№2035 新生三陸鉄道と BRT縦貫の旅 1.JRバス東北 仙台・東京横浜号

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 今年3月23日、東日本大震災による津波の甚大な被害を受け、長らく不通になっていたJR山田線、宮古~釜石間が8年振りに運行を再開。
 同時に同区間の運営は三陸鉄道に移管され、三陸鉄道は在来の南北両リアス線と統合し、盛~久慈間163.0㎞を結ぶ「リアス線」として、新たなスタートを切る事になりました。一般のニュースでも、大々的に取上げられています。
 その再開区間を含め、今年中には乗りに行くと公約していたのだけれど、職場の事情により、年初来から年休の取得がままならず、「弾丸旅行」の繰り返しで、三陸訪問のメドが立っていませんでした。しかし、6月になってようやく事情が好転し、年休の取得で数日まとまって休みを取れるようになったので、今回、夜行を含め、3日かけてリアス線全線を乗り通す事としました。
 また、その前にJR東日本のBRTも乗ります。BRTは6年前にも乗って、当ブログでも書いたが、その後専用道区間の延伸やルートの変更が相次ぎ、また事情が変わっているようです。改めて全線(一部経由しなかった区間もあるが)乗ってみます。三陸鉄道もBRTも、6年、あるいはそれ以上経って、どのように変わっているのでしょうか。

 7月28日(日)
 仙台までは夜行バスです。今回はJRバス東北の横浜発便を利用しました。

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 横浜はYCATではなく、一般の路線バスと同じ横浜駅東口の出発。アクアラインの木更津行も、22時台まで便があります。これは22時30分発の小湊鐵道便。

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 10分前、17番乗り場にJRバス東北のセレガが現れました。ワンマン運行。
 左は木更津行最終22時55分発の、日東交通便。

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 車内は3列シート。左の窓際を指定しています。

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 このバスにはフリーWi-Fiがあります。回数に制限はないが、1回は2時間まで。この距離なら問題ないだろう。あと、スマホ専用コンセントが各席の肘掛けの下にあります。

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 途中降車休憩地での注意書き。出発時刻をドア付近に表示するが、時間になったらチェックをしないで出発、置いてけぼりにならないよう、気を付けてくださいね、という事。この前乗ったウィラーはチェックしていたが、このバスは窓際はカーテンがあるので、ワンマン運行ではキチンとチェック仕切れず、負担軽減、という事だろう。
 定刻に出発、横羽線経由で東京へ向かう。横羽線を走るのは、かなり久しぶりだ。この所、羽田とか成田とか、お台場やTDL(バス撮影のためだけど)など、近距離高速バスに乗る機会はあっても、全て湾岸線経由なので。
 星空が見られる。7月はずっと雨に降り込められた関東地方も、ようやく梅雨明け、なのだろうか。昼間観た「天気の子」を、思い返す。

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 ちょっと小さいが、都心に入るとライトアップされた東京タワーも見られます。
 この路線、以前は、都内は品川バスターミナルに入っていたが、4月1日のダイヤ改正による再編成で、東京駅八重洲口に変更しています。京橋ランプで首都高を降りるが、さすがの昭和通りのオフィス街も、日曜の深夜では暗い。

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 しかし、15分前に到着した東京駅八重洲口のバスターミナルは、いつも通りの華やかさ。夜行だけでなく、鹿島神宮行の便もまだある。もうすぐ日付が変わるのに(一番右の関東鉄道のエアロエースで、この便は指定制)。おお、アストロメガがエアロキングと並んでいる。数年すると、アストロメガが勢揃い、というシーンも、見られるのだろうか。

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 23時40分発の各便が一斉に出発したところで、7番乗り場に入場。ここで、調整用と思われる1席を残して、全部の席が埋まりました。
 定刻23時50分に出発し、宝町から再度首都高速に乗るが、すぐ渋滞に引っかかってしまった。消灯もしたし、ここはすぐ寝る。

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 日付が変わって0時43分、東北道の蓮田SAに到着。降車休憩は、ここ1回のみ。
(すぐ寝付いたから解らなかったが、首都高の渋滞は、そんなには酷くなかったようだ)

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 高速バスは、この時間はこの1台だけ。
 降りると、ヌメッとした不快な蒸し暑さを感じる。

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 蓮田SAはトラックの他、マイカーが多い。深夜なのに子供が目立つ気がするのも、夏休みに入っているからだろう。

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 フードコート。ドライバーが、何やら集計をしていたようだ。ご苦労様です。

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 実は日付が変わって今日29日、上り線の蓮田SAは移転する事になっていて、そのお知らせがありました。ずいぶん色々施設が充実、ワイドショーでも取上げられていたようです。

 ドア部には0時55分出発と表示されていたが、実際にはやや遅く、1時を回ってからの出発となりました。この先は乗務員の休憩のみで、乗客は降りる事はできない。もっともこちらは、全く気づく事がなかった。

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 翌朝5時過ぎ、もう東北道を降りていて、仙台市内の一般道を走っている。カーテン越しに外を覗くと、まぶしいくらいの青空。この夜と朝の差が、特に夏場の夜行(バスでも列車でも)の旅で印象に残るシーンではないだろうか。
 何の建物かは解らないが、長町駅近くのビルには、仙台をベースにしたプロスポーツチームのマークが掲げられている。プロ野球の楽天、Jリーグのベガルタ仙台、Bリーグ(B2)の仙台89ers、など。
 長町駅前で4人下車。まだ参議院選挙ポスターの公式の看板が残っている。投票は一週間も前の話なのに。

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 定刻より心持ち早い5時43分、仙台駅東口に到着。乗客は思い思いの方向へ発って行きました。

 日付が変わって29日、三陸縦貫の旅が始まるが、その前に、3月11日に訪れた時には乗れなかった、仙台空港鉄道(仙台アクセス線)に乗ります。それは次回。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 国土交通省は今日、来年3月29日より、羽田空港の新飛行経路の運用を開始すると発表しました。どちらも時間限定になるが、ルートを見ると、一番問題になりそうなのは、南風卓越時(つまり今頃の時期)の到着でしょう。埼玉県の川口市あるいは和光市からダイレクトにAまたはC滑走路を目指す事になります。北風の時は、C滑走路R/W34Rから離陸した機体は、新木場から荒川の上空を通過するルートになります。市街地の上空を飛行する事になるので、これまでもスッタモンダがあり、今後も紆余曲折が予想されます(裁判沙汰になりそうな気配だし)。増便の必要性も解るし、地元住民の不安(騒音や落下物)も解ります。都心に近い大空港の宿命であろうと思うが、なんとか穏やかに問題を解決し、関係者皆が喜ぶような決着を見て欲しいと思います。
 国土交通省はまた、一昨日の京成の停電を受けて、明日、関東地方の鉄道事業者を集めて緊急会議を開く事になりました。前回も書いたが、運転再開の大幅な遅れはやむを得ないから、まず関係区間の電車を全て止めた上で、車内に閉じ込められた乗客の素早い脱出・誘導が最優先されるべきだろうと考えます。無論、まずは電気施設のトラブルの防止が一番なのだが。

《今日のニュースから》
 7日 ロッテ チョコレート40万個自主回収 アレルギー被害報告
 8日 メルカリ 上場後初の決算発表 最終赤字137億円

 メルカリは、売り上げは44.5%増えたが、エンジニアの採用を増やして人件費が膨らんだなどの理由で、この数字になったという事。「成長のための投資は続ける」としているが、経済のドシロートから見ると、これで鹿島アントラーズの運営、やっていけるの?と思ってしまう。