先月末には発売になっていた「バスマガジンvol.98」だが、だいぶ遅くなってしまいました。
表紙は広島電鉄バスのブルーリボン・ハイブリッドで、背後にいる路面電車913号車は、元大阪市営。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.98 広島電鉄
前回は2010(H22)年2月刊行のVol.40で「広島電鉄グループ」として取り上げられていて、備北交通と芸陽バスも一体で扱われていました(今回はグループ内に2社があるよ、という程度の扱い)。今回はボン・バスのみ、広島電鉄と一体で取り上げられています。
「北営業課」と「南営業課」という名称は、場所ではなく、運行を担当するエリア、という事か。
清盛塚は懐かしいなあ。呉市営バス時代に行った所だ(写真では、バスの背後にチラッと見える)。ただ、全体的には、ご多分に漏れず路線網は縮小傾向にあるようだ。
マリーナホップ路線については触れられていなかった。CNG車やハイブリッド車が集中して運用されている路線なのだが。
車両のリストを見ると、20世紀末のKC-規制車両がまだかなり残っている。むろん新車も多数入っているが、広島は山陽一の大都会だし、広島電鉄はこの地域のリーダー的存在の事業者なので、これからの車両面での施策は注目される。他事業者にも影響を与えるでしょう。
ナナサンマルバスを乗り継いでみた
これ、いつの取材だったのだろう?沖縄バスの百名線は、南城市のコミュニティバス(今回の沖縄遠征では、乗る機会がなかった…)拡大と共に、南城市役所が終点となって、新原ビーチには入らなくなっているのだが。本数がだいぶ減ってしまった…。「730車」の情報は、公式Webでは見つかりませんでした。
沖縄バス・東陽バスの「730車」は過去に何度も、各バス趣味誌で取り上げられているが、こうなると、第一交通傘下になった那覇バス(いすゞ)と琉球バス交通(日産ディーゼル)が、「730車」を全部処分してしまったのは、何とももったいなかった。今頃「しまった」と、思っていると思う。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.30 東京都 PART2
多摩地域と伊豆諸島。特に伊豆諸島は、前回Vol.62の時にはなかったので新鮮だったが、なぜ三宅島(村営)はなかったのだろう?ネットで検索したところでは、普通の緑ナンバーのバスが走っているようだ。写真1枚くらいは欲しかった。テキストはかなり割かれているが、「2000年6月に始まった大規模噴火の際は…」がどこの島の事かが、抜け落ちてしまっていました。三宅島の事。その前にも昭和の終わりには、大島で大規模な噴火があって、全島民避難、という事態が起きた事は、私の年代だとよく覚えています。
立川バスと西東京バスは、いったん分社を設立したが、今は元に戻している。一方で小田急バスの分社の小田急シティバスはこのままで行くようだ。京王はどの方向に向かうのだろうか。
「しばり」のバス旅ミッション
マラッカ海峡を巡る、シンガポール・マレーシア・タイのバスを、クルーズ船で訪ねる、という趣向のようで、なかなか楽しそうな旅だったようだ、と見えたが。でもクルーズ船は、前にもどこかで書いたが、個人的には興味はないな。普通の客船で充分。
シンガポール⇔マレーシア間のバスは、同じ区間でも運賃が3倍違う、というのは興味深かったが、日本人には良くても、地元の利用者はなんと感じるものだろうか?
