№2126 2020年2月 今月は何があった 何をやった

 記憶に留めておかねばならない、はずの、野村克也氏の功績と、「パラサイト」の快挙。しかし、それらをも押し流してしまいそうな、新型コロナウィルスが引き起こす「COVID-19」の世界的大感染。昭和天皇崩御の時とも、阪神や東日本の大震災の時とも違う、ジワジワと不気味で重苦しい雰囲気が、日本全国を覆い尽くし、押し潰そうとしています。全世界の目が大黒ふ頭に向けられ、翻って我が国は!?と戦々恐々となった2月。他にも大事なできごとはいくらでもあったと思うのだが、どんな事が起きたのでしょうか。

 1日 福島県警ヘリコプター不時着 臓器運搬中
 2日 有明アリーナ完成 記念式典開催
 3日 埼玉高速鉄道 スタジアム延伸 浦和レッズが要望
 4日 ドコモ・メルカリ スマホ決済提携で合意
 5日 DeNA 501億円の赤字転落 会長・社長 役員報酬返上
 6日 東京都心 史上最も遅い初氷観測
 7日 日本製鉄 生産設備削減 呉製鉄所閉鎖を発表
 8日 道路から大量の水噴出 横浜市旭区
 9日 旭川でマイナス36℃ 今冬一番の厳寒

10日 JRグループ 全国でシステム障害 クレジットカード使用不可で混乱
11日 イスラム革命から41周年 イラン各地で記念集会
12日 JR東日本「ALFA-X] 北海道で走行試験
13日 北海道安平町 被災地避難指示解除 1年5ヶ月ぶり 道内避難指示全面解除
14日 大型トラック 国道逆走衝突事故 兵庫県たつの市 国道2号線
15日 佐倉市陸上競技場 「小出義雄記念陸上競技場」に改称 除幕式
16日 カーリング日本選手権 男子 コンサドーレ連覇 女子 ロコ・ソラーレ4年ぶりV
17日 シャープ 5G対応スマホ発表 国内メーカー初
18日 日産自動車 臨時株主総会開催
19日 小学生の給食にスパニッシュオムレツ 山口県山口市

20日 「はやぶさ2」 1回目エンジン噴射 終了
21日 レジ袋禁止条例案 議会に提出 京都府亀岡市
22日 関東地方 去年より15日早く春一番
23日 住信SBIネット銀行 システムトラブル
24日 大相撲春場所 番付発表 横綱鶴竜 38年ぶりの「横綱大関」
25日 日産自動車 新型軽自動車「ルークス」発表
26日 テニス マリア・シャラポワ 現役引退表明
27日 レオパレス21 臨時株主総会開催 投資会社提案否決 

 今月はこの他、海上自衛隊護衛艦部隊が中東へ派遣、全豪オープンテニス車いすの部で国枝慎吾・上地結衣がアベックV、タイで陸軍兵士が銃乱射、南極で18.3度の観測史上最高気温観測、安倍首相「やじ」問題、UEFAがマンチェスター・シティの主催大会出場を禁止、中居正広がジャニーズ退社・独立発表、IAEAグロッシ新事務局長来日、文化放送松島茂アナウンサー死去、米映画界著名プロデューサーがセクハラで有罪評決、などがありました。
 槇原敬之逮捕、沢尻エリカに懲役1年6ヶ月(執行猶予あり)判決、田代まさしも初公判と、芸能人と覚醒剤の関係が、改めて問われる事になりました。
 としまえんの閉園及び跡地利用のあり方の検討が、全国的なニュースとなりました。西武グループからは、西武園ゆうえんちのリニューアルも既に発表になっています(関連して、西武遊園地と遊園地西、両駅の来年の改称が26日リリースされている)。南海では、みさき公園の3月いっぱいの閉園が本決まりになりました。大手私鉄の成功を導いたビジネスモデルを支えた一つが遊園地経営だったが、大きな曲がり角を迎えたのが、平成の30年でした。それが、令和の世になっても続いている事だと思います。
 羽田新ルートの試験飛行が行われたが、これで3月29日にいよいよ国際線増便、といってもこの状況では、いきなり華やかなスタート、とは、恐らくはならないだろう。特に中国・韓国の路線は、相当長期間、ウィルス感染の影響を引きずる事になるのではないか。

