№2002 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.2

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 ひと昔、ふた昔くらい前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、2回目は大阪線の東側、大和八木~伊勢中川間です。山越えで急勾配が連続するようになります。

大阪線 上本町(当時)~伊勢中川 〔後〕大和八木~伊勢中川

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大和八木 やまとやぎ
 橿原市の中心となる駅で、橿原線との乗換駅です。また、橿原線新ノ口駅構内からの連絡線が接続します。撮影当時は、京都~伊勢志摩間の特急が上下とも1時間おきに設定されていました。大阪線は2面4線の待避駅。

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 橿原線のホームは地上にあり、大阪線と十字に交差しています。

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耳成 みみなし

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大福 だいふく
 大阪線では、ここまでの小駅はほとんどが、駅機能が地下にあります。

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桜井 さくらい
 リニューアル前。駅の東側に急カーブがあったが、現在は改良されています。JR線接続駅。
 奈良交通バスは、当時はまだ旧塗装も相当残っていました。ここから急勾配区間になります。

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大和朝倉 やまとあさくら
 今は待避線が設けられ、折返し列車も設定されています。撮影当時は、待避線設置の準備がされている段階。

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長谷寺 はせでら
 駅舎が改築されたばかり。

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榛原 はいばら
 当時は準急の大半がここで折返し、2面4線+折返し列車専用のホームがあります。

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室生口大野 むろうぐちおおの
 奈良交通の室生寺への路線があるが、当時は古風な車庫がありました。

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三本松 さんぼんまつ
 下りでは、ここまでが奈良県。

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赤目口 あかめぐち
 ここから三重県となり、三重交通のバスが見えます。

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名張 なばり
 検車区を併設した2面4線。三重県の西部に位置するが、大阪の通勤圏の東の端に位置しています。伊勢志摩へ向けて青山を越えようとする列車が一息つく、という場所でしょうか。№1127で時刻表の研究をしてみました(2013(H25)年3月17日改正まで)。

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桔梗が丘 ききょうがおか
 ニュータウンの駅。

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美旗 みはた

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伊賀神戸 いがかんべ
 伊賀線(現伊賀鉄道)の接続駅。

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青山町 あおやまちょう
 大阪からの急行電車の大半は、ここが終点。2面4線の待避駅で、留置線が新設されたのは、この画像の撮影の後だったと思います。

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伊賀上津 いがこうづ

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西青山 にしあおやま
 青山トンネル開通で変更になったルート上に位置しています。旧駅からはかなり離れているようです。あたりに人家がほぼない山間部で、乗降人員は近鉄で最少だが、撮影当時は駅員がいたはずです。ここを出るとすぐに、青山トンネルです。

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東青山 ひがしあおやま
 ここも、ルート変更により、旧ルート上から移転した駅です。2面4線の待避駅で、伊勢中川からの普通電車の半数はここで折返しです。ここも人家はほとんどないが、「東青山四季のさと」があります。

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榊原温泉口 さかきばらおんせんぐち
 榊原温泉は、三重交通のバスに乗り継いで行きます。

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大三 おおみつ
 駅舎を改築したばかりの頃でした。

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伊勢石橋 いせいしばし
 撮影時点で既に駅員がいなくなっていたが、この後駅舎も撤去されました。

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川合高岡 かわいたかおか
 JR名松線の一志駅が比較的近くです。

 伊勢中川は、名古屋線(後半)で出します。

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 近鉄グループホールディングスは一昨日、2033(R15)年までの長期目標、及び2023(R5)年までの中期計画を発表しました。「万博・IR関連事業」「上本町ターミナル事業」「伊勢志摩地域の活性化事業」を、グループの3大事業に挙げています。鉄道関連では、万博会場の夢洲地域への直通運転のための、第三軌条⇔架線集電区間を直通運転できる車両を開発し、生駒駅構内に渡り線を新設するというあたりが目を惹きます。この他、既に表明されている新名阪特急、橿原線⇔吉野線直通のフリーゲージトレインの他、河内小阪・大和八木・桑名駅付近の再開発も挙げられていました。それにしても、観光輸送などもいいのだけれど、通勤車両がこの十数年の間新造がなく、老朽化が進んでいるので、そろそろ近鉄自身も検討してはいるようだけれど、通勤車両の抜本的な質的改善もまた、必要になっている時期なのではないでしょうか。

