「JTB時刻表2019年7月号」が20日、発売になりました。
JR北海道・札沼線の北海道医療大学~新十津川間は、来年のGWを持って廃止になります。表紙はその札沼線・晩生内~札的間を走るキハ40。そばの畑でしょうかねえ?
2019 今年ならではの 青春18きっぷ旅
今年のJRの7つのトピックスを基にした、「青春18きっぷ」の旅の提案。
北海道上陸作戦! … 「701系ロングシートの修行」か…。この程度の距離・時間だったら、私は東海道本線の「青春18きっぷ大移動」で何度も経験しているので、あまり気にならない(単独行という事もあるし)。ロングシートより、トイレの有無の方が問題かも知れない。701系はいいが、JR東海製造の211系5000番台はトイレが無く、熱海~浜松間約150㎞の長丁場でもトイレが無かったりするので…。
新青森駅~青森港間は、二次アクセスの情報がなかった。時間的に、タクシーしか選択の余地はないだろうが。
元号のつく駅と令和ゆかりの地を巡る … ズバリ「明治」という駅はないが、東京メトロに「明治神宮前」があり、ここから副都心線で渋谷へ、そこからJRで鶴見を目指す、というスタートは考えられないか。福岡からの帰りがLCCね…。
この数年の「青春18きっぷ」特集を読んでみると、このきっぷの使い方も、かなり様変わりしてきていると感じます。無論フレキシータイプなのだから使い方は幅広くなるのだが、モデルコースに見られるように、現地までは他交通機関を使い、現地で「青春18きっぷ」を使う、という、「フリーきっぷ」的な使用方法が多くなっているようです(それは2017年7月号が典型)。40年近く前の発売開始のような、5日間連続してフルに使用し、普通列車だけで相当な遠くへ行く、という旅は、少なくなっているのでしょうか。それは、〔ムーンライトながら〕の臨時列車格下げなどに見られるような、普通列車の運行形態の、平成における30年間の大幅な変化もあるでしょう。
今後注目してみたいのは、JR西日本が来年運行開始を予定している「WEST EXPRESS 銀河」。どういう形態で運行される事になるかはまだ発表がないが、団体列車とかではなく、臨時の一般列車としての運行が、大いに期待されるのではないでしょうか(もちろん、普通列車として)。
札沼線 非電化区間、最後の夏へ
札沼線の非電化区間(北海道医療大学前~新十津川間)が、ついに来年のGWを持って、廃線となる事になりました。
豊ヶ岡駅の写真があるが、線路が写真で見ただけでも、相当貧弱そう。結局、「学園都市線」区間の電化が、廃線への流れを決定的にしたのだろう。
遠い昔、JRになって間もない頃に乗った事がある区間だが、どうしようかなあ、もう一度、乗りに行く機会をつくってみようかなあ…。でも、終わりの日まで、土休日や長期の休みは、いつでも相当な混雑が目に見えているし、恐らくはもう普通の平日でも、それなりに混雑しているだろうからなあ(編集長も、迷っている?)。
「のりもの情報局」は、「ロイヤルウイング『操舵室・機関室立ち入りのチャンス ランチ・ディナークルーズプラン』」「東武鉄道『尾瀬夜行23:55』」「上信電鉄 700形営業運転中」「長野電鉄 権堂駅硬券乗車券発売中」「京阪電気鉄道 男山ケーブル車両リニューアル」「JTBパブリッシング『鈴川絢子とちっくんの東京電車さんぽ』発売」。
鉄道模型プレゼントコーナーは、西武鉄道30000系「ぐでたまスマイルトレイン」の基本3両セット。
特集のページ
まず、7月号恒例?となった、JR各社毎の長時間運転列車のTOP3を並べています。
北海道のTOP3の顔ぶれは変わらない。2位の2529Dは17分の短縮になりました。帯広の停車時間が25分→40分と拡大しているが、逆に白糠は24分→10分と短縮しています。
東日本は、上野東京ライン1644Eが、中央本線441Mを逆転して、首位に立ちました。1644E自体の所要時間は変わっていないが、441Mが7分短縮(高尾発が7分遅くなった)になっています。また3位には、長野発飯田行3520M~210Mが立ちました。塩尻から辰野に向かうのに、岡谷を経由し、大回りになっています。東日本はJR旅客6社で唯一、所要5時間を越える普通列車が無い。
東海は、TOP3は相変わらず全て飯田線。531Mと544Mが入れ替わりました。多少の所要時間の増減の結果です。531Mの所要6時間55分は、普通列車ではJRグループ全体でも最長です。
東海で飯田線を除くとどうなるだろう?亀山15時14分発→新宮20時05分着、所要4時間51分となる紀勢本線335D、岐阜16時15分発→猪谷21時04分着、所要時間4時間49分の高山本線1725D(土休日4725D)~1833Dあたりが見つかりました。これらが、飯田線がらみ以外で最長運行時間の1・2位になると思われます。
西日本は、山陽本線は先の改正で全体的に運転系統の分断が行われた結果、第1位だった369Mは圏外に去り(岩国で分断)、前年2・3位の伯備線2本が一つずつ順位を上げています。3位は、播州赤穂発長浜行快速720Tがランクインしました(土休日のみ運転)。アーバンネットワークだけあって、距離は1・2位より長く、表定速度54.1㎞/hは、今回挙げられた18本では、東日本TOPの1644E(56.2㎞/h)に次いで早くなっています。
四国は、前年の2位と3位が入れ替わり、2位は高松→松山間の101M、3位は松山→高松間の4138M~138M(快速〔サンポート南風リレー〕)。
九州は変わらず。
今回挙げられた18本で距離的に最長なのは、東日本の1644E(268.1㎞)。しかし、この18本にはない西日本の新快速・敦賀→播州赤穂(米原経由)3527M(土休日3327M)が275.5㎞となり、1644Eを上回っています。ひょっとして、これがJR全体でも、定期「普通」列車の最長距離?
