№2079 乗り物中心主義者、初めてのハワイへ! 6〈終〉.NH183便 プレミアム・エコノミー!(後)

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 前回の続き、NH183便成田行です。ハワイと日本の間には、19時間の時差があります。時計を19時間進めると、日付はもう10月31日。
 ハワイ旅行記、最終回です。

10月31日(木)

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 個人モニターの地図を開くと、右手にカウアイ島が近づいてくるのが解ります。この地図は、スワイプで拡大や縮小、範囲の移動ができます。

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 カウアイ島。ホノルル行の時はこの真上を通過していました。島の上だけ、曇に覆われています。

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 カウアイ島の南西にある、ニイハウ島。人は住んでいるのだろうか?(わずかにいるが、個人所有だそう)

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 あとはひたすら、海、海、海。太平洋をどこまでも。
 キャプテンアナウンスが入り、高度約11,000m上空、航行中の天候は良好、と告げられる。マップでは10,950mだった。フィートに直すと、36,000feet。

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 離陸後の食事、の前のオツマミ。これと、パイナップルジュース。

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 食事は、プレエコ(PY)は和洋をチョイスできる。「トロピカルソース」のハンバーグを選びました。プラでなく、陶器なのもプレエコならではなのだろうか。

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 食後には「ハウケア」のシャーベット。東海道新幹線の車内販売のアイスクリームと同じくらい硬い。しばらく間を置くのが良い。さじもプラじゃなくて、立派なスプーンだ。

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 改めて、プレエコのキャビン。2-3-2の7アブレスト。
 ところで、PYのトイレは、最後部の1ヶ所しかないのか?カーテンの向こうはCクラスなので、PYクラスは利用できないと思うのだが、そうなるとPYのトイレは72席に1つしかない。Yクラスでさえ43席に1つだ。この辺は何とか改善できないか。

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 長い昼のフライトなので、いろいろエンタメを見聴きしていました。小田和正のオールタイムベスト。「愛を止めないで」(オフコース時代のヒット曲のセルフカバー)は、やはり名曲、だ。じーんとくる。それにしても7曲、30分強しかない。このアルバムは3枚組なので全部、という訳にもいくまいが、もう少し曲数を多くして欲しかった(ユーミンとかもそうだった)。

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 ライブTVには「NHK World Premium」もあり、「スカーレット」が地上波と同時刻に配信されていた(多少タイムラグはある)。

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 K-POPもあります。ミニアルバムで、トータルで15分もない。

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 映画も見ました。「ゼロ・グラビティ」。6年前の作品だからやや古いが、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの二人芝居。冒頭のカットが10分以上もあったのには驚いた。

 映画の最中、「体調の悪い乗客がいるので、医療関係者はCAに知らせて欲しい」旨のアナウンスが入った。実際に聞いたのは、初めてだった(映画が終わった後、体調は回復したとアナウンスがあった)。
 その後、前方からかなり激しい、赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。このためなのか、CAが耳栓を配って回っている。こんな事は珍しくない、という事だろうか。こちらはヘッドホンでCNNを聴き流していれば、全然気にならないのだが。

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 マップは、日本に近づいている事を記している。成田からだと、沖縄よりも近くなったかも知れない。

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 2度目の食事はボックスミール。

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 チキンランチ(サンドイッチ)とフルーツ、ナッツチョコの詰め合わせ。

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 日本が近づくと、曇がベッタリ張り付いて、下界が何も見えない。

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 ディセンド開始。高度の数値がみるみる減っていく。わずか10分で5,000mも降下する。機内にいると、そんな事を全く感じないが。

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 日本の上空にさしかかる。霞ヶ浦。という事は、成田の着陸はR/W16R。つまり今回は、成田空港もホノルルも、行きと帰りで、滑走路が逆になりました。

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 大きく左旋回して、利根川。

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 さらに、印旛沼。上空から見る限りは、豪雨の爪痕は見られないように思ったのだが。

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 下の方に見える高架線は、JRと京成のスカイアクセス。

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 モニターは、R/W16Rを捉えました。大小合わせて6機が離陸を待っている。
 到着後、ターミナルに向かう途中で、スカイブルーのJA381Aの姿を見ました。