《今日のニュースから》
15日 SNS悪用対策 NZ首相ら各国首脳・SNS運営企業が会議
16日 「すてきナイスグループ」 粉飾決算疑い 強制捜査

№2001 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.1

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 ひと昔、ふた昔位前、もう30年位前になると言ってもいいのかな…?くらいの駅をご覧頂く不定期シリーズ、今回は日本最大の私鉄、近畿日本鉄道(近鉄)です。
 近鉄は大阪・京都・奈良・三重・愛知の2府3県、いや、当時は現養老鉄道も近鉄養老線だったから、岐阜県も加えた2府6県に広大なネットワークを誇り、出自の違いもあって、「特急街道」からナロー路線まで、様々な性格の路線が、25路線ありました。
 この後各駅とも姿を変えていくし、三重県の支線区はことごとく近鉄の手を離れていく事になるので、ここで昔の近鉄の各駅の姿を公開するのも、多少は意味があるのかと思います。

 と言って、例によって撮影日の特定ができないのは、全くもって申し訳なし。1990年代前半、志摩スペイン村がオープンした頃と考えていただければ、そんなに違いはないと思います。当時は330の駅がありました。従って10回程度には分ける必要があり、来月まで跨がる事になります。
 まずは大阪線を大和八木で分けてその西側と、信貴線です。

大阪線 上本町(当時)~伊勢中川 〔前〕上本町~真菅

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上本町 うえほんまち
 近鉄百貨店がある、大阪線の昔からのターミナル。地上部に頭端式の大阪線のホーム、地下には難波線開通時に出来た、難波線・奈良線のホームがあります。

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 難波・奈良線の地下ホーム。この後地上に出て、布施まで複々線が続きます。

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鶴橋 つるはし
 キチンとした駅舎然とした建物が見られず、こんな感じの撮影になりました。JR大阪環状線の乗換駅で、近鉄でも一二を争う乗降客数があります。

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今里 いまざと
 ちなみに近鉄で大阪市内の駅は意外に少なく、5しかありません。大阪市域が意外に小さい事もあるでしょう。ここが大阪市内の最後の駅になります。

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布施 ふせ
 上下2層式で、2Fが大阪線、3Fが奈良線。どちらも通過線があります。

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俊徳道 しゅんとくみち
 右側にチョコっと橋が見えるが、ここでは写っていないが、この真下をJRの貨物線が走っていて、後のおおさか東線となります。

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長瀬 ながせ

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弥刀 みと
 待避駅だが、上下の駅舎が別々です。ホームへは待避線を踏切で渡っていく事になります。今でも変わっていないみたい。

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久宝寺口 きゅうほうじぐち
 旧塗装の近鉄バスの姿があるが、近鉄バスの乗り入れは、今年の3月いっぱいで廃止になってしまいました。

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近鉄八尾 きんてつやお

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河内山本 かわちやまもと
 信貴線分岐駅。信貴線専用ホームがあるが、大阪線の待避線の1番ホームに発着する事も。

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高安 たかやす
 待避駅。検車区があります。

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恩智 おんぢ

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法善寺 ほうぜんじ

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堅下 かたしも

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安堂 あんどう

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河内国分 かわちこくぶ
 当時は普通電車の大半がここで折返しとなり、その先へ行く普通電車はあまりありませんでした。待避駅だが、ホームは6連分しかなく、延長も出来ません。なので10連は停車不可。当時は急行は通過でした。

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大阪教育大前 おおさかきょういきだいまえ
 ここは1991(H3)年12月6日に開業した、当時の近鉄では最新の駅でした。同時にルートが変更され、新トンネルが開通しています。
 ここまでが大阪府。

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関屋 せきや
 ここから奈良県になります。

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二上 にじょう

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近鉄下田 きんてつしもだ
 すぐ近くにJR和歌山線の香芝駅があります。

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五位堂 ごいどう
 待避駅。工場を併設しています。香芝市の中心部になるが、当時は快速急行は通過でした(当時の区間快急は停車)。

