№1881 青空求めて北海道 10<終>.JAL556便 クラスJ 予約あったけど

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 長かった北海道旅行も終わり、旭川から帰路に就きます。帰りはJAL556便、久しぶりにクラスJの予約を持っていたのだけれど、空港に着いてみたら、思わぬハプニングが待っていました。

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 この空路は7年前も乗っていて、空港へ行く旭川電気軌道のバスも、同じく一条昭和通りから乗りました。6条9丁目始発だが、他に乗客なし。

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 やはり旭川駅前からの乗車が一番多かった。中央バスの高速バスの後につく。2週間後にここからの発着に変更になるので、研修だろう。

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 市街地を抜けると、観光のビデオプログラムが流されるのも、7年前と変わらない。

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 やがて、空港へ向かっているとは思えないような、牧歌的な風景の中を行く。

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 北海道らしく、直線が長い…。正面に旭岳。お客さんの大半は静かに寝ているようだが、もったいない気もする。
 やがて左手に、空港が見えてきます。

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 特にガンガン飛ばしたりはしないが、ほぼ定刻に空港に着きました。

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 空港ターミナル内の、JALカウンター。
 ここで、思わぬ事態が判明。まず、理由は解らないが羽田で機材変更が発生し、出発が45分遅れで、旭川到着・折返しの出発も遅延になるという事。それ以上に、クラスJの座席数が不足になるため、どうか普通席へ変更できないでしょうか?とお願いされた事。こんな事は初めてで、とにかく窓際が欲しかったから、普通席で窓際が空いていなかったら断るつもりだったが、空いているという事で、受け入れ事にしました。

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 クラスJとの差額1,000円の払い戻しの他、お詫びとして1,000円、そしてターミナル内のレストランや売店で使える金券1,000円分を渡される。 
 アップグレードは何度かあったが、ダウングレードは初体験。こんな事もあるのかと思った。一瞬、去年アメリカのUA便で、オーバーした乗客が引きずり下ろされる一件が頭をよぎったが、今回はトータルの座席は確保されているし、まさかJALがそんなバカなマネをするはずもあるまい。
 それにしても機材変更とは、556便はB767-300だが、B737-800への変更なのか?とこの時点では思っていた。
(金券は、全乗客に渡されていた。他は500円分)

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 展望デッキ。フェンスがうざいが、レンズ穴はあります。

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 16時19分、羽田からのJAL555便が、R/W34にランディング。50分近い遅れになっている。
 あれ、B767じゃん?と一瞬思った直後、アナウンスが入って、これは国際線機材だ、という。JA651JはコンフィギュレーションコードA43で、通常は近距離アジア路線で飛ぶ機材、Cクラスが30席で、国内線機材のクラスJより12人少ない。Wi-Fiサービスの提供もできないと、付け加えられた。

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 展望デッキ入口に隣接して、礼拝室があります。外から覗く限り、ただの殺風景な空間でしかないように見えたが、イスラム教徒としては、メッカの方向を向いていればOK、という事なのだろうか。

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 保安検査場入口。上部の出発便案内表示は、7年前のソラリーから、液晶式に変わっている。556便は新しい出発時刻17時00分が表示されている。他国のキャリアとのコードシェアはないようだ。

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 出発ロビー。やはり旅行者が多い。また、車イスのお客さんが4人いる。皆障害の程度が重そうで、20分も前に事前改札を受けて、機内に消えて行きました。
 その後本来の事前改札もあったが、次の上級会員向けの優先搭乗がなかなか始まらない。「車イスケアに時間を要している」とのアナウンス。

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 結局、一般の搭乗が始まったのは、新しい出発時刻を過ぎてからになってしまった。
 新しい座席15Aは、Cクラスとの仕切りのすぐ後になり、足下が広々して良い。隣りにやや体格の良いお兄さんが座ったが、出入りに困る事はなさそう。仕切りには「ベビーベッド」も。

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 ボーディングブリッジには、旭山動物園開園50周年記念の、動物のイラストが描かれていました。
 51分遅れで出発。結局、到着時より遅れがさらに増幅してしまった。

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 なんと出発時、地上職がみんな出てきて、横断幕を掲げて見送ってくれる。特に理由は思い浮かばず、今は出発毎に行っているのだろうか?

