今年も、残すところ今日を入れてもあと3日。平日ダイヤが終わって、帰省ラッシュは本格化しており、私が通勤に乗る東海道線も、まだ6時前というのに、「青春18きっぷ大移動」もあるだろう、いつも以上の混雑になっています。
例年通り、JTB時刻表を中心にして、今年1年の日本の交通を回顧します。
時代が平成が令和に、10連休の最中に平穏に移り変わった今年2019年は、久しぶりにJR各社で大きな動きがありました。春先には平成最後の新線が大阪で開業し、秋には東京で新しい相互直通ルートの開通がありました。新タイプの特急列車も運行を開始しています。
一方で北海道ではローカル支線の廃止があった他、10月の消費税率引き上げ時には、転嫁分を超える大幅な値上げがあり、新しい旅客誘致策も模索されているものの、前途は依然として多難と認識させられました。
私鉄では新特急車両のデビューがありました。大胆なデザインが注目されています。秋には令和最初の鉄道新線となる、モノレールの延伸開業も。
今年もまた、日本の交通は、自然災害の脅威を逃れる事は出来ませんでした。東日本を中心に多数の不通路線が発生、新幹線にも過去に例がない、重大な被害が出ました。原因の根本にある異常気象はもはや世界規模であり、一鉄道事業者では(JR・大手私鉄レベルでも)、その対策も手に余りつつあるようです。
《2019年の十大ニュース》
◆ JR⇔相鉄 相互直通運転開始
まだ一ヶ月前の話だが、11月30日より、横浜市内に新設された羽沢横浜国大駅を経由する、JR東日本と相鉄の相互直通運転が開始した。路線網が神奈川県内に留まっていた相鉄にとっては、他社線を介してではあるが、初の東京都心直通の実現である。
基本的には新宿~羽沢横浜国大~海老名間54.1㎞の運転で、新宿~武蔵小杉間は湘南新宿ラインと同じルートをたどり、各駅に停車。武蔵小杉からは東海道本線の貨物支線に合流し、ノンストップで羽沢横浜国大に着く。羽沢横浜国大~海老名間の相鉄線内は、西谷・二俣川・大和のみ停車の特急と、各駅停車の2種類が設定されている。平日・土曜のみ朝方はさらに埼京線に直通、川越~海老名間80.6㎞を直通する列車も、若干の設定がある。新宿~海老名間の最速は59分。運賃860円(IC858円)。小田急があるため全区間通しの利用は少ないと思われるが、都心へは横浜などを経由しなければならず遠回りを強いられていた相鉄線の中間各駅、またJR線内では恵比寿・渋谷を発着した活発な利用が期待される。
車両は、JR側は埼京線で使用されているE233系7000番台、相鉄は相互直通用に今春デビューした12000系。
運賃計算上は鶴見から分岐する形態となり、鶴見~羽沢横浜国大間8.8㎞。この区間は国鉄時代末期に、同一線路を使用していた東海道線と横須賀線を分離し、輸送力の増強を図るために建設された貨物専用の別線で、JR化後はライナー列車〔おはようライナー新宿〕や〔湘南ライナー〕の一部、行楽シーズン等に運行される他地域からの臨時列車などが運行されていた。東海道線の工事のため、迂回運転を行う列車が運行された事もあったが、毎日運転の一般通勤列車の運行は、初めてになる。
羽沢横浜国大駅は、この貨物別線上に設けられていた羽沢貨物駅に隣接して建設されており、貨物別線から分岐したJR線はこの駅で、相鉄が建設した新線に合流、相鉄線は西谷間での2.1㎞の新線を経由して、本線に合流する形態となる。
相鉄の新線は、正式には「相鉄新横浜線」と称する。2022(R4)年には羽沢横浜国大から新横浜に到達、東急が建設する日吉~新横浜間の「東急新横浜線」と連結し、東急との相互直通運転を行う計画で、相鉄の都心直通は2ルートとなる。
なお、新宿駅へのJRグループ以外の鉄道会社の車両の定期乗り入れは、東京臨海高速鉄道(りんかい線)70系、東武鉄道100系「スペーシア」に次いで3社目。