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《今月この1枚》 

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 今月はかなり久しぶりに千葉のバスを多数撮りました。それらは先日、本体で一挙公開しましたが、その合間に千葉駅前で撮影した、千葉都市モノレール1000形です(3日撮影)。千葉ロッテ・マリーンズのラッピング編成です。左右でデザインが異なります。この日は、千葉みなと~県庁前間の運用に終日入っていました。千葉モノレールではこの他、「女の子+鉄道」のアプリゲームのラッピング車や、その他各種広告編成も多数走っています。去年は初音ミクの編成もあったっけ。
 千葉モノレールは、懸垂式モノレールとしては世界最長を誇るが、近年は1号線の延伸が取り止めになったり、在来路線も運行本数が削減され、ラッシュ時の4連運転も取り止めになるなど、やや冴えない話が多い気がします。ただ、先日全線に日中乗った感触では、利用者自体は決して少なくなってはいないと思いました。特にラッシュ時は結構混む列車もあるし。運転士確保の問題もあるだろうが、今一度増発・増結で輸送サービスの再改善を図る事が、考えられても良い時期ではないだろうかと感じました。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
28日 著作権料支払い 音楽教室も必要 東京高裁判決
29日 「震災遺構」旧女川交番 記念式典


 さて、こんな世界的な危機の最中、何考えているんだよ?と言われそうだが(実際、お袋には言われました…)、来月2日より9日まで1週間、北欧旅行に行ってきます。関係国から日本人の入国を禁止するとか、航空便が欠航になるとかの事態にならない限りは、今のところ予定通り出発します。行こうが止めようが、いまさら状況が変わる事はないんじゃない?とも思うし、日本全国を覆う、重苦しい雰囲気から抜け出したい、とも、近頃は思うようになりました。むしろ、日本から離れた方が安全なんじゃない?という気も、しないではないし。北欧4ヶ国からも感染者が発生しているようだから安心はできないのだが。
 北欧各国への旅行はこれまでも「思い出の海外旅行クロニクル」で書いて来ているが、その中で、スウェーデンのストックホルムと、ノルウェーのナルヴィク(西側ヨーロッパ最北の旅客駅がある地)を結ぶ「ノール・ピレン」は、未だ全区間を乗り通した事がありません。特に豪華な観光列車、ではない、ごく普通の長距離夜行列車、なのだが、ともかく一度は乗り通して起きたいのです。
 また、ヘルシンキ→ストックホルムは、長距離豪華フェリーを利用します。シリアラインは利用しているから、今回はヴァイキングラインです。横浜のクルーズ船みたいな事にならなければいいなとは思うが。この他にも、各国各地の列車の旅を、存分に楽しみたいと思います。楽しめるかなあ…?
 今回も現地までPCを持って行って、Wi-Fiの環境がある場所では、現地で画像を交えて更新を行う事にしています。ただ、今回は夜行が多いのと、かなり遅い到着になる所もあるので、毎日とはならないと思います。ウィルス感染は、現地ではどのように受け止められているのか、人々の雰囲気はどうなのか、どう報道されているのか、その辺の現地の空気も、感じられる範囲で記してみたいと思います。
(更新は、日本では時差の関係で、翌日の未明以降になると思う)

№2125 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 熊本電気鉄道

 先月末、大分から熊本までの九州横断旅行に行ってきて、熊本では熊本電鉄に乗ってきた事は、今月旅行記で書きました。
 今回は、それよりだいぶ前、やはり30年位前になるでしょうか。平成初期の熊本電鉄の、各駅の姿をご覧頂きたいと思います。坪井川公園と電波高専前(現熊本高専前)が開業したのが1995(H7)年1月9日だから、その後くらいの撮影になるのでしょうか。

菊池線 上熊本~御代志
 本来の熊本電鉄は、上熊本から北熊本を経由し、御代志からかつては菊池まで通じていた区間が本線格になっています。しかし、上熊本~北熊本間は、この後ご覧頂く藤崎線より、開業が後になっています。それは、現行の運転系統にも反映されているようです。

熊本電気鉄道01-01上熊本 1996.jpg
上熊本 かみくまもと
 JR・熊本市電の上熊本駅からはやや離れた位置にあります。JRは高架化され、市電も基地移転により様変わりしたが、熊電はあまり変わりませんねえ。
 車両は、元静岡鉄道の500形。

