№1838 春は近いか遠いのか?ノルウェー弾丸紀行 7.LH861便

画像

 弾丸気味だったノルウェー旅行、早くも帰国の途に就く日が来ました。
 帰りもLH乗継ぎだが、フランクフルト経由です。

 3月 7日(水)

画像

 帰国便は昼過ぎの出発だし、この日の天気も曇り、時々雪では、あまりやる事はない。ホテルでまったりすごしていました。
 空港へ行くバスは、この日はシターロG。後部に段差があって、フルフラットのノンステップ車ではない。なおこのバス路線は、親同伴の16歳以下は4人まで無賃になるらしい。

画像

 ガーデモエン空港のターミナル内。屋根のカーブは関西空港を連想されるが、木目の素材が暖かみを感じさせてくれます。

画像

 チェックインはSASが代行。今度はフランクフルト発羽田行共々、窓際を確保する事が出来ました。
 それにしても皆荷物がとんでもなく多くて大きい。まだスキーシーズン、という事もあるのだろうか。

画像

 出国審査の行列。

画像

 出発便の案内表示。LH861便は左の列の上から19番目。

画像

 免税品店。土産を買っていきます。

画像

 フランクフルト行が出発する、D3ゲート。

画像

 搭乗開始。この便はSK3609のコードシェアナンバーを背負っているが、ANAのコードシェアはない。この便はLH便としての搭乗、となります。

画像

 ジャーマンウィングスから変わった、ユーロウィングス機を見ました。

画像

 TVはないから、非常デモは実演。酸素マスクの説明。皆さん、見ていますか?
(先日のサウスウエスト機の重大事故もあったし)
 ライフベストはやらなかったようだ。洋上の区間が短いから?

 搭乗は早めに完了したのに、出発は定刻を10分近く回ってからだった。この空港は、トーイングカーによるプッシュバックは短時間、あとは自機がターンしてタキシングする。
 
画像

 除雪車の出動を見る。降雪は見られないのだが、所々積雪があるので。

画像

 R/Wは01Lへ。ところがその直前、一旦誘導路から逸れて、広いスペースの、SK機の隣りで一旦停止。

画像

 翼に防氷剤を散布する作業を受ける。翼が薬剤でオレンジ色に染まる。大分前、冬の女満別空港で出発直前に作業を行なっていたのをキャビンから見た事があるが、滑走路へ向かう途中で、というのは初めてだった。ターミナルから遠いからだろうか。この後再度動き出して、R/W01Lへ。