(所要4時間06分。ただし全区間通しの車両はないようだ)
臨時列車は、既に先月号に掲載済みだが、特急〔諏訪しなの号〕が今年も運転。今年は富士見発着に短縮。名古屋発9月21日、富士見発22日運転。〔木曽あずさ号〕は、中央東線特急が全面的にE353系になったためか、今シーズンは設定なし。〔ムーンライト信州〕も設定がなくなったし、〔はまかいじ〕もないし、中央東線の臨時列車の体系も、様変わりしています。
東武〔SL大樹〕は、6号が8月3日のみ時刻変更。鬼怒川温泉発が36分繰り下げ。「日光夏の花火」開催に合わせたもので、大谷川橋梁では花火見物のため、速度を落として運転するという事。
会社線は、岩手県北バスが運行する、「MEX」の夜行バス3路線を掲載(「MEX」とは「Michinori EXPRESS」)。〔MEX青森〕がTDS・バスタ新宿~弘前・青森、〔MEX三沢〕がTDS・バスタ新宿~盛岡・八戸駅・三沢、〔MEX八戸〕が川崎・バスタ新宿~盛岡・八戸(本八戸・ラピア)。
また、21日より運行を開始した、西日本JRバス・JR四国バスの〔北陸ドリーム四国号〕を掲載。富山・金沢・福井~徳島・高知間を、約12時間20分で運行。関西をスルーする夜行だが、どの位の需要があるものだろうか?
本文
既に先月号から掲載されているが、宗谷本線〔風っこそうや〕が7月後半~9月前半に運行されます。改めて記して見ます。グラビア特集のモデルコースにも組み込まれています。
音威子府~稚内間
下り
風っこそうや1号 音威子府13:22 → 16:55稚内
上り
風っこそうや2号 稚内7:55 → 12:02音威子府
停車駅:天塩中川・雄信内(2号のみ)・幌延・豊富・南稚内
7月27日~8月12日の土休日運転 全車指定席
旭川~音威子府
下り
風っこそうや3号 旭川7:18 → 12:26音威子府
上り
風っこそうや4号 音威子府13:00 → 17:43旭川
停車駅:新旭川(4号のみ)・比布・塩狩・和寒・剣淵(1号のみ)・士別・名寄・美深
8月17日~9月8日の土休日運転 全車指定席
8月26日、博多発の臨時特急が追加で運行されます。
かもめ199号 博多23:34 → 1:05長崎
停車駅:鳥栖・新鳥栖・佐賀・肥前山口・肥前鹿島・諫早・浦上 783系
ソニック199号 博多23:22 → 1:51大分
停車駅:赤間・折尾・黒崎・八幡・戸畑・小倉・行橋・宇島・中津・柳ヶ浦・宇佐・杵築・別府 883系
JR九州のリリースにはないが、ヤフオクドームで26日に三代目J SOUL BROTHERSのライブがあるので、その対応でしょう。
(同ライブは25日にも行われるが、この日は公演が2時間早いためか、〔ソニック197号〕の運転日追加のみ。〔かもめ47号〕は諫早から先の時刻を変更)
高速バスは、横浜~田沢湖線〔レイク&ポート号〕が、今月をもって江ノ電バスが撤退、羽後交通の単独運行になります。藤沢・鎌倉は廃止になり、横浜駅西口発着に短縮。
ここへきて、昼行・夜行とも、運賃改定(値上げ)を行う高速バス路線が増えています。
(一例)西武バス・池袋~新潟(昼行) 3,100~6,700円→3,200~6,900円 21日改定済み
また、G20サミットのため、大阪市内を27~30日に発着する高速路線は、全便運休になったり、運行されても大阪市内は停車しない路線が多数あります。路線によって注釈ありなし様々だが、南海バス・江ノ電バスの堺~戸塚路線の注釈は若干誤解を与えそうな表現で、堺市内始終着は変わらず、南海堺駅前~京都駅八条口間を直行で運行。
国内線航空では、大阪(伊丹)~熊本線(G-12)で、8月1日より、JAL運行便にAMXのナンバーがつくコードシェア運航が始まります。AMXの乗務員不足による熊本~伊丹路線欠航に対応するものだが、通常は小さい方のキャリアに大きい方のナンバーがつく(ADO・SNA・SFJ・ORCにANA、FDAにJAL、がある)国内線では異例。コードシェアだけだが、AMX初のジェット便という事にもなります。対応して、AMXの熊本~天草線(P-1)も時刻を変更。
次号は一転して、新幹線・特急がグラビアの特集になるらしい。JR九州の「Waku Waku Trip 新幹線」など。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
23日 J2水戸ホーリーホック 11年間残業代未払い 社長謝罪
24日 宮迫博之・田村亮ら吉本興業11人 反社会勢力会合出席で謹慎処分
25日 ブリジストン・ヤマハ 電動自転車343万台リコール
西日本豪雨から1年経っていないのに、明日の西日本は、所によって大雨になるという予報が出ています。最低、人的な犠牲は出ないで欲しいし、交通への悪影響も、勘弁。