「バスマガジンvol.97」、先月末に発売になりました。渋谷を走る小田急バスのエアロスターで、小田急も行き先表記のフルカラー化が進んでいるようです。
おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.97 小田急バス
小田急バスは、2007(H19)年11月発売のVol.26でも取り上げられていました。表紙は、武蔵野市コミュニティバス「ムーバス」境・三鷹ルートのポンチョでした。その当時と比較して、一般路線は、全体的な規模は変わっていないと思う(町田駅付近の路線はなくなった)。比較的短距離の高速バスが増えたのが、大きな変化だろうか。
事業所としては、シティの若葉台〔営〕がなくなったのと、生田〔営〕が登戸に移転した事が変化としてあげられるだろう。
〔渋26〕系統は、比較的最近まで、終日30分毎位には走っていて、(今は公開を中止しているが)本体の方で、2008(H20)年に東京ドーム→西武ドームへの乗り継ぎ紀行を書いた時、途中に組み込んで、乗り通したことがあります。ただあの時は平日のラッシュ時で、渋谷駅に20分遅れて到着、慌ただしく折り返しの出発でした。やはり都心だと道路事情で大幅にダイヤが乱れたりすると、長距離系統では対応が極めて難しくなるし、ドライバーへの負担も重くなる。昨今では、特に。並行して他系統が多数運行されていれば、縮小は止むなしでしょう。これは小田急バスに限った事ではない。〔渋26〕は、むしろまだ本数が残っている方でしょう。
車両面では、では一般の路線車でノンステップではないのは、その稲城市「iバス」のリエッセのみ、という事でしょうか?〔渋26〕系統を乗り通した時には、ノンステップ率82%は関東ナンバー1、という広告を見たりしたものでした。
今後はどうなるだろうか。一般路線は、小田急の下北沢付近が地下化したので、地上の再開発が進んだりしたら、路線の再編成があるのか。また、かなり気が早いだろうが、横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘延伸がほぼ本決まりなので、特に小田急の東側で、大きな影響が出そう。
バスドライバーへの道
昨今のバスドライバー不足に関連するWebサイトをいくつか眺めてみると、やはり女性の積極的な登用が、(決定打ではなくても)有効な手段の一つだろう、という論調が増えてきているようです。ところで、「バス業界は男の職場」のイメージが女性の登用の妨げとなっている、という論調も散見されるが、では、その「男の職場」を支えてきた男性ドライバーの側は、昨今の女性ドライバーの進出をどのように見ていて、また実際にはどのように接しているのであろうか?職場そのものの環境整備ももちろん大事だが、人の方も(上役も同僚も)、意識を変える事が必要でしょう。「セクハラ」は絶対×。モラル面でも当然だが、この事が女性の登用の障害となり、巡り巡って(いろいろな面で)自分たちの首を絞める事になるので。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.29 東京都 PART1
23区の事業者だが、当然これだけではない。前回は2013(H25)年11月のVol.62で取り上げられていたが、この時は創刊10周年という記念でもあってか、11ページを費やして、ほぼ全ての事業者が一度に掲載されていました。今回は都営・東急・京急・関東バス・京成が中心で、東武バスはセントラルのみ。さすがに東京都となると、次号も見ないと、全貌は見えない。
この中では、京急バスが、神奈川県下を含めて分社を再統合して一本化したのが目を惹く。一方で京成バスははっきりした地域分社なので、京成タウンバス(など)もバリバリ走っている訳だが(ケイビーバスはもう10年も前に、関東バスに再統合されている)。
鈴木文彦が斬る!バスのいま 第23回
アストロメガの導入が進んでいる現状を踏まえて、ダブルデッカー車の将来性について、意見が述べられている。やはり魅力は収容力、となるだろう。ここでは間に合わなかったようだが、関東鉄道もアストロメガを導入し、鹿島神宮~TDR・お台場路線に導入しているが、本丸はやはり、東京駅路線ではないだろうか?私も東京駅八重洲口から日曜日の晩に夜行バスで出発する時にいつも見ているが、もうすぐ日付が変わろうか、という時刻まで鹿島神宮行の乗り場の行列が長く、最終便までに全員乗れるの?と思ってしまう程なので。
過去には15m級の「メガライナー」の導入があり、魅力を感じていた事業者も少なからずあったようだが、連節バスにもいえるが、法規制より物理的な部分の方が、導入に際しての大きな障害ではないだろうか、と感じます。鈴木氏も、12m級のダブルデッカーの積極的な導入が現実的だろう、と結んでいます。私もそうだと思います。
高速バスもいいが、これも何度か書いているが、普通のシティバスとしてのダブルデッカーの開発・導入は、あり得ないのか?座席数の多さと、1階部のノンステップ部の広さを両立させたダブルデッカーを、見逃す手はなかろう。むろん、流動性とか高さ制限とかもあり、ロンドンや香港のように幅広く展開とはいかないだろうが、①比較的停車場所が少なく、長距離乗り通す乗客が多い急行系統(例を挙げれば「環7シャトル」的な系統)②比較的短距離の高速バスや空港連絡バス(アストロメガほどのハイスペックは必要ないだろう)③乗客を立たせるのはイメージ的に良くない観光路線(特に山岳路線)③通勤・通学の送迎バス、あるいはそれを目的とした路線バス このあたりは有効なのではないか。案外需要はあると見ています。「今年のヒュンダイユニバース 特別編」で、EVのダブルデッカーがソウルで展示されていた(これもある程度はシティバス的な仕様に特化されているらしい)、という記事もあり、日本も、一般路線に特化した、エコロジーなダブルデッカーを、まず試作、でいいから、世に出してはもらえないだろうか?と常々思っているが、どうでしょう?国内メーカーが、頑張って欲しい。
終点の情景を求めて
庄内交通の月山八合目。残念ながら、山形県の日本海側は、訪れる機会を作れないなあ。JRの列車の旅と組み合わせて(「海里」もいいが、普通の電車で)、いつかは。写真を見る限り、庄内交通は、映画「おくりびと」で出てきたエアロミディのカラーは、もうないのか?
