№1995 2019年4月 今月は何があった 何をやった

 スリランカの爆弾テロに、サンディエゴの銃撃事件。宗教や人種、思想が違ったら、両者の間に生まれるのは、武力・暴力を伴い、傷つけ、殺しあう、憎悪の連鎖のみなのか?翻って日本は、大阪W選に五輪相の辞任、どこかのんびりしている所はあるよなあ、とは思うが、少なくとも大勢の国民・市民が先鋭的に対立・対決し、身も心も荒廃させるような大規模な衝突事件は、この30年起きる事なく(凶悪事件自体は多数あったけれど、「地下鉄サリン事件」は特殊過ぎる)、とにもかくにも(表面上だけでも)平和だったと評価して良いだろう平成の世は、あと数時間で終わろうとしています。機動戦士ガンダム放送開始40年、「ヒルズボロの悲劇」から30年、コロンバイン高校銃撃事件から20年、4月はどのような事がおきたのでしょうか。

31日 詰将棋解答選手権チャンピオン戦 藤井聡太五段 初の5連覇

 1日 オスプレイ 大阪空港に緊急着陸
 2日 プロ野球楽天 ホーム球場完全キャッシュレス化
 3日 米通信大手ベライゾン 5Gサービス開始発表
 4日 カルロス・ゴーン前日産会長 特別背任容疑で再逮捕
 5日 日英外相会談 河野外相 「合意なき離脱」回避要求
 6日 JFA田嶋幸三会長 FIFA理事に再選
 7日 気仙沼大島大橋開通 渡り初め 
 8日 関西空港連絡橋 全車線復旧
 9日 航空機エンジン不正検査 IHIに業務改善命令

10日 価格不当要求の疑い エクスペディア・楽天・ブッキングドットコム 公正取引委員会捜査 
11日 スーダン 軍クーデター バシール大統領拘束
12日 日米経営者 NYで会合 生産性向上などで意見交換
13日 東京パラリンピック ピクトグラム公表
14日 西武 源田壮亮 新人からフル出場 299試合でストップ 
15日 港湾労働組合 22年振りの平日ストライキ
16日 東京オリンピック 大会スケジュール詳細発表
17日 台湾 ホンハイ会長 2020年総統選挙立候補表明 
18日 成田空港 テロ対策の合同訓練実施
19日 「アイヌ新法」可決・成立 「先住民族」と明記

20日 Jヴィレッジ全面再開 常磐線新駅開業
21日 男子高飛び込み 玉井陸斗選手優勝 史上最年少12歳
22日 堺市 竹山市長 政治資金問題で辞職届提出
23日 旧優生保護法救済法案 参議院厚生労働委員会 全会一致で可決
24日 JR旅客6社 京王観光に1億8000万円賠償請求
25日 米大統領選 民主党バイデン前副大統領 立候補表明
26日 自由党解散 国民民主党に合流
27日 外国クルーズ船4隻 横浜港に同時着岸

 今月はこの他、改正出入国管理法施行、元大関把瑠都がエストニア議員当選、「ラブライブ!」シリーズ公式サイト改ざん(沼津のマンホールの件もあったが、こういうのって、同好の士で楽しみを分かち合うもの、だろ?)、自衛隊機F-35A墜落、ブラックホールの輪郭撮影に成功、ウィキリークス・アサンジ代表逮捕、韓国の水産物輸入禁止措置で日本側逆転敗訴、ノートルダム寺院火災、ケーシー高峰氏・小出義雄氏死去、露朝首脳会談、などがありました。
 5G以外でも、IT関連のニュースが多かったと思います。ドコモの新料金プランはどこまで利用者に受け入れられるか?他社の対抗策は?EUのネット動画配信への使用量支払いの義務化は、世界中に波紋を投げかけました。サムスンの新型スマホのトラブルはどうなる。
 また、神戸でバスがらみの死亡事故が起きてしまいました。原因が特定されず、ああだこうだと断定するには早いが、特定のドライバーや事業者のみを糾弾するのではなく、これだけ事故が多いと、業界全体や、政治・行政なども本腰をいれて対策の強化に乗り出すべき時です。この他、交差点でのマイカーの重大事故も池袋などで発生し、犠牲者も出てしまいました。環境問題もセットにした時、「クルマ社会」はこのままでいいのか、何でもかんでも政治・行政任せでなく、まず我々の生活・行動様式から考え直すべき時期に来ているのではないでしょうか。

