ソフトバンク通信障害・ファーウェイ幹部拘束・PayPayトラブル、スマホの世界は日常生活にも、国際情勢にも深く関わっていると思い知らされた12月。辺野古への土砂搬入にIWC脱退、安倍政権のやろうとしている事は正しいのか?誤りなのか?中国・改革開放政策40年、「ライオンキング」公演20年、今月はどのような事が起きたのでしょうか。
30日 第41代米大統領 ジョージ・H・W・ブッシュ氏 死去
1日 5G移動通信サービス 韓国で開始 世界初
2日 福岡国際マラソン 服部勇馬優勝 日本歴代8位 2時間7分27秒
3日 「宇宙葬」遺灰 ロケットで打ち上げ
4日 フランス 燃料税引き上げ 6ヶ月延期発表
5日 武田薬品 シャイア-買収 臨時株主総会で承認
6日 在日米軍機 高知県沖で接触・墜落
7日 ドイツ・キリスト教民主同盟 クランプカレンバウアー幹事長を新党首選出
8日 全国大災害被災地「語り部」 熊本でシンポジウム開催
9日 サッカー・リベルタドーレス杯 スペイン・マドリードで試合 レバークーゼン優勝
10日 産業革命投資機構 社長ら取締役9人が辞任の意向表明
11日 ヤマハ発動機 自動車事業参入断念を発表
12日 巨大IT企業との取引 ルール整備 有識者検討会提言
13日 ガーナ・アクフォアド大統領 猪苗代町訪問
14日 職場でのハラスメント防止策 厚生労働省 報告書とりまとめ
15日 北海道地震から100日 厚真町で慰霊祭
16日 日本ボクシング連盟 山根前会長除名処分案承認
17日 トヨタ 来年の世界販売台数計画発表 過去最高1076万台
18日 ロシア・ハバロフスク空港運営に日本企業参入 署名式
19日 衆議院「1票の格差」 最高裁「合憲」判決
20日 ホンダジェット 日本の顧客に納入
21日 ヤクルト山田哲人 4億3000万円で更改
22日 熊本市動植物園 2年8ヶ月ぶり全面開園
23日 「クリスマス列車」 智頭急行で運行
24日 ニューヨーク株価 653ドル17セント値下げ 1年3ヶ月振り安値水準
25日 「ちびまる子ちゃん」 完結巻発売
26日 東京電力旧経営陣裁判 指定弁護士 禁錮5年求刑
27日 鹿島アントラーズ 小笠原満男 現役引退
今月はこの他、4K・8K本放送開始、大相撲貴ノ岩が付け人への暴行で引退、フィギュアGPファイナルで紀平梨花が初出場で優勝、フランス・ストラスブールで銃撃事件、東名あおり運転事件で懲役18年の判決、札幌市のビルで爆発、羽生善治が竜王戦敗戦で無冠、自衛隊機に韓国軍レーザー照射、インドネシアで津波、などがありました。
昨日、TPP(環太平洋パートナーシップ)が発効しました。来年にはEUとのEPA(経済連携協定)が発効します。TPPに関しては、5年位前には大規模な抗議デモとかあったはずなのに、いざ発効となったら、反対していたはずの政治家も活動家も、(ホンネはともかく)何も言わなくなったね…。米トランプ政権(というか、トランプ大統領個人)の、世界経済に対する態度があると見ます。①ヘタに大規模な抗議行動を行うと、トランプの「得点稼ぎ」に利用されかねない(かなりめざとい人物なので)。②醜悪な米中貿易戦争を見せつけられた時、特定の国の暴走を阻止するためには、関係国全てを統一ルールの枠組みの下に置いた方が、公正になるのではないか?と考えるようになった。この2点があると思っているが、どうでしょうか?TPP反対の背景には「反米」があったはずで、まさかそのアメリカが抜けた、というのは、反対派には相当な誤算だった、でしょう。でも、ややご都合主義に過ぎない?「反グローバル経済」の思想は、日本においては廃れて行く事になるのか。
JALの副操縦士の飲酒事件で、国土交通省が業務改善命令を出しました(他にANA・ANAウィングス・SKY・JACに厳重注意)。英国で禁錮10ヶ月、という判決まで出てしまっては、当然ではありましょう。CAの乗務中の飲酒という事態も発覚しており、現場にややモラルが欠けている部分があるのではないかと懸念されます。その背景に何があるのかも見なければならないが、労使が一体となって、早急に正すべき事だと思います。職場内部のモラルの低下が会社組織に何をもたらすのか、旧国鉄末期の飲酒による連続ブルトレ事故を思い返せば明らかなので。
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《今月この1枚》
「青春18きっぷ」を買って、関西まで行ってきました。行きは午後に仕事が終わったら、帰宅もせず、ひたすら快速と普通を乗り継いで行く、やや強行な1泊2日の日程でしたが。それについては来月書きます。その2日目、近鉄南大阪線の尺土駅で撮った、特急「青の交響曲(シンフォニー)」16200系です。去年スタートした、南大阪線・吉野線の観光特急列車です。
利用がすこぶる好調、というのは朗報ではあるが、やはり通勤電車の改造、というのは哀しい。キハ47改造のJR九州D&S特急が先例だが、近鉄よ、お前もか、というのが正直な所です。通勤電車が余剰気味だし、大阪線などと違って性能面でのハイスペックは必要としないので、コスト面でこうなったのだろうが。それに、3両の6200系としての製造が1978(S53)年だから既に40年経っており、あとどの位走れるのか、という懸念もあります。とはいえ、一般の特急として走っているので(追加料金が必要)、ある程度気軽に利用出来そうだ、という設定は良いと思います。私も機会を作れれば、いずれ乗ってみようと考えています。予約が大変そうだけれど。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
30日 富士山女子駅伝 名城大初優勝 二冠達成
31日 ロシア・チェリャビンスク州 アパート爆発 4人死亡確認
富士山女子駅伝は、正式には全日本大学女子選抜駅伝で、二冠のもう一つは全日本女子大学駅伝。実は先週24日、ゴール地点となった総合運動公園まで、富士急静岡バスまで上がっていました(その時撮影したのが、本体で公開中のTOP画像です。富士山が雲に隠れてしまった…)。ラストは上り一方なので、ランナーはしんどかったろうと思います。当日はバスが相当数運休したほか、岳南電車の踏切を通過するので、上下各1本が途中区間を運休、という事もあったようです。
当ブログ、そして本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」をご愛顧くださいまして、ありがとうございました。今年の更新は、今回が最後になります。
私事としては、今年はついにケータイがガラケーからスマホになりました。通信料の懸念はあるが、いい年して位置情報ゲームをやっています。関東地方のどこかのモノレールでラッピングやっているアレ、と言えば、ああアレね、とお解りと思います。また、久しぶりに海外、それもヨーロッパに行きました。欧州は5年振りのロンドン以来、だったね…。久しぶりのベルゲン、やはり良いところでした。LRT乗り歩きも良い思い出です。あとは本格的にデジカメ移行、ですね。
来年の当ブログですが、第1回の更新は2日となる予定です。また「青春18きっぷ」を使って、今度は恵那に行くので、恵那のホテルから更新します。その後は5日に更新。以降、今の所は通常通りの更新を予定しているが、平成の鉄道を回顧する企画を考えており、月中頃からは3月一杯くらいまでは、更新回数を増やす予定です。
いよいよ平成から新しい元号の世の中になる2019年、来年こそは日本も世界も、戦争・紛争はもちろん、口げんかに誹謗中傷・悪口雑言さえない、皆が明るく、楽しくなる年となるように願わずにはいられません。
I wish a happy new year for every one!!