熊本電気鉄道01-02韓々坂 1993.jpg
韓々坂 かんかんざか

熊本電気鉄道01-03池田 1993.jpg
池田 いけだ

熊本電気鉄道01-04打越 1993.jpg
打越 うちこし

熊本電気鉄道01-05坪井川公園 1996.jpg
坪井川公園 つぼいがわこうえん

熊本電気鉄道01-06北熊本 1993.jpg
北熊本 きたくまもと
 藤崎線との接続駅。藤崎宮前~御代志系統は、終日ここで交換があります。

熊本電気鉄道01-07亀井 1993.jpg
亀井 かめい

熊本電気鉄道01-08八景水谷 1993.jpg
八景水谷 はけのみや

熊本電気鉄道01-09堀川 1993.jpg
堀川 ほりかわ
 朝夕の15分間隔運転時間帯は、ここで交換があります。

熊本電気鉄道01-10新須屋 1993.jpg
新須屋 しんすや

熊本電気鉄道01-11須屋 1993.jpg
須屋 すや

 三ツ石駅はまだありませんでした。開業は2001(H13)年2月25日です。

熊本電気鉄道01-12黒石 1993.jpg
黒石 くろいし
 須谷の先から黒石までの間は、国道改良工事によって線路が移動し、黒石駅も新駅に移転しました。移転前の姿です。移転の前も後も交換可能で、終日行き違いが見られます。

熊本電気鉄道01-13電波高専前 1996.jpg
電波高専前 でんぱこうせんまえ
 現在は改称して、熊本高専前。

熊本電気鉄道01-14再春荘前 1993.jpg
再春荘前 さいしゅんそうまえ
 現在は改称して、再春医療センター前。

熊本電気鉄道01-15御代志 1993.jpg
御代志 みよし
 路線の廃止により、ここが終着駅となりました。バス路線との乗換駅。昔は行き違いが出来たようで、片方の線路の跡地をバス乗り場に転用して、スムーズな乗り換えが可能な構造になっています。

藤崎線 藤崎宮前~北熊本

熊本電気鉄道02-01藤崎宮前 1993.jpg
藤崎宮前 ふじさきぐうまえ
 今は改築され、ずいぶん近代的な高層ビルになりました。改築前。

熊本電気鉄道02-02黒髪町 1993.jpg
黒髪町 くろかみまち
 ここは、先日も見かけたのだけれど、朝方のみ、駅員が配置されているようです。

 熊本電鉄は、ビルに建て替えられた藤崎宮前と、ルートを変更した須屋、黒石以外は、駅の姿は今もそんなに変わっていないように、先日乗車した時に感じました。一方で車両は旧東京メトロ車への置き換えが進められつつある最中だが、先日は曇天で撮影にならなかったので、早くもう一度行きたいと思っています。その際には、駅の姿も、今一度確認したいと考えています。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
26日 テニス マリア・シャラポワ 現役引退表明
27日 レオパレス21 臨時株主総会開催 投資会社提案否決

 ウィルス感染に関しては正直何も言いたくないけれど、ついに安倍首相が、来月2日から、全国の小中高校の臨時休校を要請する考えを表明するまでになってしまいました。政治も、経済も、文化も、スポーツも、国際問題も、世界中の何もかもがウィルス感染に押しつぶされつつあるように感じます。外国発のウィルス感染が直接重大な影響を及ぼす経験は、たぶん日本では初めてでしょう(SARS、MARSの時は、しょせん「人ごと」に近かった)。やはり、重苦しい…。

