№2051 Happy Birthday! でも主役はオレたち! Dr. STONEラッピング電車

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 いつも話題の、伊豆箱根鉄道駿豆線のラッピングトレイン。
 昨年の2月、「ラブライブ!サンシャイン!!」(以下LLS)の第2段、「HAPPY PARTY TRAIN」(以下HPT)を撮りに行った事は№1808で書いて、大きめの画像で大サービス?させて頂きました。
 その後、今年の正月の劇場版公開に合わせた第3段「Over the Rainbow」(以下OtR)の運行も始まり、いつかは行かないとアカンなと思って、実際今年の3月にも行っているのだが、あの時は午後から曇り空になってしまって西側サイドをきれいに撮れなかったので、途中でギブアップ(本体でアップしている、伊豆箱根バスのLLS3号車と「のるーら」は、その日に撮ったものです)。
 再度訪問の機会を伺っていたところ、8月になってもう一つ、大きなトピックスがありました。
 7月からTV放映されている「Dr. STONE」(ドクターストーン 以下DST)のラッピング電車が、8月2日より運行を開始しました。DSTは週刊少年ジャンプに連載されている、稲垣理一郎・Boichi原作コミックのアニメ化作品で、LLSと違ってご当地・聖地巡礼ものではないのだが(箱根へ行くエピソードはあったらしい)、作品テーマが「石」に関わるもので、伊豆半島ジオパーク推進協議会との協力でキャンペーンが展開されるので、その一環で運行されるものらしいです。同時に、スマホを利用したARスタンプラリーも行われます。
 同じ鉄道路線でアニメ2作品のラッピング電車が同時に運行されるのは、8年前に京阪石山坂本線の「けいおん!」「機動戦士ガンダムAGE」もあったけれど、まあ珍しいケースでしょう。LLSとDSTは作品の方向性や対象の年齢層が全然違うし。これは早いうちに、両方とも撮りに行かなければ(特にDSTは来年1月までと短期だし)と思っていたが、今週の火曜日、17日の三島が晴れ、と聞いたので、ここがその機会と、東海道線の初電で出向いて行ったのでした。
 なお、LLSもDSTも、アニメは全く見ていないので、この辺は語れません。ご承知おきを。

 東海道線の初電に乗り、熱海で乗り換えて三島へ。一日乗車券「旅助け」を購入。

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 OtRデザインで、HPTの時と同様、アクリルバッジのオマケ付きで1,200円。この日は桜内 梨子(9月19日誕生日の設定)のバースデーヘッドマーク仕様。なお、乗車券自体は全有人駅で発売するが、オマケがバースデー仕様になるのは、三島だけ。
 おい、今日はDSTメインじゃないのか?

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 実は1ヶ月前の8月5日にも来ていて、DSTデザインの一日乗車券は、この日に買って、使っていました。ただこの日は先に岳南鉄道と静岡鉄道を回ってきて午後からだった上に、ARスタンプラリーに参加したかったのに、QRコードを読み取れず、ラリーはできませんでした。17日の訪問は、ラリー再チャレンジの意味もありました。

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 では、ラリースタート。昔ながらのインクを使って駅備え付けのスタンプをペッタンコ、ではない、ARのラリーは初めて。なのでうまくやれるかなあ。三島は窓口の窓ガラスに、LLSのポスターの隣に張られています。アプリ内のカメラを使うが、注意するのは、読み取るのは、右上のキャラクターという事。読み取ると、白黒のキャラクター部がカラーに変わり、タップするとキャラの紹介を見る事ができます。基本的には子供向け、だろうか?

