№1841 2018年4月 今月は何があった 何をやった

「森友」に加えてセクハラ問題発覚で大揺れに揺れまくる財務省。国会の空転はいつまで続くのか、このまま総選挙突入か?南北首脳会談は、日本も含め、この後の世界全体に何をもたらすのか。また一人、野球界の偉大なるレジェンドが世を去ってしまった…。キング牧師暗殺から50年、福知山線事故から13年、セウォル号事故から4年、4月はどのような事が起きたのでしょうか。

 1日 加山雄三所有クルーザー 火災で全焼
 2日 イラク派遣 陸上自衛隊日報存在 防衛大臣陳謝
 3日 競泳日本選手権 池江璃花子 100mバタフライ日本新記録
 4日 アマゾン配送料 最大5割値上げ
 5日 みなとみらい本町小学校開校 10年限定開設
 6日 原発事故 15,000人申し立て 和解手続き打ち切り
 7日 20年以上長男監禁疑い 父親を逮捕
 8日 刑務所作業場から受刑者逃走 愛媛県今治市
 9日 島根県で未明に地震 大田市で震度5強

10日 「ジェンダーレス制服」で入学式 柏市柏の葉中学校
11日 米共和党ライアン下院議長 政界引退を表明
12日 民進党・希望の党 新党基本政策骨子案作成
13日 ヤフー 仮想通貨サービス参入を発表
14日 俳優 大杉漣しのび 「お別れの会」開催
15日 九州北部豪雨 不明者一斉捜索実施
16日 日中ハイレベル経済対話 8年振り開催
17日 災害被災鉄道復旧への補助拡大 福島・福岡・熊本・大分県知事要望
18日 3月の外国人旅行者260万7900人 前年比18%増で過去最高
19日 霧島連山 硫黄岳噴火 警戒レベル3

20日 英プレミア・アーセナル ベンゲル監督 今シーズン限り退任表明
21日 福島第一原発 自動運転バス導入
22日 コミック・アニメ海賊版サイト対策 緊急シンポジウム開催
23日 軽井沢バス事故 慰霊碑設置工事開始
24日 「準備宿泊」開始前 「安心安全ステーション」開設 福島県大熊町
25日 松田翔太・秋元梢 結婚発表
26日 フィリピン・ボラカイ島 半年間閉鎖措置開始

 今月はこの他、「火垂るの墓」高畑勲監督死去、サッカー日本代表ハリルホジッチ監督解任、フェイスブックCEOが米議会公聴会で証言、ゴルフ小平智が米ツアー初優勝、米英仏がシリア空爆、大分・中津市で大規模土砂崩れ、羽生結弦が仙台市でパレード、英ウィリアム王子キャサリン夫人が第3子出産(ルイ・アーサー・チャールズと命名)、などがありました。
 韓国・朴槿恵元大統領に有罪判決、ブラジル・ルーラ元大統領収監など、海外の国家元首経験者に関わる犯罪の評決が相次ぎました。
 サウスウエスト機のエンジン大破による旅客死亡事故を受けて、B737の緊急点検が日本でも行なわれました。日本では幸い運航への影響は出ない見込みだが、その直前にもB787のロールスロイスエンジンが不具合で、ETOPSの制限が行なわれる事もあり(ANAのシドニー・マニラ線で機材変更発生)、2年前には大韓航空機の羽田でのトラブルもあって(来月には調査報告書が出そうだが)、改めてエンジンは旅客機の最重要部分であると、思い知らされる事となりました。今後は、何も起きないように願います。