画像

 離陸。今回ノルウェーのどこでも見たような、雪と森のモノトーンの世界。しかし直ぐに雲の中に入って、地上は見えなくなった。

画像

 サンドイッチとドリンクのサービスが回る。

画像

 サンドイッチはチーズとサラミの選択なのは、往路のミュンヘン→オスロ便と同じ、往路がチーズだったから、今度はサラミにする。これと紅茶。

画像

 デンマーク上空、だと思うが、窓の外は青と白に二分されて、よく解らない。

画像

 ようやく陸地が見えてくるともうドイツ、だと思うが、ここはどこかは解らない。
 フランクフルトに向けて、降下を開始。

画像

 フランクフルトの東、ローテ ラッフェ フォン ウォルフガングのアウトバーンのIC。

画像

 そしてハーナウ。大規模な鉄道の操車場が広がる。傍らを流れるのはマイン川。

画像

 ローゼンヘーエ。

画像

 JCTの先、森の中に見える町はグラーフェンブルフ。

画像

 同じようにフランクフルトを目指す機体が、左手に見えます。トゥイフライか。
 あれ、この位置関係、この高度の差は…。

画像

 ノイ・イーセンブルク。フランクフルト近郊は、雪が全く見られない。

画像

 フランクフルト東JCT。

画像

 さらに、空港のすぐの東のJCT。しかし、まだかなり高度がある。という事は…。

画像

 着陸は25R。5年近く前のロンドンからの便と同じ。左側を見るのは初めてだが、こんな高い位置から、第2ターミナルを見下ろすのか。

画像

 第1ターミナルも、まだかなり高い位置から見下ろす事になる。

画像

 B747-8クラシックデザイン機も見下ろして、着陸。明らかに、成田空港のB滑走路よりターミナルから遠い。

画像

 タキシング、ターミナルへ向かうが、スポットまでノンストップで走っても、11分掛かった。

画像

 第1ターミナルにOZのA380とANAのB777を見るが、やり過ごしてしまう。

画像

 結局、第2ターミナルまで走ってオープンのV114スポットに入って停止。機体の前後にタラップがついた。後から降ります。

画像

 ターミナルへのバス。シターロ。

画像

 OZのA380の尾翼の下を通過しました。

画像

 ターミナル1到着。5分程かかりました。B・Cのゾーン。

画像

 ANAのフランクフルト就航25周年の広告を見かけました。肝心のANA機(B777-300ER)は反対側にいます。

 今回はANAではなく、LH便(NH便名)での帰国です。B747-8も、初搭乗です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 一昨日書くべきだったが、久大本線・光岡~日田間が7月14日に運行を再開すると、JR九州から発表がありました。特急〔ゆふ〕〔ゆふいんの森〕も、被災前のレベルで再開。6月中旬からキャンペーンを開始し、「或る列車」「ななつ星in九州」の特別運行も行なうとの事。
 そのサウスウエスト機の事故を受けて、国土交通省は日本の航空各社にB737機の点検を指示しました。NGのシリーズ全機が対象だから7社合計152機にもなり、特にSKY・SNA・SJOは保有全機になるから影響大です。今の所運航への支障は出ないようだが、B787の件もあるし、来週にはGW突入だからねえ。

《今日のニュースから》
20日 英プレミア・アーセナル ベンゲル監督 今シーズン限り退任表明
21日 福島第一原発 自動運転バス導入

№1837 春は近いか遠いのか?ノルウェー弾丸紀行 6.オスロ起点 近郊電車小トリップ

画像

 オスロに戻ってきました。ノルウェー・レイルパスがあと1日分残っています。
 最初は、ハーマルにあるとされる「鉄道博物館」に行く予定でした。15年前にノルウェーに来た時は旧館は閉鎖されていて、新館がオープン間近、という状況にありました。しかし、今回の旅行の前に色々検索してみたが、どうも鉄道博物館の情報がヒットしない。ノルウェーの観光ガイドにも見つからないし。冬場だから閉館している可能性もあり、状況が判然としないままハーマルに行っても無駄足に終わりそうな気がした。なので今回は訪問は見送り、オスロの近郊列車乗車に事にプランを変更しました。新型近郊電車も気になっていたし。

 3月 6日(火)

画像

 早朝のオスロ中央駅。

画像

 早朝ではあるが、さすがに平日ゆえ、一昨日の日曜日より活気が感じられるようでした。

画像

 朝食として、カフェでクロワッサンとデニッシュ、コーヒーを飲み食いする。これで115NOK(≒1,610円)か…。日本だったら7~800円位だろう。倍は違うはずだ。

画像

 オスロ駅のホーム。左はフライトーク、右はレギオナルトレイン。

画像

 特にどこへ、というあてはなかったが、日曜日に見かけた新型近郊電車に乗ります。7時31分発のマイセン行L22系統。通勤時間帯ゆえ、座席が全て埋まる程の乗り具合になっていました。シーまでは快速タイプで、一部の駅のみ停車。

画像

 雪原。牧畜施設も見られる。

画像

 終点のマイセン駅。オスロ中央から約1時間。大きな街だとは思う。バスも見られるが、人影はまばらだ。

画像

 駅は大きいが窓口自体見られず、ホームに吹きさらしの券売機が置いてあるだけ。

画像

 マイセン駅の液晶式発車案内表示。L22系統はオスロ中央からスコーエンまで直通、平日は60分間隔、土休日は減便される。この駅は終着駅ではなく、路線はさらにRakkestadまで通じているが、列車は平日の夕方1本しかありません(一番下)。

画像

 スコーエン行として待機する新型電車。

画像

 その電車の車内。2-3配置の一方向きシートが並んでいます。

画像

 理由が解らないが、座面は全て跳ね上げ式になっています。

画像

 ベビーカーのスペース、とされている様子。跳ね上げ式のベンチタイプのシートが設けられています。

画像

 自転車用のラックだと思う。

画像

 左が紙コップのコーヒー、右がスナックや菓子パンの自動販売機。

画像

 ドア上には、非常用の設備の案内も記されています。

画像

 シーまで戻る。ひたすら雪景色。単線で、途中の駅で行き違いもある。大半の駅は、ホームに上屋がない。
 沿線の人口は、一部を除けば駅付近でも少ない。平日60分間隔は、まだ多い方なのかも。

画像

 シー駅の構内。スウェーデン方面からの路線と合流する駅です。

画像

 最初はここから、各駅停車タイプのL2でオスロ中央へ戻るつもりでした。ところが、次の電車は運休!理由は解らなかったが、30分間隔の各駅停車で運休が発生してしまったら、小駅のお客さん、どうすれば良いの?