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 さらに、旧バニラエア機を見る。少なくとも、5機を確認しました。この後全部、ピーチ機として改修される事になるのだろうか。
 第5サテライト、45番ゲートには15時07分到着。予定より30分以上も早かった。向かい風が、それほど強くはなかったようだ。

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 当然、上級クラスの降機が優先で、PYはその後、10分くらい後になる。モニターでは、カメの着ぐるみのビデオが流されて見送り。

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 キャビンは、行きの成田出発時と同様の、レインボーの照明になっていました。

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 行きの便に搭乗する前に立ち寄ったカフェを、上から見下ろします。45番ゲーとは、左側になります。

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 更にターミナルまで、歩いて10分。入国審査は案外早くパスしたが、バゲージクレームで荷物が出てくるのが遅くなるのは、まあ仕方がない。それでもPYの威光か、「プライオリティ」のタグがついていて、多少早めに出てきた。

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 到着ロビーの賑わい。

 こんな感じで、ハワイからのフライトは終わりました。
 初のPYは、前後左右のちょっとしたゆとり(特に前後)と、プラスワンのサービス、これがYクラスとの違い、という事になるのでしょうか。遠い昔の、Cクラスの黎明期も、こんな感じだったのかな?と、ちょっと思いました。サービスレベルは(前述のWCの数を除けば)、充分満足できるものだと思いました。ANAの力の入れようも伝わってきたし。が、次の海外旅行でも利用するか?と問われると、やはりコストがちょっと…というのと、加えて前に書いたように、通常のワイドボディ機だと翼の真横に設定されるのが普通なので、景色を楽しむにはどうかな、というのがあります。今回は、「A380だったから」というのも、PY利用の理由のひとつでした。正直次は、(どのキャリアでも)また普通のYクラスに落ち着く事になるだろうと思います。利用するとしても、ホノルル路線くらいの距離まで、になるでしょう。
 それにしても、A380という事を除いてもホノルル路線はやはりどこか特殊で、カジュアルな旅行者、特に家族連れの割合がどのクラスでも極めて高いのは、国際線の他の路線とも、国内線とでさえもかなり違っていました。機内がすでに、ハワイだったんだなあ。
「FLYING HONU」は、来年にはオレンジの3号機も就航するが、そうなると、成田2便が共にデイリーでA380になったとしても、1機余ってしまう事になる。羽田便に導入しないのなら、関空~ホノルル路線の新規就航も、あり得るのだろうか?今後の展開には注目です。

 最後に、ちょっとしたオマケ。

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 成田空港駅。
 空港から帰りは、京成スカイアクセスと京急の乗り継ぎで行く予定だったが…。

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 16時04分発アクセス特急は、なんと京急線直通の京急久里浜行。乗り換えなしで行けるので、これはラッキーだ、と思った。
 加えて…。

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 さらになんと、京成3050形、オレンジ帯新デザイン車が来た。何の予備知識もなく、当然京急編成だろう、と思っていたのだが、26日の改正で、以前の1682H三崎口行が、1608K京急久里浜行となっていたのでした。
(代わりに以前の京成高砂発三崎口行1706Kは、1780Hになっている)

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 車内の表示。

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 押上から先は特急。上大岡まで乗車。京急のエアポート急行を追い抜き。行先表示の「京急」の2文字が、京成編成では新鮮です。
 1608Kは、終点京急久里浜着が18時37分着。なので、今の時期の京急線内はもう真っ暗だが、夏至の頃になれば、横浜や横須賀付近でも、明るい内に京成編成を見る事ができるはずです。夏場にはさらに注目される事になるでしょう。

