№2063 バスグラフィックVol.40(ネコ・パブリッシング)

「バスグラフィックVol.40」、先月末には発売になっていたが、また遅くなってしまいました。

京都京阪バスの 宇治茶バス
 土休日は運用が固定されるそうだが、公式Webで調べてみると、やはり京阪の宇治駅からが一番多い。維中前の方へ行く路線が一番合っていそうだが、土曜日は3往復、休日は4往復(維中前より先へ行く便も含める)。
 やはり実際に見て、乗ってみないと、良さは解らないだろうなあ。

西鉄バス北九州の新型連節バス
 この2路線は、〔特快25〕系統の小倉側を除くと、かつて西鉄の路面電車(北九州市内線)が走っていたルートと同じだ。〔特快1〕系統が走る砂津~黒崎間は、1992(H4)年に廃線になっているが、平成の世になるまでは走っていたのだから、路面電車のまま、LRTに進化させれば生き残れたのではないか、そう考えている人もいるのではないか。
 将来的には10台まで増やすそうだが、「BRT」と称するのなら、やはり全便が連接バスで、10分以下の間隔くらいになるダイヤにしないと、本当ではないと思う。北九州、あるいは西鉄に限らないが。
 今回はシターロGだが、西鉄は福岡も含め、連節バスはどの方向へ向かうのか。ボルグレンと併用していくのか。いすゞ/日野のハイブリッド車の導入はあるのか。

東急バスで出かけよう!
 
東急バス.jpg
 前回、Vol.11でも東急バスが特集されていて、№495で書きました。東日本大震災の直後で、東急バスも大変だった頃。
 その時のTOPの写真も渋谷駅西口で、やはり「東急」=渋谷、と思わせるが、撮影場所は、今号とほぼ同じと思われる。ただ、付近は再開発工事の待った中で、前回は並列に並んでいたバス乗り場付近は、工事中になっている。あとは、既にマークシティができていたし、今のところは、周辺のビル群は意外に変わっていないように、写真からは見えます。
 ただ、11月3日には、一部の乗り場(主に、写真では奥の方になる、並列で残っている所)が、旧東急プラザの跡地に建てられる「渋谷フクラス」の前に移転する事が発表になっています。JRの駅からは広場を挟んで反対側になるので、やや不便になるかも知れない。いずれ、上の画像のようなシーンは、見られなくなる事になりそう。

渋谷駅 旧玉電跡地バス乗り場.jpg
「玉川改札と井の頭線改札を結ぶコンコースは、半世紀前は玉電の乗り場だった」と書かれているけれど、ここは廃線後、マークシティの建設が始まる前は、東急バスの乗り場になっていました。ターンテーブルがあり、夜行高速バス「ミルキーウェイ」の乗り場でもありました。玉電の代替だったわけだから、〔渋21〕系統の乗り場にもなっていたのではないか?
(画像は1990(H2)年2月16日、旧玉電の乗り場に到着した、一畑電気鉄道〔スサノオ〕。東急バスと共同運行だった)
〔青30〕の沿線は東急バスとしては異色、みたいな事も書かれているけれど、思えば53年前、田園都市線が開通する前の横浜市北部は、どこもこんな感じだったのではないだろうか?青葉台付近だけでなく、新羽〔営〕の路線がある勝田付近なども、よく探してみると、田園地帯の原風景みたいなものが残されているような気がしています。

 東急の高速系路線は「ミルキーウェイ」終了以降、一時は空港輸送に特化していた感があったが、最近では再び、一般の高速路線もやるようになっていて(大半は東急トランセの運行だが)、この辺はどういう判断があったのだろう。カラーリングは、「マーキュリーカラー」のアレンジ、ですよね?
 東急バスの今後は、どのような方向に進むのだろうか。ご多分に漏れず、東急バスもドライバー不足で減便する路線が多くて心配なのだが。また、先の話になるが、神奈川県内では横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘延伸がほぼ本決まりなので、あざみ野延伸時と同様、そうとうな影響が出るのは間違いない。ともあれ東急バスは子供の頃から親しんだ事業者で、当ブログを10年前にスタートさせた時も、思い出話を連載で書いたから、いまでも動向が気になる事業者です。今後の発展を期待。