画像

 シー駅。なりは大きい駅ビルだが、ここも窓口とかは見られなかった。

画像

 現在この駅は拡張も含めた改良工事の真っ只中で、完成時の想像図が掲げられています。

 今度はスウェーデンとの国境に近い、ハルデンに行く事にします。

画像

 やってきたのは、15年前に乗った事もある「アジェンダ」タイプの電車だが、今は改装されていて、もうそうは呼ばれていないようだ。

画像

 トラックを追い抜く。

画像

 列車の終点、ハルデン駅。線路はこの先エーテボリ方面へ続くが、大半はここで折返し。
 お城のような、どこかメルヘンチックな駅舎。しかしここも窓口が無く、券売機だけ。

画像

 丘の上には城があったらしい。

画像

 雪は多くはないけれど寒い事はもちろん寒い。港はガチンガチンに凍り付いている。

画像

 駅構内に、スウェーデンの貨物用ELが現れました。

画像

 この路線も、平日は1時間間隔で列車があります。次のオスロ中央行に乗ります。また旧「アジェンダ」タイプ。

画像

 レギオナルトレインの車内。16年前に乗った時は赤系だったものが改装で変わっているが、やはり北欧らしく、木目調で暖かみを感じます。

画像

 ボックスシート。

画像

 車体はフライトークと共通だが、こちらは1ドアで、別に増設可能な部分があります(JR西日本のクモハ125見たいな感じ)。その部分の1人掛け座席。

画像

 カップ飲料の自動販売機。

画像

 スナックやペットボトル飲料の自動販売機。
 日本では最近、特急列車でも車内販売が取り止めになる列車が多くなってきているが、こういう自動販売機の設置は考えられないか?とも思うが、どうでしょうか。一方でベルゲン往復のカフェカーが割と合理化(レンチンだった)されているのを見ると、我々の側も、列車内での供食サービスに関して、多少ハードルを下げる必要があるのではないかとも思います。昔の食堂車のような本格的なものは、色々な面で難しいとも思うので。

画像

 営業の駅員はいないが、やはり運転関係の職員は常駐している。発車間際、職員が出てきて出発の合図を出しました。

画像

 この海の対岸の陸地は、スウェーデン領。

画像

 川もどこか凍り付いている。

画像

 どこかの田舎町。

画像

 ベッカラゲット?港。
 とにかく今回のノルウェーはオスロもベルゲンも、その郊外も、海も山も、どこもかしこもこんな感じのモノトーンの景色がほとんどでした。曇り空が多かった事もあるが。

画像

 ハルデンから1時間47分で、オスロ中央着。この列車は中央駅が終点です。

画像

 NSB電車そろい踏みの図。左から、フライトーク、新型近郊電車、旧「アジェンダ」のレギオナルトレイン、相鉄8000系似のレギオナルトレイン。

 明日の帰国に備え、日本で予約しておいた、空港近くのホテルに向かおうとしたら、様子がおかしい。

画像

 アスカーとドランメンの間が電気トラブルのために不通になっていて、復旧の見込みも立たないらしい。ドランメン行がここで打ち切りになり、急遽リレハンメル行になる。一つ前の電車がキャンセルされているため、車内はノルウェーには珍しい大混雑。

画像

 新型近郊電車の天井部には列車の案内表示があり、本来はこのようにこの先の停車駅と、到着予定時刻が表示される。
(先のハルデン往復の時は故障していたのか、このような表示は出ていなかった)

画像

 ガーデモエン空港駅の、一般列車用ホーム。

画像

 ホテルへ行くバス。無料ではない。一般の路線バスの様な形態で、10分そこいらでなんと70NOK(≒950円)も掛かった。しつこく書いてしまうが、とにかくノルウェーは、いちいち物価が高くて、この点だけはどうしても閉口してしまう。ノルウェー国民の所得って、全体的に高いのか?

