№1887 暑くったってやめられない この夏も 成田詣で<後>

 高山本線の飛騨金山~下呂間が今日運行を再開しました。特急〔ひだ〕も飛騨古川までは運行を再開し、JR東海では「飛騨路応援キャンペーン」も始まっています。
(「飛騨路フリーきっぷ」は今年に限り、夏の利用制限期間撤廃)
 一方で坂上~猪谷間の再開はまだ相当かかりそう。思えば高山本線はこれまでも度々水害で長期不通に追い込まれた経験があり、いっそのこと別に高規格の新線を造り直す事も、考えられても良いのではないか?岐阜県内の2大都市を結ぶ幹線で、観光の面でも重要な路線なので。カネだけに限れば、JR東海がちょっと本気を出せば、何とでもなるでしょう?
 ともあれ少しずつでも、再開の道を歩む西日本の鉄道網、全線再開は来年になりそうだが、一日も早く立ち直ってくれる事を願います。

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 昼になって、さくらの山へ移動します。また一つ、変化がありました。

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 12時過ぎの、さくらの山行成田空港交通バス。南部工業団地からの便の入庫で、少々遅れて到着。

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 まずはさくらの山バス停(成田空港交通車庫)から歩いて、「ゲジポイント」へ。普通の平日の昼間ゆえ、この日の航空ファンは少なめでした。

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 いきなり、タイ国際航空のA350-900。

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 キャセイ パシフィックのB777-300ER新カラー。

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 インドネシア・エアアジアX。A330-300。

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 オーロラ航空で、先日新千歳で撮ったものとは異なり、こちらは-400型。

 この時間は一時雲が太陽を遮り、撮影できなかったものも。
 タイミングを見計らって、さくらの山へ移動。

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 さくらの山。ここは普通の平日なのに、大勢の人出がありました。
 驚いた事に、スピーカーからBGMが流れている。

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 北の空を見ると、大きな積乱雲。あの真下は、雷バリバリゲリラ雨、なのだろうか?
 アプローチしてくるのは、エアタヒチヌイのA340。

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 成田に乗り入れてくる航空会社の一覧。OSはまだ反映されていなかった。

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 正月にも撮った、エアソウルのA321-200。

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 チェジュ航空のB737-800。旧デザイン。こちらも悪くないと思っていたのだがなあ。

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 B747も、成田でさえ見る機会がめっきり少なくなりました。大韓航空のB747-400は、少なくとも私がこの日成田で見た、唯一の旅客用ジャンボ。

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 中国東方航空のA330-200。

 さらに驚いたことに、14時30分を過ぎるとスピーカーから、出発機・到着機についてのアナウンスが流れるようになります。物産館の方から流れてくるらしいが、いまこんな事もやっているんだ…。
 成田空港は気温33℃・湿度56%、南西の風5m、これからはアメリカからの便を中心に、2~5分間隔で到着があるらしい。

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 ANA機がスターウォーズ色だ、という事もちゃんと教えてくれる。ワシントンDCからの便らしい。

 しかしこのため、出発機もラッシュになり、最大でたぶん11機は並んでいたはずだ。

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 アシアナのA380-800は、たぶん40分は待たされていたと思う。

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 タイ・エアアジアXのA330-300。

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 チャイナ・エアもA350-900だ。成田ではA350を見る機会が、急速に増えました。

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 ANAウィングスのDHC-8-Q400。国内線。これを見たギャル2人が、「形がヘン」「自家用機?」とか言っていた。ターボプロップは、成田では超少数派、だからね…。

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 MIATモンゴル航空のB737-800。

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 ベトナム航空のA350-900。羽田では既に一昨年から見られます。

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 この機体に関してはアナウンスがなかったのだけれど、スカイ・プライムという、サウジアラビアでビズジェット事業を営む企業、らしい。A340-600。

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 厦門航空のB737-800。

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 一頃に比べると便数が減少しているが、それでもDLやUAの尾翼がズラッと並んでいるのを見ると、日本とは思えないかも。

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 大物!貨物地区に見えていた、ウエスタン・グローバル・エアラインズの貨物機が現れました。4年前に運航を開始した、アメリカの貨物航空会社らしい。しかもこのN344KDは、元JALのJA8902だ。とてもウレシイ。

