№1807 IGRいわて銀河鉄道 全駅公開

画像

 IGRいわて銀河鉄道は、東北新幹線の盛岡~八戸間開業により、東北本線の「並行在来線」区間の岩手県側、盛岡~目時間がJR東日本からの転換によって開業した鉄道です。
 2002(H14)年12月1日の東北新幹線八戸開業時に営業を開始、早いもので昨年12月、開業15周年を迎えました。
 この鉄道の旅客駅を、昨年5月と今年1月の2回に分けて撮影しました。青い森鉄道と同様、なかなか大変ではありましたが、今回この機会に全19駅(青い森管理の目時含む)、そして駅のスタンプを一挙公開します。青山駅南口のスタンプは収集し損ねましたが…。

画像
画像

盛岡 もりおか 2017(H29)年5月15日
 駅ビルの中で、ホームもJRとは別になっています。
(花輪線直通、朝方の相互直通はJR駅発着)

画像
画像

青山 あおやま 2018(H30)年1月15日
 転換後の2006(H18)年3月18日に開業しました。3ヶ所に出入口があり、下りホームに接続する南口が一番大きくて、現在はIGRの本社もあります。
 ただ、訪れた時間は、南口の窓口が開いていなくて、スタンプを収集出来ませんでした。また後日来なければ。

画像
画像

厨川 くりやがわ 2018(H30)年1月15日
 背後の高架橋は東北新幹線。岩手県北バスの本社・盛岡営業所が隣接しています。

画像
画像

巣子 すご 2018(H30)年1月15日
 この駅も、青山と同じ日に開業しています。上下ホームに大きな高低差があるのが特徴。

画像
画像

滝沢 たきざわ 2018(H30)年1月15日
「学園の杜」の愛称があり、岩手県立大学が近く、盛岡大学へのバス路線があります。この駅での折返し列車あり。滝沢市にあるが、市役所は全く違う場所にあります(青山や、田沢湖線大釜の方がまだ近い)。

画像
画像

渋民 しぶたみ 2018(H30)年1月15日
 石川啄木が育った場所、だが、旧渋民村への中心部や啄木記念館はかなり遠く、ごく普通の田舎の駅、のイメージ。
(この駅は旧玉山村で、今はどちらも盛岡市)。

画像
画像

好摩 こうま 2018(H30)年1月15日
 JR花輪線が分岐。最近、新駅舎になったようです。

画像
画像

岩手川口 岩手川口 2017(H29)年5月15日
 撮影日の時点では、駅舎の改築に着手していた所でした。先日通過した時には、新駅舎がオープンしています。

画像
画像

いわて沼宮内 いわてぬまくない 2017(H29)年5月15日
 東北新幹線の接続駅で、駅前には交通広場が整備されています。駅舎には観光案内所もあります。ただし新幹線の停車は、定期では上下8往復と、東北新幹線の駅ではもっとも少ない。

画像
画像

御堂 みどう 2017(H29)年5月15日
 駅員は朝方にいるが、駅付近はほとんど何もありません。

画像
画像

奥中山高原 おくなかやまこうげん 2017(H29)年5月15日
 転換前は奥中山でした。御堂~奥中山間は、遠い昔はSLの撮影場所として有名で、多くの先輩方が様々な困難を克服して、多数のSLの写真を発表されています。前回来た時にはアイドル犬「マック」(2代目だったそう)がいたのだが、訪問の直後、事故に遭って死亡したそうです。奥中山高原へ、岩手県北バス路線があります。

画像
画像

小繋 こつなぎ 2017(H29)年5月15日
 この駅は、駅員が最初からいません(スタンプはある)。駅付近も、簡易郵便局以外は何もない。

画像
画像

小鳥谷 こずや 2018(H30)年1月15日
 去年来た時はウッカリしてスタンプを貰い損ねました。降りてすぐ、駅員がいなくなってしまったので。だから先日、改めて降りました。駅前には岩手県北バスとJRバス、それに自治体のバスが入ります。

画像
画像

一戸 いちのへ 2017(H29)年5月15日
 駅舎は改装されたばかりでした。コンビニが入っています。かつては機関区があった所で、駅舎内には当時の様子を模した模型があります。ホームは高い所にあり、地下通路が珍しく感じられる。

