今年も残すところ、あとわずかになりました。通常の平日は、今年は事実上、今日が最後になります。
今年もJTB時刻表から見た、JRを中心にした日本の交通の1年を振り返って見ようと思います。
「JRを中心にした」と書いたが、分割民営化から30年という節目の年にしては、JRグループは華やかな出来事は少なかったような気がします。「四季島」「瑞風」デビューはあったが、一般に利用できる列車では、純粋な新車両による特急デビューとか、純粋な新路線の開業とかはなし。むしろ今年も北海道で特急の運行形態の見直しが行なわれるなど、地方路線の厳しさがはっきり見えてきました。この流れは来年も続きそう。大手私鉄の方が、新車両、新サービスがスタートして、動きが活発だったように感じます。通勤・通学時のクロスシート有料列車が多数設定されたのが目立ちます。
今年も自然災害の脅威から免れる事はできませんでした。JR・私鉄とも長期運休に追い込まれる路線が相次いで発生しています。一方で東北の路線の復旧は少しづつ進みました。
JTB時刻表は4月号と11月号で、多少マイナーチェンジを行なっています。
《2017年の十大ニュース》
◆ 東武 新特急車500系「リバティ」デビュー
今年の鉄道界の主役は、東武だったような気がします。
「リバティ」は、純新造の日光・鬼怒川方面行特急車としては、100系「スペーシア」以来27年振り。
機動力を重視して3両1ユニットとなり、分割・併合により、多方面への直通運転が可能となり、観光のみならずビジネスや通勤など幅広いニーズに応えられるようになっています。
4月20日ダイヤ改正より、野岩鉄道・会津鉄道直通〔リバティ会津〕の他、〔リバティけごん〕〔リバティきぬ〕〔リバティりょうもう〕に運用。
さらに平日の帰宅時間帯に、初の野田線(アーバンパークライン)特急〔アーバンパークライナー〕も設定。春日部で分割し、大宮方面と野田市方面へ運行されます。
「リバティ」デビューの4月20日改正では、通勤の特急の愛称が区別され、〔アーバンパークライナー〕の他、浅草~春日部間列車が〔スカイツリーライナー〕と呼称され、日光・鬼怒川方面行と明確に区別されました。
一方で快速・区間快速が廃止になり、6050系の南栗橋以南・スカイツリーライン区間への乗り入れがなくなる事になりました。
◆ 東武 SL列車「大樹」運行開始
続いて8月10日、「SL復活運転プロジェクト」として、SL列車「大樹」が下今市~鬼怒川温泉間で運行を開始。東武鉄道としては(大手私鉄としても)51年振りの復活になります。
C11 207はJR北海道から貸与。JR北海道では〔SLニセコ〕〔SL函館大沼号〕などで使われていました。
14系客車はJR四国から譲渡、他に貨物列車で使用されていた車掌車と補機のDE10で列車を組成。
土休日を中心に、多客期は月・金曜日も含めて1日3往復、今年は99日運転(29日から年始にかけて運転)。
◆ JR九州 観光特急〔かわせみ やませみ〕運行開始
「D&S列車」の最新列車で、キハ47の2連を改造し、熊本~人吉間を3往復。
一般的なリクライニングシートにカウンター席・テーブル席がある他、サービスコーナーでは軽食やスィーツなどを販売(一部列車を除く)。
同時に〔いさぶろう〕〔しんぺい〕も、熊本~人吉間を特急で運行しています。
D&S列車に「SL人吉」と、観光輸送が盛んな肥薩線だが、来春改正では快速も含めたローカル列車の削減が発表されており、〔かわせみ やませみ〕には都市間輸送の機能はないから、今後はより純粋なローカル線となり、観光に存在意義を見いだす事になりそうです。
◆ JR西日本 可部線・可部~あき亀山間再延伸
この路線の延伸は特異なケースとなりました。この区間、2003(H15)年11月いっぱいを持って廃線になっていて、14年振りの復活となったものです。
かつては可部から山奥の三段峡まで非電化のローカル区間が延びていて、一度廃線となった後、住宅地が近いあき亀山まで電化路線として再生したもので、広島から電車列車が直通運転します。
再延伸区間には河戸帆待川駅も新設されたが、あき亀山共々、廃止路線にはなかった場所に新設されています。廃止区間には「安芸亀山」駅があったが、新しいあき亀山駅は旧駅より4㎞も手前。
◆ JR北海道 特急再編成 〔ライラック〕〔大雪〕運行開始
JR北海道では、183系特急車両老朽化の対策もあって、石北本線・宗谷本線を中心に特急を再編成しています。
