№2121 九州横断旅行 4〈終〉.SNA18便
一日休みを余分にもらったとは言え、大分・熊本ではやはり日数がやや不足。午後の便で、帰る事になります。
帰りはANA・JAL・SNA(ソラシド)の選択肢があるが、国内線だったらできるだけ行きと帰りでキャリアを変えたいから、今回はSNAを選択しました。マイレージなくてもいいから。
なお、前日の時点では、羽田は降雪の影響があるかもと予報で聞いていたから、少々不安もあったが、この点は問題がなかったらしい。SNA18便も、予定通りの出発となりそうです。
以前も出したと思うが、肥後大津駅南口~熊本空港間は、「空港ライナー」と称する、無料のアクセスのバスがあります。バスと言っても、地元のタクシー会社に運行を委託するワゴン車であるが、最近は利用が定着しているようで、この日も、他に5人の利用がありました。
車内はこんな感じ。小型TVが放映するワイドショーは、いよいよ緊迫化してきたのか?新型コロナウィルスの肺炎について伝えていたのでした。
熊本空港(「阿蘇くまもと空港」と呼称している)のターミナルビル。空港ライナーは、一応所要15分となっているが、アクシデントでもなければ、実際はもう少し早く着きます。
出発階(1F)。
SNAは、カウンター業務をANAに代行しています。ここでは先にチェックイン、搭乗券を受け取って、その後バッグを預ける、という形。
出発案内表示。今回乗るSNA18便は、まだ出てこない。
展望デッキ。ここでは主に動画を撮った。FDAとAMXが出発するが、晴れていればなあ…。
ターミナルに戻って、「ひこうき広場」。
地震に見舞われた熊本の支援、という意味か、著名な漫画家による直筆サイン色紙も展示されています。
漫画のパネルもあります。左から「花の慶次 雲のかなたに」(原哲夫)「シティーハンター」(北条司)「よろしくメカドック」(次原隆二)。
2Fの土産物店。
手荷物検査場。
SNA18便が出発する、4番ゲート付近。まだお客さんは少ないが、地方路線+SNAとしたら、ビジネスマンが多いなあと思ったのは、変か?
16時02分、羽田からのSNA15便が、R/W07に着陸。到着ロビーでは10分の遅れの表示が出ていたが。
16時05分到着。5分詰めた。ただ、新しい出発時刻、16時35分には、出発できるだろうか。後方は関空行JJP676便。
20分少し前になって、事前改札から搭乗が始まる。流れはANAとほぼ同じだが、上級会員は少ないようだ。
出発間際、機内安全デモの最中、左手を見たらびっくり。チャイナエアのB737が着いたのだが(熊本路線は週3便)、いろいろ熊のイラストが描かれている。くまモンと、台湾の「喔熊 Oh!Bear」が描かれている。という事は、基本的には熊本路線はこの機材が中心になるのか。撮りたいよなあ。
ANAのハンドリングスタッフに見送られて、出発。
R/W07へタキシング。遠くに山が2つ見えるが、左が金峰山、右が熊ノ岳、になるんですかね。
滑走路の端までは行かずに、インターセプションしてR/Wに進入。そんなに重くないんだ。
離陸上昇。
すぐに大きく左旋回。大津町・菊陽町といったあたりの上空を行く。
真ん中を流れる川は、白川。さらに左旋回が続く。
左手に、熊本空港の全景が見える。空港が高台にある事が、よく解る。
ターミナル(望遠)。もう1機いるな。羽田から着いたJALだろう。
しかし残念ながら、このあたりから雲が下界を覆い尽くして、何も見えなくなってしまう。
下層と上層、二重の雲海を抜けていく。揺れはなかったが、ベルトサインが消えたのは、この上層の雲海を抜けたあと、だった。
改めて、キャビン。乗客は全体の6割程度、というところだっただろうか。
ドリンクサービスが廻ってきたので、アップルジュースを選択し、空港で買っておいたパックのサンドイッチを食する。いつも思うが、キャビンではアップルジュースが、ひどくおいしく感じられる。乾いたキャビンに、あっさりした飲み心地が合うのだろうか?