画像
画像

二戸 にのへ 2017(H29)年5月15日
 2010(H22)年にも降りた事があります。東北新幹線接続駅。JRバス東北のバスターミナルがあり、久慈への路線もあります。

画像
画像

斗米 とまい 2017(H29)年5月15日
 この駅は駅員が最初からいない。IGRでは唯一、駅舎もありません(スタンプは二戸駅にある)。

画像
画像

金田一温泉 きんたいちおんせん 2018(H30)年1月15日
 岩手県では最後の駅、IGRの駅も最後になります。温泉が近い割には閑散とした印象。駅前にはJRバスも入ります。

画像

目時 めとき 2015(H27)年5月18日
 この駅は3年前、青い森鉄道の駅の撮影を開始した時に撮りました。県境の川を渡って青森県に入った所にあります。青い森鉄道の管理。駅員はいない。駅付近も人家はほとんどなく(ただし曜日によっては三戸町のバスが入る)、よくこんな所が鉄道会社の境界になったものだ。無論乗務員交代などあるはずもなく、IGR・青い森、どちらも終点まで乗務していきます。

 これで、2年前の青い森に続いて、IGRの駅も全てご覧頂く事ができました。駅の数自体は多くはないが、本数が盛岡口を除いて少ないし(これでも東北新幹線開業前に比べたら遙かに多いが)、時間的な制約もあったから大変ではありました。
 気のせいか、青い森と比べて、味のある木造駅舎が目立つ気がします。特に奥中山高原。なぜだろう。どちらも元は同じ国鉄の東北本線、気候なども極端に違うというのは感じないのだが。一方で最近改築された駅も好摩や岩手川口で見られます。岩手川口はいずれ再度訪れて、実物を見てみたいと思います。
 課題としては青い森と同じで、第3セクター鉄道としては設備が過剰、という事でしょうか。盛岡口は利用者が割と多く、4連も見られたりするので、ある程度は大きな規模の駅も必要になるだろうが、バリアフリーの観点からも、今一度コンパクトな駅の追求を考えた方が良いかと思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 9日に両備HDが発表した路線大幅廃止届がかなりの反響で、国も協議に乗り出すと、石井国土交通大臣が表明しました。両備HDの公式Webには小嶋代表のメッセージもUPされているが、これを読む限り、単に経営が苦しいから廃止する、のではなく、公共交通のあり方を考えさせる流れに引きずりこむためにやったという感があります。正直、スタンドプレーではないのか?の印象があります。実際のバス利用者を巻き添えにする(彼らを護るため、だろうが)やり方は、少々過激に過ぎる気がしました。2002(H14)年のバス規制緩和策の結果こうなってしまったのだ、という抗議と見えるが、国の施策そのものだけでなく、一部のジャーナリズムが背後から競争をあおっていたのも、そして規制緩和策を歓迎するクチが多かったのもまた事実。ツアーバス問題と同じです。果たして同業他社がこのやり方に賛同するのか、そして新規参入しようとする事業者(現在岡山市内で循環バスを運行している会社で、去年見ました)がどんな反応をするのか、所詮ヨソ者の私としては、冷静に見守るだけです。それにしても岡山は、長年にわたってバス事業者の対立が繰り返された歴史をいまだ引きずっている、という感が否めません。

《今日のニュースから》
11日 ロシア国内線旅客機 モスクワ郊外で墜落
12日 東松島市旧宮戸小学校 校舎解体前に「お別れ会」
13日 韓国ロッテグループ重光昭夫会長 懲役2年6ヶ月の実刑判決

 モスクワ郊外で墜落したアントノフ148は2009(H21)年に初就航、標準座席数は75というからエンブラエル170とほぼ同じ、今の所38機が就航していて、ロシア政府機関も導入しているそう(今日購入した、「旅客機年鑑2018-2019」(イカロス出版)より)。サラトフ・エアラインズは元はアエロフロートの地域部門、旧ソ連崩壊後に独立した会社との事です(「エアライン年鑑2017-2018」(同社)より)。サラトフはモスクワの南東にあるボルガ川沿いの都市、この機体が向かおうとしていたオルスクはサラトフよりさらに東で、カザフスタンとの国境に近い都市。