石北本線〔オホーツク〕は2往復を旭川~網走間に短縮、〔大雪〕として運行。昔の急行の名前です。
宗谷本線〔スーパー宗谷〕1往復と〔サロベツ〕を旭川~稚内間に短縮、共に〔サロベツ〕として運行。1往復残った札幌直通は〔宗谷〕と改称しました。全列車261系で運行。
函館本線は、〔スーパー白鳥〕で運用されていた789系を札幌~旭川間に転用し、〔ライラック〕として運行(在来の789系は〔カムイ〕として区別)。
〔大雪〕〔サロベツ〕は旭川で〔ライラック〕と同一ホームでの乗換が可能、特急料金も通算されます。
183系改造車で運行されていた臨時特急〔旭山動物園号〕は、定期特急〔ライラック〕1往復のグリーン室を撮影スペースに転用する形(〔ライラック旭山動物園号〕として運行)に変更されました。
来春の改正では〔北斗〕の183系が置き換えになり、定期特急で残るのは〔オホーツク〕〔大雪〕のみ。
◆ JR東日本 常磐線ダイヤ改正 品川直通増
JR東日本は10月14日、単独でダイヤ改正を実施しました。
メインは常磐線の品川直通増で、特急〔ひたち〕はほぼ全列車(3号・平日の5号のみ上野始発)、〔ときわ〕も朝夕の一部を除いて品川発着となりました。普通列車も夕方を中心に直通が増になっています。
また別に、東北本線・黒磯~新白河間が折返し区間運転になり、交直流電車E531系、DCキハ110系での運行に切り替わっています。
◆ 九州北部豪雨・台風災害 JR・南海等長期不通
今年はどれだけ台風が来たのよ?と思ってしまったが、7月の九州北部豪雨、9月の台風18号、10月の台風21・22号は、日本各地に甚大な被害をもたらす事となりました。
九州北部豪雨は福岡県朝倉市を中心に甚大な被害をもたらしたが、鉄道においては、久大本線・光岡~日田間と、日田彦山線・添田~夜明間が不通になりました。共に代行バスが運行されています(日田彦山線は添田~日田間)。久大本線は不通区間は2.4㎞と短いものの、花月川の橋梁が流失したため、長期に渡る不通が懸念されています。豊肥本線も昨年の熊本地震の影響で不通のまま、九州を横断する鉄道は2路線とも寸断されてしまいました。
特急〔ゆふ〕は別府・大分~日田間で2往復の運転。〔ゆふいんの森〕は小倉・大分経由で運行されているが、普通列車並に時間がかかっています。
日豊本線・臼杵~佐伯間は台風18号に被災し、3ヶ月の間不通になっていたが、今月18日に再開しています。ただしダイヤは被災前と若干異なり、普通列車の一部区間が運休になっています。
今年は大手私鉄の幹線も台風被害に遭いました。台風21号の影響で南海電鉄の南海線・樽井~尾崎間、高野線・高野下~極楽橋間が不通となりました。南海線は単線運転の後、現在は通常運行に戻ったが、高野線は上古沢構内の斜面の地滑りのため、長期の不通を強いられています。南海は来年4月中の再開を目指すとしています。橋本~高野山間で代行バスを運行中(1月10日より運行形態を変更)。
同じ台風で不通になっていたJR関西本線・亀山~加茂間は、柘植~加茂間が早期に回復、残る亀山~柘植間は、来年1月9日の運行再開が発表になりました。ヤレヤレ。
◆ 常磐線・山田線 一部区間運行再開
一方で、東日本大震災により一部区間が不通となっている常磐線は、小高~浪江間が4月1日に、竜田~富岡間が10月21日に運転を再開しました。残りは富岡~浪江間となり、2020年度の再開を目指すとされています。
水害に遭っていた山田線・上米内~川内間も11月5日に運行を再開しました。被災前のダイヤがほぼ踏襲されています。
大井川鐵道井川線・接岨峡温泉~井川間は3月11日に運行を再開しています。約2年半ぶりの再開です。
今日現在、日本の鉄道で長期不通となっている区間をまとめてみました。
(気仙沼線・大船渡線BRT区間は除いた)
今月に入って、JR北海道・函館本線の熱郛~目名間で路盤が流出したため不通となり、長万部~蘭越間で代行輸送を行なっています。積雪期でもあり、復旧にはかなりの時間がかかるとの事。
JR北海道 根室本線:東鹿越~新得間 41.5㎞※
日高本線:鵡川~様似間 116.0㎞
函館本線:長万部~蘭越間 51.1㎞
JR東日本 常磐線:富岡~浪江間 20.8㎞
山田線:宮古~釜石間 55.4㎞
只見線:会津川口~只見間 27.6㎞
JR西日本 関西本線:亀山~柘植間 20.0㎞ (2018(H30)年1月9日再開予定)