(国鉄時代に、富士急行のDCが乗り入れていた事がある)
JRでは関連して一部ダイヤ改正が行われ、埼京線の快速の停車駅の変更や、〔湘南ライナー〕の一部統合が行われ、特急〔成田エクスプレス〕〔日光〕一部列車の時刻が修正されている。
◆ おおさか東線 全線開業 臨時特急〔まほろば〕運転
おおさか東線は、元々は貨物のバイパス路線だった城東貨物線を転用して旅客営業を開始した新線で、2008(H20)年に先行開業していた久宝寺口~放出間9.2㎞に続いて、3月16日に放出~新大阪間20.2㎞が開業し、当面の計画区間が全線開通した。
放出は学研都市線(片町線)と同一ホームでの乗り換えが可能になっており、新大阪は2番線に発着する。旧12番線で以前はJR京都線(東海道本線)が発着していたが、大阪東線受け入れのためホームを新設、在来の路線が移転し、空いた2番線をおおさか東線が使用しているものである。
新規開業区間では、JR野江は京阪や大阪メトロ、JR淡路は阪急の駅に隣接しており、既に開業している区間と合わせ、大阪市域東部で各線と連絡する、外環状線の機能が期待されている。
開業により、大阪東線は放出折り返しを延長した、久宝寺口~新大阪間の各駅停車と共に、奈良発着の直通快速が設定された。延長開業前に運行されていた奈良~久宝寺口~放出~尼崎間の、JR東西線直通列車の運行区間を変更したもので、土休日は午前・午後各2往復の運転となった。
11月の土休日には、初の臨時特急〔まほろば〕が設定された。287系を使用し、新大阪~奈良間ノンストップ、所要時間50~51分で結んだ。今後も、行楽シーズンの運転が期待される。
今回の新規開業区間は、日本における平成最後の鉄道新線となった。将来的には北梅田への延伸も予想されている。
◆ 中央東線特急 E353系置き換え完了 〔富士回遊〕〔はちおうじ〕〔おうめ〕運行開始
2017(H29)年12月に〔スーパーあずさ〕に導入されていたE353系は、昨年12月に続いて今春ダイヤ改正において追加導入され、E257系全列車を置き換えた。〔スーパーあずさ〕は〔あずさ〕に統合され、松本発着〔あずさ〕、甲府発着〔かいじ〕の2本立て体制が確立した。
また、富士急行直通特急〔富士回遊〕が2往復設定された。富士急行直通の定期優等列車は、国鉄時代に廃止された急行〔かわぐち〕以来。新宿~大月間は〔かいじ〕併結。さらに、通勤ライナー列車〔中央ライナー〕〔青梅ライナー〕も特急に格上げされ、八王子発着〔はちおうじ〕・青梅発着〔おうめ〕となった。
これら中央東線の特急は全列車指定席となり、新しい着席サービスを提供している。
◆ 山田線(宮古~釜石間)再開 三陸鉄道リアス線移管開業
東日本大震災による大津波の被害を受け、長期間不通になっていた山田線・宮古~釜石間55.4㎞は3月23日、三陸鉄道に移管の上、8年ぶりに運行を再開した。
三陸鉄道では、在来の南リアス線・北リアス線を統合し、盛~釜石~宮古~久慈間を「リアス線」として統一。全長163.0㎞は、第3セクター鉄道としては最長となった。
宮古市内では払川・八木沢・宮古短大前の2駅が新規に開業したが、この2駅が、通年営業の一般駅では、平成最後の新駅となった。
(臨時駅では、4月23日開業の常磐線Jヴィレッジ駅が最後)
なお、台風19号被災により、リアス線は現在、釜石~津軽石間と、田野畑~久慈間が不通となっている。全線再開は3月20日の見込みと、発表があった。
◆ 石勝線夕張支線 廃止
石勝線の新夕張と夕張を結ぶ夕張支線が、3月31日を持って廃止となった。
同区間は、元々は追分~紅葉山(現新夕張)~夕張を結ぶ、旧夕張線の本線部の一部で、紅葉山で分岐し、楓・登川へ向かう区間は支線だった。しかし、1981(S56)年の石勝線開通時に、登川支線の一部が石勝線に転用されて追分~楓間が石勝線の一部となり(登川は廃止)、夕張線の残存区間は石勝線の支線となって、立場が逆転する事となった。