平成初期のバスを振り返る
宮崎交通。でも去年宮崎に行って宮崎交通のバスも相当数撮ったが、さすがにモノコックは全滅していたものの、昭和の終わりの頃の車両が、まだ相当数走っていたのには驚かされた。おそらく、古参のディーゼルエンジンバスを相当数残す宮崎交通のような地方の事業者は、温暖化防止対策の観点も合わせると、これから数年は代替が大変かもなあ、とも思ったものでした。
相鉄バスと群馬大学の自動運転の実証実験運行、9月14日開始だから発行には間に合わないだろうと思っていたのだが、速報段階ではあるが、掲載がありました。
今号は、前号で紹介されたハイブリッドBRTの記事に期待したのだが、ありませんでした。まだ計画が具体化していないのか。予告にはないが、次号は載るかな?
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
29日 ロシア 反プーチン大統領集会 モスクワに2万人
30日 ポケットベル サービス終了
1日 東京ヤクルトスワローズ 高津臣吾新監督就任
2日 北朝鮮 弾道ミサイル発射 島根県沖EEZに落下
3日 ウーバーイーツ配達員 労働組合結成
昨日、岡山・出雲の旅から帰って来ました。後日書くが、そのさなか乗車したJR山陰線の普通列車で、玉造温泉から乗車した観光客のグループが、弾道ミサイルの発車について口にしていました。島根県沖(といっても相当遠く、ではあるが)への落下、という事もあっただろう。
1日、消費税が10%に増税になりました。私は前日に松江駅に着いたのだが、駅も、町中も、明日から増税だ、さあ大変だ、という雰囲気は、少なくとも私は感じませんでした。思うに、増税そのものより、軽減税率の導入で税率が2種類になった事が、混乱を招いている部分があるかも知れません。帰りにミスドに立ち寄ったとき、税込みの値段が2種類の表記になっていて、ああなるほど、と思いました。去年ノルウェーに行って、オスロからベルゲンへの急行に乗った時、食堂車の価格が2種類になっていて、どういう事だと書いたのだけれど、こういう事だったのですね。「税金が高い」という方向にばかり関心が行っていて、彼の地の税のシステムまでは知らなかった。
10月のタイトル画像は、京阪電鉄石山坂本線の、「機動戦士ガンダムAGE」でした。ガンダムはちょうど40年前に第1作がスタート、日本のアニメ界全体に大きな衝撃を与えた作品で(今回の出雲からの帰りのJALのWi-Fiで、第1話が配信されていました)、この先も様々なスタイルで造られ続けているコンテンツだが、「AGE」は、宇宙世紀を舞台に繰り広げられる本筋とは異なる、パラレルワールド的な作品でした。東京のサンライズが制作しているが、福岡のレベルファイブが関わっている、というのも、作品の特色かと思います。
石山坂本線だったら「けいおん!」あるいは「響け!ユーフォニアム」の京アニ作品を出せよ、という声も、たぶんあると思います。ただ、今回のタイトル画像のシリーズは、既に同じ年齢層をターゲットにした作品をいくつか出している一方、いわゆる「ロボットアニメ」はこの1作だけになります。なので、こちらを選択させて頂きました。「AGE」と「けいおん!」は8年前に撮っていて、№589で書いています。今だったら両作品とも、もうちょっと時間を撮ってキチンと前後左右の撮影に挑戦していたと思います。伊豆箱根のごとく。
(「ユーフォニアム」は、そもそも実物を見た事がありません。ゴメンナサイ。7月の京アニ放火事件以降も、ラッピング電車は運行が継続されているようなので、見に行きたいとは思っているのだが)
(12月1日追加) 10月 タイトル画像