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《今月この1枚》

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 平成最後の平日となった4月26日(金)、藤沢駅前(南口)の乗り場で撮影した、江ノ電バスです。右のエルガに行先として書かれている七里ヶ浜東台は、№754でも書いた、TV特撮ヒーローもののエンディングで出てきた場所です。書いたのはもう7年も前だが、この路線のダイヤはあの当時と変わっておらず、現状では平日のみ、藤沢駅7時22分発と、7時45分発の2本しかありません。この便は7時45分発、従って、この便は平成最後の七里ヶ浜東台行、という事になったのでした(江ノ電で七里ヶ浜駅へ出れば、今はポンチョとなった循環路線があるが、七里ヶ浜東台は停車しない)。左はアズビル株式会社への従業員専用の送迎バスで、一般路線用のRP数台を特定に用途変更し、専用で運用しています。
 江ノ電のバスは江ノ電バス横浜と江ノ電バス藤沢に別れていたが、今月になって両社は合併し、「江ノ電バス」となりました。鉄道(江ノ島電鉄)からの分社はともかく、そんなに大きくはないバス部門が二つに分かれて、どれだけメリットがあるかと思っていたが、やはり落ち着くところに落ち着いた、そんな感があります。江ノ電バス藤沢は先に電鉄から分社し、その時点では「江ノ電バス」と名乗っていました。だからこの社名は二代目、という事になります。

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《今日のニュースから》
29日 「徴用」巡り 韓国人遺族ら 日本企業9社を提訴
30日 Bリーグ ライジングゼファー福岡 B2ライセンス交付

 ライジングゼファー福岡は資金難を理由に、来シーズンのB1ライセンスが与えられず、B2への自動降格が決まっていました。B2ライセンスにしても、運営資金の確保が交付の条件になっていました。先月書いた横浜ビー・コルセアーズは、B1残留プレーオフでレバンガ北海道に敗れてしまったが、B2の結果により、B1残留が決まりました。来期こそは、最低でもレギュラーシーズンだけでB1残留決定を。