石炭輸送が盛んだった時期は札幌直通準急もあり、清水沢からは南大夕張への石炭輸送鉄道の旅客営業もあって活気があったが、鉱山の閉鎖もあり輸送人員は減少の一途をたどり、夕張市そのものも財政が破綻するなど、存続が極めて難しい状況に陥っていた。
廃止に際しては、夕張市側より交通網の再整備を行うとした廃線の逆提案が行われ、注目を集めた。廃線後は夕張鉄道(現在はバス専業)が代替バスを運行し、新札幌への直通便も設定されている。
◆ 西武新特急車 「Laview」デビュー
かねてよりアナウンスされていた新特急車001系が3月16日、池袋・秩父線特急〔ちちぶ〕〔むさし〕でデビューした。
愛称の「Laview」とは、「Laxuary」(贅沢)「Living」(リビング)のL・「Arrow」(矢のような早さ)・「View」(眺望)から取られた造語で、「いままでに見たことがない新しい車両」をコンセプトとしている。建築家・妹島和世氏の監修によるデザインは、車体は大型の三次元曲面ガラスを配した先頭部に、最大限に拡大された側面窓を配置し、見るものに多大なインパクトを与えている。車内はソファー形状のイエローのリクライニングシートを配置、モバイル用コンセントも全席に設けられている。女子旅を意識して、女性用トイレ・パウダールームも設けられた。
デビュー以降増備が進み、池袋線・秩父線運用の10000系「ニューレッドアロー」を置き換えている。10月19日以降は、平日は下り15本・上り17本、土休日は下り16本・上り15本と、全〔ちちぶ〕〔むさし〕の半数以上が「Laview」となった。2019年度中に池袋・秩父線全特急列車の置き換えが完了する見込み。
◆ ゆいレール 延長開業
10月1日、首里~てだこ浦西間4.1㎞が延長開業。元々は春の開業が予定されていたが若干の延期となり、結果的に令和最初の鉄道新線の開業となった。経塚より先は初めて那覇市を出て、浦添市に乗り入れている。
合わせてダイヤ改正が行われ、曜日ごとに異なっていた時刻表が平日・土休日の2本立てとなり、日中は8分間隔に増発されている。
この開業で、ゆいレールは全長が17.0㎞となって多摩・千葉を抜き、大阪モノレール・東京モノレールに次ぐ、日本第3位のモノレールとなった。
◆ 消費税増税に伴い運賃改定 JR北海道大幅値上げ
消費税率が10月1日より8%→10%に引上げられた事により、大半の交通事業者が税率引き上げ分を運賃・料金に転嫁する改定を行った。
経営環境が悪化しているJR北海道は、税率引上げ転嫁分に留まらず、平均20%の、JRグループ発足以降では最大の値上げとなった。
なお、京王相模原線・京急空港線は加算運賃が引き下げとなり、一部区間は逆に値下げとなっている。京急線・品川~羽田空港間は410円→300円と大幅な値下げとなった。
JR各社の主な区間の運賃を新旧比較します。
JR東日本 東京~新青森 10,150円 → 10,340円
JR東海 名古屋~高山 3,350円 → 3,410円
JR西日本 新大阪~広島 5,620円 → 5,720円
JR北海道 札幌~旭川 2,490円 → 2,860円
JR四国 高松~松山 3,510円 → 3,560円
JR九州 博多~鹿児島中央 5,510円 → 5,610円
現在発売中の「青春18きっぷ」は、今夏まで11,850円 → 今冬から12,050円。
主要私鉄の主な区間の運賃を新旧比較します。
京成 京成上野~成田空港(スカイアクセス経由) 1,240円 → 1,270円
東武 浅草~東武日光 1,360円 → 1,380円
西武 池袋~西武秩父 780円 → 790円
京王 新宿~京王八王子 360円 → 370円
小田急 新宿~小田原 880円 → 900円
東急 渋谷~横浜 270円 → 280円
京急 品川~三崎口 930円 → 950円
