№1855 2018年5月 今月は何があった 何をやった

「アメリカ・ファースト」ですらない、はっきり「トランプ・ファースト」なんだ。イランやイスラエル、米朝首脳会談等の発言や行動を見聞きすると、そう思わざるを得ない。政治はエンターテイメント、などと思っているのだろう。大学アメフトの危険タックル事件は、まだまだ尾を引きそう。昭和のアイドル歌謡界を引っ張ってきたトップランナーが突然逝ってしまって、悲しみはあまりにも大きい。四川大地震から10年、5月はどのような事があったのでしょうか。

29日 米ソフトバンク子会社スプリント・TモバイルUS 経営統合で合意
30日 中日・松坂大輔 12年ぶり日本プロ野球で勝利

 1日 安住淳元財務相 民進党本部に離党届提出
 2日 米軍輸送機 国道に墜落 米南部ジョージア州
 3日 フィギュア・ザギトワ選手にプレゼント 秋田犬お披露目
 4日 スウェーデン・アカデミー 今年のノーベル文学賞発表見送りを発表
 5日 こどもの本総選挙 「ざんねんないきもの辞典」1位
 6日 ダニエル太郎 テニス・イスタンブールオープン優勝
 7日 相模原市 やまゆり園 解体工事開始
 8日 アジア太平洋ITSフォーラム 福岡市で開催
 9日 マレーシア議会下院選挙 野党連合勝利

10日 スパリゾートハワイアンズ 食中毒でレストラン営業停止
11日 女子高生7人 過呼吸疑い JR新橋駅前SL広場
12日 京都・祇園で火災 三つ星日本料理店全焼
13日 日本プロゴルフ選手権 谷口徹優勝 国内メジャー大会最年長50歳
14日 大林組 独占禁止法違反事件再発防止策発表
15日 東芝 最終利益8000億円 4年振り黒字確保
16日 十勝沖地震から50年 青森県南部町で追悼式
17日 東芝 半導体子会社 中国が承認
18日 藤井聡太六段 七段に昇段 61年ぶり最年少記録更新
19日 「太平洋・島サミット」首脳宣言採択 北朝鮮問題言及

20日 台湾 蔡英文総統 インターネット番組出演
21日 加計学園獣医学部新設問題 愛媛県が新文書提出
22日 常磐線Jヴィレッジ新駅 起工式
23日 TPP関連法案 衆議院本会後で可決
24日 ハリルホジッチ前サッカー日本代表監督 日本サッカー協会を提訴
25日 元ハリウッドプロデューサー・ワインスティーン氏 性的暴行・虐待で訴追
26日 フィギュア・ザギトワ選手に秋田犬贈呈 モスクワで式典
27日 福井市 県営陸上競技場 「9.98スタジアム」愛称板お披露目
28日 マツダ 国内累計生産台数5000万台達成 防府工場で記念式典
29日 JAL機エンジン破損インシデント 赤坂社長が益城町に謝罪

 今月はこの他、今治の刑務所からの脱走犯を確保、ハワイ島キラウェア火山で大噴火、「火垂るの墓」高畑勲監督・作家津本陽氏死去、武田薬品がアイルランドの会社を6兆8000億円で買収、イギリスで「ロイヤル・ウェディング」、是枝裕和監督「万引き家族」がカンヌ国際映画祭パルムドール受賞、茅ヶ崎で乗用車暴走事故、などがありました。
 小さな子供に関わる悲惨な事件・事故が相次ぎました。新潟の山で見つかった遺体も、行方不明になっていた親子と、今日確認されました。14年前の事件も、急に解決に動き出しています。私は親になった事はないけれど、越後線の線路に遺体を放置した事件が、特に痛ましいと感じます。
 JALのLCC新会社設立、JR東日本の伊豆行新特急デビューと、2020年を目標とした新たな動きの発表が注目を集めました。方向は一見違うけれど、海外からの旅行者をメインのターゲットとして取り込もうという点では、一致していると感じます。