 6時49分発の普通電車で出発。ラリーのためには途中、大場と伊豆仁田に降りる必要があるのだが、すぐ次がDST、さらに2本後がOtRの編成なので、スルーして、先に原木まで行きます。駅から撮影場所まで歩いて行きました。

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 四日町第1踏切。「とまれ よくみてわたろう」の看板は、電車が7000系だ。四半世紀くらい前に整備されたのだろう。他の踏切も、ほとんどがそうです。

 この踏切や、近くの空き地で、DSTやOtRの編成を撮るが、後半でキャラクターの画像と併せて、まとめて書きます。
 この他の電車を2点。

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 1302Fはオリンピック・パラリンピックのPR編成になっていました。共に自転車競技が静岡県で行われるためで、修善寺方はパラリンピックのマスコット、ソメイティのヘッドマーク。

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 これは後で撮ったものだが、三島方はオリンピックのミライトワ。

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 ドア部には競技別にマスコットが描かれているが、小さいし、手ぶれで見づらいのはご勘弁。2202号車。

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 1402号車。

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 1302号車。

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 これも後で乗り合わせた時に撮ったものだが、広告がオリ・パラで統一されていました。

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 1301F「YELLOW PARADICE TRAIN」(YPT)は、ハロウィーンのヘッドマークを掲げています。車内もハロウィーン仕様のようだが、今回は乗る機会がなかった。
(後追いです)

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 ラリー復帰の前に、朝食のため伊豆長岡へ移動。韮山から乗りました。

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 この韮山駅、10月1日から、朝7時~8時30分以外は駅員がいなくなってしまいます。自動改札機がある駅だが、通路を開けておくので、この日のような一日乗車券は、この通路を通ればいい、という事。でも車いすの乗客は、あらかじめ鉄道に伝えておかなければならなくなるらしい。少数ながら路線バスも発着する駅なのだが、乗客はやはり少ないのか。この先、〔踊り子〕停車駅以外は皆そうなってしまうのかも知れない。現実は厳しい。

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 ラリー復帰。伊豆仁田駅。「柏谷横穴群」は駅からタクシー20分、と書いてあるが、地図で見た限りは、歩いても20分程度で行けそうだ。

 伊豆仁田から大場までは歩いて行きました。次の電車まで20分あるので。乗っても乗らなくても大場からの下り電車は同じになるのだが、ただ待つ、という行為は苦手で。

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 それに、道すがら、こういうのも撮れるしね。OtR編成、桜内 梨子バースデーHM。
(この一つ前を〔踊り子101号〕が通過しているが、これは撮れなかった)

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 大場駅のラリーポイント。丹那断層公園は逆に、大場駅では遠い。JRの函南駅の方がまだ近いが、ここはタクシーの世話にならないと辛そうだ(熱海駅からもほぼ同距離のようだ)。

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 下り電車に乗り、大仁下車。ラリーポイントは駅舎内壁面の上の方にあって、見落としやすいかも。

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 駅前に立つ、「長嶋茂雄ロード」の記念碑。

 次の電車で、修善寺到着。
 ここもラリーポイントになっているが、もう一ヶ所のポイント「ジオリア」は修善寺温泉の近くにあり、基本的にはバス利用。ちょうど修善寺温泉行の伊豆箱根バスの出発が迫ってきていて、どのみち駅に戻ってくるのだから、先に「ジオリア」に行きます。

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「ジオリア」は、終点の2つ手前の修善寺総合会館が最寄りだが、終点まで乗り通してみました。修善寺温泉「駅」だって。本来は東海バスの施設。修善寺駅からは220円。この路線は伊豆箱根バスと東海バスの共同運行だが、どちらもIC不可。

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「ジオリア」は、修善寺総合会館の地下1Fにあり、左手の階段を降りていきます。なお、最後のラリーポイントはその階段のすぐ右手にあり、見落としやすいので注意。黄色い矢印を加えておきました。

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 最終ポイント。獅王子 司はずいぶんオジサンっぽくみえるが、高校生なんだって。
(ラッピング電車には描かれていない)

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「ジオリア」は伊豆半島ジオパークミュージアム、という事だが、ミュージアム、というよりは正直展示室、という印象。入場無料。訪ねた時は、他に人はいなかった。

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 世界各地のジオパークの紹介をするコーナー。韓国にもあり、韓国の有名人も訪れたのだろうか、サインもあるけれど、全部ハングルでは読めません…。

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 ジオパークとは直接関係ないと思うが、狩野川台風に関する展示もありました。

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 東海バス便で修善寺駅に戻り、最後のポイント。
 解説の最後の一文、「唆(そそ)るぜ、これは!」というのは、主人公・千空の口癖、なのだそう。
 これで、ラリーポイント6ヶ所全て回りきりました。