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築山 つきやま

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大和高田 やまとたかだ
 当時の快速急行は、鶴橋を出ると、次の停車駅はここでした。特急も一部停車。

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松塚 まつづか

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真菅 ますが

信貴線 河内山本~信貴山下

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服部川 はっとりがわ

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信貴山口 しぎさんぐち
 信貴線は途中行き違いが出来るところもなく、2連が行ったり来たりするだけ。信貴山ケーブルと接続します。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 京成と東急が昨日、西武が今日、今年度の設備投資計画を発表し、関東大手私鉄各社の計画が出そろいました。

京成…先行してリリースされていた3100形(8連×2)に加え、AE形を1編成増備。AEは約10年振りの増備という事になり、仕様の変更とかはあるのだろうか。これを踏まえて成田空港輸送の増強を行うが、具体的な内容は決定次第発表、との事。
 成田空港駅にホームドアを設置(成田空港高速鉄道が事業主体)、他の駅へも導入を検討。ホーム非常ボタンのC-ATS連動化は、今年度中に全駅で完了。
 宗吾参道~公津の杜間は法面補強工事を実施。この区間は、平成になってすぐ、公津の杜ニュータウン開発のため、ルートを変更した区間だから、そんなに日は経っていないのだが。四ツ木~青砥間の連続立体化は、仮下り線の敷設工事を実施。
 成田空港・空港第2ビル両駅はリニューアルを実施し、空港第2ビル駅には大型エレベーターを設置。
 3400形、3000形はスタンションポール増設を完了。京成アプリはバージョンアップ。
 3500形はいつまで使うのだろう?金町線が4連しか入線できず、3500形(及び3600形の組成変更車両)以外選択肢がないのが現状だが、置き換え用車両導入、という話が聞こえてこない。3400形あたりの組成を変更して対応、なのだろうか。
 投資総額227億円は、昨年度より36億円、19%の増だそう。

西武…001系「Laview」は5編成を増備し、池袋線〔ちちぶ〕〔むさし〕は今年度中に全編成置き換えを完了。また、40000系を2編成増備するが、全ロングシートとなる模様。池袋線・新宿線、どちらになるかは解らなかった。
 ホームドアは、2020(R2)年度までに練馬・西武新宿・高田馬場・所沢・国分寺(記載はないが、国分寺線のみではないか)の各駅に整備、2021(R3)度以降は石神井公園・中村橋・富士見台・練馬高野台・新桜台への整備を検討。新井薬師前1番ホームで実証実験を行っていたホーム隙間転落検知システムを本稼働に移行すると共に、萩山駅3番ホームへの設置も検討。
 新宿線・中井~野方間の地下化は、今年度は取り付き部の土木工事や駅部の仮設工事を実施。東村山の高架化は、駅部高架橋構築や、始終端取付部の仮線路工事を実施。この他、井荻~西武柳沢間、野方~井荻間の連続立体交差の事業化を、関係自治体とも協力して準備。
 ひばりヶ丘・所沢・多磨の各駅をリニューアル。多磨は橋上駅舎となり、構内踏切を廃止する。
「西武線アプリ」は機能強化。
 投資総額316億円は前年比+28%で、過去10年では最高額だそう。

東急…京成や西武も増額しているが、東急の投資額619億円は、やはり比べものにならないくらい大きい。
 ホームドアは、今年度中に対象の全駅で整備が完了。田園都市線地下(旧新玉川線)区間では、電車線調整器の更新が完了、前年度東横線に導入した線路状態のモニタリングシステムを、田園都市線などへも展開。
 2020系は6編成を導入し、8500系を順次置換え。また、目黒線にも3020系3編成を導入(第1編成は既に落成・搬入済み)、目黒線では2022(R4)年から、8連化を開始。車内防犯カメラは対象車両全車に導入を完了。
 東横線でデジタルATCを導入し、2022(R4)年から使用開始。
 南町田グランベリーパークの街開きに合わせ、南町田駅は駅をリニューアルし、「南町田グランベリーパーク」と改称、平日も急行が停車。今日別に街開きのリリースが出たが、スヌーピーミュージアムもオープンとか(12月)。渋谷駅の地上出入口のナンバリングは、エリアをA~Dに分けた上で付与。
 