№1943 JTB時刻表から見る日本の乗り物 2018年
今年も残すところ、今日を含めてもあと3日、完全に年末年始モードに入りました。
今年もJTB時刻表から見た、JRを中心にした日本の交通の1年を振り返ってみようと思います。
といっても今年も、JRグループに関してはあまり大きな動きはなく、しかも今年は九州で全体的に大幅な列車の減便があり、この所北海道にばかり目が向きがちだった所、九州だって内情は厳しいだろう?と認識させられる事になりました。三江線の廃止も、改めてローカル線の危機が全国規模である事を思い知らされる出来事でした。
今年の注目はやはり小田急、だったでしょう。念願の複々線化完成に新ロマンスカーのデビューと、小田急に取って転機、となる一年だったと思います。
今年もまた自然災害の脅威から逃れる事はできず、しかも年を追う毎に、被災の規模が拡大しつつあります。平成の世の内には再開できない路線も。
JTB時刻表は、12月号になってモデルチェンジがありました。
《2018年の十大ニュース》
◆ 小田急新ロマンスカー70000系「GSE」デビュー
今年の鉄道界の主役は、ソフト・ハードの両面で小田急でした。
3月17日改正と同時にデビューした新ロマンスカー70000形「GSE」(Graceful Super Express)は、ロマンスカーとしては2008(H20)年の60000形「MSE」以来、そしてロマンスカーの本来の「売り」の展望室付き、となると、2005(H17)年以来13年振りとなりました。
最大のセールスポイントは展望室以外も含めた、車内からの展望。天地方向に大きくなった連続窓となり、先頭車は荷物棚を省略して、客室全体から前方の風景を楽しめる様に設計されています。
また、マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画と言ったコンテンツを提供する「Romancecar Link」を搭載しています。
なお、展望室付きロマンスカーでは、5代目にして初めて、一般的なボギー車になりました。VSEのような個室タイプの席はなく、最初から〔ホームウェイ〕運用にも入るなど、VSEと比べてやや汎用的になっています。
夏に1編成を増備・2編成体制となって、〔はこね〕を中心として活躍を見せています。今後、小田急グループの箱根観光開発への大規模投資プロジェクトの中で、増備というのはあり得るだろうか?
◆ 小田急線複々線化完成 輸送力増強
ハード面では、長年の懸案だった下北沢の複々線化が完成、大幅なダイヤ改正を実施し、輸送力の増強が図られました。
快速急行を増発し、ラッシュ時の通勤急行・通勤準急を整備、千代田線直通を増発した事で、ラッシュピーク時の混雑率が、2016年度192%→2017年度151%へと、劇的に改善されました。
また、ラッシュ時の所要時間も短縮、町田→新宿の朝方の快速急行は40分弱程度になりました。複々線化工事の前は、急行でも、最も遅い列車で59分掛かっていた所です。
恩恵はロマンスカーも受ける事になり、休日の〔スーパーはこね〕は、新宿→小田原間の所要時間が、ついに1時間を切りました。小田急が長年目標としていた数値です。朝方上りは〔モーニングウェイ〕と改称、早朝発、新宿8時台着も新規に設定されています。
◆ 「京王ライナー」 運行開始
有料の列車にはあまり縁がないように思われていた京王で、2月22日より運行を開始。
クロス⇔ロング転換座席の5000系を導入、新宿→京王八王子と、新宿→橋本に設定。夕方~夜間の運行だが、土休日にも運行があります。平日・土休日とも、京王八王子行・橋本行を共に5本ずつ運行。
京王は「ライナー」を行楽輸送でも積極的に活用する方向で、新宿~高尾山口間ノンストップの「Mt.TAKAO号」「高尾山ハイキング号」を運行、今シーズンの終夜運転の「迎光号」も、座席指定のライナーとして運行されます。今後は、朝方の設定があるだろうか。これで、東京都内を走る大手私鉄は全て、何らかの形で有料の列車が走る事になりました。
この他、西武新宿・拝島線「拝島ライナー」が運行を開始したほか、東急では大井町線急行の編成中1両のみ座席指定となる「Q SEAT」の設定が始まりました。有料座席指定サービスの新しい方向性として注目されます。
◆ 三江線廃止
島根県の江津と広島県の三次の間、108.1㎞を結んでいた三江線は3月31日の運行を持って廃止となりました。100㎞を越える路線が廃止になるのは北海道以外では初めてで、一般のメディアにも大きく取り上げられる事になりました。
全通が1975(S50)年8月31日と比較的最近(山陽新幹線博多全通より遅い)で、42年7ヶ月での廃止でした。
翌日より代行バスが設定されたが、全線通しの便はなく、乗継ぎの便も良くありません。しかも、JTB時刻表6月号では、早くも中間部の路線の時刻の掲載がなくなり、索引地図からも消えました。
この事は、三江線は地域内で完結する輸送がメインで、地域を越えた利用がほとんどなかった事を意味しています。特急・急行の設定も行われた事がないし、終始不遇だった路線の印象が否めなかったと思います。
◆ JR九州 大幅減量ダイヤ改正
この数年はJR北海道の動きに注目が集まっていたが、実はJR九州も内情がかなり厳しいだろう事が、今春のダイヤ改正で明らかになりました。
新幹線・特急・普通いずれも全体的に減便、特に、これまでJR九州を支えていた在来線特急は、運行本数ベースでは8.66%削減、鹿児島本線では〔有明〕〔きらめき〕が大幅に削減され、〔有明〕は平日上り朝方のみとなって実質「ライナー」化、普通列車も幹線・支線関係なく削減され、日豊本線・重岡~延岡間は1.5往復のみとなりました。肥薩線も削減されて、「青春18きっぷ」で九州の南北を移動するのは、かなり困難になってきました。
普通列車に関してはさすがに行き過ぎもあったようで、7月14日には一部修正があり、来春ダイヤ改正でも復便が行われる区間もあるが、JR九州自ら「見直し」と呼称していた程の、相当厳しい内容になりました。
◆ 「L特急」消滅
「L特急」とは、それまでの1日1~2本程度で運行されていた特急とは異なり、規格ダイヤなどを導入し、フリークエンシーを高めて、気軽に利用出来るようにと名付けられた愛称でした。