さらにコーヒーを注文し、「熊本三年坂マドレーヌ」でお茶する。
SNAでも、スマホ向けのWi-Fiサービスを行っている(ネットはできない)。フライトデータもあるのだが、なぜかルートも、数値も出なくてがっかり。
電子書籍もあります。ただ、スマホ画面ではやや小さいかも。ドラッグで拡大もできるけれど。
雪はないにしても、キャプテンアナウンスによれば、羽田は雨、だそうだ。雲行きが怪しい。
夕暮れ。夕日がウイングレットを照らす。
この辺はまだ良かったのだが、早めのベルトサイン点灯後、降下して雲海に突っ込むと、急に揺れが激しくなる。ドスンドスンという感じ。窓の外は、みるみるうちに暗くなってくる。どこを飛んでいるかわからない雲の中を、エンジンの轟音が轟いて、一気に突っ切っていこうという感じ。キャビンは、時々流れるアナウンス以外は、静かだ。
キャビンは減光されている。
さらに真っ暗闇が続く。エンジン音が絞られ、静かだ。ただ、耳が痛くなる。アナウンスでは、羽田は小雨で7℃。やはり熊本よりは寒そうだ。
ようやく明かりがポツンポツン見えてきた、と思ったら、もう浮島だ!よほど視界が悪いんだねえ。雨の水滴が、窓を伝うようになる。着陸は、R/W34L。
着陸。国際線ターミナルの明かりが、眩しく感じられる。
到着は52番(第2ターミナル北側のフィンガー)、C滑走路に着陸したらしいJAL機と行きかう。
到着は17時58分。この空模様だからどれだけ遅れるのかと心配していたら何の事はない、7分も早く着いた。
キャビンの明かりが全部つき、ホッとさせられた。外に出ると、やはり寒いなあ。
バゲージクレームは、52番からだとやや遠い。
荷物はすぐに出てきた。全体的には少なめ。うn
到着ロビー。
帰りは京急線。国内線ターミナル駅ホーム。加算運賃引き下げによる運賃値下げが話題になったが、喜んでばかりもいられない。一方でそろそろ手狭になってきている印象も否めなくなってきた。ダイヤ編成上、ホームのどちらかに列車を待機させておく事はなかなかできないだろうし、一方で、第2ターミナルの国際線の共用開始が迫ってきており、このままだと混雑でにっちもさっちも行かなくなってくるのではないか?引き上げ線新設という計画もあるようだが、やはりホームが2面4線、せめて2面3線で造られていれば良かったのだがと、今でも思います。京急単独ではどうにもならない部分も少なくないが。
エアポート急行。普通の「急行」でいいんじゃないかな?むしろ行先表示の部分で、空港行である事をきちんと記す方が良い。
というわけで、やや慌ただしい部分もあったうえ、ここでは書けないが熊本でのスッタモンダもあって、消化不良な部分が多かったのも事実でした。今回は豊肥本線を乗り通す(途中はバスになるが)事も目的の一つだった、という事があったが、やはり熊本も、もっと日数が欲しいい。中心部だけでも2~3日、加えてくま川鉄道に、肥薩おれんじ鉄道も加えると、やはり1週間は、欲しいよなあ、と感じます。それと、今回は地震の復興、という点では、あまりきちんとした支援が、できませんでした。桜町バスターミナルも見ていないし、次はもう少し時間を取って、もっと熊本を堪能したい、と考えています。
あとは豊肥本線、それと南阿蘇鉄道の、一日も早い復旧を願います。もちろん、復旧したら早めに乗りに行きます。
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近鉄は、来月の改正で、宇治山田~大阪上本町間で運行されていた鮮魚列車を廃止する事になったそうです(近鉄からはリリースは出ていない)。改正後は、定期急行の1両を行商人専用とする事で対応するそう。
去年の台風被害で長期不通が続いていたJR吾妻線は、21日に全線の運行を再開すると、高崎支社からリリースが出ています。ただ、被災前と同じダイヤ、とは行かず、徐行運転を行ううえ、524Mの万座・鹿沢口→長野原草津口間のみ、当面はバス代行継続との事。
《今日のニュースから》
16日 カーリング日本選手権 男子はコンサドーレ連覇 女子はロコ・ソラーレ4年ぶりV
17日 シャープ 5G対応スマホ発表 国内メーカー初
18日 日産自動車 臨時株主総会開催
毎日毎日新型コロナウイルスのニュースが続いており、天皇誕生日の一般参賀や、東京マラソンにも影響が及んでしまいました。交通関係も、JALが今日、さらに中国・韓国路線の減便・ダウンサイジングを発表しているし、地方空港の中国路線休航で、アクセスのバス路線の運休も目立ってきています。当面はこの状況が続くと、覚悟をせにゃならないのか。