 もうすぐ平成の世が終わります。TV各局は、天皇退位と平成の終わりを大きく伝えていて、日本では天皇制と国民は切っても切れない関係にあるのだなあと、改めて思わされます。
 何度も書いてしまうが、30年前の、1989(S64)年1月7日と比較すると、隔世の感があるよなあと思わされます。あの頃は、その前の年の秋ぐらいから「自粛・自粛」のオンパレードになってしまって空気が非常に重苦しくなり、社会問題にまで発展したものでした。あの時は天皇の崩御により「昭和」が終わったという事だから、そうならざるを得なかった部分も、確かにあったのだけれど。
 背景として、「天皇制」の是非、ひいては「君主制」か「共和制」、どちらが国民を幸福にするかという議論もあったと思います。「王様」が国を率いる君主制は誤り、国家元首も国民が決める共和制にすべき、という声もかなりありました。もちろん今でもそう考えて、声を上げる活動家はいるが、少なくとも、世論の共感はほとんど得られなくなりました。左派政党も、表向きはそういう事を口にしなくなったし。
 要因の一つとして、王室・皇室をやめて共和制にすれば、必ずしも国民は幸福になるか、と問われたら、そんな事ないだろ?という現実が、平成の30年の間にはっきり解ってしまった、という事があろうかと思います。昭和→平成と変わる時期と前後して、共和制を敷いてきた東欧諸国の政治体制が相次いで崩壊した上、内情が明らかになると、政治指導者が圧政で国民を苦しめてきた事実が、次々と暴露されるようになりました(ルーマニアは典型だった)。また、指導者がいなくなったとたん、国民同士が殺し合う旧ユーゴスラビアの悲惨な事例も見られる様になりました。現代でも、国民に選ばれた(はずの)指導者が圧政を敷いている国は数知れず、改めて国名を挙げるまでもないだろう。国連が先月発表した「幸福度ランキング」を見ても、上位10ヶ国中6ヶ国、20ヶ国に広げても10ヶ国は君主制(ニュージーランド・カナダ・オーストラリアの君主は英国のエリザベス女王)、逆に下位10ヶ国は全て共和制です。地域の事情も考慮しなければならないが、単純に君主制=×、共和制=○、と言い切る事は、できないと思います。
 では何が国民を幸福にするか否かと言ったら、君主制vs共和制でなく、…だいぶ昔のコミックに書いてあったのだけれど…、「権威」と「権力」が明確に分離されているか否か、だと思う。日本においては、皇室という「権威」と、政治「権力」が分けられていて、両者が干渉しあう事はない。政治は皇室を支配しようとは考えないし、皇室も政治に口出しする事はない。このバランスが、曲がりなりにも、平成、ひいては太平洋戦争終戦後の日本を安定に導いたのだと思います。「幸福度」上位の君主制各国家も同じでしょう。これがある限りは、日本の国内は安定・平和なものになると思えます。
 だから、令和の世になっても、このバランスは変わらないし、まして変えてはいけない。変えようとしたら、それこそ危機です。権威・権力になびけ、というのでは決してないが、平成の世にまで連なる戦後の日本を、少なくとも体制としては安定させてきた皇室の存在と意義というのは、実は、改めて評価されても良いのではないか。平成の30年を見なおすと、そんな事を少しは感じます。
 長々と書いてしまったが、かくいう私のスタンスは決まっています。一日本人として、令和の世の中を生き抜く、ただ、それだけです。それ以上のものは、私にはないです。

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 4月の「Myカレンダー」は、のと鉄道の「花咲くいろは」でした。西岸駅のホームの菜の花とラッピング車を組み合わせてみたもので、そんな凝った作りにはなっていないです。本当はもっとスッキリした青空になって欲しかったなあ、というのは、今でもあります。
 今月は、モンキー・パンチ先生の訃報もありました。5月のタイトル画像(Myカレンダー)は、今更いうまでもない先生の代表作、「ルパンⅢ世」です。JR北海道のキハ54形にもあるが、くしろバスの方を出します。

 明日も朝早く起きて仕事に行かなければならないので、平成→令和の移り変わりは、寝て迎える事にします。

№1994 JTB時刻表2019年5月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2019年5月号」が、先週土曜日の20日、発売になりました。
 表紙は東海道本線の美濃赤坂支線の終点、美濃赤坂駅。停まっているのは313系電車であるものの、ずいぶんガランとした、寂しい終点だ。

10連休の鉄道旅の楽しみ方
 3部構成。

初級編 全国のローカル線に乗ってみよう!
 五能線、木次線、釧網本線、ひたちなか海浜鉄道、わたらせ渓谷鐵道、大糸線、予土線、指宿枕崎線。
 中国山地の他のローカル線にも乗ろう、とコラムがあるが、芸備線が一部不通(バス代行)になっている事は記されていない。

中級編 全国の終着駅を目指してみよう!
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 美濃赤坂駅、三厩駅、稚内駅、芝山千代田駅、三峰口駅、九頭竜湖駅、伊勢奥津駅、長門本山駅、志布志駅。
 芝山千代田は、遠くで離着陸の旅客機は見えるが、絶好のスポット、とは言いがたい。ターミナルからバスで「さくらの山」あるいは「ひこうきの丘」などへ行くべき。新滑走路の計画が具体化しているが、その進捗状況によっては路線が延長され、終着駅ではなくなる可能性が出てきたのではないか?
(地元への補償、あるいは発着便数増による企業の進出、などで)