 信楽高原鐵道の正面衝突事故から今日で28年となり、現場では慰霊の式典が行われました。遺族らの団体は、来月解散するという事です。残念ながら平成の30年間は、信楽以外にも福知山線など、大事故が決して少なくありませんでした。令和の世こそ、(少なくとも日本では)鉄道の重大事故など起こらないよう、強く願います。

《今日のニュースから》
12日 豪雨被害のジャズ喫茶 10ヶ月振り再開 倉敷市真備町
13日 大型タンクローリー 海岸に転落 福井県敦賀市
14日 「戦争」発言 丸山穂高衆院議員 日本維新の会 除名処分

 この発言の顛末、色々反応が出ているが、35歳と若い議員から軽々しく、しかもあからさまに発せられた事が、一番重大な問題だと思う。「戦争」「平和」の教育がキチンと出来ていたのか?という話にもなりかねない。

№2000 ありがとうございます おかげさまで2000回

 2009(H21)年8月16日、ほとんど思いつきの形でスタートした当ブログ、なんだかんだと色々ありながら、今回2000回目の更新を迎える事となりました。
 いつも拙くて、見苦しい記事ばかり書いていますが、見捨てずにお立ち寄り頂いている皆様には、心から感謝を申し上げます。
 世の中、日本の内も外も、おめでたいんだか世知辛いんだか、よく解らない出来事ばかりが日々続いています。特に公共交通の世界は、特に日本の国内はどこもかしこも、正直明るくない話題も続いて哀しく思う事も多々あるけれど、一方では、その「乗り物」が持つ力が、世の中を明るく照らしてくれている事もあると感じます。これからも、その「乗り物」の持つ力を信じつつ、今まで通り、自分が見たまま、感じたままを綴っていきたいと、考えております。あくまで、自分の言葉で。たとえどれだけ滑ろうとも。

 1000回目が2013(H25)年8月7日、1500回目が2016年3月23日、どちらも「1000」「1500」と名付けられた形式、系列の鉄道車両を並べてみました。
 従って、今回も「2000」と名付けられた鉄道車両を…これまで自分が撮ってきたものだけになるが…並べて見ます。さすがにスタンダードなナンバーだけあって、JRからローカルまで、多彩な「2000」が集まりました。
 過去に書いた事がある車両もあります。

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四国旅客鉄道(JR四国) 2000系
 土讃線の特急〔南風〕〔しまんと〕や、徳島線〔うずしお〕などで運用される、世界初の振り子式DC。後に、130㎞/h運転対応のN2000系も新造。JR四国ではこの形式から、独自の形式付与方法に移行した。

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東武鉄道 2000系
 日比谷線直通用の初代車両。20000系によって置換えられ、一部は野田線用20080形となったが、短命に終わった。

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西武鉄道 2000系
 西武では初の、本格的4ドア通勤車。後にマイナーチェンジ車両も製造。

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小田急電鉄 2000形
 1000形をベースに、ドア幅を拡大して乗降時分の短縮を狙った。各停で運用。

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東京急行電鉄 2000系
 9000系のマイナーチェンジ車両で、田園都市線向けに10両固定編成で製造された(№1492)。最近9020系に改造され、形式消滅。

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京浜急行電鉄 2000形
 快特用の2ドアクロスシート車両として造られた。集団見合式のバケットシートが特徴。後に3ドアロング改造され、晩年はエアポート急行を中心に運用された(№255)。

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名古屋鉄道 2000系
 中部国際空港開港時に、空港アクセス特急用として製造された、全車座席指定列車「ミュースカイ」用特急車。車体傾斜制御装置を搭載。当初3連ユニットが、後に4連化(№1006)。

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近畿日本鉄道 2000系
 名古屋線用通勤車。走行機器はビスタカー10300系から流用。1編成は「つどい」に改造。

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阪神電気鉄道 2000系
 7001+7101形・7801+7901形を6両固定編成に組成し、界磁添加励磁制御方式を取り入れた急行系車両(№299)。

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南海電気鉄道 2000系
 高野線山区間直通「大運転」用の17m車。南海初のVVVF制御車。後に一部は南海線に転用。

