№1835 春は近いか遠いのか?ノルウェー弾丸紀行 4.ベルゲン LRT&バス

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 ベルゲンのLRTは2010(H22)年に一部区間が開業、現在はNSBの駅から1駅分先のバイパーケンと、郊外の空港を結んでいます。
 冬の北欧といえども、春分間近の3月前半にとなればまだ陽は高く、1往復するくらいの時間はあります。明日まで時間はたっぷり有るが、さっそく乗ってみよう。

 ベルゲンの公共交通はLRT・バス・トロリーバスをまとめてskyssという組織が運営しています。
 明日まで乗れる24時間券を購入しようと思ったが、電停の券売機で買えるはずが、なぜか買えない。機器が不調なのか。仕方なく、近くのバスターミナルの券売機で購入する。90NOK(≒1,260円)。

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 起点のバイパーケン電停。中心部や、市内バスのターミナルに近い位置にあります。相対式ホーム。

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 バイパーケンに進入する電車。

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 ベルゲンのLRTは、「2011 LRT アワード」(そんなものがあるんだ)を受賞しているそうです。そのステッカー。
 車両はスイスのStadler rail製で、5年前に乗ったロンドン・クロイドンの最新車両と同型。
(向こうの5車体に対してこちらは7車体)

 さっそく乗って見よう。バイパーケン16時30分発に乗車。日曜日は11時以降10分間隔で運行。

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 乗客は多い。特に後部。休日は11時台以降10分間隔で運行。平日・土曜日(5~8分毎)に比べるとかなり減るが、それでも10分間隔とは北欧の地方都市の日曜日としてはかなり多い方、利用は恒常的に多いという事だ。なかなか頼もしい。

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 ワーゲルランドを過ぎると、LRTとしては長いトンネルがいくつか現れる。駅間が長く、スピードも上がる。郊外電車のような感覚も。
 車内放送の前のメロディは、電停毎に異なるのが特徴。

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 終点のベルゲン空港駅は半地下式。割と深い。エスカレーターを上がれば、すぐターミナル。左手に見えるが、最近開業したらしい。バイパーケンから44分。延長約20㎞だそうで、表定速度30㎞/h程度か。

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「Bystasjonen」、バスタショーネン、つまりバスターミナル。NSB駅に近く、長距離バスが発着する所にも電停があります。市内バスも発着します。

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 この市内バス12系統に乗って、今日宿泊する郊外のYHに向かいます。同じようにYHへ行く若者が多い。休日は1時間毎と少ない。
 YHは郊外の山の中腹にある住宅地の中にあります。YHに泊まるのは5年前のロンドン以来だ。

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 3月 5日(月)

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 翌朝、前日に№1818の記事を書いたコモンルームから見た、ベルゲンの街。夜が明けたばかりで、街明かりがまだついています。この時間はまだ、曇り空。でもだんだん明るくなってきて、晴れそうな予感もありました。

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 YHの朝食会場。7時頃だと、まだ泊まり客は少ない。

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 パンとシリアル・ハム・チーズ・オレンジジュース・コーヒーでおいしい朝食。特に魚の酢漬けがうまい。

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 今回宿泊した、「モンタナ・ユースホステル」。

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 モンタナ・ユースホステルへのアクセスとなる12系統のバス。モンタナ地域は一方通行で、上下とも同じ方向へ走り、バス停が共用なので、市中心部に戻るには行先に注意。Oasen行の方に乗ります。この系統はシターロCNGの運用が多い。平日朝ラッシュ時は10分間隔。

 もう一度LRTで空港の方へ向かうが、スレッテンで途中下車。

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 ウルリケンの山をバックに、市内バス3系統。MANの連接車。

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 Tveitevannetの湖はガチガチに凍り付いていました。

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 トンネルを抜けてきた、LRT電車。LRTとしては長いトンネルが多いです。

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 車内からいくつか。タイヤハウス上はボックスシート。

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 他は前(後)向きシートが中心。

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 折りたたみシートもあって、車イスやベビーカーの乗車も考えられています。

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 乗務員室の仕切りは、客室とははっきり区分されています。これが日本の路面電車と違う所。