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《今月この一枚》

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 今月は半ば、北陸(富山・金沢・能登)と巡ってきました。5年振りの北陸で、のと鉄道に至っては…11年とちょっとぶり、か…。あの人気アニメのラッピング車も目的の一つで、天候に振り回される部分があったのは残念だったが、それでも何とか撮ってきました。来月公開したいが、その前に、金沢では北陸鉄道の石川線に乗ってきました。前回訪問後に開業していた陽羽里駅を訪れるためで、その陽羽里駅に停車する、7000系電車です。旧東急7000系だが、北陸鉄道移籍から早くも28年、既にキャリアの半分以上をここで過ごしています。17日に撮りました。この後、七尾経由でのと鉄道に移動しています。
 陽羽里駅は隣の四十万駅から500mしか離れていないが、金沢市内の四十万駅に対し、この駅は白山市にあり、駅前には白山市のコミュニティバス(加賀白山バスが運行)が乗り入れています。駅はホームだけの無人駅、近辺には商店などは何もないが、新しい住宅がいくつか建築中です。石川線もご多分に漏れず、一頃より列車本数が減少傾向にあって、23年前には準急を含め39往復運行されていたものが、12年前には33往復(普通のみ)、現在は30往復に留まっています。7000系の老朽化もそろそろ気になるところで、何とか新しい住宅の住人が積極的に電車を利用してもらいたいものだし、鉄道の側もそれに応える形で、車両やダイヤなどの面で、サービスの改善が行なわれて欲しいと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 JR東日本・東武・小田急・相鉄が昨日、2018年度の設備投資計画を発表しました。

JR東日本 … 単体でも5,250億円だから、大手私鉄との比較でもケタが違う。
 車両面ではE353系を追加導入すると言うから、現行のE255系〔あずさ〕の〔スーパーあずさ〕転換を行うという事なのか?E235系の山手線への追加導入も実施。東京モノレールも車両を新造するとしています。相鉄直通線の準備も進行。
〔踊り子〕185系置き換えの話がいっこうに出てこないなあ。去年一部地方紙が伝えたように、E353系導入で置き換わるE255系転用、という形に落ち着く、という事になるのか?
 毎日JR東日本で通勤していて感じるのは、路線によっては、もっと抜本的な線路形態の改善に投資を行うべきではないのか?という事。不測の事態に備えた線路配線の変更(折返し線・渡り線の新設など。この後の品川駅の工事で、京浜東北線に新設される)などは行われるが、湘南新宿ライン・上野東京ラインの開通も踏まえると、ちょっとダイヤが乱れたらすぐ直通運転を中止して折返し運転に移行、というのはまずい。普段から直通サービスを売り込んでいる以上、直通運転に適した線路配線・構造に転換を図るべきで、無論莫大な費用は掛かるが、逆に、その方向にもっと投資を投資して、通常からダイヤの改善を図る事が検討されるべきではないのか?北海道あたりと違って、資金的には充分に余裕があるはずなのだから。

東武 … 車両面では、今年度も70000系を6編成追加導入。日比谷線直通22編成中19編成が70000系となり、2019年度には全編成置き換えが完了します。
 また予想通り、20000系のローカル転用が行われます。編成数・両数は不明だが、夏以降の日光線南栗橋以北~宇都宮線で運用開始。イメージ図があるが、紺色の帯で、黄色のワンポイントが入るよう。
 50050系・50070系は、ドア上に液晶モニターを設置、Wi-Fiも整備。
 アーバンパークライン(野田線)は、2019年度末予定の逆井~六実間複線化完成後の2020年春以降、運河~柏~船橋間で急行運転を開始するとアナウンスがありました。複線区間全区間で急行が走る事になります。
 ホームドアは、2020年度末までには乗降10万人以上及び東京オリ・パラ会場最寄り駅(北越谷…サッカー・朝霞…射撃)に整備。今年度は池袋・朝霞の整備が完了し、北千住(3F地下鉄直通ホーム)・新越谷・北越谷への整備を開始。2021年度以降は北千住~北越谷間・池袋~志木間各駅、他乗降5万人以上の駅に整備。
 高柳・幸手両駅は橋上駅舎の共用を開始し、越生駅は自由通路の使用を開始。その他東武日光駅などでリニューアルを実施。ときわ台駅は、現行の駅舎を活用したリニューアルになるよう。
 特急券の公式Web上からの購入を可能にするシステムを構築。
 総額360億円で、前年度比15億円増。