相鉄 横浜~海老名 310円 → 320円
TX 秋葉原~つくば 1,190円 → 1,210円
新京成 松戸~京成津田沼 260円 → 270円
東京メトロ 渋谷~浅草 240円 → 250円
名鉄 名古屋~中部国際空港 870円 → 890円
近鉄 大阪難波~奈良 560円 → 570円
京阪 三条~淀屋橋 410円 → 420円
阪急 京都河原町~大阪梅田 400円 → 400円(変わらず)
阪神 大阪梅田~神戸三宮 320円 → 320円(変わらず)
南海 難波~和歌山 920円 → 930円
西鉄 福岡(天神)~大牟田 1,020円 → 1,040円
名古屋市 高畑~藤が丘 330円 → 340円
大阪メトロ 江坂~なかもず 370円 → 380円
山陽 西代~姫路 810円 → 830円
神鉄 湊川~三田 630円 → 640円
◆ 台風・豪雨被害相次ぎ 各地の鉄道長期運休 芸備線・筑豊本線・大井川鐵道は再開
今年は全世界規模で異常気象による災害が多発し、原因とされる温暖化の防止に向けた国際的な議論が、例年以上に活発化した年となった。
日本においても9月の台風15号、10月の台風19号とその直後の豪雨が、特に東日本で大規模な被害をもたらした。
鉄道は、北陸新幹線の長野車両センターが千曲川の氾濫により浸水、多数の新幹線車両が水浸しとなった光景が衝撃を与えた。被災車両は全車廃車とされ、このため、北陸新幹線は全線再開後も車両不足で暫定ダイヤとなり、今シーズンの年末年始輸送も、上越新幹線を含めて大きな影響が生じている。
また、水郡線、箱根登山鉄道、上田電鉄は、橋梁流出や大規模土砂災害により1年以上の不通が予想されており、前述の三陸鉄道リアス線など、他の被災路線も、復旧が来年になる路線・区間が少なくない。
東日本大震災、熊本地震などによる被災路線も含め、今日現在の、日本の鉄道の長期不通区間をまとめた。
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
JR東日本 常磐線:富岡~浪江間 20.8㎞
只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
水郡線:西金~常陸大子間 11.5㎞
吾妻線:長野原草津口~大前間 13.3㎞
JR九州 豊肥本線:肥後大津~阿蘇間 27.3㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
三陸鉄道 釜石~津軽石間 46.2㎞
田野畑~久慈間 35.4㎞
阿武隈急行 富野~丸森間 15.4㎞
小湊鐵道 月崎~上総中野間 9.3㎞
箱根登山鉄道 箱根湯本~強羅間 9.3㎞
上田電鉄 上田~城下間 0.8㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
なお、BRT区間の気仙沼線・柳津~気仙沼間と、大船渡線・気仙沼~盛間は除いているが、この両区間は先頃、JR東日本より廃止の申請が出された。両区間は、鉄道による再起の道が絶たれる事になる。
バス路線も一部事業者の車庫が浸水するなど多大な被害が出ており、西東京バス・奥多摩駅~日原鍾乳洞間など、なお運休が続く路線も残っている。
一方で昨年末の時点では不通だった、JR西日本・芸備線の中深川~三次間、JR九州・筑豊本線の桂川~原田間、大井川鐵道・井川線の閑蔵~井川間は、運行を再開した。来年には常磐線が震災以降9年ぶりに全線の運行を再開し、特急〔ひたち〕の仙台延伸も行われる予定。
◆ ANA・A380 JAL・A350 相次ぎ就航
日本の二大エアラインの新しき二大スターが相次いで就航、共に機種そのものの他、機内のプロダクトにも新機軸を盛り込んだ、意欲作となった。
