して遠くない(少なくとも宇都宮よりは近い)栃木市や小山市あたりは、ややバスの元気がない気がするが、どうだろう。
関東自動車は、「壬生シスターズ」ラッピング車は出して欲しかったかな。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第28回
今回もパンデミック状況下のバス業界のサバイバルになるのは、致し方ない。現状で心配なのは、夏休みに入ってお盆も間近だというのに、感染者が全国的に再び増えてきている事もあって、高速バスで再度運休・減便、あるいは運行再開が延期になっている路線が少なくないという事。地方の県の知事の帰省の自粛の要請も相次いでいるし。東海バス「三島ライナー」も、明日6日から再度運休になるし、夏休みが終わっても、運行が元に戻らない路線が相当数出てくるのではないか。マイカーへの転移も心配だし、このまま廃止という路線も出てくるだろう。既に小湊鐵道の大多喜~羽田空港・品川線も、運行を再開しないまま9月いっぱいで廃止、とリリースを出しています(元々利用が定着していなかったのかも知れないが)。お盆の輸送状況は、バス以外も含めて注視すべきだろう。
一般路線は、特に深夜時間帯の運行は、(ドライバー不足もあって)大幅な見直しが行われる公算が大。深夜バス・深夜急行バスは縮小が進むのではないか。鉄道でさえ、JR東日本が最終電車の繰り上げを検討していると明らかにしているくらいなので。
結局前号の繰り返しになってしまうのだが、公的な支援も必要だが、バス業界はウィルス感染禍より前からドライバー不足などで減便が相次いだりしていて、体力を相当消耗している事業者が、大手でさえも少なくない。事業者サイドから、業界の外部まで含めた、大幅な経営形態・事業形態の再編成を仕掛ける事も、必要な時期になって来るのではないだろうか。
これも一部繰り返しになるが、多少希望的な観測としては、①関越や軽井沢のような事故を起こしかねない「ブラック事業者」は、自然に淘汰されるだろう。②感染症防止対策として、ICカードの普及が、地方部でもある程度は進むかも知れない。大手私鉄などの資本が入っている所は特に。
とにかくバスに限らず、交通とは「移動のニーズ」があればこそのシステム、移動の手段を売るのが交通ビジネス、しかし、ウィルス感染は、人の行動・移動に連動して起こるもの。当然両社は相容れない。ウィルス感染禍がどうにか改善しないと、バスに限らず交通業界全体が共倒れになってしまう。まして「緊急事態宣言」が再度発出されるようだと、本当に息の根を止められる事業者が、大手クラスでも相当数出てくる恐れがあります。何とかしないといけない。
(左最前部シートは、関東でも神奈中バスは再度、利用できるようになっているようだ。他は未確認)
終点の情景を求めて
函館バスの恵山御崎。全線は申し訳ないが乗り通した事はないが、途中、函館空港のウォッチングスポットに近いバス停を経由するので、根崎の地域までは利用した事がある。ただ恥ずかしながら、旧国鉄未成線の跡の存在は、比較的最近まで知りませんでした。
この路線は、日ノ浜団地で、椴法華方面への路線から分岐するらしい。椴法華方面は、途中で乗り継ぐと函館本線の鹿部方面へ抜けられるので、こちらも魅力的だが、本数が少ないのが、難点だなあ。
(日ノ浜団地は、元の函館バスの出張所なのか。区間運転便の発着場所としては中途半端なバス停名だと思ったのだが)
平成初期のバスを振り返る
サンデン交通。「ふくふく」のダブルデッカー車は乗った事があるが、東京⇔山口は、バスレベルでも需要が大きくなかったのだろうか。ANAと総代理店の契約をしているので、山口宇部空港まで自社のバス、そこから東京まではANAでどうぞ、と割り切っているのだろうか。地盤となる下関は九州と結びつきが強いので、本州よりは北九州・福岡へ、という事になるのだろう。旧山陽急行バスは残念ながら生で見た事がなかったが、正面の五角形の区間表示板が、サンデンのみならず、昭和後期のローカル長距離バスの黄金時代を象徴している気がします。下関も、最近は全然行っていないなあ。カラーリングも変わり、顔触れも変わっているので、一度時間を作って、ガンガン撮りたいと思っているが、いつの事になるのだろうか?