小田急 … 下北沢複々線化開業というビッグイベントが終わったばかりだが、設備投資額約336億円は、2017年度とほぼ同額です。
 アレッ?と思ったのが、代々木八幡と共に、開成駅のホーム延伸を行うという事。次のダイヤ改正では、快速急行・急行が停車になるので10連対応となるが、開成って、快速急行の停車が行われる事になるほど、乗客が多かったっけ?2016(H28)年度の1日平均乗降人員が11,038人、小田急全体で70駅中60駅と決して多くはないのだが、開発が進んでいるのだろうか?代々木八幡は島式ホームとなり(この駅は元々、上下間が大きく離れている)、ホームドアも整備される。これにより、新宿発着の各駅停車の一部10連化も、次のダイヤ改正で実施。
 車両面ではGSEの2編成目を新造、普通電車用の3000形中間車4両を増備して、2編成を10連化。EXEと1000形のリニューアルも継続。
 その他、下北沢駅の駅舎構築、鶴巻温泉駅の改良、本厚木駅のエスカレーター増設などを実施。ホームドアは、今年度は代々木八幡の他、下北沢駅(B1F(各駅停車用)ホーム)に設置。
 なお、別リリースで、海老名に「ロマンスカーミュージアム」を建設すると発表がありました。LSE・HiSE・RSEも展示。2021年春開業予定。

相鉄 … 例年はGW後の発表なので、やや早めか。今年も、相鉄バスを含んでいます。
 JR直通線用の12000系を新造。11000系の増備かと思ったが、新系列になるという事は、E235系がベースになるのだろうか。今年度は1編成新造。東急直通線用20000系と別系列になるが、大手とはいえ規模が大きくない相鉄で、直通先に合わせて別々の系列を用意するのは、コスト面とか、ダイヤが混乱した時とかに対応がうまくいくだろうかとか、心配もあります。かといって直通先の規格から、統一もできないのだが。JR東日本でも相鉄直通の準備が謳われていて、ようやく直通運転の実現が見えてきたようです。
 この他9000系のリニューアル、8000系の機器更新(リニューアルはしないのか?)を実施。
 駅関係は、2022年度末までに、全駅にホームドアを設置すると発表になりました。今年度は準備工事を実施し、2019年度末までに海老名(総合的な改良工事を実施中)に設置。星川の連続立体交差事業は、今年度中に上り線も高架切り替えを実施。二俣川駅を増築し、西横浜・緑園都市・弥生台でリニューアル。
 バスは高速バス(ASV装備)2台、ノンステップ乗合バス19台を導入。
 投資額は鉄道115億円で2017年度比17億円、バス11億円で4億円の、いずれも増。
 小田急・相鉄両社のリリースを読むと、海老名界隈はこの数年でずいぶん変わったけれど、これから先の数年でも、さらに大きく変わりそうに思えます。

《今日のニュースから》
27日 新潟県米山知事辞職 臨時県議会で決定
28日 江ノ島岩屋 半年ぶり公開

№1840 バスグラフィックVol.34(ネコ・パブリッシング)

「バスグラフィックVol.34」、先月末には発売になっていたのに、ノルウェー旅行記を書いていたりしたから、大分遅くなってしまいました。

BUS GRAPHIC TOPICS
「グラフィック」誌独自のトピックスとしては、京成バス「リカちゃん」、京王バス「新5000系」の、いずれもラッピング車。
「リカちゃん」は、肝心の京成バスの公式Webには一切記されていなかった。後半には、「バスコレ」で製品化とも書かれている。
「新5000系」は、「京王ライナー」スタートに合わせたPRも兼ねているが、「京王ライナー」は、先日乗る機会ヶありました。来月書きます。運行形態からして、ラッピング車が多摩〔営〕と南大沢〔営〕に集中しているのは当然だが、運行形態からして、桜ヶ丘〔営〕や八王子〔営〕、さらには西東京バスにあっても良さそうだ。

