№2158 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 9.北の街・ナルヴィクと ボーデーへのバスの旅

「緊急事態宣言」が、全国すべての都道府県で解除になりました。まずはホッと一息、町をちょっと歩いてみても、まだ全てではないけれど、営業を再開した店やセンターが多く、久しぶりに通りに活気が出てきたように思えました。プロ野球の6月19日開幕も発表になり、ほんの少しづつでも、「元の日常」が戻りつつあります。とはいえ、まだ長距離の移動は控えた方が良さそうで、そろそろ遠出を、というのが偽らざるホンネだけれど、もう少し地元横浜で、おとなしく我慢して過ごす事にします。早く遠くに行きたい。

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 ナルヴィクは、西側ヨーロッパでは、最北の鉄道駅がある事で、鉄道ファンにはおなじみの場所でしょう(ロシアにはもっと北に駅があるらしいが)。24年ぶりに訪れた最北の地、ほんの少しだけ歩いて、夕方はこの日の投宿先、ボーデーへバスで向かいます。

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 改めて、ナルヴィクの駅舎。
 この駅は1993(H5)年11月と、1996(H8)年7月(「1994年」と書いてしまっている。後で書き直しておきます)に来ていて、24年ぶりになります。駅舎そのものは変わっていないが、改装されています。
 しかし…、この駅も、窓口がない。なのでかつて、多数の鉄道の旅人が求め、または欲してきた「最北の駅到達証明書」は、もう手に入りません…。駅以外で手に入るかも知れないが、やはり駅でないと…。

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 ナルヴィクに発着する路線の時刻表。24年前はノルウェー側だけ走るローカル電車もあったが、今はストックホルム・ルレオ行と、ルレオ行単独の、合計2往復の発着のみ。

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 貨物列車をけん引する機関車のガイドが、待合室の壁面に掲げられていました。スペックも書かれている。結局この路線は、貨物が主、旅客は従。重い鉱石運搬列車を引いて高い山を越えるので、ハイパワーな専用機が、昔から導入されてきました。

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 ホームには、小型のSL「ビフレスト」が静態保存されています。

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 説明書きが、ノルウェー語と英語で書かれています。1882(M15)年にスウェーデンのトロルヘッタンに構える鉄道車両メーカー「Nydqvist and Holm」(NOHAB)によって製造され、1900(M33)年秋にナルヴィクに来る前はスコーネ地方で使われ、ナルヴィクではLKAB(キルナの鉱山の会社)の入換え機として、1903(M36)年(鉄道が到達した年)から1942(S17)年まで使用された、みたいな事が書かれています。「ビフレスト」とは、北欧神話に出てくる虹の橋の名前、らしい。

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 その、鉄道の開通の記念碑。1903年7月14日。

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 現在の、貨物列車の専用機。LKAB所有なのだろうか。3軸2台車×2車体で12軸。日本では2軸2台車×2車体で「EH」と表記される(EH10・EH200・EH500・EH800)が、ではこの機体は、日本だったらどう表記されるのだろうか。「EL」となるのだろうか?さすがにスケールが違う。

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 駅の西側で構内をまたぐ高架橋から、ナルヴィク駅全体を見る。街は案外大きい。右手の山の中腹にはスキー場。
 3月になったとはいえ天候は定まらず、多少青空が広がった、と思ったら、また雪が降る。

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 そんな中、15時15分発93列車として、再びストックホルム(+ルレオ)に向けて出発しようとする、「ノルトピレン」。

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 雪が舞う中、再び山越え・国境越えに挑むべく、定刻に出発していきました。

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 撮影の時系列が前後するが、駅に到着した直後に撮影した、ナルヴィク市中の通り。案外車が多い。決して、「辺境のド田舎」のイメージではない。貨物で賑わう港町、だからだろうか。
 ここでちょっとマズイ事に気づいた。ノルウェーの通貨(NOK)が手元にない。当然駅では両替できないし。駅から10分程の観光インフォメーションで聞いたら、通りの向かいの商店が両替してれると言う。普通の商店にしか見えなかったけれど、ちゃんと手元のSEKを、NOKに両替してくれました。

112 ナルヴィク市内バス.jpg
 ナルヴィクには小規模ながら市内バス路線も2系統あります。残念ながら、今回は乗る余裕はなし、風景写真の撮影のみになりました。1系統は毎日走るが、この2系統は、平日は30分毎、土曜日は1時間毎、休日は運休(だったと思う)。

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 ナルヴィクは長距離バスの中継点でもあり、便数は少ないが、長距離バスの発着があります。さすがに大きい。ナルヴィクの路線は、NORWAYでの運行ではなくなっているようだ。

114 ナルヴィク高速バスターミナル.jpg
 長距離バスターミナルは、観光インフォメーションがあるビルの隣の、ショッピングセンターのビルの1F。ところが鉄道駅だけでなくバスターミナルもまた窓口がないし、ここでは券売機もない。日本などではあるだろう、直前の出発便のインフォメーションもない。待合室から、外のバスの様子を見て、乗り込む事になるようだが、ヨソ者には利用し辛くなった感があります。

115 ボーデー~ナルヴィク間バス時刻表.jpg
 運行のインフォメーションは、外の壁に貼られた時刻表を見るしかない。ボーデー~ナルヴィク線の時刻表。これを見ると、ボーデーの終点は、今は空港だ。
 結局、少し前から「Ikke i tafikk」(「回送」の意味だろう)の表示で留まっていた車両が、行先をボーデーに変更していて、これに乗る事になる。白一色で、面白みはないなあ。スカンレイルパスは通用しない。ボーデーまで457NOK(≒5400円)。C/C払い。

116 ボーデー行バス車内.jpg
 車内。長距離バスだが、2ドア(北欧は基本的に、長距離バスも2ドア)。一番後ろに座りたかったのだが、学校帰りらしい娘たちに占領されていて、中ドアの直後に座る。
 座席は中扉を境に、前が7列、後ろも7列、合計で57席。中央部にベビーカーと車いすのスペースがあるのだけれど、HDで4ステップだからなあ。リフトもないし。