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 ターミナルの南側の丘には公園があります。午前中が、光線状態がよさそう。

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 R/W34より離陸。すぐに牧歌的な農村地帯が広がる。

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 旭川の市街地の南東部をかすめるように、右旋回していく。
(ここから、一部の画像はテキストを加えています)

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 思別川。ちょっと白っぽいが、緑色と黄土色の畑がパッチワークのよう。

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 東富良野町。
 この先はダイレクトに太平洋を目指して行くようだが、雲が広がって下界はよく見えない。

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 キャビン。大きなシートTVがあるのに(MAGIC-V)、プログラムは放映なし。国内線向けのオーディオのみ。洋楽を聞いていました。

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 仕切りのモニターには、フライトデータが表示される。高度は8534m(≒28000feet)とやや低いが、これを維持していくようだ。

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 離陸から30分で、八戸市上空。

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 空港で買っておいたオヤツ「ほっくチーズ」と、ホットコーヒー。
 隣のお兄さんはひたすら居眠り。

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 チョコレート菓子の「美冬」。やはり北海道は、オイシイスィーツが多いなあ。

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 八戸から10分で北上。

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 さらに古川。

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 仙台市も一望。
 つまり、行きのVNL便より東側を飛んでいる。

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 阿武隈川。ちょっと白っぽいけれど、東北地方の上空は好天で、景色を存分に楽しめました。

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 降下を開始して、水戸付近。この辺はルート的には、2ヶ月前のANA能登便に近い。

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 石岡。白っぽいが、石岡駅からかしてつBRTの路線が延びていくのも確認出来ます。

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 龍ケ崎。

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 18時30分を過ぎて、我孫子上空を通過。左手には利根川と、JR成田線。

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 千葉ニュータウン中央駅上空。このあたりは、1月のJ-AIR三沢便に近い。

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 ただこの便はもう少しショートカットで、ユーカリが丘駅を見る。前月のJAL秋田便と同じ。

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 JRの佐倉駅も見ます。少し遠いが。

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 京成千原線。

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 市原の工業地帯。ここを通過するという事は、R/WはD滑走路だ。

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 データの表示を見ると、すぐに東京湾上空にかからず、房総半島上空をやや東寄りに迂回して来たのが解ります。

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 東京湾は貨物船が多い中、帆船の姿も見ました。
 D滑走路、R/W23にランディング。

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 夏至間近とあれば19時前でもまだ明るい。橋を渡ると、夕暮れの丹沢をバックに、旅客機が離陸していくのが見えます。

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 到着はまた、ターミナルの一番北の端の23番ゲート。タキシングで13分もかかる。
 結局、遅れはほとんど詰められませんでした。乗継ぎのお知らせが機内の内で外で矢継ぎ早にアナウンスされ、テンヤワンヤの様子。私は、今日はこれで終わりだからいいけれど、乗継ぎのお客さん、特に最終便乗継ぎを予定していた人は、どういう事になるのだろう?

 という事で、5日間に渡る北海道旅行もつつがなく終わりました。3日目の釧路と、最終日の旭川の、それぞれ午後を除けば、ほとんどまるまる青空が広がってくれて、狙い通りでした。バスの画像もたくさん撮影出来て、それらは昨日までの間に本体でご覧頂いています。また、JR北海道の列車も乗り、現状をほんの少しだが見る事ができたのも、収穫だったと思います。
 北海道は次に行くとしたら、早くて来年になるが、今度は北を目指してみたい。宗谷本線の沿線は、釧路や根室以上にご無沙汰なので。一方で函館も、道南いさりび鉄道の新色が揃った上に、JR首都圏色復刻車まで出たそうだから、こちらも早い内に行きたいが、北海道は広いので、短期間であっちもこっちもとは行かないのが、悩みのタネか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 2年前に羽田空港で起きた大韓航空機のエンジン出火による緊急脱出は、エンジン製造時のミスではないかとする報告書が出ました。大韓航空が検査でこれを見落とした可能性があるともしています。それとともに、ここでも緊急脱出時に乗客が荷物を持ち出して脱出しようとした事を問題視しています。JALの新千歳の一件もだったが、CAらが無理に制止しようとしてトラブルになると、また避難誘導に問題が起こる事になりそうです。乗客の側が、普段から意識する事が必要、なのだろうが、滅多に起こる事ではない(起きては困るが)ので、難しいかも。とりあえず、出発前の非常デモ(ビデオでも実演でも)はキチンと見る事か。
(今回書いたJAL556便のビデオでも、非常脱出時の荷物持ち出し禁止が強く表現されていた)

