№1881 青空求めて北海道 10<終>.JAL556便 クラスJ 予約あったけど

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 長かった北海道旅行も終わり、旭川から帰路に就きます。帰りはJAL556便、久しぶりにクラスJの予約を持っていたのだけれど、空港に着いてみたら、思わぬハプニングが待っていました。

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 この空路は7年前も乗っていて、空港へ行く旭川電気軌道のバスも、同じく一条昭和通りから乗りました。6条9丁目始発だが、他に乗客なし。

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 やはり旭川駅前からの乗車が一番多かった。中央バスの高速バスの後につく。2週間後にここからの発着に変更になるので、研修だろう。

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 市街地を抜けると、観光のビデオプログラムが流されるのも、7年前と変わらない。

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 やがて、空港へ向かっているとは思えないような、牧歌的な風景の中を行く。

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 北海道らしく、直線が長い…。正面に旭岳。お客さんの大半は静かに寝ているようだが、もったいない気もする。
 やがて左手に、空港が見えてきます。

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 特にガンガン飛ばしたりはしないが、ほぼ定刻に空港に着きました。

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 空港ターミナル内の、JALカウンター。
 ここで、思わぬ事態が判明。まず、理由は解らないが羽田で機材変更が発生し、出発が45分遅れで、旭川到着・折返しの出発も遅延になるという事。それ以上に、クラスJの座席数が不足になるため、どうか普通席へ変更できないでしょうか?とお願いされた事。こんな事は初めてで、とにかく窓際が欲しかったから、普通席で窓際が空いていなかったら断るつもりだったが、空いているという事で、受け入れ事にしました。

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 クラスJとの差額1,000円の払い戻しの他、お詫びとして1,000円、そしてターミナル内のレストランや売店で使える金券1,000円分を渡される。 
 アップグレードは何度かあったが、ダウングレードは初体験。こんな事もあるのかと思った。一瞬、去年アメリカのUA便で、オーバーした乗客が引きずり下ろされる一件が頭をよぎったが、今回はトータルの座席は確保されているし、まさかJALがそんなバカなマネをするはずもあるまい。
 それにしても機材変更とは、556便はB767-300だが、B737-800への変更なのか?とこの時点では思っていた。
(金券は、全乗客に渡されていた。他は500円分)

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 展望デッキ。フェンスがうざいが、レンズ穴はあります。

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 16時19分、羽田からのJAL555便が、R/W34にランディング。50分近い遅れになっている。
 あれ、B767じゃん?と一瞬思った直後、アナウンスが入って、これは国際線機材だ、という。JA651JはコンフィギュレーションコードA43で、通常は近距離アジア路線で飛ぶ機材、Cクラスが30席で、国内線機材のクラスJより12人少ない。Wi-Fiサービスの提供もできないと、付け加えられた。

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 展望デッキ入口に隣接して、礼拝室があります。外から覗く限り、ただの殺風景な空間でしかないように見えたが、イスラム教徒としては、メッカの方向を向いていればOK、という事なのだろうか。

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 保安検査場入口。上部の出発便案内表示は、7年前のソラリーから、液晶式に変わっている。556便は新しい出発時刻17時00分が表示されている。他国のキャリアとのコードシェアはないようだ。

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 出発ロビー。やはり旅行者が多い。また、車イスのお客さんが4人いる。皆障害の程度が重そうで、20分も前に事前改札を受けて、機内に消えて行きました。
 その後本来の事前改札もあったが、次の上級会員向けの優先搭乗がなかなか始まらない。「車イスケアに時間を要している」とのアナウンス。

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 結局、一般の搭乗が始まったのは、新しい出発時刻を過ぎてからになってしまった。
 新しい座席15Aは、Cクラスとの仕切りのすぐ後になり、足下が広々して良い。隣りにやや体格の良いお兄さんが座ったが、出入りに困る事はなさそう。仕切りには「ベビーベッド」も。

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 ボーディングブリッジには、旭山動物園開園50周年記念の、動物のイラストが描かれていました。
 51分遅れで出発。結局、到着時より遅れがさらに増幅してしまった。

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 なんと出発時、地上職がみんな出てきて、横断幕を掲げて見送ってくれる。特に理由は思い浮かばず、今は出発毎に行っているのだろうか?