JR九州 豊肥本線:肥後大津~阿蘇間 27.3㎞
久大本線:光岡~日田間 2.4㎞
日田彦山線:添田~夜明間 29.2㎞
南海電鉄 高野線:高野下~極楽橋間 10.3㎞
南阿蘇鉄道 立野~中松間 10.5㎞
※ 実際は東鹿越~上落合(信)間17.4㎞
年毎に鉄道の被災の全体像を把握するのが難しくなってきている気がします。思えば30年前、国鉄がJRに分割民営化された時点で、災害で長期不通(不通の状態のまま新会社引き継ぎ)という路線はありませんでした。国鉄→JR以外でもです。
◆ 京阪 「プレミアムカー」サービス開始
8月20日より、8000系特急の6号車を改造してサービスを開始しています。
私鉄でも指定席車と一般車を併結する特急は南海や名鉄で見られるが、「プレミアムカー」は2-1配置の大型リクライニングシート、無料Wi-Fiやコンセント、専属アテンダントの乗務と、さらにグレードアップしたサービスを提供しています。日中は特急の3本に2本が「プレミアムカー」サービスを提供。
京阪では翌日より、有料通勤列車「ライナー」の運行も開始。関西でこのテの有料列車は初めてであり、「プレミアムカー」共々、輸送状況が注目されます。
◆ 西武 座席指定制列車「S-TRAIN」運行開始
特急レッドアローがある西武でも、40000系を使用した有料座席指定制列車がスタートしました。
既にこのテの列車がある他社と違って土休日にも運行があり、平日と形態が大きく異なるのがポイント。平日は純粋にメトロ有楽町線沿線への通勤需要が目当てだが、土休日は副都心線~東急東横線~みなとみらい線への直通運転となり、最大で西武秩父~元町・中華街間の列車があります。観光・行楽輸送を目当てとしているのが目新しいポイント。東急では史上初の有料列車でもあります。
40000系使用の有料列車は、来年には新宿・拝島線「拝島ライナー」としても走ります。
◆その他
○ 〔スーパーあずさ〕E355系・〔うずしお〕2600系運行開始
○ JR四国 〔四国まんなか千年ものがたり〕運行開始
○ 485系 定期運用消滅
○ JR東日本 郡山富田駅・JR西日本 寺家駅開業
○ JR北海道 美々・島ノ下・稲士別・上厚内・五十石・東山・姫川・桂川・北豊津・蕨岱各駅廃止
○ 男鹿線にEV-E801系「ACCUM」導入
○ JRバス「ドリーム・ルリエ」運行開始
○ 阪急バス・西鉄 〔ムーンライト〕運行休止
○ エアアジア・ジャパン 新体制で運行再開
《表紙の写真・グラビア 及び特別付録》
1月号 函館本線 岩見沢駅
● 今こそ生きたい!北の鉄路へ
● 鈴木貴之が 鉄道の街「岩見沢」で 魅力発見の旅!
2月号 石北本線 生田原~西留辺蘂 キハ183系〔オホーツク〕
JRグループ ダイヤ改正のあらましをグラビアで掲載。
3月号 山陽新幹線 相老-岡山 N700系さくら
● カラフルに色づく 春の九州にGO!
● 「JR30周年」がまいります
特別付録:2017年 JR全線 特急列車運転系統図 & ダイヤ改正東西番付表
4月号 JR30年間を現役で走り続けた115系(昔の大糸線と思われる)
● JR30年 徹底解説
● 「鉄道落語家」が思う JR30年
特別付録:1987年3月当時の特急運転系統図 & JR30年番付
この号から、巻末の宿泊の案内が、新幹線停車駅を中心とした主要駅近辺のビジネスホテルに特化したほか、国際線航空の時刻表が復活しました。
5月号 山陽本線 英賀保-はりま勝原 〔TWILIGHT EXPRESS 瑞風〕
● 「TRAN SUITE 四季島」「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」にせまる
● 話題の新型列車・観光列車が 今年も続々デビュー!
6月号 肥薩線嘉例川駅
● 「国鉄」の面影を探しに
● 国鉄型改造車両に乗ろう
7月号 氷見線雨晴駅(「エビ中」廣田あいかの姿も)
● 18歳、あいあいの青春18きっぷ旅
● バスや船でワープしよう!
別冊付録:鉄道スタンプ帳
8月号 釜石線〔SL銀河〕
● 家族で楽しめる 列車大特集
● もっと知りたい SLのこと
特別付録:新幹線わくわくドリル
9月号 東海道新幹線 大井車両基地
● 新幹線を支えるお仕事 徹底解剖
● ドクターイエローのお仕事も徹底解剖
10月号 上野東京ライン(新橋-品川)
● 常磐線をまるごと特集!