117 ナルヴィク港.jpg
 定刻に出発。しばらくは港の傍らを走る。鉄道の操車場を見る。キルナの鉱石以外にも、貨物が多そうだ。

118 ベイスフィヨルド橋.jpg
 ベイスフィヨルド橋を渡る。

119 ナルヴィク雪山.jpg
 今度は右手にナルヴィクの街を見る。雪山も。

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 ナルヴィクも、だんだん遠くなってきた。

121 凍結.jpg
 海(オフォトフィヨルド)は、所々凍っている。

122 夕暮れ.jpg
 雲が多いけれど、夕暮れ。

123 雪山.jpg
 さらに雪山が続く。それにしても、ナルヴィクを起ってから、全然止まらない。乗降が全くないし、信号もない。
 50分位走って、バランゲンの街に入る手前のバス停で、ようやく停車。バランゲンはスーパーの前に停車し、乗降の他に貨物の積み込みがありました。

124 山道.jpg
 今度は山越え区間。
 
125 バランゲン湾.jpg
 フィヨルド。

126 フォルサ山.jpg
 フォルサ山、というのだろうか。

127 バス停待ち合わせ小屋.jpg
 一部のバス停には、このような小さな待ち合わせの小屋がある、が、バス停の名前はなさそうだし、時刻表とかは掲げられているのだろうか?

128 バス停交通標識.jpg
 中間の大半のバス停は、こんな感じで、道路標識然としたポールが立つのみ。地元の人以外は利用する事がほぼないだろうから、これでいいのか。
 外はかなり暗くなってきたけれど、車内は明かりがつかない(読書灯が点灯する)。

129 スカーバーゲット~ボグネス間フェリー.jpg
 やがて右手に小さな船が見えてきた…、と思ったら、そのまま乗り込む。
 この路線、27年前にボーデーからナルヴィクまで乗った時は、確か3か所でフェリーを利用したのだが、今はこのスカーバーゲット~ボグネス間のみになっている。とはいえ、国道が繋がらずフェリーの区間があるというのが、ノルウェーらしい。

130 フェリー乗船.jpg
 乗り込むと、即出航。バスの外に出て、船のキャビンへ。

131 フェリー時刻表.jpg
 フェリーの時刻表。他にもいくつかの路線があるようだ。

132 船内カフェ.jpg
 船内のカフェ。
 このバスは、ボーデー到着が22時を過ぎる事になり、夕食を食いはぐれる事になりそう。なので、ここで多少多めに、サンドイッチとワッフル、それにコーヒーを食する。

133 船内ラウンジ.jpg
 ラウンジで飲み食いしていたら、もう対岸のボグネスが近くなって、外に出る機会がありませんでした。30分弱、なので。

134 連絡バス.jpg
 どこだか忘れてしまったのだけれど、途中のバス停(では、こんな小型のバスが連絡していました。小型のワゴンに毛が生えたような感じだけれど、ちゃんと系統番号に行先まで入っていて本格的。ノルウェーにもこんなバスがあるとは。
(ここはトリウムセルバで、向こうの行先はドラグ、となるのだろうか)

 この先、もう外は真っ暗で、もったいない話ではあるけれど、ひたすら寝ていました。真夏だったらガンガン明るいので、外を見ていたはずだが。

135 ナルヴィク行.jpg
 そういう状況だったので全くのうろ覚えでしかないのだが、どこかのバス停(今調べたら、たぶんSteigen kryssという所)に、ナルヴィクへ行くバスがいました。どうやら、ドライバーが相互に交代、各々、出発地に戻っていくようだ。27年前のNORWAYバスではボーデーからナルヴィクまで通しの乗務だったはずで、大変な激務だと思っていたのだが、事業者が変わって、運行体制も変わった、という所だろうか。

136 ボーデー到着.jpg
 この後、10分位遅れて着いたファウスケでかなりの下車。セントラムトロンヘイム行夜行への乗り継ぎに違いない。暗闇の中を走り、やがてボーデーの町中に入るが、バスは空港まで行ってしまう。なので、YHを併設するボーデー駅に近い、ボーデー中央バス停で下車しました(一つ手前がもっと近かったようだが)。
 雪の中を、トボトボ歩いていく。開いている店はまだいくつもあったが、人通りは少ない。

 こうして、ナルヴィクから6時間強のバスの旅は終わりました。全区間昼になる夏になれば、もっと存分に景色を楽しめたはずだが、前半だけでもダイナミックな景色を楽しめて良かったと思います。
 次に乗る機会を作れるなら、ナルヴィクに1泊して、翌日午前の便に乗りたいと思います。もっと楽しめると思うので。

 この後YHに宿泊、翌日は列車でトロンヘイムへ…となるのだが、それは次回。6月になります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 ドイツ政府は、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)に90億ユーロの財政支援を行うと発表しました。LHはこれまでも何度も利用して、当ブログでも書いてきたけれど、欧州(というより世界)の航空業界では、優良キャリアの一つと思っていました(近年はストも少なくなかったけれど)。そこに、日本円で1兆円強の支援を行わなければならない、というのだから、事は深刻だと思います。LHでこうだと、他キャリアはどうなりますかねえ。感染防止対策で搭乗客数を制限しなければならなくなる、とか言ったら、LHクラスはまだしも、LCCはもう生きていけなくなるかも。ビジネスモデルの根底が否定される事になるので。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
24日 イスラエル ネタニヤフ首相 汚職事件裁判 エルサレム地裁で開廷
(タイガー・ウッズら ゴルフチャリティーマッチ 募金額2000万ドル) 
25日 大井競馬場元競走馬 厩舎から逃走 車と衝突
(外食チェーン 4月売上40%減 過去最大の落ち込み)
26日 沖縄 外貨両替店強盗事件 米兵ら2人書類送検
(「アビガン」 今月中の承認見送り)