「FLYING HONU」が完全に主役になってしまった感もあるが、ともかくこれで、ハワイ旅行記は全部終わりです。一番最初に書いた通り、海外旅行で、鉄道が全く通っていない地域は初めてでした。やはり、特にワイキキやアラモアナ・センターはツアー参加の日本人ばかりで、予想はしていたつもりだったが、これまで歩いてきた海外のどの地域とも異なる、少なくとも私には異色?のディスティネーションだったと思います。目的にもよるが、やはり、男の一人旅で行くような場所じゃ、ないなあ、というのが率直な印象でした。むろん、ハワイとはそういう場所なのだが。
 でも、楽しかったですよ。特に、バスを使ってのオアフ島周遊は。安いのも魅力だったし。もう少しインフォが充実すれば、もっと観光客にも利用してもらえるようになるはずです。アラモアナ・センターからハレイワへ向かうバスに日本人カップルが乗り合わせたように。あと、自然が荒々しくも豊かだったのも、魅力的だと感じました。乗り物中心主義者であれば、バスでの遠出も組み込むべきです。本当は、バスそのものの撮影も、やりたかったなあ。旅客機の撮影に、やや時間を使いすぎたか(しかも、期待したほどの成果はなかったし)。
 次にハワイに行く機会は、あるだろうか?あるとしても、それは鉄道がアラモアナ・センターまで全通してからになるはずです。その際にはオアフ島以外の島にも、足を運んでみようと思います。どのみち、数年先の話でしょう。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
 というにはやや古いが、ANAとJALは19日、来年3月29日からの羽田発着国際線の運航計画を発表しました。純増もあるし、成田からのシフトもかなりあります。ANAは全くの新規就航都市もあって、盛りだくさんです。 

ANA … 新たに深圳・モスクワ(ドモジェドボ)・ミラノ(マルペンサ)・イスタンブール・ストックホルムに就航。サンフランシスコ・青島は純増で、成田発着便と合わせてデイリー2便化。サンノゼ・シアトル・ヒューストン・ワシントンDC・デリーは成田便をシフト、ロサンゼルスも1便を成田からシフト。シドニーは増便。ホーチミンシティは2便中1便を成田からシフトするが、ハノイは逆に、羽田便を成田にシフト。ホノルル線は変更なし。
(モスクワは、以前成田→パリ便の経由があった。ミラノは関空開港時に直行便が飛んだ事があった)
JAL … ニューヨーク・ダラス・シカゴ・シドニー・ヘルシンキ・デリーを成田からシフト。モスクワは同時に空港をシェレメチェボに変更。シカゴは2021(R3)年2月15日より成田便も再就航(B787-9)し、純増。ホノルルは成田便4便中2便を羽田にシフト。ロサンゼルス線が羽田からも就航し、成田便はB787-8に変更。上海(浦東)・大連線を開設。

 両社とも、中国関係に関してはスケジュールが確定していない。
 ところで、今回のリリースに限らず、昨今の国際線のリリースでは、ANAとJALでひとつ、大きな違いが見られるようになりました。共同事業パートナーが運航する便の扱いで、ANAの方は、ほぼない。来春からの羽田便では、共同事業を行うUAも、ニューアーク・ワシントンDC・シカゴ・ロサンゼルス線の開設を発表しており(ワシントンDC・シカゴは成田からシフト)、当然ANAとのコードシェア運航が予想されるのだが、ANA側では一切触れられていない。過去にもOSのウィーン線再開などがあったのに(ANAコードシェアあり)、これもANA側のリリースがなかった。これがJALだと、今回AAの羽田~ロサンゼルス・ダラス線、AYの羽田~ヘルシンキ線の開設が予告されていて、もうダイヤまで記されているのだが。ANAはこの数年、自社の運航による国際線の増強に力が入っていて、(もちろんパートナーも大事にするが)自分の力で切り開くぞ!みたいな所が見える(事業計画にも盛り込まれている)一方、JALは10年前の大型経営破綻を機に、何が何でも自力で、という考え方を改め、共同事業パートナーを中心にした海外他キャリアとの連携を重視する(現地でのコードシェア便拡充もそう)、そんな国際線における経営戦略の違いが、両社の各プレスリリースに垣間見えるような気がしています。

