№1952 「青春18大移動シーズン」 恵那へ <後>明知鉄道再訪
今回明智鉄道を再訪したのは、1.アケチ100形がデビューした事、2.10年前、2008(H20)年に開業していた極楽駅にまだ降りていなかった事、がありました。天気に関係なく明智まで往復し、極楽駅に降りる事は決めていました。
1月 3日(木)
朝7時過ぎのJR恵那駅。結局ホテルから歩いても、15分程度だった。でも、前日のタクシー利用は正解だったと思う。
駅前の旗。来年の大河ドラマが、明智光秀を主人公にしたものになる事が既に発表になっている(「麒麟がくる」 脚本:池端俊策 明智光秀役:長谷川博己)からだろうが、気が早い。放送が始まったら、明知鉄道もラッピング列車とかやるのかな?一昨年の天竜浜名湖鉄道のように。
明知鉄道の恵那駅。駅舎そのものは変わらないが、駅前の歩道に上屋が出来ています。
明知鉄道のホームから見えた、国鉄色のEF64 1023。重連。
7時58分発明知行3D。アケチ11号。「Valor」(多治見市に本部(本社)を置く中部地方のスーパーマーケットのチェーン)のラッピング。ロングシート。
中央本線と分かれると、いきなり33‰の急勾配。
沿線は農村地帯が続く。冬晴れ。
山間部。
この先では、少しばかし雪がある区間もありました。
唯一の交換駅、岩村。アケチ101号と交換。
各駅のホームにあるミラーは、霜が張り付いて、これでは用をなさないのではないかと思うが、この列車に関しては乗客が少ないから、直接確認で充分だろう。
花白温泉駅。アケチ1形が倉庫として置かれていました。
終点の明智駅。建物は変わらないが、改装されています。
明知鉄道では、将来の動態保存を見据えて、小学校で静態保存されていたC12 244号車を、車庫に迎え入れています。そのC12のキャラクターが、駅舎内に立っています。
有名人の方々のサインが並べられていました。
駅近くの、大正村の総合案内図。
駅の外れに、東濃鉄道のエアロミディが留置されていました。この日は運用されないようだ。駅前からの東濃鉄道バスは、土休日は、瑞浪駅行(1時間30分間隔)以外は全部運休。
別の場所に、東濃鉄道バスの車庫がありました。日野の中型車がいるが、人影が全くない。ローカル線専門の車庫、という事でしょう。
傍らには、昔のバス停が放置されていました。数年前の時刻表が残っていた。土休日だけだったが、ローカル線も運行があったし、瑞浪行は平日と同じ1時間間隔だった。
先に岩村で行き違った101号。恵那まで行って折り返してきた所を、駅近くの踏切で撮りました。
この折返しで、極楽駅まで戻ります。
極楽駅。2008(H20)年12月25日開業、というから、ちょうど10周年を過ぎた所でした。
駅名標。明知鉄道では駅ナンバリングがあるが、明知→恵那で昇順になっている。恵那が11。
ホームに立つ、幸せ地蔵。
石碑。岩村出身の儒学者の語録だそう。
駅名の由来をしるしたボードが掲げられています。極楽寺という寺があったから、という事らしいが、極楽寺といったら、関東の「鉄」には、江ノ電だよね…。
待合室には、「極楽音頭」なる音楽が流れていました。ボタンを押すと流れるんだって。
駅に隣接する、第1新立踏切からみる極楽駅。普通だったら「新立駅」とかしたかも知れない。極楽の方が、注目度が高くなるだろう。この駅、近くの「Valor」への買い物客を目当てにした開業だったのではないだろうか?
恵那市では「自主運行バス」の路線があるが、年末年始は運休。平和コーポレーションが受託して運行しているようだが、極楽駅近くの空き地に、同社のポンチョが留置されているのが見えた。正式な車庫でない場所だ。こんな所に置いておくのか。
次の急行〔大正ロマン号〕で、恵那まで帰ります。リニアラッピングのアケチ13号の単行。今日は、食堂車両は連結されていない(年末年始は運行しない、とはなっていなかったが)。Valorは営業しているが、降りてきた客はいなかった。
グングン下って、恵那市が見えてきた。極楽駅付近は一時雲が太陽を遮っていたが、恵那市中心部はまた快晴。
明知鉄道は、色違いのアケチ102号車もあるし、いずれまた再訪の機会があるでしょうか。
今回はこれで明知鉄道は終わりとして、中央線快速5730Mで名古屋へ戻る。313系+211系の10連。
最後部のクモハ211の車内に入って驚いた。窓が恐ろしく汚い!この車両だけでなく、名古屋エリアの211系はほとんどがそうだ。フィルムが貼ってあるようだったが、それが影響しているのだろうか?
