№2138 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 2.ヘルシンキ到着

 緊急事態宣言2日目になりました。今日は休みだったのだが(休みになった…)、朝起きてから夜寝るまで一日中家の中、というのは耐えられない性分なので、最低限の時間、電車に乗って近場に行ってきました(批判は甘んじて受けます)。しかし、横浜市営地下鉄ブルーラインは、平日日中としても、かなりガラガラでした。東京メトロは宣言前で既に60%乗客が減少したと発表しており、JRの山手線も、この前の日曜日はやはり、これが日曜日の昼間か?と思う程度の乗り具合でしかありませんでした。各鉄道会社とも、当分は現状のダイヤを維持する、と言っているが、このままでは耐えられないのではないか、既に千葉の鉄道は大幅減便を予告しているが、路線によっては大都会でも、近々の減便は避けられないのではないか、と思っています。

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 ヘルシンキに着きました。久しぶりです…。
 ヘルシンキ中央へは、過去2回の到着はバスを使いました。今回は当然、鉄道です。

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 ヴァンター空港のコンコース。乗客の大半はやはり、他国への乗り継ぎが中心だったのでしょうか、バゲージクレームを目指す乗客、特に日本人は、そんなに多くはなかったように思う。

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 空港の各種案内表記。英・中・日・韓に加えて、ロシア語があるのがフィンランドらしいだろう。
 入国審査はかなり遠かった。入国に際の書類は必要ないが、eチケットの控えの提示を求められた。

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 入国審査を通過して、バゲージクレーム。荷物を受け取る場所。

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 バゲージクレームの到着便表示。この後、AYの成田発、セントレア発も来ます。一番上のウメオは、ボツニア湾を隔てた、スウェーデンの地方都市。

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 到着ロビー。この時点では、マスク姿は全然いなかった。まだまだ余裕だな、と、この時点では思っていた。実際は、元々マスクという習慣がないかららしい。 

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 ホームは地下にあり、エスカレーターを下っていく。かなり深い。

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 窓口とかは一切なく、直接ホームに着く。券売機があるだけ。フィンランド語(Lautatieasema)、英語に加え、スウェーデン語(Flygplats)も併用されているのが、これもフィンランドらしい。
 ところがこの券売機、コインとC/Cは使えるのに、紙幣は受け付けない。ヘルシンキ中央まで4.1€だが、手元に10,000円を両替して80€もあるのに、コインが足りない。海外に限らず、1,000円未満の支払いであまりC/Cは使いたくないのだが、やむなくC/Cで購入。この先も、ヘルシンキ、フィンランドに限らず、たびたび同じような場面に出くわす事になります。

乗車券.jpg
 その乗車券。帰国後の請求では507円。30分程度の乗車時間だが、北欧だとこんなものか。シングルチケットは1時間40分有効で、17時04分までは使えるという事。
(この先も、日本円換算は基本的にC/Cの請求額)

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 空港鉄道と言っても、ヘルシンキの近郊電車そのもの。4連接・両端以外が超低床という新車両を2編成つないでいます。

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 その路線図。空港への路線はヘルシンキ中央を基点とした循環系統になっていて、外回りがP、内回りがI。共に各駅停車。両者が合流するパシラ、ヘルシンキ中央はPの方が若干早いが、先に来た方に乗れば良いと思う。
(なお、現在空港駅は通過扱いらしい。空港バスも運休しているそうだ)

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 中央駅到着間近、ペンドリーノS220を見ました。カラーが変わっている。中身は?明日乗って確認。

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 中央駅に着きました。メインの駅舎から離れた、東側のホームに到着。

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 系列は解らないが、最近のヘルシンキの近郊電車は、この4連接タイプが中心になっています。旧型電車は、この日は見かけませんでした。

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 久しぶりのヘルシンキ中央駅。初めて降り立ったのは1993(H5)年の10月。その時は中央部のホームが駅舎に囲まれたように配置されていて、屋根がなかったから、「宮殿の中庭みたいだ」という印象があり、№834で書きました。
 その後も1990年代に2回降りているが、今回20周年ぶりに降り立つと、中央部は屋根に覆われているのが、大きな違いでした。ガラス張りなので明るいです。

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 駅舎内は、あまり変わっていないように見える。窓口が移転していました。以前の場所は閉鎖されている。

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 中央駅の駅舎。
 ここから今日の投宿先のYHまでは、市電で。

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 YH「ユーロホステル」。明日乗る、ヴァイキングラインのターミナルのすぐ近くです。

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 レセプション。
 レストランはあるのだが、運悪く、月曜日のみ、夕食の提供なし。タイミングが、悪かった…。

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 という事で、駅方面まで少し歩いて、夕食を食べに行く。その途中の、ヘルシンキ大聖堂。ライトアップされている。

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 大聖堂の前のアレクサンテリン通りを走る、市電。完全なトランジットモール、でもなく、最低限のマイカーの進入はあるようでした。
 結局、入りたくなるような店は見つからず、結局ビルの一角のSUBWAYで、サンドイッチとコーラという、夕食とはとても言えぬような、寂しい食事?になってしまったのでした。

 日本の時間ではもう午前様、ひどく眠かったのも、夕食の淋しさにつながったのかも知れません。戻ってシャワーを済ませ、明日に備える。明日から、本格的な旅が始まるが、また大変なアクシデントを、自分で作ってしまう事になる…。

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 西武バスは今日、先行してリリースしていた、一般路線バスの新デザインを発表しました。鉄道を短絡する路線が多い事から、縦横に伸びる交通網をイメージした、交差状のデザインとなって、「S-tory」という愛称も込められています。基本的には、昨今のシンボルカラーで使われている3色、「西武ブルー」「西武ライトブルー」「西武グリーン」に、白やグレーをあしらったデザインになっています。何しろ67年続いた「笹の葉カラー」からは、大転換となりました。座席の生地も、デザインを変えているそうです。今月下旬にデビュー、今年度は40台を導入し、以降在来車を置き換える形で(在来車のデザイン変更はしないのか)、台数を増やしていくとの事。なお、お披露目のイベントは中止。本当は、この場で初お目見え、としたかったはずですが、いずれまた別のイベントで披露する事になると思います。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
 8日 NGT48活動休止 損害賠償請求裁判 和解成立 
(中国武漢 都市封鎖解除 2か月半ぶり) 
 9日 笹子トンネル事故 道路管理会社2名 再度不起訴
(セブン&アイ 3月デパート33%・外食25%など大幅売り上げ減少)

「緊急事態宣言」以降、各方面からの発言が相次いでいるが、右も左も、話が「お金」の事ばかり。むろん、大手企業でさえ失業者を出さざるを得ない状況にあれば、最低限でも国民の生活の保障をしてやる必要があり、内容をめぐって議論になるのも当然だが、右も左も、その真ん中も、どうも中身に、「心」が感じられない気がする。気のせいでしょうか?そもそも1か月前は、「緊急事態宣言」の存在そのものが是か非か?という話だったはずが、いつの間にかお金の話にすり替わってしまったように思えてなりません。そんな事を、花咲き乱れる公園で遊んでいる子供たちを見て、何となく感じました。