№2157 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.7

鎌倉駅.jpg
「緊急事態宣言」は21日、関西の2府1県が解除となりました。残念ながら首都圏(+北海道)は継続だが、感染者数はかなり減ってきており、来週25日には終了するかもしれません。既に各自治体とも、それを見据えた「出口戦略」の策定を進めているようであり、一部では先行して営業を再開した店舗なども見られるようになりました。全面的に回復するのはまだ相当先になるのだろうが、交通機関も、日常的な通勤等に利用される電車・バスは復便の動きがあり、学校の再開で通学対応便の運行を開始・再開する所も出てきています。また長距離輸送も、各新幹線の減便が終了、あるいは計画取りやめになるなど、少しは光が見えてきたようです。少なくとも大規模な「第2波」「第3波」が起きない限りは、これ以上のダイヤの減量はないと思われます(し、ないと思いたいです)。
 首都圏の交通の、新型コロナウィルス感染に対する、特にダイヤ面での対応、今回は、昨日22日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。記載があっても、状況の変化により変更される場合があります。
 赤い文字の部分が、この一週間の新しい発表・動きです(SNS上の情報もあります)。

*** 鉄道 ***

JR東日本 一般列車は通常通り運行。13日に発表されていた、28日から予定の、東北・秋田・山形・上越・北陸各新幹線の臨時ダイヤ、常磐線特急〔ひたち〕〔ときわ〕及び中央線中央線特急〔あずさ〕〔かいじ〕〔富士回遊〕の減便は取りやめとなり、定期列車は通常ダイヤで運行される事になった(〔はやぶさ〕は、2往復が新青森~新函館北斗間運休)。なお、全新幹線のグランクラスは引き続きサービス中止、全車指定席の〔はやぶさ〕〔はやて〕〔こまち〕〔かがやき〕は発売する座席を、普通車指定席は6割、グリーン車は5割を限度に発売。
〔成田エクスプレス〕は早朝・夜間を除き全区間、または一部区間を運休(38号は東京始発大船行で運転)。30・31日は渋谷駅の工事のため、品川~新宿(池袋・大宮・高尾)間は全列車運休。成田空港発着の快速・普通列車は通常通り運行。〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子7・9・15・17・2・4・12・18号〕は運休。〔サフィール踊り子1・2号〕のカフェテリアは休止。臨時列車は「のって楽しい列車」・多客対応の臨時列車とも、6月いっぱいの運転は取りやめ。7月以降の列車の指定券発売を見合わせ。 30・31日の渋谷駅工事で予定していた山手線の増発・時刻変更は行わず、通常の土休日ダイヤで運行。

JR東海 東海道新幹線は6月1日以降、定期列車は全列車運行される事になった。山陽新幹線直通も全区間運行。臨時列車は引き続き、全て取りやめ。〔踊り子〕〔ふじさん〕については、JR東日本・小田急のWebで確認をとの事。関東地方ではないが、JR東海で7月に運行される臨時列車は、5日の〔ひだ65号〕のみの予定(指定券発売はしばらく見合わせ)。

東京メトロ 土休日の〔S-TRAIN〕は運休。5月いっぱいの土休日は、小田急直通ロマンスカーは運休。

東京都営(地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー) 通常通り運行。三ノ輪橋電停の「おもいで館」は28日より、通常営業を再開。

京成 〔スカイライナー〕は上下18往復を運休。京成上野発朝方、成田空港発夜間を除き、40分間隔の運行になる。運行される一部列車の青砥停車を実施中。下り京成上野発3号(6時00分発)~13号(7時40分発)、上り成田空港発72号(20時30分発)~82号(23時20分)。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更が生じている。

東武 特急〔けごん〕〔きぬ〕〔スカイツリーライナー〕〔きりふり〕〔しもつけ〕は平日下り8本・上り7本、土休日下り12本・10本、特急〔りょうもう〕は8往復を取りやめ。「SL大樹」は運休期間を延長、当分の間運休。6月6日以降の全特急列車(JR直通特急・東上線TJライナーを除く)、「SL大樹」「DL大樹」は特急券等の発売を見合わせ。ダイヤ改正自体は予定通り行われ、THライナーも運行を開始すると思われる。

西武 秩父鉄道直通は取りやめ(三峰口編成は西武秩父、長瀞編成はお花畑の発着で運行)。特急・ライナー列車は、平日は池袋線〔ちちぶ〕〔むさし〕、新宿線〔小江戸〕は、日中の全列車と深夜の各2往復が取りやめ(〔S-TRAIN〕〔拝島ライナー〕は運行)。、〔ちちぶ3・9・13・17・21・29・37・45号〕〔ちちぶ68・20・24・28・32・40・48号〕〔むさし60号〕のみ運転(池袋~西武秩父間2時間間隔)、その他の〔ちちぶ〕〔むさし〕と、〔小江戸〕〔S-TRAIN〕〔拝島ライナー〕の全列車が取りやめ(小平~拝島間は、〔拝島ライナー〕と同時刻の各駅停車を運行)。〔52席の至福〕は全コース取りやめ。

京王 〔京王ライナー〕は土休日のみ当分の間、全列車運休。平日は通常運転。

小田急 特急ロマンスカーは、5月いっぱいの土休日は全列車運休。一般列車は通常通り運行。

東急(みなとみらい線含む) 大井町線「Q-SEAT」サービスは取りやめ(列車は通常運行)。6月6日改正で「Q-SEAT」設定列車が増発されるが、サービスは引き続き取りやめ。土休日の〔S-TRAIN〕は運休。

京急 日中の品川~京急蒲田間区間運転の普通(平日14往復・土休日27往復)は運休。土休日の一部の快特で設定の「ウイングシート」は取りやめ。土曜日のみ12連の特急(金沢文庫→品川)・土休日12連の快特(金沢文庫→京急川崎)を8連に減車。

相鉄 通常通り運行。

りんかい線 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行、最終20時03分発(駅名が不明だが、リゾート・ゲートウェイステーションか)に繰り上げ。「リゾートライナーType-C」は、5月21日営業運転開始を延期。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 金曜日深夜の増発・終電繰り下げは行わず、月~木曜日のダイヤで運行。

湘南モノレール 平日は日中と夜間、土休日は日中以降最終まで減便し、15分間隔で運行。

関東鉄道 通常通り運行。常総線は、土休日は終日単行で運転。

江ノ電 通常通り運行。※リリースにはないが、日中は半分以上の列車を2連に減車している。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは減便。

