№2093 沖縄・九州福岡 ワイドな三角旅 2.ゆいレール延伸区間と 名護行高速バス

 昨日、JRグループの、来年3月14日のダイヤ改正が発表になりました。東海道線は、〔サフィール踊り子〕スタートと〔スーパービュー踊り子〕の終了、〔踊り子〕のE257系置き換え(まだ一部になるらしい)があるが、個人的な印象としては、思った程は変わらないようです。明日まとめて書きます。

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 沖縄都市モノレール、愛称「ゆいレール」は10月1日、首里~てだこ浦西間が延伸開業しました。本来は今春開業の予定がずれ込んだもので、結果的に令和最初の鉄道新線となりました。沖縄での目的の一つはこの新線区間の乗車にありますが、それは午後に回す事にして、青空ものぞく午前中は、空港の展望デッキから、旅客機の撮影に当てる事にします。

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 展望デッキ。南北に1ヶ所ずつあり、ここは南側。現在は無料です。

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 展望デッキから見るエプロン。南北両フィンガーに挟まれたエリアです。

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 展望デッキに立つと、ちょうど、見てきたばかりの、エバー航空のA321「ハローキティジェット」が離陸していきます。

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 JTAのB737-800。

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 ジンベエジェットも見る事ができました。ピンク色もあるのだが、更に南側に駐機していて、しばらく動く様子が見られない。

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 JALグループの機体そのもの、その他基本的に目に触れるものは、ほとんど全てが新鶴丸デザインに移行しているが、貨物コンテナは9年近く経っても統一しきれないようで、左から2番目は、1990年代のデザインのまま。

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 ANAの993便の折り返し、994便が出発。10時10分発予定が、993便到着時点では10時20分出発、と表示されていたが、まず無理だろうとは思っていた。結局。33分の遅れ、10時43分になってターミナルを離れる。6年前のB747-400Dで見たように、鋭角を切ってバックしていく。

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 RACのDHC-8-Q400CCが離陸していく。

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 展望デッキからは、反対側にゆいレールを見る事もできます。京急ラッピング編成が出発。

 完全にスッキリした青空にはならず、雲が次々と流れて、たびたび太陽を遮っていく。それに、昼になると滑走路方向は光線状態が良くなくなってくるので、昼前には、旅客機の撮影は終了とします。

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 ゆいレールに乗る前に、昼メシ。展望デッキへの入口にある、A&Wバーガーへ。行列ができている。「The A&W バーガー」。A&Wはこの後もお世話になるが、チェーンのファストフードであっても、いつでもどこでもマックとかバーガーキングとかじゃなく、地元の資本があるのだったら、やはりそっちの方に行きたいと思う。海外でも、日本でも。

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 さあゆいレール。那覇空港駅。

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 明後日まで沖縄にいるので、「2日乗車券」(1,400円)を購入しました。「2日」と呼称しているが、購入時点から48時間、だから明後日の午前中までは利用できます。QRコードが書き込まれていて、これを改札口にかざして入場する(普通乗車券も同じ)。ICカード「OKICA」もあるが、今の時点では、全国相互利用ICカードは受け入れていない(来年春から)。

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 てだこ浦西行に乗ります。日中は8分間隔。これは来年(2020(R2)年4月)開館予定の、DMMかりゆし水族館のラッピング編成。2編成確認できました。

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 首里から、新線区間に入りました。石嶺駅へ。

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 高台に敷かれた路線で、浦添市に入ったあたりで、陸橋があったりします。
(この陸橋は墓地のもので、一般の立ち入りはできないみたい)

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 新線区間の経塚~浦添前田間で、空港行とすれ違う。

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 終点の手前には、トンネルもあったりして、那覇空港~首里間以上に、変化に富んでいるようにも感じました。

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 てだこ浦西駅に着きました。島式ホーム。

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 てだこ浦西駅。モノレールの駅としては低い位置にあり、券売機や改札、事務室は地平のレベルに置かれています。
 駅前広場はまだ整備途上だし、駅付近には、何もない。

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 てだこ浦西駅に進入する、那覇空港からの列車。一般の鉄道のポイントに相当する転轍装置は、片渡りが2組で、那覇空港と異なる。