しかし、急行の特急格上げなどがあり、特に民営化以降は「L特急」でなくても、高規格のパターンダイヤを導入している特急がほとんどとなりました。わざわざ違う名称を付ける必要はなくなった、という事でしょう。
JR東海がらみの〔しなの〕〔ひだ〕〔しらさぎ〕が、最後の「L特急」でした。
◆ 〔旭山動物園号〕運行終了
2007(H19)年4月より札幌~旭川間で、土休日を中心に運行されていた〔旭山動物園号〕は、183系DCを改造した列車で、旭山動物園へのアクセスとして人気を博していました。
1両毎に異なるテーマが与えられ、座席の背もたれには動物のキャラクターが描かれ、動物キャラクターとの記念撮影コーナー「ハグハグチェア」がありました。
183系の老朽化に伴って3月末で運行終了。4月からは定期特急〔ライラック〕1往復を〔ライラック旭山動物園号〕の名称として運行、「ハグハグチェア」はグリーン室を記念撮影スペースに転用する事で設けられています。
この他、〔オホーツク〕〔大雪〕も7月より編成を変更、国鉄時代の初期型183系は全て消滅しました。
◆ 地震・豪雨・台風相次ぎ 各地で鉄道長期不通
今年は世界的に異常気象や大災害が相次いだが、日本では6月の大阪の地震に始まり、7月の西日本豪雨、9月の台風に北海道の地震が、殺人的猛暑も交えて、各地に甚大な被害をもたらしました。
犠牲者も増大し、企業各社の公式Webのトップページの「お悔やみ」の文言も、だんだん長くなっていきました。
交通に於いて特に被害が甚大だったのは西日本豪雨で、鉄道はJR旅客鉄道4社に第3セクター鉄道なども交えて、一時は合計1,300㎞を越える区間が不通に追い込まれています。鉄道だけでなく、道路も広範囲に被災してバスの運行にも影響を与え、また代行輸送確保のため、特にJRグループの高速バス路線で運休や他社代行などが行われました。
9月には台風が関西地方を直撃し、関西空港が大きな被害を受けました。船舶の連絡橋衝突の影響で、JR・南海が一時不通になっています。直後には北海道胆振東部地震が発生、震源中心近くのJR線が被災したほか、電力不足による計画運休の可能性も取りざたされました。
被災区間は徐々に復旧し、特急運行区間については11月23日の高山本線を最後に、全て復旧しました。しかし、芸備線・三次~狩留家間と、筑豊本線・桂川~原田間は、再開が新しい元号の世にまで持ち越される事になります。
◆ 久大本線・南海高野線 全線運転再開
一方、昨年の九州北部豪雨で不通になっていた久大本線・光岡~日田間が、7月14日、1年振りに運行を再開しました。
特急〔ゆふ〕が全列車運行を再開、秋以降小倉経由で迂回運転を行っていた〔ゆふいんの森〕も、久留米経由に復帰しています。
なお、日田彦山線は復旧のメドが立たず、廃線の危機もささやかれています。
やはり昨年から不通になっていた南海高野線・高野下~極楽橋間は、3月31日に運行を再開しています。
東日本大震災・九州北部豪雨など、この10年は毎年と言っても良い程大規模な災害が発生し、日本の鉄道は被災と復旧のいたちごっこに陥ってしまっています。
今日現在、日本の鉄道で長期不通となっている区間をまとめてみました。
(気仙沼線・大船渡線BRT区間は除いた)
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
JR東日本 常磐線:富岡~浪江間 20.8㎞
山田線:宮古~釜石間 55.4㎞
只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
JR西日本 芸備線:三次~狩留家間 46.0㎞
JR九州 筑豊本線:桂川~原田間 20.8㎞
豊肥本線:肥後大津~阿蘇間 27.3㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
大井川鐵道 井川線:閑蔵~井川間 5.0㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
果たしてこれらの路線が全て復旧、全鉄道路線が通常に運行されるようになる日は来るのだろうか?と、ため息が出てしまう…。日高本線は、日高門別以東はこのまま廃止、という方向になりそう。
◆ 大阪市営地下鉄民営化
公営バスの民営化は各地で相次いでいたけれど、公営地下鉄の民営化は、初のケースとなりました。
(2004(H16)年に民営化された営団地下鉄は、特殊法人だった)。
新会社の正式な名称は「大阪市高速電気軌道」で、「軌道」とは?という所だが、ほとんどの路線が軌道の特許で敷設されているので、この名前になっています。通常は「OSAKA METRO](大阪メトロ)と呼称します。
また、市営バスも「大阪シティバス」に移行しています。元々市営バスの一部を受託する形で運行していた関連会社で、大阪メトロの子会社の形になります。
先日乗る機会があったが、今の所マークが変わったなど以外、大きな変化は感じられないように思えます。プロセスにおいて、政・労のかなり先鋭的な衝突も起きているので、ともかく穏やかな運営が求められます。
◆ その他
○ 新潟駅在来線一部高架化 新幹線⇔〔いなほ〕同一ホーム乗り換えサービス開始
○ 小田急~JR直通特急 〔あさぎり〕→〔ふじさん〕に改称
○ 黒磯駅デッドセクション移設 黒磯~新白河間折返し運転開始
○ JR北海道 キハ40「北海道のめぐみ」運行開始
○ JR東日本:両毛線 あしかがフラワーパーク駅、JR西日本:JR京都線(東海道本線)JR総持寺駅・おおさか東線衣摺加美北駅、あいの風富山鉄道:高岡やぶなみ駅開業
○ JR北海道:根室本線 羽帯駅廃止
○ 叡山電鉄「ひえい」デビュー
○ 小田急ロマンスカーLSE引退
○ 関西電力トロリーバス EVバス転換で廃止
○ 関東自動車 東野交通を吸収合併
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 三江線 式敷駅
● 今、乗っておきたい列車
● 三江線 最後の乗り鉄ガイド
2月号 中央本線 青柳~茅野間 E353系 新型〔スーパーあずさ〕
● 3月17日(土) JRグループ ダイヤ改正のあらまし
3月号 北海道新幹線 奥津軽いまべつ~木古内
● 祝★青函トンネル&瀬戸大橋開業30周年!