№1806 IGR 駅めぐりFINAL 3<終>.JAL156便

画像

 今回の旅は新しい休みは取らず、通常の休日1日だけを使いました。
 なのでこの日はすぐに帰らなければならず、今回は三沢空港からのJAL便利用、としました。
 この路線は、東日本大震災直後の2011(H23)年5月1日に、MD-90で乗っていました。当時は1日4便だったが、やはり東北新幹線への転移が進んでいるのか、現在は3便に減便されている上、中間の1便はE170へ小型化されていました。このE170に乗ります。J-AIRでは初搭乗です。

画像

 三沢の旧十鉄駅の反対側から、八戸始発の十鉄空港バスに乗っていきます。スーパークルーザーのSHD。しかし、乗客は2人だけ…。
 前にも書いたが、十和田市からの電車代替バスが、一部でも空港ターミナルに乗り入れたら良いのではないかと思うが、どうでしょう。

画像

 三沢空港ターミナルビル。

画像

 カウンター。

画像

 同じ1Fにある、三沢市の観光PRコーナー。

画像

 展望デッキ。大人100円、子供は本来は50円だが、ターンバーが故障していたため、無料になっていました。

画像

 この空港は米軍三沢基地との共用。そのためか、エプロンと滑走路の間は通常、ゲートが閉じられています。
 156便となるべき羽田からの157便は、10分遅れとの表示。まだ到着に間があったためかゲートが閉じられていたが、やがて警報音と共に開いていきました。東の空に明かりが見えてきます。

画像

 R/W28に着陸。森の向こうへ消えていきました。

画像

 結局14分の遅れで到着。即、フェンスが閉じられていきます。
 これを見届けて、搭乗ゲートへ向かいます。

画像

 手荷物検査場に入る直前の、ターミナル2F。

画像

 出発便の案内表示。7年前と違って、モニターになっていました。この日の出発は、あとは羽田行の2便。

画像

 出発ロビー。待ち合わせの乗客は40人位か。E170とすれば半分以上。(たぶん)米国人が見られるのが、三沢らしいだろうか。7年前と違って、156便はアメリカン航空とのコードシェアはないようだが(カタール航空のコードシェアがあるらしいが、表示はない)。

画像

 出発準備。ボーディングブリッジには、三沢からの就航路線を記した地図があります。今は大阪(伊丹)と札幌(新千歳)への路線があります(函館に飛ぶ事もある)。

画像

 結局、本来の出発時刻を回った時刻に搭乗開始。
 初めて乗るJ-AIRのE170は、キャビン自体はJAL本体の「SKY NEXT」仕様とほぼ同じ。たださすがにストウェージは小さく、私はいいけれど、外国人カップルのバックパックは明らかに大きすぎて入らない。CAが最後部の空席まで運んで、シートベルトで固定していました。

画像

 実演の非常デモ。シートベルト。

画像

 12分遅れで出発。

画像

 7年前とは逆の、R/W28から離陸。

画像

 上昇すると、米軍基地の施設を見ます。この辺が他の空港と違う。さらに三沢の市街地も見るが、窓の外がだんだん白くなって、何も見えなくなってしまいました。

画像

 左旋回して上昇を続けると、頭上は少しずつ青みが増してくる。反対側の窓からは西日が差し込んで来ました。

画像

 J-AIRのE170のキャビンは、こんな感じ。

画像

 ドリンクサービスが回る。大型機と同じ。

画像

 コーヒーを貰って、空港で買っておいたケーキと共に飲み食いする。

画像

 Wi-Fiによるプログラムがあるので、機内に持ち込んだPCで閲覧してみました(ネットはできない)。イヤホーンはないので、動画を見るだけになったが。
 なお、機内誌は国内線向けでも、英語・中国語のページが掲載されるようになった。インバウンドの利用が増えた、という事でしょうか。一方J-AIR便は機内販売がないので、販売品の冊子は入っていなかった。