バス de Resort 石垣島

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 石垣島は昔からリゾート地として、認知度はあったと思う。航空会社系の高級ホテルもあるし。ただ当時は、大浜にあった空港があまりに手狭で、航空便も便利とは言えなかった。私は1998(H10)年と2002(H14)年に行った事があるが、ターミナルビルも駐機場も狭く、何より滑走路が、ジェット機が就航するには短くて、制約が非常に多かった。当時ようやく羽田などへの本土便も飛び始めたが、本土行だと燃料を満載にすると滑走路が短くて離陸出来ず、沖縄や宮古で給油のために一度降りる必要があった、などの不便も多々ありました。
 大きく飛躍するようになったのは、2013(H25)年に、白保地区に新空港が開港した事で(ここへ来るまでに環境問題でスッタモンダもあったが)、大型ワイドボディ機が就航できるようになり、本土へも直行で行けるようになった。その後LCCや国際線の開設が相次いで、日本有数のリゾート地として発展するようになったのだと思います。

石垣島 オススメポイント めぐり
 観光はしなかったから(ただし竹富島には行った)から写真で雰囲気をしのぶしかないが、本土とはもちろん、沖縄本島とも違う。一方で距離的に近い台湾ともまた違う。独特の雰囲気は感じられます。
 バス誌なのだから、石垣島の風景の中を走るバスの姿を撮った写真があっても良かった。

石垣島で活躍するバスたち
 私が行ったときの石垣島のバスというと、たぶん東運輸がほぼ独占だった、という印象がありました。他にも事業者はあったとは思うが。

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 昔の東運輸のバスというと、こんな感じの、たぶん「サンプルカラー」が中心だったと思う。中型が中心だったが、相鉄や大阪市営の大型車も同じデザインで走っていました(旧空港のランプバスと共用だった)。
 だから今の東運輸のカラーは、大分洗練された印象がある。何より中古もあるとはいえ、大型車がかなりの台数があるというのも、やはり新空港効果、なのかなと思う。

 でも今は東運輸独占ではなく、乗合だけでもカリー観光がある。空港アクセスのみのようだが、複数走るという事自体、20年前は無かった。1998年の時点では空港バス自体がなく(一般の路線バスが数便乗り入れるだけ、だったと思う。だからターミナルから歩いて、一般路線バスのバス停から普通の路線バスに乗った)、2002年にようやく空港アクセスバスが走る状況になっていた、そんな感じだったので。
 あとは貸切専業が数社、白ナンバーが見られるのは、船舶事業者が船の利用者を送迎する、そんな所だろう。でも緑ナンバーの貸切事業者が4社だが、いくら観光客が急増しているとはいえ、結局は小さな島なので、うまく共存できるものなのだろうか。

 石垣島も、もう一度行ってみたいと思ってはいるものの、まず沖縄本島が優先になると思うので、機会を作れるかな…?行くとしたら、他の島も組み合わせたい。他の島のバスも、今後出るだろうか。

大阪市営バス 最後のみおつくし
 この中でポンチョは、元々「赤バス」用として導入されて、帯が赤色だったのだが、その点については触れられていない。長尺・1ドアで2人がけ座席も並んでいるから、比較的座席数が多い。18席か。
「赤バス」廃止に見られるように、旧大阪市営バスの末期は市政の動向に翻弄されて、採算性重視という方向性で民営化された経緯があり、ややトップダウンで事が進んでしまった感があるので、労使間のいざこざもあったし、先行きはやや懸念もあります。