● 「一本列島」とは何だったのか
特別付録:特急運転系統図&東西ダイヤ改正番付表
4月号 真岡鐵道 〔SLもおか〕
● 全国おすすめお花見路線♪
● SLに乗って、春の栃木へ出かけよう
5月号 小田急ロマンスカー・GSE(70000形) 栢山~富水
● 最新列車の ココがスゴイ!
● 姿を見るのが待ち遠しい…! これから登場予定の車両
6月号 紀勢本線 新鹿~波田須
● 新緑の車窓を求めて-
● この時期乗りたい!北の鉄路
7月号 大糸線 白馬~信濃森上
● 「青春」のシーズン到来 18きっぷで巡る 今行きたい絶景スポット
● 18きっぷで行ける!レトロ車両・観光列車を楽しむ 乗りまくりモデルコース
8月号 東海道新幹線 岐阜羽島~米原
● 「ちょい足し」でもっと面白くなる 新幹線旅
9月号 土讃線 箸蔵~佃 特急〔四国まんなか千年ものがたり〕
● 時刻表的 食欲の秋の過ごし方 ご当地グルメに出会う列車旅
● 愛知の鉄道のココがおもしろい
10月号 「よん・さん・とお」でデビューした583系 奥羽本線 白沢~陣馬(1989年撮影)
● 「よん・さん・とお」大研究
特別付録:電子書籍 昭和43年10月号時刻表復刻版 無料ダウンロードコード
11月号 岡山~新倉敷 山陽新幹線500系
● 今こそ!!魅力あふれる西日本へ
この号から特急以外でも、指定席連結の快速・普通列車や、ライナー列車の形式が表記されるようになりました。
12月号 東海道本線 大船~倉敷〔湘南ライナー〕
● ココが使える!新しくなった時刻表
「超リニューアル号」と称し、乗車券類のページを特集ページの直後に一本化、索引ページに、旅客列車が経由する短絡線を追記しました。また、路線によっては掲載位置や内容の変更が行われた他、旅館・ホテルのページがなくなりました。営業案内は、本文と同じ色になっています。
《裏表紙の広告》
1月号 東京モノレール おかげさまで20億人
2月号 ダイワロイネットホテル
3月号 ダイワロイネットホテル
4月号 ダイワロイネットホテル
5月号 ダイワロイネットホテル
6月号 ダイワロイネットホテル
7月号 ダイワロイネットホテル
8月号 カゴメ 「つぶより野菜」
9月号 ダイワロイネットホテル
10月号 BS朝日 新・鉄道・絶景の旅
11月号 MAEMUKI KURASHIKI
12月号 スーパーラジコン
《定価》
1~12月号 1,183円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年も「社会」「政治」「経済」「国際」「スポーツ」「文化など」に分けて、5つずつ記します。単純に分別できない出来事もあるが、主観で選別しました。ご承知置き下さい。西日本豪雨や台風、北海道の地震は上で挙げたので、ここでは除きました。
社会
● 晴れ着レンタル「はれのひ」経営破綻でトラブル(今月社長に実刑判決)
● 日大アメフト部 危険タックル事件
● オウム真理教元代表ら 全員死刑執行
● 築地市場 豊洲に移転
● 日産自動車ゴーン会長 金融商品取引法違反で逮捕
政治
● 財務省の決裁文書改ざん 前理財局長証人喚問
● 成人年齢 2022年4月から18歳に引き下げ 改正民法成立
● 中央省庁など 障害者雇用水増し発覚
● 沖縄県翁長知事死去 知事選 玉城デニー氏当選
● 「外国人材法案」成立
経済
● CPTPP協定締結・発効(明日) EPA承認
● スルガ銀行不正融資 行政処分
● 携帯電話 料金論争
● 米中「貿易戦争」 高額関税・報復合戦
● ソフトバンク 東証一部上場
国際
● フェイスブック情報漏洩 CEO米議会で証言
● 史上初 米朝首脳会談
● タイ洞窟少年ら閉じ込め 救出作戦で全員救助
● 地球温暖化警告の特別報告書 国連公表
● サウジアラビア人ジャーナリスト 大使館で殺害
スポーツ
● 平昌冬季オリ・パラ開催 羽生結弦 男子フィギュア連覇
● サッカーW杯ロシア大会開催 日本ベスト16・フランスV
● 大坂なおみ 全米オープン優勝 シングル日本人初
● 武豊 JRA通算4000勝達成
● 大谷翔平 MLB新人王
文化
● 是枝裕和監督「万引き家族」 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞
● 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 世界文化遺産登録
● 安室奈美恵 引退
● ノーベル医学・生理学賞に本庶佑教授 文学賞は発表なし
● 4K・8K 本放送開始
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-1広島(1引き分け) MVP:甲斐 拓也
日本ダービー優勝馬 ワグネリアン 鞍上:福永 祐一
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● 来年の乗り物はどうなる
平成から新しい元号の世に変わる(こういう事が解りきっているというのは、昭和→平成の頃を思い返すと、奇妙な感じ)来年は、2016(H28)年の北海道新幹線開業以降やや小康状態、あまり明るい話題がないなあと思っていたJRグループで、久々に大きな動きがあります。3月16日のダイヤ改正と同時に開業する、おおさか東線(新大阪~放出)が、平成最後の鉄道新線になります。また、山田線(宮古~釜石)が7年振りに復旧・同時に三陸鉄道移管で、盛~釜石~宮古~久慈間が一体で運営されるのも、大きな出来事です(3月23日)。この他、中央東線特急のE353系統一と、富士急直通〔富士回遊〕運行開始、ライナー列車の特急格上げも注目点でしょう。私鉄を含めてライナー列車のあり方が多様化しつつあり、来年もこの流れを引き継ぐ事になります。
一方、石勝線夕張支線が3月一杯で廃止となり、札沼線(北海道医療大学~新十津川)の再来年の廃止の決定(JR北海道が廃止届を提出したけれど、「平成32年」5月7日と書いてあるね…)もあり、さらには北海道以外でもローカル路線の危機が伝えられていて、バスなども含めて、地方交通のあり方が問われ続ける年となるでしょう。
他に予告されている所では、JR西日本新快速の「A SEAT」導入、西武新特急車「Laview」デビュー、ゆいレールのてだこ浦添延伸(新元号下の最初の鉄道新線となるだろう)、ANAのA380「フライング・ホヌ」(5月24日)にJALのA350就航、ピーチとバニラの統合(バニラとしての運航は10月26日まで)、茨城交通と日立電鉄交通サービスの合併(5月1日・新元号スタートと同時)が挙げられます。
秋の消費税増税は、運賃・料金体系にどこまで影響を与えるか。ICカード運賃は、関東地方以外にも広がるだろうか。JTB時刻表は1,200~1,220円程度になるのか。
