№2141 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 4.少しだけ ヘルシンキ市電

101 ヘルシンキ市電.jpg
 鉄道でトゥルクに往復、午後の比較的早い時間に、ヘルシンキに帰ってきました。
 ストックホルム行フェリーの出航まで少しだけ時間があり、ついでという程度でしかないが、市電も1路線だけ乗ってきました。

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 市内の交通のインフォメーションは、地下鉄の駅の構内にあります。ところが、大勢のお客さんでごった返していて、それ自体は結構な事だったのだが、受付が日本の銀行のような番号札制で、表示されている番号を見た限り、相当待たされそうだ。現金で切符が欲しかっただけなのだが。
 結局、地下鉄の駅の構内にある券売機に1か所だけあった、紙幣を受けつける券売機で乗車券を購入。2.8€(≒340円)、1回ポッキリでなく1時間40分、乗り継ぎでも使えるのだけれど、日本の感覚では、やはり高い。

103 市電車内路線図.jpg
 市内電車の路線図。車内に張られていたもの。21年の間に運転系統の再編成が行われていて、循環系統はなくなっている。
 今回は4系統(左上から右下に伸びる赤い線)を選択。南側の終点がYHやヴァイキングラインのターミナルに近くて、都合がいいので。まず北を目指します。

104 ラシパラッツィ電停.jpg
 中央駅に近い、ラシパラッツィ電停。多数の系統が集まります。

105 サウナラハディンティエ電停.jpg
 いきなり終点になってしまうが、サウナラハディンティエ電停。大きなループ状のルートの途上にあり、待機する線路もあります。

106 サウナラハディンティエ 海.jpg
  サウナラハディンティエは、海に面した閑静な住宅地という感じ。静かです。こんな場所でも、平日の日中は7~8分毎に電車が来ます。

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 今のヘルシンキの市電は、見たところ新旧2種類あります(以前見た単行のタイプはもう見なかった)。これは一番上に掲げた最新タイプの車内。Wikipediaの受け売りになって申し訳ないが、地元のトランステックという会社が開発した「アーティック」というタイプらしい。2017(H29)年から走っているそうだ。この前にも5連接の「ヴァリオトラム」というのが走っていたらしいが、なんだか問題がいろいろあって、早々に全部リタイアしたらしい。見た事なく終わった。

108 旧型市電車内.jpg
 これは旧型車両の車内。中間部に超低床部を組み込んで3連接化。欧州の古いタイプはこういうのが多い。エーテボリにもあったっけ。
 ここから、南東部にある終点、カタヤノッカを目指します。

109 沿線.jpg
 郊外の住宅地から、ヘルシンキの中心に向かって走っていく。乗客がどんどん増えていくが、その7割は、女性?停留所毎に乗客が増えていく。日本と比べてスイスイ走れるのはうらやましいけれど、乗降が多いと、やはりそれなりに時間がかかる。

110 中央図書館.jpg
 中央図書館。最近できたらしい。斬新。
 アナウンスは、電停の名前を、フィンランド語とスウェーデン語でポツリというだけだ。
 ラシパラッツィ電停までは20分強。ここで、どっと降りた。その先は、昨日見て、今日歩いたアレクサンテリン通りを行く。ショッピングストリート。完全なトランジットモール、ではないようだ。
 海が近づいて、ビルの間から、昔乗ったシリヤライン、そして、これから乗るヴァイキングラインの姿が見えた。

111 ヘルシンキ大聖堂.jpg
 ヘルシンキ大聖堂。しばらくはまたお別れ。再び肉眼で見る日は来るだろうか。

112 生神女就寝大聖堂.jpg
 生神女就寝大聖堂。
 終点のカタヤノッカ。ここもまた住宅地という感じ。広場の中にレールがあって、グルっと方向を変えて着いたところが、終点。

 YHも、ヴァイキングラインのターミナルも、比較的近くてラク(5系統が、フェリーのターミナル前に着くが、今はフェリーの発着時刻だけ運行)。

 さて、YHに預けておいたバッグを受け取り、ヴァイキングラインのターミナルまでは、歩いても10分弱。そのバッグの重さに、持ち物全てが入っていると何の疑いもしないで、ワクワクしながらターミナルに向かったのでした…。
 続きは来週火曜日の予定。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》