いま振り返るノンステップバス始まりの頃
 実は、今号ではこの記事が一番興味深く読めました。
 結論として、最後部までフルフラットにならなかったのは、もちろんコストもあるが、「後部タイヤハウス上の座席へのアプローチ」という面が、一番大きかった、と読める。東京都のフルフラットバスの話が出たので、Vol.38の記事を確認してみたが、段差もあるが、タイヤハウス上には座席がないので、結果的にデッドスペースになっている。後ろ向きの座席を設けられれば、という所だが、鉄道もそうだが、どうも向かい合わせのボックスシートというのは好まれない傾向にあって、これが解決できればなあ。地方のローカル鉄道で顕著だが、学生だと、見慣れない人がボックス部に一人でもいたら、基本的には着席を敬遠してしまう(全員が同じグループなら、オシャベリに話が弾むのだろうが)。何回か書いているが、先の西鉄のシターロGにもあるような、連節バスのボックスシート部、どのような評価が出ているのだろうか?
 リアオーバーハングを小さくする、となると、中型車の三菱ふそう・エアロミディMJ(KK-HJ27HLなど)を大型化したスタイルが理想的、となるのだろうか?そのためには、動力源(エンジンだろうと、電動モーターだろうと)の小型化が必須だろう。それと、全面フルフラット化を可能にする手段の一つとしてある、欧州で普及している「信用乗車制度」は、個人的には日本では無理だろうと思っています。結局現状の形態が、日本ではベターという事になるのだろうか。Vol.38の繰り返しになるが、やはりバス事業者だけ、メーカーだけ、ではダメで、ノンステップ車を発展させ、公共交通としてのバス事業の中に生かそうとするなら、(ノンステップス車自体がどの方向に進むとしても)政治や行政、ひいては我々利用者も、今とは考え方を変えなければならないのだろう、と思います。

失われし路線を振り返って
 東急バス〔園03〕系統。〔園03〕だけでなく、〔園02〕もなくなっています(〔園02〕の一部区間は、出入庫系統として存続)。
 三菱ふそうMRは、モノコック全盛時の東急バス独特の仕様が興味深い(フォグランプがない、側面の運行区間表示は幕でなく黄色いサボ、青地に黄色文字の「入口」「出口」表記(更新後だが))。
 東急バスだったら、横浜駅西口~二子玉川園駅間を第三京浜経由で走っていた「第三京浜線」、どこかでやってもらえませんかねえ?

 都営バスの「天気の子」ラッピングは、以前本体のTOPページで、練馬〔支〕が新宿を走る様子を出しました。渋谷〔営〕の図柄が異なる、といってもほとんど大きな違いはない。主人公穂高と、ヒロイン陽菜が公式・非公式で逆になっているだけ。
 フルウチサトシ氏の「ワンマン」の寄稿が笑った。バス・電車とも、根っからの西武ファンらしい。確かに西武バスのカラー、決して今風ではないはずだが、年期が入っている。今の高速バスや貸切バス、グループ会社だとライオンズカラー(と言っても、2種類あるのだが)が一般的になっているが、普通の路線バスだったら、やはりこちらの方が似合っているのではないだろうか。でも、Vol.32で西武バスが特集されているのに、ひとこともなかったねえ。この人、「三角バス」のオーナー?

 折り込み付録は、西鉄バスのシターロG。

 今号では、相鉄バスと群馬バスが行っていた、自動運転バスの実証実験運行は掲載がありませんでした。Vol.38で沖縄の実証実験が取り上げられていたが、あの時は白ナンバー。緑ナンバーの車両で営業運行(チャーター扱いで、乗客の運賃支払いはなかった)は初めてになった。次号で詳報があるだろうか。
 関東地方の事業者の特集が比較的多いバスグラフィック誌だが、その中で京成バス、東武バスあたりはまだ特集がない。両者とも個性派が多いので、そろそろ。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 浸水の被害に遭ったのは北陸新幹線だけでなく、福島交通の郡山〔支〕も、浸水被害によって、実に90台の車両が廃車に追い込まれる見込みで、郡山市内では未だ運行を再開できていない路線が多数あります。当分はみちのりHDの内部でなんとかするのだろうが(みちのりHDの公式Webでは、今の所報告がない)、東日本大震災と同じく、いずれは他事業者の大規模な支援が必要になるでしょう。
 なお、みちのりHDは昨日、岩手県北バスが、青森市営バス西部〔営〕の一部路線を受託すると発表しました。冬ダイヤ移行の12月2日から、まずは来年の3月いっぱいまで。4台で、7路線36回を受託。