毎年書いているけれど、来年こそは災害で被災・長期不通に追い込まれる路線が出ないよう祈りたいけれど、災害は世界的に規模が拡大しつつあり、今から覚悟を決めなければならないのか…。
いずれにしろ、東京オリンピック・パラリンピック開催を翌年に控え、いや、その前にラグビーW杯が開催される2019年、全ての交通事業が量も質も充実が図られる事が、大いに期待されます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
神戸市は昨日、北神急行電鉄について譲渡(神戸市営地下鉄に組み込み)の可能性があるか、親会社の阪急電鉄との協議を始める事になったと発表しました。高額な運賃による利用の伸び悩みを理由としていて、阪急も協議に応じるという事。1999(H11)年より兵庫県・神戸市からの補助金で運賃が引き下げられているが、それでも新神戸~谷上間は360円(神戸市営地下鉄なら270円)、三宮~谷上間は540円(北神・神戸市合算額から30円引き)と割高なのは事実。ほとんどの区間が六甲を貫くトンネルなので、建設費の減価償却に今なお苦しんでいる、という事でしょう。事の成り行きが注目されます。
《今日のニュースから》
28日 東証大納会 終値20,014円77銭 対前年年末比7年振り値下がり
29日 北方領土墓参り団携帯電話 ロシア裁判所 没収命令
次回は大晦日、31日に更新を行います。今月の出来事を振り返ります。その後、新年は1月2日に更新予定です。
今年もJTB時刻表から見た、JRを中心にした日本の交通の1年を振り返ってみようと思います。
といっても今年も、JRグループに関してはあまり大きな動きはなく、しかも今年は九州で全体的に大幅な列車の減便があり、この所北海道にばかり目が向きがちだった所、九州だって内情は厳しいだろう?と認識させられる事になりました。三江線の廃止も、改めてローカル線の危機が全国規模である事を思い知らされる出来事でした。
今年の注目はやはり小田急、だったでしょう。念願の複々線化完成に新ロマンスカーのデビューと、小田急に取って転機、となる一年だったと思います。
今年もまた自然災害の脅威から逃れる事はできず、しかも年を追う毎に、被災の規模が拡大しつつあります。平成の世の内には再開できない路線も。
JTB時刻表は、12月号になってモデルチェンジがありました。
《2018年の十大ニュース》
◆ 小田急新ロマンスカー70000系「GSE」デビュー
今年の鉄道界の主役は、ソフト・ハードの両面で小田急でした。
3月17日改正と同時にデビューした新ロマンスカー70000形「GSE」(Graceful Super Express)は、ロマンスカーとしては2008(H20)年の60000形「MSE」以来、そしてロマンスカーの本来の「売り」の展望室付き、となると、2005(H17)年以来13年振りとなりました。
最大のセールスポイントは展望室以外も含めた、車内からの展望。天地方向に大きくなった連続窓となり、先頭車は荷物棚を省略して、客室全体から前方の風景を楽しめる様に設計されています。
また、マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画と言ったコンテンツを提供する「Romancecar Link」を搭載しています。
なお、展望室付きロマンスカーでは、5代目にして初めて、一般的なボギー車になりました。VSEのような個室タイプの席はなく、最初から〔ホームウェイ〕運用にも入るなど、VSEと比べてやや汎用的になっています。
夏に1編成を増備・2編成体制となって、〔はこね〕を中心として活躍を見せています。今後、小田急グループの箱根観光開発への大規模投資プロジェクトの中で、増備というのはあり得るだろうか?
◆ 小田急線複々線化完成 輸送力増強
ハード面では、長年の懸案だった下北沢の複々線化が完成、大幅なダイヤ改正を実施し、輸送力の増強が図られました。
快速急行を増発し、ラッシュ時の通勤急行・通勤準急を整備、千代田線直通を増発した事で、ラッシュピーク時の混雑率が、2016年度192%→2017年度151%へと、劇的に改善されました。
また、ラッシュ時の所要時間も短縮、町田→新宿の朝方の快速急行は40分弱程度になりました。複々線化工事の前は、急行でも、最も遅い列車で59分掛かっていた所です。
恩恵はロマンスカーも受ける事になり、休日の〔スーパーはこね〕は、新宿→小田原間の所要時間が、ついに1時間を切りました。小田急が長年目標としていた数値です。朝方上りは〔モーニングウェイ〕と改称、早朝発、新宿8時台着も新規に設定されています。
◆ 「京王ライナー」 運行開始
有料の列車にはあまり縁がないように思われていた京王で、2月22日より運行を開始。
クロス⇔ロング転換座席の5000系を導入、新宿→京王八王子と、新宿→橋本に設定。夕方~夜間の運行だが、土休日にも運行があります。平日・土休日とも、京王八王子行・橋本行を共に5本ずつ運行。
京王は「ライナー」を行楽輸送でも積極的に活用する方向で、新宿~高尾山口間ノンストップの「Mt.TAKAO号」「高尾山ハイキング号」を運行、今シーズンの終夜運転の「迎光号」も、座席指定のライナーとして運行されます。今後は、朝方の設定があるだろうか。これで、東京都内を走る大手私鉄は全て、何らかの形で有料の列車が走る事になりました。
この他、西武新宿・拝島線「拝島ライナー」が運行を開始したほか、東急では大井町線急行の編成中1両のみ座席指定となる「Q SEAT」の設定が始まりました。有料座席指定サービスの新しい方向性として注目されます。
◆ 三江線廃止
島根県の江津と広島県の三次の間、108.1㎞を結んでいた三江線は3月31日の運行を持って廃止となりました。100㎞を越える路線が廃止になるのは北海道以外では初めてで、一般のメディアにも大きく取り上げられる事になりました。
全通が1975(S50)年8月31日と比較的最近(山陽新幹線博多全通より遅い)で、42年7ヶ月での廃止でした。
翌日より代行バスが設定されたが、全線通しの便はなく、乗継ぎの便も良くありません。しかも、JTB時刻表6月号では、早くも中間部の路線の時刻の掲載がなくなり、索引地図からも消えました。
この事は、三江線は地域内で完結する輸送がメインで、地域を越えた利用がほとんどなかった事を意味しています。特急・急行の設定も行われた事がないし、終始不遇だった路線の印象が否めなかったと思います。
◆ JR九州 大幅減量ダイヤ改正
この数年はJR北海道の動きに注目が集まっていたが、実はJR九州も内情がかなり厳しいだろう事が、今春のダイヤ改正で明らかになりました。
新幹線・特急・普通いずれも全体的に減便、特に、これまでJR九州を支えていた在来線特急は、運行本数ベースでは8.66%削減、鹿児島本線では〔有明〕〔きらめき〕が大幅に削減され、〔有明〕は平日上り朝方のみとなって実質「ライナー」化、普通列車も幹線・支線関係なく削減され、日豊本線・重岡~延岡間は1.5往復のみとなりました。肥薩線も削減されて、「青春18きっぷ」で九州の南北を移動するのは、かなり困難になってきました。