 5月6日を持って廃線となる、JR札沼線(北海道医療大学~新十津川間)は、4月24日を持って一般の定期列車の運行が終了する事になりました。
 その後、27日には沿線の住民のみを対象にしたラストラン運行を行うが、できる限り沿線外からの来訪は控えてほしいと、JR北海道からのリリースにありました。5月6日を最終日としていたのは、GWまで運行する事で、たくさんの利用を期待していたからだったはずでしたが、こんな終わり方をするとは…。
 JR北海道は同時に、特急の引き続きの減便・減車に加えて、快速〔エアポート〕の減便(1時間に1本間引き)や〔花たび そうや〕の全面取りやめ、社員の一時帰休の検討(7月23日まで)もリリースしています。夏に運行予定の「THE ROYAL EXPRESS」はどうなるか今の所は解らないが、仮に新型コロナウィルス感染が収束に向かうとしても、その影響は少なくとも夏休みまでは残るはずで、運行できたとしても、乗客を呼び込めるかが心配。ただでさえ経営状況が厳しいJR北海道だけに、今回の事態が、企業の運営そのものに重大な影響を与える事になりはしないか、大いに懸念されます。
 一方九州でも、JR九州は九州新幹線や在来線特急が運休になる(5月いっぱいまで。「D&S」列車は全て取りやめ)他、福岡県内では5月10日までの土休日、鹿児島本線や福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)、筑肥線で一部の快速・普通の取りやめや区間短縮が行われます。それ以上に削減規模が大きいのは西鉄で、5月6日までの土休日は、天神大牟田線関連は5~時間によっては7割近い大幅減便(特急取りやめ、初電繰り下げ、最終繰り上げ。23時までには全列車の運行が終了)でとても大手私鉄の本線とは思えないダイヤとなり(西鉄福岡(天神)発着からして、日中は急行・普通とも30分間隔のみ)、貝塚線も5割近い減便(日中30分毎)になります(両線とも平日は変わらない)。
 首都圏に関しては次回、2回目のまとめを書きますが、通勤鉄道に関しては今日の所、減便を実施、または実施を発表している所は小湊鐵道、秩父鉄道、伊豆箱根鉄道などの地方ローカル鉄道で、他は通常通りの運行になっています(江ノ電や関東鉄道などは曜日によって減車を行っている)。しかし、バスはいよいよ、減便の規模が拡大しつつあります。JR東海は今日、24日から東海道新幹線〔のぞみ〕臨時列車を取りやめ、運行本数を2割削減すると発表しました(利用者90%減少なんて信じがたい数字だ)。「通勤7割削減」要請に加えて、今日は「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大すると発出があり、既に鉄道・バスとも利用者が大幅に減少している事ははっきりしているので、今後は首都圏のJR東日本在来線や大手私鉄、地下鉄などでも、減量ダイヤの施行を発表する所が出てくると思われます。去年とは一転、深刻なまでに憂鬱な「ゴールデンウイーク」が、近づきつつあります。
 
《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
15日 アエロフロート機事故 調査完了 映像公開 パイロット起訴
(日本郵便 当日再配達を停止) 
16日  国家公務員・検察官定年引き上げの法案 衆議院で審議入り
(東芝 工場・事業所など全拠点休業 20日から全17日間)

 アエロフロート機の事故は、去年5月にモスクワ・シェレメーチェボ空港で起きたもので、41人が死亡。
 東芝が休業となると、関東地方だと鶴見線、特に海芝浦の支線はどうなりますかねえ?鶴見線は3月14日改正で土休日も増発されていて、海芝浦行は日中も平日・土休日は1時間20分間隔(やや中途半端だが)で運行されているのだが、やはり減便、となるのか。

№2140 嵐の前の静けさ 陸・海・空 北欧立体周遊 3.トゥルク往復 列車旅

 今日、Googleを利用された方、おられますでしょうか?トップページのロゴマークの「e」と書かれている部分がバスになっていて(「e」がドライバーになっている)、カーソルを合わせると「公共交通を支えるみなさん、ありがとう」のメッセージが表示されます。バスや電車の利用者が「緊急事態宣言」発出以降、目に見えて激減しているし(「通勤者7割削減要請」なんて出されたからなおさら)、前にも書いたが、ツィッターによる高速バスの「風評被害」もあります。懸念されるのはこの結果、新型コロナウィルス感染が一定の収束を向かえ、安全な状況を取り戻す事になったとしても、利用者が公共交通を敬遠し、バス・電車には戻って来なくなるのでは、という事。通勤通学では「仕方なく」利用しても、日常の買い物とか、休みの日の行楽はマイカーに再度転移してしまって、公共交通の客足が、回復しなくなってしまうのではないかと。それに、既にトラックではドライバーが暴言を浴びせられたり、アルコールスプレーを吹きかけられるとかの嫌がらせを加えられるとか、新居浜市の小中学校では、トラックドライバーの子供が要請されて入学式を欠席せざるを得なかったという事案もあるそうで、これがバスのドライバーや鉄道の乗務員にまで向けられるのではないかと、今から心配でなりません。Googleではないけれども、少なくとも我々乗り物ファンだけでも、バス・電車だけでなく、トラックも、飛行機も、船もです。困難な状況下でも、人や物を運ぶ仕事に携わる(我々のためにやっている事です!)、名もなき大勢の人々に、少しでもリスペクトを払いたいものだと、痛烈に思います。「心」を忘れたら、それこそ新型コロナウィルスに対する敗北です。