上級編 全国の廃線跡を巡ってみよう!
 信越本線・横川~軽井沢間、幌内線、大社線、筑波鉄道。
 筑波鉄道は、実は先日、水戸線岩瀬駅を通過する機会があったのだが、駅構内のホームがあった所は、完全に跡がなくなり、公園になっていました。線路跡は遊歩道になっていたようだった。国鉄最終日と同じ日を持っての廃線だから既に30年以上経っているので、跡がほとんどなくなっても、当然だろう。

 全てに共通するが、ローカル線と言っても、休みの期間に大勢の人々が集中して訪れると、混雑が激しくなって、本末転倒になってしまうのではないか?その辺の呼吸は難しい。本当は休日を外して訪れるのが、ベターだと思う。ただ、休日しか走らない列車や、休日のみ営業の施設があったりするので、その点は注意だろう。
 列車旅を楽しむなら、「特急がガンガン走る本線を走るローカル列車」が、(時間にもよるが)案外盲点ではないか?と思うが、どうだろう?先日、中央東線~篠ノ井線のローカルを乗り継いで感じた事。いずれにしろ、静かな列車、静かな駅がいい。

「のりもの情報局」は、「道南いさりび鉄道 旧国鉄急行形塗色復活」「京王電鉄 スタンプラリー・カードラリー同時開催」「小田急電鉄『1日全線フリー乗車券』発売開始」「叡山電車『青もみじきらら』運転中」「南海電車 新たな『めでたいでんしゃ』誕生」「JTBパブリッシング『JTBの鉄道全線 のりつぶしログブック』発売中」。
 キハ40形は当然国鉄急行色をまとった事がないからイメージ本位だが、見方によっては、国鉄時代末期に生まれたキハ53形500番台(キハ56形の両運化改造車)を彷彿させるかも知れない。
 小田急では6月1・2日(1日は小田急創立記念日)、子供用1日全線フリー乗車券を100円で、大人用も2,000円で発売すると発表しています。
 鉄道模型プレゼントコーナーは、103系3000番台非冷房車・川越線3両セット。

 巻頭の索引地図から、石勝線夕張支線が消えました。

特集のページ
 香椎線は、GW中及び5月18・19日は臨時ダイヤで運転。1時間に3本程度に増発。5月18・19日は海の中道で「CIRCLE '19」が行われるためのようで、夜間にも増発を実施。
 会社線は、高速バス成田空港・TDL~仙台線が4月16日に開業。成田空港交通とJRバス東北の共同運行で、現在運行中の、成田空港交通と宮城交通による成田空港・西船橋・柏~仙台・松島海岸路線〔ポーラースター〕とは別(こちらも継続して運行)。仙台駅の乗り場は、両路線で東西別なので注意。

本文
 東北本線・一ノ関~北上間で5月3日、臨時の普通列車〔義経東下り〕を運行。去年より本数が減っていて、下りは一ノ関→北上1本・一ノ関→前沢2本、上りは北上→一ノ関及び平泉→一ノ関各1本の運行。秋田~平泉間の〔平泉と北上さくら号〕は、今シーズンは設定がありませんでした。

 会社線では、関東地方のバス事業者でいくつか変化が見られます。富士急山梨バスは、今月1日より富士急バスと改称しています。今後、富士急グループ全体でバス事業の再編がありうるのか?
 また、これは既に先月号で記されていたが、江ノ電バス藤沢が、江ノ電バス横浜との合併で、江ノ電バスになっています。
 日立電鉄交通サービスは、5月1日より茨城交通に統合合併されます。なお、今号では記載が回っていないが、日立・水戸~羽田空港線は同日より、茨城交通の運行に統一(京浜急行バスは撤退)。ダイヤの変更もあり、勝田駅西口9時00分始発便は、日立駅中央口始発に延長になります。
 品川~舞鶴線〔シルフィード〕は、5月12日出発をもって休止。
 川崎~木更津線は、1日より京浜急行バスが撤退し、臨港・小湊・日東・ベイサービスの4社体制で運行されています。この所、京浜急行バスの路線撤退が目立つようです。

