№1849 「花」を求めて北陸路 3.北陸鉄道と七尾線

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 北陸鉄道の石川線は5年前にも短区間乗っているが、この2年後の2015(H27)年3月14日(北陸新幹線開業と同じ日)、四十万~曽谷間に新駅の陽羽里(ひばり)駅が開業しました。まず、この駅を訪ねます。
 天気予報は良くないが…。

 4月17日(火)

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 西日本ジェイアールバスは1988(S63)年4月1日、JR西日本から、近畿より東の路線を受け継ぐ形で分社化されました。この1日に30周年を迎え、回送の表示にメッセージが併記されています。でもちょっと見辛いかな?
 金沢の路線はPiTaPaを導入していて、全国相互利用の交通系ICカードで乗れます。でも、なぜICOCAではなかったのだろう?

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 高架ホームから、北陸本線の小松行で西金沢へ。右は七尾線の415系。

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 西金沢駅。橋上駅舎だが、手前を北陸新幹線(現在は白山基地への出入り)の高架橋が遮っている。

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 北陸鉄道の新西金沢駅のたたずまいは変わらない。

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 8時28分発の鶴来行に乗車。元東急の7000系。北陸に来てもう28年になり、キャリアの半分以上をここで過ごしている。
 5年前に乗車したときは、元京王井の頭線3000系の7700形を撮りたかったが、適わなかった。今日も撮れるなら撮りたかったが、額住宅前で行き違った野街行も7000形で、今の石川線の日中は2運用だけだから、今日も撮れそうにない。石川線も減便傾向で、23年前に乗ったときは39往復あったのが(約半数は準急だった)、現在は30往復に留まっています。

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 陽羽里駅。ホームに待合室があるだけの無人駅。
 行きは一つの手前の四十万駅で降りて、歩いてみました。600mしか離れていないが、金沢市にある四十万駅に対して、陽羽里駅は白山市になり、交通広場には白山市営のコミュニティバスが乗り入れます。加賀白山バス運行のポンチョでした。

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 駅名標。曽谷駅とも500mしか離れていなくて、直線上にあるので、両方の駅のホームを見る事ができます。
 ではなぜ新駅、という事になるが、駅付近はコンビニなど商店の類はないが、新しい住宅がいくつか建てられているのが見えて、住宅地のアクセスとして期待されているように見えました。この住宅の住人が、恒常的に電車を利用してくれるようになると良いのだが。

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 鶴来からの電車が来ました。これで新西金沢まで戻ります。

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 額住宅で行き違う鶴来行は、行先表示が変わっている。なんだ?

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 石川線では「恋のしらやまさん」というキャンペーンが行われています。電車に乗って白山の神社や、鶴来の町を巡ろうというもの、らしい。列車限定で、「しらやまさん」の行先表示を出しています。
 新西金沢から西金沢を経て、金沢へ戻りました。

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 金沢の高架駅の1F、JRの窓口に並び、独立したIRいしかわ鉄道の窓口もあります。グッズ類も発売。

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 その中から、定番のクリアファイル。

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 金沢は曇りがちだったので、今度は浅野川線に乗る事にします。「時間つぶし」みたいなものかな」?10時36分発の内灘行。

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 内灘駅の構内。浅野川線は元京王井の頭線3000系に統一されているが、左は車体サイズが小さく、片開きドアの初期型から改造された8800系、右が大型化され、両開きドアとなった後期型から改造された、8900系。
 この日は、2編成ある8800系は運用されていなかった。

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 内灘駅。駅前には北陸鉄道の他、内灘町のコミュニティバス(日本海タクシー運行)が入ります。

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 車内には、ワンマン列車の利用方を英語で書いた案内が掲げられていました。観光路線でもないし、どの程度読む人がいるものだろうか(石川線と共用であるが)。

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 運賃表。これを見ると、浅野川線は純粋な対キロではなく、金沢から短距離は低めに抑えた設定になっています。

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 北鉄金沢駅に戻ってきました。地下ホーム。

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 北鉄金沢駅。

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 金沢駅前の「鼓門」は、記念撮影する人が多い。ほとんどがインバウンドと見えました。