 夕食はさすがにホテルのディナーには手が出ず、といってホテルの外部には飲食店は無く、ピーナツとコーラで空腹を少しだけ満たす。

 今回はここまで、ほぼノーミスできている。帰国まで、気を引き締めて臨みたい。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
15日 九州北部豪雨 不明者一斉捜索実施
16日 日中ハイレベル経済対話 8年振り開催
17日 災害被災鉄道復旧への補助拡大 福島・福岡・熊本・大分県知事要望
18日 3月の外国人旅行者260万7900人 前年比18%増で過去最高
19日 霧島連山 硫黄岳噴火 警戒レベル3

 昨日北陸から帰ってきました。能登半島の「整地」にも降りてきましたよ。桜散っても花咲いていた。実際には温泉街どころか、コンビニすらなかったが。来月書くが、4月になっても外国人旅行者増加の流れは変わっていない。月曜日に富山に降り立ったら、地鉄富山駅には早朝5時台というのに長い行列が出来ていたのにはビックリしました。しかも、大半はインバウンド。前日開通したばかりのアルペンルートのチケットを求めていました。また富山・金沢とも、高山行のバスでインバウンドの乗車が多かったようでした。日本の観光地は今やどこへ行っても、外国人の姿を見ない日はなくなりました。良い思い出になってくれるといいな。

№1836 春は近いか遠いのか?ノルウェー弾丸紀行 5.厳寒のフロイエン山と寝台車

画像

 ベルゲンは4度目になるが、過去3回はいずれもトンボ返りで滞在時間が短く、フロイエン山のケーブルカーには乗った事がありませんでした(泊まった事さえない)。
 今回は初めて、ケーブルカーで山に登ってみます。

画像

 ブリッケンから近い、ケーブルカーの麓の駅。
 山頂までは往復95NOK。C/C払いが可能で、帰国後の請求では1,331円。

画像

 麓の駅は地下に乗り場があり、通路には過去の写真のパネルが並んでいます。歴史がある路線。

画像

 地下にあるケーブルカー乗り場。自動改札になっている。

画像

 下ってきたケーブルカーは架線レス。天井がガラス張り。
 15分間隔で出発。毎時00分・30分は途中の3駅に停車。

画像

 地上に出るとこんな感じで、明るい。
 スキーを片手の乗客が多い。スキー場があるのか?あるいはクロカンか?しかしこんな時間に?

画像

 中腹で行き違い。こちらは赤系、向こうは青系の車体。
 駅は行き違いの場所の前後に位置する。箱根と同じだが、3ヶ所なので、1ヶ所は駅と駅の間でしばらく「運転停車」する形になる。

画像

 山頂の駅。所要8分程度。
 この駅舎には土産物屋が入っています。ただし18時閉店。

画像

 山頂近くの広場。雪で覆われている。レストランがあるが、冬季休業中。

画像

 すぐ真下に、ベルゲンの街を見下ろす事ができます。六角形の白い「湖」が小ルンゲゴース湖、その左手がNSBのベルゲン駅、という事になります。
 こうしてみると、ベルゲンは山に囲まれた都市である事が、よく解ります。

画像

 ヴォーゲン湾と、それを囲むような町並み。
 右手を、ケーブルカーが登ってきました。

画像

 世界各地の方角を示しています。東京まで8,576㎞。

画像

 夕暮れ時。冬は昼が極端に短くなるベルゲンも、春分が近いとなれば、18時を過ぎまでは陽が上っていました。
 でも、もう夕暮れ。

画像

 夕陽が、西の空に沈んでいきます…。

画像

 日没直後の、ベルゲンの夕景。街明かりは、幻想的…。

 と思う間もなく、猛烈に寒くなってきた。というか、元々寒かったけれど、日が沈んだら一気に気温が急降下した感じ。何より、指がちぎれそうな感覚に襲われる。薄い手袋ではほとんど保温の役に立たない。「凍傷」って、こういう状態に陥るものなのか、とか思った。
 駅の土産物屋はもう閉まっていて、寒さをしのげるような場所が、近辺にはもうない。名残は惜しいが、18時45分のケーブルカーで、この地を後にします。でも、来て良かった。

 下に降りてみても、特に入りたくなる場所というものは見つからない。ナイトライフを過ごすのって、あまり関心がないし、得意でもない。

画像

 結局、先のトロリーバスなどを撮影した場所に近い、港に面した魚市場の中の食堂で夕食。やはり日本人が多いんだね、日本語のメニューも用意されていたりした(中国語・韓国語などもあり)。店員のおねえちゃんも、カタコトの日本語が話せたりする。照焼きのサーモンに付け合わせ。それとコーラ。これで259NOK(≒3,630円)と、相当高い。まあ、暖かい屋内で、暖かくてオイシイ料理を味わえるのだから、これでいいか。