 JR西日本やJR九州から、新タイプの列車のリリースが相次いだが、西日本の「銀河」は、特急なのか!117系改造なのに。今冬は〔ムーンライトながら〕も運転期間が短縮されているし、このままだと数年の内には、「青春18きっぷ」で乗れる夜行列車は全滅してしまうかも知れません。指定席料金以上の何らかの追加料金を払ってもいいから、「青春18きっぷ」で乗れる夜行の運行を、シーズン中だけでも望みたいのだが、もはや望み薄、なのか。
 箱根登山鉄道の全線再開は、来年秋になるという見通しが、箱根登山鉄道から発表になりました。神奈川県で1年程度に渡って、災害で長期の運転が不能になる事態、過去にあっただろうか?小田急グループ全体でも何とかしてくれるだろう、とは思うが。鉄道自体がグループにとって、箱根における観光資源のひとつ、なのだから。

《今日のニュースから》
21日 関電問題 福井県職員109人高浜町元助役から金銭譲受 
22日 リニア中央新幹線 「神奈川県駅」起工式

「神奈川県駅」は、JRと京王の橋本駅からは、少々離れた位置になる。二次アクセスは、大丈夫だろうか。

№2078 乗り物中心主義者、初めてのハワイへ!  5.NH183便 プレミアム・エコノミー!(前)

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 昨日は予告なくお休みして、すみませんでした。関西の方まで出かけてきていたのですが、帰ってきたのは昨日の夜遅くで、いろいろバタバタして、記事を更新する余裕がありませんでした。関西については、来月書きます。
 初のハワイ旅行、早くも帰国のフライトになりますが、結構画像が多くなったので予定を変更し、2回に分けて書きます。
 帰りももちろんANAのA380「FLYING HONU」、しかもなんと、プレミアム・エコノミーをおごってみました。海外旅行のフライトにおいて、自腹で上級クラスに乗るのは初めてです。プレエコに乗った事がないのは、むろんお金の問題もあったが(長距離では特に)、加えてプレエコはどのキャリアでもたいてい(キャビンの中央部に位置する)主翼の真横に設定されているので、外の景色を楽しみたい向きにはちょっと…、というのもありました。ホノルル線ならまだ手が届くし、A380のアッパーの2階席後方に位置するので、窓の外の景色も楽しめるだろう、と、今回思い切って奮発してみました。今後、他社も含めて、A380のアッパーに乗る機会自体、ほぼないだろう、という気もするので(上級クラス中心だし)。

10月30日(水)

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 NH183便のチェックインが始まるのは、出発3時間前の8時30分。地上スタッフが一礼して、スタート。

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 機内持ち込み可能な荷物のサイズは、日英中韓の4ヶ国語で書かれているが、英語はインチ表記だ。

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 この「オーバーブッキングに関するお知らせ」は、一昨年の№1675でも書いたのだけれど、UA機でオーバーブッキングは発生して、降機を拒否した乗客が無理矢理引きずり下ろされて、世界中に衝撃を与えた一件を踏まえて書かれているのだと思われます。日本のキャリアではこのような事態を聞いていないのは、幸い。

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 出発便の表示。この付近でチェックインする便だけで、NH183便は左側の下から4番目。UA便が多い。右側にはLHのコードシェアの表示も。
 チェックイン後、出国審査・手荷物検査場を通過して、ゲートに向かう。出国審査は、ここでもスタンプは押されない。手荷物検査場では、靴も脱がされた。

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 日本行の出発ラッシュなので、当然日本人の姿が多い。
 そんな中、学校の制服姿の学生も目立つ。修学旅行なのか。でも、ここではあまりにも場違いすぎないか?

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 今日のNH182便は…。2号機、JA382A。日本から着いた時と同じエメラルドグリーンだ。C4ゲートに駐機。

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 免税品店などだけでなく、フライトショップも。

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 PAN AMのトートバッグを買ってみました。「FLYING HONU」のグッズはなかったな。今のホノルルでは、これが一番のスターなのだから、あっても良さそうなものだ。

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 よく知られているように、出発では、出国審査をパスしてゲートに向かう通路は吹き抜けになっていて、撮影名所のひとつとして、書かれている文献が多いです。もちろん、航空便搭乗の旅客でなければならないし、出発までのわずかな時間しかない。
 やはりJAL機が多いなあ。左側のB767の隣にいる機体は、何だろう。