 ここから、新駅に一つづつ降りて行きます。

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 浦添前田駅。
 駅付近はここも整備途上で、何より地上への陸橋は、半分が未開通だ。交通広場も整備中。

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 浦添前田駅に進入する、てだこ浦西行。鋭角気味なカーブを切って、駅に向かいます。

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 延伸区間、浦添前田~経塚間の沿線。白っぽい、沖縄らしい町並み。

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 経塚駅。

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 駅の南東側には墓地が広がっています。沖縄の墓は独特です。

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 石嶺駅。新線区間では、唯一那覇市にあります。
 新線の駅は全て島式ホームだが、在来区間のような吹きっさらしではなく、ドーム状のガラス張りになっています。

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 石嶺もまた、交通広場は整備途上。どの駅も、駅施設自体はともかく、付帯設備がほとんど未整備。やや急いで開通させた、という印象もありました。

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 何しろ、こんな仮設の「バス停」も見られた程です(浦添前田にもあった)。「仮バス停」と書かれた看板(名称もない)に、時刻表を貼り付けただけ。

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 火災から一ヶ月経った、首里城。焼けた跡が残っているのも見えるが、火災の前はどんなだったっけ…?正直、思い出せない。申し訳、ありません…。

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 オスプレイだ。実物は初めて見た。

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 今回は、初めて名護に行きます。那覇空港16時45分発の高速バス111系統。那覇バスのセレガR。行列は長かったが、このバス停からは、この5分後に、別の事業者による運天港行の便があり、この便を待つ乗客もいる。
 このバスは、乗客12人で出発。バスターミナルは、中には入らないで、壺川通りに面したバス停に発着。この先、那覇ICまでの一般道区間で、8割方席が埋まる。学生が多いのが、高速バスとしては意外。

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 高速道路上のバス停は、皆こんな感じの上屋。沖縄らしいデザイン。バス停の間隔は短めだ。

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 最後部から前方を見る。

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 沖縄市付近。それにしても、那覇からかなり離れた郊外でも、交差する一般道は皆渋滞している。

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 一般道だけではない。高速道自体も、上りが大渋滞だ。沖縄北ICはいったん本線から出て、料金所の先にあるバス停に向かう形態になるが、その手前から渋滞に巻き込まれてしまう。石川IC、金武(きん)ICもだ。なぜ上りが?と思ったが、故障車らしい。ただ、ICそのものの渋滞は、料金所の先、一般道の交差点の赤信号に、高速道路から出た車両が引っかかってしまうためのように見えた。沖縄も、クルマ社会なんだなあ。

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 時刻表で「○○IC」と書かれたバス停は、皆、本線から離れた料金所の先にある(ここは金武IC)。宜野座ICは、料金所から相当遠く、いったん一般道の交差点を通過する位だ。この高速バスはクローズドドアではなく、一般道区間も含めて自由に乗降できるので、一般の路線gバスがそのまま高速道路を経由して走る、そんな感じだと考えて良いと思う。

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 すっかり真っ暗になって、19時ちょっと前に、名護バスターミナル到着。18分の遅れになっていました。

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 夜のとばりが降りた、名護バスターミナル。琉球バス交通と沖縄バスが、半々くらい止められていました。

 明日はここで、バスをたくさん撮りたいなあ。でないと、わざわざ名護まで来た意味もなくなるので。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
13日 ピョンチャン金メダリスト ザギトワ選手 活動一時停止を発表
14日 矢切の渡し 通常運航を再開

№2092 沖縄・九州福岡 ワイドな三角旅 1.ANA993便

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 関西から帰ってきてまだ一週間も経っていないというのに、今度は沖縄と九州福岡、割と欲張りな三角の旅に出ました。関西は、沖縄・福岡行の後に、やや慌ただしく決めた事ではあったのだが。今回から7回に分けて書く予定です。
 今回の旅の目的は、沖縄では、10月に延長開業した区間(令和最初の鉄道新線)も含めた、ゆいレールの乗車。それと、初めて名護に行きます。その後はSFJ北九州便で福岡へ。天候次第になるが、久しく乗っていない筑豊電気鉄道に乗って、最後はJALのA350-900搭乗、と、かなり欲張った内容になりました。もっとも、想定通りにはいかなかった部分も、数多くありましたが。