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 JR駅構内で展示されている、C58 140の動輪。

 昼頃は、上空は青空が広がりました。バスターミナルで少しばかしバスを撮影。
 七尾線で七尾へ移動します。

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 12時29分発845Mは、413系3連。

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 昼飯は、やはり駅弁。笹寿司。

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 津幡でIRと分かれ、七尾線へ。すぐに交直セクションに進入。一旦室内灯が消灯すると、アナウンスがあります。

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 運転士が、交直を切り替え。

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 惰性で交直切り替え地点を通過。

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 交直の切り替えセクションの標識。これで直流への切り替え完了。

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 横山でしばし停車。〔花嫁のれん2号〕待避、のはずだが、この日は運転日ではありませんでした。ホーム脇の桜がまだ咲いていた。

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 免田で848Mと交換。向こうも413系。
 腹一杯になって、しばらく居眠りしていました。

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 気づけば羽咋も過ぎて、もう良川。〔能登かがり火6号〕待合わせ。

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 七尾到着。右は14時02分発852Mで、415系。そろそろ七尾線も、新車が欲しい。

 一息ついて、あの人気アニメの聖地へ向かう事になるが、次回。

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 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 一昨日書くべきだったが、近鉄は15日、フリーゲージトレインの開発に乗り出すと発表しました。6月後半の役員異動時に、総合研究所に担当役員を就任させるという事。それ以降の具体的な行程は一切記されていないが、京都~吉野間の直通特急を想定しているようです。新幹線ほどは条件は厳しくはならないだろうが、実現はいつになるでしょうか。

《今日のニュースから》
16日 十勝沖地震から50年 青森県南部町で追悼式
17日 東芝 半導体子会社 中国が承認

 十勝沖地震では、八戸(当時は尻内)から延びていた南部鉄道も大きな損害を受け、廃線に追い込まれる事になってしまいました。以降はバス専業の南部バス(→岩手県北自動車南部支社)として存続していく事になります。
 西城秀樹さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りするが、この所様々な分野で、トップランナーの方々が相次いで他界されて、悲しいです。

№1848 「花」を求めて北陸路 2.富山の電車

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 前回は5回に分けると書いたが、次回の画像が多くなりそうなので2回に分割し、6回とします。
 JR西日本の北陸本線・金沢~直江津間は2015(H27)年3月14日の北陸新幹線開業に合わせ、県毎に別々の第3セクター鉄道に移管され、3分割されました。今回はその内、あいの風とやま鉄道と、IRいしかわ鉄道に乗車しました。転換後では初です。
 あわせて富山と高岡の路面電車も訪ね、現状を確認してみました。全部ではないが。

 4月16日(月)

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 電鉄富山駅に立ち寄って、驚いた。なんだこの行列!?
 前の日に全線開通した、立山黒部アルペンルートのチケットを求める行列なのでした。しかも見た感じ、ほとんどがインバウンド。豚汁のスタンドまで出ていた程だ。まだ6時前、こんな朝早くから…!

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 今回は乗る事はなかったが、富山地方鉄道の電車。右のアルプスエキスプレスが、6時04分発の立山行。しかし、間に合うの?

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 改めて、富山駅前。バスターミナルが完成していました。後方の北陸鉄道のエアロクィーンは仙台からの夜行便で、このあと金沢へ向かう。

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 現状の富山駅は、東西間の往来は地下道を経由しなければならず、まだ不便。もうしばらくの辛抱か。
 旧ツアー組の夜行バス(東北急行「きまっし号」も)は西口に発着します。ウィラーの後の緑色のセレガは丸一観光の「Green Liner」。TDR発鍛冶橋経由で来ていて、この後高岡を経由して、七尾まで行く。

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 あいの風の電車を撮りに、下り電車に乗ります。413系を撮りたかったのだが、6時23分発泊行525Mが、その413系だったりする。「とやま絵巻」。左のIRいしかわ鉄道521系は富山終着の421Mで、現状では駅で直接折り返せないので、運転所まで回送する。先に出て行きました。
 滑川で下車。