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西日本鉄道 2000形
 大牟田線特急車として製造された。中間部転換クロスシート、両端部ロングシートのセミクロス形態。福岡~大牟田間60分運転を達成した。後に3ドア化改造され、急行運用中心になった(№1256)。

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横浜市交通局 2000形
 橫浜市営、のみならず関東の地下鉄で初の冷房車。電機子チョッパ制御を採用した。3000S形に機器を提供。

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神戸市交通局 2000系
 1000系の増備車両。北神急行直通開始時に製造。正面が左右非対称となった。間もなく6000系に置き換えの見込み。

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福岡市交通局 2000系
 空港線・箱崎線用。1000系の後継車両で、VVVF制御装置を採用した。JR筑肥線へ直通運転(№228)。

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首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) TX-2000系
 交直両用車両。当初中間2両はセミクロスシートだったが、全ロング改造された。増備車は仕様が一部変更されている。

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埼玉高速鉄道 2000系
 開業当時からの車両で、東京メトロ南北線経由東急目黒線への相互直通を行っている。

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東葉高速鉄道 2000系
 開業当初からの1000系の置換え用として製造された。東京メトロ東西線05系13次車と共通設計だが、インテリアに特色がある(№142)。

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神戸電鉄 2000系
 公園都市線開業に対応して製造された。当初からワンマン運転に対応している。当初は3連、後に4連を製造。

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東京モノレール 2000形
 1000形の後継車両で、VVVF制御を初採用。車内の仕様の見直しで、輸送力の増強を図った。

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横浜シーサイドライン 2000形
 開業当初からの1000形の置換え用として製造された。

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埼玉新都市交通 2000形
 開業当初からの1000形の置換え用として製造された。編成毎に塗色が異なる。

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大阪高速鉄道(大阪モノレール) 2000系
 1000系の後継車両。
 
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函館市企業局交通部 2000形
 函館市電としては、27年振りの新造車両。3000形の兄弟車両だが、冷房装置がない。

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広島電鉄 2000形
 宮島線直通車両。自社で新造した連結車。

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伊予鉄道 2000形
 元京都市電2000形。新CI導入と共に、オレンジ単色化が進められている(№166)。

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土佐電気鉄道(→とさでん交通) 2000形
 冷房化促進のため、200形を母体として、新車体を新造した。改造は3両のみに留まった(№1329)。

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長崎電気軌道 2000形
 次世代の路面電車の模索のため製造された「軽快電車」(№320)。

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土佐くろしお鉄道 2000系
 JR四国と同型の振り子式DC。JR編成と共通で運用されたが、「アンパンマン」のラッピング編成もあった。

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由利高原鉄道 YR-2000形
 YR-1000形の後継車両で、輸送力増強のため大型化された。後にイベント対応で塗色を一新した増備車も製造。2001号は「おもちゃ列車 なかよしこよし」に改造された。

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関東鉄道 2000形
 竜ヶ崎線用車両。常総線向け2100形をベースにしている。片側の運転台は右側に設けられている。

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江ノ島電鉄 2000形
 1000形をベースにしながら、車体は大幅にモデルチェンジし、乗務員室後部には前向きシートが設けられた。全車両更新が完了している。更新前は絵柄入り行先方向幕が特徴だった(№1743)。

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箱根登山鉄道 2000形
 1000形の後継車両で、当初から冷房車。当初の2連が、後に中間車を増結して3連化。

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総武流山電鉄(→流鉄) 2000+2100形
 元西武101系(初期型)。編成毎に愛称があり、塗色が異なっていた。

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遠州鉄道 2000系
 1000系をベースにしたVVVF制御車。

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長野電鉄 2000形
 長野~湯田中間の有料特急で使用された。末期には各種旧塗装を復刻した。

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富士急行 2000系
 元国鉄~JR東日本の165系「パノラマエクスプレスアルプス」。〔フジサン特急〕で使われていた。

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一畑電車 2000系
 元京王5000系。3ドアのままの編成と、2ドア化された編成がある。1編成は「しまねっこ」に改装。

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高松琴平電鉄 2000形
 元宮城電鉄(現JR東日本仙石線)300形。木造だった車体を鋼体化している。志度線で使われていた。社番は一桁小さい。