11月25日(月)
 羽田からのフライトは、ANAの993便。B787は就航からはや8年、国内線でも国際線でも相当数飛んでいるのに、私の登場機会は、これでようやく4回目…。
(過去の搭乗はANAのフランクフルト→羽田、羽田→福岡(-9)、JALのボストン→成田)

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 今朝は東戸塚駅から、神奈中バスで羽田空港へ。横須賀線の初電より早い4時55分の出発。東戸塚からの乗車で、全体の6割が埋まりました。
 首都高速の道中はどうも、雲行きが良くなく、というか、何やら視界が良くない。山下ふ頭にさしかかってもベイブリッジが見えないし、ベイブリッジからもみなとみらいのビル群が見えない。霧が出ているのか。この先の、ちょっとした波乱の予兆でした。

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 羽田空港第2ターミナルには、定刻に到着。国際線行の乗客が1人、残っていました。

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 第2ターミナル・出発ロビーのコンコース。早くから賑わっています。

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 出発案内表示。993便は左上の画面の、下から5番目。出発のゲートは、前日に届いたメールの63番から、59番に変更されていました。手荷物検査場のすぐ目の前になるから、こちらとしてはラクになった。鳥取は天候調査らしい。

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 バゲージドロップにバッグを預けるが、引換証を受け取るのを、ウッカリ忘れてしまった。

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 手荷物検査場。

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 59番ゲートは、本来は松山行が出発する予定だった、らしい。
 6時を過ぎてだんだん明るくなって、は来るのだが、霧が相当濃い。すぐ目の前の機体が、ぼんやりとしか見えない。

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 ゲートにある、TVの天気予報。関東地方の霧について伝えている。那覇は…、曇り、らしい。

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 搭乗開始。事前改札で家族連れが通過して行った後、先日のホノルル便同様、上級クラス・会員から順に、グループ別に搭乗していく。こちらはグループ3。

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 ボーディングブリッジの窓の外は、こんな感じ。
 座席(39K)に落ち着いても、窓は水滴がついていて、外は何が何だか解らない。一つ前の席は、事前改札で通過して行った。家族連れだ。全体的には空いていて、特に後部の中央3列には、ほとんど乗客がいない。

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 歌舞伎の機内安全ビデオ。
 出発時刻2分前にはドアモード変更指示が出て、定刻に出れそうだ、と思っていたのに、このビデオの後コクピットから直接キャプテンアナウンスがあって、濃霧で視界が悪いため、間隔を空けて出発させるから、出発の許可が下りないという。離陸後も20分は、揺れが予想される、とも。

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 結局出発時刻を15分回って出発。動き出しても、窓の外はこんな感じ。

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 D滑走路、R/W05までタキシングしていくが、ノロノロ。目の前はJALのB767-300らしいが、かなり間隔を空けている。後ろのSNAのB737-800ともだ。

20151125-114 離陸直前キャビン.jpg
 滑走路の島で、止まってしまった。離陸まであと10分はかかると機長からアナウンスがあったと、アナウンス。そろそろトイレにも行きたいのだけれどなあ。離陸直前の、キャビンの様子。

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 結局離陸は、ターミナルから離れてから、30分も経ってからだった。浮上してすぐ、何も見えなくなる。主翼さえ見えない。

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 そして一瞬で、雲海の上空へ。
 後ろを振り返ると、スカイツリーのタワーだけが、雲海からニョキっとそびえているのが見えました。

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 遠くに、富士山。

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 神奈川県はまだ晴れているようだ。三浦半島を横断。右は横須賀。

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 箱根。

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 真鶴半島。

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 御殿場。右に芦ノ湖。

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 そして、富士山が近づいてくる。笠雲がかかっている。

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 富士川。この辺でようやく、ベルトサインが消灯する。出発予定時刻から、44分も経っていた。
 それにしても、沖縄路線にしては、ずいぶんと内陸に近いルートを飛んでいる。すぐに太平洋に向かって一直線、と思っていたのに。「揺れの少ないルートを選んで飛んでいるのだろう」、とは、CAの話だった。