001 ペンドリーノS220.jpg
 北欧周遊の旅、2日目から本格的に鉄道に乗ります。この日はトゥルクまで鉄道で往復、夕方のフェリーで、ストックホルムに渡るプラン。

2020年 3月 3日(火)

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 YHの朝食会場のレストラン。10.9€とYHにしては高め、だと思うのだが、その分、内容はホテルに近くて食材が豊富。大スクリーンでは英BBCのニュースが流れていて(音声は出ていなかった)、そろそろ欧州でも問題になりつつあった新型コロナウィルス感染(ツィッター社はテレワークとか言っていたようだ)の他、イスラエルの総選挙や、米大統領選「スーパーチューズデー」についても報道されていた。

 トゥルクまで単純往復、今夜乗るヴァイキングラインのターミナルに近い事もあるので、大きなバッグはYHの倉庫に預けておいた(ここで一度でも、中身を確認しておけば…という事が後に判明する)。

003 ヘルシンキ市電.jpg
 前日は市電で来たが、中央駅までは歩いても20分程度。短距離では運賃が高いし、トゥルク行の列車の出発時刻にも余裕があるから、腹ごなしも兼ねて、この朝は歩き。その途中、市電の写真や動画を撮ったりしました。背後の建物は、生神女就寝大聖堂、らしい。

004 ヘルシンキ大聖堂.jpg
 朝方のヘルシンキ大聖堂。思うに、北欧で一番好きな建築物になったかも知れない。高層建築物が少ないヘルシンキにおいて、清楚かつ堂々としたイメージが好きです。と言いながらいつも遠くから眺めるだけになっているのだが。

005 電停.jpg
 アレクサンテリン通りの、市電の電停。
 いくつかの電停で市電の乗降のシーンを眺めてみたのだが、郊外でも中心部でも、市電は市民の日常生活の、本当に一部になっているのだなと実感。「仕方なく」乗るのではない。日本の路面電車・LRTにも、こういうシーンが欲しいものだと思いました。

006 ガントレット.jpg
 中央駅に近い、7系統の走行ルートの一部、ミコン通りは、ガントレットになっていました。

007 ヘルシンキ中央駅バスターミナル.jpg
 中央駅の駅舎の東側は、市内バスのターミナルになっています。

008 ヘルシンキ市内バスVDR.jpg
 長いっ!ここを発着するバスは皆、後ろ2軸の15m級車。これはVDR製。
 ヘルシンキはEVはないのかな、と思っていたら…。

009 電気バスLinkker.jpg
 23系統で現れました。Linkkerというのは正直聞いた事がないメーカーです。パンタグラフ充電式(ここには充電設備はない)。 

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 その側面。先のピュアディーゼルのVDRより、少しばかし短いだろうか?後ろは1軸だが、重たいエンジンがないので、これで重量のバランスが取れているのだろうか。

 窓口は、平日は9時オープン(遅いな…)。ペンドリーノの指定券を入手しました。追加料金6€。

指定券.jpg
 発見された指定券は、今はレシート状だ。フィンランドは以前の1等・2等という言い方はなくなったようで、旧2等をEco(エコ),旧1等はComfort(コンフォート)と称するようだ。

011 ヘルシンキ中央駅発車案内.jpg
 案内表示。今回のるトゥルク行S987列車は、一番左の上から4番目。 

012 ヘルシンキ中央駅ホーム.jpg
 中央駅のホーム。前回書いたように、中央部は、以前は宮殿の中庭のような印象だったが、ドーム状の上屋がかかっていました。その両側、駅舎からだとやや遠い位置に、主に近郊電車が発着するホームがあります。

013 旧型近郊電車.jpg
 旧型電車が、まだ残っていました。全国で、どの程度走っていますかね?