 夕張支線代替バスは、新夕張駅~夕張市石炭博物館間の直行便が7往復+新夕張駅発で早朝に土休日のみ運行の便を設定(土休日はこの便が初発)。新さっぽろ駅~南清水沢路線もダイヤを変更。なお、ここには掲載がないが、新さっぽろ駅~新夕張駅間の急行の運行もあり。

 次号のグラビアは梅雨の特集らしい。あじさいとか、菖蒲とかのお花見、なのだろうか。しとしと降る五月雨ならまだ良いけど、豪雨は勘弁。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 JR東日本と相鉄が一昨日、東武・京王・小田急が昨日、2019年度の設備投資計画を発表しました。

JR東日本 … 単体で6,130億円、前年度より1,040億円の増。
 車両面ではE7系を引き続き上越新幹線に導入するほか、GV-E400系を地方路線に導入(具体的な路線名は挙げられていない)。来春には伊豆方面行の観光特急列車がデビュー。車内カメラの設置を拡大。
 ホームドアは、山手線の新橋・浜松町、京浜東北線の川口・横浜・新橋・蕨に導入。蕨は「スマートホームドア」を導入するとしているが、どのようなものかは解らない(JR東日本メカトロニクスが開発しているようだが、同社の公式Webにもない)。
 常磐線不通区間は、今年度末までの再開に向けた工事を引き続き実施。この他、高輪ゲートウェイ駅の工事や、品川・横浜などの開発を推進。バスにも触れられていて、JRバス関東はアストロメガの導入が引き続き進む事になるようです。

相鉄 … 鉄道202億円+バス11億円で、合計213億円。
 JR直通開始を控え、今月20日にデビューした12000系は、今年度は5編成を導入。車両のリニューアルは3編成に行われるが、「9000系など」と記されているので、他系列のリニューアルも始まるのか。2022(R4)年度までに全駅に整備するホームドアは、今年度はホーム補強やTASCなどの準備工事を行い、2020(R2)年度末までには二俣川・大和・湘南台に整備。海老名駅の総合改善事業を推進し、南万騎が原駅のリニューアルに着手。
 バスは一般路線車21台中10台がハイブリッドとなるそうで、かなり高い割合だ。他にASV型高速バスを4台導入。

東武 … 既に先行して発表済みだが、日比谷線直通の有料着席サービス提供のため、70090型を4編成、新規に導入。別に70000系を2編成新造し、栃木ローカル用の20040型を5編成改造。
 アーバンパークライン(野田線)・逆井~六実間の複線化は今年度中に完成し、来春には運河~柏~船橋間で急行運転を開始。複線区間全てで急行運転が行われる事になります。高柳で緩急結合、となりそう。
 獨協大学前・中板橋・玉淀で駅舎をリニューアル、北千住と和光市では、商業施設と合わせてリニューアルを実施。
 高架化工事は、竹ノ塚は上り急行線の仮線切り替えと高架橋工事、とうきょうスカイツリーは仮線工事、清水公園~梅郷間は高架橋工事を推進。ホームドアは、今年度は押上(東京メトロ管理駅)・池袋・朝霞・志木(一部ホーム)に設置。
 地下鉄直通車両に防犯カメラを設置。自動放送装置やサイネージなどで多言語化を推進。TOBU FREE Wi-Fiを拡大。
 SL列車は2号機の復元作業を推進。鬼怒川線の新高徳駅を、「昭和レトロ調」にリニューアル。ただ、何度も書いてしまうが、鬼怒川線全体を「昭和レトロ調」にするというなら、やはり14系客車は違うだろう。元〔まりも〕のドリームカーを導入したとも記しているが、そうじゃなくて、客車もまた、昭和レトロでなければならないのではないだろうか?いずれ新造を期待。
 投資総額397億円は、前年比+37億円。