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 南アルプスも見るが、雲海も広がる。

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 キャビン。3-3-3の9アブレスト。ANAではB787のキャビンの改修を発表しているが、改修済みの機体はまだ少数で、この機体ではまだ。

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 ドリンクサービスが回ってきた。アップルジュースをもらって、空港で買っておいたサンドイッチを食する。

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 この路線では、ハーゲンダッツのアイスクリームを販売しているので、食後に買って(300円)、食べてみました。

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 Wi-Fiで、ライブTVの日テレニュース24を見る。「KARA」のメンバーの自殺を報じていました。

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 天井のモニターも、プログラムが終わった後に日テレニュース24が放映されるが、計測してみると、スマホのWi-Fiの方は40秒ほど遅い。

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 スピッツとか聴きながらウトウトしているうち、長いフライトの終わりが近づいて来ました。雲に紛れて解りづらいのだが、島が見えてくる。

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 アプリで閲覧するフライトデータの飛行ルート。これを見ると、かなり内陸に近いルートを迂回を取っていた事が解ります。

20151125-132 伊平屋島.jpg
 既にディセンドが始まっている。伊平屋島。

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 まん丸い島は、古宇利島。

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 名護。この日はここに泊まる事になります。

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 金武(「きん」と読む)。

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 うるま。

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 南城市。沖縄本島を北から南に貫いていく。

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 いったん島から大きく遠ざかり、海上で右旋回。

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 再び島が近づいてくる。喜屋武の上空。

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 糸満。

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 豊見城。
 このアプローチは、6年前に成田から搭乗した、JJP便と同じ。

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 JTAのB737-800を待たせて、着陸。

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 空港内にある基地。

20151125-144 到着.jpg
 結局の所、25分の遅れで到着。10分増幅してしまった。やはり羽田の離陸の遅れを、最後まで引きずってしまった。
 ボーディングブリッジに降りると、ヌメッとした暑さを感じる。南国らしいきれいな花が、お出迎え。

20151125-145 ターミナル内.jpg
 北側のフィンガーに着いたが、今降りた人、これから乗る人、様々行き交って大賑わいだ。

20151125-146 駐機.jpg
 その北側に並ぶ機体。SKYのタイガースラッピング機とか、見づらいけれどBRのA321「キティジェット」がいます。

20151125-147 バゲージクレーム.jpg
 バゲージクレームは、先に着いていたJALやSKYの羽田便のテーブルが大賑わいだった。こちらは、あと10分は待たされるのか?そんなアナウンスが流れた。次のセントレア発305便も同じテーブルだが、羽田便の後になるので、しばらくお待ちを…ともアナウンスがある。どうもあちらこちらでドタバタした印象がした。羽田便が大幅遅延になると、こういう傾向になるのだろうか。

20151125-148 ターミナル到着ロビー.jpg
 到着ロビー。

 こんな感じで、6年ぶりの沖縄に着きました。
 曇り空、という予報だったが、着いた時点では青空も広がり、まあ雲が太陽を遮る事も少なくないのだが、しばらくは旅客機の写真が撮れそうです。展望デッキへ行って、それからゆいレールに乗ります。それは、次回。

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 一昨日の話になるが、川崎鶴見臨港バスは、中央部に「ワイドスペースバス」を設けた車両を導入すると発表しました。中扉付近の座席を省略し、「ユニバーサルスペース」を確保して、定員の増加を図るとしています。でも「日本初」と言っているのだけれど、(年齢がバレそうだが)過去にも中間部の座席を省略して、立ち席スペースとした車両は、いくつかの事業者で走っていたものでした。当面は1台だけとして、鶴見駅を中心とした路線で様子を見る事になるようだが、この動き、他の事業者にも広がる事になるのでしょうか。

《今日のニュースから》
11日 ラグビーW杯日本代表 丸の内でパレード
12日 大塚家具 ヤマダ電気出資受け入れ 傘下入り発表

№2091 バスマガジンvol.98(講談社ビーシー/講談社)