 以上、簡単ながら、各地の「2000」形・系を並べてみました。「この車両からVVVF制御が始まった」という形式が目立ちます。
 これが全てではないし、最新の丸ノ内線2000系はまだ実物を見てもいない、お恥ずかしい状況なのだが、これだけでも、結構な数の「2000」が、全国各地で走っていたと知る事ができます。
 ただ、スタンダードなナンバーであるはずなのに、大手私鉄では、現役は西武・小田急・名鉄・近鉄・南海だけ、というのは、やや意外かも知れません。無論過去には「2000」が走っていた会社も少なくないし、今後新しい「2000」が走り出す会社もあるでしょう。それは、どのようなものになるのでしょうか。

 今年頭、「2000回」と、8月に迎える「10周年」を記念して、2週間程度の関西旅行をやる、などと大ボラを吹いてしまったが、その後、職場の状況が変わり、大旅行を実施できる雰囲気ではなくなってしまいました(お金は何とかなるのだが、早い話、人手不足が理由です)。本当は大型GWが終わり、一息ついた来週からやりたかったのだが、とりあえず、個人的には残念です。まあ、仕方がありません。
 このペースで更新を続ける事ができれば、5年後位には3000回に達する事ができると思います。その時点で、今度こそ、記念の大旅行をやりたいと考えています。お金も貯め始めています。実現させる事ができると、いいな。
 今後とも、当ブログを、よろしくお願いいたします。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
 昨日は、京急が今年度の設備投資計画を発表しました。
 車両は、新1000形14両を新造。800形の置き換えは完了する事になるが(去年は平成の世の内にサヨナラ運転になりそう、と書いてしまったが、旧デザイン復刻の1編成が残っている)、次はいよいよ1500形、という事になるのだろうか?界磁チョッパ制御編成の去就が、そろそろ気になる。京急の最古参で、唯一の昭和の車両、唯一の非VVVF制御車両、という事になるし。8両は更新。
 京急蒲田・京急川崎・横浜・上大岡でホームドアを整備し、品川は固定柵を設置。既に空港線ではホームドアが見られるが、本線は800形が退役しないうちは整備できない。これを待って、という事になるか。品川は、駅そのものが移動する事になるので、その新駅でホームドア整備、だろう。花月園前(来年から花月総持寺)で駅舎改築、黄金町と追浜でホーム上屋延伸、など。
 大師線は3月に産業道路(来年から大師橋)が地下線に切り替わったが、引き続き地上部の整備。
 総額271億円は前年より35億円増、うち安全対策に229億円。

 JR北海道が昨日、10月1日からの運賃値上げを申請しました。
 平均11%は、民営化以降最大。初乗り運賃は一気に30円上がって200円。札幌~小樽間640円→750円、札幌~新千歳空港間1,070円→1,150円、札幌~旭川間2,490円→2,860円、札幌~函館間5,720円→6,270円など。特急料金等は消費税増税の転嫁のみ。
 初乗り200円というのは現状の札幌市や名古屋市の地下鉄と同じだし(我が街横浜市は210円)、幹線の30㎞640円は、確かに東京や大阪よりは相当高くなってしまうが、例えば名鉄犬山線の名鉄名古屋~新鵜沼間30.1㎞が現状600円だから、そんなに無謀に高くなるとも思わない。ただ、やはり日常的にJRを利用する地元の方々にとっては負担が一気に重くなるし、長距離輸送では、特急から高速バスへの移行が進んだりしないか、という懸念があります。といって、有効な収入の増加を見込める施策が他に見当たらず(JR以外の外野も、特に有効な手立てを発信できているわけではない)、値上げをしてもしなくても、JR北海道の苦しい経営状況は続く事になるでしょう。とにかく関係者が皆、知恵を絞って事に当たらないと。米中貿易摩擦の如く、「あいつが悪い、こいつが悪い」と罵り合うのではなく。

《今日のニュースから》
10日 「東京ガールズコレクション」運営会社 朝日放送傘下入り
11日 プロバスケBリーグ アルバルク東京 2連覇達成

 Bリーグは今年、実際に試合を見てきたので関心がありました。平成の終わりに始まったリーグだが、野球・サッカーに次ぐ第3のプロスポーツリーグとして定着できるか、令和の世に、飛躍が期待されます。