№2002 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.2
ひと昔、ふた昔くらい前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、2回目は大阪線の東側、大和八木~伊勢中川間です。山越えで急勾配が連続するようになります。
大阪線 上本町(当時)~伊勢中川 〔後〕大和八木~伊勢中川
大和八木 やまとやぎ
橿原市の中心となる駅で、橿原線との乗換駅です。また、橿原線新ノ口駅構内からの連絡線が接続します。撮影当時は、京都~伊勢志摩間の特急が上下とも1時間おきに設定されていました。大阪線は2面4線の待避駅。
橿原線のホームは地上にあり、大阪線と十字に交差しています。
耳成 みみなし
大福 だいふく
大阪線では、ここまでの小駅はほとんどが、駅機能が地下にあります。
桜井 さくらい
リニューアル前。駅の東側に急カーブがあったが、現在は改良されています。JR線接続駅。
奈良交通バスは、当時はまだ旧塗装も相当残っていました。ここから急勾配区間になります。
大和朝倉 やまとあさくら
今は待避線が設けられ、折返し列車も設定されています。撮影当時は、待避線設置の準備がされている段階。
長谷寺 はせでら
駅舎が改築されたばかり。
榛原 はいばら
当時は準急の大半がここで折返し、2面4線+折返し列車専用のホームがあります。
室生口大野 むろうぐちおおの
奈良交通の室生寺への路線があるが、当時は古風な車庫がありました。
三本松 さんぼんまつ
下りでは、ここまでが奈良県。
赤目口 あかめぐち
ここから三重県となり、三重交通のバスが見えます。
名張 なばり
検車区を併設した2面4線。三重県の西部に位置するが、大阪の通勤圏の東の端に位置しています。伊勢志摩へ向けて青山を越えようとする列車が一息つく、という場所でしょうか。№1127で時刻表の研究をしてみました(2013(H25)年3月17日改正まで)。
桔梗が丘 ききょうがおか
ニュータウンの駅。
美旗 みはた
伊賀神戸 いがかんべ
伊賀線(現伊賀鉄道)の接続駅。
青山町 あおやまちょう
大阪からの急行電車の大半は、ここが終点。2面4線の待避駅で、留置線が新設されたのは、この画像の撮影の後だったと思います。
伊賀上津 いがこうづ
西青山 にしあおやま
青山トンネル開通で変更になったルート上に位置しています。旧駅からはかなり離れているようです。あたりに人家がほぼない山間部で、乗降人員は近鉄で最少だが、撮影当時は駅員がいたはずです。ここを出るとすぐに、青山トンネルです。
東青山 ひがしあおやま
ここも、ルート変更により、旧ルート上から移転した駅です。2面4線の待避駅で、伊勢中川からの普通電車の半数はここで折返しです。ここも人家はほとんどないが、「東青山四季のさと」があります。
榊原温泉口 さかきばらおんせんぐち
榊原温泉は、三重交通のバスに乗り継いで行きます。
大三 おおみつ
駅舎を改築したばかりの頃でした。
伊勢石橋 いせいしばし
撮影時点で既に駅員がいなくなっていたが、この後駅舎も撤去されました。
川合高岡 かわいたかおか
JR名松線の一志駅が比較的近くです。
伊勢中川は、名古屋線(後半)で出します。
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近鉄グループホールディングスは一昨日、2033(R15)年までの長期目標、及び2023(R5)年までの中期計画を発表しました。「万博・IR関連事業」「上本町ターミナル事業」「伊勢志摩地域の活性化事業」を、グループの3大事業に挙げています。鉄道関連では、万博会場の夢洲地域への直通運転のための、第三軌条⇔架線集電区間を直通運転できる車両を開発し、生駒駅構内に渡り線を新設するというあたりが目を惹きます。この他、既に表明されている新名阪特急、橿原線⇔吉野線直通のフリーゲージトレインの他、河内小阪・大和八木・桑名駅付近の再開発も挙げられていました。それにしても、観光輸送などもいいのだけれど、通勤車両がこの十数年の間新造がなく、老朽化が進んでいるので、そろそろ近鉄自身も検討してはいるようだけれど、通勤車両の抜本的な質的改善もまた、必要になっている時期なのではないでしょうか。
《今日のニュースから》
15日 SNS悪用対策 NZ首相ら各国首脳・SNS運営企業が会議
16日 「すてきナイスグループ」 粉飾決算疑い 強制捜査