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 これが、コンプリート時点の画面。コハクとクロムのキャラ紹介は、この日の時点では「coming soon」になっていました。
 ラリーのキャラクターと、ラッピング電車のキャラクターは、一部一致していません。
 この画面を、修善寺駅の改札で駅員に見せると、景品を頂く事ができます。これも最後にご覧頂きます。

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 この日は、DST編成とOtR編成の間にHPT編成が運用されるパターンでした。DSTとHPTの並び。この日の日中は、三島と修善寺で、頻繁にこの並びが見られたはずです。

 最初は牧之郷で交換する、DST編成とOtR編成のツーショットを撮るつもりでした。しかし、12~13時台の両編成は3番線に発着、2番線に電車がいないと、車体にラッピングされたキャラクターのアップを撮れそうです。しばらく粘る事にしました。後で出します。

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 DST編成と入れ替わるように3番線に着いた、OtR編成。HPTとの並び。これも、昼間は頻繁に見られたはずです。ファンにはたまらない組み合わせ?なんだろうね。
 OtR編成に乗って移動します。

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 田京で、YPTと交換。

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 伊豆長岡で〔踊り子115号〕と交換。

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 原木駅の駅舎。こうしてみると、割とレトロモダンな雰囲気もあるかも知れない。無人駅。

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 ホームの乗車目標。中間車の中間のドア部分はこんな表示。7000系にはドアがないので、こんな文言になるのです。今乗ってきたのがまさにそう。

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 原木で降りたのは、三島で折り返してきたDST編成を撮るため。原木は通常、行き違いがないと両方向とも駅舎側の2番線に発着するが、行き違いがあると、修善寺行は1番線に入ります。
 これを撮って、行き違いの電車で大場に向かい、いつものポイントへ歩いて行きます。徒歩10分くらい。この日は軌道線復刻色の3000系は終日お休み、道すがらの車庫の中にいました。

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 火の見踏切は、ファンがいっぱいいるなあ。普通の平日なのに。ファンと言っても、鉄道かLLSか、あるいは両方のファン?もうすぐOtR編成の通過で、バースデーHM狙いなのでしょう。

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 実はここって何回も来ているのだが、近くの茂みに隠れて、バスの廃車体があるのに、この日初めて気づきました。敷地内で立ち入れなさそうだが、プロポーションからして、三菱ふそうの「ブル」か?前後ドアなので、関西から持ってきたのだろうか?

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 付近は田んぼが広がっています。朝の原木付近もそうだったが、稲がたわわに実っていました。やや雲が多くなってきて、時々太陽を遮ってしまいます。ただ、さすがに9月半ば、次の週が秋分の日、となると、陽が遮られると、風はだいぶ涼しく感じられるようになりました。
 修善寺から戻ってきて、更に三島から来たDST編成です。

 これを撮って帰路に就こうと、大場駅に戻ろうとすると…。

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 ED32の姿が駅構内にありました。この日は大雄山線5505Fの甲種回送のため三島への輸送に当たっていて、その帰りなのでした。入れ替えで、車庫の中に入っていきます。ここの踏切が遮断されるシーンは、実は初めて見ました。

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 三島からの帰り、熱海行の電車から、5505Fの姿が見えました。帯が緑色になっている。翌18日にJR線内を移動し、19日に大雄山に戻ってくる事になります。「ミント・スペクタクル・トレイン」と称される事になるらしい。

 ここから、この日1日かけて撮り歩いた、DST編成とOtR編成の、編成全体と各車両、それにキャラクターのアップの画像を並べてます。

**Dr. STONE**

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(左から)7501-7301-7101
 これは東側だが、DST編成は7301を中心にした点対称のラッピングなので、東西どちら側から見ても同じデザインになります。

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7501

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7301

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7101

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千空 (CV:小林 裕介)
 ドア部に顔が描かれているので開いたら見られなくなってしまうのだが、ポーズからして、こうせざるを得なかったのだろう。

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コハク (CV:沼倉 愛美)

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スイカ (CV:高橋 花林)
 頭部のスイカは被り物で、女の子、なんだって。ARラリーには出てこない。

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クロム (CV:佐藤 元)

