№2014 乗り物で行こう、あの山へ 塔ノ岳と鍋割山<前>

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 標高1491mの塔ノ岳。関東平野の広い地域から、一目で「塔ノ岳だ」と解る、丹沢のランドマークとして親しまれています。丹沢では恐らく、大山に次ぐ人気の山でしょう。
 という山、地元なのに、登山自体の長いブランクもあって、もう数十年もご無沙汰になってしまいました。久々に登頂にトライします。先月20日、行って参りました。塔ノ岳から、帰路は鍋割山を経由します。

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 塔ノ岳へのメインの登山ルートは2つ。秦野から神奈中バスでヤビツ峠まで上り、三ノ塔や烏尾山を経由する表尾根と、渋沢から神奈中バスに乗り、終点の大倉からひたすら上りに次ぐ上りとなる、大倉尾根があります。今回は、上りがキツイが一番解りやすい、大倉尾根を選択しました。小田急で渋沢に向かうが、いつもははっきりその雄姿をたたえる塔ノ岳が、この日はてっぺんが雲に隠れて見えない…。自宅を出た時からだったが、不安混じりのスタート。渋沢駅は雨が降っていたようだし(降りた時は止んでいたが)。

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 渋沢駅北口から、神奈中バス〔渋02〕系統で15分の大倉。しばらく来ないうちに、雰囲気が全然変わりました。公園が整備され、秦野ビジターセンターが建っています。塔ノ岳や鍋割山など、丹沢エリアの南側の基地になります。

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 ビジターセンターからのお知らせ。登山届けも、出しておきましょう。出発。

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 …の前に、「丹沢讃歌」の歌碑。

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 風の吊り橋。サブルートあるいはエスケープルートとして利用される、天神尾根や政次郎尾根、あるいは三ノ塔尾根への入口です。
 平日だと、他に登山者の姿はないなあ。土日だとわんさかいるはずだけれど。天気もあるだろう。雨は、ここでは降っていないが。

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 吊り橋は渡らず、車道を上がっていきます。「丹沢大山国定公園」の碑。

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 大倉尾根への入口。左の道を上がっていきます。

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 神奈川県の取り組み「かながわ水源の森林づくり」の案内プレート。

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 ヤマビル注意の看板。ちょうど今時分が、ヤマビルが一番出そうな状況だなあ。
(結局、最後まで出なかった)

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 しばらくは、石が敷き詰められた上り道。何しろ「バカ尾根」の異名を持つ、ひたすら登り一方の大倉尾根、焦らず行きたい。

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 途中、ルートが一旦2つに分かれます。左を選択。大倉高原山の家(閉鎖されている)。
「大観峰」とも称するが、視界が少ない。晴れていれば、伊豆大島も見えるそうだが。

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 分かれた道は、山の家の先で、再度合流します。

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「丹沢の門」。

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「丹沢の門」から、秦野の市街地を見る事ができます。ここも晴れていれば、江ノ島とかも見えそうなのだが。
 人がいなくて、静か。

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 雑事場の平。丹沢まであと4.7㎞。

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 大倉尾根における、自然回復の取り組みが書かれています。

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 時々、このような荒れた道もあります。

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 一方で、このような木道もあります。
 見晴茶屋の先で、下山の6人パーティと出会う。前夜、塔ノ岳の山頂に泊まっていたらしい。登りの人には会わないのに、この後も下山者と度々会います。

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 青い紅葉。叡山電鉄みたいだけれど、関東地方の山でも見られます。

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 駒止茶屋(お休み)。大倉から約1時間30分。
 ここで5分程休憩。

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 時々花が咲いているのも見られるが、哀しい事に、名前が解らない…。

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 堀山の家。ここは営業はしているようだが、人影がない。

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 この先で初めて、登りの登山者を見ます。ご高齢のご婦人の単独行だった。

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 天神尾根の分岐。大倉から約2時間30分。天神尾根を下ると戸沢に出て、車道を下っていくと、先の風の吊り橋を渡って、大倉に至ります。

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 この先は、かなり急な階段になる。ひたすら耐えて上るのみ。かなり視界が悪くなってきた。とりあえず行く手がキチンと見えていれば良いが、右手に見えるはずの鍋割山は、全く見られない。

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 花立小屋。月見うどんが名物らしいが、ここも今日はお休み。
 10分休憩。だいたい、想定した通りのペースで歩けている。

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 大倉尾根にはこのように、一定の間隔で番号札が立っています。緊急時の連絡先も記されています。英語も記されているとは、やはりここも昨今は、インバウンドの登山が多くなっているのか(この日は終日見かけなかった)。先の入口が№0。

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 金冷シの手前では、このようにやや危なっかしい場所もあります。

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 塔ノ岳直下の金冷シで、鍋割山からの尾根道と合流します。大倉から約3時間。

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 このような木道もあるが、金冷シからは思いの外なだらかだったかも知れない。あくまで、金冷シまでと比較して、の感触ではあるが。

 11時過ぎ、大倉から3時間強、ついに着きました、塔ノ岳山頂!

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 …のだけれど、山頂はご覧の通り雲に覆われて真っ白、景色も何もあったものではない。
 オマケに、ついに雨が降り出した。

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 山頂の、狗留尊佛如来(くるそんぶつにょらい)の石碑。
 本当はこの背後に、富士山を筆頭とする大パノラマが展開されるのだけれどなあ。

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 頂上に立つ、尊仏山荘。通年営業。中で休ませて貰う事にします。

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 尊仏山荘の中。何か一品注文を…という事なので、カップヌードル(350円)を購入、自宅から持参したおにぎりなどと共に、昼食としました。ともかく雨露凌げるのは、大変ありがたいです。
 先に堀山の家の先で追い抜かせて頂いたご婦人も、ややあって到着しました。

 一昨年の金時山のような荒れ模様でもないが、雨はもはや避けられない。手早く雨具を着用し、鍋割山に向けて出発します。それは次回。

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 JALのA350-900が、明日羽田空港に到着します。今日は17時過ぎからエアバスで受領式があり、JALのFacebookでライブ配信されていました。明日は8時過ぎに羽田到着予定で、これもFacebookでライブ配信するそうです。見たいのはヤマヤマだけれど、仕事だからねえ…。6年前の発注は一般にも大きなニュースになっていたから、たぶん、帰ってきてから、公式Webやニュース番組などで見る事ができるでしょう。
 北海道日本ハムファイターズが2023(R5)年頃頃をメドに、北広島市に新球場(北海道ボールパーク)をオープンさせる事になっているが、これに対応したJR北海道の方針が昨日示されました。新駅建設も検討されるが、まずは北広島駅の改修から手をつける事となります。下りホーム(札幌方面行)は苫小牧方に4両分延長し、快速エアポートと普通の停車位置をずらす事で、ホーム上の整列スペースを確保(線路を移設してホーム拡幅、という事はしないようだ)。他に自動改札機の増設や移設、ホーム行エスカレーターを、多客時間帯には同一方向に運行、など。改修費用9億円は全額JR北海道が負担。観客の鉄道の利用は40%弱と想定しているようで、他球団と比較して低い、かもなあ。

《今日のニュースから》
12日 日本ハム吉田輝星 プロ初登板・初勝利
13日 富士山「弾丸登山」自粛呼びかけ 静岡・山梨両県 国に要望