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 キャセイのB777-300ERを、もう一機。

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 なんだこの真っ白な機体は。どこかへ売却される途中なのかと思ったが、これはパキスタン航空の定期便なのでした。前方にほんの小さく「PIA」と書かれているが、つまらなさすぎ。

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 タイ国際のA380の着陸も、事前にアナウンスされるので、目の前を横切ると皆、こんな感じ。
 アナウンスの感触では、16L着陸機は、着陸の約2分前に利根川、約30秒前に東関道の上空を通過するらしい。

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 香港エクスプレスのA321-200。

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 成田空港交通バスの回送車が、下の道路を行き交います。これは一般路線用のエルガの回送だが、京成スカイライナーAE形のカラーリング。

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 ルフトハンザ・カーゴのB777-200F。

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 大韓航空のA330のうち、-200型はまだ撮っていなかった。

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 何の変哲もないANAのB787だが、この便はブリュッセルかららしい。W杯決勝トーナメント1回戦、日本との対戦を間近に控えたベルギーの様子はどうだったのか、お客さんに聞いてみたい気もした。

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 デルタのA350-900は、元日に撮りました。

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 ニュージーランド航空のB787-9。6月にバニラで札幌へ飛んだ日は、こちらの離陸を待たせてB滑走路へ着陸したのだが、今日はA滑走路でした。

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 成田市のコミュニティバスは、今はポンチョになっています。
 今日は帰りも空港ターミナルからリムジンバスで(往復割引の帰りの券を持っている)、今回はこのバスに乗って帰るという選択肢はない。しかも、最後に大物が。

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 エミレーツのA380-800。この便に関しては、かなり早い段階から飛行場所の情報がアナウンスされていた。北陸の方からアプローチしてきたらしい。UAEの初代国王、ザーイド・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーンが描かれている。今年が生誕100年という記念(2004(H16)年没)らしいが、正直趣味が良くないと思う。

 これを撮って、今日は終わり。

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「空の駅 さくら館」にオープンした「フライトショップ・チャーリー」。航空写真家・チャーリー古庄氏がプロデュースした店で、カフェタイムもあります。公園のアナウンスは、ここのレジから発せられるようでした。
 ちなみに、さくら館のソフトクリームが絶品なので是非オススメ。この味で350円とは、超お得です。

 さくらの山からの帰りのバスは、15時台の次は18時台までなく、第3ターミナルまで暑い中をテクテク歩いて行く事となりました。

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 第3ターミナルからバスに乗るのは、初めて。ここでもターミナルで時刻を指定して乗車するが、ここはターミナルと乗り場がやや離れているので注意。

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 夕暮れ時の、千葉の田舎。

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 都心が近づき、京葉線と併走。

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 19時を過ぎると、さすがに暗くなってきました。ベイブリッジからの横浜港。

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 YCAT到着。今日は、さすがに疲れました…。

 これで、今回の夏の成田行は終わりました。思えば去年の夏は昼になって曇り空、さくらの山に行かずに終わっていたが、今年は大満足の結果に終わりました。
 先に書いたとおり、成田はA350の姿が急に増えました。来年以降は鶴丸のA350が見られる事になり…先に国内線になるので成田は少し後になりそうだが…、これから数年で、今度はA350が成田の主役になりそうな気配です。世代交代、きっちり見届けて、記録したいと思います。次は、冬かな?

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《今日のニュースから》
 8日 沖縄県翁長知事 死去
 9日 ヤマトホームコンビニエンス 過大請求 国土交通省立ち入り検査
10日 車イスラグビー世界選手権 日本金メダル
11日 鷲宮神社 鳥居の柱崩壊

 今日はJリーグの「平和祈念マッチ」、サンフレッチェ広島vsV・ファーレン長崎が行われました。広島が2-0で勝利したが、こういう試合があったんだという事が、海外のメディアでも積極的に取り上げられるといいなあと思う。