№2124 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 南海電気鉄道・3〈終〉

南海電気鉄道07-41極楽橋02ホーム.jpg
 30年くらい前の南海電鉄各路線の写真を蔵出ししてきましたが、最終回は高野線です。
 高野線は南海線と共に、大阪市と和歌山県の北部を結ぶ南海電鉄の本線格の路線だが、本来は汐見橋と極楽橋を結ぶ路線で、岸里(現岸里玉出)で南海線と交差する形態です。しかし、高野線が南海線の複々線として難波へ乗り入れるようになって以降、汐見橋~岸里間は徐々に凋落し、南海線の支線の扱いに近くなってきている事は、去年の秋に実際に乗って、№2089でも書いた所です。本数も、大阪市内の区間なのに、平成の30年間で4割も減少してしまいました。
 一方、南部の区間は、昔は三日市町から先の山岳区間は急カーブ・急勾配の連続となり、輸送力増強の大きなネックになっていました。昭和の終わり頃から、イチからの新線建設にも近い大規模線形改良工事が進められていて、今回掲げる画像を撮影した時期は、林間田園都市まで工事が完成していました。その先はまだローカル線風情であり、さらに橋本以南は、高野山への観光需要以外は、極端に輸送量が少なくなっています。橋本まで改良工事が完成した今でも、それは変わりません。
 岸里(岸里玉出)と橋本、中間の通勤・通学で賑わう区間を挟んで事実上、3つの区間・3つの性格に分けられる(分けられた)高野線を、今回は一気にご覧頂きます。最後に、高野山ケーブルカーも。

高野線 汐見橋~極楽橋

南海電気鉄道07-01汐見橋.jpg
汐見橋 しおみばし
 当時は孤立した終着駅で、既にかなり寂れていました。今はなくなってしまったのだけれど、撮影当時は、昔の南海の路線図が残っていました。

南海電気鉄道07-02芦原町.jpg
芦原町 あしはらちょう

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木津川 きづがわ

南海電気鉄道07-04津守.jpg
津守 つもり

南海電気鉄道07-05西天下茶屋.jpg
西天下茶屋 にしてんがちゃや

 岸里(現岸里玉出)は、№2122で出しました。昔は南海線と平面交差だったらしく、56年前は汐見橋~住吉東間の折返し運転だったらしい。

南海電気鉄道07-06帝塚山.jpg
帝塚山 てづかやま

南海電気鉄道07-07住吉東.jpg
住吉東 すみよしひがし
 中央に通過線を配した、相対式の待避駅。他社では割と目にするこの廃線も、南海ではここだけです。

南海電気鉄道07-08沢ノ町.jpg
沢ノ町 さわのちょう

南海電気鉄道07-09我孫子前.jpg
我孫子前 あびこまえ

南海電気鉄道07-10浅香山.jpg
浅香山 あさかやま

南海電気鉄道07-11堺東.jpg
堺東 さかいひがし
 2面4線の待避駅。南海線の堺駅との間に、シャトルバスが運行されています。

南海電気鉄道07-12三国ケ丘.jpg
三国ヶ丘 みくにがおか
 JR阪和線との接続駅だが、当時は小駅で、JR側も南海管理でした。後に全面的に建て替えられるが、№1822で書きました。

南海電気鉄道07-13百舌鳥八幡.jpg
百舌鳥八幡 もずはちまん

南海電気鉄道07-14中百舌鳥.jpg
中百舌鳥 なかもず
 泉北高速鉄道分岐駅。また、地下鉄御堂筋線が乗り入れています。ここは堺市だが、旧大阪市営地下鉄が越境していました。ただ、急行・区間急行は通過。

南海電気鉄道07-15白鷺.jpg
白鷺 しらさぎ
 2面4線の待避駅。

南海電気鉄道07-16初芝.jpg
初芝 はつしば

南海電気鉄道07-17萩原天神.jpg
萩原天神 はぎはらてんじん

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北野田 きたのだ
 2面4線の待避駅。ここを終着とする折返しの各駅停車の設定もあります。

南海電気鉄道07-19狭山.jpg
狭山 さやま

南海電気鉄道07-20狭山遊園前.jpg
狭山遊園前 さやまゆうえんまえ
 狭山遊園の閉園により、2000(H12)年12月に大阪狭山市と改称。

南海電気鉄道07-21金剛.jpg
金剛 こんごう
 2面4線の待避駅。当時は、急行系の停車がないに等しい(区間急行・準急のみ停車)だったが、1992(H4)年、一気に特急まで含めて全列車停車に大出世しました(撮影とどちらが先だったろう?)。ここを終点とする折返しの各駅停車もあります。

南海電気鉄道07-22滝谷.jpg
滝谷 たきだに

南海電気鉄道07-23千代田.jpg
千代田 ちよだ
 単純な中間駅構造だが、ここを始終着とする列車もあります。ここと河内長野の間に千代田工場と検車区があり、南海線の車両も見る事ができます。