普通列車に関してはさすがに行き過ぎもあったようで、7月14日には一部修正があり、来春ダイヤ改正でも復便が行われる区間もあるが、JR九州自ら「見直し」と呼称していた程の、相当厳しい内容になりました。
◆ 「L特急」消滅
「L特急」とは、それまでの1日1~2本程度で運行されていた特急とは異なり、規格ダイヤなどを導入し、フリークエンシーを高めて、気軽に利用出来るようにと名付けられた愛称でした。
しかし、急行の特急格上げなどがあり、特に民営化以降は「L特急」でなくても、高規格のパターンダイヤを導入している特急がほとんどとなりました。わざわざ違う名称を付ける必要はなくなった、という事でしょう。
JR東海がらみの〔しなの〕〔ひだ〕〔しらさぎ〕が、最後の「L特急」でした。
◆ 〔旭山動物園号〕運行終了
2007(H19)年4月より札幌~旭川間で、土休日を中心に運行されていた〔旭山動物園号〕は、183系DCを改造した列車で、旭山動物園へのアクセスとして人気を博していました。
1両毎に異なるテーマが与えられ、座席の背もたれには動物のキャラクターが描かれ、動物キャラクターとの記念撮影コーナー「ハグハグチェア」がありました。
183系の老朽化に伴って3月末で運行終了。4月からは定期特急〔ライラック〕1往復を〔ライラック旭山動物園号〕の名称として運行、「ハグハグチェア」はグリーン室を記念撮影スペースに転用する事で設けられています。
この他、〔オホーツク〕〔大雪〕も7月より編成を変更、国鉄時代の初期型183系は全て消滅しました。
◆ 地震・豪雨・台風相次ぎ 各地で鉄道長期不通
今年は世界的に異常気象や大災害が相次いだが、日本では6月の大阪の地震に始まり、7月の西日本豪雨、9月の台風に北海道の地震が、殺人的猛暑も交えて、各地に甚大な被害をもたらしました。
犠牲者も増大し、企業各社の公式Webのトップページの「お悔やみ」の文言も、だんだん長くなっていきました。
交通に於いて特に被害が甚大だったのは西日本豪雨で、鉄道はJR旅客鉄道4社に第3セクター鉄道なども交えて、一時は合計1,300㎞を越える区間が不通に追い込まれています。鉄道だけでなく、道路も広範囲に被災してバスの運行にも影響を与え、また代行輸送確保のため、特にJRグループの高速バス路線で運休や他社代行などが行われました。
9月には台風が関西地方を直撃し、関西空港が大きな被害を受けました。船舶の連絡橋衝突の影響で、JR・南海が一時不通になっています。直後には北海道胆振東部地震が発生、震源中心近くのJR線が被災したほか、電力不足による計画運休の可能性も取りざたされました。
被災区間は徐々に復旧し、特急運行区間については11月23日の高山本線を最後に、全て復旧しました。しかし、芸備線・三次~狩留家間と、筑豊本線・桂川~原田間は、再開が新しい元号の世にまで持ち越される事になります。
◆ 久大本線・南海高野線 全線運転再開
一方、昨年の九州北部豪雨で不通になっていた久大本線・光岡~日田間が、7月14日、1年振りに運行を再開しました。
特急〔ゆふ〕が全列車運行を再開、秋以降小倉経由で迂回運転を行っていた〔ゆふいんの森〕も、久留米経由に復帰しています。
なお、日田彦山線は復旧のメドが立たず、廃線の危機もささやかれています。
やはり昨年から不通になっていた南海高野線・高野下~極楽橋間は、3月31日に運行を再開しています。
東日本大震災・九州北部豪雨など、この10年は毎年と言っても良い程大規模な災害が発生し、日本の鉄道は被災と復旧のいたちごっこに陥ってしまっています。
今日現在、日本の鉄道で長期不通となっている区間をまとめてみました。
(気仙沼線・大船渡線BRT区間は除いた)
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
JR東日本 常磐線:富岡~浪江間 20.8㎞
山田線:宮古~釜石間 55.4㎞
只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
JR西日本 芸備線:三次~狩留家間 46.0㎞
JR九州 筑豊本線:桂川~原田間 20.8㎞
豊肥本線:肥後大津~阿蘇間 27.3㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
大井川鐵道 井川線:閑蔵~井川間 5.0㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
果たしてこれらの路線が全て復旧、全鉄道路線が通常に運行されるようになる日は来るのだろうか?と、ため息が出てしまう…。日高本線は、日高門別以東はこのまま廃止、という方向になりそう。
◆ 大阪市営地下鉄民営化
公営バスの民営化は各地で相次いでいたけれど、公営地下鉄の民営化は、初のケースとなりました。
(2004(H16)年に民営化された営団地下鉄は、特殊法人だった)。
新会社の正式な名称は「大阪市高速電気軌道」で、「軌道」とは?という所だが、ほとんどの路線が軌道の特許で敷設されているので、この名前になっています。通常は「OSAKA METRO](大阪メトロ)と呼称します。
また、市営バスも「大阪シティバス」に移行しています。元々市営バスの一部を受託する形で運行していた関連会社で、大阪メトロの子会社の形になります。
先日乗る機会があったが、今の所マークが変わったなど以外、大きな変化は感じられないように思えます。プロセスにおいて、政・労のかなり先鋭的な衝突も起きているので、ともかく穏やかな運営が求められます。
◆ その他
○ 新潟駅在来線一部高架化 新幹線⇔〔いなほ〕同一ホーム乗り換えサービス開始
○ 小田急~JR直通特急 〔あさぎり〕→〔ふじさん〕に改称
○ 黒磯駅デッドセクション移設 黒磯~新白河間折返し運転開始
○ JR北海道 キハ40「北海道のめぐみ」運行開始
○ JR東日本:両毛線 あしかがフラワーパーク駅、JR西日本:JR京都線(東海道本線)JR総持寺駅・おおさか東線衣摺加美北駅、あいの風富山鉄道:高岡やぶなみ駅開業
○ JR北海道:根室本線 羽帯駅廃止
○ 叡山電鉄「ひえい」デビュー
○ 小田急ロマンスカーLSE引退
○ 関西電力トロリーバス EVバス転換で廃止
○ 関東自動車 東野交通を吸収合併
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 三江線 式敷駅
● 今、乗っておきたい列車
● 三江線 最後の乗り鉄ガイド
2月号 中央本線 青柳~茅野間 E353系 新型〔スーパーあずさ〕
● 3月17日(土) JRグループ ダイヤ改正のあらまし
3月号 北海道新幹線 奥津軽いまべつ~木古内
● 祝★青函トンネル&瀬戸大橋開業30周年!