《今日のニュースから》
25日 メルセデス・ベンツ カーシェアリング事業参入発表
26日 多摩市ビル建設現場で火災 5人死亡

 夜になって、新山口駅の近くでも大きな火事が起きているようです。
 オウム真理教の死刑囚への刑執行が今朝行われ、今月頭の7人と合わせて13人全員への執行が成されました。反応は様々で、弁護士の団体や国際人権団体は非難の声明を出しています。「反対するな」などとは言わないが、その内容は執行する者への抗議というレベルで終わり、国民世論を動かすものにはならない。2年前、米サウスカロライナ州の教会で若者が銃を乱射、黒人9人を射殺する事件が起きたが、この時、犠牲者の遺族が、事を起こした若者を、「赦す」と言いました(結局翌年、死刑が宣告されるが)。この発言、日本人の感覚だと理解できないかも知れないが、こういうものが世論の中に自然発生的に沸き上がらないうちは、死刑の廃止は、日本ではあり得ないのではないか。

№1880 青空求めて北海道 9.新顔続々 旭川のバス

 また1回お休みを頂いたが、6月の北海道旅行記、続けます。いよいよ最終日を迎えました。

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 7年振りの旭川。駅そのものも、その周辺も、そしてバスも、新しいもの、新しい顔が増えていました。現在進行形の所も。
 夕方の航空便で帰路に就くまで、バスを撮ります。

 6月 7日(水)

 バスについては明日、本体の更新でご覧頂きますが、予告編的に、これはと思うクルマを中心に並べてみます。
(時系列的に前後している所があります)

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 まず、投宿していたホテルの近くで撮ります。
 最大の変化は、道北バス・旭川電気軌道、両社ともいすゞが入っていた事です。この道北バスは、元東武バスでしょうか。

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 日デだが、屋根のクーラーと座席の地からして、関西方面からの移籍と思われます。

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 三菱ふそうのノンステップ。

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 旭川電気軌道は、新エアロスター・ノンステップが入っていました。

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 道北バスの旧塗装復刻車が、まだ走っていました。たぶん元相鉄バス。かつては他にエアロスターKとセレガ高速車があったが、どうなったのかは不明。

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 日産ディーゼルのノンステップ車。

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 一条通りにある、中央バスの旭川ターミナル。高速バスと、芦別行・深川行(空知中央バス運行)が出発。ほとんどが札幌行高速バスになるが。

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 札幌行はJHB・道北との共同運行で、9時10分発はJHB。

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 ターミナルの中の、待合室。

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 実はこのターミナル、6月20日を持って営業を終了し、翌21日より全便が旭川駅前「バスタッチ」発着となるのでした。そのお知らせ。あと2週間。

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 深川からの空知中央バスが着きました。「旭川ターミナル」の行先表示は、まもなく見納めになります。

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 前回来た時も感じたが、旭川に限らず北海道は総じて百貨店が不振で、旭川も、駅前にあった西武百貨店が閉店していました。旧A館は取り壊されて更地のまま、B館は残っているが、前夜〔ライラック〕で到着した時に見たら、明かりが全くついていないので不気味でした。他の用途への転用はあるのか。

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 時間が前後するが、道北バスの釧路行。この時点では、駅前の宮下通からの出発でした。

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 道北バスの案内所(旭川駅前営業所)。ビルの地下にあります。

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 道北バスは一足先、14日に乗り場を変更し、高速バスも駅前発着になります。そのお知らせで、案内所も移転します(旭川電気軌道と統一)。

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 旭川駅前のバスタッチ。これが、旭川をめぐるバスの、7年間での一番大きな変化。高速バスも順次こちらの発着になるが、一般路線バスだと駅前をかすめもせず、一条通りを経由する路線も多い。比較的長距離の路線が中心、となるのか。層雲峡や旭岳、などとか。

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 駅前には、旧塗装復刻の新エアロスターが2台もいる。のに、今回は撮影する機会がありませんでした。残念…。

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 新しいバス案内所。(ドラッグストアの)ツルハビルの1F。旭川電気軌道の案内所は、この日移転しました。中央バスは、道北バスに委託する事になる。このビルには秋口にホテルが入る模様。

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 新エアロスターが復刻したカラーだが、現役車両もまだあります。エアロスターM。

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 先にご覧頂いた、道北バスの釧路行。SHDとは破格。小窓からして、以前は別事業者の夜行車だったのだろう。

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 こちらは帯広行。HD。

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 エルガノンステップの、それもTypeBもいるとは。

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 中型車も、以前よりは増えているか。

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 旭川電気軌道は、日野にも旧型車・旧塗装が残っています。