伊豆箱根 駿豆線・大雄山線とも、日中・夜間は半数を運休し、駿豆線は30~35分の間隔、大雄山線は24分間隔で運行。両路線共に最終電車を繰り上げ。朝夕の時間帯は通常運行。土休日などのみ運転の〔踊り子9・17号〕〔踊り子2・12号〕は取りやめ(6月も継続)。毎日運転の2往復は運行。駿豆線は25日より、県立高校の授業再開に対応して、一部列車(9時台下り1本、15~16時台の2往復)の運行を再開。また大場→三島間臨時(通常修善寺→三島間運行)を1本運行。

伊豆急行 夜間を中心に一般列車を5往復減便。伊東~伊豆高原間は上下とも、最終電車が繰り上げ。日中はJR伊東線直通を取りやめ、伊東乗り換えに変更。〔サフィール踊り子3・4・5号〕〔踊り子7・15・4・18号〕は、6月も運行を取りやめ。「リゾート21」の展望室は使用停止。7~9月の臨時特急は、全て発売開始を見合わせ。

富士急行 特別ダイヤで運行中。〔富士山ビュー特急〕〔フジサン特急〕〔富士登山列車〕は運休。〔富士回遊〕は、定期列車の3往復は運行するが、大月折り返しの線内特急となる可能性がある。一般列車は、平日8往復・土休日下り9本・上り8本を取りやめ。最終電車は大月発21時11分(東京発JR直通)、河口湖発20時51分に繰り上げ。「トーマスランド号」は、運用を固定しない。〔富士回遊11・36号〕は28日以降も通常運行。6月1日より平日のみ、大月発最終を22時05分発に繰り下げ。

小湊鐵道 平日は五井~上総牛久間7往復・里見~養老渓谷間1往復・養老渓谷~上総中野間2往復、土休日は五井~上総牛久間6往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を取りやめ。「里山トロッコ」は運休中。

いすみ鉄道 土休日の「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ。

銚子電鉄 朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。急行・西武直通は取りやめ。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 「晴海ライナー」は、臨時ダイヤで運行。「風ぐるま」は、休日は運休。

京成バス 「シャトル☆セブン」は葛西臨海公園駅~TDR間、新小岩駅東北広場 ~ TDR路線は、葛西駅~TDR間を取りやめ。聖徳学園関連系統は、一部または全便運休(31日まで。6月1日運行再開予定)。水元公園循環バスは運休。24日に予定されていた「東京BRT」プレ運行開始は、延期が発表された。

京成タウンバス 〔有01〕〔新小52乙・59〕系統は運休。

京成トランジットバス 一般路線は通常通り運行。

ちばフラワーバス 中田スポーツセンター閉鎖により、中田スポーツセンター発着便を中野操車場発着に変更。植草学園大学線は平日・土曜日は特別ダイヤで運行し、休日は運休(31日まで延長)。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 一般路線は通常通り運行。

ちばグリーンバス 国立歴史民俗博物館バス停は経由しない。

東武バス 定期観光バス・スカイツリーシャトル・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は、土休日も平日ダイヤで運行。〔川11〕〔川12〕〔草加14〕〔川10〕〔草加15〕〔北朝01〕系統は平日も土曜ダイヤ、〔草加11〕系統は休日ダイヤで運行、〔草加16〕〔草加20〕系統は運休。そのほか、路線により時刻を変更して運行。日光地域は、日光駅~中禅寺温泉・湯元温泉路線は特別ダイヤで運行中。日光駅~霧降高原路線、日光鬼怒川線、世界遺産めぐりバスは運休中。

国際興業 平日も土曜ダイヤで運行(さいたま市コミュニティバスはカレンダー通り)。深夜バス及び23時台に鉄道駅などに到着する便は運休。深夜急行バス・メッツァ直通バスは運休。〔池11〕〔赤31〕系統は、平日・土曜も休日ダイヤで運行。緊急事態宣言が解除された場合は、翌日より通常運行に復帰(一部系統を除く。深夜バス、深夜急行バス等は引き続き運休)。

西武バス 所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は西武園駅止まりで運行。メッツァ・三井アウトレットパーク直通バス、三峰口駅~三峰神社間急行を取りやめ。小平〔営〕は一部系統を、平日でも土休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。深夜バスは全路線取りやめ。軽井沢地域は、軽井沢駅~旧軽井沢・中軽井沢駅・星野温泉トンボの湯・西武軽井沢営業所・鬼押出し園間は特別ダイヤで運行し、万座・草津温泉・風越公園方面は運休。特別ダイヤで運行されている入間市駅発着各系統は、29日より通常ダイヤに復帰。

関東バス 全線で、休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行。阿佐谷・青梅街道両営業所は25日より、特別ダイヤを変更。

立川バス 平日は土曜ダイヤで運行(富士見町線・コミュニティバスを除く)。三井アウトレットパーク直通バスは既に運休している。玉川上水駅~イオンモール武蔵村山路線は臨時ダイヤで運行。

西東京バス 全路線(奥多摩地域は除く)で、平日は休日ダイヤをベースとした特別ダイヤ、土休日は休日ダイヤで運行を予定(一部は休日ダイヤをベースに増便)。22時以降初便は、平日は一部、土休日は全便を運休。奥多摩駅~日原鍾乳洞路線の運行を再開しているが、白妙橋、川苔橋両停留所は通過(登山道の崩壊に加え、ウィルス対策のため)。緊急事態宣言終了後も当分の間、特別ダイヤでの運行を継続する予定と、発表があった。

京王バス 特別ダイヤ・または日祝ダイヤで運行。

小田急バス  全系統で平日は土曜ダイヤ・土曜日は休日ダイヤで運行(一部系統は除く。世田谷〔営〕の臨時ダイヤは継続)。深夜バスは運休(〔渋54〕系統の渋谷駅23時15分発梅ヶ丘駅行は運行)。6月1日より、平日は平日ダイヤでの運行に復帰(一部系統は除く。世田谷〔営〕の臨時ダイヤは継続)。〔渋54〕系統以外の深夜バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