● 「一本列島」とは何だったのか
特別付録:特急運転系統図&東西ダイヤ改正番付表
4月号 真岡鐵道 〔SLもおか〕
● 全国おすすめお花見路線♪
● SLに乗って、春の栃木へ出かけよう
5月号 小田急ロマンスカー・GSE(70000形) 栢山~富水
● 最新列車の ココがスゴイ!
● 姿を見るのが待ち遠しい…! これから登場予定の車両
6月号 紀勢本線 新鹿~波田須
● 新緑の車窓を求めて-
● この時期乗りたい!北の鉄路
7月号 大糸線 白馬~信濃森上
● 「青春」のシーズン到来 18きっぷで巡る 今行きたい絶景スポット
● 18きっぷで行ける!レトロ車両・観光列車を楽しむ 乗りまくりモデルコース
8月号 東海道新幹線 岐阜羽島~米原
● 「ちょい足し」でもっと面白くなる 新幹線旅
9月号 土讃線 箸蔵~佃 特急〔四国まんなか千年ものがたり〕
● 時刻表的 食欲の秋の過ごし方 ご当地グルメに出会う列車旅
● 愛知の鉄道のココがおもしろい
10月号 「よん・さん・とお」でデビューした583系 奥羽本線 白沢~陣馬(1989年撮影)
● 「よん・さん・とお」大研究
特別付録:電子書籍 昭和43年10月号時刻表復刻版 無料ダウンロードコード
11月号 岡山~新倉敷 山陽新幹線500系
● 今こそ!!魅力あふれる西日本へ
この号から特急以外でも、指定席連結の快速・普通列車や、ライナー列車の形式が表記されるようになりました。
12月号 東海道本線 大船~倉敷〔湘南ライナー〕
● ココが使える!新しくなった時刻表
「超リニューアル号」と称し、乗車券類のページを特集ページの直後に一本化、索引ページに、旅客列車が経由する短絡線を追記しました。また、路線によっては掲載位置や内容の変更が行われた他、旅館・ホテルのページがなくなりました。営業案内は、本文と同じ色になっています。
《裏表紙の広告》
1月号 東京モノレール おかげさまで20億人
2月号 ダイワロイネットホテル
3月号 ダイワロイネットホテル
4月号 ダイワロイネットホテル
5月号 ダイワロイネットホテル
6月号 ダイワロイネットホテル
7月号 ダイワロイネットホテル
8月号 カゴメ 「つぶより野菜」
9月号 ダイワロイネットホテル
10月号 BS朝日 新・鉄道・絶景の旅
11月号 MAEMUKI KURASHIKI
12月号 スーパーラジコン
《定価》
1~12月号 1,183円(本体1,095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年も「社会」「政治」「経済」「国際」「スポーツ」「文化など」に分けて、5つずつ記します。単純に分別できない出来事もあるが、主観で選別しました。ご承知置き下さい。西日本豪雨や台風、北海道の地震は上で挙げたので、ここでは除きました。
社会
● 晴れ着レンタル「はれのひ」経営破綻でトラブル(今月社長に実刑判決)
● 日大アメフト部 危険タックル事件
● オウム真理教元代表ら 全員死刑執行
● 築地市場 豊洲に移転
● 日産自動車ゴーン会長 金融商品取引法違反で逮捕
政治
● 財務省の決裁文書改ざん 前理財局長証人喚問
● 成人年齢 2022年4月から18歳に引き下げ 改正民法成立
● 中央省庁など 障害者雇用水増し発覚
● 沖縄県翁長知事死去 知事選 玉城デニー氏当選
● 「外国人材法案」成立
経済
● CPTPP協定締結・発効(明日) EPA承認
● スルガ銀行不正融資 行政処分
● 携帯電話 料金論争
● 米中「貿易戦争」 高額関税・報復合戦
● ソフトバンク 東証一部上場
国際
● フェイスブック情報漏洩 CEO米議会で証言
● 史上初 米朝首脳会談
● タイ洞窟少年ら閉じ込め 救出作戦で全員救助
● 地球温暖化警告の特別報告書 国連公表
● サウジアラビア人ジャーナリスト 大使館で殺害
スポーツ
● 平昌冬季オリ・パラ開催 羽生結弦 男子フィギュア連覇
● サッカーW杯ロシア大会開催 日本ベスト16・フランスV
● 大坂なおみ 全米オープン優勝 シングル日本人初
● 武豊 JRA通算4000勝達成
● 大谷翔平 MLB新人王
文化
● 是枝裕和監督「万引き家族」 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞
● 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 世界文化遺産登録
● 安室奈美恵 引退
● ノーベル医学・生理学賞に本庶佑教授 文学賞は発表なし
● 4K・8K 本放送開始
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-1広島(1引き分け) MVP:甲斐 拓也
日本ダービー優勝馬 ワグネリアン 鞍上:福永 祐一
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● 来年の乗り物はどうなる
平成から新しい元号の世に変わる(こういう事が解りきっているというのは、昭和→平成の頃を思い返すと、奇妙な感じ)来年は、2016(H28)年の北海道新幹線開業以降やや小康状態、あまり明るい話題がないなあと思っていたJRグループで、久々に大きな動きがあります。3月16日のダイヤ改正と同時に開業する、おおさか東線(新大阪~放出)が、平成最後の鉄道新線になります。また、山田線(宮古~釜石)が7年振りに復旧・同時に三陸鉄道移管で、盛~釜石~宮古~久慈間が一体で運営されるのも、大きな出来事です(3月23日)。この他、中央東線特急のE353系統一と、富士急直通〔富士回遊〕運行開始、ライナー列車の特急格上げも注目点でしょう。私鉄を含めてライナー列車のあり方が多様化しつつあり、来年もこの流れを引き継ぐ事になります。
一方、石勝線夕張支線が3月一杯で廃止となり、札沼線(北海道医療大学~新十津川)の再来年の廃止の決定(JR北海道が廃止届を提出したけれど、「平成32年」5月7日と書いてあるね…)もあり、さらには北海道以外でもローカル路線の危機が伝えられていて、バスなども含めて、地方交通のあり方が問われ続ける年となるでしょう。