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 以前画像をご覧頂いたが、道北バスのブルーリボン・ハイブリッドも見ました。8年振りの自社導入車らしい。

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 道北バスの教習車も入ってきました。白ナンバー。元はたぶん相鉄バス、旧塗装復刻車と同型ではないか。

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 駅前にはもう一社、ふらのバスも入ります。

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 旭川電気軌道の新エルガ。長距離カラーで、旭岳へ行く便です。

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 このエアロスターは、明らかに元神奈中バス。しかも、神奈中カラーのまま、その上から高速バス新路線「たいせつライナー」のラッピングが施されていて、ラッピングの下には「神奈川中央交通」の文字、そして「き16」(厚木北〔営〕)の社番も読み取れました。

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 その〔たいせつライナー〕は、4月25日に運行を開始しています。旭川電気軌道と北都交通の共同運行で、11時ちょうどは北都交通持ち。新千歳空港経由からさらに南千歳駅まで行くのは、空港利用者だけでは集客が不安で、「アウトレットモール・レラ」への買い物客の利用も狙っているのでしょう。この路線の乗り場は、今も移動していない。
 後方のイオンモールは、JRの旭川新高架駅と直結しています。旭川は百貨店が衰退する一方で、このようなショッピングセンタースタイルの店は繁盛しているようです。この買い物客が、電車・バスを積極的に利用してくれれば良いのだが。

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 旭山動物園行の乗り場は、駅前を出てすぐ目の前にあります。平日でも、行列が長い。普通の路線バスだが、動物園専用車なんて入っても良いのかも知れない。

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 昼前になって、空が曇りがちになってきたので、ちょっと列車に乗ってみます。永山へ行ってみます。特に何かアテがあるわけではないが。新旭川までは高架線で、旭岳を見る事ができます。

 ここで白状しなければならない事があります。
 今回利用している「ひがし北海道フリーパス」は、新旭川より北の宗谷本線は乗れません。なので新旭川~永山間は運賃を支払わねばならないのに、実はこのブログ記事を書く直前まで全く気づかず、永山で降りる時にも、運転士(ワンマン)から指摘もされなかったので、運賃を支払わずにそのまま降りてしまいました。全く申し訳ありません。この場を借りて、JR北海道の方々にお詫びしたいと思います。


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 名寄行325D。キハ48の単行。

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 永山駅。ごく普通の平屋の駅舎。

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 駅舎内には、商工会議所が作った、JR北海道の再生を願うと記したポスターが貼られていました。やや辛辣なコメントもあるが、これがJRの駅舎の内部に貼られているとはねえ。繰り返しになるが、JR単独ではダメで、商工会議所も含めた関係各者も、考えるべき所は多いと思う。

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 永山折返しの1324D。キハ54 500の単行。
 従って、永山駅でもきっぷを買っていません。全然気づかなかった。全く申し訳なし。

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 車内は根室線(花咲線)と違って転換クロスシートだが、急行〔礼文〕運用車の転用だろうか。一部ロングシート化した部分があるが、オリジナルの部分とは座席の形状が異なっている。

 という感じで旭川まで戻ってきました。
 この日はバスメインだったけれど、今回JR線のローカルや特急に乗った感触だと、特急が走る区間は何とか維持されるという気もするが(特急も乗車率が低下するとまずいが)、ローカル線、特に大都市から離れた末端区間で、運営コストが収入の数倍~数十倍もする路線だと、維持は厳しいという印象が否めません(札沼線は廃止という方向になりそうだが)。どういう方向に行くにしろ、議論を積み重ねて、皆が納得できる(…そうはならないのだろうけれど)結論を導き出して欲しいと思います。ただし、あまり時間はかけられないとも思う。
 列車そのものについては〔スーパーおおぞら〕の時に書いたように、人的なサービスを提供する目玉が欲しい。本州の観光列車のような、大それたものでなくても良いので。「定期列車のグレードアップ+プレミアム」が、鉄道復権の王道と、私は考えています。豪華な食事を提供するスタイルの観光列車(北海道でも、別に運営会社を設立、JR北海道が線路利用料を徴収する形で、運行が検討されているらしい)は、そろそろパイの食い合いになる気がします。同じデザイナーによる列車も、全国各地に展開されてくると、少々食傷気味にも感じます。北海道は、本州や四国、九州とは違った道を考えて欲しい。車窓風景だけでも客を呼べる(だからアジア諸国からのインバウンドが多数押し寄せるのだし)ので、それを活かす方向で行くべきだと思います。
 あとは、今回のフリーパスのように、鉄道業界の外部との提携も必須。釧網線は、ウィラーが活性化のテスト事業を始めるそうだし、JR北海道はスタート直後、ANAと組んでフラノエクスプレスを改装した、「ANAビッグスニーカートレイン」を運行した実績もあります。JRだけ、沿線自治体だけではどうしても限界があるので、今後は外部との積極的な提携が進められるべきです。また地方のバス会社との連携も欠かせないでしょう。