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あさぎり ゲン (CV:河西 健吾)
 ARラリーには出てこない。

 逆に、ラリーに出てきた大木 大樹、小川 杠(ゆずりは)、獅王子 司は、ラッピング電車には描かれていませんでした。

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 千空には、西側・三島方のみ、CV・小林 裕介氏のサインが書き込まれています。8月25日に小林氏を一日駅長として招いたイベント列車としての運行があり、その時に書かれたようです。

**Over the Rainbow**

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(左から)7502-7302-7102
 Over the Rainbowは、東西とも三島→修善寺と、同じ順番でメンバーが描かれています。これは東側。HPTとは、若干並びが異なります。

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7102

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7302
 2ドアなので、花丸とルビィは、修善寺方のドアを2人で分け合っている(東西とも)。

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7502

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高海 千歌 (CV:伊波 杏樹)
 両作品とも、主人公は「千」なんだ!

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渡辺 曜 (CV:斉藤 朱夏)

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桜内 梨子 (CV:蓬田 利香子)

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津島 善子 (CV:小林 愛香)

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国木田 花丸 (CV:高槻 かなこ)

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黒澤 ルビィ (CV:降幡 愛)

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小原 鞠莉 (CV:鈴木 愛奈)
 架線柱の影はご勘弁。顔にはかかっていないので、これで納得して下さい…。

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黒澤 ダイヤ (CV:小宮 有紗)

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松浦 果南 (CV:諏訪 ななか)

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 本当は、OtR編成とDST編成の並び、という所まで撮りたかったが、修善寺で時間を使ったため、この日はそこまでは行きませんでした。
 なので先月、8月5日に大場駅で撮っていた並びをご覧頂こうと思います。OtRは高海 千歌バースデーHMでした。


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 最後に、この日の「戦利品」?ARラリーの景品のクリアファイルと、「伊豆の紅白鉱石」、一日乗車券と、バースデーHMクリアバッジ。

 こうして、この日やりたかった事は、ほぼやりおおせました。駿豆線は変わらずLLSのファンが多いと思うが、彼らの目には、DSTのラッピング電車って、どう映るのだろう。私個人としては、電車・バスを彩るアニメのラッピングも、そろそろ男の子がグイグイ引っ張る作品が欲しいと思っていた頃なので、歓迎でした。伊豆箱根は4年前にも「弱虫ペダル」をやっているし、今後も(伊豆箱根以外も含めて)バランス良く取り上げてもらえると、嬉しいと思っています。

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 おとといのリリースだったので前回書くべきだったが、スカイマークは、成田~サイパン路線と、成田~セントレア路線の開設を発表しました。年内の就航を目指すとしていて、サイパン路線はデイリー、セントレア路線は週2便を予定しているとの事。定期国際路線は初めてで、成田就航は、何年ぶりだろう?サイパン路線はこの数年チャーター便の運行で実績を積んでいたようで、満を持して、という所でしょう。

《今日のニュースから》
20日 温暖化対策訴え 若者デモ 150ヶ国以上で実施
21日 巨人 セ・リーグ優勝 5年ぶり37回目

 ただ、このデモ行進は東京でも行われている一方で、ロシアと中国では行われていない。どちらも、あまりに強権的な大国だからね…。この辺は、この種の運動の限界もちらつかせていると思う。あと問題は、ドナルド・トランプだろうねえ。
 カナダのトルドー首相が教師時代、パーティーの時に顔を黒く塗った動画が拡散し、人種差別的だと非難されています。日本では昔、シャネルズ(ラッツ&スター)が顔を黒く塗ったいでたちで「ランナウェイ」「め組のひと」などを大ヒットさせたが、では、彼らも非難の対象となりうるのか?