《今日のニュースから》
20日 豪公共放送に警察捜索 有力新聞紙が1面黒塗りで抗議
21日 小型機墜落・炎上 茨城県かすみがうら市
22日 「空飛ぶタクシー」 シンガポールで試験飛行

№2062 山陽・山陰 ローカル線巡り 5〈終〉.JAL284便で帰宅の途に

2019100240.jpg
 夜行を含めて3泊4日の岡山・出雲の旅も終わり、帰宅の途に就きます。出雲「縁結び」空港から、JAL便です。5年ぶり。

2019100241.jpg
 松江しんじ湖温泉駅から、直接空港へアクセスできます。JAL284便に接続する、14時35分発松江一畑交通便。運賃1,150円は、30日までより20円の上昇。乗車券は、電車の券売機で買えます。
 出雲空港はそんなに便数は多くないはずだが、アクセス路線の車両は結構あるようで、駅前には他に2台待機していて、さらに出発すると、空港からガーラの到着も見た。何台あるのだろう。

2019100242.jpg
 松江しんじ湖温泉駅出発時点の乗客は、自分も含めて2名。しかしさすがに羽田便接続だけあって、松江駅からは大挙乗車がありました。

2019100243.jpg
 シートポケットには、走行中はシートベルトを装着するよう指示するリーフレットと共に、JALカードの入会申込書も入っていました。

2019100244.jpg
 山陰道に乗って、松江玉造の料金所を通過。左手には玉造温泉を見る。対面通行区間。木次線のレールも見て、10分ほどで高速道を降りる。

 空港が近づき、滑走路R/W07の西側を通過してターミナルへ向かうと、右手のJALのB737-800が着陸していった。5年前とは逆だ。

2019100245.jpg
 空港ターミナルには、定刻に到着しました。

2019100246.jpg
 空港ターミナル。手前は出雲市からの出雲一畑交通車。その前の石見交通バスは団体。

2019100248.jpg
 展望デッキ。

2019100247.jpg
 展望デッキには、出雲空港に就航するフリートが描かれたボードがあります。現在、出雲空港にはJAL(J-AIR含む)とJAC、それに今はFDAが就航しています。

2019100249.jpg
 空港ターミナルの内部。

2019100250.jpg
 JALのカウンター。

2019100251.jpg
 5年前もご覧頂いたが、JALの整備士が作った「天使のオーケストラ」。

2019100252.jpg
 手荷物検査場。JAL284便はハワイアン航空・カタール航空のコードシェアがあるが、出発案内表示にはない(JALのカウンターにもなかった)。

2019100253.jpg
 出発ロビー。旅行者が多いが、ビジネスマンの姿も目立つ。
 16時を過ぎて、離陸後はしばらく揺れが続くと予想され、長時間機内の移動ができなくなるので、トイレは搭乗前の今のうちに…とアナウンスが入る。

2019100254.jpg
 折り返し、出発整備中のB737-800(JA328J)。

2019100255.jpg
「出雲~東京線 開設40周年」のボード。といっても当時はTDA(東亜国内航空)で、YS-11だったという。

2019100256.jpg
 時間があるので、売店で「天ぷら出雲そば」を、うどんで食べました。ここで食べるから10%の税込みとなって、698円。

2019100257.jpg
 搭乗開始。まず事前改札で、若い夫婦が乗り込んでいった。子供はいなかったが、奥さんは妊娠中?次の上級会員の優先搭乗が意外に多い。その後後部の座席から搭乗が始まり、ここでゲートを通過します。

2019100258.jpg
 33A席につくと、隣のスポットにE170の姿がありました。

2019100259.jpg
 搭乗中。ほぼ満席になりそうだ。

2019100260.jpg
 定刻をやや回って出発。

2019100261.jpg
 あれ、機内安全ビデオは古い内容のものだ。9月1日に新しい内容のものになると聞いていたが、全機一斉、という訳ではなかったのか。

2019100262.jpg
 離陸はR/W07で、5年前とは逆。誘導路がなく、滑走路を逆に走る。空港周辺は、ど田舎。ターニングパッドで反転するところ。フェンスの外に、航空ファンがいる。