014 VR新マーク.jpg
 フィンランドの鉄道VRは、カラーだけでなく、マークも変わっていました。以前のものより、やや柔らかくなった印象。

015 ロシア高速列車アレグロ.jpg
 ロシアのサンクト・ペテルブルグから、高速列車「アレグロ」が到着しました。フィンランドとロシアの合弁会社カレリアン・トレインが運行しているそう。ヘルシンキとサンクト・ペテルブルグは3時間30分強、というから結構近い。ロシアも、政治を抜きにすれば魅力的な旅先、なのだけれど、今の所は食指がなかなか動かない。

 ペンドリーノS220は、21年前の1999(H11)年6月29日に乗っていて、№1221で書きました。その当時とは、まずカラーリングからして全く変わって、緑系になっています。S987列車は、中央部ではなく、西側の13番線から出発。

016 S220ラッピング.jpg
 車体は緑をベースにして、自然をモチーフにしているのか、動物や植物のイラストがラッピングされています。

017 S220食堂車.jpg
 食堂車のラッピングも、なかなかユニーク。

018 S220並び.jpg
 左側に、S220が着きました。トゥルク発S954列車。 

019 S220車内.jpg
 21年前乗った時は、座席は2等でも2-1配置だったが、2-2配置に改められていました。空いていたのでこれでもゆったり。オーディオシステムはなくなっていて、代わりにPC用の電源プラグが設けられているのは今ドキ。なお、座席番号は背もたれの横の部分の小さなプレートだけで、自分のシートを見つけにくい。

 定刻に、何のアナウンスもないまま、静かに出発。

020 複々線.jpg
 ラッパヴァーラまでは複々線で、近郊電車を追い抜いたりする。
 ラッパヴァーラを出発し、人家が少なくなってきた頃、検札が回ってきた。先にご覧いただいた指定券にQRコードが印刷されているが、これを読み取る。ピーパパポと音がします。

021 郊外.jpg
 郊外へ抜けると、人家は少なくなり、逆に木々が多くなります。トレーラーを追い抜く。

022 田園地帯.jpg
 キルッコヌンミを通過すると単線。雪はないのだけれど、水たまりは凍っていたりする。時々こういう田園地帯になるが、民家の造りは北欧らしいです。

023 カリヤー.jpg
 ほぼ中間の、カリヤー。雨が降り出した。

024 食堂車車内.jpg
 ここを出て、食堂車に行きます。前回乗った時は、ここでの飲食はあまり考慮されていない、と書いたのだが、改装でもう少し本格的なものになったようです(その代わり「ミニビストロ」は回って来なかった)。先客は4人。おばさん2人がおしゃべりしている以外は、男2人がノートPCを叩いているだけ。

025 デニッシュ&コーヒー.jpg
 基本的に食堂車はケチりたくないが、YHで朝食をたらふく詰め込んだばかりなので、ここではデニッシュと紅茶にします。もっと本格的なメニューもあります。紅茶のティーバッグの包み紙には、日本語まで書かれていた。「ノンカフェインフレーバードリンク」だって。

026 集落.jpg
 どこだか解らないが、信号所ですかね?現れる集落も、小さい。カリヤーから先はさらに小さい。一方で、たまにトンネルも現れたりしました。

027 バス.jpg
 もうすぐトゥルク郊外、という所で、市内バスを追い抜く。やはり15m級の特大車両。

028 モニター.jpg
 トゥルク直前の、天井のモニター。「ご乗車ありがとうございました」位の意味でしょうか?

029 トゥルク到着.jpg
 定刻にトゥルク到着。そんなに多くなかった乗客は、すぐに方々へ散っていきました。
 S220は、全体的な乗り心地はもちろん快適だったが、振り子列車らしさは、ほとんど感じませんでした。一般のICと同格になっているのか(列車によっては、曜日によって時刻を変えずにICになったり、その逆という列車もある)。所要時間も同じだし。振り子装置は使っていないのかも知れない。ヘルシンキ~トゥルク間194㎞を1時間57分。表定速度約95㎞/h、これでも十分だと思いますが。

030 トゥルク駅.jpg
 トゥルク駅。
 21年前はここのYHに泊まり、渡し船にも乗ったりしているが、今日は51分でですぐに折り返さなければならない。12時25分発IC956列車に乗ろうと窓口に向かうと、指定券は必要ないという返事だった。

031 トゥルク駅駅舎内.jpg
 駅舎の中。2Fの廊下から撮りました。№1225とほぼ同じアングルだと思うが、左手の観光案内所はなくなり、コンビニスタイルの売店になっている。2Fにも部屋があるが、使っていない。

032 トゥルク駅有料トイレ.jpg
 この駅のトイレ、有料はまだしも、電話を掛けないと使えない?あるいはQRコードを読み取るか。ヨソ者には使えなさそう…。
(目の前のカフェの客は利用できる)

033 トゥルク駅ホーム.jpg
 トゥルク駅のホーム。

034 車運車.jpg
 車運車が留置されていました。トゥルクからも北部のロバニエミに行く長距離の夜行列車があり、これに連結されるのでしょう。

035 ロシアタンク車.jpg
 ロシアのタンク車もいました。書かれている言語が全部ロシア語。21年前にもロシアのタンク車の貨物列車が止まっていて、ロシアからここに着いて、この先航送、というのが、有力な国際貨物列車のルートになっているのだろう。