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 空港の方に向かったのは、旅客機の撮影ができないかと思った事もありました。前日空港に行った時に撮影場所を探してみたのだけれど(ターミナルには展望デッキはない)、北側のヘリコプター会社の敷地の前が、唯一撮影可能な場所かな、と感じました。滑走路の東にあるので、午前中が順光だろうと、改めて行って見ました。
 この時間はまだ雲が薄く広がっていたし、地方空港なのでトラフィックは少ないので、成果はほとんど無し。その中で、フェロー諸島のアトランティック・エアウェイズは№1830でご覧頂いたので、ここではスカンジナビア航空のCRJ-900をご覧頂きます。アイルランドのシティジェットからのリースらしい。他に数機ある模様。

 他の撮影ポイントがないか、結構歩いてみたが、立ち入りできない部分が多いうえに滑走路自体が高台にあるようで、今回はポイントを見つけられませんでした。

 再び市中心部に戻ります。

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 2つ戻ってBirkelandsskifet。バスと連結するターミナル。背後に、国道を跨ぐ橋の柱が見えます。近くにはホテルもあるようです。

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 Lagunen。

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 ネストゥン。比較的大きな街。バスターミナルと一体になっています。第一期はここまでの開業だったらしい。

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 電停のデザインは基本的に共通。券売機が設けられています(英語も選択可)。

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 車内からはウルリケンの山を見る事ができます。

 こうして乗ってみると、このLRTは、特にWergelandから先は完全な新線をイチから造っていて、山がちな地形もあってトンネルも高架線もあり、恐らく相当建設コストが掛かっているだろうと思われます。この点、日本のLRTの論議でも考えておくべき事だと思います。LRTが単なる路面電車の焼き直しではない、というなら、高規格の軌道の整備が求められる地域・区間もあるだろうから。
 ともあれ、人口が30万人に満たない小都市ながらLRTはいつも大勢の乗客がいて、頼もしく思えました。LRTに限らず、地元の人々に歓迎される、愛される乗り物であり続ける事が、公共交通の維持・発展にとって必要だと思います。

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 下まで戻ってきて、NSB駅とバイパーケンの間にある、小ルンゲゴース湖。ここも完全に凍っている。LRTが走っているのが見えるでしょうか。

 LRTだけでなく、バスにも乗ってみました。バイパーケンに近い市内バスターミナルから、どこへ連れて行かれるか解らないけれど、50E系統のバスに乗ってみました。連接車だった。いきなりバス専用の地下道を抜け、長いトンネルを通過して、オアセンのバスターミナルに着く。

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 オアセン(Oasen)。先のYH近くを走る12系統の終点でもあります。スーパーマーケットがあり、大勢の乗客で賑わっています。寒いけれど、すがすがしくて良い環境。ベルゲン近辺はどこもそうだけれど。

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 帰りは18系統。ベンツ・シターロでその車内。ボックスシートが前後に4ヶ所ある。
 ブリッケンを経由するが、手前のトルケット通りで降りました。

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 今回は乗らなかったが、2系統は、基本的にはトロリーバス。魚市場の近くから、郊外へ向かいます。
 しかし見た所、ディーゼルの連接車との併用になっていました。トロリーの方が少なく感じられた。

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 ストランカイエンのバス停。トロリーバス2系統の他、88系統も発着。
 観光船が多数発着します。

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 世界遺産のブリッケン。前を走るバスは長距離路線と思われる。その後の緑色のバスは、空港バス。

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 マリア教会。

 ベルゲンは過去3度足を踏み入れているものの、フロイエン山に登るケーブルカーは乗った事がありませんでした。今回、初めて乗ります。その後、夜行列車でオスロへ帰るが、それは次回。

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《今日のニュースから》
11日 米共和党ライアン下院議長 政界引退を表明
12日 民進党・希望の党 新党基本政策骨子案作成

 しかし民進党からはまた一人、立憲民主党に鞍替えした議員が出たそうで、こんなんでうまくやれると思っているの?そもそも、野党を混乱状態に陥れた張本人は誰だっけ?本当に安倍政権を追い詰める気があるなら、もはや明確に解散総選挙を主張して政権交代を目指すべき、のはずだが、誰も口にしないね…。
 フェイスブックCEOの公聴会が終わったけれど、追求する議会の方は迫力不足、CEOにうまく逃げられた、という印象が持たれているようです。ザッカーバーグ氏は33歳、議員は50~70代位が大半だろうから親子ほどの違いがあり、「ジェネレーションギャップ」もあったのだろう。33歳って、ひょっとしたら公聴会で証言をした人物の最年少記録なのか?誰もそうは言っていないから、過去にはもっと若い人が証言台に立った事があったのでしょうか。