次号は、「バス会社」は越後交通、「県別」は静岡県を予定。予告にはないが、横浜市の「BAYSIDE BLUE」が7月23日に運行を開始していて、一般のお客さんが乗れるハイブリッド連節バスは初(運行が延期になっている間にJRバス関東に先を越されたが、JR東日本の社員輸送用で、一般の乗客は利用できない)なので、大きくとりあげられる事になるのではないでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 北陸・東北南部 梅雨明け
(沖縄 美ら海水族館 感染拡大で臨時休館)
3日 CoCo壱番屋 インドに初出店
(東京都 酒提供飲食店 営業時間短縮を要請)
4日 国民民主党玉木代表 立憲民主党との合流協議 党首会談呼びかけ
(「100か国で教育システム混乱」国連指摘 学校早期再開呼びかけ)
5日 「田澤ルール」撤廃 選手会 NPBに申し入れ
(シャープ 3か月間決算36%減少 テレワーク普及でコピー機トナー販売減少)
ベイルートの爆発は、当然ながら「リアル」だったですねえ。カルロス・ゴーンが逃げ込んだところでもあり、邸宅も被害に遭ったそうだが、今の、少なくとも普通の日本の国民には、日本を逃げ出した人物の行方を気にする余裕なぞない。我が身と自由な暮らしの防衛の方が、はるかに一大事だ。
「バスマガジンvol.102」、先月末に発売になりました。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.102 ジェイアールバス東北
JRバス東北は、初めてだ。同じJRバスでも北海道と九州は2回ずつ、関東と中国も取り上げられているのだが。
(他に東海・四国がまだ)
表紙にもなっている、二戸駅前のエルガミオ、私も同じく二戸駅前で撮影して、本体でも公開しました(実際に乗車もしている)。
一般の路線はやはり会社発足時と比較して大幅に減少し、秋田・山形・宮城県は、普通の路線バスはなくなってしまった。残った路線は、著名な観光地へ向かうため、比較的長距離の路線も多く、貸切・高速タイプが多数使われているのが特徴的だろうか。ただ、JRバス東北では最大の観光地だった十和田湖もかなり縮小してしまった。国鉄時代の〔みずうみ号〕は指定券を必要としていたほどだったし、秋田の十和田南へ抜けられる路線もあったのに。下北の路線は他のJRバス路線からはかなり離れた地点で、仙台行夜行バスも比較的短期間になくなり、他のJRバスからは孤立した感もあるので、今後はやや心配。
青森駅~青森空港間の空港バスは、JRバス単独としては、唯一の空港バス(他に広島空港に中国JRバスが入るが、他社との共同運行)。写真を見る限りは、他路線との共同運行なのだろうか。
受託運行する仙台市営バスの写真もあるが、二戸の市営バスについては触れられていない。白ナンバーの自家用登録車をJRバスが運行を受託しているようだったが、現在はどうなっているのだろうか。仙台の市営バスは出す必要はないと思ったが、JRバスオリジナル車が教習車として、七北田に常駐しているようだ。しかも緑ナンバーだね。仙台からの古川や角田方面への一般路線は廃止になって久しいし、乗客を乗せないなら白ナンバーに変えても良さそうなものだが、(JRバス東北に限らず)この辺は、どのような判断になっているのだろうか。
今後はやはり、仙台を中心とした高速バスが、経営の中心になっていくのだろうか。当然、新型コロナウィルス感染禍の影響はJRバス東北でも避けられず、高速バスも運休や減便が多数出ているし、十和田湖などの観光路線も、今後はちょっと心配です。特にインバウンドがいなくなってしまっているから…。
移籍バスの行方を追跡
東急バスの第2回で、1990年代後半以降。ハイブリッド車も移籍しているのか。元々宗谷バス自身がハイブリッド車を運行していたので受け入れやすかったのだろうが。最初期の2台というと、東山田〔営〕に入った2005(H17)年式だろうか。神奈中(舞岡)、JR東海バス(瀬戸)と同期だ。
低床化の時代の車両でも、相変わらず譲渡先が、北は稚内から南が沖縄と、幅広いなあ。沿岸バスが、UD+西工車体で違和感ありあり。後は岡山の八晃運輸に中型車が2台移籍しているが、両備グループとの確執は、バス事業の在り方にも関わる一大事として全国的にも報道されている。この2台の運命はどうなるのだろうか。
東急バスは、近年は小型車(リエッセ、エアロミディME、ポンチョなど)の導入も見られるが、移籍例はまだないのだろうか。トランセ代官山循環線のローザとかもあったが、移籍があるとしたら、次回で取り上げてもらえるのだろうか。
イーグルバス×オノエンジニアリング