036 IC.jpg
 帰りのヘルシンキ中央行、IC956列車。全2階建て。ELが後部に連結された、ペンデルツーク。
 食堂車の連結が、ない…。手持ちの「ヨーロッパ鉄道時刻表」には食堂車のマークがあるのだが。

037 IC客車.jpg
 2階建て客車は、とにかく大きい…。21年前は編成中1~2両程度の連結、だったと見えたが、今のICはこのタイプが一般的のようだ。 

038 IC車内2F.jpg
 2Fの車内。当然PC用のプラグがある。 

039 IC車内1F.jpg
 1Fの車内。上下とも、圧迫感がほとんどない。

040 クピター.jpg
 トゥルクを定刻に出発し、すぐに次のクピターに停車。S220も含めて全列車が停車するが、ビジネスの中心はここだろうか。オフィスビルが多く、富士通のロゴも見られました。
 発車してすぐ、検札。通路の反対側に座ったお嬢さんは、スマホの画面を見せて、車掌がそれを読み取っていました。フィンランドはIC乗車券が相当普及しているようだ。

041 マフィン&コーヒー.jpg
 食堂車が欠車の代わりに、ミニビストロが乗っていました。客室の端にリフトがある。マフィンとコーヒーを購入してみました。5.2€だった。紙コップのイラストがユニーク。

042 パイミオ川.jpg
 パイミオ川。

043 サロー駅.jpg
 サロー駅。

044 トゥルク行IC.jpg
 ヘルシンキ~トゥルク間は、現在はS220とICを合わせて平日は1時間間隔の運行になっていて、このサローで行違うようなダイヤになっています。トゥルク行IC951列車は、食堂車を連結していた。乗りたかった…。

045 牧場.jpg
 沿線には、牧場も見られます。
 ヘルシンキ近郊のレッパバーラの駅前を見たら、EVの市内バスが相当並んでいました。充電スタンドが並んでいたように見えた。充電方式はパンタグラフとプラグイン、両方があるのだろうか。

046 ヘルシンキ直前 リンナンマキ遊園地.jpg
 パシラを過ぎて、もうすぐ終点、という所。リンナンマキ遊園地の観覧車が見えます。

047 ヘルシンキ中央到着.jpg
 ヘルシンキ中央に到着。やはり定刻に到着しました。中央部の4番線に到着。

 今回は他の北欧との込みだったから、トゥルクへの単純往復で終わったけれど、また北のロバニエミとか、行きたいなあ。オーロラなんて、生きているうちに一度は見たい、かも。

 フェリーの出発まで、少し時間があります。乗り歩き、とはいかないが、市電にもキチンと乗っておきたい。それは次回。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
12日 中央競馬クラシック桜花賞 2番人気デアリングタクト優勝 
(成田空港 B滑走路閉鎖) 
13日 ジャパンディスプレイ 第三者委員会調査結果公表 不適切会計7年連続
(フランス 外出制限5月11日まで延長 マクロン大統領発表)
14日 年金制度改革関連法案 衆議院で審議入り
(講談社 漫画誌一部 刊行延期発表)

№2139 首都圏の鉄道・バス 新型コロナウィルス感染影響まとめ Ver.1

江ノ電バスダイヤ変更案内.jpg
 新型コロナウィルス感染対策は、7日に緊急事態宣言が出された事で、より緊迫したものになりました。これまでの土休日に加え、平日も夜間を中心に、業種によっては営業自粛が強く求められるものになり、休業の補償の在り方も交えて、政治的・経済的な議論が引き続き、活発に行われています。個人的には、右も左も真ん中も、その言葉にはどこか、「心」が感じられず、自己顕示欲的の強さばかりが目立つ所があるように思えてならないのではあるが。
 公共交通機関は、首都圏においては今の所運行に関する要請は出されていないが(Osaka Metroは大阪市長の要請により、一部路線を除き今日・明日は減便。間引きに過ぎず、旅客に不便さを感じさせるだけで効果は疑問ではあるが)、既に鉄道・バス共に、曜日・時間帯に関係なく利用者が大幅に減少しており、事業者によっては既に先月末から減便を行っている所があり、緊急事態宣言後は、その傾向がさらに強まる事が予想され、相当心配です。
 今日からしばらくの間、毎週土曜日は、首都圏における緊急事態宣言の対象である東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県を中心とした、鉄道・バスの現在・そして今後の運行状況を、各社の公式Webサイトからまとめてみる事にします。正直辛いのだけれど、後々のために、記録を残しておく事も、ほんの少しでも意味があるのかな、と思っています。