№1886 暑くったってやめられない この夏も 成田詣で<前>

 今度は山形で大雨…。山形新幹線・奥羽本線(村山~院内間)と陸羽東線・陸羽西線は9日まで運休、新庄~院内間と陸羽西線は当面見合わせになるとか言っていて、どの程度の被災になっているのか。ちょっと心配です。関東地方は今日は涼しくていいなあと、他の地域の苦労をヨソにノーテンキに構えていたら、明日台風13号が直撃する可能性、大とか(進路によっては、山形も心配)。異常気象が収まって、日本全国の人々が心安まる日は、いつ来るのでしょうか。

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 西日本豪雨に始まる異常気象シーズンの直前、となる先月の2日、成田空港まで旅客機を撮りに行ってきました。どんなに暑くても…私自身は何とか耐えられるので…成田詣では欠かせません。今回も2部構成で行きます。前半の第1ターミナルでは、ちょっとしたウレシイ?ハプニングもありました。

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 YCAT5時30分発、成田空港行リムジンバス。片道3,600円・往復割引6,000円。他路線との比較からすると、少々高いかも知れない。

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 この時間は夜行の到着ラッシュでもあります。杉崎観光バスと、成田空港交通。

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 良い天気です。ベイブリッジから見る橫浜と、遠くには富士山。

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 成田空港が近づいてきました。遠くに、京成の高架線が見えます。
 7時前、成田空港到着。

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 第1ターミナルの出発案内を見ると、本来は昨日の11時に出発しているはずのGA881便デンパサール行(北ウィングの1番上)が、今朝の8時30分出発になっている(コードシェアのNH5471は、南ウィングの一番上)。バリ島では6月末から火山活動が活発になっていたので、その影響だったのではないだろうか(このあと、アグン山が大噴火を起こす事になる)。

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 お馴染みの第1ターミナル展望デッキ。平日の早朝とあれば、それほど人はいません。

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 目の前の26番スポットに、GA881便となる、B777-300ERがいました。ちょっと見慣れない光景かも。ハンドリングはDL。

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 AFのB777-300ER。スカイチームカラー。

 南の方を見ると…、な、なんだアレは!?

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 JALの「サムライブルー」2号機、ではないか!?

 自宅を出る前にスケジュールをチェックしておいて、早朝にモスクワから到着するのは解っていた。ただ、この日はこの後に成田から出発する運用が表示されておらず、離陸は撮れなさそうだった。早朝のJALだから着陸はB滑走路になって、残念ながら今日は見られない、また後日のトライになっても仕方がないな、と半ばあきらめていました。
 しかし、着陸は確かにB滑走路だったが、なんと第2ターミナルは素通り、延々とこちらへ走ってきたのでした。ど、どこへ行くの?

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 当然第1ターミナルもスルー、貨物地区の202番スポットに着きました。
 思いがけないウレシイサプライズ、ではあったけれど、どうしてこんな所まで来たのだろう?ひょっとしたら、開催中だったサッカーW杯と、関係があったのだろうか?

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 KLMのB777-300ER。

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 GA881便は8時30分過ぎに出発。定刻より21時間30分の遅れ、という形でした。

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 タイ・エアアジアXのA330-200。お馴染みのアドレスが書かれている。

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 キャセイ パシフィックのA330-300。新色。A330では初めて見ました。

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 ベトナム航空機が、北ウィング第2サテライトに集う。一番奥のA321はダナンへ、真ん中のB787はハノイへ向かう。ホーチミンシティ行は到着も遅れたので、出発も遅れそうだ。
 オーストリア航空機は、この便もB滑走路について、この便はすぐ南ウィングに到着したから、キチンとした撮影はできなかった。ただ、一時就航休止前のデザインなので悔しくはなかったが。冬場に期待かな、と思ったが、当面は夏期のみの就航になるのでした。成田での撮影は、しばらくは難しい、かも。

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 10時30分を過ぎて第1ターミナルは撤退、第2ターミナルに移動して、3年前にも行った事がある、JALの南オペセンの先にあるカーブで、高速バスや空港内シャトルなどの写真を撮っていました。一部は先日本体で公開しているので、ご覧頂蹴ればと思います。残念なのは、京成バスのアストロメガは撮れない事。第2ターミナルを出発するとすぐ、右上に見える高架橋を上がって、直接高速道に行ってしまうので(第1ターミナルは経由しない)。