「しばり旅」は、最近は海外が多いが、国内に回帰して、もう少しシンプルにやって欲しいかなとも思う。「東京から大阪まで、高速は使わずに普通の路線バスだけで行け」とか(現状では恐らく不可能だろうが)。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第24回
EVと燃料電池バスの比較。ここでは、過去の導入事例を見ながらだが、どちらもやはり購入価格が最大の問題で、それは海外でも変わらないという。事業者レベルはただでさえ経営・運営が苦しいし、自治体レベルでも、東京都くらい裕福ならまだしも、地方では大変だろう。地球温暖化対策も考えると、国がもう少し前面に出るべきだろう。車両そのものだけでなく、運行の環境も合わせて整備し、バス(を含めた公共交通)への積極的な誘導策も採られるべきでしょう。そうなれば、EVにしろ燃料電池バスにしろ、もう少し普及のペースが上がるのではないか。そろそろ地方都市でも、ピュアなディーゼルエンジンのバスが問題視されそうな気がするので(20世紀の車両も相当数残っているし)、対策は急務。
このテキストは、先月7日の、トヨタとBYDの合弁会社設立の発表の前に起こされたと思われます。まずはマイカーの分野で研究・開発を行うとしているが、バスにはどの程度影響を与える事になるのか。トヨタもEVに向かうのか?要注目だと思います。
終点の情景を求めて
山梨交通の下教来石下。お酒の醸造元を訪ねる旅。下教来石下への路線は、以前は分社が運行していたらしい。山梨交通は、かなり昔には小淵沢にも乗り入れていたはずだが、路線が短縮された結果の終点、なのだろうか?小淵沢駅はそんなに遠くはないようだが。
平成初期のバスを振り返る
弘南バス。弘南バスに限らないが、青森県は、青森市・八戸市を除くと全体的に最終バスが早く、当時としても一般路線バスは、せいぜい20時台前半くらいまでの運行だった。弘前市でも同じで、都会に住む者としては、少々驚かされたものでした。東北地方の生活習慣もあったようだ。小型車は他にも三菱ふそうのローザがあったが、2ドアとは驚きだった。当時はそれだけ乗り降りが頻繁だった、という事か。「ノクターン」は、最盛期の年末年始は40台も出た、というのはびっくり。東京は、置き場所を確保できたのだろうか?
今号でも「どらなびEXPO」の記事があって、どの会場も、開催地の枠を越えて、遠方の事業者の参加が増えてきているようです。東京海上に大阪シティバスや京阪バス、関西会場に神奈中や京王、など。
しかし、バスドライバー募集のイベントは他にもあるようだが、正直な所、どの程度ドライバー不足の解消に貢献できているのだろうか?神奈中バスも、この数年はどの営業所の路線も、減便に歯止めがかかっていないし、「どらなびEXPO」に参加していない所では、江ノ電バスが16日に大幅な減便を実施、横浜駅や上永谷駅への路線がまるまるなくなる事になり(免許維持のごく少数の運行さえない)、何度か書いてきた、七里ヶ浜東台への便も、ついに廃止という事になりました。今後、ではこれらのイベントが、ドライバー確保にどの程度貢献できているかの追跡の記事も欲しいし、EXPOを見てドライバーの道を決めた、という方への取材も、期待したいと思います。
次号は…そういえば、3ドア車は見なくなったね…。奈良交通の北大和〔営〕あたりが最後の砦の一つかと思うが、どの程度出てくれるか。今号は前号の予告の通りに記事の掲載があったが、今後もこの調子で行って欲しい。
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来春のJR等のダイヤ改正は今週金曜日にリリースされると思うが、東武アーバンパークライン(野田線)の、来年3月14日の改正が、先んじて発表になりました。逆井~六実間複線化により、全線で急行運転を実施。大宮~船橋間は最速1時間16分。日中は通しで、朝夕は柏~船橋間で運転。30分間隔は変わらない。途中停車駅は、岩槻・春日部~運河間各駅・流山おおたかの森・柏・高柳・新鎌ヶ谷。区間急行も設定。この他最終電車を大幅に繰り下げ、流山おおたかの森からの柏行は1時ちょうどとなって、初めて1時を過ぎて運行される列車が設定される事になります。〔アーバンパークライナー〕は、平日に柏23時17分発春日部行を設定、大宮発は岩槻にも停車。
(浅草発は、大宮行1本は春日部行〔スカイツリーライナー〕に変更、大宮・野田市行は、野田市行を柏へ延長)
《今日のニュースから》
9日 〔のぞみ〕車内殺傷事件 被告に無期懲役求刑
10日 セブン=イレブン 残業代未払い 4億9000万円未払い