 今回は、昨日10日までのリリースを中心にまとめます。対象の交通機関は、基本的に鉄道・バスとも、Suica・PASMO事業者です(それ以外も若干加えています)。特に終了予定日の記載がなければ、「当分の間」です。

*** 鉄道 ***

JR東日本 定期列車は通常通り運行。臨時列車は、「のって楽しい列車」は全て、5月いっぱい取りやめ。多客対応の臨時列車も、大多数は取りやめ、あるいは指定券発売を中止。新幹線は車内販売を休止、アテンダント乗務でフルサービスのグランクラスは、営業取りやめ(アテンダントが乗務しない列車は、引き続き座席のみ営業)。

JR東海 東海道新幹線はGW中に続き、5月15・22・29日各金曜日、東京~新大阪間臨時〔のぞみ〕を取りやめ。

東京メトロ 通常通り運行。

東京都営 通常通り運行。「都電おもいで広場」は、5月6日まで休場。

京成 通常通り運行。〔スカイライナー〕は今日11日から、一部列車の青砥停車を開始。下り京成上野発3号(6時00分発)~13号(7時40分発)、上り成田空港発72号(20時30分発)~82号(23時20分)。青砥~成田空港間料金1,000円。下りは青砥駅の係員からライナー券を購入(現金のみ)、空席に着席。上下とも前売り・チケットレスサービスは利用できない。関連で、他の列車にも一部時刻変更が生じる。

東武 通常通り運行。「SL大樹」は、5月5日までの全列車が運休(6日はもともと運行予定がない)。

西武 通常通り運行。「52席の至福」は、5月5日まで全コース運休。なお、13日より秩父鉄道直通が取りやめになるが、西武側からの告知は、今日現在はない。

京王 通常通り運行。

小田急 通常通り運行。

東急 通常通り運行。

京急 通常通り運行。土休日に一部の快特で設定の「ウイングシート」は、今日11日から取りやめ。

相鉄 通常通り運行。

つくばエクスプレス 通常通り運行。

新京成 通常通り運行。

北総 通常通り運行。「北総線1日乗車券」は、GW中発売分(4月25日~5月6日の土休日)の扱いは、今のところ記されていない。

東葉高速 通常通り運行。

東京モノレール 通常通り運行。

ゆりかもめ 通常通り運行。

多摩都市モノレール 通常通り運行。

舞浜リゾートライン 終日14分間隔で運行、最終20時03分発(駅名が不明だが、リゾート・ゲートウェイステーションか)に繰り上げ。

千葉都市モノレール 通常通り運行。

埼玉新都市交通 通常通り運行。

横浜市営 通常通り運行。

横浜シーサイドライン 通常通り運行。今日11日~5月6日まで土休日に予定していた特別ダイヤは取りやめ、通常の土休日ダイヤで運行。

湘南モノレール 通常通り運行。

関東鉄道 通常通り運行。常総線は今日11日から、土休日は終日単行で運転。

江ノ電 通常通り運行。グッズショップなどは休業。 ※リリースにはないが、平日ダイヤでは一部列車を2連に減車している。

箱根登山 小田原~箱根湯本間は通常運行。箱根湯本~強羅間代行バス、ケーブルカーは今日11日から減便。

伊豆箱根 通常通り運行。大雄山線「ヒスイカズラトレイン」は、9日で運行を終了している。

伊豆急行 定期列車は通常通り運行。JR直通の臨時特急は、5月いっぱいまでの分の発売を停止中。

富士急行 通常通り運行。富士登山電車は運休し、一般車両で代走運行。富士急ハイランド駅は終日無人化。

小湊鐵道 13日から減便。平日は五井~上総牛久間7往復・里見~養老渓谷間1往復・養老渓谷~上総中野間2往復を取りやめ。土休日は五井~上総牛久間6往復・上総牛久~里見間1往復・里見~上総中野間2往復を取りやめ。五井発は、11時06分発の次は13時47分発、上総牛久発五井行は、13時37分発の次は15時59分(土休日16時14分)まで空く事になる。