画像

 東北地方も、南の方は晴れてきたようです。海岸沿いは南三陸町。

画像

 離陸から25分、仙台の上空。左手に見えるのは塩釜。
(この先、一部の画像はテキストを追加しています)

画像

 相馬市。松川浦を見ます。

画像

 これは東北電力の原ノ町火力発電所。

画像

 離陸後にベルトサインが消えてから、ちょうど30分で再度サイン点灯。既に降下が始まっている。北茨木市上空。

画像

 水戸と久慈川。

画像

 霞ヶ浦。

画像

 中央部が、つくばセンターか。

画像

 石下の上空で大きく左旋回、千葉県に向けて南下していきます。

画像

 守谷。

画像

 つくばエクスプレスの柏たなか駅。

画像

 真下は天王台のはず。利根川と取手駅を見ます。遠くに筑波山のシルエット。

画像

 千葉ニュータウン上空で、北総鉄道線と交差。印西牧の原駅を見ます。

画像

 反対側の空席の窓越しに、富士山のシルエットを見ました。

画像

 さらに南下。うすい。羽田はまだかなり遠い。

画像

 千葉市の東側を通過し、ようやく右に舵を来る。京成千原線のおゆみ野駅。

画像

 市原の工業地帯を見て、東京湾に抜ける。

画像

 東京湾上空。大きく左旋回する。D滑走路への着陸だ。7年前もD滑走路だったが、あの時は千葉ニュータウン中央駅やマリンスタジアムを左に見て進入していったから、今回はかなりの大回りだ。

画像

 R/W23に着陸。ブレーキがきつめだ。三沢離陸から1時間10分。
 到着ゲートは24というから、第1ターミナルの一番北、タキシングが長そうだ。

画像

 第1ターミナルの前にまで来ると、富士山のシルエットを見る。昨日〔はやぶさ〕から見てから、ちょうど1日経った、というわけ。

画像

 結局17分の遅れで到着。ともかく、少しでも明るい内に着く事ができたのは、何よりでした。

 これで、今回のIGR駅めぐり弾丸旅行は終わりました。
 次回更新では、IGR全19の駅と、駅のスタンプを並べて、ご覧頂こうと思います。
 
 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
 9日 財務省 森友学園関連内部文書 参議院予算委員会理事懇談会に提出
10日 ジャイアンツvsホークスOB戦 宮崎で開催

 今更ながら気づいたが、南海ホークスのマークの「H」は、車輪なんだ。

№1805 IGR 駅めぐりFINAL 2.IGR全駅撮影完了

画像

 IGRいわて銀河鉄道の駅は、盛岡と目時を含めて18。そのうち12駅は撮影済みで、後は好摩より南の6駅です。これらの撮影に加えて、前回乗車時、駅員が引き揚げてしまったため収集出来なかった駅スタンプを貰うため小鳥谷駅に途中下車し、さらに青い森鉄道まで直通、三沢まで北上します。今回の弾丸旅行のメインイベントです。

 1月15日(月)

 天気は良くなかった。今日は電車が普通に走ってくれて、帰りの航空便が普通に飛んでくれればそれで良し。

画像

 既に去年立ち寄っている、IGRの盛岡駅。
 この日も、ここからスタートします。

画像

 今回は行きつ戻りつではなく、三沢まで一方的に北上するだけなので、普通の乗車券を購入。しかし連絡運輸範囲は八戸まで。この乗車券で途中下車も出来ます。

画像

 盛岡7時32分発IGR4532Mで出発。この列車、昨年も乗りました
 ただし今回は次の青山で、早々に下車。

画像

 青山駅は転換後の2006(H18)年3月18日開業の、比較的新しい駅。出入口が3ヶ所もある。下りホームに接続する北口。

画像

 上りホームに接続する、九年口。

画像

 下りホームの南口。バス通りに面していて、ここが一番メインになる出入口となるはず。今は本社もここにあります。
 しかし、窓口が開くのは8時30分。この駅は北口と南口でスタンプが異なるのだが、南口のスタンプを収集する事は出来ませんでした。スタンプのコンプリ-トのためには、また立ち寄らなければ。