********************

《今月この一枚》

画像

 今月は半ばに、2日かけて秋田へ行ってきました。6年前と同じく、由利高原鉄道に乗ってきました。初日14日はあいにくの天気で、何より、寒かったです…。羽後本荘駅の待合室のTVはNHKも民放も、全国的に暑くなる、と言っていたのに。由利高原鉄道は改めて各駅の写真を撮ってきたが、駅と駅の間の移動では、併行する羽後交通バスも利用しました。川辺駅前に停車して、矢島に向けて出発する本荘・伏見線のバスです。羽後交通バスも何度か乗っているが、変わらないなあ。ドライバー席の後ろに三角の運賃表を表示するスタイルとか。
 バス会社は全国どこも苦しいけれど、地方を地盤にする羽後交通のような事業者は、特にそうでしょう。路線の縮小もあるし、残存路線も便数がどんどん少なくなっています。本荘・伏見線も平日11往復(特急含む)、土休日は6往復しかありません。この路線に関して言うと、由利高原鉄道とダイヤが近接している便が少なくなく、6年前も感じた事であるが、何とか鉄道とバスでダイヤを調整して、共通乗車制も導入して、利便性を向上させる事も、検討されるべきではないかと思います。旅行については来月書きます。由利高原鉄道の駅のBefore and Afterもやります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
30日 キャノン フィルムカメラ販売終了発表
31日 森友学園決裁文書改ざん 佐川前理財局長ら不起訴

 ついにこの時が来たのね、とキャノンの発表を見て思った。ニコンが発売を続けているそうだが、2~3年以内には、カメラも、フィルムも、日本では終了、という事になりそうな気がする。

№1854 のと鉄道の駅 Before and After 2.能登線

画像

 のと鉄道の駅、2回目は能登線です。
 1988(S63)年3月25日、JR西日本から引き継いで開業した、のと鉄道の礎となった路線です。穴水~鵜川間の開通が1959(S34)年6月15日だから、戦後開通の比較的新しい路線でした。転換後もJRからの直通急行〔能登路〕も引き続き運行されていたが、利用者の減少により、2005(H17)年3月一杯を持って廃線となりました。開業から、50年も持たなかった。なので「Before and After」と言っても、ここでは「Before」しかないのだが、その点はご了承を。

画像

中居 なかい

画像

比良 びら

画像

鹿波 かなみ

画像

 かぶと

画像

 甲駅時代のオユ10 2565。当時は単に留置されているだけ、という感じでした。補修はされているが、外板はかなりボコボコになっています。車号などの標記がありません。

 国鉄~JR時代、甲~沖波間に「立戸の浜」という臨時駅があったが、のと鉄道では開設されませんでした。

画像

沖波 おきなみ

画像

前波 まえなみ

画像

古君 ふるきみ

画像

鵜川 うかわ

画像

七見 しちみ
 この駅は転換より後、1995(H7)年3月17日に開業しています。営業期間は10年にしかなりませんでした。

画像

矢波 やなみ

画像

波並 はなみ

画像

藤波 ふじなみ

画像

宇出津 うしつ

画像

羽根 はね

画像

小浦 おうら

画像

縄文真脇 じょうもんまわき
 国鉄~JR時代は単に「真脇」で、転換時に「縄文」の2文字が入りました。

画像

九十九湾小木 つくもわんおぎ
 国鉄~JR時代は「能登小木」で、転換時に改称しました。

画像

白丸 しろまる
 国鉄~JR時代は「能登白丸」でした(青梅線の駅と区別するためだろう)。

画像

久里川尻 くりかわじり
 国鉄~JR時代は「能登川尻」で、転換時に改称しました。

画像

松波 まつなみ

画像

恋路 こいじ
 国鉄~JR時代は臨時駅で、こちらは転換と同時に、正式な駅に格上げされました。

画像

鵜島 うしま

画像

南黒丸 みなみくろまる

画像

鵜飼 うかい
 国鉄~JR時代は「能登鵜飼」でした。能登線に関しては、「能登」の2文字を冠した駅は、転換時に全て改称しています。七尾線は皆そのままなのに。

画像

上戸 うえど

画像

飯田 いいだ
 国鉄~JR時代は「珠洲飯田」でした(飯田線の駅と区別するためだろう)。

画像

珠洲 すず

画像

正院 しょういん

画像

蛸島 たこじま

 この路線は元々駅が比較的多く、61㎞に駅が26ありました。2㎞とちょっとに1つは、駅があった事になります。
 改めて並べてみて、あと1度は乗っておきたかった、と感じました。6~7年頑張っていれば、あるいは「いろは」効果で…なんて事もありえたのか。「いろは」ラッピング車が、さらに自然豊かな「のとの細道」を快走する、そんなシーンを夢見る事も、できたのかも知れません。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 小田急は今日、ロマンスカーGSE70000形第2編成の7月11日デビューと、その前日10日を持っての、LSE7000形の定期運行の終了を発表しました。LSEは臨時列車としての運行の後、今年度一杯で引退になります。新元号は迎えられない。ロマンスカーは、HiSE10000形とRSE20000形は先に引退済みだから、最古参は一気に、1995(H7)デビューのEXE30000形という事になります。