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 なんと、「ARASHI HAWAII JET」が、ここで来ました!
 もう少し近くで、もう少し上から見下ろすような目線で撮りたいなあ。「嵐」のメンバー全員が見えるように。いずれ日本でも、再チャレンジしたい。

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 HAと、アラスカ航空の並び。ハワイとアラスカとは両極端だが、アラスカ機はアラスカ州ではなく、西海岸から来ているのだろう。でも他キャリアもだが、ナローボディ機で太平洋横断は、きつそうだなあ。乗客、乗務員、双方にとって。

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 なんと!先の「ARASHI HAWAII JET」は、「FLYING HONU」の隣、C3ゲートにに着いていました。狙っているわけではあるまいが、正直思わず、苦笑いしてしまった…。

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 その「ARASHI HAWAII JET」を窓越しに見るレストラン。なおこの機体、どこから来たのかは解らないが、折り返しはセントレア行です。

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 プレエコはラウンジを利用できる。朝食がないホテルだったので、ここでいろいろ飲み食いしていました。何しろ高級ホテルなみに(…そこまで種類は多くはないが)多彩な食材が並んでいる。日本語の新聞や雑誌も並んでいた。
 ラウンジ越しに「FLYING HONU」を見下ろす。ダイヤモンド・ヘッドと絡めて撮る事ができます。

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 ラウンジの入口には、機内で販売される品物が一部展示されていました。モデルプレーンもあります。

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 搭乗のため下に降りると、先のレストランで、ウクレレの演奏会が行われていました。ハワイらしい。

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 搭乗は、プレエコはエコノミークラスと同じ列です(グループ3)。やはりここでも、上級クラスでもビシっとした背広姿のビジネスマンなんて、全然いない。

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 前方から搭乗し、階段を上がって、F・Cクラスを通って、後方のプレエコのエリアに向かう。どちらも、旅行者風の旅客ばかりだ。特にCクラスは子供も少なくなかった。
 29K席からは、「ARASHI HAWAII JET」は、こんな感じで見えます。アッパーは壁が内側に向いているので、やや見づらいか。かつてのB747のアッパーも、こんな感じだったっけ。

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 プレエコは、アメニティもぐっと上級になっています。スリッパもYクラスより上等だし、靴べらもある。

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 個人用モニターで、尾翼カメラの画像を見ます。こんな感じで胴体を見下ろす。モニターもやはり、Yクラスより大きめだ。
 CAが子供の乗客に、おもちゃを配って回っている。一方で、「子供が肘掛けなどで指を挟まないよう、気をつけてください」みたいなアナウンスもあった。他の路線では(国内線も含めて)ほとんど聞かない内容で、これもハワイ路線ならでは、なのだろうか?

 定刻に出発。ところが、カメの着ぐるみの機内安全ビデオは、音声が流れない。アッパーデッキだけらしく、CAによる実演が行われました。

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 JALのB787-9(右側)が先行してタキシングしていくが、あれ、R/W08Rからの離陸だったら、走って行く方向が逆ではないか?

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 ランウェイ・チェンジが行われていて、離陸はR/W26Rになっていました。地元キャリアの貨物用B737が離陸していく。

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 JALのB787-9も、先に離陸していく。

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 DLのB767。後方にダイヤモンド・ヘッド。08Rからの離陸だったら、テイクオフ直後に、ワイキキと共に見る事ができたかも知れないが。

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 04-22LRの滑走路を横断して、ラインナップ。ターミナルを見る。

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 モニターの尾翼カメラからは、こんな感じ。

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 離陸開始。

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 離陸直後、オアフ島はやはり、自然が豊かだなあ、と思うまもなく、すぐに左へ旋回。

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 オアフ島を離れていく。滑走路が見えるが、カラエロア空港。カポレイにあるが、定期旅客便があるのかどうかは不明(あっても離島路線だけらしい)。

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 オアフ島が遠ざかっていきます。次に来るのはいつの日か。アロハ!

