№2000 ありがとうございます おかげさまで2000回

 2009(H21)年8月16日、ほとんど思いつきの形でスタートした当ブログ、なんだかんだと色々ありながら、今回2000回目の更新を迎える事となりました。
 いつも拙くて、見苦しい記事ばかり書いていますが、見捨てずにお立ち寄り頂いている皆様には、心から感謝を申し上げます。
 世の中、日本の内も外も、おめでたいんだか世知辛いんだか、よく解らない出来事ばかりが日々続いています。特に公共交通の世界は、特に日本の国内はどこもかしこも、正直明るくない話題も続いて哀しく思う事も多々あるけれど、一方では、その「乗り物」が持つ力が、世の中を明るく照らしてくれている事もあると感じます。これからも、その「乗り物」の持つ力を信じつつ、今まで通り、自分が見たまま、感じたままを綴っていきたいと、考えております。あくまで、自分の言葉で。たとえどれだけ滑ろうとも。

 1000回目が2013(H25)年8月7日、1500回目が2016年3月23日、どちらも「1000」「1500」と名付けられた形式、系列の鉄道車両を並べてみました。
 従って、今回も「2000」と名付けられた鉄道車両を…これまで自分が撮ってきたものだけになるが…並べて見ます。さすがにスタンダードなナンバーだけあって、JRからローカルまで、多彩な「2000」が集まりました。
 過去に書いた事がある車両もあります。

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四国旅客鉄道(JR四国) 2000系
 土讃線の特急〔南風〕〔しまんと〕や、徳島線〔うずしお〕などで運用される、世界初の振り子式DC。後に、130㎞/h運転対応のN2000系も新造。JR四国ではこの形式から、独自の形式付与方法に移行した。

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東武鉄道 2000系
 日比谷線直通用の初代車両。20000系によって置換えられ、一部は野田線用20080形となったが、短命に終わった。

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西武鉄道 2000系
 西武では初の、本格的4ドア通勤車。後にマイナーチェンジ車両も製造。

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小田急電鉄 2000形
 1000形をベースに、ドア幅を拡大して乗降時分の短縮を狙った。各停で運用。

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東京急行電鉄 2000系
 9000系のマイナーチェンジ車両で、田園都市線向けに10両固定編成で製造された(№1492)。最近9020系に改造され、形式消滅。

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京浜急行電鉄 2000形
 快特用の2ドアクロスシート車両として造られた。集団見合式のバケットシートが特徴。後に3ドアロング改造され、晩年はエアポート急行を中心に運用された(№255)。

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名古屋鉄道 2000系
 中部国際空港開港時に、空港アクセス特急用として製造された、全車座席指定列車「ミュースカイ」用特急車。車体傾斜制御装置を搭載。当初3連ユニットが、後に4連化(№1006)。

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近畿日本鉄道 2000系
 名古屋線用通勤車。走行機器はビスタカー10300系から流用。1編成は「つどい」に改造。

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阪神電気鉄道 2000系
 7001+7101形・7801+7901形を6両固定編成に組成し、界磁添加励磁制御方式を取り入れた急行系車両(№299)。

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南海電気鉄道 2000系
 高野線山区間直通「大運転」用の17m車。南海初のVVVF制御車。後に一部は南海線に転用。

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西日本鉄道 2000形
 大牟田線特急車として製造された。中間部転換クロスシート、両端部ロングシートのセミクロス形態。福岡~大牟田間60分運転を達成した。後に3ドア化改造され、急行運用中心になった(№1256)。

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横浜市交通局 2000形
 橫浜市営、のみならず関東の地下鉄で初の冷房車。電機子チョッパ制御を採用した。3000S形に機器を提供。

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神戸市交通局 2000系
 1000系の増備車両。北神急行直通開始時に製造。正面が左右非対称となった。間もなく6000系に置き換えの見込み。