千葉内陸バスのTOMIXデザインバス
 そもそも元の模型はあくまで鉄道ありきで、バスはマイカーやトラックと同様の背景に過ぎなかったので、このカラーを再現するという試みは、面白いというか何というか。
 TOMIXはその前に三菱ふそうのモノコック(2段サッシ移行後)を作っていたのだが、模型からはもう離れてしまったから現状は解らないのだが、まだ作っているのだろうか?アレは確か、シンプルな横帯が入るだけだったが、まさかそこまでが再現されるという事はないだろうな。
 リアのTOMIXの広告に映っているELは、ED61?(でも赤い。一瞬ED70かと思った。なぜだろう)
 先の京成バス「リカちゃん」もあって、今号はタカラトミーがらみのバスが目立つ感じ。
(トミーテックはタカラトミーの子会社)

YELLOW LINER 華蓮 発進!
 当面は平日の朝夕ラッシュ時のみか。奈良交通で奈良ナンバー(平城〔営〕)だが、運行区間は全区間京都府内だ。
 車内の様子は、デザインは違うが、基本的には去年乗った西鉄バスとほぼ同じか。
 今後の増車、あるいは他方面への導入はあるだろうか。特に旧型3ドア車が相当残る、近鉄奈良線沿線は期待されるかも知れない。道路状況が連接車に向くかという問題はあるが。

モダンライフバス2
「1980年代半ば 東京とその近郊のバス窓車を追って…」。2段サッシでさえ首都圏ではほぼ見られなくなった昨今、「バス窓」と言われても、実物を見なければピンと来ない若い人も少なくないだろう。思えば、モノコック車の動態保存車は少なくないが、ほとんど全てが2段サッシや「メトロ窓」で、「バス窓」車って、ないか…。あと10年早くバス趣味がメジャーになっていれば、あるいは「バス窓」車も動態保存の対象になっていたかも知れない。
(東急の「電車とバスの博物館」に、「バス窓」車が静態保存されている)
 江ノ電バスは、当時は三菱ふそうでも富士重ボディがほとんど全てだったから、呉羽ボディ車両の存在はなんで?と、子供心に思ったものでした。神奈中からの移籍と知ったのは、後の話。
「早稲田窓」は、川崎市営バスにも無かったっけ?そんな記憶があるが…。

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 群馬中央バスは、同一車両ではないが、たぶん同型車両を過去に撮っています。高架化の遙か前の伊勢崎駅前。なんでこんな中ドアにしたのだろう。あとここにはないが、「バス窓」の日野センタアンダフロアエンジン車も在籍していました。

 西山敏樹氏のコラムで「ナノバス」が取り上げられていたが、先日福島第一原発に導入されたのも、「ナノバス」なのでしょうか?(このタイプではない)
 橫浜市営バスの95系統(橫浜駅西口~第三京浜~市が尾駅)間が廃止になって、早や10年以上経ちました。この系統は高速道路経由だが、名古屋市営高速1系統のような、追加料金は徴収していなかった。

 巻末折込ポスターは奈良交通YELLOW LINER 華蓮。奈良交通はVol.31で特集されているが、思えば「バスグラフィック」は、関西の事業者の特集がほとんどない。関西も大手事業者がいくらでもあるので、どこかでやって欲しい。阪急バスあたりは期待したい。関西では最大級の事業者なので。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 ANAが来年度就航を目指す、A380のプロダクトが、ついに発表になりました。
 ファーストクラスにプレミアムエコノミーも加えた4クラス制520席で、上級クラスが全て2F、エコノミーが全て1Fと、はっきり分かれています。
 ウリなのが、エコノミークラスの最後部ゾーンに設定される「ANA COUCHii」(380席中70席)で、レッグレストを上げてベッドの様な形態にできるという事。専用の寝具も用意するそう。ファミリーの利用を想定しているようです。追加料金が必要。
(「日本初」と謳っているが、という事は海外には例があるのか)
 またFクラスは扉付きの個室タイプとなり、Cクラスはスタッガードだが、中央部は2人並んで座れる様になります。
 他に多目的ルーム、Yクラスにもバーコーナーを設けるという事。個人モニターのプログラムも、ホノルル路線専用のものが提供されるようです。
 A380は導入の経緯からか、これまで意外に積極的なPRをしてこなかったような気もしていたが、これで一気にムードが高まってきそうです。私もハワイはまだ行った事がないので、これで行ってこようか、なんて考えています。導入後すぐ、とはいかないだろうが。
 それにしても、外観は3機別々のカラーになるそうで(青・緑・オレンジ)、全機撮影コンプリートはハードルがやや高い?「東京=ホノルル」と言っているが、羽田か成田かはまだ解らない。両方か?現行ダイヤ(B787-9)は羽田も成田も夕方までには到着するから、到着時に何とかなるか。
(現行ダイヤのまま、羽田・成田両路線の全便に導入されるなら、ホノルルで11時前後に3機並ぶ事になる)