京王 … 5000系を1編成増備。「京王ライナー」の運行拡大を目指すとしているが、どのようなダイヤになるのだろうか。車両のリニューアル(車イス・ベビーカースペースを全車両に設置)を8000系×3、1000系×3、液晶ディスプレイ2画面化を1000系×3で実施。
 VVVF制御装置の更新工事を8000系×3、1000系×3で実施、だからこれらの工事は皆同じ編成で同時に行われる事になると思われます。
 インバウンド対応で、案内用ディスプレイやWebページの多言語表示を拡充、英語に対応した放送装置も導入を推進。
 笹塚~仙川間の連続立体化は、用地買収の他、基礎杭工事を実施。飛田給駅にホームドア、仙川・分倍河原・橋本の各駅のホームの一部に転落防止柵、京王稲田堤駅ホームに転落防止ゴムを設置。
 投資総額297億円は、前年度比+60億円。

小田急 … 注目は、新型通勤車5000形(がた)のデビュー。別にリリースが出ているが、外観のイメージを見ると、非貫通形の流線型で、帯色も濃淡のブルー2色となり、これまでの小田急の電車とはだいぶイメージが異なっています。SiC素子のVVVF制御で、車内は防犯カメラを各車4台、空気清浄機を8台設置。オールステンレス車体で、川崎重工とJ-TRECで製造。今年度は10連×1、来年度は5編成導入予定。
 EXE(→EXEα)1編成・1000形2編成をリニューアル。
 駅は参宮橋・向ヶ丘遊園・片瀬江ノ島各駅のリニューアルを推進し、下北沢駅の改良を引き続き実施。ホームドアは、今年度は代々木上原・東北沢・世田谷代田・梅ヶ丘の各駅に導入。
 ロマンスカーミュージアムは、2021(R3)年オープンに向けて、施設建物を建築。
 投資総額327億円は、前年度比△9億円。
 小田急グループは昨年、箱根地域の観光開発に関する大規模な投資を発表していたから、GSEの増備とかあるのかなあと思っていたのだが、それはなかった。
 小田急5000形や、その前に発表になった京成3100形、あるいは東京メトロの有楽町・副都心線及び半蔵門線の新車のイメージイラストを見ていると、令和の新通勤車は、どこかシンプルさも感じる流線型がトレンド、となるのか。

《今日のニュースから》
26日 自由党解散 国民民主党に合流
27日 外国クルーズ船4隻 横浜港に同時着岸

 クルーズ船が4隻同時に着岸するのは日本国内では初、だそう。橫浜市営バスでは送迎用に、オリジナルの黄色ベースのラッピング車両を用意しています(通常は一般路線バスとして運行)
 旧自由党小沢党首は野党一本化に前のめりになっているようだけれど、立憲民主党の枝野代表の態度はつれない。「アベ政治」ノー、だとしても、では政党トップの判断だけで勝手に一本化した野党の姿は、「アベ政治」の代わりになり得ると期待できる存在と、国民世論が本当に思っているのかどうか、野党各党のトップは一度考えるべきではないか。先日の大阪W選における各党の態度やその結果を見ると、それはどうも疑わしいと思う。与党追及はかびすましいが、野党の中に、政権交代が実現した10年前のような高揚感がないのは、間違いない。

 いよいよ平成から令和へ、時代を跨ぐGW10連休が始まりました。30年前を思い返すにつけ、隔世の感があります。でも、初っぱなの関東地方は寒かった…。私は、10連休はほとんど仕事です(構わないけれど)。泊まり掛けはしません。休みが2日あるので、その日に日帰りでどこかに、というのはアタマの中にあります。GWが終わったら、徳島に行く事にしています(DMV転換前の阿佐海岸鉄道に乗っておきたい)。また「弾丸」になってしまうのだけれど。

№1993 弾丸旅行月間 第4弾 3.今年最初の関西へ 関西本線踏破

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 大阪の天気は不安定。「青春18きっぷ」1日分使って、普通列車で帰るが、名古屋までは久しぶりに、関西本線に乗る事としました。JR難波から名古屋まで乗り通しです。

