№2001 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.1
ひと昔、ふた昔位前、もう30年位前になると言ってもいいのかな…?くらいの駅をご覧頂く不定期シリーズ、今回は日本最大の私鉄、近畿日本鉄道(近鉄)です。
近鉄は大阪・京都・奈良・三重・愛知の2府3県、いや、当時は現養老鉄道も近鉄養老線だったから、岐阜県も加えた2府6県に広大なネットワークを誇り、出自の違いもあって、「特急街道」からナロー路線まで、様々な性格の路線が、25路線ありました。
この後各駅とも姿を変えていくし、三重県の支線区はことごとく近鉄の手を離れていく事になるので、ここで昔の近鉄の各駅の姿を公開するのも、多少は意味があるのかと思います。
と言って、例によって撮影日の特定ができないのは、全くもって申し訳なし。1990年代前半、志摩スペイン村がオープンした頃と考えていただければ、そんなに違いはないと思います。当時は330の駅がありました。従って10回程度には分ける必要があり、来月まで跨がる事になります。
まずは大阪線を大和八木で分けてその西側と、信貴線です。
大阪線 上本町(当時)~伊勢中川 〔前〕上本町~真菅
上本町 うえほんまち
近鉄百貨店がある、大阪線の昔からのターミナル。地上部に頭端式の大阪線のホーム、地下には難波線開通時に出来た、難波線・奈良線のホームがあります。
難波・奈良線の地下ホーム。この後地上に出て、布施まで複々線が続きます。
鶴橋 つるはし
キチンとした駅舎然とした建物が見られず、こんな感じの撮影になりました。JR大阪環状線の乗換駅で、近鉄でも一二を争う乗降客数があります。
今里 いまざと
ちなみに近鉄で大阪市内の駅は意外に少なく、5しかありません。大阪市域が意外に小さい事もあるでしょう。ここが大阪市内の最後の駅になります。
布施 ふせ
上下2層式で、2Fが大阪線、3Fが奈良線。どちらも通過線があります。
俊徳道 しゅんとくみち
右側にチョコっと橋が見えるが、ここでは写っていないが、この真下をJRの貨物線が走っていて、後のおおさか東線となります。
長瀬 ながせ
弥刀 みと
待避駅だが、上下の駅舎が別々です。ホームへは待避線を踏切で渡っていく事になります。今でも変わっていないみたい。
久宝寺口 きゅうほうじぐち
旧塗装の近鉄バスの姿があるが、近鉄バスの乗り入れは、今年の3月いっぱいで廃止になってしまいました。
近鉄八尾 きんてつやお
河内山本 かわちやまもと
信貴線分岐駅。信貴線専用ホームがあるが、大阪線の待避線の1番ホームに発着する事も。
高安 たかやす
待避駅。検車区があります。
恩智 おんぢ
法善寺 ほうぜんじ
堅下 かたしも
安堂 あんどう
河内国分 かわちこくぶ
当時は普通電車の大半がここで折返しとなり、その先へ行く普通電車はあまりありませんでした。待避駅だが、ホームは6連分しかなく、延長も出来ません。なので10連は停車不可。当時は急行は通過でした。
大阪教育大前 おおさかきょういきだいまえ
ここは1991(H3)年12月6日に開業した、当時の近鉄では最新の駅でした。同時にルートが変更され、新トンネルが開通しています。
ここまでが大阪府。
関屋 せきや
ここから奈良県になります。
二上 にじょう
近鉄下田 きんてつしもだ
すぐ近くにJR和歌山線の香芝駅があります。
五位堂 ごいどう
待避駅。工場を併設しています。香芝市の中心部になるが、当時は快速急行は通過でした(当時の区間快急は停車)。
築山 つきやま
大和高田 やまとたかだ
当時の快速急行は、鶴橋を出ると、次の停車駅はここでした。特急も一部停車。
松塚 まつづか
真菅 ますが
信貴線 河内山本~信貴山下
服部川 はっとりがわ
信貴山口 しぎさんぐち
信貴線は途中行き違いが出来るところもなく、2連が行ったり来たりするだけ。信貴山ケーブルと接続します。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
********************
《今日見た・聞いた・思った事》
京成と東急が昨日、西武が今日、今年度の設備投資計画を発表し、関東大手私鉄各社の計画が出そろいました。
