№1939 青空の南九州 6<終>.JAL650便
4日間の南九州の旅も、いよいよ終わりです。鹿児島空港から帰路に就きます。
南国交通の空港バス。昨日と同じだが、今日は飛行機で帰るための乗車。14時30分発。本当は1つ前の便に乗りたかったが、いつもの通り、(個人的に)なんやかやあって…。
残念ながら鹿児島は、バスも市電もPASMOは使えない。ICカードを導入しているが、全国相互利用ICカードは受け入れていないので…。
南九州自動車道。少し薄曇りになってきていた。この後は溝辺ICを降りるまで寝ていた。
空港に到着。この時点では、もう曇り空。
国際線・国内線第1・国内線第2と停車していくが、JAL便に直接接続するので、第2まで乗り通す乗客が多かった。
展望デッキに上がると、羽田からのJAL649便が着陸するところ。昨日のディズニー機とは逆に、R/W16側に着陸。昨日とは違って、ごく普通の鶴丸カラーだ。「西郷どん」、ちょっとは期待したんだけれどなあ。
所定より数分早く到着。入れ替わるように、ANAウィングスのDHC-8-Q400が離陸していく。
ご覧の通り、展望デッキはワイヤーフェンスなので、非常に撮りづらくなってしまった。
以前もご覧頂いたが、ANAのB747-400に着けられていたウイングレットが、屋内の展示施設「SORA STAGE」に展示されています。
背後のJACのDHC-8のモックアップは、この日は立ち入れませんでした。訓練に使っていたのだろうか。
JALのカウンターの前に飾られていた、「西郷どん」ラッピング機のモデルプレーン。左のB767-300ER(渡辺謙・黒木華・鈴木亮平・北川景子・瑛太)は羽田で撮っているけれど、右のSaab340B(二階堂ふみ・鈴木亮平)は、撮る機会がないまま終わりそうだ。
2Fの出発ロビー。
手荷物検査場の入口上の、出発案内表示。注目は右側の上から3番目で、FDA8386便庄内行の臨時便の表示が出ています。海外キャリアのコードシェアの表示は出ていない。
搭乗待合室。端の方には、畳敷きのスペースがあり、足を伸ばして休みながら搭乗を待つ事ができます。
その畳敷きのスペースの窓から南側のエプロンを眺めると、FDAのE170が見えました。あれが庄内行になるはずです。
JAL機のコンテナ積み込みのローダーには、あれ、ANAのロゴマークが。なぜだろう?
(スタッフはJAL)
搭乗開始。
このJA601Jには、ファーストクラスの座席が設置されています(クラスJとして運用)。搭乗が終わり、非常デモビデオを放映中。
非常デモビデオが終わると、モニターはマップになります。
出発。スタッフが手を振って見送ってくれる、いつもの光景。
いつの間にか、ANAのB767-300がいる。スターウォーズ機だ。
R/W16から離陸。霧島の山々と、農村地帯。
左に旋回していく。霧島川。
霧島連山。
離陸から4分で都城上空。左側下方に西都城駅の高架駅のホームが確認出来ます。日豊本線は右に逸れ、旧志布志線の方が直進していた事が解ります。
さらに4分で、宮崎を左に見て、太平洋上空に抜けていく。
キャビン。ごく一般的になった、「SKY NEXT」仕様。
スマホを持っていたから、JALのアプリ(事前にダウンロードが必要)から、いくつかプログラムを眺めてみた。これはマップ。
JALのWi-Fiも、衛星放送のライブ中継の提供が始まりました。日テレニュース24と、スカイA。画面の時刻表示を見ると、2分位のタイムラグがあるようだ。
JALはインターネットもできるが、アカウントを作成する必要があるので、今回はパス。
プログラムは、TVのバラエティ番組が中心のように見えた。国内線だから、映画とかはない。
ドリンクサービスが回ってきたので、コーヒーを注文し、空港で買っておいた「西郷どんのブッセ」と共に頂く。
キャプテンアナウンスがあり、飛行時間が10分程延び、ターミナル到着は5分程遅れるという事だった。
17時を過ぎ、紀伊半島が見えてきた。
雲に紛れて解りづらいが、潮岬。
さすがに11月で17時を過ぎると、暗くなるのが早い。夕陽は既に西の空に消えて行った。