 12時を過ぎて、さくらの山方向へ移動します。また一つ、変化がありました。それは次回。

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《今日のニュースから》
 5日 高波被害の熱海市ホテルレストラン 営業再開
 6日 サッカー本田圭佑 豪メルボルン移籍発表
 7日 野田総務相 閣僚給与全額返納の意向表明

 日本ではちょうど10年前の今頃、首都高速でタンクローリーが横転して炎上する事故が起きて、首都高速が数日通行止めになった事があったが、ボローニャのタンクローリー爆発は、あれより数十倍凄まじい。

№1885 バスマガジンvol.90(講談社ビーシー/講談社)

 今月と来月は減量運営、毎週火・土曜日の週2回更新とします。
「危険な暑さ」のフレーズも、正直聞き飽きました。昨日は銚子電鉄でレールに歪みが出て、電車が止まったとか。名古屋では初めて40℃を超えたそうで、異常気象、本当に何とかしなければならない。

「バスマガジンvol.90」が先月末、発売になりました。
 表紙は福島交通で、エアロスターMとは。隣には富士ボディのいすゞKC-LR333Jがいて、車両面では過渡期にある同社の状況を表しているようです。

日本初の量産型電気ハイブリッド車 HIMRを語る
 というのだけれど、根本的な疑問として、「HIMR」と「ブルーリボンシティ・ハイブリッド」(BRCハイブリッド)は、別物ではないのか?なにかごっちゃになっているような気がするのだが。

バスづくりの新勢力から
 オノエンジニアリングのアメリカン・スクールバス。前号の予告の「フロントエンジンのスクールバス」とは、この事だったのか。3年前にアメリカに行った時も、特にボストンでかなり見たので興味深い。ただ、この車両は一般の貸切で乗れる代物なのだろうか?オノエンジニアリングの公式Webにはラインナップがありませんでした。
 
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.22 神奈川県 Part1

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 前回は2006(H18)年のvol.17とvol.18で、やはり2回に分けて取り上げられていました。
 今回のPart1は横浜・川崎市内が中心で、横浜市営(横浜交通開発含む)・川崎市営・臨港バス・東急バスと、フジエクスプレスと大新東が取り上げられています。12年前は臨港バスの分社で臨港グリーンバスがあったが、現在は再統合されています。
 12年前は、横浜市営バスは「完全民営化決定」とあり、その翌年までには大規模な民営譲渡も行われたが、全面的な民営化という所までは至っていない。一方で外郭団体の横浜交通開発への路線移管や管理委託も行われています。川崎市営バスは、(なぜか今号では記されていないが)一部営業所の臨港バス、神奈中バスへの委託も行われています。
 やはり両公営は、CNG車やハイブリッド車の導入が多い。臨港バスもハイブリッドにEVがあって、工業地帯を控えているので、低公害という所には気を使っているのだろう。
 フジエクスプレス・大新東は、新規展開は考えていないのだろうか。フジは考えていないと、大分前のバスのイベントで話していたが。
(ここで走っていたらしい日デ車を、先日沼津で見ました)

おじゃまします バス会社潜入レポート Vol.90 福島交通

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 前に1回、2010(H22)年5月のvol.41で取り上げられていました。
 当時はみちのりHDによる再建がスタートしたばかりの頃で、車両面では中古導入で他3メーカーの導入が始まっていたものの、9割方はまだ三菱ふそう、という状況でした。今でも最大勢力ではあるが、7割を切りました。
 中古導入を積極的に進めているが、1991(H3)年式がまだ4台残っている。高速車でも四半世紀使用されている車両がまだあり(域内ローカル用なのだろうが)、早急な代替が求められる所でしょう。とはいえ、車両面ではかなりバラエティになりました。
 車両面が昔と大分違うと感じるようになったのは塗装もあるのかなと。一時新カラーが模索されたが、再び現行カラーに戻ったという所。ただ、さすがにやや古臭くなってきたような気もしていて、一般乗合車は良いとしても、高速車・貸切車は、現行のクリーム・赤・青を活かしつつも、新しいデザインが模索されてもいい時期ではないかと思います。
 みちのりHD入りして、同じ福島の会津バス、栃木の関東自動車・東野交通(間もなく合併)、茨城の茨城交通・日立電鉄交通サービスと同じグループになったが、会津バス以外とは直接の交流がない(名古屋線が栃木県を経由し、関東自動車で乗車券の発売はあるが)。中通りは北関東とは県境を接していても日常の交流があまりないようなので(特に茨城県)、スケールメリットの点ではどうなのだろうか。