№2050 自動運転バスに乗ってみた

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 相鉄バスと群馬大学では14日から、日本初の、大型バスによる自動運転の実証運行を開始しました。
 横浜市旭区のよこはま動物園「ズーラシア」と、現在開催中の里山ガーデンフェスタの会場を結ぶ無料シャトルバスで、金・土・日・月曜日に午前中8往復、昼休みを挟んで午後に8往復、それぞれ20分間隔で運行されています。
 比較的近場なので、先日16日、仕事帰りに立ち寄って、乗ってみました。自動運転バスに乗るのは、初めて。

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 ズーラシアは4番乗り場からの発車。他に一般のバスのシャトルもあります(やはり無料)。下段が自動運転バスの時刻。

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 これは、乗車後のアンケート。乗車時に「自動運転バス 記念乗車証」というのが配られるが、裏面がステッカーになっていて、それをはがして、小さな丸の部分を、降りた後に自分が感じた部分に貼り付ける。これはズーラシアのものだが、里山ガーデンフェスタの会場の降車場にもあります。全体的には、不安を感じなかった乗客が大半だが、感じた乗客も、いない訳ではない。

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 午後の2番目の便(ズーラシア14時30分発)が来ました。ブルーリボン・ハイブリッド改造車(4822)。蛇足ながら相鉄バスの日野大型車は極めて珍しく、2005(H17)年にブルーリボンⅡワンステップを2台導入して、それ以来。ただ、この数年まとまって導入があるようです。その中の1台。

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 自動運転のステッカーが、公式・非公式両面にあります。
 これまた蛇足ながら、右は11月30日の相鉄・JR相互直通開始のPR。私も先日、相模大塚の留置線にE233系(7037F)を見ました。いよいよあと2ヶ月。開通して、東京方面から直通線でズーラシアへ来るお客さんが増えるといいとは思うが、ただメインアクセスのバスが出る鶴ヶ峰と三ツ境が、共に特急は通過なんだよなあ…。

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 これはズーラシアのバスターミナルの入り口にある、一般道のマイカーへの告知の掲示。

 里山ガーデンまでは動画を撮っていたので、写真がありません。ゴメンナサイ。
 他に客がいないまま出発すると、ターミナル内は手動運転、出る直前でドライバーがパネルにタッチすると音声が流れて、自動運転開始。左折して、里山ガーデンフェスタの会場まで走行する。が、現在はレベル2の段階で、時速20㎞と、正直ノロい。車両は旭〔営〕所属らしいが、ドライバーは横浜〔営〕、ガイド役(何かしらの事態が起きた時のサポートも兼ねているのだろう)は綾瀬〔営〕の所属らしい。

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 それでも5分強で、里山ガーデンフェスタの会場のバスターミナルに着きました。

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 里山ガーデンフェスタの会場の、バスターミナル。といってもここは ズーラシアへのシャトルバスだけ。

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 里山ガーデンフェスタの会場。10月14日(体育の日)までの開催。
 出店もたくさん出ていて、ご覧の通りの雨交じりのあいにくの天気だったが(イベントもいくつかは中止になっていた)、それでも家族連れを中心に、それなりに賑わっていました。出店もいくつか出ていて、私もバスが1往復してくる間、アイスクリームをなめていました。。

 15分ほどで、バスが帰ってきました。

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 改めてバスを見ると、天井のハイブリッドのユニット付近に、いろいろカメラ?やセンサーらしきものが備え付けられています。

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 フロント部にも、レーザーセンサーがついています。

 15時03分発のバスで帰ります。

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 車内はこんな感じで、基本的には通常の相鉄バスと変わらず、運賃箱もそのままついていた。ただ、運転席のすぐ後ろ、タイヤハウス上の座席は撤去し、自動運転用の機器を搭載していました。結構大がかり。

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 運転の様子を放映するモニターも2ヶ所あります。運転中、ドライバーはこんな感じで、ハンドルのすぐ下に手のひらをかざしていて、いつでも異常を感知した時点ですぐに対応できる体制をとっていました。低速なので、マイカーはどんどん追い抜いていく。バス(ズーラシア北門からの回送車両)はさすがにおとなしくついてきていたが。