 食後も結局他にする事はなく、オスロ行夜行が出発するまで、おとなしく駅の構内で待ちます。屋内だが、ホカホカに暖房が効いているという訳では無く、やや肌寒い。№1818は、ここで書きました。特に明確には謳われていなかったようだが、Wi-Fiが通じていたので。

画像

 オスロ行夜行606列車が、一番左に入ってきました。

画像

 寝台車3両、座席車2両、カフェカー(+回送車両)の客車7連。寝台車は、非常にユニークな八角形の断面になっています。
 座席車両の指定券を持っていたけれど、寝台車を利用してみました。駅の窓口はとっくに閉じているが、カフェカーに車掌がいて、寝台券を発券してくれます。
 これがまた930NOKもする。ここでもC/C払いが可能だが、帰国後の請求額が13,065円。6年前に乗った寝台特急〔あけぼの〕の上野→羽後本荘間(544㎞)は、特急料金+B寝台「ソロ」で9,130円だった。ベルゲン→オスロは489㎞だそうだから、距離の比較の点からも、やはり相当高いという印象は否めない。
(ノルウェーには「クシェット」(寝台タイプの相部屋)はない)

画像

 指定券と共にカードキーも貰って、指定された寝台コンパートに向かう。さすがに広々。2段になっているが、独り占め出来そうだ。ウエルカムのチョコレートが、ベッドにポツンと置かれていました。

 定刻に出発。初めてまる一日以上過ごしたベルゲンとも、お別れです。次に来る機会、あるだろうか。
 カフェカーも営業はあるが(夜行は車掌が兼務する)、夕食も食べてしまったし、ともかくせっかく大金を払って取った寝台なので、ゆっくり横になって、眠って行きたい。6時過ぎには着いてしまうし。

********************

 というか、目覚めて時計を見たら、もう6時20分!
 というか、オスロ中央は6時13分到着なので、遅れている。途中何もない雪の山道を越えていくので、徐行とかで遅れが発生、という事もあるのだろうか。
 そそくさと支度をしている最中、放送がまもなくオスロ中央到着と告げる。

画像

 結局30分近くの遅れで、オスロ中央到着。ともあれ、良く眠れました。走りも不快な部分が全くなく、グッスリでした。

画像

 車掌が、カードキーを回収して回っていました。

 オスロはボンヤリ明るくなってきていたが、空模様は良くなさそう。
 パスがあと1日分残っているので、最終日は近場の近郊電車に乗りに行こう。新型が気になるし。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
13日 ヤフー 仮想通貨サービス参入を発表
14日 俳優 大杉漣しのび 「お別れの会」開催

 熊本地震から今日で2年。私の立場では、犠牲になられた方々の冥福を、静かに祈るのみです。先日、JR立野駅の復旧工事の状況が公開されたそうだが、豊肥本線(と南阿蘇鉄道)の再開がいつになるかはまだ解らないとの事。いつ復旧のメドを立てられるのか、それさえ解らないのが、何とももどかしい。
 米英仏のシリア空爆が始まってしまいました。それ自体非常に困った事だが、関係国のトップ、特に米露両国の大統領の態度が非常に不快でなりません。これを止めるべき国連は、元スパイ暗殺未遂事件や貿易戦争で常任理事国同士の先鋭的な対立が深刻化していて、機能不全の印象が否めず、このままでは一般の市民の犠牲が増えるとか、難民が大量に発生して摩擦を起こすとか、ますます状況が悪化するのは間違いありません。といって外野がどうこうできる状況ではなく、どうすれば内戦を止められるのか(そもそも止める意思があるのかさえ疑問に思える)、全く見通しが立たなくなってしまいました。このまま一気に大国同士の戦争に陥ってしまうのか。そんな危険性もはらんでいます。

 さて、私は明日の晩から、5年振りに北陸に行ってきます。富山と金沢、能登で、新幹線開業で転換開業した第3セクター鉄道や、のと鉄道の写真を中心に撮ってこようと思っています。天候が微妙で、1日でも晴れの日が多くなると良いが。
 このため火曜日の更新はお休みし、木曜日に、ノルウェー旅行の続きで再開する予定です。