「しばり」のバス旅ミッション
 茨城空港までバスで行って、そこから上海へ、というのだが、全体的なストーリーの組み立てが、ややウソくさい気も、しないではない。いくら航空運賃が高くなっていくとはいえ、この便に乗るためのパスポート取得のためだけに香港に行くというのが、なにかヘンな気がする。香港まで行ってしまう(いくら安い便でも)のでは、トータルではコストが相殺されてしまうのではないか?ツウなりの裏技、なのかも知れないが。
 上海のバスは、ここでは特にEVが多かったとかは記されていない(前号では北京でEVバスがかなり走っていると書いていたのだが)。やはりシロートがいきなり上海の一般路線バスに乗るのは、ハードルが高そうだ。
 バス以外では、マグレブの最高速度430㎞/hで運行される列車は一部だけしかない事(なぜだろう?)、オンライン決裁事情が興味深かった。

鈴木文彦が斬る!バスのいま 第16回
 公営バスの民営化。バスマガジン誌では過去に各地で民営化直前、という公営バスの特集を何度か組んでいたが、比較的小規模な所が大半でした。しかし、今年の4月にはついに大阪市交通局が民営化され、地下鉄は大阪メトロ(正式には大阪高速電気軌道 路線の大半が軌道特許なのでこの社名になったのだろう)、バスは大阪シティバスとなりました。特殊法人だった営団地下鉄の民営化はあったが、純公営の地下鉄が民営化されたのは、初のケースとなりました。
 大阪市に絞ると、交通に限らないが、2011(H23)年の橋下市長誕生以降、同じ「大阪維新の会」がトップに立つ大阪府との連携により、「大阪都」構想の住民投票をピークとして、上の国とも、下の住民とも、かなり先鋭的な軋轢がありました。大阪市交通局の民営化もその流れの中での出来事でした。特に労働組合との対立はかなり激しいものがあり、市職員へのアンケート強制という事も行われて、先月はアンケートに関わった弁護士が、弁護士会から業務停止の処分を受けたりもしています。
 という事があるので、大阪の交通の民営化は、他の公営よりも、ひょっとしたら旧国鉄の時よりも、今後の運営に不安な部分が多々あると思う。労と使は大阪市に限らず、公に限らず、どの組織でも起こるものではあるけれど、市長を頂点とする市の態度が強硬に過ぎると、どこかで労使関係が完全に破綻し、地下鉄もバスも健全な運営が妨げられる危険性があります。労もだけれど、特に使は心して欲しい。最近もサンフランシスコとの姉妹都市提携の破棄とか、学力テストの結果から、教員の人事の評価に反映させようとするとか、ややもすると過激に走る傾向があり、市そのものの運営が健全に行われるのか、懸念もあります。これは、野党勢力のご都合主義にも原因があり、来年の統一地方選挙時の大阪市議会選、その後遅くとも暮れには行われる大阪市長選挙の行方には、注目すべきでしょう。その結果が、市内交通にどう影響するのか。
 全体的には、「公から民」の流れは、まだ続くでしょう(来年には佐世保市営が西肥バスに譲渡)。それは国鉄分割民営化が「一応」成功ととらえられた事(さらに背景として、大手私鉄の成功体験がある。国鉄内部の労使双方の瓦解もあった)が極めて大きく、その後も日本航空、道路公団、営団地下鉄、さらには郵政まで民営化が続いた事で、流れが定着した感があります。
 ただ、何でも民営化すればうまくいくかというと、そうでもないだろうと思います。民営企業は、結局は利潤を重視しなければならないのだから。私は廃止間際の公営バスにいくつか乗ったが、特に2012(H24)年の呉市(特に音戸方面)や苫小牧市などで感じたが、地方では採算だけでは片付けられなさそうな地域密着的な要素も濃く、大都会目線だけで公営の善し悪しを語るのは必ずしもフェアではないな、とも感じたものでした。
 とはいえ、今後も公営で残すのであれば、やはりキチンとした説明、どうして公営でなければならないの?という説明はなされ続けるべきだし、普段から経営状況を細かく公表していく事も必要でしょう。京都市営バスではバス停の時刻表に系統の収支係数(100円稼ぐのにいくらかかるか)が書かれているが、こういう取り組みもまた、大切でしょう。
 なお、公営の形態のままでも一部営業所の運行を民営に委託するケースが急増しているが、ここでは取り上げられていない。
 また、「公設民営」の問題は、岡山の両備HDが常に主張している事ではあるが、今回の岡山のスッタモンダでは、新規参入側から、補助金のあり方についての問題も提起されています。過去には鹿児島のいわさきグループは「補助金なしで頑張っています!」と車内に掲げていた程(今はどうか知らないが)だし、バス業界内部に足並みの乱れが生じる事になるかも知れない。「公か民か」と共に、今後は自治体からの補助金のあり方も、議論の元になるかも知れません。

