翌朝、早々に別府を起ち、豊肥本線で大分から熊本へ、阿蘇を横断します。
といってもご存じの通り、熊本県内の肥後大津~阿蘇間は、4年前の熊本地震の甚大な被害から未だに立ち直れず、最大のハイライト・3段スイッチバックを控える立野駅を含んだ区間が、不通のままです。
従って現状では鉄道だけで大分から阿蘇経由で熊本へ抜ける事は出来ず、長距離バスの力を借りて、鉄道~バス~鉄道と乗り継いで行く事になります。
熊本県側の電化区間は、(地震前だったが)比較的最近乗る機会があったが、肥後大津より東の非電化区間、特に大分県側は、いつ以来になるのだろう?熊本へ抜けた時、何かを感じる事は、出来るのでしょうか?
1月27日(月)
朝起きると、残念ながら曇天。加えて、風が強い。これがこの後熊本まで影響する事になります。
別府駅は、一昨年も来ています。この時はすぐに折り返してしまっていて気づかなかったのだが、きれいに改装されている。415系が停車しているが、土休日運休の627M(亀川→大分)。
ホームに喫煙コーナーが残っていました。JR九州では、福岡県内区間では全面撤去されているそうだが、他はまだ残されている。今のところリリースはないが、3月いっぱいまでには、撤去されるはずだ。
次の4629M幸崎行で、大分に向かう。815系2連で混雑していて、海の景色を楽しむ状況にはなかった。
大分駅の、高架のホーム。一昨年にも降りているが、あの時は晴れてくれていたのだけれどなあ。この日は雨。
豊肥本線と、久大本線のキハ200形が並ぶ。
9時14分発2422Dで阿蘇まで乗り通しても良かったのだが、一つ前の5424Dで犬飼まで先行し、途中下車する事としました。。
(別府→阿蘇の乗車券は途中下車可能)
大分を中心とした、車内の路線図。大分もSugocaが導入されているが、豊肥本線の大分県側は中判田まで。豊後竹田までは含まれても良さそうな気がする。
雨のせいで見づらいが、次の滝尾で待っていた4433Dは、キハ125×2。
車内は結構お客さんが多かったのだが、学生が大半で、案の定大分大学前でほとんど降りて、ガラガラになる。
お客さんが少なくなった、キハ200形の車内。今の目で見ると、シンプルですらあると感じます。
ローレル賞受賞から、もう28年か。
中判田では4437Dと交換。
竹中では4439Dと交換。朝方という事もあるのか、中判田までの、犬飼までの行き違いが出来る駅は、全部交換がありました。
右手を流れる、大野川。
犬飼駅。無人駅。モニターに発着案内が表示される。
ここまで乗ってきた5424Dは、折り返し10時ちょうど発5425Dになる。10時台は合わせて3本あるが、そのあとは2時間近く列車がない、というのはアンバランス。本数的にはこんなものかとも思うが、もう少しバランスの良いダイヤを作れないだろうか。
左は、後から来た、阿蘇行2422D。現状では、大分からだと阿蘇へ行ける一番最初の列車。キハ220形単行、だが、先頭部にはJR九州の職員があと2人立っていた。制限速度とかの話をしていたから、教習だったのだろうか。4433Dの折り返しで、キハ125形が来るかと思っていたのだが。
三重町。停車中のキハ125は、阿蘇始発だった2423Dではないだろうか。
緒方では4441Dと交換。
豊後竹田駅。駅前には大野竹田バス(大分バスの分社)も入るが、人影はまばら。天候のせいもあるだろうか。
16分停車。先のJRの職員2人も降りて、完全にワンマン運転。
元々上り勾配が続いていたが、豊後竹田を発つと、さらに勾配が急になる。棚田を見る。
本線、とはいえ、急勾配に加えて急カーブも多く、規格はローカル線なみ。
キハ220の車内。ウッディな感じ。乗客はもう、6人しかいない。ただ、観光風の女性2人組とかもいた。
九州では最高地点となる、波野駅の駅名標と、標柱。
現状では、ここに停車する列車は5本しかない(特急は通過)。地震の前と同じなのだけれど。
今度は下り、阿蘇の町並みが見えてきました。
地震前は宮地で系統が分断されていたが、現状は大分側の列車が、阿蘇まで入ってくる形態になっています。「終点」の、阿蘇に着きました。
熊本方を見る。当然列車は走っていないが、信号は生きていた。青信号が灯るのは、いつの日か。
阿蘇駅。
熊本側からの列車がないのに、駅前はずいぶん観光客が多かった。大半がインバウンドだ。