 近鉄南大阪線は、大和川の橋梁で線路のゆがみが見つかって、昨日は発見以降終日運転見合わせになりました。「復旧には数日かかる見込み」と昨日は聞いたからどうなる事かと思ったが、今日の夕方には上下線で運転を再開したとの事で、当分は徐行になるだろうが、ともあれ良かったと思います。関西は去年も南海線で同じような事があったから。JR久大本線の事もあるし、鉄橋もまた、鉄道のウィークポイントの一つだと思います。

《今日のニュースから》
25日 松田翔太・秋元梢 結婚発表
26日 フィリピン・ボラカイ島 半年間閉鎖措置開始

 ボラカイ島は竹富島の倍くらいの面積の島。もし竹富島を半年閉鎖する、なんて言い出したら、どんな反応になるものか?

№1839 春は近いか遠いのか?ノルウェー弾丸紀行 8<終>.LH716便 ジャンボで帰国

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 いよいよ日本帰国の便です。LH716便。日本で見られる唯一のB747-8です。ジャンボジェットそのものが、日本で見る機会が激減していて、まして「ダッシュ8」に「乗る」となると、キチンとしたプランを組まないと難しくなってきました。

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 羽田行LH716便が出発するZ52番ゲートは、恐ろしく遠い。一度うんと深い地下へ降りて(エレベーターもあるが)、この長い連絡通路を通って、また同じくらいの高さを上り返さなければならない。バスを降りてから15分は掛かって、シェンゲン条約圏出国のためのパスポートコントロールにたどり着く。当然、日本人が多くて、現実に引き戻される感じ。でも、昔ほどはガクッとは来ない気がした。

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 出発便の案内表示。LH716便は上から6番目。NH5854のコードシェアあり(今回はNH便名で搭乗)。搭乗ゲートはZとしか記されていない。オスロで貰ったボーディングパスにはZ52と既に書かれていたのに、不思議。

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 Z52番ゲート。当然日本人が多いが、ブラジル国籍の人が少なくないようで、数人の呼び出しのアナウンスがあった。ブラジルからの乗継ぎのようだ(アメリカ経由と、時間的にはあまり違わない)。

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 出発待機中のB74-8、D-ABYN。やはりジャンボジェット、特にアッパーの長い-400以降はカッコイイと、未だに思う。

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 搭乗開始。上級クラス・会員から優先搭乗になるが、意外にビジネスマンをほとんど見なかった。

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 今度は窓際。やはり空の旅は窓際だと思う。
 LH機が並んでいるが、LHはこの直前に新デザインを発表しているけれど、今回はフランクフルトでも、先のミュンヘンでも、全く見ませんでした。

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 B747-8の個人モニターは、A350より小さい。Yクラスではこの位が標準だったのだが。非常デモビデオの内容は、A350と同じ。

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 定刻出発。あれ、東の方へ行くと思ったが、西の方へ進む。R/W25のLまたはCかと思ったのだが。離陸機を見る。

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 R/W18からの離陸だった。5年前のロンドン行の便と同じだったが、ジャンボが離陸できるほどの延長があったっけ?
(今調べたら、4,000mある)

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 直ぐに大きく左旋回、メルフェルデンの街を見る。街を二つに分けるように鉄道が走っていて、駅も見えます。