 旭川に戻ったら、青空が戻ってきました。駅前で数枚バス写真を撮ったのち、旭川空港へ向かい、帰路に就きます。JAL556便は久しぶりにクラスJに乗ろうと思っていたのだが、空港でハプニングが待っていたのでした。

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《今日のニュースから》
23日 JR九州 アリババと提携発表
24日 南北連絡鉄道京義線 韓国・北朝鮮共同調査

「命に関わる暑さ」も、こうも連日続くと、いい加減聞き飽きたという感覚しかなくなってしまう。怖い。今日は関東鉄道常総線で、高熱でレールに歪みが出て、4時間ほど運行が止まったとも聞いています(脱線に至らなかったのは幸い)。
 そんな中、東京オリンピック開幕まで、ちょうどあと2年となり、都営バスのラッピング車が走り出したりしています。この殺人的猛暑を受け、「オリンピックは大丈夫かよ?」という声が上がるのも当然だろうが、考えようによっては、今年のこの経験を活かし、2年後に結びつくような対策を考える機会を得られたとも言える。大会期間中にいきなり殺人猛暑に襲われるよりはまだいいだろう。ただし、来年以降の猛暑が、今年を上回るものにならないという保証は、もはやどこにもない。五輪云々ではなく、抜本的に猛暑を押さえ込む対策を、上も下も、右も左もなく真剣に考えるべきではないか。でないと、既に経済活動や市民生活、文化の面などでも、はっきり悪影響が出てきているので。

№1879 バスグラフィックVol.35(ネコ・パブリッシング)

 北海道旅行記は続くが、1回お休みします。「バスグラフィックVol.35」、発売からかなり経っているのに、まだ書いていないので。

BUS GRAPHIC TOPICS
 JRバス関東のスカニア/バンホール新車、速報で入りました。外観はアストロメガそのものだが、JRバス関東の公式Webでも、「ヨーロピアンスタイル2階建てバス」とあるだけで、アストロメガとはどこにも書いていない。何が違うのだろうか。バスタ新宿~TDR路線で、新宿発8時10分発、、TDS発10時00分・19時30分・21時30分発の各便で運行との事。JRバス関東のTDR路線はかつて、「ファンタジア号」としてネオプランが走った事があるから、それ以来のダブルデッカー。
 GSEカラーの小田急箱根高速バスは、良いデザインだと思う。エアロエースはやはり、シンプルなデザインが合うのではないだろうか。なら、VSEやMSEのカラーも出したら良いのではないか?

バスで行くけん 熊本

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 熊本のバスは大好きです。九州で台数的に一番多いのは当然福岡だが、9割方が西鉄バスになるので、バラエティという点では、熊本に軍配が上がると思います。全国的に見ても有数でしょう。
 嬉しいのは、九州産交バスや、市営バスから転換した都市バスに比べて扱いがやや軽い(と感じられる)、熊本電鉄のバスと、熊本バスが手厚い事。都市バスも加えて、路線バス全車種撮影に挑戦、というから、力が入っています。
 中古車が圧倒的に多いが(都市バスは、市営バス経由も多い)、同じ譲渡元で、似たような年式の車両が各社に分散して入っているのが特徴的だろうか。全国的には圧倒的な少数派だったエルガJが、立川バスから電鉄バスと都市バスに分散して導入されているのは典型。京王電鉄バスからのKL-JP252NANも、都市バスと熊本バスに分散して入っている。京急バスの日野ワンステップ車も、九州産交バスも含めて各社に入っていて、あるいは一括購入の後、各社に分配されるのだろうか?導入元は九州ながら関東からが圧倒的に多い。早めの取り替えになるからだろう。
 都市バスは、旧市営バス色はまだ残っているが、オレンジも加わったノンステップカラーはもうないようだ。熊本200か948は市営バス経由で、市営末期には旧塗装復刻車でした。その辺の記載はあっても良かったかも。バンパーの色も塗り替えたのはどうしてだろう。自社発注車両は、まだ3台か。
 熊本バスの「ブル」は乗りたいですねえ。スクールバスとしての運用だが、何かしらの機会に、一般路線バスとしてはしってくれると嬉しい。