駅舎の中。
市販の時刻表には掲載がないが、肥後大津~阿蘇間は、代行バスも運行されています。ただし平日・土曜日の朝夕のみ、休日は走らない。地元民の足という所か(JRの乗車券では乗れない)。
肥後大津までは、九州産交バスのバスでつながなければならない。大分からの〔やまびこ号〕を予定していたのだが、別府から来ていた九州横断バスの便がありました。10分くらい遅れていたが、阿蘇駅前で10分休憩の停車をしていた。阿蘇~肥後大津間だけでも乗れます。PASMO可。予約制で、空席があったら乗れる。混んでいるが、空きはありました。ユニバース。
車内は、ほとんどが中国人、という感じだった。出国制限の直前に来ていたのだろう。車内には、こちらもUSBポートが備えられています。
肥後大津までの間にも、途中いくつかのバス停があるが、乗降はなかった。阿蘇内輪の山々を見て快走。
肥後大津駅が近づいて、今度は外輪の山々を見ました。
肥後大津駅は、南口に到着(〔やまびこ号〕も同じ)。
今晩泊まる駅近くのホテルで荷物を預かってもらって、熊本へ。今度は肥後大津駅構内から、阿蘇方を見る。
大分側の列車の運行は問題がなかったが、熊本側は強風の影響、とかでかなりダイヤが乱れていたようでした。この1468Mも、本来は13時ちょうどの出発の所、到着が遅れて、15分ほどの遅れを持ち越して、慌ただしく出発。
さすがに電化区間らしく、日中も本数は多い(こちらも、もう少しパターンダイヤになればいいが)。DCキハ200形との交換もある。水前寺では815系との交換だった。
ところで、本来はこの後新水前寺で降りて、それから熊本市電に乗り換えて…という所を書かなければいけないのだが、実は…まあ、いろいろありまして、あまり公には出来ず、この先は省略、とさせて頂きたいと思います。熊本市電も熊本電鉄も、本格的な乗車は、翌日回し、とせざるを得なくなりました。スミマセン。
熊本駅の九州新幹線の改札だが、ここでも強風の影響が出ていて、南部は運転見合わせ、北部も大幅な遅延が発生しているようでした。
強風の影響は、この晩宿泊した肥後大津のホテルにも出ており、BS放送が見られない。故障かと思ってフロントスタッフに調べてもらったのだが、強風のためBSのシステムが全館でダウンしてしまって、BS放送は全ての部屋で、見れなくなっていたそうでした。
何だかんだあって、ちょっとがっくり…。
おとなしく地上波の天気予報を見ていたら、熊本は明日も天気が良くない。それ以上に関東地方が問題で、今夜から明日にかけて降雪、平野部でも積雪があるかも?という話になるらしい。明日の午後、ソラシド便で帰る事になるが、大丈夫か…?ともかく、今日楽しめなかった分、明日は存分に電車に乗って、気分を晴らしたい。
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東急東横線及び目黒線・みなとみらい線・メトロ南北線・埼玉高速鉄道の、3月14日改正ダイヤが発表になりました。東横線は平日ラッシュ時間帯前の、元町・中華街6時15分発特急を新設。この数年、オフピークキャンペーン時に運行されていた「時差Biz特急」の定期化と言えます。目黒線では、日吉始発深夜の奥沢行1本を大岡山まで延長し、大井町線と接続。大岡山行、という設定は初か?あとは東武東上線、都営三田線はどうなるのか。今日の時点ではリリースがないが、全く何もない、という事はないはずで、改正ちょうど一ヶ月前になる、明日あたりには、何か発表があるのではないでしょうか。
《今日のニュースから》
12日 JR東日本「ALFA-X] 北海道で走行試験
13日 北海道安平町 被災地避難指示解除 1年5ヶ月ぶり 道内避難指示全面解除
東京都内のタクシーのドライバーの、新型コロナウィルスへの感染が明らかになりました。病状が出ているかとかは解らないが、早い回復を望みます。奈良のバスドライバーは回復して退院した、とも聞いているし、これだけでパニックになったり、しないように。我々も、用心はしなければいけないとしても、軽率な発言・行動は慎まないといけないだろう。
槇原敬之、逮捕、か…。今日は田代まさしの初公判もあったのだけれど、去年の沢尻エリカの一件もあり、また芸能界は薬物汚染?槇原敬之って、そんなものに手を出すような人物には、見えないのだけれど…。