《今日のニュースから》
27日 福井市 県営陸上競技場 「9.98スタジアム」愛称板お披露目
28日 マツダ 国内累計生産台数5000万台達成 防府工場で記念式典
29日 JAL機エンジン破損インシデント 赤坂社長が益城町に謝罪

№1853 のと鉄道の駅 Before and After 1.七尾線

画像

 今回の北陸の旅では、11年振りにのと鉄道に乗りました。のと鉄道にはそれ以前、1990年代にも何度か訪れた事があります。
 のと鉄道は元々、1988(S63)年3月、特定地方交通線の能登線(穴水~蛸島間)を引き継いで開業しました。だから今年はちょうど30周年となります。その後、特定地方交通線ではないが、七尾線(七尾~輪島間)もJR西日本から引き継いで、1991(H3)年9月に開業しました。この時点で営業キロが114.5㎞となり、第3セクター鉄道では第2位になった事もあります(1位は北海道ちほく高原鉄道だった)。
 しかしその後の需要の減少により、穴水~輪島間は2001(H13)年3月一杯で、能登線も2005(H17)年3月一杯で廃線となり、現状に至っています。残存区間は全線が第2種鉄道事業で、線路は引き続きJR西日本が保有しています。
 今回は過去に乗って撮ってきた、のと鉄道の全駅をご覧頂こうと思います。2回に分けて、第1回は七尾線の各駅です。田鶴浜~穴水間は、今回の旅で撮ってきた写真も並べて、新旧比較してみます。

画像

七尾 ななお

 七尾~和倉温泉間は、JR西日本が第1種鉄道事業者です。電化され、特急は和倉温泉まで乗り入れています。

画像

和倉温泉 わくらおんせん

画像

田鶴浜 たづるはま
Before

画像

After
 田鶴浜から先の各駅は2005(H17)年10月14日(鉄道の日)、愛称が付与されました。ここは「たてぐのまち駅」。

画像

笠師保 かさしほ
Before

画像

After
 基本的な形状は変わっていないが、窓が増えて印象が変わりました。愛称「恋火駅」。

画像

能登中島 のとなかじま
Before

画像

After
 入口部の屋根を支える柱の意匠が、笠師保と共通です。愛称「演劇ロマン駅」。

画像

湯乃鷺…じゃなくて 西岸 にしぎし
Before
 我ながら、感心しないアングルだなあ。逆光を嫌ったのだと思うが。

画像

After
 こうして新旧並べて見ると、田鶴浜~西岸間各駅の駅舎は、全体的にはモノトーン、色調を押さえた感じにリフォームされているように感じられます。
 愛称は「小牧風(おまきかぜの)駅」だが、由来は「小牧台」と呼ばれる、入り江を挟んだ高台に吹く風、という事らしい。

画像

能登鹿島 のとかしま
Before

画像

After
 桜に合わせたのか、ピンク色になりました。愛称「能登さくら駅」。

画像

穴水 あなみず
Before

画像

After
 最初の能登線転換時は「のと穴水」と称していました。きっちりリニューアルされています。愛称「まいもんの里駅」。
 この先は廃線区間になります。

画像

能登三井 のとみい
 転換時は行き違いも出来たのだが、廃線より先に棒線化されました。実は、駅前には旅館があって、20年位前に泊まった事があります。今はどうなっているのだろう。

画像

能登市ノ瀬 のといちのせ

画像

輪島 わじま

 次回は能登線です。甲駅時代のオユ10の画像も出します。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
25日 元ハリウッドプロデューサー・ワインスティーン氏 性的暴行・虐待で訴追
26日 フィギュア・ザギトワ選手に秋田犬贈呈 モスクワで式典

 ロシアでは秋田犬がペットとして人気になっていると、先日BSでも報道されていたが(プーチン大統領への贈呈で火が付いたとの事)、先日秋田に行った時も、秋田県を前面に押し出してPRしようという姿勢も垣間見えました。由利高原鉄道YR-3000形にも描かれていたし。