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 貨物列車が通過。元JR東日本のEF510-507。

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「あいの風ライナー」は、貫通扉上の幕表示を除いたら、通常の521系と変わりなし。有料の列車だが、学生の利用も目立ったようでした。

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 富山地鉄の滑川駅は、あいの風の駅とは繋がっていなくて、一旦駅を出て、地下道を遠回りしなければ成りません。地鉄は、一つ富山寄りの中滑川の方がメインらしい。

 しかし、今日はひたすら快晴、とは行かないようで、次の下り電車が来る前に、雲が太陽を遮ってしまいました。413系のはずの8時03分発黒部行425Mまで粘るつもりだったが、富山まで帰ってしまいました。
 配布されている折りたたみ時刻表で、「3両」と書かれている列車が413系のはず。これを見ると、413系はやはり、通常は朝夕のみの運用らしい。
 527Mは4連だったが、学生で大混雑していました。

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 現状の富山駅の在来線は、上り1~3番線(2番線は高山本線ローカル向けの欠き取りホーム)のみ高架。下り4~6番線は地平のままだが、下りホームも大分できあがっていて、あと1年以内には切り替えになるのではないでしょうか。

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 あいの風は昨年、ICカードICOCAを導入しました。JRから転換された第3セクター鉄道で全国相互利用のICカードを導入したのは初です。
 今の所、券売機はICカードに対応せず、履歴印字は窓口で係員が行います。バスは、ここは他エリアでも事業者名が印字される。オートチャージはA。
(「券購」は№1848で書いた京王ライナーの座席指定券)

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 市内電車は、高架化一部完成に合わせて、高架下の新電停が運用を開始しています。スイッチバック形態。

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 しかし8時前は、南富山駅前行(左)、大学前行(右)共に通学の学生の行列がえらく長い。職員が出ていて、乗車規制も行っている。
 環状線はそんな事はなかった。7時48分の電車で一周してきました。

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 戻ってみると、あれ、レトロ電車だ。4年前は、ラッシュ時は外していたはずだが。
(公式Webを読むと、現在は土休日のみ運用固定?)

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 もう一度西口に戻って、富山ライトレールの富山駅北駅。早いもので、開業から10年以上経ちました。
 停車しているのは、平日朝方2本のみ設定の越中中島行。

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 今回は越中中島まで乗りました。わずかな乗客を降ろした電車は、城川原まで回送して行きました。

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 奥田中学校前まで戻りました。インテック本社前~奥田中学校前間は、最近、いたち川の橋と奥田中学校前電停の間が複線化されました。真っ白な軌道が新しい線路です。現状のダイヤのままなら特に必要はないと思うが、富山地鉄市内線直通運転開始に備えたのでしょうか。

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 ライトレールの電停には、「鉄道むすめ」の「岩瀬ゆうこ」が描かれています。「岩瀬」は岩瀬浜からだけれど、「ゆうこ」ってどこから?と思ったら、マスコットキャラ「とれねこ」の「ゆうくん」「ここくん」から、だって。

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 旧JR富山港線の跡をたどってみました。ライトレールは奥田中学校前からグイッと右へ曲がって富山駅北へ向かっていくが、直進すると旧線路跡になります。遊歩道になっていました。

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 途中橋を渡ります。いたち川に合流する支流。

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 一部は草むしたまま。

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 踏切跡はレールが残っていました。この付近では、流通センターの駐車場に転用されているらしい。

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 橋台も、まだ残っていました。

 駅近くのPRONTOでモーニングを食べている間に、上空は再び青空が戻ってきました。
 しばらく、駅付近でバスの撮影に当てます。時々は雲が遮ったりするが。

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 改めて、富山駅。高架駅は、手前が新幹線です。〔つるぎ〕が頻繁に折り返していくのが、ガラス越しに見えます。

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 名古屋行の高速バス。〔しらさぎ〕の富山乗り入れがなくなった事もあってか、今や1時間おきにまで増発されています。
 この他、高山行のバスが、インバウンドの乗車がとても多かったのが印象的でした。

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 富山空港に向けて、チャイナエアのB737-800が降下していくのが見えました。現在は週4日就航。