終点の情景を求めて
 日本交通の明高。山陽本線の倉吉駅が市中から遠かった事が倉吉線建設の理由になったそう。廃線から30年以上経つのに、ホームとレールがまだそのままの形で残っているとは。倉吉線の終点は山守で、かつて種村直樹氏が「何もないところだ」と書いていたが、現状はどうなっているのか(山守駅付近の写真はない)。レールの間にニョキっと竹が伸びている所に、長い時が流れた事を感じさせます。

 インドに路面電車があるのは初めて知ったが、あまり乗りたくないなあ。インドは特に鉄道で大事故が頻発している、BRICSの一角を担う割に、公共交通への投資はあまりに貧弱、なのではないのか?

 今号は、昨今では珍しく?ほぼ前号の予告通りの内容でした。バス会社は京福バスだそうだが、その通りにmなるのか。また、西日本豪雨のバスへの影響はどこまで記されるか。中国ジェイアールバスは代行輸送のため、一部高速バスの運行を西日本JRバスやJRバス関東に肩代わりさせている。この辺の状況も知りたいところ。

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 小田急グループの箱根への100億円投資は、一般の経済ニュースでも話題になっています。水戸岡デザインの芦ノ湖海賊船新造や箱根登山電車アレグラ増備、箱根登山バスの更新、一部駅のリニューアルなど。ただ、小田急電鉄そのものは、この中には入っていない。来年度の設備投資計画で盛り込まれるのだろうか。GSEの増備、とかあっても良さそうなものだ。やはりロマンスカーは看板アクセスで、それ自体が箱根観光の花形になっているので、展望席も良いが、何かもう一つ、プラスアルファのプレミアムが欲しい。VSEもスタート時はそうだったのだから。あとはソフト面で、西武(伊豆箱根)との提携の一掃の強化を。
 ANAのB787トラブルは9月以降国際線にも波及し、7日から成田~LA・香港、セントレア~香港路線で欠航が発生する事になりました。対象便は全て、B787-8ではないのだが。国内線の9月以降は7日に、冬スケジュールは21日に発表、との事(便そのものが削減の見込み)。
 アエロメヒコ(アエロメヒコ・コネクト)機事故は、まずはとにかく、犠牲者が出なかったのが何より。しかしなぜ、悪天候の中で離陸がなされようとしていたのか、今後の原因の究明が待たれます。

《今日のニュースから》
 1日 パリ・エッフェル塔 ストライキで閉鎖
 2日 KDDI 「食べログ」(カカクコム)と資本業務提携
 3日 イギリス揚陸艦アルビオン 東京晴海ふ頭寄港
 4日 南北離散家族 再会事業再開に向け参加者名簿交換

 巷ではアップルの時価総額が一兆ドルを超えたとか、大手企業の夏のボーナス平均が過去最高95万円とか大騒ぎしているようだが、はっきり言って、私にはどうでも良い事。人の稼ぎをうらやんだり、怒ったり、妬んだりしたって、自分の稼ぎが増えるわけじゃない。私はただ、今やるべき事を、自分なりに邁進するだけです。