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 おおさか東線を降りた新大阪から、JR京都線(東海道本線)と大阪環状線を乗り継いでいく。京セラドーム大阪。
 新今宮で乗り換えて、JR難波駅へ。

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 コンコースのパブリックアート「大いなる旅立ち」。長安に旅立つ遣唐船が描かれています。

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 降車のお客さんは多かったが(特に若い人)、全体的には閑散とした印象もある、2面4線の地下駅。

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 JR難波駅の時刻表。基本的には、毎時普通4本+快速2本。

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 日中の快速は基本的に、211系の高田行だが、10時57分発の王寺行1356Kで、JR難波を出発します。201系の4連。昨年乗車の奈良線と同じで、同じ快速なのに、ずいぶん差がある気がする。

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 ターミナルの天王寺、先におおさか東線で寄った久宝寺、近鉄接続の柏原と過ぎて、近鉄大阪線と交差すると、急に山道になる。乗った事がある路線だけれど、改めてこの変化には驚かされる。

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 王寺が近づき、左手には信貴山を見ます。
 王寺に着くと、車両は側線に引き揚げていきました。回送の客扱い、という所だったでしょうか?車内は終始ガラガラに近かったし。

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 王寺は去年、和歌山線から近鉄田原本線に乗り換えた場所だが、今日はすぐに後続の大和路快速加茂行3358Kに乗車。221系は更新車両が増えました。

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 奈良で小休止。高架駅の傍に日航ホテルが建つが、JALのロゴが「Arc of the Sun」のままだ。直系のホテルでまだ残っているとは。

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 木津~伊賀上野間の乗車は、いつ以来だか忘れてしまった。
 木津を過ぎると単線。ローカル色が濃くなる。

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 という大きな駅なのに、ここでも駅員の配置がいない時間がある。着いた時間は、ちょうど長い昼休みのただ中。

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「みどりの券売機プラス」と称する、指定券の券売機。指定券券売機自体はもっと大きい駅にもあるし、他のJRにもあるが、JR西日本はみどりの窓口の大幅縮小を表明しており、今後JR西日本の大半の駅で、駅員時間限定配置+指定券販売機設置、という流れになっていくのだろう。

 12時を過ぎた。新元号が発表になっているだろう。手持ちのスマホのニュースアプリを開く。
令和」か…。とりあえず、これ以上の感慨はない。一日本人として、新しい世の中を生き抜く、それだけの事です。

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 12時42分発236Dが、亀山発239Dとして到着した。キハ120形の単行が、221系と並ぶ。

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 木津を出て、さらにローカル色が強まる。左は木津川。

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 笠置はこれからが桜のシーズン、という感じだった。この先もあちらこちらで、桜がブンブン咲き始めていた。

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 大河原駅は、中線を撤去した跡がある。

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 月ヶ瀬口駅のホームは長い。単行、せいぜい2連(3連ってあり?)ではもてあましてしまう長さだが、梅のシーズンとかには、長編成の臨時列車があったりするのだろうか?

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 島ヶ原で、加茂行241Dと交換。ここも、中線を撤去した跡がある。他にも中線を撤去した駅が多く、大幹線だった過去を彷彿させるよう。

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 伊賀上野に近づき、伊賀鉄道の1000系が見えてきた。伊賀鉄道も、この数年乗っていないなあ。
 伊賀上野~亀山間は10年前、2009(H21)年9月に乗って以来です。№30で書きました。あの時は亀山→伊賀上野だった。

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 キハ120形には、運賃箱、乗車時のカードリーダーと、明らかにICカードに対応した機器が設置されている。万葉まほろば線(桜井線)・和歌山線では227系導入完了と同時に車載タイプのICカード導入を行う事になっていて、これが関西本線にも波及する事になるのだろう(亀山はどうなる?)。

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 伊賀上野からしばらくは平坦な直線が続く。佐那具が近づき、行く手には山々が立ちはだかるよう。