南海電気鉄道07-24河内長野.jpg
河内長野 かわちながの
 2面4線。全列車停車。近鉄長野線接続駅。

南海電気鉄道07-25三日市町.jpg
三日市町 みっかいちちょう
 以前は、大型車の入線はここまででした。待避線はないが、引上げ線があります。以前はここで増結・切り離しが行われていました。ちょっとみっともないレイアウトでゴメンナサイ。

南海電気鉄道07-26美加の台.jpg
美加の台 みかのだい
 前述の通り、三日市町~林間田園都市(~橋本)間では、昭和の終わりから大規模な線形改良工事が行われるが、その途上の新線区間に開業した駅です。1984(S59)年9月1日開業で、高野線では一番新しい。
(関東だと、京成の公津の杜が近いポジションでしょうか)

南海電気鉄道07-27千早口.jpg
千早口 ちはやぐち

南海電気鉄道07-28天見.jpg
天見 あまみ

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紀見峠 きみとうげ
 上の3駅は線形改良で移転、とかもなくて、昔の面影を残しています。ただ、駅の近くでは、旧路線の跡を見る事もあります。

南海電気鉄道07-30林間田園都市.jpg
林間田園都市 りんかんでんえんとし
 撮影時点での大型化は、ここまででした。2面3線で、下りのみ追い抜き可能(上りの待避線は準備工事のまま)。

南海電気鉄道07-31御幸辻.jpg
御幸辻 みゆきつじ
 撮影時点では、林間田園都市~橋本間は高架の別線の建設工事中。ローカル線風情を残していたこの駅でも工事のまっただ中にあり、撮影当時は、工事の過程で棒線化されていたのではなかったかなあ?後に、高架の新線に移転する事になります。

 その高架新線切り替えと同時に、小原田の車両基地が開設になり、橋本駅構内から検車区が引っ越してきました。

南海電気鉄道07-32橋本.jpg
橋本 はしもと
 JR西日本(和歌山線)との共同使用駅。当時は、改札は同じでした。車両基地は引っ越しても、1面2線のやや狭いホームは変わらず。留置線があり、増結・切り離しが頻繁に行われています。

 ここから先は、17m車しか入れない、完全なローカル線風情が、今に至るまで残されています。

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紀伊清水 きいしみず

南海電気鉄道07-34学文路.jpg
学文路 かむろ
「ご入学」入場券で有名な駅(私も毎年買いに来ます。たいてい難波で買ってしまうが)。

南海電気鉄道07-35九度山.jpg
九度山 くどやま

南海電気鉄道07-36高野下.jpg
高野下 こうやした
 一部はここで折返し。ここから本格的な山岳区間になります。

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下古沢 しもこさわ
 列車本数の削減により一時は棒線化されたが、2017(H29)年の台風被害で上古沢駅が被災したため、復旧に際して、交換設備を移設する形を取って、2018(H30)年の運転再開時に、再度行き違いが可能な駅となりました。 

南海電気鉄道07-38上古沢.jpg
上古沢 かみこさわ
 逆に、台風被害により、現在は棒線化。

南海電気鉄道07-39紀伊細川.jpg
紀伊細川 きいほそかわ

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紀伊神谷 きいかみや

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極楽橋 ごくらくばし
 高野線としては、ここが終点。2面4線とターミナル然とはしているが、ほぼ全ての乗客はケーブルカーで高野山で上がる事になり、この駅を目的地とする乗客は、皆無に近いようだ。

鋼索線 極楽橋~高野山

南海電気鉄道08-01高野山.jpg
高野山 こうやさん
 駅前から、高野山内の各地へ、南海りんかんバスの路線が延びています(一部はバス専用道)。ケーブル更新時に大規模リニューアルオープンされている事は、№2124で書いている所です。

 これで、当時の南海の(玉出を除いた)117駅駅を、全てご覧頂きました。
 どの鉄道も30年も経てば、路線も駅も大きく様変わりするものだが、南海に関しては全く変わった所、逆にほとんど変わっていないなあ、と思う所が混在しているように思いました。路線網に変化が見られるが。南海線ではこの後の関西空港開港以降、特に北部区間では立体交差工事が進んでいて、趣きがあった瀟洒な駅舎も、残念ながら姿を消している所が少なくありませんでした。高野線は、早くから宅地化が進んでいた事から、比較的早めに橋上駅舎化が行われた所が多かったようです。それでも、南海線・高野線、ともに、今後もがんばって残って欲しいなあ、と思うような駅舎が、今でも少なくないように思いました。平凡に見えても、リニューアルしたら結構人気が出そうな駅舎も多いと感じます。