いすみ鉄道 今日11日から、「急行」4往復(普通列車区間含む)を取りやめ。

銚子電鉄 今日11日から、朝方5往復・夕方2往復を取りやめ。

秩父鉄道 13日から、平日ダイヤをベースにした「計画運休」ダイヤで運行(土休日も同一ダイヤ)。急行・西武直通は取りやめ。


*** バス ***(一般路線を中心に記載 基本的に高速バスは含まない)

東京都営 通常通り運行。

日立自動車交通 通常通り運行。

京成バス 「シャトル☆セブン」は、葛西臨海公園駅~TDR間を取りやめ。聖徳学園関連系統は一部の日を除き、一部または全便運休。

京成タウンバス 通常通り運行。

京成トランジットバス 通常通り運行。

ちばフラワーバス 中田スポーツセンター閉鎖により、中田スポーツセンター発着便を中野操車場発着に変更。

ちばレインボーバス 通常通り運行。

ちばシティバス 通常通り運行。

ちばグリーンバス 佐倉南高校線は休校日ダイヤで運行(4月末日までの予定)。

東武バス 定期観光バス・スカイツリーシャトル・深夜急行バスは全路線全便運休。川越の「小江戸名所めぐりバス」は今日11日から、土休日も平日ダイヤで運行。

国際興業 メッツァ直通バスは運休。

西武バス 所沢駅西口~西武ゆうえんち系統は西武園駅止まりで運行。メッツァ・三井アウトレットパーク直通バス、三峰口駅~三峰神社間急行を取りやめ。小平〔営〕は一部系統を、平日でも土休日ダイヤで運行。13日より、深夜急行バスは運休。

関東バス 13日より、阿佐谷・武蔵野・青梅街道・丸山〔営〕は一部系統を除き、平日・土曜も休日ダイヤで運行。一部系統は休日ダイヤをベースに増発便を運行。五日市〔営〕は引き続き、平日は臨時ダイヤで運行。

立川バス 16日より、平日は土曜ダイヤで運行(富士見町線・コミュニティバスを除く)。5月8日までの予定。三井アウトレットパーク直通バスは既に運休している。

西東京バス 13日より、八王子市内路線は休日ダイヤをベースにした特別ダイヤで運行(一部系統は、ラッシュ時に輸送力を増強)。

京王バス 13日より、中野・永福町・調布・小金井・多摩の各営業所は特別ダイヤ、府中・桜ヶ丘・八王子・南大沢・高尾の各営業所は休日ダイヤで運行(一部増発実施)。
※ 京王バス南・高尾〔営〕は、今月寺田支所から格上げで発足の模様。

小田急バス 世田谷〔営〕は16日から、〔下61〕系統の平日・土曜は臨時ダイヤ、その他の系統は全日、休日ダイヤで運行。

東急バス 今日11日より、土曜日の深夜バスは全て取りやめ。深夜急行バス「ミッドナイトアロー」は、既に運行を取りやめている。

京浜急行バス 今日11日より、八幡宮~由比ガ浜間駐車場間は取りやめ。16日より、深夜バス全路線及び〔中央1〕系統(横須賀駅~ポートマーケット(循環))、三崎口駅・三崎東岡~ソレイユの丘間各系統は取りやめ。〔八8〕系統(金沢八景駅~関東学院〔循環〕)は、16日~5月6日は土曜ダイヤで運行。オープントップバスは、既に運休している。21日の大森・蒲田発着系統のダイヤ改正がリリースされているが、ウィルス感染対策とは関係なく行われるようだ。

KMバス お台場レインボーバスは、今日11日より、土休日のみ臨時ダイヤで運行(5月6日までの予定)。バスロケ「見えバス」は運用停止。

銀河鉄道 今日11日より「緊急特別ダイヤ」で運行。
 
東京ベイシティ交通 TDR・TDSは引き続き通過または運休。

新京成バス 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

千葉交通 通常通り運行。

千葉中央バス 通常通り運行。鎌取→新宿・深夜急行バス 新宿→大網線は15日を持って運行を終了するが、ウィルス感染と直接は関係ないようだ。

千葉内陸バス 通常通り運行。

千葉海浜交通 稲毛海浜公園閉鎖のため、高洲線は高浜車庫発着に短縮。

成田空港交通 一般路線は通常通り運行。

小湊鐵道 16日より、大網駅~季美の森・みどりが丘・みずほ台循環線は全日、土休日ダイヤで運行(5月6日までの予定)。清見台団地線は、午前中の日東交通担当便7往復が運休。

日東交通 既に運休している君津~マザー牧場線に加え、11日から金谷~マザー牧場線が運休。16日から清見台団地線・イオンモール木更津線が一部減便。

平和交通 深夜急行バスは既に運休(銀座1時00分発の津田沼・千葉・蘇我線は運行している)。

あすか交通 通常通り運行。

東洋バス 通常通り運行。

関東鉄道 通常通り運行。

朝日自動車 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

阪東自動車 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

川越観光自動車 今日11日~5月6日の間、森林公園駅~森林公園間南口路線は運休。

国際十王交通 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。

関越交通 今の所は通常運行だが、今後急な変更もありうると予告している。「水上温泉わくわく号」は、今月一杯運休の予定。

イーグルバス 小江戸巡回バスは、今週末と次の週末の土日は平日ダイヤで運行。

横浜市営 「ピアライン」(今月いっぱいの予定)「あかいくつ」「ぶらり三渓園BUS」「ぶらり赤レンガバス」は運休。26系統は海つり桟橋・横浜港シンボルタワー乗り入れを取りやめ。深夜バスは、土曜日のみ運休。 ※「ぶらり野毛山動物園BUS」は、一般の89系統を兼ねているため運行(動物園は休園)。