ANAのA380は、総2階建ての、世界最大の旅客機。ANAでは3機を発注し、拡充が求められていた、成田~ホノルル線の専用機とされる事になった。ファーストクラスも設定した4クラスとなり、エコノミークラスには、家族連れなどの利用を考慮して、フルフラットシートとして使用できる「ANA COUCHii」も設定している。ハワイに生息する亀から連想した「FLYING HONU」の愛称が与えられ、機体全体に亀の親子を大きく描いた大胆なデザインとなった。1機毎に異なるマルチカラーとなる。
5月24日にブルーの1号機が就航、直後にはグリーンの2号機も導入された。来年にはオレンジの3号機が到着し、3機体制となる。
JALのA350は、事実上JAL初のエアバス機の発注として、一般のニュースにもなった。標準型の-900と、長胴型の-1000があり、JALは両方を発注しているが、まずは-900が国内線に導入される事になった。幹線用として3クラスが設定され、全席にシートテレビを設置、ハリウッド映画などプログラム数が大幅に拡充された。荷物棚の大型化もセールスポイントである。
9月1日に1号機が羽田~福岡線に就航、以降導入数の増強に応じて就航便数を増加させている。冬スケジュールからは羽田~新千歳線にも就航し、来年には羽田~沖縄線にも就航する。現在は5機体制となっている。
◆ その他
● 北海道新幹線 青函トンネル内160㎞/h運転開始
〔はやぶさ〕最速列車は、東京~新函館北斗間で4時間を切った。
● 上越新幹線 E7系導入
グランクラスは座席のみ営業。
● JR神戸線 〔通勤特急 らくラクはりま〕運行開始
平日のみ大阪~姫路間で運行される、ライナー的な列車。
● JR東日本「風っ子」 JR北海道・宗谷本線で運行
JR北海道支援策の一環。来年には「The ROYAL EXPRESS」が運行される。
● 九州新幹線「Waku Waku Trip 新幹線」運行
車体の内外に、ミッキーマウスなどのディズニーのキャラクターを描いた。
● JR京都・神戸線新快速「A-SEAT」設定
当面は2往復のみの設定。乗車整理券500円は車内で購入する。
● JR新幹線・特急の車内販売体制 大幅縮小
JR北海道は、北海道新幹線区間も車内販売を廃止している。
● 梅小路京都西駅・糸島高校前・Jヴィレッジ(臨時)各駅開業
Jヴィレッジ駅は、平成最後の新駅となった。来春ダイヤ改正で一般駅となる。
● 直別・尺別・初田牛・ヤナバスキー場前(臨時)各駅廃止
ヤナバスキー場前は、肝心のスキー場が既に休業状態だった。他3駅は北海道。
● 京成スカイライナー 大幅増発
運行時間帯も拡大、成田空港発最終は、京成上野着が日付を跨ぐ。
● 京急線快特 土休日に「ウィングシート」導入
下り午前中・上り午後の列車に40分間隔で設定。指定券はネット販売のみ。
● 平成筑豊鉄道 令和コスタ行橋駅開業(令和初の新駅)
ショッピングセンターの最寄り駅。水戸岡鋭治デザイン。
● 岩手県交通「盛宮106特急」 2階建て車両導入
スカニア・アストロメガ。3クラス制。宮古発朝・盛岡発午後の1往復。
● 茨城交通・日立電鉄交通サービス合併
茨城県内のみちのりHD傘下2社の対等合併で、新社名は「茨城交通」。
● バニラエア ピーチに統合
ANAHD傘下のLCCが一本化。
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 東海道新幹線 三島~新富士 (2005年撮影 300系)
● 平成の鉄道ニュース TOP10
● 平成初期の車両達
2月号 中央本線 日野春~長坂 (E353系)
● JRグループ ダイヤ改正のあらまし
3月号 山陽新幹線 新山口~厚狭 (N700系)
● おおさか東線 徹底調査
● 編集部が見つけた 時刻表3月号のみどころ
特別付録:電子書籍「JR全駅名あいうえお順一覧」ダウンロードコード
4月号 三陸鉄道リアス線 浪板海岸~吉里吉里 (三陸鉄道 36-700形)(