 離陸から、この日は5分とちょっとでベルトサインが消えました。ここで時計を19時間進めて、日本時間に合わせます。すると、もう日付が変わって、10月31日になります。
 続きは、次回。最終回です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 昨日、JALとANAが相次いで、来春からの羽田発着国際線の運航計画を発表しました。両社とも、新規増便の他、成田からのシフトが多くなっています。ANAは新規に5地点に就航します(ハワイ路線は変更がないようだ)。次回もう少し詳しく書きます。

《今日のニュースから》
17日 野球国際大会「プレミア12」 日本初優勝
18日 NY株式市場 ダウ平均株価終値28,036ドル22セント 最高値更新 
19日 マイクロソフト「Office365」 メール機能不具合発生
20日 高齢ドライバー事故 遺族ら国土交通大臣に対策要望

 松本零士先生、快方に向かっているようで、本当に良かったです(脳卒中ではなかったらしい)。でももう御年81歳、どうか末永く、ご自愛下さい。

 今週はこの後変則的に、金曜日と日曜日に更新を行う予定です。

№2077 乗り物中心主義者、初めてのハワイへ!  4.「TheBus」で オアフ島をぐるり

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「バス、バス」と書いてしまっているけれど、オアフ島を走る路線バスは、「TheBus」と称しています。オアフ島のほぼ全域をネットしています。そして、オアフ島では唯一の路線バス事業者でもあります。
 実質3日目のハワイ旅行は、この「TheBus」で、オアフ島をぐるりと回ります。完全な一周ではないのだけれど。

10月29日(火)

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 おばあちゃんに別れを告げて、YHを後にします。まず、最後の宿泊地となるホテルに向かい、荷物を預け、それから手持ちがほとんどないUSドルを手に入れる。これをやらないと、バスの旅は始まらない。
 ハワイ大学のキャンパスに隣接した折り返し場から、昨日も乗ったのだけれど、急行のA系統に乗ります。

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 1日乗車券。5.5$(≒600円)

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 ところが、途中でどうしたことか、バスが途中のバス停で止まったまま動かなくなってしまった。ドライバーが何か叫んでいる。故障か?

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 乗客は全員降ろされ、その後応急車両らしいワゴン車が来て、バスが移動していく。結局、後続のバスに乗り換えとなった。

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 カイヒのバスターミナルで下車。ここからホテルまで歩くが、30分くらいはかかったのだろうか。
 ホテルで荷物を預かってもらって身軽になる。が、USドルがない。空港ターミナルまで歩かなければならない。このホテルは、2日前にラグーン・ドライブからたどり着いたバス停に近いから、道順は解る。歩いて行く途中、R/W08Lから、サウスウェスト機が離陸していくのを見た。一昨日・昨日は見ていないのだが。

 両替は、2日前に利用した所は国際線制限エリア内だから今回は利用できない。(多少卑怯だったが)2FのJAL PAKの方に教えてもらった所で、10,000円を両替。「手数料高いですよ?」と言われていて、実際に7.95$(≒870円)も引かれたから確かにかなり高いが、とにかくUSドルがないのだから、この際仕方がない。

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 何しろ日本からの便がわんさか着く時間帯、観光バスが次々に出発していく。このバスも、当然乗客は日本人の団体さんだ。

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 いったん19系統で、アラモアナ・センターに向かう。さすがに路線バスでワイキキへ、という日本人はいなかったようだ。
 朝から何も食べていないから、ともかく朝食を採りたくて。結局クレープ、となったのだが。

 ともかくこれで、バスの旅が始められる。52系統で、ハレイワを目指そう。

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 52系統は、アラモアナ・センターの裏のバス停から出発する。先のカイヒのバスターミナルで入手した時刻表では、30分毎には便があるようだ。これが、かなり古いツーステップ車で、最後部に座ると、エンジンルームから熱風が吹き出す。

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 先のカイヒのバスターミナルを右手に見るJCTから、ルナリロ・フリーウェイに乗る。市中で途中渋滞に巻き込まれ、遅れが発生していたからか、とにかく飛ばす。エンジン音も甲高く、オーバーヒートするんじゃないか?と思ったほどだ。

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 左手に、スタジアムを見る。先のハワイ大学のフットボールチームの試合が行われるらしい。

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 ハワイ州の旗をはためかせたマイカーに追い抜かれていくが、なぜイギリスの国旗がフューチャーされているのだろう?