東急バス 平日は土曜ダイヤ、土曜日は休日ダイヤで運行(〔十91〕〔た83〕ハチ公バスはカレンダー通り運行)多客が見込まれる系統は、朝ラッシュ時を中心に増便。E-Liner・深夜バス・深夜急行バスは全路線運休。

京浜急行バス 八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。深夜バス全路線及び〔中央1〕系統(横須賀駅~ポートマーケット(循環))、三崎口駅・三崎東岡~ソレイユの丘間各系統(6月30日まで)は取りやめ。休日運行の〔須28〕系統(横須賀駅~観音崎自然博物館)は、観音崎で折り返し。オープントップバスは運休。

KMバス お台場レインボーバスは、臨時ダイヤで運行。

銀河鉄道 「緊急特別ダイヤ」で運行。無料通勤バス(東村山駅東口6時00分発→新宿・東京駅)を運行している。
 
東京ベイシティ交通 TDR・TDSは通過または運休。

新京成バス 船橋新京成バスの金杉台線・鎌ヶ谷線・小室線は土休日ダイヤを減便させた特別ダイヤ、その他の路線と松戸新京成バスは、土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは運休。

千葉交通 佐原循環バス(土休日のみ運行)は運休(5月31日まで)。銚子駅~千葉科学大学路線は減便。イオンモール成田線は土休日も平日ダイヤで運行。6月1日より「ボンベルタお買い物バス」が休止になるが、ウィルス感染対策と関連があるかは不明。

千葉中央バス 青葉の森公園北口駐車場封鎖のため、博物館・文化ホールと青葉病院南バス停は通過。その他の一般路線は通常通り。深夜急行バスは全便運休。

千葉内陸バス 一般路線は通常通り運行。

千葉海浜交通 稲毛海浜公園閉鎖のため、高洲線は高浜車庫発着に短縮。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 塩田〔営〕(一部路線)・姉ヶ崎〔車〕・東金〔営〕(一部路線)は全日土休日ダイヤ、長南〔営〕・白子〔車〕・大多喜〔車〕は、平日は土曜ダイヤで運行。木更津〔営〕は、木更津駅~三井アウトレット~袖ヶ浦線は特別ダイヤで運行、清見台団地線は一部減便。千葉白子急行は土休日は全便運休、平日は5往復のみ運行。千葉→ちはら台間深夜急行バスは運休。

日東交通 マザー牧場路線は運休。清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。富津線及び湊・富津線は富津公園入口折り返しに短縮。

平和交通 深夜急行バスは既に運休(銀座1時00分発の津田沼・千葉・蘇我線は運行している)。津田沼駅~ららぽーとTOKYO-BAY線は運休。稲毛線・検見川線・幕張本郷線は、平日は減便、土休日は同じダイヤで運行。

あすか交通 一般路線は通常通り運行。

東洋バス 千葉シーサイドバスの各路線は、土休日ダイヤを減便。

関東鉄道 最終バスを繰り上げ。主に22時00分より後に始発を出発する便を取りやめ(22時00分より早い便の取りやめもある)。

朝日自動車 深夜バスは全路線運休。春日部駅東口~関宿方面各系統〔KB51~57〕は臨時ダイヤで運行。鴻巣駅~免許センター線は、日曜日は土曜・祝日ダイヤで運行。15日より、各路線で最終バス繰り上げ、行先変更を実施(緊急事態宣言解除まで)。

阪東自動車 各路線で最終バスを繰り上げ。湖北北口線・川村線は減便。

茨城急行 東武動物公園系統は運休。北越谷→松伏高校線で金曜日・祝前日のみ運行の深夜便2便の運行を取りやめ。

川越観光 森林公園駅~森林公園間南口路線は運休。入西団地循環・マイタウン循環・東京電機大学循環の各路線は23時台の便の運行を取りやめ、最終バスを繰り上げ。

国際十王 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 「水上温泉わくわく号」は、7月前半までは運休の予定。赤城自然園再開により、17日よりバス路線も運行再開。中之条ガーデンズ再開により、23日よりバス路線も運行再開。鎌田~湯元温泉路線・尾瀬戸倉~大清水間の運行開始を延期(尾瀬戸倉~大清水間は今日23日より運行開始(尾瀬の山小屋は6月いっぱいまで休業なので注意))

イーグルバス 小江戸巡回バスは運休。

横浜市営 一般路線は通常ダイヤに復帰している。23時30分以降出発の深夜バスは引き続き運休。「あかいくつ」「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。26系統は港湾カレッジ~海つり桟橋・横浜港シンボルタワー間を取りやめ。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は休園)。「ピアライン」は25日より、運行時間帯を短縮した上で、運行を再開(大さん橋客船ターミナルは休業のため通過)。

川崎市営 藤子・F・不二夫ミュージアム路線、市営川崎高校行直行バスは運休。深夜バスは全便運休(緊急事態宣言終了まで)。

神奈中 平日は土曜ダイヤで運行(深夜バスは土曜ダイヤの時刻で運行)。輸送力不足が見込まれる系統は、臨時便を運行(一部の系統は平日ダイヤで運行)。土曜日は休日ダイヤで運行。深夜急行バスは取りやめ。

相鉄バス 22日より、平日は平日ダイヤに復帰している(116系統は引き続き、平日は土曜ダイヤ)。深夜急行バスは引き続き運休。土曜日は引き続き休日ダイヤで運行。

臨港バス 平日のダイヤを変更(運休の系統あり)。全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。

江ノ電バス 一般路線は通常ダイヤに復帰している(神奈中バスとの共同運行系統を除く)。深夜バスは引き続き運休。大船高校・舞岡高校直行バス・定期観光バスは運休。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。箱根新道線〔R〕、ポーラ美術館線〔TP〕、御殿場プレミアムアウトレット線〔M〕、小田原宿観光回遊バス「うめまる号」、小田原駅~ダイナシティ路線は運休。その他も大半が減便の特別ダイヤで運行(栢山駅~コロナワールド路線はダイナシティ折り返し)。箱根キャリーサービスは休業。16日より、南足柄市内路線などで運休・減便系統を追加。