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福岡市交通局 2000系
 空港線・箱崎線用。1000系の後継車両で、VVVF制御装置を採用した。JR筑肥線へ直通運転(№228)。

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首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) TX-2000系
 交直両用車両。当初中間2両はセミクロスシートだったが、全ロング改造された。増備車は仕様が一部変更されている。

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埼玉高速鉄道 2000系
 開業当時からの車両で、東京メトロ南北線経由東急目黒線への相互直通を行っている。

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東葉高速鉄道 2000系
 開業当初からの1000系の置換え用として製造された。東京メトロ東西線05系13次車と共通設計だが、インテリアに特色がある(№142)。

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神戸電鉄 2000系
 公園都市線開業に対応して製造された。当初からワンマン運転に対応している。当初は3連、後に4連を製造。

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東京モノレール 2000形
 1000形の後継車両で、VVVF制御を初採用。車内の仕様の見直しで、輸送力の増強を図った。

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横浜シーサイドライン 2000形
 開業当初からの1000形の置換え用として製造された。

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埼玉新都市交通 2000形
 開業当初からの1000形の置換え用として製造された。編成毎に塗色が異なる。

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大阪高速鉄道(大阪モノレール) 2000系
 1000系の後継車両。
 
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函館市企業局交通部 2000形
 函館市電としては、27年振りの新造車両。3000形の兄弟車両だが、冷房装置がない。

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広島電鉄 2000形
 宮島線直通車両。自社で新造した連結車。

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伊予鉄道 2000形
 元京都市電2000形。新CI導入と共に、オレンジ単色化が進められている(№166)。

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土佐電気鉄道(→とさでん交通) 2000形
 冷房化促進のため、200形を母体として、新車体を新造した。改造は3両のみに留まった(№1329)。

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長崎電気軌道 2000形
 次世代の路面電車の模索のため製造された「軽快電車」(№320)。

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土佐くろしお鉄道 2000系
 JR四国と同型の振り子式DC。JR編成と共通で運用されたが、「アンパンマン」のラッピング編成もあった。

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由利高原鉄道 YR-2000形
 YR-1000形の後継車両で、輸送力増強のため大型化された。後にイベント対応で塗色を一新した増備車も製造。2001号は「おもちゃ列車 なかよしこよし」に改造された。

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関東鉄道 2000形
 竜ヶ崎線用車両。常総線向け2100形をベースにしている。片側の運転台は右側に設けられている。

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江ノ島電鉄 2000形
 1000形をベースにしながら、車体は大幅にモデルチェンジし、乗務員室後部には前向きシートが設けられた。全車両更新が完了している。更新前は絵柄入り行先方向幕が特徴だった(№1743)。

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箱根登山鉄道 2000形
 1000形の後継車両で、当初から冷房車。当初の2連が、後に中間車を増結して3連化。

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総武流山電鉄(→流鉄) 2000+2100形
 元西武101系(初期型)。編成毎に愛称があり、塗色が異なっていた。

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遠州鉄道 2000系
 1000系をベースにしたVVVF制御車。

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長野電鉄 2000形
 長野~湯田中間の有料特急で使用された。末期には各種旧塗装を復刻した。

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富士急行 2000系
 元国鉄~JR東日本の165系「パノラマエクスプレスアルプス」。〔フジサン特急〕で使われていた。

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一畑電車 2000系
 元京王5000系。3ドアのままの編成と、2ドア化された編成がある。1編成は「しまねっこ」に改装。

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高松琴平電鉄 2000形
 元宮城電鉄(現JR東日本仙石線)300形。木造だった車体を鋼体化している。志度線で使われていた。社番は一桁小さい。

 以上、簡単ながら、各地の「2000」形・系を並べてみました。「この車両からVVVF制御が始まった」という形式が目立ちます。
 これが全てではないし、最新の丸ノ内線2000系はまだ実物を見てもいない、お恥ずかしい状況なのだが、これだけでも、結構な数の「2000」が、全国各地で走っていたと知る事ができます。
 ただ、スタンダードなナンバーであるはずなのに、大手私鉄では、現役は西武・小田急・名鉄・近鉄・南海だけ、というのは、やや意外かも知れません。無論過去には「2000」が走っていた会社も少なくないし、今後新しい「2000」が走り出す会社もあるでしょう。それは、どのようなものになるのでしょうか。