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 合間に市電も撮りました。セントラムの9003編成「シルバー」。

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 もう一編成は、9001編成「ブラック」。
 本当は、4年前に運用されていなかった9002編成「ホワイト」を撮りたかったが、この日も運用されていませんでした。仕方がないが、無念…。現在は、土休日は10分間隔に戻って3編成運用されているようなので、土日に来れば、3編成全部コンプリートできるのだが。
(平日の日中は、現在は13~15分毎くらい)

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 8000形の旧塗装復刻車は動いていました。

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 大学前から富山駅に到着するT100形と、富山駅から循環線に向かう9000形。現代の日本のノンステップトラムは、アルナの「リトルダンサー」シリーズと、新潟トランシス製が双璧になっているが、両方を同時に運行させているのは、今の所富山地鉄だけです。
(ただし9000形の所有は富山市)

 バスについては、先日本体にアップしているので、そちらをご覧頂ければ、幸いです。

 午後は金沢へ向かう。次に富山に来るのは、富山ライトレールと地鉄市内線が接続した時か?
 高岡で途中下車しました。富山県もう一つのライトレール、万葉線です。

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 万葉線の高岡駅も、駅に隣接した駅ビルの中に移転しています。2線になっている。現状のダイヤで2線に電車が並ぶのは、平日の8時前後の1回だけのよう。

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 乗り場は、加越能バスの案内所と待合室を兼ねています。「ドラえもんポスト」が立っていました。

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 高岡の駅前。以前は電車が信号待ちをしているあたりに、高岡駅前電停がありました。

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 高岡駅~片原町間の末広町電停。ちょうど10年前、2008(H20)年3月15日に開業していたが、まだ撮影していませんでした。棒線の両側にホームがあります。

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 駅から徒歩10分の、高岡大仏。

 再び、あいの風の電車で金沢方向へ。

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 車内に掲げられていた、「青春18きっぷ」の利用方。あいの風に限らないが、利用できる区間を小刻みに限った、ちまちました制限がどうも気になるあ。これでは、七尾線から目と鼻の先の氷見線・城端線へは、別払いしないと行けない事になる。途中下車はともかく、通過利用くらいは制限なしにして欲しい。無論第3セクター各社の利益にも関わるけれど、JR各社がある程度は補填するくらいの事はあっても良いのではないか。不採算部門を引き受けてくれたのだから。

 森本で降りて、後続の上り電車を撮る事にする。しかし、思いの外寒い。トレーナーを羽織ってもまだ寒い。前の月のベルゲンほどではないが、指がかじかむ。北陸とはいえ4月だからそんな寒くはないだろうと思っていたが、侮っていたようだ。

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 それでも数枚撮りました。その中から、IRいしかわ鉄道の521系。

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 あいの風の413系運用は、「とやま絵巻」編成が出てきました。

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 下り電車の糸魚川行。IR~あいの風~トキめきの三社直通、という事になります。

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 最後に、〔花嫁のれん〕。

 日が西に沈み、影が長くなってきました。金沢へ移動し、駅近くのホテルに投宿。
 翌日以降の天気予報は…。ガッカリな内容。明日は仕方がなくても、明後日は早めに天気が回復してくれると嬉しいのだけれど。とりあえず、北陸鉄道石川線の陽羽里駅にまだ降りていないから、明日はまずそこへ行きます。その後は早めに七尾へ移動してしまいましょう。空模様と相談しつつの行動になりそう。

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 JALのLCC新会社設立が、昨日公式にリリースされました。7月に準備会社を設立、2020年春就航を目指すとの事。羽田空港がこの年に国際線枠を拡大する見込みなので、羽田発着…JAL、成田発着…LCC新会社と棲み分けるのでしょうか。両社の関係は、シンガポール航空とスクートの様なものになるかと思われます。専門的なことは評論家や専門家がもっと詳しく分析するはずだから全面的に任せるとして、個人的な希望も交えると、後発なのでただ安いだけでなく、質的な面でプラスアルファがないと、先発他キャリアに勝つのは難しくなるのではないか。LCCが定着してくると、旅客もそろそろ、ただ安いだけでは満足しなくなるだろうという気がするし(ある程度距離が長くなるとなおさら)、JAL本体はここ数年、量よりは質的な面で勝負を再構築してきたキャリアなので、それをLCCにも活かして欲しい。いずれにしろ、次報を待ちたいと思います。