伊豆箱根バス 三島〔営〕は熱海相の原団地線、笹良ヶ台団地線は1割減便し、21時以降は取りやめ。熱海後楽園線、清水町循環線は半数に減便。熱海箱根線は姫の沢公園折り返しで3往復運行。熱海大場線は、大場発熱海行1本減便。他の路線は5月中旬の減便を予告。小田原〔営〕は、小田原市内線は1割減便し、21時以降は取りやめ。小田原箱根線は半数に減便。湯河原箱根線は取りやめ。湯河原温泉場線は箱根登山バスと共に、15分間隔に削減。定期観光バスは運休。14日より、一部路線は再度時刻を変更。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、明神峠路線、御殿場プレミアム・アウトレット、ぐりんぱ路線は区間運休。河口湖~御殿場駅路線は25日より、運休便の一部が運行再開。

フジエクスプレス 「ハチ公バス」神宮の杜ルートは15→21分間隔に削減。「ちぃばす」全ルートは、土休日は特別ダイヤで運行。芝ルート・麻布東ルートは平日ダイヤを土休日ダイヤで運行。

富士急バス 「YAMANAKO NO KABA」、「レッドライン」、「グリーンライン」、富士山世界遺産ループバス、天下茶屋線は運休。「ブルーライン」は3往復のみ運行。富士山駅~馬返線、スバルライン五合目線、大月及び都留地域のハイキングバスは運休。藤野駅~名倉循環は、運行日は全て土曜ダイヤで運行(休日は最初から運休)。富士山駅~新富士駅路線は運休。甲府駅~富士山駅・上阿原車庫路線、河口湖駅~御殿場プレミアムアウトレット(東山旧岸邸前発着に短縮)、上野原駅~光電製作所前、帝京科学大学線(平日)、本町三丁目発上野原駅行(土休日)を減便。土休日運行の上野原駅8時32分発松姫峠行は、小菅の湯止まりに短縮。河口湖~御殿場路線・河口湖~甲府路線は25日より、運休便の一部が運行再開。

富士急湘南バス 未病バレ-ビオトピア休館のため、〔松71〕系統(新松田駅~ビオトピア)は運休中。〔松07・78〕系統(平日のみ運行)は、ビオトピアには入らない。

富士急シティバス 日中の一部分が減便。三島駅~御殿場プレミアムアウトレット路線は運休。三島駅~水ヶ塚公園路線は、三島駅7時41分発須山行準急1本のみ運行。根方線は、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。

富士急静岡バス 新富士駅~富士山駅路線、「ぐるっとふじ」夜ルート(5月31日まで予定)、モーニングシャトル(系列の石川タクシーが運行)、ぐりんぱ路線、富士桜墓園、大石寺(5月31日まで予定)は全便運休。

山梨交通 全日土休日ダイヤで運行(一部路線は通常通り運行)。塩山地区・身延地区の一部路線・区間は運休。甲府駅~イオンモール甲府昭和間快速バスは、1往復(イオンモール発7時00分発・甲府駅発20時15分発)のみ運行。25日より、通常ダイヤに復帰。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は全便運休。伊東駅~マリンタウン路線、定期観光バスは運休。その他、全エリアの大半の系統が減便。石廊崎オーシャンパークの全面再開により、16日よりオーシャンパーク乗り入れを再開。MOA美術館線は22日より通常ダイヤで運行。一部の通学対応便は25日より運行再開。

JRバス関東 休日運行の宇都宮~ツインリンクもてぎ系統は、茂木駅発着に短縮。深夜バス・荒川沖駅~阿見プレミアムアウトレット系統は運休。江戸崎7時00分発土浦駅行を取りやめ。館山駅~安房神戸~安房白浜線は休日ダイヤで運行(洲の崎線はカレンダー通り)。長野原草津口駅~草津温泉間急行便、定期観光バスは運休。土浦駅発着各路線は、平日も土休日ダイヤで運行。イオンモール~つくばセンター路線は運休。
 
 この他、鉄道・バスの各事業者とも、窓口・改札口・案内所などの営業体制の縮小・時間短縮・休業(バスの場合は委託先の休業もある)、売店・グッズショップや「エキナカ」をはじめとする商業施設の営業時間短縮・休業(グッズ等のネット通販を始めた事業者がある)、フリーパスなどの企画乗車券の発売中止(「TOKYO SUPPORTERS PASS」の発売は延期)、博物館などの展示施設の休業、従業員の採用活動の停止、広報誌の休刊、などを実施。乗客・職員の感染防止のため、防護シート(最近、コンビニなどで見かけるタイプと同じ)の設置や、バスでは最前部座席の使用停止が、順次実施されています。

 一応、各社のリリースなどを細かく見てきたつもり、だが、見落とし・書き漏らしも多々あろうかと思います。各事業者の公式WebやSNSで、再度確認して頂ければと思います。なお、バスはダイヤを急遽変更し、Webでのリリースが間に合わない場合がある、とする事業者があります。
 以上見てきたように、一般の電車、バスは元のダイヤに戻そうという動きも見えてきました(深夜バス・深夜急行バス等はまだ運休が続く所が多いが…)。25日に首都圏でも「緊急事態宣言」が終了すると、さらにダイヤ等の復帰の動きが加速するだろう。完全に元通り、にはならないはずだが、次の土曜日30日は、さらに好転した状況を書けるよう、期待したいと思っています。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
22日 大坂なおみ 年間収入約40億円 女子アスリート史上最高額
(演劇・音楽・映画業界 「復興基金」創設 4省庁に要望) 
23日 熊本市九州道上にブロック投下 少年3人逮捕
(ミニシアター「瓜連あまや座」 営業再開 茨城県那珂市)