川崎市営 市営川崎高校行直行バスのみ運休。

神奈中 既に土曜日を休日ダイヤで運行。深夜急行バスは取りやめ。

相鉄バス 今日11日から、土曜日は休日ダイヤで運行。

臨港バス 3月26日より平日・土曜(鶴見〔営〕のみ)ダイヤ減便、深夜バス取りやめを行っていたが、浜川崎〔営〕は16日より減便を深度化、18日からは全線規模で土曜・休日を、減便した休日ダイヤで運行。

江ノ電バス 今日11日から、土曜ダイヤがある路線は休日ダイヤで運行し、深夜バスは取りやめ。大船高校・舞岡高校直行バス・定期観光バスは運休。

箱根登山バス 定期観光バスは運休。4月1日にダイヤ改正を行っているが、需要の変動に伴うものとしていて、ウィルス感染とは関係がないと思われる。

伊豆箱根バス 定期観光バスは運休。一般路線は通常運行。

富士急行 富士急行の一般路線(御殿場地区)は、明神峠路線は5月9日運行開始予定。御殿場プレミアム・アウトレット、ぐりんぱ路線は区間運休。分社は、静岡のぐりんぱ路線、富士桜墓園、大石寺(今日11日~5月6日予定)が全便運休。シティの根方線が、平日のららぽーと沼津発最終を22時40分→20時30分に振り替え、最終は全日21時40分に繰り上げ。富士五湖周辺の観光3路線は、「レッドライン」は30分間隔、「グリーンライン」は60分間隔で運行。

山梨交通 一般路線は通常運行。

東海バス 熱海市内「湯~遊~バス」は、14日~5月いっぱい6便を運休(新型車両のダイヤは変わりなし)。ボランティアガイドの案内を自粛。定期観光バスは運休(高速バスと共に24日までの予定)。石廊崎オーシャンパーク関連系統は石廊崎上で折り返し運転。MOA美術館線は休館日ダイヤで運行(23日までを予定)。その他通学対応便で運休が発生。

 以上、可能な限り調べましたが、見落としたり、間違っていたりする所もあるかも知れません。悪しからず。各事業者の公式Webで確認して頂ければと思います。
 調べた限りでは、鉄道は郊外、バスは都心で運休・減便が多数発生しているようです。ほんの少しばかり乗ってみた感触でも、各鉄道・バスはいずれも、大幅に乗客が減少している事が肌で感じられます。また、2月の奈良の観光バスのドライバー以降、これまで見聞きした限り、鉄道・バスの乗務員の感染は報告されていないようだが、NYやロンドンではバスドライバーで亡くなられた方も多数おられるようであり、乗務員などの安全を合わせて考えると、今は通常運行の事業者も、今後運休や減便が追加で行われる可能性も大、だろうと思います。感染自体がどう推移しようと、影響は少なくとも夏休みまでは確実に残るはず(既に隅田川花火大会や仙台の七夕祭りなど、いくつかの夏のイベントの中止が発表されている)で、事業者としてどこまで耐えられるのか、心配です。と言って、乗りに行って、出かけて支援・応援、というのは、このケースではまかりならないのが現実。せめて、今目の前を走っている乗り物に、エールを送りたいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR豊肥本線が8月頃に運行を再開できる見込みである事が、国土交通省より発表されました(JR九州からは発表がない)。JR九州随一の観光ルートで、「ななつ星in九州」の本来の走行ルートでもある事から、再開が大いに期待されるのだが、その頃には、新型コロナウィルス感染の影響が、どこまで癒えているだろうか?1月に阿蘇駅に降り立った時も、駅付近は中国を中心としたインバウンドの旅客が多く、再開を機に彼らが戻って来るか、戻って来られるか。また、10月には国道57号線北側復旧ルートが開通する見込みで、長距離バスがルートを変更する事で所要時間を短縮する事が予想され、スイッチバック区間を抱えたJR線は、苦戦も予想されます。この他、崩落した阿蘇大橋は来年3月開通予定だが、南阿蘇鉄道は記されておらず、まだかなり時間がかかりそう。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
10日 「文化観光」推進法 可決・成立 
(外務省幹部家族 感染確認 外務大臣定例記者会見中止) 
11日 北海道アポイ岳 山開き
(消毒用アルコール無料配布 茨城県神栖市)