2019100263.jpg
 離陸。ターミナルを左に見て、上昇。

2019100264.jpg
 すぐに、宍道湖上空。

2019100265.jpg
 この2日間、一畑電車で何度も走ってきた湖畔。左が伊野灘、右が津ノ森、という所。

2019100266.jpg
 真ん中あたりに見える、漁港がある集落は、恵曇。

2019100267.jpg
 日本海と、左手の海岸沿いには島根原発が見える。

2019100268.jpg
 中海の上空。浮かぶ島は,大根島。

2019100269.jpg
 2日前に「鬼太郎列車」で来た、境市の町並みと、美保関。真下は米子空港(美保基地)だったはずだ。

2019100270.jpg
 しかし、上昇が続く内、上方の曇の中に入って、下界は見えなくなりました。時々ウィングレットさえ見えなくなる。ただ、ターミナルで予告していたような揺れは、幸いありませんでした。

2019100271.jpg
 たまには下界も見えるが、どこかは解らない。

2019100272.jpg
 キャビン。「SKY NEXT」。

2019100273.jpg
 空港で買っておいた、「出雲のお福わけ」というまんじゅうを、お茶と共に頂く。

2019100274.jpg
 Wi-Fiは、アプリでは開けなかった。「一時的に使用不可」のメッセージが出るだけ。バージョンアップが必要?ブラウザで開きました。「機動戦士ガンダム」の第1話を配信している。40周年記念か。
(実は、Android向けのアプリは、7月いっぱいでサービスを終了していた)

2019100275.jpg
 10月ともなると、陽が暮れるのが、早くなってくる。

2019100276.jpg
 伊豆半島の松崎。

2019100277.jpg
 伊豆半島の南部を横断し、伊東を見る。真下は下田、だろうか。

2019100278.jpg
 伊豆大島上空。ここで左に旋回。このまま羽田へ…と思っていたのだが。

2019100279.jpg
 スマホに表示される、フライト情報。ただ、若干タイムラグがある。自動更新ではない?数値は出ないようだ。

2019100280.jpg
 大島が遠ざかっていく。陽が、曇の向こうに消えていった。

2019100281.jpg
 三浦半島。このまま東京湾を北上すると思っていたのだが。

2019100282.jpg
 そうではなくて、房総半島の南端を通過する。左手は鴨川。

2019100283.jpg
 海上で左旋回し、再度房総半島の上空へ。

2019100284.jpg
 勝浦の上空になるのだろうか。野島崎に連なる、房総半島の南端が、シルエットとして見えます。

2019100285.jpg
「キッズダム」がある、山倉ダムの湖。養老川も確認できます。

2019100286.jpg
 市原の工業地帯が見えてきた。

2019100287.jpg
 だいぶ暗くなってきたけれど、蘇我駅と、フクダ電子アリーナ。勝浦から、ほぼ北上してきた形です。東京湾上空へ。
 この後右手には、幕張やTDRが見えていたはず。

2019100288.jpg
 中央防波堤の埋め立て地。

2019100289.jpg
 R/W22へアプローチ。もう海上スレスレ。

2019100290.jpg
 着陸。この時点で、本来の到着時刻を若干回っていました。

2019100292.jpg
 23番ゲートに到着。タキシングの途中は足止めとか食らわなかったから、ターミナル到着は、定刻より8分遅れで済みました。

2019100295.jpg
 次は、青森行になるらしい。

2019100298.jpg
 手荷物受取場を出ると、3月に帯広から帰ってきたときは工事中だったエリアが、真新しくなっていました。

 こんな感じで、夜行含め3泊4日の岡山・出雲の旅は終わりました。水島臨海鉄道も一畑電車もできるだけ早く再訪したい、とは思っているが、他に行きたい場所、たぶん行かなければならない場所がたくさんあって、しばらくは後回しになってしまうんだろうなあ。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 ボーイング737MAXの運行停止が長引く中、連続墜落事故の原因とされるMCASがうまく機能しない可能性を技術者が指摘していたのに、それをFAAに報告していなかった可能性があると報じられ、ボーイング社の株価が大幅に下落する事態になりました。この問題、日本でへの影響も、そろそろ懸念されるのではないか。既に発注しているANAはもちろん、B737-800の後継機の選定にかかる時期が近づいているはずのJALやSKY、SNAあたりも、成り行きを注視しているはずで、特にA350を導入したJAL、短期でもA330の運航実績があるSKYあたりは、A320neoに乗り換えてしまう可能性も、もはやゼロではあるまい。事態の収束は長引きそうで、どういう方向に動くのか。
 日野自動車が、サンライズと組んで企業PRのアニメを製作、24日からの東京モーターショーで公開します(現在公式Webで、絵コンテレベルの15秒の「テイザームービー」を公開)。でも展示車両には、バスがないんだよなあ。