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 ターミナルの南側の丘には公園があります。午前中が、光線状態がよさそう。

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 R/W34より離陸。すぐに牧歌的な農村地帯が広がる。

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 旭川の市街地の南東部をかすめるように、右旋回していく。
(ここから、一部の画像はテキストを加えています)

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 思別川。ちょっと白っぽいが、緑色と黄土色の畑がパッチワークのよう。

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 東富良野町。
 この先はダイレクトに太平洋を目指して行くようだが、雲が広がって下界はよく見えない。

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 キャビン。大きなシートTVがあるのに(MAGIC-V)、プログラムは放映なし。国内線向けのオーディオのみ。洋楽を聞いていました。

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 仕切りのモニターには、フライトデータが表示される。高度は8534m(≒28000feet)とやや低いが、これを維持していくようだ。

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 離陸から30分で、八戸市上空。

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 空港で買っておいたオヤツ「ほっくチーズ」と、ホットコーヒー。
 隣のお兄さんはひたすら居眠り。

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 チョコレート菓子の「美冬」。やはり北海道は、オイシイスィーツが多いなあ。

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 八戸から10分で北上。

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 さらに古川。

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 仙台市も一望。
 つまり、行きのVNL便より東側を飛んでいる。

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 阿武隈川。ちょっと白っぽいけれど、東北地方の上空は好天で、景色を存分に楽しめました。

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 降下を開始して、水戸付近。この辺はルート的には、2ヶ月前のANA能登便に近い。

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 石岡。白っぽいが、石岡駅からかしてつBRTの路線が延びていくのも確認出来ます。

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 龍ケ崎。

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 18時30分を過ぎて、我孫子上空を通過。左手には利根川と、JR成田線。

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 千葉ニュータウン中央駅上空。このあたりは、1月のJ-AIR三沢便に近い。

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 ただこの便はもう少しショートカットで、ユーカリが丘駅を見る。前月のJAL秋田便と同じ。

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 JRの佐倉駅も見ます。少し遠いが。

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 京成千原線。

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 市原の工業地帯。ここを通過するという事は、R/WはD滑走路だ。

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 データの表示を見ると、すぐに東京湾上空にかからず、房総半島上空をやや東寄りに迂回して来たのが解ります。

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 東京湾は貨物船が多い中、帆船の姿も見ました。
 D滑走路、R/W23にランディング。

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 夏至間近とあれば19時前でもまだ明るい。橋を渡ると、夕暮れの丹沢をバックに、旅客機が離陸していくのが見えます。

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 到着はまた、ターミナルの一番北の端の23番ゲート。タキシングで13分もかかる。
 結局、遅れはほとんど詰められませんでした。乗継ぎのお知らせが機内の内で外で矢継ぎ早にアナウンスされ、テンヤワンヤの様子。私は、今日はこれで終わりだからいいけれど、乗継ぎのお客さん、特に最終便乗継ぎを予定していた人は、どういう事になるのだろう?

 という事で、5日間に渡る北海道旅行もつつがなく終わりました。3日目の釧路と、最終日の旭川の、それぞれ午後を除けば、ほとんどまるまる青空が広がってくれて、狙い通りでした。バスの画像もたくさん撮影出来て、それらは昨日までの間に本体でご覧頂いています。また、JR北海道の列車も乗り、現状をほんの少しだが見る事ができたのも、収穫だったと思います。
 北海道は次に行くとしたら、早くて来年になるが、今度は北を目指してみたい。宗谷本線の沿線は、釧路や根室以上にご無沙汰なので。一方で函館も、道南いさりび鉄道の新色が揃った上に、JR首都圏色復刻車まで出たそうだから、こちらも早い内に行きたいが、北海道は広いので、短期間であっちもこっちもとは行かないのが、悩みのタネか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 2年前に羽田空港で起きた大韓航空機のエンジン出火による緊急脱出は、エンジン製造時のミスではないかとする報告書が出ました。大韓航空が検査でこれを見落とした可能性があるともしています。それとともに、ここでも緊急脱出時に乗客が荷物を持ち出して脱出しようとした事を問題視しています。JALの新千歳の一件もだったが、CAらが無理に制止しようとしてトラブルになると、また避難誘導に問題が起こる事になりそうです。乗客の側が、普段から意識する事が必要、なのだろうが、滅多に起こる事ではない(起きては困るが)ので、難しいかも。とりあえず、出発前の非常デモ(ビデオでも実演でも)はキチンと見る事か。
(今回書いたJAL556便のビデオでも、非常脱出時の荷物持ち出し禁止が強く表現されていた)

《今日のニュースから》
25日 メルセデス・ベンツ カーシェアリング事業参入発表
26日 多摩市ビル建設現場で火災 5人死亡

 夜になって、新山口駅の近くでも大きな火事が起きているようです。
 オウム真理教の死刑囚への刑執行が今朝行われ、今月頭の7人と合わせて13人全員への執行が成されました。反応は様々で、弁護士の団体や国際人権団体は非難の声明を出しています。「反対するな」などとは言わないが、その内容は執行する者への抗議というレベルで終わり、国民世論を動かすものにはならない。2年前、米サウスカロライナ州の教会で若者が銃を乱射、黒人9人を射殺する事件が起きたが、この時、犠牲者の遺族が、事を起こした若者を、「赦す」と言いました(結局翌年、死刑が宣告されるが)。この発言、日本人の感覚だと理解できないかも知れないが、こういうものが世論の中に自然発生的に沸き上がらないうちは、死刑の廃止は、日本ではあり得ないのではないか。