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 郊外は自然が豊かだ。雨が多ければ、当然緑も多くなるだろう。

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 ミリラニでハイウェイを降りる。カメハメハ・ハイウェイを行くが、途中何度か寄り道して、住宅地の中を経由していく。

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 時には、こんな荒野も。でも、カラカラという訳ではない。山間部は雨だ。

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 車内はこんな感じ。目の前のカップルは日本人。

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 ハレイワが近づいてきて、太平洋が見えてきた。

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 ハレイワの町が近づいてきて、セブン・イレブンのバス停の前で停車。なんと、ドライバーが無言で降りて、セブン・イレブンの中に消えていく。買い物?しかも、エンジンをかけっぱなしで。日本だったら即、大問題になる行為、なのだが。

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 ハレイワのビーチ。

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 ごく普通の中間のバス停に見えるが、52系統としては、ここが終点となるらしい。アラモアナ・センターから、約1時間30分だ。
 この付近はループ状で、帰りは別のルートになる。日本人の家族が入れ替わりに乗り込んできた。

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 きれいな水の、ハレイワのビーチパーク。

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 ここはサーファーのメッカ、らしく、それ向けのショップがいくつも並んでいる。ここもその一つ。かき氷がおいしい。壁面に描かれているのは天使の翼で、これをバックに写真を撮れば、天使になった気分を味わえる、という仕掛け。
 せっかくのハワイなのだからと、向かいの店で、アロハシャツを購入。ここもやはり、日本人は少なくないだろう。先のカップルもそうだし、何しろ「JAL PAK」と書かれた観光バスが通過していったくらいだ。

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 ところで、帰りはタートル・ベイやカネオヘを経由する55系統、というバスに乗りたかったが、それらしきバスは見かけない。代わりに「60」の番号を掲げたバスが、アラモアナ・センターの行先を表示している。ひょっとしたら、路線の再編成があったのだろうか?何しろ、ここのバス停には、系統番号さえ書かれていない。ともかく乗る。アラモアナ・センターに行くなら、これでいい。

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 海沿いのカメハメハ・ハイウェイを行く。サーフィンの大会、だろうか?天気があいにくだが。

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 タートル・ベイで10分休憩。エンジンも停止する。

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 お客さんが他に誰もいないので、前方から車内の写真を撮ってみました。

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 やっぱりオアフ島の北部のバスは、8月18日に再編成が行われていた。60系統はカネオヘから、ダイレクトにハイウェイを経由して、ホノルル市中に向かうらしい。

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 前方には、「公共交通は差別はしない」みたいな宣言が掲げられている。これが、アメリカらしい所なのだろうか。日本語でも書かれています。

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「お問い合わせはこちらへ」みたいな文言もあります。これも日本語を始め、数カ国語で書かれている。

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 車内における注意事項。TheBusは車内の飲み食いは禁止(…建前上は)。

 10分停車の後、出発。途中のバス停から下校の学生、日本で言ったら中学生位か?のグループが後方に乗り込んでくる。ワイワイガヤガヤ騒がしく、行儀が良くない…のは、まあ仕方がない。それにしても結構な長距離バス通学で、一番遠くがカネオヘまでだったから、1時間以上は乗っていた。当然カネオヘにも学校はあるはずだが?


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 時々雨にたたられながら、カメハメハ・ハイウェイを、カネオヘに向かって淡々と走る。とんがり帽子のモコリイ島。

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 そのモコリイ島も、遠ざかっていく。何回か書いているように、バス停にはきちんとした固有名詞がなく、近くの施設などで案内放送が流れるのだが、この路線では「47-152 カメハメハ・ハイウェイ」みたいな案内もある。案内できそうな施設などがないという事か。北海道みたいだ。

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 ハレイワから2時間かかって、カネオヘに着きました。5分停車。反対側はハレイワ行。この系統は、平日はやはり30分間隔くらいで走っているようで、沿線の人口はそんなに多くないはずなのに、大したものだと思う。日本なら1日数便、というレベルだろう。