● 祝!三陸鉄道リアス線全線開通
● リアス線に乗っていこう! 沿線のおすすめスポット
● 矢野直美のダイヤに輝く鉄おとめ 第77回 三陸鉄道運転士
5月号 東海道本線 美濃赤坂駅 (313系)
● 10連休の鉄道旅の楽しみ方
6月号 都電荒川線 学習院下~面影橋 (都電8500形)
● 都会の路線散策のすすめ
● 話題の 鉄道雑貨大特集
7月号 札沼線 晩生内~札的 (キハ40形)
● 2019 今年ならではの 青春18きっぷ旅
● 札沼線 非電化区間、最後の夏へ
8月号 九州新幹線 博多~新鳥栖 (800系「Waku Waku Trip 新幹線」)
● 全国の新幹線・特急 大研究
● ニューフェイスの 新幹線&特急列車
● 全国の新幹線&特急列車ランキング
9月号 岡山電気軌道 東山・おかでんミュージアム駅付近 (岡電「チャギントン」電車)
● 一度は見たい! インパクト大の車両たち
● 知っておきたい 鉄道車両デザイン最新事情
特別付録:Go! Waku Waku Trip with MICKEY チケットホルダー
10月号 東海道新幹線 新富士~静岡 (N700系)
● 1964年 “夢の超特急”と日本の鉄道
● 高度成長期の時代を駆け抜けた列車たち
● ミュージアムで体感しよう
● 気になる話題続々!未来の鉄道
特別付録:時刻表1964年10月号表紙ポストカード
11月号 大村線 松原~千錦 (キハ66+キハ67)
※ グラビアなし
特別付録:令和を走る国鉄車両カレンダー2020
12月号 湘南新宿ライン 新宿~渋谷 (相鉄12000系)
● 相鉄・JR相互直通運転開始
● この秋、首都圏の鉄道は便利に変化!
特別付録:JR・相鉄直通列車時刻表
《裏表紙の広告》
1月号 リッチモンドホテルズ
2月号 リッチモンドホテルズ
3月号 東京モノレール モノレール&山手線内 割引切符
4月号 リッチモンドホテルズ
5月号 リッチモンドホテルズ
6月号 リッチモンドホテルズ
7月号 リッチモンドホテルズ
8月号 リッチモンドホテルズ
9月号 リッチモンドホテルズ
10月号 BS朝日 新・鉄道・絶景の旅
11月号 時刻表 1964年10月号 完全復刻版
12月号 特別展 天空ノ鉄道物語
《定価》
1~9月号 1,183円(本体1,095円)
10~12月号 1,205円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年も「社会」「政治」「経済」「国際」「スポーツ」「文化など」に分けて、5つずつ記します。単純に分別できない出来事もあるが、主観で選別しました。また、「これもあるだろ!」という出来事が多数あるはずだが、全部は網羅していません。ご承知置き下さい。平成→令和は今更取り上げるまでもないし、消費税増税と豪雨・台風被害は上で挙げたので、ここでは除きました。
社会
● 野田市 女子小学生 虐待死事件
● 川崎・登戸で通り魔 小学生ら殺傷
● 京都アニメーションスタジオ 放火火災
● 「表現の不自由展」 名古屋市長発言など巡り議論
● 関西電力幹部 元高浜町長から金品譲与発覚
政治
● 厚生労働省 統計不正調査問題発覚
● 統一地方選 大阪W選 おおさか維新の会候補勝利
● G20サミット 日本初開催
● 参議院選挙 れいわ維新党躍進
● 「桜を見る会」問題発覚 与野党攻防
経済
● 日本・EU間 EPA(経済連携協定)発効
● コンビニエンスストア 24時間営業巡り本部・加盟店間対立
● ヤフー ZOZO買収・LINE経営統合で合意
● フェイスブック「リブラ」導入構想 電子マネー導入活発化
● かんぽ生命 不適切販売問題 郵政グループ3社社長辞任
国際
● ノートルダム寺院 火災
● 香港 大規模抗議行動長期・過激化
● 日本・韓国 対立先鋭化 来日韓国人大幅減少
● INF全廃条約失効