画像

 次の電車は、一ノ関から直通してきたJR701系4連の、いわて沼宮内行1523M。

画像

 厨川駅。学生の降車が多い。背後の高架線は東北新幹線。

画像

 駅前には、岩手県北バスの本社・盛岡営業所があります。

画像

 滝沢行3411M。IGR7000系2連。

画像

 巣子駅も、青山駅と同じ日の開業。

画像

「すごe-きっぷ」のポスター。盛岡までの往復乗車券に、指定区間のバスのフリー乗車券がセット。盛岡まで片道370円だから、往復+60円でバスに乗れます。

画像

 この駅はホームが上下線で大きく離れていて、上りホームは一段高い所にあります。上り線は複線化の時、勾配の緩和のため別線で設けられたためです。東北本線交流区間(IGR・青い森区間含む)ではよく見られる形態です。
 進入してきたのは青い森701系で、三沢始発4520M。

画像

 IGR3717M。7000系2連。

画像

 滝沢駅。。決して大きな町ではないが、駅には「学園の杜」の副称があり、岩手県立大学が近い上に、盛岡大学への岩手県交通バス路線があります。学生が大挙下車。一方は県立大学へゾロゾロ歩いて行って、もう一方は県交通バスに乗り換えて行きました。
 岩手山は完全に雲に隠れて見えない。でも枯れ木と雪、低く連なる山々を見ると、ここはやはり東北なんだ、と強く感じさせる。

画像

 4525Mは、先に巣子で見た青い森701系の2連が、折り返してやってきました。正面の着雪が凄い。青森県側は豪雪なのだろうか?

画像

 渋民駅。午前中(7:00~12:30)は駅員がいるが、運賃は車内で支払う。

画像

 駅前の広場には、石川啄木の短歌碑があります。

画像

 駅の跨線橋にも、短歌が書かれた木板が掲げられています。
 ただこの駅は渋民村の中心から遠く(駅は渋民村ではなく、盛岡市(旧玉山村)にある)、駅そのものは普通の静寂な田舎の駅という印象。

画像

 花輪線の1927D。キハ111+キハ112の2連。ワンマン仕様だが、女性車掌が乗務していました。

画像

 好摩駅は、最近駅舎が建て替えられたようです。
(駅舎機能は2Fにあるが、橋上駅舎ではない)

画像

 駅舎内に石川啄木碑があります。元々啄木が短歌に詠んだ「停車場」とは、好摩駅の事です。

 これで、IGRいわて銀河鉄道の駅を全て撮り終えました。

画像

 跨線橋から見る岩手山は、ご覧の通り…。

画像

 4527MはIGR7000系2連の金田一温泉行。小鳥谷まで一気に北上します。

画像

 次の岩手川口駅は、去年降りた時は改築工事中でした。新しい駅舎ができあがっています。
 いわて沼宮内駅を過ぎると、乗客は5人だけ…。

画像

 朝ラッシュを過ぎると、EH500型牽引の貨物列車と頻繁にすれ違うようになります。沿線はさすがに雪が多くなってきた。

画像

「ジャパンレールパス」「青春18きっぷ」ではIGRには乗れません、という、外国人向けに英語で書かれた案内。
 こういうの、外国人旅行者にはどう映るのか。正直懸念があります。新幹線並行在来線の転換鉄道くらいは、無制限での乗り降りを認めても良いのではないでしょうか?
(無論各第3セクター鉄道の経営に影響する事だが、少しくらいJR各社が補助するくらいの太っ腹な姿勢があっても良いと思う。彼らの赤字を肩代わりしてくれているのだから)

画像

 小鳥谷駅。先に記したように、去年は降りたってすぐに駅員が引き揚げた事で、駅スタンプを収集する事ができませんでした。なので再度降りたわけです。雪晴れになりました。
産直「ニコニコ駅こずや」は週4日の営業で、この日はお休み。

画像

 駅舎内のSLのパネル展。今年は「ヨンサントオ」からちょうど50年、つまりこの区間からSLが消えたのも、ちょうど50年という事になります。

画像

 木のおもちゃ。
 今回はスタンプも収集出来ました。ただ先述の通り、青山駅南口のスタンプが残ってしまいました。また来なければ…。
 駅舎の画像とスタンプは、次々回に改めて全部公開する予定です。

