去年発売された、「オールカラー 昭和青春バス紀行」(…そういえば、このムックに関しては何も書いていない…。スミマセン)の続巻。
今回は昭和50年代後半から60年代、昭和の後半くらいの車両が中心。観光バスが多め。
高速バスはまだ黎明期なので少なく、貸切バスに路線用の機器を搭載した、という程度のものが大半だろうか。夜行となると、近鉄と九州産交(定期観光バス運用)のブルーリボンだけ。
一番印象的だったのは、一番最初に並べられた、日野スケルトン。恥ずかしながら、ずっとスケルトン=ブルーリボンと思っていて、商品名が異なっていたのは、初めて気づいた。
今の目で見ると、ヘッドライトが丸形という事もあって、顔つきが優雅で、優しいなと思う(徳島市営は、のちのブルーリボンに繋がるような顔つきだが)。バランスが取れた出でたち。バスに限らず…マイカーは典型的だが…、鉄道もそういうところがあるが、最近の車両はほとんどが「未来的」に過ぎる顔立ちになっていて、昔の人間としては少し寄りつきにくい所があるのかもな…とか感じています。ポンチョのような例外もあるけれど、その意味でスケルトンの、構造だけでなく、デザインをも再評価しても良いのではないか、と感じました。改めて魅力的、と思う。動態保存している所、ないですかね?それより昔のモノコックはあるけれど。
貸切バス中心なので今はない事業者も多いし、旅行会社に加えて航空会社のツアーの専用カラーもあったりして、この辺も楽しめると思う。
一つだけ残念な点があるとしたら、エアロバスと同期の、呉羽ボディの三菱ふそうがなかった事、だろうか?三菱とは真逆の、角張ったデザインが特徴だった。エアロバスKや、エアロキングは、もう少し先か。
後半は、同じ時期の路線バス。大分バスのP-HU233BAがあるが、元日に本体で公開した、P-HT235BAよりは1年新しい。こちらは長距離路線用らしいが。こちらも、特に公営バスはなくなった所が多いし、現存の事業者でも、もうない行先を掲げたりしていて、こちらも興味深い。
非常にしつこいのだが、都営バスの都市新バス「グリーンシャトル」第1号の試作スケルトンボディ車、車体ぐらいはどこかに残っていないのか?是非レストアして、「都営交通博物館」で展示して欲しい、といつも思っています。テレビ朝日独占広告も懐かしい(「10」というのはアナログ時代のチャンネルで、デジタル化後は5)。
バス業界全体が痩せ細りつつある現状は、とても哀しい。写真の頃のような時代が戻ってくる事は、もうないのか?そんな事もひしひし感じさせる1冊、だと思います。
日野スケルトンの画像がないか、探してみて、とりあえずこの1枚が見つかりました。具体的な撮影日の記録がなくて申し訳ないが、一ノ関の駅前で撮った、岩手急行バスです。本当は公式側をご覧頂けると良いのだろうが。岩手急行バスは、仙台と岩手県各地を結ぶ東日本急行に出資している事業者だが、岩手急行バス自身の公式Webはないようです。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
3日 菊池雄星 マリナーズ入団発表 背番号18
4日 スキージャンプ 小林陵侑7勝目 最多優勝記録更新
5日 豊洲市場 初の「初競り」 大間のマグロ3億3000万円 過去最高
マリナーズはエンジェルスと同じアメリカンリーグ西地区なので、菊池vs大谷の対決が見られるか?
熊本の地震は一昨日、恵那から帰ってきて(後日書きます)、初めて知りました。震度6とはビックリしたけれど、幸い人的な犠牲はなかったし、九州新幹線も当日は博多~熊本間で運転を取り止めたが、今は在来線も含めて通常運行に戻っているようです。この地震、熊本地震の余震、という事のなるのか?