《今日のニュースから》
13日 日本プロゴルフ選手権 谷口徹優勝 国内メジャー大会最年長50歳
14日 大林組 独占禁止法違反事件再発防止策発表
15日 東芝 最終利益8000億円 4年振り黒字確保

 新潟の女児殺害・死体遺棄事件は犯人逮捕で、昨日の晩の各局のニュースは大騒ぎだったようだが、新潟と言えば、登山の途中で行方不明になっている親子はどうなったのか。そちらも大いに心配です。
 実は一昨日の晩から秋田に行って、由利高原鉄道に乗ってきて、先ほど帰りました。由利高原鉄道は6年振りです。由利本荘市は今日は晴れたが、昨日は一日中曇り空、時には雨も降る、全くあいにくの天気になりました。何より、寒かった…!この旅行については、来月書きます。

№1847 「花」を求めて北陸路 1.富山行夜行便

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 先月の北陸旅行について、今回から5回に分けて書きます。
 北陸への旅は2014(H26)年8月以来約4年振り、今回はのと鉄道にも行くが、のと鉄道となると実に11年振りになります。無論、あの人気アニメのラッピング車も目当てでした。新幹線開業と同時に北陸本線から転換されて開業したあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道にも乗ります。あいの風は、今回は全線とはいかなかったが。
 事前の富山・石川両県の天気予報は期間中ずっと良くない予報だったが、どうだったでしょうか。

 4月15日(日)
 北陸新幹線開業後では初になるが、今回は高速バスの夜行便で行きます。いずれは新幹線にも乗るが、もう少し先になります。

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 今回も4年前同様、西武バス系の夜行で行きます。前回の新宿駅西口発が、バスタ新宿が始発となりました。
 バスタ新宿は「ドリーム号」で経由があり、昼間に羽田空港行リムジンバス乗車で利用した事はあるが、夜行バスへの乗車では初めてになりました。

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 バスタ新宿から、夜行バスが次々出発、甲州街道を行く。オリオンとウィラー。

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 発車案内の表示。とにかく夜行が各方面へ次々と出発。昼行(というには遅いが)便もまだかなりあります。

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 構内はどこもかしこも混雑。トイレの列も長いし、コンビニもご覧の通りの行列。バスタ新宿に夜来るのは初めてだったが、ちょっとビックリする。日曜の夜だから?普段からこんな感じなのだろうか?

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 構内も当然人・人・人。若い乗客が目立つようだ。GWはどうなってしまうんだろう?とか思った。

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 平成エンタープライズの大阪経由神戸行。見た所、旧ツアー組が半分くらいを占めているようでした。

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 今回富山行が出発する、A2乗り場の発車案内。会社・行先関係なく、10分間隔で出発していく。他の乗り場もそう。普通の路線バスと違って乗車に時間が掛かるから、これ以上は詰められないだろう。一つ前はジャムジャムライナーの青森行だが、青森行はこの他に弘南バスとウィラーもあり、以前青森駅でも感じたが、東京~青森間は激戦区っぽい。

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 A2の発車案内表示に、富山行が表示されました。次は新潟交通の新潟行。

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 ジャムジャムの青森行の出発を見て、富山地方鉄道のセレガが入ってきました。
 この路線は去年ダイヤ改正を行い、富山と高岡を一本化。22時25分発富山経由高岡・氷見行が毎日運行で、この30分発富山行は特定日の運行。この改正、新幹線の影響なのでしょうか?昼行はともかく、夜行は影響はないだろうと思っていたのだが。
 この便は日によって受け持ちが西武か地鉄のどちらかになり、この日は地鉄。

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 先に、B2から出発の富山経由高岡・氷見行が出発、追い抜いて行きました。向こうも地鉄。4年前は富山・高岡、両方とも西武だったが。

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 車内。標準的な3列シートで、窓際はカーテン付き。9Aに座ります。座席にはコンセントがあるが、ケータイなどの充電のみ。