 今年頭、「2000回」と、8月に迎える「10周年」を記念して、2週間程度の関西旅行をやる、などと大ボラを吹いてしまったが、その後、職場の状況が変わり、大旅行を実施できる雰囲気ではなくなってしまいました(お金は何とかなるのだが、早い話、人手不足が理由です)。本当は大型GWが終わり、一息ついた来週からやりたかったのだが、とりあえず、個人的には残念です。まあ、仕方がありません。
 このペースで更新を続ける事ができれば、5年後位には3000回に達する事ができると思います。その時点で、今度こそ、記念の大旅行をやりたいと考えています。お金も貯め始めています。実現させる事ができると、いいな。
 今後とも、当ブログを、よろしくお願いいたします。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 昨日は、京急が今年度の設備投資計画を発表しました。
 車両は、新1000形14両を新造。800形の置き換えは完了する事になるが(去年は平成の世の内にサヨナラ運転になりそう、と書いてしまったが、旧デザイン復刻の1編成が残っている)、次はいよいよ1500形、という事になるのだろうか?界磁チョッパ制御編成の去就が、そろそろ気になる。京急の最古参で、唯一の昭和の車両、唯一の非VVVF制御車両、という事になるし。8両は更新。
 京急蒲田・京急川崎・横浜・上大岡でホームドアを整備し、品川は固定柵を設置。既に空港線ではホームドアが見られるが、本線は800形が退役しないうちは整備できない。これを待って、という事になるか。品川は、駅そのものが移動する事になるので、その新駅でホームドア整備、だろう。花月園前(来年から花月総持寺)で駅舎改築、黄金町と追浜でホーム上屋延伸、など。
 大師線は3月に産業道路(来年から大師橋)が地下線に切り替わったが、引き続き地上部の整備。
 総額271億円は前年より35億円増、うち安全対策に229億円。

 JR北海道が昨日、10月1日からの運賃値上げを申請しました。
 平均11%は、民営化以降最大。初乗り運賃は一気に30円上がって200円。札幌~小樽間640円→750円、札幌~新千歳空港間1,070円→1,150円、札幌~旭川間2,490円→2,860円、札幌~函館間5,720円→6,270円など。特急料金等は消費税増税の転嫁のみ。
 初乗り200円というのは現状の札幌市や名古屋市の地下鉄と同じだし(我が街横浜市は210円)、幹線の30㎞640円は、確かに東京や大阪よりは相当高くなってしまうが、例えば名鉄犬山線の名鉄名古屋~新鵜沼間30.1㎞が現状600円だから、そんなに無謀に高くなるとも思わない。ただ、やはり日常的にJRを利用する地元の方々にとっては負担が一気に重くなるし、長距離輸送では、特急から高速バスへの移行が進んだりしないか、という懸念があります。といって、有効な収入の増加を見込める施策が他に見当たらず(JR以外の外野も、特に有効な手立てを発信できているわけではない)、値上げをしてもしなくても、JR北海道の苦しい経営状況は続く事になるでしょう。とにかく関係者が皆、知恵を絞って事に当たらないと。米中貿易摩擦の如く、「あいつが悪い、こいつが悪い」と罵り合うのではなく。

《今日のニュースから》
10日 「東京ガールズコレクション」運営会社 朝日放送傘下入り
11日 プロバスケBリーグ アルバルク東京 2連覇達成

 Bリーグは今年、実際に試合を見てきたので関心がありました。平成の終わりに始まったリーグだが、野球・サッカーに次ぐ第3のプロスポーツリーグとして定着できるか、令和の世に、飛躍が期待されます。