 先月末には発売になっていた「バスマガジンvol.98」だが、だいぶ遅くなってしまいました。
 表紙は広島電鉄バスのブルーリボン・ハイブリッドで、背後にいる路面電車913号車は、元大阪市営。

おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.98 広島電鉄

広島電鉄バス.jpg
 前回は2010(H22)年2月刊行のVol.40で「広島電鉄グループ」として取り上げられていて、備北交通と芸陽バスも一体で扱われていました(今回はグループ内に2社があるよ、という程度の扱い)。今回はボン・バスのみ、広島電鉄と一体で取り上げられています。
「北営業課」と「南営業課」という名称は、場所ではなく、運行を担当するエリア、という事か。
 清盛塚は懐かしいなあ。呉市営バス時代に行った所だ(写真では、バスの背後にチラッと見える)。ただ、全体的には、ご多分に漏れず路線網は縮小傾向にあるようだ。
 マリーナホップ路線については触れられていなかった。CNG車やハイブリッド車が集中して運用されている路線なのだが。
 車両のリストを見ると、20世紀末のKC-規制車両がまだかなり残っている。むろん新車も多数入っているが、広島は山陽一の大都会だし、広島電鉄はこの地域のリーダー的存在の事業者なので、これからの車両面での施策は注目される。他事業者にも影響を与えるでしょう。

ナナサンマルバスを乗り継いでみた
 これ、いつの取材だったのだろう?沖縄バスの百名線は、南城市のコミュニティバス(今回の沖縄遠征では、乗る機会がなかった…)拡大と共に、南城市役所が終点となって、新原ビーチには入らなくなっているのだが。本数がだいぶ減ってしまった…。「730車」の情報は、公式Webでは見つかりませんでした。
 沖縄バス・東陽バスの「730車」は過去に何度も、各バス趣味誌で取り上げられているが、こうなると、第一交通傘下になった那覇バス(いすゞ)と琉球バス交通(日産ディーゼル)が、「730車」を全部処分してしまったのは、何とももったいなかった。今頃「しまった」と、思っていると思う。

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.30 東京都 PART2

京王バス.jpg
 多摩地域と伊豆諸島。特に伊豆諸島は、前回Vol.62の時にはなかったので新鮮だったが、なぜ三宅島(村営)はなかったのだろう?ネットで検索したところでは、普通の緑ナンバーのバスが走っているようだ。写真1枚くらいは欲しかった。テキストはかなり割かれているが、「2000年6月に始まった大規模噴火の際は…」がどこの島の事かが、抜け落ちてしまっていました。三宅島の事。その前にも昭和の終わりには、大島で大規模な噴火があって、全島民避難、という事態が起きた事は、私の年代だとよく覚えています。
 立川バスと西東京バスは、いったん分社を設立したが、今は元に戻している。一方で小田急バスの分社の小田急シティバスはこのままで行くようだ。京王はどの方向に向かうのだろうか。

「しばり」のバス旅ミッション
 マラッカ海峡を巡る、シンガポール・マレーシア・タイのバスを、クルーズ船で訪ねる、という趣向のようで、なかなか楽しそうな旅だったようだ、と見えたが。でもクルーズ船は、前にもどこかで書いたが、個人的には興味はないな。普通の客船で充分。
 シンガポール⇔マレーシア間のバスは、同じ区間でも運賃が3倍違う、というのは興味深かったが、日本人には良くても、地元の利用者はなんと感じるものだろうか?
「しばり旅」は、最近は海外が多いが、国内に回帰して、もう少しシンプルにやって欲しいかなとも思う。「東京から大阪まで、高速は使わずに普通の路線バスだけで行け」とか(現状では恐らく不可能だろうが)。