京成…先行してリリースされていた3100形(8連×2)に加え、AE形を1編成増備。AEは約10年振りの増備という事になり、仕様の変更とかはあるのだろうか。これを踏まえて成田空港輸送の増強を行うが、具体的な内容は決定次第発表、との事。
成田空港駅にホームドアを設置(成田空港高速鉄道が事業主体)、他の駅へも導入を検討。ホーム非常ボタンのC-ATS連動化は、今年度中に全駅で完了。
宗吾参道~公津の杜間は法面補強工事を実施。この区間は、平成になってすぐ、公津の杜ニュータウン開発のため、ルートを変更した区間だから、そんなに日は経っていないのだが。四ツ木~青砥間の連続立体化は、仮下り線の敷設工事を実施。
成田空港・空港第2ビル両駅はリニューアルを実施し、空港第2ビル駅には大型エレベーターを設置。
3400形、3000形はスタンションポール増設を完了。京成アプリはバージョンアップ。
3500形はいつまで使うのだろう?金町線が4連しか入線できず、3500形(及び3600形の組成変更車両)以外選択肢がないのが現状だが、置き換え用車両導入、という話が聞こえてこない。3400形あたりの組成を変更して対応、なのだろうか。
投資総額227億円は、昨年度より36億円、19%の増だそう。
西武…001系「Laview」は5編成を増備し、池袋線〔ちちぶ〕〔むさし〕は今年度中に全編成置き換えを完了。また、40000系を2編成増備するが、全ロングシートとなる模様。池袋線・新宿線、どちらになるかは解らなかった。
ホームドアは、2020(R2)年度までに練馬・西武新宿・高田馬場・所沢・国分寺(記載はないが、国分寺線のみではないか)の各駅に整備、2021(R3)度以降は石神井公園・中村橋・富士見台・練馬高野台・新桜台への整備を検討。新井薬師前1番ホームで実証実験を行っていたホーム隙間転落検知システムを本稼働に移行すると共に、萩山駅3番ホームへの設置も検討。
新宿線・中井~野方間の地下化は、今年度は取り付き部の土木工事や駅部の仮設工事を実施。東村山の高架化は、駅部高架橋構築や、始終端取付部の仮線路工事を実施。この他、井荻~西武柳沢間、野方~井荻間の連続立体交差の事業化を、関係自治体とも協力して準備。
ひばりヶ丘・所沢・多磨の各駅をリニューアル。多磨は橋上駅舎となり、構内踏切を廃止する。
「西武線アプリ」は機能強化。
投資総額316億円は前年比+28%で、過去10年では最高額だそう。
東急…京成や西武も増額しているが、東急の投資額619億円は、やはり比べものにならないくらい大きい。
ホームドアは、今年度中に対象の全駅で整備が完了。田園都市線地下(旧新玉川線)区間では、電車線調整器の更新が完了、前年度東横線に導入した線路状態のモニタリングシステムを、田園都市線などへも展開。
2020系は6編成を導入し、8500系を順次置換え。また、目黒線にも3020系3編成を導入(第1編成は既に落成・搬入済み)、目黒線では2022(R4)年から、8連化を開始。車内防犯カメラは対象車両全車に導入を完了。
東横線でデジタルATCを導入し、2022(R4)年から使用開始。
南町田グランベリーパークの街開きに合わせ、南町田駅は駅をリニューアルし、「南町田グランベリーパーク」と改称、平日も急行が停車。今日別に街開きのリリースが出たが、スヌーピーミュージアムもオープンとか(12月)。渋谷駅の地上出入口のナンバリングは、エリアをA~Dに分けた上で付与。
信楽高原鐵道の正面衝突事故から今日で28年となり、現場では慰霊の式典が行われました。遺族らの団体は、来月解散するという事です。残念ながら平成の30年間は、信楽以外にも福知山線など、大事故が決して少なくありませんでした。令和の世こそ、(少なくとも日本では)鉄道の重大事故など起こらないよう、強く願います。
《今日のニュースから》
12日 豪雨被害のジャズ喫茶 10ヶ月振り再開 倉敷市真備町
13日 大型タンクローリー 海岸に転落 福井県敦賀市
14日 「戦争」発言 丸山穂高衆院議員 日本維新の会 除名処分
この発言の顛末、色々反応が出ているが、35歳と若い議員から軽々しく、しかもあからさまに発せられた事が、一番重大な問題だと思う。「戦争」「平和」の教育がキチンと出来ていたのか?という話にもなりかねない。