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 柘植で加茂行243D、草津線5348M~5363Mが並んだ。ジャンクションではあるが、閑散とした印象。

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 中在家のスイッチバック式信号所は完全に廃止になり、線路や信号機が残っているだけ。

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 柘植~加太間の山間部をグングン下っていく。

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 車内。単行だし、春休みという事もあるが、決してガラガラ、という事はない。加茂~亀山間は60分間隔運転が確保されていて、これは国鉄の民営化時点からほぼ変わっていない。ロケーションからすると、利便性は低くはないだろうと思う。本当は、この区間も電化されるといいのだけれどなあ。JR西日本目線で見ると、この区間だけ非電化区間が孤立した形になっているので。

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 亀山が近づくとどこか都会的?大手チェーンのホテルが見られる。高速道路のICや、シャープの工場があるだろうか。

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 亀山駅。JR東海の管轄。

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 駅前は、三重交通バスのターミナルにもなっています。待機していた三重交通バスの回送の表記。

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 14時24分発快速2310M。313系1000番台×2連で、ワンマン対応だが、車掌が乗務しています。

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 四日市~亀山間は3月にTOICAが導入されたばかり、井田川駅ではこんな感じで、上屋に覆われた形で入場用・出場用が並んでいます。

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 天候が不安定、亀山行快速と、伊勢鉄道を待ち合わせた南四日市で降ってきたのは、あられだ。

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 富田。三岐鉄道のバスの車庫。

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 快速みえとすれ違う。
 名古屋には15時35分到着。JR難波から5時間弱で、関西本線全線踏破が完了しました。

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 静岡まで、東海道線を乗り継ぎます。特別快速2100F。

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 蒲郡までは直線区間が長く、120㎞/hで快走する。

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 豊橋からの普通電車970M。

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 下りの普通電車153F。311系の8連だ。長い。この区間、普通電車は3~8連と、長さにずいぶんバラツキがある。

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 浜松からの静岡行普通電車460M。

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 磐田~袋井間の御厨新駅。今回は上り側から見ます。カーブにかかっている。

「青春18きっぷ」であれば、本来なら熱海まで乗り通すべきだが、帰宅が遅くなって明日に差し支えると思って、ズルイんだけれど、静岡~熱海間で新幹線を使ってしまいました。ちょうど熱海停車の〔ひかり476号〕があったので。乗車券+特急料金3,050円。この列車、静岡で7分も停車。何しろ到着が、460Mと同時でした。

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 さすがに新幹線はノンストップで速く、静岡~熱海間は23分で着きました。

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 今日は4月1日。在来線連絡改札口には、こんな手書きのメッセージがありました。

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 熱海からの東海道線1936Eは伊東始発の10連。途中の国府津で増結。
 戸塚には、そのまま普通列車で乗り継ぐより、47分早い到着になりました。

 という事で、月をまたいだ弾丸関西旅行が終わりました。常々思うが、やはり時間が全然足りない。1~2週間くらいかけて、じっくり関西の電車に乗って、撮影もやりたいと思うのだが、そんな時間がいつか作れるでしょうか?本当は来月やりたかったのに…。

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 今日は、福知山線脱線事故から14年です。私は3年前に事故現場を見てきたが、慰霊施設新設の工事に手がついた段階でした。その慰霊施設「祈りの杜」で、初めて慰霊式典が行われました。私の立場では何度も書いてきたとおり、亡くなられた方々の冥福を祈ると共に、(少なくとも日本では)これが最後の鉄道の大惨事となる事を願う、それだけです。
 JR東日本と相鉄が2019年度の設備投資計画を発表したが、文字数が足りなくなりそうなので、次回書きます。他の大手私鉄の発表もあるかも知れません。

《今日のニュースから》
24日 JR旅客6社 京王観光に1億8000万円賠償請求
25日 米大統領選 民主党バイデン前副大統領 立候補表明

 京王観光では今日、紅村社長ら取締役2人の月額報酬30%自主返上3ヶ月などの、役員の処分を発表しています。