名古屋から名鉄の神宮前まで行って、しばらく名鉄電車を撮る。神宮前駅の金山方は歩道橋ができて、踏切が閉鎖されていた。歩道橋の影のため、以前より撮りづらくなったが、その中から2枚。
1000系パノラマスーパーの更新車。
6000系。固定窓の初期車両がまだ残っているが、すでにデビューから43年、いつまで走るのだろうか。
下りホームから撮ったが、常滑線は撮りづらい。名古屋本線に絞った方が良いかも。
金山まで一駅戻って、帰宅の途に就く。前回は新幹線も使ったが、今日はひたすら在来線。
豊橋行新快速5336F。5分近く遅れていた。次の熱田に臨時停車したが、ここからの乗車は、思った程多くはなかった。それでも車内は混雑している。「青春18大移動」も、もちろんあるだろう。
とにかく愛知県内の東海道本線は、ひたすら直線が長い。グングン飛ばす。が、遅れは縮まらない。
結局豊橋は5分遅れて到着。接続するはずだった浜松行は、こちらを待つ事なく、さっさと発車してしまっていた。
後続の浜松行3140Fは岐阜始発で、蒲郡で追い抜いた列車だった。311系4連。後続の快速からの接続もあって、車内は大混雑。
薄々思うのだが…。うまくは言えないが、名古屋エリアのJR東海の在来線は、どこか「チグハグ」な印象がする。車両面でも、先の中央本線の211系の窓ガラスの件もあるし、313系はデビューから30年になるが、ほとんど手が加えられていない(車イススペースが設けられただけ)。静岡の211系は長距離の運用もあるのにトイレが設けられる事もないし、意外に在来線にカネをかけていない?
舞阪を出発。遠くに、浜松のタワーが見えてきた。
浜松では5456Mに乗り換え。熱海直行。313系6連。幸い空席がまだあり、焼津まで寝ていた。目覚めると、もう真っ暗。
静岡で4分停車。平日だとこの後〔ホームライナー沼津4号〕があり、沼津で先行する熱海行に接続するのだが、今日は運休。
熱海まで乗り通しても、その先は沼津始発334Mとなる。ので、沼津で乗り換え。考える事は皆同じ、沼津で大挙下車し、反対側に停車していたE233系のドアの前に並びました。最初はグリーン車も考えたが、9号車のボックスシートが確保できそうだったので、そのまま普通車に乗ります。
334M。JR東日本編成。まだ沼津だが、関東地方に帰ってきた、という印象がする。
グリーン車を考えたのは、豊橋で買った「飯田線秘境駅弁当」を、夕食として食するため。具材は豊富だが、何がどの駅を表現しているのかは、解らなかった。
JR東日本のE231系・E233系では、車内放送で駅番号をアナウンスするようになったが(乗車日時点では、まだ全編成ではなかった)、当然ではあるけれど、JR東海区間でもキチンと、JR東海が付与した駅番号をアナウンスするし、ドア上にも表示がされる。熱海もJR東日本が付与した「JT21」ではなく、「CA00」が表示されました。
熱海で乗務員交代。列車番号が334Mから…。
上野東京ラインの1646Eに改番されました。
当初の想定より遅くはなったが、それでも戸塚には20時31分、自宅には21時に帰ってこれました。
こうして、今冬シーズン2回目の「青春18大移動」の旅も終わりました。
大変な苦行、ではあるのだけれど、次の春シーズンも考えています。長野と仙台が、大阪、恵那同様、仕事が終わってからでも普通列車乗継ぎでその日の内に到達できるので、乗継ぎの旅をやる予定です。
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一昨日書くべきだったが、東武は3月16日より、東上線に「川越特急」を新設すると発表しました。クロスシート形態の50090型で運行するが、追加料金は不要。朝霞台・川越・川越市・坂戸・東松山~小川町間に停車。毎日運行。一部列車にはコンシェルジュが乗務すると言うから、無料の通勤電車にしては力が入るようです。先行して2月12日より「池袋・川越アートトレイン」を運行。東上線が改正をするなら、メトロ副都心線・有楽町線に西武(Laviewもデビューするし)、東急東横線・みなとみらい線も同時に改正を行うはずで、詳細の発表が待たれます。
《今日のニュースから》
18日 元タレント羽賀研二 資産隠し容疑で逮捕
19日 大槌町旧役場庁舎 解体工事開始
ドナルド・トランプが明日「重大発表」、だって。不気味な予感がして、イヤだ…。今の世界は、「強権」か「分断」の二者択一、しかないのか?