 ところで、これまでも何度か南海に乗ってきた時に書いておいた事だが、南海もご多分に漏れず、駅務体制の合理化が進んでいるようです。最初から無人駅だった駅もあったが、特にこの7~8年の間に、遠隔操作導入にによる駅員無配置化が、本線区でも、そして大阪・堺市内といったエリアでも進められているようです。一つお願いしたいと思うのは、(南海に限らないが)駅員がいなくなる事自体はやむなしの部分があるのは認めるが、「ここには駅員はいません」みたいな告知を、公式Webサイトなどで明記しておいてもらいたいと思う。今回、南海の公式Webを閲覧してみたのだが、その辺の所がはっきりしませんでした。何とか改善を。

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 東京メトロ・東武は、6月6日より運行を開始する「THライナー」の時刻と、座席指定料金を発表しました。上りは久喜→恵比寿間2本運行で、久喜発は平日6時12分・8時13分、土休日8時13分・9時23分、久喜→霞ヶ関間の所要時間は平日1時間19分、土休日1時間17分。下りは霞ヶ関→久喜間5本運行で、霞ヶ関発は平日18時台~22時台、土休日16時台~20時台の、いずれも毎時02分発。霞ヶ関→久喜間の所要時間は1時間17分(土休日16時02分発は1時間15分)。途中停車駅は東武動物公園・春日部・せんげん台・新越谷と、上野・秋葉原・茅場町・銀座(上りは霞ヶ関から先は各駅に停車)。料金は、新越谷・せんげん台~日比谷線内停車駅間が大人580円、他は680円。メトロ線内、東武線内のみの利用は不可(上りの霞ヶ関→恵比寿間は料金不要)。
 東武は合わせて、スカイツリーライン関連のダイヤ改正も発表しました(今回は特急・SLなどのみ)。朝方上り、夕方下りの特急が曳舟に停車、〔アーバンパークライナー〕は、アーバンパークライン(野田線)内で増発。下りで運転されている〔リバティりょうもう・けごん〕を分離して増発。上り〔りょうもう〕太田始発1本を赤城発に延長、など。〔しもつけ〕は取り止め(下りは〔スカイツリーライナー〕から延長運転となる新栃木行〔リバティけごん〕と統合の形)。350系はこれで退役か?東武ワールドスクエア駅は、終日全列車停車。
 東上線は、3月14日にダイヤ改正はやらないのか?そんなはずはないと思うが…。
 ANAHDは、B787-9・10の追加発注を発表しました。この内-10は確定11機で、国内線のB777の後継機と位置づけられるようです。-9は引き続き国際線向けのようで、確定4機・オプション5機です。エンジンは、全てGEになります。導入は、-10が2022(R4)~2024(R6)年度、-9が2024(R6)~2025(R7)年度にかけての予定。

《今日のニュースから》
23日 住信SBIネット銀行 システムトラブル
24日 大相撲春場所 番付発表 横綱鶴竜 38年ぶりの「横綱大関」
25日 日産自動車 新型軽自動車「ルークス」発表 

 Jリーグは今日、3月前半までのJ1・J2・J3各リーグ戦、ルヴァンカップの合計94試合の延期を発表しました。埼玉高速鉄道も、明日は通常の平日ダイヤで運行、と発表しています。サッカーがこれでは、プロ野球のオープン戦やバスケBリーグ、大相撲春場所なども、当然今後の開催が心配される事になります。
(大相撲は3月1日最終判断、との事だが、無観客でやるくらいなら、中止の方がまだスッキリすると思う。巨人は、東京ドームのオープン戦2試合を無観客試合で行うと発表)
 一般のイベントも、中止が相次いで発表されるようになりました。「今後1~2週間が瀬戸際」、とは、震災のようなガツーン、と言うのとはまた違う、ジワジワ真綿を締めるような重苦しさを感じさせるようです。