№1954 航空各社 2019年サマーダイヤ発表

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 航空各社の、3月31日(日)からのサマーダイヤが、昨日一斉に発表になりました。
(LCCは大半が既に発表済み)
 今シーズンは久しぶりに、大手キャリアの新機材の導入が相次ぎます。インド南部への新路線開設のアナウンスもありました。
 主要各社の発表をまとめます。後日施行の路線もあります。

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全日空

国際線
 既に予告済みの成田~パース線(9月1日~)に加え、ウンターダイヤ期間中に成田~チェンナイ(インド南部)路線を開設。チェンナイ路線は、今の所機材やダイヤなどは発表されていない。チェンナイは「インドのデトロイト」と言われているとは、初めて知った。
 機材面では、A380-800に加えて、B787-10の就航も発表になりました。4月26日に成田~シンガポール線、7月1日に成田~バンコク線に就航(両路線とも、B787-9と併用)。294席になるが、具体的なプロダクトはまだ発表になっていない。
 中部~上海は再開、成田~成都は復便。
 この他、アジア路線で機材の変更があり、B787-9に変更される便では、プレミアムエコノミーサービスを提供。
 B737-700は、国際線からは撤退か?

国内線
 一部路線で期間運航や増便を実施。羽田~沖縄間「ギャラクシーフライト」は、今シーズンも7月21日~8月31日の間運航(6/W)。
 別リリースで、7月1日再開のIBEXの成田~仙台線でコードシェア実施を発表。SFJの北九州~沖縄線のコードシェアも継続。

貨物便
 B777-200Fが、7月1日から成田→関空→上海→成田に就航(5/W)。8月26日に成田~上海(5/W)、ウインターから成田~シカゴ(便数調整中)にも就航。
 羽田~佐賀の深夜貨物便は休止。

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日本航空
(グループ各社を含む)

国際線
 既に予告済みの成田~シアトル線開設の他、成田~モスクワ線はデイリーに増便(通年になるのか?)。成田~グアム・シカゴで期間増便。
 成田~サンディエゴ・バンクーバー、関空~ロサンゼルスの機材変更により、北米大陸路線は全て「SKY SUITE」仕様に統一。成田~グアムは9月1日からB777-200ERを導入、成田~ホノルル線は一部期間で機材変更。
 3月31日就航のBAの関空~ロンドン路線でコードシェア実施(4/W)。
 こちらは別リリースで、成田~ベンガルール(バンガロール)線就航を発表。2020年サマーダイヤまでに就航、としているが、こちらは既にダイヤと機材(N787-8)は発表。ベンガルール(バンガロール)は「インドのシリコンバレー」、だって。

国内線
 A350XWB-900は、9月より羽田~福岡路線に就航し、順次路線を拡大。B787-8(国内線)は秋以降、羽田~伊丹路線を中心に就航。どちらも、具体的なプロダクトはまだ発表になっていない。
 この他、一部路線で増便の一方、奄美諸島路線を中心に一部減便。鹿児島~種子島路線にE170が就航。
 福岡~鹿児島・出雲、出雲~隠岐は7月1日から、ATR42-600が就航。Saab340Bは終焉が近い。

 ANA、JALが共にインド南部への都市への就航を発表したが、インドの大都市というともう一ヶ所、コルカタ(カルカッタ)があるのだが、そこへの就航の可能性は、ないのだろうか?

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スカイマーク

 今日発表になりました。大きな変更点はなし。 
  
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エア・ドゥ
 
 新規開設・休止・増便・減便はない。2019年度当初にはB767×5機、B737×9機体制で、上期にB767を1機導入、B737を1機退役。予備機材を確保すると共に、ターンアラウンド時間拡大で、定時制を確保。
(この点、LCCとは逆だな)

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ソラシドエア

 大きな変更点はなし。

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スターフライヤー

 国内線・国際線とも、大きな変更点はなし。
  
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フジドリームエアラインズ

 名古屋(小牧)~北九州路線が、静岡~北九州路線にシフト(JALのコードシェアは継続)。
 名古屋(小牧)~青森・高知路線で増便。静岡~札幌(丘珠)路線が再開。
  
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IBEXエアラインズ

 仙台~成田線が7月1日再開。その他は変更なし。

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ピーチ

 昨年12月17日に発表済み。札幌(新千歳)~ソウル(仁川)線に4月25日就航(7/W)。既に韓国勢が多数就航している路線で真っ向から挑む事になるが、日韓関係の悪化が影響を与えないだろうか?
 沖縄~香港線は7月28日再開(7/W)。バニラとの統合作業が始まり、新規就航の成田~奄美大島(10月1日~)、再開の成田~沖縄(6月1日~)、成田~新千歳(9月1日~)はバニラの路線の引き継ぎ。この他台湾路線を増便。

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ジェットスター・ジャパン

 成田~下地島線が3月30日就航。下地島への旅客便就航は、YS-11で乗り入れていたJTAの沖縄路線が廃止になって以来、25年振り。

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バニラエア

 ピーチへの統合作業が開始し、段階的に路線を縮小、サマーダイヤ一杯で、バニラとしての運航は終了。
 成田~函館は3月30日限りで廃止し、函館から撤退(ピーチへの引き継ぎもない)。関空~奄美は5月6日、関空~台北は7日、成田~沖縄・台北・香港及び沖縄~石垣は31日、成田~新千歳・奄美は8月31日限り、成田~石垣・髙雄は9月30日で終了し、この時点で国内線は運航終了。
 最後までバニラ便として残るのは、成田・福岡~台北路線。

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春秋航空日本

 発表がなく、変更点はないと思われます。

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エアアジア・ジャパン

 発表がなく、変更点はないと思われます。中部~新千歳に加えて2月から台北路線に就航するが、この後の展開はどうなるのか?

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 以上、簡単ながら、各社のリリースから、3月31日からの国内各社のスケジュールをチェックしてみました。
 今シーズンは久々に、大型新型機材の導入があります。今から楽しみだが、A380は国際線だから、搭乗は簡単ではないな。いっそ今年は、ホノルルに行ってみようか?A350は国内線なので、こちらは機会を作れるでしょう。
 ピーチとバニラの統合もあり、今後はティービーエル(JAL系)の参入も予定されているので、日本のLCCは、次の段階に進む事になります。やはり国際線が中心になっていくのかねえ。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 橫浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘延伸が、いよいよ動き出す事になりました。昨日、横浜市と川崎市の間で、事業化に向けて合意されました。中間には3つ駅が設けられる見込みで、川崎市内はルート案が3つあるが、ヨネッティー王禅寺付近が最有力になるようです。2030年度の開通を目指し、今後手続きが進められる事になります。
 一方、上野動物園のモノレールが、10月一杯の運行を持って休止になるとも発表がありました。車両が老朽化し、新車両の製造には3年間、18億円かかる事が理由になっているようです。当分は電動バスを無料化するなどして対処、今後については意見を聞くともしているが、個人的には、残念ながらこのまま廃線になるのではないかと思っています。

《今日のニュースから》
23日 ベネズエラ国会議長 暫定大統領就任を宣言
24日 国民民主党・自由党 統一会派結成で合意