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 森の中を、アウトバーンが突っ切って行く。手前に小さく見える湖は、ボルンブルッフ湖。
 空港が、どんどん遠ざかっていく。こうしてみると改めて、大空港でも、日本とはかなロケーションが違う、と思わされる。

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 マイン川が現れる。大蛇行を繰り返している。左手に見える街はエルレンバッハ。空港の南東だ。

 離陸から8分でベルトサイン消灯。ここで日付を変えます。

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 3月 8日(木)

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 夕暮れ。太陽はとっくに西の空に消えていました。

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 まずオシボリと、オツマミのサービス。

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 フライトデータのマップ。ワルシャワを通過し、モスクワ方向へ飛んでいる。ワルシャワは確認出来なかった。天気が悪かったか。
 B747-8のフライトデータは、対地速度と外気温は表示されない。
 途中、「シートベルトは必ず締めて下さい」と、日本語でのみアナウンスがありました…。

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 最初の食事は和洋選択で、ミュンヘン行きでの件もあったから、和洋どちらでも多く残っている方を、と思っていたが、どちらも大丈夫と言われたので、ここでは和食を選択する。なぜなら、和食はなんと、カツカレー。無論、日本の食堂のようなカレーソースたっぷり、という訳にはいかないが。サラダに日本そばとはアンバランスな組み合わせだが。おいしかったです。
(メニューカードを置いてきてしまったから、洋風は何だったか解らない)

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 離陸から約2時間20分、真っ暗な窓の外に、突如まばゆいばかりの大都会が現れる。
 モスクワだ!これは凄い眺め。さすが、世界有数の大都会だ。

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 ユーロニュースの天気予報。東京の天気は良くなさそう。

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 ウラジミール?ここは確信が持てない。

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 キャビンはこんな感じ。最後部は5年近く前に乗ったA380と比べると、広く感じられる。インテリアは過去の、グレー+黄色からは大分変わってブルー系(A350もだった)。
 食事の片付けの後、税関の申告書が配られる。トイレは大渋滞だ。
 この後は、映画とかは見ないで、寝ていました

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 目覚めてシェードを開けると、既に日は高く、白い大地が広がっています。
 でも、今まで見てきたシベリアとは、何か違う…。

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 なんと、中国の上空を通過している!私もこれまで、何度もシベリアルートを経由してきたが(ただしLHの日本行は今回が初めて)、中国の上を飛ぶのは初めてだ。LHの日本行が中国上空を通過するのは、珍しくないのだろうか。
 ここは、フフホトだろうか?

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 中国上空はシベリアと違って、田畑が広がっているように見える。無論まだ真冬なので、作物を作っていたりはしないだろうが。

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 マップ。チチハル上空を通過し、ハルビンへ向かっている。

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 ハルビン。無論、初めて見る中国の大都市。真ん中を流れる大河川は、この後ロシアでアムール川に変わる。
 大きな街。だが、やや黒ずんで見える。

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 フライトデータでは、こんな感じで、コックピットからはこんな感じで見えていますよ、とVRな前方の風景が映し出される。

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 キャビンは、じわじわ明るくなってきました。朝食の準備も進んでいるよう。

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 どこかの山間部の上空で左旋回。

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 マップによると、この後ウラジオストックの方角を目指すようで、実際に経由するかどうかは解らなかったが、もしかしたら見られるのではないかと期待していた。
 しかしこの直後、ぶ厚い雲が下界を多い、何も見えなくなってしまった。全く残念。
(結論から言うと、羽田着陸の直前まで、地上は何も見えなかった)

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 到着前の食事。ここは1種類だけ。玉子料理メイン。ポテトに鶏肉、パンにフルーツと、定番?