 アメリカのハーツレンタカーが経営破綻しました。アメリカのレンタカー会社はほとんどの空港に「レンタカー・センター」があって、私も5年前にボストン・ローガン空港で見たのだけれど、空港のターミナルみたいなカウンターが並んでいて、クルマ社会のアメリカらしいよなあ、と感じたものです。ハーツはその中でも、日本でも名前を聞くようなレンタカー業界の最大手の一つだが、移動制限による航空需要の減退のあおりを受けたという事です。アメリカ最大手でこうだと、日本のレンタカー業界は、どうなるのだろうか。
 今日は少しばかし近場にバスで行ってみたのだけれど、クルマがだいぶ増えていて、ちょっと心配になってきました。ウィルス感染そのもの、ではなくて、感染禍がある程度収束しても、感染を恐れた人々が公共交通を敬遠する事でマイカー利用が定着してしまい、公共交通の利用の低迷が、長期化してしまうのではないか、と。既にファストフードのドライブスルーで、渋滞が見られたりしているので。

№2156 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 8.「ノルトピレン」ナルヴィクへ(後)

「緊急事態宣言」は今日、関西の2府1県は終了したが、我が神奈川県を含む首都圏の1都2県と北海道は、継続になってしまいました。来週の25日には再度検討が行われるらしいので、そこでの終了を期待はしたいが。宣言継続はあっても、商業施設は神奈川でも徐々に再開が始まっていて、これを踏まえれば、今減便や特別ダイヤになっている各交通機関も、少なくとも日常の通勤通学の足は、今以上に状況が悪くなる事はないだろうし、ないと思いたいが。ただ、長距離の旅行は…、航空は引き続き大幅減便が続くし、JR北海道も6月14日からの減便・減車の拡大を発表しています。少なくとも、6月いっぱいまでは困難でしょう。ともかく、私が求めるのは、「元の日常」が戻ってくる事です。簡単ではないが、1日も早く実現する事を願います。

000 ノールピレン.jpg
 ストックホルム~ボーデン間は、過去には何度も乗っています。最初が1993(H5)年10月、次が1996(H8)年7月同じ年の11月にも乗っているし、最近は11年前の2009(H21)年3月に乗りました。好きなんだなあ。列車も、車窓も。
 過去の4回は皆、ルートは違えども、ボーデンからルレオに立ち寄っていましたが、今回は初めてルレオはスルー、ボーデンから引き続き同じ94列車で、最北のナルヴィクを目指す事になります。

2020年 3月 5日(木)

001 ボーデン到着.jpg
 定刻に走れていました。5時40分、ボーデン着。
 ところで、11年前はルレオ→ボーデン→ストックホルムと乗っているが(ナルヴィクは行っていない)、あの時は途中のウメオで進行方向が変わっていました。しかし、ルートが変わったらしく、今回はストックホルムから方向を変えないまま、ボーデンの到着となりました。

005 地下通路.jpg
 地下通路のカラフルなイラストは、変わっていない。

002 ボーデン駅舎.jpg
 山小屋風の駅舎も昔のままだ。ただ、やはり営業の駅員、というか窓口がない…。まだ6時前で駅前も人影はほぼない。ただ、市内バスはもう走り始めている。

003 ルレオ近郊電車時刻表.jpg
 変わったのは、こことルレオの間に近郊電車が走り出したらしい、という事。時刻表が掲げられていました。むろん本数はそんなに多くはないが。

004 新型近郊電車模型.jpg
 走り出したのは最近の事だろうか、PRというわけか、新型の近郊電車の模型が展示されていました。

006 ルレオ行近郊電車.jpg
 もっとも、4番ホームで待っていたのは、これまで何度も見て、乗ってきた旧式の電車でした。

007 ルレオ発到着.jpg
 しばらくすると、ルレオ発の編成が来ました。座席車+食堂車。
 この後、ストックホルムからの編成は、ナルヴィク行の車両が切り離され、いったん構内から出て行って、今度はルレオからの客車の前に連結される。

009 ルレオ行出発.jpg
 先にルレオ行が出発していきました。
 その後、定刻を少し回って、こちらも出発。

ここでも備忘録的に、ボーデンからの編成を記しておきます。ルレオからのELが、ボーデンからもけん引しました。

 RC6 1395
11 WL6 5623 寝台車 S-N
12 WL6 5616 寝台車 S-N
14 BC4 5440 クシェット S-N
15 BC4 5467 クシェット S-N
16 B2 5531 座席2等車 S-N
61 BF4 5408 座席2等車 L-N
 R4 5455 食堂車 L-N

 S-N ストックホルム中央~ナルヴィク間
 L-N ルレオ~ナルヴィク間
※ キルナから逆編成

010 食堂車車内.jpg
 ルレオから別の食堂車になり、既に営業を始めていたので、早めの朝食。

011 朝食.jpg
 サンドイッチとヨーグルト、オレンジジュース。これで99SEK(≒1,150円)。
 最初は誰もいなかったけれど、時間がたつに連れて、他のお客さんも三々五々集まってきました。

012 ムリエク.jpg
 ボーデンから1時間、7時ちょうど、ムリエク着。駅付近は民家が数件あるだけで、駅舎の窓口もないが、ホームの雪かきはキチンと行われていました。

013 走行中.jpg
 ひたすら、雪が積もる森の中。モノトーンの世界。木々が、だんだん小さくなっていく。
 ムリエクとイェリヴァレの間で北極圏に入ったはずだが、気づかなかった。看板も見落とした。アナウンスがあるわけでも、列車が減速したわけでもなかったし。

014 イェリヴァレ到着.jpg
 さらに1時間、8時ちょうどにイェリヴァレ到着。ここの駅舎も変わらない。ウィンタースポーツのリゾート、というわけで、ここでお客さんがどっと降りる。先のボブスレーのお兄さん2人組も、ここで降りていきました。

015 キルナスキー場.jpg
 さらに1時間、左手にはキルナのスキー場が見えてきました。

016 キルナ到着.jpg
 キルナ到着。ここでもお客さんがゾロゾロ下車。ホームに横付けされていた観光バスや、出迎えの車などに乗り換えていく。

 …って、あれ、キルナって、こんな駅だったっけ?あの重圧な駅舎は、どこだ?

020 キルナ駅銅像.jpg
 線路を担ぐ男たちの銅像はあるのだが…。駅…、場所、変わった?