《今日のニュースから》
18日 京成 点字ブロック改修 盲人福祉協会に回答
19日 マイクロバス転落 児童7人けが 福岡県うきは市

 点字ブロックの問題は、もちろん京成一社だけの問題ではない。ホームドアの整備は簡単ではなく、点字ブロックが視覚障害者にとっては命綱であり続けるのだから、同業他社も今一度点検・再整備の作業が必要でしょう。
 連日台風19号関連でニュースが埋め尽くされる中、昨日は中央本線、今日は東武日光線の一部区間が運行を再開しました。明日には八高線(高麗川~寄居間)するが、以前各地で鉄道が寸断し、特に水郡線や上田電鉄などは鉄橋が流出したため、恐らくは再開までは年単位の時間がかかるでしょう。せっかく来週23日の、芸備線全線運転再開が近づいているというのに。代行バスなど、各地のバスは、運行そのものはできても、渋滞のためにダイヤが大幅に乱れているところが少なくないようです。こういう場合、マイカーの走行を、ある程度は規制する事は、できないものでしょうか。とにかく、公共交通を優先させる施策が求められます。

№2061 山陽・山陰 ローカル線巡り 4.一畑電車とJRで 宍道湖一周

 台風19号がもたらした甚大な災害、前回1回費やして少し書いたけれど、改めて各地の被災状況が伝わってくると、正直これ以上何を言うべきか、言葉に詰まってしまいます。交通に限っても、箱根登山鉄道(箱根湯本~強羅間)は、今年中の再開は不可能と聞こえてきて、神奈川県の鉄道で、長期に渡って災害で不通になるなんて、過去にあっただろうか?とか、北陸新幹線だけでなく、福島交通(郡山支社)の車両も水害で多数被災してしまったとか、気が滅入る話ばかりです(実際に被害に遭われた方々から見れば、何を脳天気な、と怒られそうな表現だろうが)。ともかく、一気に何もかもが回復して日常の生活に戻るのは難しいが、少しずつでも復旧が進んで、穏やかな日々が戻ってきて欲しい、そして「乗り物」が、その力で、被災地に勇気を取り戻す光となって欲しい、そう願います。私も微力ながら、力になりたいと思っています。
 この災難の最中、中央本線四方津駅で足止めされている編成から、行き先表示器がいくつかなくなっているのが発見され、JRが警察に届けたという事です。火事場泥棒そのもので、嘆かわしい。こんな事をやっている場合かよ。
(中央本線は明日、暫定的に運行を再開するが、高尾~相模湖間は単線折り返し運転となり、特急は全て、引き続き運休)

2019100200.jpg
 一回お休みしたが、岡山・出雲の旅も最終日となりました。
 この日は残念ながら天気予報が当たって曇天。夕方のフライトまで時間があるので、一畑とJRの列車で、松江→出雲市→米子→出雲市→松江と乗り通します。特にJRの出雲市~宍道間は、例によってもう何十年も乗っていない区間、なので。

10月 2日(水)

 ホテルから松江しんじ湖温泉駅まで歩いて行くが、その途中。

2019100201.jpg
「松江市登録歴史的建造物」に指定されている、「國暉酒造」。江戸時代からある、酒の仕込み蔵、らしい。

2019100202.jpg
 松江しんじ湖温泉の駅前に並ぶ、一畑バス。左の古い方が新?塗装で、右の新エルガミオが復刻?塗装、と、逆転した関係。
 松江も、バスももっとたくさん撮りたいなあ。むろん、便数は大都市ほどは多くはないけれど、それでも一畑バスも松江市営バスも多彩だし、何しろハイブリッドも入っているからねえ。もう少し日数が欲しいのは、他の都市と同じ。
 そういえば、松江城って、行った事がない。松江自体はもう何度もあるのに。

2019100203.jpg
 今日は昨日よりだいぶ早く、7時50分発306列車で出発、電鉄出雲市まで乗り通す。ちなみに電鉄出雲市までの新運賃は片道700円なので、フリー乗車券だと、単純往復ではモトが取れない。ここは普通の乗車券を購入して乗車。元東急の1000系。303列車からの折り返しだが、少々遅れての到着。折り返しが慌ただしい。