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 日本海上空も日本列島も、ひたすら雲が広がるばかり。

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 羽田が近づいてかなり降下している。マップも、房総半島上空にいることを示している。ベルトサインもとっくに付いている。
 でも、まだ何も見えない。相当天気が悪そう。アナウンスでは、羽田は雨で6℃だそうだ。
 ようやく地上が見えた、と思ったら、もう東京湾スレスレで、いきなり風の塔を見る。

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 D滑走路を横切っていく。

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 モニターが、C滑走路を捕らえた。あたりが暗いので、滑走路は明かりが付いている。

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 着陸直前。OZのA330が、こちらの着陸を待っていました。

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 C滑走路、R/W34Rに着陸。水煙が凄い。
 この後、Uターンして、第2ターミナルの前をタキシング、南側を経由して、A滑走路を横断して、国際線ターミナルに向かう。遠回りなのではないかと思ったのだが。行きのミュンヘン便とは逆になった。

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 そのミュンヘン行きA350XWBとすれ違った。ちょうど6日経った、という事です。

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 定刻より16分早く、羽田空港に到着しました。お疲れ様でした…。

 せっかく早く着いたのに、パスポートコントロールの列も長かったが、それ以上に、オスロで預けた荷物が出てくるのが遅い。20分も掛かった。ひょっとしたら乗れるかな?と期待していた空港バスには乗れそうもない。

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 到着ロビー。大勢の人々でごった返す。

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 最後に、到着便案内。LH716(NH5854)便は、上から7番目です。

 こうして、1年半ぶりの海外旅行で或るノルウェー旅行は終わりました。
 思ったのだけれど、北欧は私にとっては、3月というのが案外良いシーズンなのでは無いか?8年前のスウェーデン旅行も思い返すと、特に北部は雪が結構残っていて、特に列車に乗っていると、より車窓がダイナミックに感じられるような気がします。
 無論まだまだ冬の厳しい寒さが続く事になるし…「暑さ寒さも彼岸まで」は、北欧には全く通用しないな…、観光シーズンにならないから多少不便な面も出てくる(施設の休業など)けれど、列車の旅、という面では、よほどの荒天にさえならなければ運行が止まってしまう、という事はないようで、夏場と同様にゆったりした旅が楽しめるのではないか。
 また航空運賃も安くなるし、真夏ほどではないにしても、日中の陽もそこそこ長くなってくるので、観光もそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
 次に北欧に行く機会をいつ作れるかは解らないけれど、恐らくは次回も、3月のあたりに行く事になるだろうと思います。
 ただ、繰り返しになるが、ノルウェーを中心に北欧は物価が恐ろしく高いので、この点は気をつけないといけないのだけれど。それと、長距離列車の本数が少ない、このあたりに注意しておけば、北欧では素晴らしい鉄道の旅が楽しめるのではないでしょうか。

 今年の海外旅行は、恐らくこの1回のみになると思います。来年は…今はまだ詳細は語れないが、相当な大規模な旅行を考えています。お楽しみに…でも実行できるかどうかは、まだ解らないが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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22日 コミック・アニメ海賊版サイト対策 緊急シンポジウム開催
23日 軽井沢バス事故 慰霊碑設置工事開始
24日 「準備宿泊」開始前 「安心安全ステーション」開設 福島県大熊町

「海賊版」サイトに関しては、NTTが閲覧を規制した事で、憲法まで持ち出されて物議も醸し出しているようだが、出版社の側からすると、大変なジレンマに陥ったと思う。要は、「自らの表現などが規制される事には強く反対するのに(当然だが)、自らに損害を与える存在の閲覧などを規制する事はOKなのか?」という話になるから。
 衣笠祥雄さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。私は見ていなかったが、亡くなるたった4日前の19日にTVの野球中継の解説をされていて、かなり調子が悪いようだった、と球界の内外から聞こえてきました。「鉄人」と呼ばれた人なのに、71歳とは若すぎる。年明け早々の星野仙一さんもそうだが、ここへきて、昭和40~50年代の野球界を支えてきた偉人たちが、相次いで亡くなってきています。非常に辛いのだけれど、私としては、覚悟を決めて臨まなければならない。どうか、残された方々には、末永く元気でいて欲しい。