017 キルナ駅舎.jpg
 これが、駅舎?ただの待ち合い室にしか見えないが。

018 キルナガイド.jpg
 中には、キルナのアクティビティについて書かれた案内がありました。日本語まで記されている。

019 キルナ駅ホーム.jpg
 構内は広いが、旅客用のホームは、この1面しかない(なぜか11番線となっている)。

021 進行方向転換.jpg
 ここで進行方向が変わり、機関車が付け替えられる。これも、以前はなかった事だ。

022 キルナ出発.jpg
 いったいどうなっているのよ、と思いつつ、キルナ出発です。
 最後部となった寝台車の貫通扉の窓から、後方を見る。すぐに雪煙が付着して、何も見えなくなっていくのだが。右手には貨物列車の機関車がいる。新型だ。
 検札に回ってきた車掌に聞くと、キルナ駅は10年前に移転しているのだそうだ。キルナは鉄鉱石の採掘で世界的に有名な街なのだが、やりすぎて町が危険な状態に陥り、町の方を移転させる事になった。という話は聞いていました。しかし、駅まで移転しているとは思わなかった。なお、今後再度の移転が行われるらしい。

023 雪山.jpg
 左手は雪山になる。だんだん高度が上がっていく。

024 トーネ湖.jpg
 一方の右手はトーネ湖。
 途中の信号所(KAISE PAKTEと書かれていたが、地名ではないかも)で20分も停車。交換相手は、新型ELけん引の貨物列車。実態はやはり貨物が主、旅客は従、か。

025 アビスコ東到着.jpg
 アビスコ東駅。定刻の到着だったから、先の20分停車もダイヤ通りだったという事か。

026 アビスコ東駅.jpg
 ここも、いい駅舎があるなあ。ここは、中を覗く時間はなかった。

027 アビスコツーリスト到着.jpg
 ただし、降車が多かったのは次のツーリスト駅。

028 トーネ湖.jpg
 トーネ湖を見下ろす形で、どんどん上っていく。曇り空なので、遠くの雪山と、空の境目が解らない。

029 バッシヤウレ駅舎.jpg
 バッシャラウレ駅で、25分停車。時刻表上では通過で、運転停車。なので外には出られない。

030 ルレオ行.jpg
 ルレオ行95列車の待ち合わせだった。

031 スィーツ&コーヒー.jpg
 食堂車でスィーツとコーヒー。

032 カッタリヨク.jpg
 カッタリヨク着。雪に埋もれた集落、というイメージ。

033 リクスグレンセン駅.jpg
 リクスグレンセンの駅は、ホームがシェルターの中にある。行き違いができない棒線。
 この駅が、スウェーデン側では最後の駅になる。ノルウェー側の警備兵が回ってきました。特にパスポートを見せろとかはないが。

034 リクスグレンセン集落.jpg
 ホームのシェルター越しに見る、リクスグレンセンの集落。
 そのシェルターの中に書かれたスウェーデンの国旗をあしらった標識が、ノルウェーの国旗のデザインになり、国境を越えたと解る。
 ここまでの間で、乗客はかなり降りたようでした。コンパートは先のボブスレーのお兄さん以外にもいたのだが、途中で降りてしまって、自分一人。

035 ノルウェー雪山.jpg
 ノルウェーの山。モノトーンは変わらない。やや険しく見える。

036 フィヨルド.jpg
 ノルウェー、といったら、フィヨルドだよねえ。右下に見下ろしながら、今度はどんどん下っていく。曇り空で寒々しいが、これはこれで趣きがあると思う。

037 ロムバック橋.jpg
 フィヨルドにかかる吊り橋。ロムバック橋というらしい。さらに北部のトロムソやホニングスボーグ、21年前にフィンランド側から行った事があるノールカップの方に続いています。相当遠いが。

038 ナルヴィク接近.jpg
 久しぶりに大きな街が見えてきた、と思ったら、黄色い建物が見えてきた。ナルヴィクの駅だ。

039 ナルヴィク到着.jpg
 13時少し過ぎ、ナルヴィク、着きました!

 定刻より少々遅れての到着、ストックホルム中央を起って、ちょうど19時間です。
 ようやく念願かなって、全区間乗り通す事が出来ました。感無量…とまでは言わないが、達成感がありました。
 降り立ってみれば、田舎の駅の風情では、あるのですが…。

 という事で、「ノルトピレン」の旅は終着地にたどり着きました。やはり夜が明けてからの、ボーデン~キルナ~ナルヴィクの間の車窓は、特にキルナ以北の山越え、国境越えは見ごたえがあると思います。一度は乗って損なし。
 あとは、車両は初めて乗った1993(H5)年の頃と基本的には変わりなく、むろんきちんと整備されているし、清潔なのでその点は言う事はないが、付帯サービスがなくなったり(ビデオカーやジュークボックスなど)、食堂車も簡素化されていたりするのは、正直残念でした。日本の目から見れば、食堂車はあるだけマシ、でしょうが(逆に日本人の側も、日本の列車に供食サービスの充実を求めるつもりなら、考えなければならない要素だ)。「ノルトピレン」の名が通じるのは日本だけ、現地ではごく普通の夜行94列車ではあるが、そろそろ、「ノルトピレン」の名が彼の地でも定着できるような、斬新な新型車両が欲しいかなあ、そんな印象はありました。付帯サービスはどんなものが良いかは解らないが。

 ナルヴィクの町と、ボーデーへのバス旅は次回(26日火曜日)です。ナルヴィクは、思ったよりは「都会」でした。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
20日 台湾 蔡英文相総統2期目 「一国二制度」演説で拒否
(「雇用調整助成金」オンライン申請 不具合発生) 
21日 無人宇宙輸送船「こうのとり」 最終9号機 打ち上げ成功
(法隆寺 拝観再開)

 検事長の賭けマージャン問題が、検察庁法改正案の審議の最中(臨時国会に持ち越しになったが)という事もあって政治問題になっているが、胴元の「新聞記者」って、どこの誰なのだろう?社名は出ているようだが、こちらも大問題のはずだ。