2019100204.jpg
 イングリッシュガーデン駅では、特急〔スーパーライナー〕が待っていた。2100系4連で、後部の2両は「IZUMO BATADEN 楯縫号」だった。

2019100205.jpg
 津ノ森では、7000形2連と交換。

2019100206.jpg
 一畑口では、同じ1000系オレンジ旧塗装復刻色と並ぶ事になる。

2019100207.jpg
 雲州平田で、5000系の309列車と交換。これが、今日は折り返し310列車、という事になるのか。5000系のもう一編成は、車庫の中。

2019100208.jpg
 1000系の車内。ほぼ東急時代のまま。3ドアだが、中ドアは閉め切り(2100系も同じ)。

2019100209.jpg
 一畑口では「しまねっこ」との交換。

2019100210.jpg
 電鉄出雲市到着。松江しんじ湖温泉からちょうど?59分。到着直前、山陰線の線路越しに、中国JRバスの車庫も見ました。

 出雲市駅前は、一般路線バスや広島行高速バスの他、東京からの、旧ツアー組の夜行バスも見かけた。

2019100211.jpg
 出雲市から米子までJR。この区間はICを導入していて、手持ちのPASOで乗れます。
 282Mは新見直通。土休日は運休だが、米子からは毎日運転(→824M)。推測だが、30日に乗った新見発米子行829Mは、この列車の折り返しではなかっただろうか。もちろんワンマン。

2019100212.jpg
 出発すると、一畑電車も同時の出発となった。

2019100213.jpg
 荘原で行き違いの快速〔アクアライナー〕は、石見神楽のラッピング列車。
 雨模様。

 この後、複線区間で〔サンライズ出雲〕とすれ違う(写真がピンぼけになってしまって載せられません…)。今日は定刻だ。

2019100215.jpg
 宍道を過ぎ、JR線から見る宍道湖。

2019100216.jpg
 玉造温泉で、〔やくも1号〕待ち合わせ。
 ここまでガラガラだった車内が、温泉帰りなのか、観光客で賑やかになる。今朝ホテルの朝食会場のTVのニュースで言っていた、北朝鮮からの飛翔体の話も出てきた。

2019100217.jpg
 松江で10分停車。反対側のホームに移動して、この列車を追い抜く〔やくも12号〕を見る。

2019100218.jpg
 階段部の壁面には、境線の旅のPRのポスターが貼られていました。鬼太郎列車全6種類のイラストも。

2019100219.jpg
 階段の踊り場には、松重豊を起用した、10月1日からの島根県の最低賃金の告知のポスターが貼られている。でも、790円とは、だいぶ低いなあ!東京都が1,013円、神奈川県が1,011円になっていて、200円以上も違う。大阪府(964円)ともかなりの差がある。790円というのは全国でも最低だが、全部で15県あって、島根県はそのうちの一つ。
 松江から米子までは、30日に乗ったばかり。

2019100220.jpg
 松江到着直前、智頭急行のHOT7000形を見ました。定期列車でここまでの乗り入れはないが、後藤工場への入場だろうか。

2019100221.jpg
 それに、「鬼太郎列車」の「子泣きじじい」+「砂かけばばあ」、じいさん+ばあさんユニットのキハ47形の姿も。

2019100222.jpg
 さらに、米子では快速〔とっとりライナー〕3422Dが先発するが、「コナン列車」だ。「鬼太郎」と「コナン」、鳥取県を代表する2大コミック…「鬼太郎」は「漫画」の方がしっくりするかな?…のそろい踏み。

2019100223.jpg
 改めて、「コナン列車」。30日に乗ったのとは、違うデザイン。

2019100224.jpg
 改めて、現在の米子駅。

2019100225.jpg
 米子駅は今後、新しい駅舎を造る事になるらしいが、先行してJR西日本の米子支社のビルを造り、その後に新駅舎を造るという手順になるらしい。駅舎がどんな形になるかは解らないが。支社ビルを支える杭は、かなり深いものになるらしい。