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 このあと住宅地の中を経由して、ハイウェイ…名前が解らなかった…に乗る。交通量が多い。山間部を、トンネルで突っ切っていくと、行く手にはホノルル。晴れているようだ。オアフ島の天気は、この日は南高北低、という所だろうか。

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 ルナリロ・フリーウェイは、上りも下りも大渋滞だ。やっぱりホノルルは、車社会、なんだなあ。
 バスもこの後短区間だが、フリーウェイに乗って、渋滞に巻き込まれる。幸い、たいした遅れはなかったが。

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 アラモアナ・センターに向かう地べたの一般道に乗ると、観光バスもトロリーも多くて、ホノルルに帰ってきた、の実感がわく。

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 アラモアナ・センターに着きました。ハレイワから、3時間もかかった。このバスは、帰りは別の系統になるようだが。ドライバーは引き続き乗務、なのだろうか?先の52系統もそうで、外野から見た限りだが、日本以上の激務みたいだ。

 TheBusに都合3日間乗り歩いたわけだが、地方の路線でも幹線区は比較的本数が多いのと、何より長距離乗るとかなり安いのは魅力。どこまで乗っても片道2.75$(≒300円)なのだから(その代わり、短距離では割高という事になるが)。アメリカは車社会、ではあるけれど、公共交通の料金は比較的安い。これは4年前のNYやボストンでも感じた事だが。ただ、何度も書くが、インフォーメーションは、少なくとも私の感覚では、圧倒的に不十分。あらかじめネットなどで調べておきたい所です。あとはバスターミナル等で、時刻表や路線図を手に入れられるので、それを入手できれば(ただし、空港で手に入れた路線図は去年のもので、北部の再編成がまだ反映されていなかった)。
 もしまたオアフ島に来る機会があるのなら、もう少しバスに乗って、もう少し違う所にも行きたい。今回はダイヤモンド・ヘッドも行けなかったし。

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 改めて、アラモアナ・センターのフード・コート。当然日本人が多くて、外国である事を忘れてしまいそう。ただ、ホテルでかしこまった
高い食事よりは、気楽で良いのは、間違いない。カレーとアイスクリームで夕食。本来の自分のスタイルではない気もするが、たまにいいでしょう?

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 前回はANAのバスをご覧頂いたが、今回は、後方はJALの、クラシカルなトロリー。その前に見えるダブルデッカー車は、ボルボのエクリプス・ジェミニがベースでしょうか?アメリカのバスにしては、ややスリム。

 ビーチを見ると、おお、夕陽が沈んでいくところだ。
 砂浜を走って、見に行きました。

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 ハワイ最後の夕陽が、西に向かって沈んで行きました…。
 見られて、良かった。

 早くも明日は帰国です。ハワイに別れを告げるフライトは、やはりANA、「FLYING HONU」。

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 上田電鉄別所線は今日、城下~下之郷間の運行を再開しました。しかし上田~城下間は鉄橋がやられてしまって、すくなくとも1年はかかってしまうのかな…?行けるなら、12月には訪ねてみたいと考えています。JR磐越東線も今日、全線再開しています。
 今日は品川~田町間の大がかりな線路切り替え工事が行われ、一般のニュースでも大々的に取り上げられました。実は私も仕事帰りに、実際に山手線(大崎発上野行)と、上野東京ライン(上野発品川行臨時)に乗ってみました。特に上野東京ラインは、定期列車が相当な混雑になったらしいので、臨時列車の運行区間をもう少し考えて欲しかったかなと感じました。どの駅も、ファンが多かったですねえ。

《今日のニュースから》
15日 ハンセン病家族保障法 参議院本会議で可決・成立 
16日 日本初の民間ロケット発射場 和歌山県串本町で起工式

 松本零士先生がイタリアで倒れられて、脳卒中らしく、容態は深刻、と伝えられています。24時間は経過を見る必要がある、との事。先生の作品はコミック・アニメファンのみならず、「銀河鉄道999」は日本各地の鉄道車両にもラッピングされ、鉄道ファンにもおなじみでした。当ブログでも6月には、西武20000系の999ラッピング編成を、タイトル画像で使わせていただいています。何とか早期の回復を、願うばかりです。