 冒頭で「北1」系統のグルメ旅があるが、そういえば電車の御代志~菊池間が廃線になって、32年経ってしまったのか。起点の藤崎宮前の立地条件の悪さも災いしたが、もう少し頑張れば、あるいは通勤鉄道として見直される日があったのかも知れない。バス転換直後は、日デのダブルデッカーが導入された事もあった路線。
 太平燕は、熊本では普通に食べに行けるものなのだろうか。以前JALが国際線機内食で出した事もある一品で、次に熊本に来たときには是非食してみたい。バスだけでなく電車も東京メトロの01系が導入されているし(03系導入のウワサもあり)、震災復興の支援も兼ねて、是非近いうちに訪れたいと思います。

アストロメガ
 京成バスとジャムジャムエクスプレスが導入したアストロメガが、ここでも取り上げられました。
 さすがにグラフィック誌らしく、車内の細かいところや運転席、エンジンルームなど、事細かい部分を、写真をふんだんに使用して紹介しています。
 京成は比較的短距離の空港バス(バリアフリー対策の意味が濃い)、ジャムジャムは長距離の夜行路線と、路線の性格は大分異なるが、写真やスペックを見る限り、特に2階部はあまり大きな差はない。ジャムジャムは夜行でも廉価版の路線への導入、という事もあるが。京成は車イススペース、ジャムジャムはドライバー仮眠室設置と、1F部に大きな違いがあります。
 京成は、今後は東京シャトルなどへの導入も充分に考えられる。ジャムジャムもだが、JRバスへの導入も始まり、今後は「スカニア/バンホール」のダブルデッカーが昼夜問わず、飛躍的に増える事も、十分期待できます。

燃料電池バスの時台がやってきた!!
 都営バスに先行してTFCBが、去年から導入されているが、今年になって量産バージョンのSORAが3台入り、比較をしています。
 TFCBは以前短区間ながら乗る機会があったが、とにかく走行音が非常に静かだったのが印象的でした。欧州のLRTのような感覚だった、と言ったら解るでしょうか。
 SORAとTFCBは、並べて見ると、思った以上に違う。ただ、両方に言えるのだが(TFCBはもう変わりようがないが)、もう少し顔つきが柔らかくなっても良いのではないか?バスだけではないが、最近はクルマも電車も、顔つきがキツイ車両が目立っている気がする。未来の車両だからって、何もかもを「斬新」なデザインにしてしまう必要はないと思う。
 今後は量産車が各路線で走る事になろうが、EVとの競争も予想される中、どこまで販路を伸ばせるか。都営に続いて、どこが導入する事になるのかも注目されます。

 エルガ・ハイブリッドも、ブルーリボン・ハイブリッドと同型にモデルチェンジし、導入が進む事が期待されるが、今回は3社で、各社とも仕様がかなり異なっていて、特に三重県教育委員会の導入は注目されます。リクライニングの角度が左右で異なっている座席があって、リクライニングではないはずだが、通学生の障害の特性に合わせたものなのでしょうか。

 折込み付録は、バス趣味各誌で取り上げられている、近鉄バスのエアロキング(BKG-MMJS)。2009(H21)年式だから、高速バスとしてももう少し使えるかな?と思うが、今後はオープントップバスとして運用するという事。近鉄は過去に合計10台のエアロキングを導入しているが、試作型式のMU612TXが一番多かったのが、(近鉄に限らず)特徴か。近鉄バスは、「アストロメガ」の導入はないでしょうか?近鉄は鉄道だけでなく、バスも昔からダブルデッカーの開発もやった事があった事業者なので、歴史を途切れさせないで欲しい、という希望はあります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》
22日 横須賀市で倉庫火災 隣接倉庫に延焼

「危険な暑さ」が連日続き、熱中症の犠牲者が増えるばかりでなく、万葉線はレールが曲がって電車が脱線するとか、京都の祇園祭「花傘巡行」の中止が決定するとか、異常事態が続いています。一方で福岡は雷雨になったらしく、空港は落雷で滑走路が一時閉鎖、博多駅も雨漏りが激しくなったとか。本当に今の内に手を打たないと、来年以降、本当にやばいです。昨今の異常気象からすれば、豪雨も猛暑も、こんなものでは済まなくなる可能性も、否定できないのだから。