● 異常気象 世界各地で頻発 若者ら抗議活動活発化
スポーツ
● イチロー引退
● 渋野日向子 全英女子ゴルフ優勝
● 八村塁 日本人初 NBAドラフト1位指名&公式開幕戦先発出場
● ラグビーW杯開催 日本ベスト8・南アフリカ優勝
● 東京オリンピック マラソン・競歩 開催地札幌に変更決定
文化など
● 「ボヘミアン・ラプソディ」 興業収入100億円突破
● 「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産登録
● 探査機はやぶさ2 小惑星リュウグウに着地成功
● ノーベル化学賞 吉野彰氏受賞
● ポケットベル サービス終了
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-0巨人 MVP:ジュリスベル・グラシアル
日本ダービー優勝馬 ロジャーバローズ 鞍上:浜中 俊
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● 来年の乗り物はどうなる
来年はいよいよ、東京オリンピック・パラリンピックイヤーです。新国立競技場も落成し、イベントも行われているようだが、オリ・パラは、日本の交通をどう変えるのだろうか。輸送に関しては既に大まかな所は発表になり、首都圏では17年前のサッカーW杯くらいの運行時刻の延長などは行われるようです。質的な部分ではどうだろうか。
オリ・パラ以外では、3月14日同時デビューのJR東日本261系〔サフィール踊り子〕と、近鉄80000系「ひのとり」、東西の両新横綱が中心となるのだろうか。〔サフィール踊り子〕は全車グリーン車なので敷居が高い感じ、個人的には「ひのとり」の方に期待、かな?アーバンライナー編成がどのような形で転用されていく事になるのか。
あとはJR西日本「WEST EXPRESS 銀河」・JR九州「36+3」の運行開始、東海道新幹線の最高速度285㎞/h引き上げにより、〔のぞみ〕毎時12本運転開始と、一方で700系の退役、JR高輪ゲートウェイ駅・メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の開業、東武では日比谷線~東武スカイツリーライン直通の有料列車「TSライナー」と、その前にアーバンパークライン(野田線)の全線急行運転開始、このあたりはアナウンスされています。特に3月14日は、JRグループ関連以外でも、阪神のダイヤ改正や京急の大規模駅名改称もあり、全国的に結構忙しそうです。
常磐線の9年ぶり全線運転再開と〔ひたち〕の仙台延伸は書いたが(一部には3月14日、という報道もあったが、JR東日本からの正式リリースはない)、一方で札沼線非電化区間の廃止もあります。常磐線は全線再開したら、乗りに行きます(普通列車の乗り継ぎの予定)。JR北海道はそろそろ、見直しが表明された各路線の動向が固まりつつあるようだが、再来年以降に向けて、どう動くのか。
あとはなんと言っても、常磐線以外でも災害に被災した路線の、一刻も早い運行再開を願いたいが、こうも異常気象が世界レベルで続くようだと、また新たな被災路線が出てきそうで、今から心配です。とにかく、これ以上の大規模災害は勘弁。
航空では、羽田空港の国際線大幅増便があります。それと、三菱スペースジェットは、来年中にはエアラインで就航できるのか。どうも最近のANAのリリースなどを見ると、イマイチテンションが低くなっているような気がするのだが。
とにかく、来年は全交通機関が、災害も事故もない穏やかな1年となり、オリ・パラ輸送も無事完遂して、良い年だったと言えるよう、願います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
29日 インターステラテクノロジズ小型ロケット 窒素もれ発見で打ち上げ延期