イーグルバスの「小江戸循環バス」は6月19日に運行を再開したが、同時にオノエンジニアリングのEVベースのボンネットバスが運行を開始しました。本来は3月28日の「川越まつり」の日に合わせてデビューさせたかったようだが。バス趣味誌では「バスマガジン」が一番最初になりました。
イーグルバス公式Webでも、パワーポイントを使用した特設ページを開設していて、力が入っているのが解ります。ただ、現状はまだ、土休日も平日ダイヤでの運行(便数が少ない)だが、平日ダイヤでも最低3台、土休日ダイヤになった場合は、4台以上が必要になります。今後増車もありうる、と期待していいのか。
登録番号は、青が「川越230あ6666」、赤が「川越230か7777」だが、どのような意味があるのか。どこにも記されていなかった。
川越は比較的近くだから、早いうちに乗りに行ってみようかと思うが、EVをベースにオリジナル色がある車体を架装できるのなら、今後この手のバスでは、かなりの可能性があるのではないか。インバウンドが戻ってきて、中国の人々が何と評価するか、聞いてみたいけれどねえ。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.34 栃木県
前号の予告(長野県)とは、また違っている…。
栃木県は2007(H19)年のvol.23以来で13年ぶりだが、構図はだいぶ変わった。何より、最大手の関東自動車と、県内№2だった東野交通が、ともにみちのりHDの傘下になった上に、2年前に合併したというのが、とても大きい。またJRバス関東は、13年前には烏山にも路線があったが(かつては茨城県の常陸大宮まで路線が繋がっていた)、現在は廃止。
東武バス日光は、昨今は「世界遺産めぐり循環バス」とか、軌道線電車をモチーフにしたバスとか、ユニークな車両もあるが、一般路線で中禅寺湖・湯元温泉へ行くバスは、今はどうなっているのだろうか。首都圏からの貸切車の転用が多かったのが、近年はワンステップ車の直接導入で体質改善が図られているようだ。
しおや交通が運行している日光市営バスは緑ナンバーだが、先日、わたらせ渓谷鉄道からの乗り継ぎで、足尾→日光駅間で同じ日光市営バスに乗った(JTB時刻表にも掲載あり)けれど、こちらは白ナンバー(日光交通が受託しているらしい)でした。日光市は「平成の大合併」の結果、範囲がとてつもなく広くなり(足尾から、野岩鉄道の男鹿高原駅付近、福島県境までが日光市)、しおや交通の路線は旧栗山村営、私が乗った路線は旧足尾町営の路線、という出自の違いが出てくるのだが、同じ市のバスだったら、「緑」か「白」、どちらかに統一すべきだと思う。
一般路線で県外資本の入り込みは、もうないか。遠い昔は、福島交通が那須に、会津バスが鬼怒川に入っていたらしいが。後は季節運行になるが、関越交通が金精峠を越えて、中禅寺温泉に乗り入れるようになったが、それだけか。観光路線も、なんとか元気を出して欲しいが、現状は苦しそうというのは、日光中心部の街並みの様子をみて感じてきたところです。修学旅行の小学生もいないし。
ご多分に漏れず利用者は、全権的には減少に歯止めがかかっていないようだが、それでもJR宇都宮駅から大通りを経て、東武宇都宮駅方向に向かう区間は多数の路線が集まっている事もあって、少なくとも便数は少なくない。群馬(高崎・前橋あたり)よりは、活気が感じられると思う。だからLRTの計画も、実現に向けて動き出せるのではないか。一時は関東自動車が懸念を示した事もあったが、その関東自動車も新LRT会社に出資しているし、関東自動車、JRバス、新LRT会社で共通ICカード(Suicaのシステムらしい)を導入するともリリースされているので、いい方向に行けると思う。ここでもウィルス感染禍の影響が心配だが、LRTを中心とした公共交通網の再編成が成功し、栃木県内、そして日本全国の都市交通に好インパクトを与えて欲しいと思います。ただ全県レベルでいうと、宇都宮一極集中の傾向は気になる。有力な都市のはずで、東京からも決して遠くない(少なくとも宇都宮よりは近い)栃木市や小山市あたりは、ややバスの元気がない気がするが、どうだろう。
関東自動車は、「壬生シスターズ」ラッピング車は出して欲しかったかな。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第28回
今回もパンデミック状況下のバス業界のサバイバルになるのは、致し方ない。現状で心配なのは、夏休みに入ってお盆も間近だというのに、感染者が全国的に再び増えてきている事もあって、高速バスで再度運休・減便、あるいは運行再開が延期になっている路線が少なくないという事。地方の県の知事の帰省の自粛の要請も相次いでいるし。東海バス「三島ライナー」も、明日6日から再度運休になるし、夏休みが終わっても、運行が元に戻らない路線が相当数出てくるのではないか。マイカーへの転移も心配だし、このまま廃止という路線も出てくるだろう。既に小湊鐵道の大多喜~羽田空港・品川線も、運行を再開しないまま9月いっぱいで廃止、とリリースを出しています(元々利用が定着していなかったのかも知れないが)。お盆の輸送状況は、バス以外も含めて注視すべきだろう。