 という感じで、初の自動運転バスの体験乗車はつつがなく終わりました。はっきり言って、短区間を1往復しただけで、自動運転どうだった?とはあまり書けません。私は脳天気な性格だし、何しろ20㎞/hの低速なので、不安は全く感じなかった。交通量が比較的少ないし、信号もない区間でもあったので。来年にはレベル4には持って行きたいという話だったので、そのあたりで、真価が問われるではないか。先日のシーサイドラインの事故もあったし、そうでなくてもバスは、一般の車両と同じ道を走るのだから、私は良くても、他の人は不安に感じる部分も、多々あるだろうと思う。コスト面の問題もあるし、実用化はまだ数年くらい先になるだろうが、ドライバ-不足が深刻化している現状では、期待されている部分もあるだろう。ともかくやるからには、少なくとも一般のバスと同レベルの安全性を間違いなく提供できるレベルまで、実績を充分に積み上げていって欲しいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 京成・北総・東京都(浅草線)の、10月26日ダイヤ改正の詳細が発表になりました。京成は先行してリリースされていた、スカイライナーの大幅増発、成田空港発最終電車の繰り下げの他、日中は一部の特急の快速特急への変更と、佐倉発着の快速の成田空港延長(どちらも2本に1本となるようだ)があります。北総は新鎌ヶ谷→京成高砂間の上り最終繰り下げと、平日夕方の新鎌ヶ谷→印西牧の原間の増発。今日の時点では、京急はまだリリースされていません。
 昨日は、去年10月の神奈中バスと、今年4月の神戸市営バスの事故で、共に過失運転致死罪に問われているドライバーに対する初公判が行われました。神奈中バスの方は、無罪を主張しているという事。今のバスの現状を見た時、単にあいつが悪いこいつが悪いだけで片付けていい事ではない。もっと広い視野で、バス業界が置かれている状況を見る必要があるでしょう。公共交通の維持・向上が強く求められている時、だから。

《今日のニュースから》
18日 米FRP 0.25%追加利下げ決定 7月以来2回連続
19日 福島第一原発事故 東電旧経営陣3人全員無罪判決

№2049 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 三陸鉄道

 三陸鉄道は今年の3月23日、旧JR東日本山田線の釜石~宮古間を引き継ぐ形で開業させ、盛~釜石~宮古~久慈間163.0㎞の新生リアス線として、新たなスタートを切る事になりました。
 盛から久慈まで、7月に3日間かけて乗り通した事は、№2037(旧南リアス線区間)・№2038(新規転換区間)・№2039の3回に分けて、先月書いた所です。
 では、ひと昔、ふた昔前の三陸鉄道の駅の様子はどうだったのだろうか?特に1990年代には数回に分けて三鉄を訪ね、当時の全部の駅の写真を撮ってきました。今回は当時の南リアス線、および北リアス線の駅の写真を並べてみようと思います。また具体的な日付がなくて申し訳ないが、ところどころ「三陸・海の博覧会」の文字があるので、1992(H4)年の頃の撮影が中心になるのだろうと思います。20年近く後、あのような大災害に見舞われる事になろうとは、ほとんどの人が考えていなかっただろう時代です。どのような姿だったのでしょうか。
 三陸鉄道では、各駅毎に愛称をつけています。その愛称も緑の字で付記しました。

南リアス線 盛~釜石
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 さかり 〈長安・長英〉
 左側の三鉄の駅舎は今と変わらないと思うが、右のJRの駅舎は改築工事中。ただし、跨線橋はJR・三鉄共用でした(当時の東北の私鉄でよくあるスタイルを踏襲していた)。

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陸前赤崎 りくぜんあかさき 〈貝塚めぐり〉

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綾里 りょうり 〈綾姫の里〉
 交換可能。

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小石浜 こいしはま 〈藍の磯部〉
 今は改称して「恋し浜」。

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甫嶺 ほれい 〈鬼の大海〉

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三陸 さんりく 〈科学の光〉
 交換可能。

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吉浜 よしはま 〈キッピンアワビの海〉
 盛からここまでが、国鉄時代に盛線として開業していた区間でした。
 震災後、南リアス線はこの旧盛線区間が2年後に運行を再開、BRT乗車の前に往復した事は、№932で書いています。この写真を撮影した当時は、駅には待ち合わせの小屋しかなかったのだが、後に「きっぴんセンター」と称する、駅舎然とした建物が建てられています。