鈴木文彦が斬る!バスのいま 第24回
 EVと燃料電池バスの比較。ここでは、過去の導入事例を見ながらだが、どちらもやはり購入価格が最大の問題で、それは海外でも変わらないという。事業者レベルはただでさえ経営・運営が苦しいし、自治体レベルでも、東京都くらい裕福ならまだしも、地方では大変だろう。地球温暖化対策も考えると、国がもう少し前面に出るべきだろう。車両そのものだけでなく、運行の環境も合わせて整備し、バス(を含めた公共交通)への積極的な誘導策も採られるべきでしょう。そうなれば、EVにしろ燃料電池バスにしろ、もう少し普及のペースが上がるのではないか。そろそろ地方都市でも、ピュアなディーゼルエンジンのバスが問題視されそうな気がするので(20世紀の車両も相当数残っているし)、対策は急務。
 このテキストは、先月7日の、トヨタとBYDの合弁会社設立の発表の前に起こされたと思われます。まずはマイカーの分野で研究・開発を行うとしているが、バスにはどの程度影響を与える事になるのか。トヨタもEVに向かうのか?要注目だと思います。

終点の情景を求めて
 山梨交通の下教来石下。お酒の醸造元を訪ねる旅。下教来石下への路線は、以前は分社が運行していたらしい。山梨交通は、かなり昔には小淵沢にも乗り入れていたはずだが、路線が短縮された結果の終点、なのだろうか?小淵沢駅はそんなに遠くはないようだが。

平成初期のバスを振り返る
 弘南バス。弘南バスに限らないが、青森県は、青森市・八戸市を除くと全体的に最終バスが早く、当時としても一般路線バスは、せいぜい20時台前半くらいまでの運行だった。弘前市でも同じで、都会に住む者としては、少々驚かされたものでした。東北地方の生活習慣もあったようだ。小型車は他にも三菱ふそうのローザがあったが、2ドアとは驚きだった。当時はそれだけ乗り降りが頻繁だった、という事か。「ノクターン」は、最盛期の年末年始は40台も出た、というのはびっくり。東京は、置き場所を確保できたのだろうか?

 今号でも「どらなびEXPO」の記事があって、どの会場も、開催地の枠を越えて、遠方の事業者の参加が増えてきているようです。東京海上に大阪シティバスや京阪バス、関西会場に神奈中や京王、など。
 しかし、バスドライバー募集のイベントは他にもあるようだが、正直な所、どの程度ドライバー不足の解消に貢献できているのだろうか?神奈中バスも、この数年はどの営業所の路線も、減便に歯止めがかかっていないし、「どらなびEXPO」に参加していない所では、江ノ電バスが16日に大幅な減便を実施、横浜駅や上永谷駅への路線がまるまるなくなる事になり(免許維持のごく少数の運行さえない)、何度か書いてきた、七里ヶ浜東台への便も、ついに廃止という事になりました。今後、ではこれらのイベントが、ドライバー確保にどの程度貢献できているかの追跡の記事も欲しいし、EXPOを見てドライバーの道を決めた、という方への取材も、期待したいと思います。

 次号は…そういえば、3ドア車は見なくなったね…。奈良交通の北大和〔営〕あたりが最後の砦の一つかと思うが、どの程度出てくれるか。今号は前号の予告の通りに記事の掲載があったが、今後もこの調子で行って欲しい。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 来春のJR等のダイヤ改正は今週金曜日にリリースされると思うが、東武アーバンパークライン(野田線)の、来年3月14日の改正が、先んじて発表になりました。逆井~六実間複線化により、全線で急行運転を実施。大宮~船橋間は最速1時間16分。日中は通しで、朝夕は柏~船橋間で運転。30分間隔は変わらない。途中停車駅は、岩槻・春日部~運河間各駅・流山おおたかの森・柏・高柳・新鎌ヶ谷。区間急行も設定。この他最終電車を大幅に繰り下げ、流山おおたかの森からの柏行は1時ちょうどとなって、初めて1時を過ぎて運行される列車が設定される事になります。〔アーバンパークライナー〕は、平日に柏23時17分発春日部行を設定、大宮発は岩槻にも停車。
(浅草発は、大宮行1本は春日部行〔スカイツリーライナー〕に変更、大宮・野田市行は、野田市行を柏へ延長)

《今日のニュースから》
 9日 〔のぞみ〕車内殺傷事件 被告に無期懲役求刑
10日 セブン=イレブン 残業代未払い 4億9000万円未払い