画像

 これでこのまま八戸へ直通すればOK、なのだが、八戸直通が昨年3月のダイヤ改正で削減され、次の4529Mはまた金田一温泉行。
(次の改正で2往復復便)

画像

 金田一温泉駅。岩手県では最後の駅になります。駅付近には、飲食店らしきものは見当たらなかった…。JRバスが発着。軽米病院行新エルガミオが発って行きました。

画像

 13時32分発八戸行。前の八戸行からは3時間以上間がありました。次の八戸行がまた3時間以上後。とにかくこれに乗って三沢へたどり着かないと、帰りの航空便に乗れない。ともかくこれで、岩手県とはお別れです。

画像

 トンネルを抜けて、県境となる馬淵川。渡るとすぐ目時駅。ここから青い森鉄道。

画像

 八戸到着。
 切符はここで終わり。また買い直す必要がある。一旦外に出ます。

画像

 駅前の南部バス。この画像では解らないだろうが、非常扉の下のメッシュの下、本当に小さく、「岩手県北バス」と書かれています。今後もこのデザインでいくのだろうか。機会があればまた、市営バス共々撮りに来たい。顔ぶれも変わってきているようだし。

画像

 青森行の青い森577Mで三沢へ。青い森703系。ワンマン運転だが、アテンダントが乗務していました。

画像

 三沢駅に降り立つと、駅前交通広場は閉鎖されていました。
 三沢は雪はあるが、豪雪という程ではない。先の青い森編成の着雪は、津軽地方で雪が多かった、という事だろうか?やはり同じ青森県でも、津軽と三八上北では気象が大きく異なるのだろうか。

画像

 十和田観光電鉄の三沢駅は、廃線からもう6年になるのに、未だ健在。「電車」の2文字までそのまんま。

画像

 青森県観光案内図。6年前、廃線直前に来た時にも撮っているのだが、基本的に変わっていない。青函連絡船の所に「現フェリー」と書き加えられているが、青函トンネルはない。もちろん新幹線もない。

画像

 駅舎内も変わりがない。窓口もバス案内所として機能しているし、何よりうどん・そば店が営業中なのは嬉しい。もちろんここで、天ぷらうどんを食して昼食にしました。

画像

 線路は剥がされているが、ホームはそのまま残されていました。

画像

 踏切の跡。

 しかしいよいよ、三沢駅にも変化の波が押し寄せてきているようです。

画像

 この旧駅舎を含めた周辺に新しい交通広場を整備、バスターミナルも設けられる事になります。青い森の三沢駅に隣接して、複合施設が設けられるよう。再来年事業完了、という事は、この旧駅舎もそろそろ解体、整地される事になるでしょう。十鉄の名残を見たい方は今の内に、という事でしょうか。うどん・そば店は複合施設に移転して営業を続ける事になる、と思うが。

 この駅前のバス停から三沢空港に向かい、羽田への航空便で帰宅の途に就きます。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


「青春18きっぷ」の、今年の発売についてのリリースが出ました。新規変更点としては、佐世保線・早岐~佐世保間は3月17日改正時より、この区間内のみの利用に限り、特急列車自由席に乗れるようになります。普通列車が全部無くなるわけではないはずだが。
(区間を越えると、乗車全区間の乗車券・特急券が必要)

《今日のニュースから》
 7日 2017年衆議院選挙は「違憲状態」 名古屋地方裁判所判決
 8日 大塚家具 昨年の赤字72億円 過去最大

 大塚家具は、もちろん「お家騒動」から来るブランドイメージ低下もあるが、IKEAやニトリとの競争も、大幅赤字の要因の一つではないでしょうか。しかし前年比11.3%の減少とは、一大事でしょう。
 台湾で大地震が起きてしまいました。建物が大きく傾いたりしていて、かなりの被害になっているようです。花蓮は一昨年降りている場所だけに、心配です。大きく傾いたホテルは、私も建築に問題があったと思います。台湾も、地震が多い…。