2019100226.jpg
 日の丸バスも、大型ノンステップ車がいるんだ…。

2019100227.jpg
 新見行が出て行ったので、ホームから「鬼太郎列車」の側面を見る事ができます。キハ47 2004(子泣きじじい)。

2019100228.jpg
 キハ47 2019(砂かけばばあ)。砂かけばばあは、鳥取砂丘とも引っかけているらしい。背景がそんな感じ。

2019100229.jpg
 11時30分発出雲市行135Dで、トンボ帰り。キハ47×2連。

2019100230.jpg
 車内はこんな感じ。ボックスシートは片側2ヶ所ずつだけとなり、ロングシート主体になっている。

2019100231.jpg
 荒島で少々停車、132Dと交換。やはりキハ47×2。

2019100232.jpg
 乃木で行き違った、快速〔アクアライナー〕。といっても出雲市からは各駅停車。

2019100233.jpg
 再び、宍道湖。

 3年前、木次線からの乗り継ぎで降り立った宍道駅は、驚いた事に駅員がいなくて、車内精算。12時00分~50分の、おそらくは駅員の休憩時間なのだろうと思われるのだが(他に2回設定あり)、この時間はこの後特急〔スーパーおき2号〕の停車もあるのに、これでいいのかなあ…という印象は、正直ありました。

2019100234.jpg
 複線区間で、その〔スーパーおき2号〕とすれ違う。

2019100235.jpg
 宍道を過ぎると、右手、ちょっと遠くだけれど、出雲空港のターミナルビルと、管制塔を見る事ができます。
 鉄道の駅で一番空港に近いのは荘原駅になるが、アクセスがない。

 この後、その荘原で普通284Mと、〔やくも18号〕のダブル待ち(〔やくも18号〕は宍道通過)。

2019100236.jpg
 最後、出雲市から一畑電車に乗り換えて、再度松江しんじ湖温泉に戻る。慌ただしくなってあまり写真点数がないが。川跡駅の3本並び。本線は両方とも7000形で、前日は5000系だった大社線折り返し運用は、2100系だった。

 という感じで、ややドタバタした感じで松江しんじ湖温泉に戻ってきました。
 これで、岡山~出雲にかけての鉄道の乗車は、今回はこれで終わりになるが、思い起こすと、30日に〔サンライズ〕を降りた後、ここまで乗った列車、JR西日本と水島臨海、一畑電車の中で、車掌が乗っていた列車は、初日30日の岡山~倉敷間往復、及び水島臨海鉄道の往復、合計4本だけでした。水島臨海はラッシュ対策で、通常は単行のワンマン運転だし、JRの岡山~倉敷間も、ワンマン運転の列車が走っています。駅も無人駅がほとんどだし、駅員がいても、宍道に見られるように勤務態勢が合理化してきていて、列車・駅とも、JR・私鉄関係なく、だんだん人手が少なくなってきているなあ、の印象は否めませんでした。時代の流れとして、仕方がない事と割り切るしかないか。
 繰り返しになるが、JRに関しては、もっと線路の近代化、特に電化に力を注いでも良いのではないか?このエリアで言うと、境線と、今回は乗らなかったが伯耆大山~鳥取間。比較的本数が多い上に、山陰線は特急も走り、境線は駅間が短い。電車に切り替えて、スピードアップを図る方策も、各種交通機関、特にマイカーとの対抗の上では必要だろう。それに、地球温暖化防止の観点から、車や飛行機だけでなく、鉄道でも、特にピュア・ディーゼルエンジン車は、そろそろ問題視されそうな気がする。JR西日本は古いDCが少なくないし。

 今回、一畑電車は、7000形とかは撮れたが、元東急1000系は今一つだったかなあ。元京王車は車齢が50年程度になって、かなり少なくなってきたが、新車両の追加導入の計画は今のところ聞こえてこないので、しばらくは現状維持、だろうか。もう一度、いつか、松江・出雲を訪れて、一畑の電車もバスも、思いっきり撮りまくりたいです。

 この後、出雲空港からJAL便で帰路に就きます。次回は最終回です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
16日 参議院選挙 1票の格差「違憲」 高松高裁判決
17日 韓国ロッテグループ重光昭夫氏 執行猶予つき有罪判決確定

 来年のオリンピックのマラソン競技の札幌市開催が突如浮上し、あちらこちらで混乱を引き起こしています。特に男子マラソンはいつも、大会最終日の花形競技であるだけに、遠く離れた土地での開催というのは、締めくくりの雰囲気作りとしてはどうなのか。ともかくこれで本決まり、という訳ではまだないので、もう少し様子を見たいと思います。
(小池知事の「北方領土でやったらどうだ」発言は、さすがに勇み足だろう)