№1984 弾丸旅行月間 第2弾 2.あの日から8年 地下鉄東西線にあいさつ
運命の日、3月11日の朝になりました。
ホテルの部屋から見えるのは、雨模様。
仙石東北ラインで石巻へ向かうことになるが、朝方はまず、前回6年前の仙台訪問後に開通した、市営地下鉄東西線に全線乗り通します。
3月11日(月)
地下鉄のコンコースで目にするのは、市営バスの経営状況。
数値は、「100円稼ぐのにいくら必要か」という営業係数で、私くらいの歳の人なら、旧国鉄が毎年公表していたのを覚えておられるでしょう(今はJR北海道も、見直し表明路線で公表しているが、JRになってからは基本的に公表していない)。
全路線が赤字か。一番良いのが桜ヶ丘線で、一番悪いのは八ツ森線。やはり郊外の山間部へ行く路線は良くなさそう。
公営バスは去年大阪市営が民営に転換、今年も3月24日に佐世保市営バスが廃止になり、徳島市営バスもいずれは…とされているが、それ以降は、現状では民営側に受け入れの体力がなくなっているので、しばらくは仙台市も含めて、公営バスは残る事になるのでないか。ただ、「なぜ、公営でなければならないのか」の説明は今後も必要でしょう。少なくとも、この程度の営業成績の公表は必須と思われます(京都市営がバス停に係数を表示している)。
東西線2000系車内の路線図。2000系はドアの両側に液晶モニターがあるが、左側は今の所画像を放映せず、路線図を貼り付けています。
まず、東側の終点、荒井。バスターミナルが整備されています。既に行列が出来ている。
荒井駅のホーム。1番線が出発、2番線が到着で、2番線の電車が一旦引き揚げられて、1番線に転線される。
車内。荒井7時43分発だったが、この時点では空席も。関東に比べると、やはりラッシュは遅いか。
単線断面のシールドトンネルが続く。郊外部は直線が長く、70㎞/h出るが、市中心部に近づくと、急カーブが連続する。
六丁の目、卸町と、だんだん混み合ってくる。乗車した列車に限ると、東側では薬師堂、連坊が、一番乗車が多くなるだろうか。
引上げ線がある大町西公園(現状は定期での折返しはない)を出ると、広瀬川を渡る区間は地上の高架線になる。リニア地下鉄で営業区間に地上部があるのは、橫浜市営グリーンラインに次いで2例目。ただし地上に駅はない。
広瀬川を渡る。
八木山動物公園の手前でもう一度、短区間ながら地上に出るが、山の中。地下鉄沿線という感じがしない。この区間は、道路橋と一体になっている。
終点、八木山動物公園駅のホーム。ここは1・2番線両方を発着で使用している。朝方は交互に発着していた。
エレベーターのガラスには、動物たちのイラスト。「標高136.4m 日本で一番高い地下鉄駅」と書かれている。荒井が海に近いのだから、かなりの高度を稼いだことになる。箱根登山鉄道で言うと、箱根湯本(96m)より遙かに高く、塔ノ沢(153m)よりはやや低い程度だ。
コンコースのパブリックアート「笑顔」。「I wish you are always smiling」(あなたがいつまでも笑顔であるように)と書かれています。
西側の終点、八木山動物公園。こちらもバスターミナルとなっている。こちらは宮城交通も入る。
仙台まで戻る。先の、終点手前の高架橋。
複線断面のトンネル。かなりの下り勾配。
国際センター駅で途中下車してみました。駅の東側で、広瀬川を渡る高架橋を見る事ができます。東西線の場合、地上部で2000系をある程度、編成全体で見られるのは、ここだけ、と言って良いです。
コンコースには、土木学会田中賞受賞記念のモニュメントがありました。
駅の近くの駐車場は、山形からの山交バス高速便の待機場所となっているようでした。仙台側の起終点の県庁市役所前にある程度近いが、こんな所で待機するのか。
という感じで、仙台まで戻ってきました。
今回はあくまで「お試し」感覚でした。いずれ残りの各駅に乗り降りしてみたいと考えています。
ここまでは、普通の、いつもの月曜日だと思いました。
仙台から仙石東北ラインで石巻へ、そして野蒜に降り立つ事になります。災厄から8年を迎えた、各地の表情はどうでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
JALのA350-900就航は9月1日と、正式に発表になりました。羽田12時10分発福岡行317便でデビュー、以降9月いっぱいは303→306→317→318→329→332便のパターンで、羽田と福岡1日3往復します。その後札幌新千歳、沖縄路線などにも順次就航(大阪(伊丹)がないのは、B787-8国内線仕様がメインになるという事か)。機体は、最初の3機には後部に「AIRBUS A350」の文字が大きく入り、初号機は赤、2号機はシルバー、3号機はグリーンで描かれます。ウイングレットも赤く塗られるようだ。機内はインテリアデザインを一新し、パーソナルTVが装備されるあたりは、明らかにANAへの対抗策です。全席にコンセントやUSBポートを装備し、インターネットも最新のものになるらしい。6月の詳細の発表が待たれます。初号機の日本への来日は、いつになるか。
《今日のニュースから》
3日 米通信大手ベライゾン 5Gサービス開始発表
4日 カルロス・ゴーン前日産会長 特別背任容疑で再逮捕