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 定刻に出発。ウィラーの青森行と同時だが、向こうは甲州街道を左折して行った。どこを経由して行くのだろう?
 新宿駅界隈はまだ賑わいを見せるが、明治通りはさすがに暗い。

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 池袋駅東口。ここで満席になりました。
 出発後のアナウンスで、休憩は上里と越中境で取ると告げられました。下落合駅は乗車はなかったが、ドライバーが床下の仮眠室へ消えて行って、消灯。24時前、関越道へ。

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 練馬から40分弱で、上里SAに到着。車内の明かりがつく。
 左は越後交通の長岡経由新潟行。大宮始発便でしょう。

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 上里SAの高速バス。他に新潟交通の新潟行と、西日本JRバスの「グランドリーム」、画像にはないが北陸鉄道の便もいた。旧ツアー組は、ここでは見かけませんでした。スペースには余裕があった。

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 上里SA。コンビニが開いている。
 13分の停車で出発。この後、越中境PAとの間で1回停車があるが、乗務員交代のみ。

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 気づくと、北陸道の越中境PAに停車していました。もう出発5分前になっていたが、慌てておりて、トイレだけ。
 西武バスの金沢行ガーラが見えるが、ここはそれ以上にトラックが多くて、バスは窮屈だ。
 4時15分出発。もう消灯はせず、やがて黒部IC間もなく到着のアナウンスが流れる。
 黒部ICは一旦本線を降りて、料金所の近くに停車する。定刻より10分程早い。この先の魚津IC・滑川ICも同じだ。

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 夜が明け、明るくなってきました。常願寺川を渡る。真上は晴れているようにも見えるが、北アルプスはやっぱり曇っているようだ。
 5時過ぎ、富山ICを降りました。国道41号線を北上していく。途中のバス停で、チラホラ下車がありました。

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 富山駅到着。定刻より5分程早い到着でした。バスターミナルには入らない。

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 傍らを「キラキラ号」が通過して行きました。東口は停車しない。橫浜YCATからの便でバスタ新宿をこちらの20分後に出発、この後高岡を経由して金沢まで行くらしい。

 自宅を出る前の天気予報は今一つ良くなかったが、富山駅の上空は、快晴の様に見えました。
 まず、あいの風の電車を撮りたいと思っていたが、どうなるでしょうか。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 東急が昨日、2018年度の設備投資計画を発表しました。予想通り、設備投資額597億円は前年度より一気に95億円、前年度比で20%近い大幅な増加となりました。特に安全対策で310億円を投資します。
 安全総点検の結果を踏まえ、田園都市線の地下区間(旧新玉川線区間)で大規模な設備更新に着手、ハード面の強化と、リスク個所の可視化を進め、輸送障害を未然に防止。点検で顕在化したリスクに対する工事も実施。
 この他では3D式踏切障害検知装置の導入を推進。
 東急初のデジタルATCを東横線に導入、2022年の共用開始を目指す。「駅視-Vision-」は、今年度中に(こどもの国・世田谷線を除く)東急全駅に展開。
 ホームドアは、東横・田園都市・大井町の各線64駅中33駅が設置済みで、今年度は12駅に整備し、2019年度までに、対象路線全駅に整備を完了。
 注目の車両面では、2020系6編成、7000系6編成を導入。VVVF改造されているとはいえ、前回の東京オリンピックよりも前にデビュー、最古参では56年間走り抜いた7700系(旧7000系)はいよいよ、今年度引退という事になりました。盛大なお別れセレモニーが行われる事になるでしょう。「田園都市線の旧型車両」(8500系を差すと思われる)は2022年度までに置き換え。2020系は、今年度には東武スカイツリーラインへも直通が始まるかと思われます。
 この他、池上駅は橋上駅舎化。5階建ての駅ビルとなり、公立図書館が入居、保育園や店舗も検討されるとの事。旗の台駅は「木になるリニューアル」を実施。 

《今日のニュースから》
11日 女子高生7人 過呼吸疑い JR新橋駅前SL広場
12日 京都・祇園で火災 三つ星日本料理店全焼