昨日まで、先月の関西旅行について書きました。
2日目の午前中は神戸電鉄を訪ね、本当は旧塗装復刻車「ヒストリートレイン」を撮りたかったのだが、曇天になってしまって、残念な結果に終わりました。
その最中、神戸電鉄いちの主要駅で、有馬線と粟生線の分岐駅、車両基地も併設し、最近新たに大改装され、面目を一新した鈴蘭台駅に降り立ち、様子を見てきましたので、ご覧頂きましょう。
東側に、再開発ビルが建ちました。神戸市の西区役所が入っています。再開発自体は、まだ途上という感じ。バスターミナルが整備されています。
改築前の鈴蘭台駅。ホームの下に、駅施設がありました。
駅の入口は、ビルの2Fにあります。エスカレーターなどで上って、入っていきます。
一方、再開発ビルには遠回りになる西側には、駅舎に直結するエスカレーターの入口が設けられています。
西側のエスカレーター。
駅施設自体は、橋上駅舎になりました。コンコース。セブンイレブンが入っています。
コインロッカーと共に、宅配ロッカーがあるのも、最近の駅ではごく当然になってきました。
「総合案内所」として、定期券発売などの窓口があります。神鉄全線の忘れ物も、ここで。
券売機。
改札口。「中央改札」と称しています。
改札上の、発車案内表示。左から新開地行、有馬・三田線、粟生線。
精算機があるのが、少々意外かも。ICが普及し、最近精算機をなくしている(代わりにICカードチャージ機を置いている)京王電鉄の各駅あたりと比較しても、そんなに乗客は多くなく(それでも神鉄では上位だが)、改札での精算でも間に合うだろ?とも思ったので。
改札内のコンコース。
この他、ホームをくぐるガード下(特注のリエッセが通過する道路)には、遠隔操作の南改札口が設けられています。
南改札へは、新開地方にあるエレベーターのみが通じています。
中央改札への、エスカレーター。
中央改札への、エレベーター。
ホームのベンチ。神鉄に限らず、特に関西では、線路とは直角の方向にベンチが置かれるケースが多くなっています(関東でも見られるが)。転落防止対策でしょう。
待合室は下りホームのみ、三田・粟生方にあります。
ホームの発車案内表示。コンコースもホームも、液晶式です。
最後に、ホーム。ところで、ホームは上下とも4連分しかありません。粟生線ではラッシュ時、3連に2連を増結した5連の運用もあったのだが、主要駅の鈴蘭台のホームが4連とは、もう5両編成は走らない、という事でしょう。
という感じで、ざっくり短時間で回ってきました。
鈴蘭台駅のホーム長の短縮で解るとおり、神鉄は、平成に入った頃には輸送量がそれなりに多く、特に粟生線では5連運転の他、一部区間の複線化まで行われていました。それが21世紀に入ったあたりから一転して、輸送量が大幅な減少に向かい、日中は半分程度にまで運行本数が激減、廃線の話まで出てきていて、活性化の対策もいろいろ取られているようです。
今回の関西旅行では、有馬線・三田線・公園都市線は全線乗ったが、粟生線は申し訳なくもパスしてしまいました。いずれ「ヒストリートレイン」の撮影に再チャレンジする事にしていて(いつ…と断言できないのは辛いが)、その際に、粟生線にも乗ってこようと思っています。現状がどうなっているのか、非常に気になるので。鈴蘭台駅の発着も減少しているが、新しい駅ビルが、大勢の神鉄利用者で賑わいを見せ続ける事を、期待したいと思います。
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