なぜかは解らないが、一旦静岡の御前崎の方へ向かい、再び遠ざかるルートを取っている。混雑しているのか。この辺、スマホアプリのルートは異なったルートを表示していた。
もう真っ暗。羽田に向かって降下中。
着陸直前の、キャビンの様子。
(露出を間違ってしまってかなり明るく見えるが、本当はもっと暗い)
真っ暗だったからどこをアプローチしていったかは解らなかったが、房総半島の上空を北上していったようだった。京浜工業地帯の夜景。
R/W32Lに着陸。明かりが美しい。アナウンスによれば、この便はハワイアン航空などとのコードシェアだったらしい。
10分近くの遅れで到着。
ああ、「西郷どん」機がいた…。
手荷物受け取り。お客さんは多かった。
エアポート急行。1000形1800番台。やはりこの顔つきはイマイチ、だと思う。1500形みたいな切り妻形状に割り切っても良かった。
以上、途中に別記事を挟みつつ、3週間に渡って南九州旅行について書きました。事前は心配したけれど、結果的にはほぼ全日に渡って晴れてくれて、本当に良かったと思っています。
今回はJR日豊線(大分~宮崎~鹿児島中央)の乗車も目的の一つだったが、かなり久しぶりに乗り通してみた感触では、この域内で完結する利用はまだいいが、九州北部や、本州への足としての機能は、ほぼなくなりつつあるのではないかと。特に宮崎。対大分も対鹿児島も、高速化事業を行った宮崎~延岡以外の区間はローカル線然として貧弱で、これ以上の発展はもう望めなさそうです。現状で宮崎からだと、博多はもちろん、小倉や本州各地も、「B&Sみやざき」+九州新幹線の方が早いので。特急列車も、特に〔にちりん〕は、数年の内には見直しが行なわれるような気がします。来春の改正は現状維持となるが。「宗太郎越え」の普通列車も、いつまで維持できるかなあ。
大分・宮崎・鹿児島各市内の交通は、特に鹿児島市電に乗って感じた事だけれど、色々理由はあるが、表定速度が遅いため、ややじれったさも感じます。この3市に限らないが、LRT・BRTといった壮大な計画も良いけれど、まず今走っている路線バスや路面電車の優先度をもっと高めて、スイスイ走れる環境を整えるのが優先なのではないかと感じました。それが、特にバスのドライバーの確保とか、健康リスク軽減にもつながるのではないか。
それから、各市とも相当古いバス車両が大量に残っていて、特に宮崎交通は昭和の車両も多数運用されており、趣味の目線では楽しい場所ではあります。しかし、環境問題や地球温暖化対策で、今後「脱内燃」の動きが、大都市のみならず地方にまで及ぶ事は必至で、その場合各事業者は、EV大量導入などの流れに対応できるのだろうか?事業者や地方自治体なども、今の内に、考えておくべき事ではなかろうかと思います。
そんな、あれやこれやと色々考えた4日間でした。次の長期の旅行は、たぶん平成の世が終わって、新しい年号になった、5月くらいになるかと思います。また、旅先で新しい発見ができれば、そう思っています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
ついに、札沼線・北海道医療大学前~新十津川間の廃止が、JR北海道と沿線自治体の間で合意になりました(JR北海道からはまだリリースが出ていない)。再来年2020年の5月7日、GW終了後に廃止になります(最終日は5月6日(水)、3日の憲法記念日が日曜日で、4・5日も祝日なので、振替休日)。大方の予想通りの決着ではないかと思います。1日あたり約50人/㎞は、鉄道としてやっていける数字ではありませんでした。来年は、JR北海道そのものが維持できなくなる恐れがある、としている年になります。さて、他の路線はどうなるのでしょうか?
なお、このニュースはNHK NEWS WEBに拠ったが、同サイトでは「学園都市線」としているけれど、この名前は(札幌)桑園~北海道医療大学間の愛称であり、「札沼線」とすべきでした。
《今日のニュースから》
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