一般路線は、特に深夜時間帯の運行は、(ドライバー不足もあって)大幅な見直しが行われる公算が大。深夜バス・深夜急行バスは縮小が進むのではないか。鉄道でさえ、JR東日本が最終電車の繰り上げを検討していると明らかにしているくらいなので。
結局前号の繰り返しになってしまうのだが、公的な支援も必要だが、バス業界はウィルス感染禍より前からドライバー不足などで減便が相次いだりしていて、体力を相当消耗している事業者が、大手でさえも少なくない。事業者サイドから、業界の外部まで含めた、大幅な経営形態・事業形態の再編成を仕掛ける事も、必要な時期になって来るのではないだろうか。
これも一部繰り返しになるが、多少希望的な観測としては、①関越や軽井沢のような事故を起こしかねない「ブラック事業者」は、自然に淘汰されるだろう。②感染症防止対策として、ICカードの普及が、地方部でもある程度は進むかも知れない。大手私鉄などの資本が入っている所は特に。
とにかくバスに限らず、交通とは「移動のニーズ」があればこそのシステム、移動の手段を売るのが交通ビジネス、しかし、ウィルス感染は、人の行動・移動に連動して起こるもの。当然両社は相容れない。ウィルス感染禍がどうにか改善しないと、バスに限らず交通業界全体が共倒れになってしまう。まして「緊急事態宣言」が再度発出されるようだと、本当に息の根を止められる事業者が、大手クラスでも相当数出てくる恐れがあります。何とかしないといけない。
(左最前部シートは、関東でも神奈中バスは再度、利用できるようになっているようだ。他は未確認)
終点の情景を求めて
函館バスの恵山御崎。全線は申し訳ないが乗り通した事はないが、途中、函館空港のウォッチングスポットに近いバス停を経由するので、根崎の地域までは利用した事がある。ただ恥ずかしながら、旧国鉄未成線の跡の存在は、比較的最近まで知りませんでした。
この路線は、日ノ浜団地で、椴法華方面への路線から分岐するらしい。椴法華方面は、途中で乗り継ぐと函館本線の鹿部方面へ抜けられるので、こちらも魅力的だが、本数が少ないのが、難点だなあ。
(日ノ浜団地は、元の函館バスの出張所なのか。区間運転便の発着場所としては中途半端なバス停名だと思ったのだが)
平成初期のバスを振り返る
サンデン交通。「ふくふく」のダブルデッカー車は乗った事があるが、東京⇔山口は、バスレベルでも需要が大きくなかったのだろうか。ANAと総代理店の契約をしているので、山口宇部空港まで自社のバス、そこから東京まではANAでどうぞ、と割り切っているのだろうか。地盤となる下関は九州と結びつきが強いので、本州よりは北九州・福岡へ、という事になるのだろう。旧山陽急行バスは残念ながら生で見た事がなかったが、正面の五角形の区間表示板が、サンデンのみならず、昭和後期のローカル長距離バスの黄金時代を象徴している気がします。下関も、最近は全然行っていないなあ。カラーリングも変わり、顔触れも変わっているので、一度時間を作って、ガンガン撮りたいと思っているが、いつの事になるのだろうか?
次号は、「バス会社」は越後交通、「県別」は静岡県を予定。予告にはないが、横浜市の「BAYSIDE BLUE」が7月23日に運行を開始していて、一般のお客さんが乗れるハイブリッド連節バスは初(運行が延期になっている間にJRバス関東に先を越されたが、JR東日本の社員輸送用で、一般の乗客は利用できない)なので、大きくとりあげられる事になるのではないでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
2日 北陸・東北南部 梅雨明け
(沖縄 美ら海水族館 感染拡大で臨時休館)
3日 CoCo壱番屋 インドに初出店
(東京都 酒提供飲食店 営業時間短縮を要請)
4日 国民民主党玉木代表 立憲民主党との合流協議 党首会談呼びかけ
(「100か国で教育システム混乱」国連指摘 学校早期再開呼びかけ)
5日 「田澤ルール」撤廃 選手会 NPBに申し入れ
(シャープ 3か月間決算36%減少 テレワーク普及でコピー機トナー販売減少)
ベイルートの爆発は、当然ながら「リアル」だったですねえ。カルロス・ゴーンが逃げ込んだところでもあり、邸宅も被害に遭ったそうだが、今の、少なくとも普通の日本の国民には、日本を逃げ出した人物の行方を気にする余裕なぞない。我が身と自由な暮らしの防衛の方が、はるかに一大事だ。