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唐丹 とうに 〈鮭のふるさと〉
 交換可能。

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平田 へいた  〈漁火大観音〉

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釜石 かまいし 〈鉄と魚の町〉
 三鉄とJRで駅舎が分かれ、ホームへ向かう地下の通路は共用、というのは、昔も今も変わっていません。
 まもなくラグビーW杯が行われるからか、現在は愛称が「鉄と魚とラグビーの町」となっています。ただしいつから変わった、というのは解りませんでした。三鉄の公式Webでも見つからず。

北リアス線 宮古~久慈

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宮古 みやこ 〈リアスの港〉
 この駅も、当時は三鉄とJRで駅舎が分かれていました。この駅は今年の新規転換と同時に駅舎はJR側と統合、三鉄の営業となった事は、№2038で書いた通り。この建物は、駅舎としては閉鎖されています。
 右側の建物は、何だったっけ…?

 次の山口団地は、震災直前の2010(H22)年10月16日に開業しています。三陸鉄道としては、初の追加の(通年営業)新駅でした。

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一の渡 いちのわたり 〈うぐいすの小径〉
 交換可能。

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佐羽根 さばね 〈神楽の里〉
 
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田老 たろう 〈銀色のしぶき〉
 交換可能。国鉄時代、宮古とここの間が、宮古線として開業していました。

 この先、現在新田老駅の設置工事中。既に去年の4月には、新規転換区間の駅とともに、「真崎の紺青」という愛称も発表になっているが、今のところ開業日は発表されていない。

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摂待 せったい 〈旅の八郎〉

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小本 おもと 〈泉湧く岩〉
 交換可能。当時は観光センターが駅舎を兼ねていたが、現在は小本津波防災センターに建て替えられています。駅名も今は岩泉小本と改称。

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島越 しまのこし 〈カルボナード〉
 ここは大津波で高架橋ごと徹底的にやられてしまって、再開時には築堤となり、駅舎・ホーム・交通広場も全面的に新しいものになっています。
 №2039では、震災前はホームも駅舎も海側、と書いてしまっていたが、旧駅舎は山側でした。

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田野畑 たのはた 〈カンパネルラ〉
 交換可能。駅舎は変わっていないが、桜の模様にデコッているよう。

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普代 ふだい 〈はまゆり咲く〉
 交換可能。国鉄時代はここから久慈までが、久慈線として開業していました。JRバスの姿がある。平成の初期は、JRバス路線網も、久慈を中心に、それなりに残っていました。

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白井海岸 しらいかいがん 〈ウニの香り〉

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堀内 ほりない 〈義経の祈り〉
 撮影のアングルは、№2039とほとんど変わりないはず。

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野田玉川 のだたまがわ 〈西行の庵〉
 交換可能。

 次の陸中野田との間には、十府ヶ浦海岸駅が2017(H29)年3月25日に開業しています。なお、一時期臨時駅が置かれた事もあるが、当時は不覚にも気づかなかった…。

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陸中野田 りくちゅうのだ 〈ソルトロード〉
交換可能。

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陸中宇部 りくちゅううべ 〈縄文の花〉

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久慈 くじ 〈琥珀いろ〉
 JR八戸線との接続駅。やはりJRとは、駅舎は別だが、跨線橋は共用。ここは今もこのスタイル。

 という感じで、昔の旧南リアス線・北リアス線の駅の写真を並べてみました。でも、改めて書いてみると、もう記憶があやふやで、キチンとかけていない部分が多いなあ。新駅もあるし、島越のごとく、大津波で決定的な被害を受けて、全く新しい駅に生まれ変わったところもあります。このあと新田老駅の開業もあるし、改めてもう一度各駅を乗り降りしてみないと、いけないなあ…。

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《今日のニュースから》
15日 唐揚げ1600㎏ ギネス記録更新 大分県中津市
16日 「敬老会」9年ぶりに再開 福島県南相馬市
17日 中部国際空港第2ターミナル 報道陣に公開

 香港のMTRが脱線し、けが人が出ているというニュースは夕方知ったが、画像を見ると、よくけが人だけで済んでいると思う。政府に対する抗議行動が一向に収まる気配を見せない最中の大事故で、原因が解らないうちに軽々しくも言えないだろうが、正直、現状の香港はあまり行きたくないなあ。ヨソ者としては、とにかく早く落ち着きを取り戻してほしい、と思う。