他に予告されている所では、JR西日本新快速の「A SEAT」導入、西武新特急車「Laview」デビュー、ゆいレールのてだこ浦添延伸(新元号下の最初の鉄道新線となるだろう)、ANAのA380「フライング・ホヌ」(5月24日)にJALのA350就航、ピーチとバニラの統合(バニラとしての運航は10月26日まで)、茨城交通と日立電鉄交通サービスの合併(5月1日・新元号スタートと同時)が挙げられます。
秋の消費税増税は、運賃・料金体系にどこまで影響を与えるか。ICカード運賃は、関東地方以外にも広がるだろうか。JTB時刻表は1,200~1,220円程度になるのか。
毎年書いているけれど、来年こそは災害で被災・長期不通に追い込まれる路線が出ないよう祈りたいけれど、災害は世界的に規模が拡大しつつあり、今から覚悟を決めなければならないのか…。
いずれにしろ、東京オリンピック・パラリンピック開催を翌年に控え、いや、その前にラグビーW杯が開催される2019年、全ての交通事業が量も質も充実が図られる事が、大いに期待されます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
神戸市は昨日、北神急行電鉄について譲渡(神戸市営地下鉄に組み込み)の可能性があるか、親会社の阪急電鉄との協議を始める事になったと発表しました。高額な運賃による利用の伸び悩みを理由としていて、阪急も協議に応じるという事。1999(H11)年より兵庫県・神戸市からの補助金で運賃が引き下げられているが、それでも新神戸~谷上間は360円(神戸市営地下鉄なら270円)、三宮~谷上間は540円(北神・神戸市合算額から30円引き)と割高なのは事実。ほとんどの区間が六甲を貫くトンネルなので、建設費の減価償却に今なお苦しんでいる、という事でしょう。事の成り行きが注目されます。
《今日のニュースから》
28日 東証大納会 終値20,014円77銭 対前年年末比7年振り値下がり
29日 北方領土墓参り団携帯電話 ロシア裁判所 没収命令
次回は大晦日、31日に更新を行います。今月の出来事を振り返ります。その後、新年は1月2日に更新予定です。
№1942 永久保存版 都営バス 全形式アルバム(講談社ビーシー/講談社)
「ベストカースペシャル」「バスマガジンMOOK」として刊行された、「都営バス車両大図鑑」。
序盤に線然の1920年代~1970年代前半までの歴史が記された後、1973(S48)年度「A代」から、2017(H29)年度「C代」まで、これ、都営バス在籍の全型式で、漏れがないというのがオドロキ。特定用RL100なんて、撮影していた人は、どの位いただろう?
(2015(H27)~2017(H29)年度は序盤に置かれている)。
全体を眺めてはっきり解るのは、21世紀に入るとほぼ同時に、導入型式が極めて少なくなる事。当然ではあるだろう。昔の都営バスは特定バス事業があり、貸切バスは今より規模が遙かに大きかった。また乗合車は営業所毎にメーカー+車体の指定があり、各メーカーが並行して導入されていたので、自然に型式は多くなる。しかも、冷房車の黎明期は非冷房車と並行して導入されたり、同じ三菱ふそうでも早稲田〔営〕車は視野拡大窓を採用したりして(なぜ早稲田〔営〕だけだったのだろう?)、よりバラエティが豊富だった。
転機は大江戸線全通に伴う路線再編成が行われた1999(H21)~2000(H22)年度、車両購入を入札方式に変更した2004(H16)年度だろう。試作的な車両もあるが、これ以降、目立って型式が減少していく。JBUS発足によるいすゞと日野のモデルの統合、日産ディーゼル(UDトラックス)や富士重工・西日本車体のバス事業の撤退もあるでしょう。あくまで趣味的な目線でしかないが、正直昔に比べたら、つまらなくなった。
今の都営バスは、青梅→品川に転じたエルガミオが早めに除籍、江東区「しおかぜ」用リエッセも退役して、中・小型車はなくなった。今はコミュニティバスも全て民営事業者が受託しているので、今後も都営バスで中・小型車が導入される可能性は、低くなってきているのだろうか。あるとしても、青梅〔支〕のみか。
全体的な流れとしては、①冷房化・方向幕大型化が始まり、カラーリングが模索された1970~1980年代 ②低床化・低公害化の動きが見えてきた1990年代 ③型式の統合・ノンステップ化の推進が行われた2000年代 ④低公害化の方向性がはっきり定まった2010年代 という流れになるのだろうか。
それは、その時々の都政、言い換えれば都知事の意向も、ある程度は反映されていたのではないだろうか?「美濃部カラー」の美濃部都政と、今の小池都政において特に明確になっているように思う。
写真の点数は圧倒的で見応えがあるが、2つ挙げると、①「美濃部カラー」の白+青帯、その次の黄+赤帯のカラー写真が(ラッピング復刻のエルガを除いて)1枚もないのが残念。②スーパークルーザー貸切車は後に一部が東京駅~お台場間快速路線で運行されたが、その写真もなかった。という所だろうか。
車両そのものだけでなく、風景写真も今昔様々あるが、特に品川駅東口(今の港南口)は、全然比較にならない。アキバのバス停付近も家電専門店が並んでいるあたりは、現代とは違う。バスそのものだけでなく、都営バス(ひいては日本のバス)の歴史を紐解く、という点では、格好の1冊だろう。
なお、先頃発表された、スカニアのフルフラット・ノンステップ車が、たぶんギリギリで間に合わなかったのは、残念。
何度もしつこいのだけれど、「グリーンシャトル」の初代車両、車体だけでも良いから、どこかに残っていないですかねえ?都営バス史に於いても重要な車両だと思うし、「都営博物館」を作って、そこで保存してもらえたら嬉しいのだけれど…。
ところで、タイトルが「形式」となっているが、私は以前メールで、「バスは『型式』です」と指摘された事があります。これで正しいのだろうか?
それと、BJエディターズのWebを読むと、これは「BJハンドブック100号記念別冊」らしいけれど、そうだったの?そんな事はどこにも記されていないのだが…。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
26日 東京電力旧経営陣裁判 指定弁護士 禁錮5年求刑
27日 鹿島アントラーズ 小笠原満男 現役引退