● 常磐線で秋の茨城を 観る・食べる・遊ぶ!
別冊付録:上野東京ライン時刻表
11月号 大井川鐵道 奥大井湖上駅周辺
● どこが変わった?索引地図
● 私鉄の名(迷)駅に行こう
● 各地の私鉄特急に乗って出かけよう!
この号では索引地図がリニューアルされ、私鉄も全線全駅が掲載になり、フォントが「ユニバーサルデザイン書体」になりました。特急運転系統図には、私鉄の有料特急(大手のみ)を追加。
12月号 函館本線 苗穂-札幌
● 銀座線はこう変わる
● 夜を駆ける絶景鉄道
《裏表紙の広告》
今年は大手ホテルチェーンが数か月連続で掲載するケースが多くなりました。
1月号 リッチモンドホテルズ
2月号 ひるね姫 ~知らないワタシの物語~
3月号 近鉄特急で行く電車旅
4月号 リッチモンドホテルズ
5月号 リッチモンドホテルズ
6月号 リッチモンドホテルズ
7月号 リッチモンドホテルズ
8月号 新感染 ファイナル・エクスプレス
9月号 ダイワロイネットホテルズ
10月号 ダイワロイネットホテルズ
11月号 ダイワロイネットホテルズ
12月号 ダイワロイネットホテルズ
《定価》
1~12月号 1183円(本体1095円)
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◆ その他 交通以外 今年の主なトピックス
今年も「社会」「政治」「経済」「国際」「スポーツ」「文化など」に分けて、5つずつ記します。単純に分別できない出来事もあるが、主観で選別しました。ご承知置き下さい。九州北部豪雨や台風の災害は上で記したので、ここでは除きました。
(時系列が若干前後しています)
社会
● 那須スキー場で雪崩 高校生ら8人死亡
● 旅行会社「てるみくらぶ」 経営破綻
● 猛毒性「ヒアリ」 各地で目撃
● 男女9人の切断遺体 神奈川県内アパートから発見
● 横綱日馬富士 暴行傷害事件で引退・略式起訴
政治
● 「森友学園国有地売却」「加計学園獣医学部新設」問題
● 自衛隊日報保管問題 稲田防衛大臣辞任
● 「天皇退位特例法」成立
● 東京都議会選挙 都民ファーストの会 第一党に躍進
● 衆議院解散・総選挙 民進党分裂 自民党勝利
経済
● ヤマト運輸 配達体制見直し 料金値上げ
● 日本・EU EPA(経済連携協定)締結
● シーメンス・アルストーム 鉄道部門統合発表
● タカタ 民事再生法申請
● 日産自動車・神戸製鋼・三菱マテリアルなど 検査不正相次ぎ発覚
国際
● 米トランプ大統領就任 パリ協定脱退発表
● 韓国パク・クネ大統領弾劾・逮捕 ムン・ジェイン新大統領就任
● 核兵器禁止条約 国連で採択
● スペイン・カタルーニャ州独立問題 州議会vs中央政府対立激化
● ミャンマー「ロヒンギャ」難民迫害 バングラディッシュ避難
スポーツ
● 稀勢の里 横綱昇進 19年振り日本人新横綱
● 佐藤琢磨 インディ500日本人初優勝
● 桐生祥秀 100m日本人初の9秒台マーク
● 日本ハム 大谷翔平 大リーグ・エンジェルス移籍
● 浦和レッズ アジア・チャンピオンズリーグ優勝
文化など
● いきものがかり 活動休止
● 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」 世界文化遺産登録
● 「この世界の片隅に」アヌシー国際アニメーション映画祭受賞 ロングラン上映
● ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏 ノーベル平和賞はICAN
● 羽生善治 「永世七冠」 藤井聡太 公式戦29連勝
プロ野球日本シリーズ ソフトバンク4-2DeNA MVP:デニス・サファテ
日本ダービー優勝馬 レイデオロ 鞍上:クリストフ・ルメール
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● 来年の乗り物はどうなる
鉄道に関しては3月いっぱいの三江線廃止という一大事が待ち受けているが、JRとしては来年も全体的には静かな一年となるのではないか。目玉商品となるような新線も新列車も新車両も特にないし(E353系や2600系が先にデビューしたが)。その中、来春3月17日の改正で、JR九州のダイヤがかなりの減量になると発表になっています。JR九州を支えてきた在来線特急も例外ではないし、普通列車は区間によっては、1~3本程度にまで減少します。これまでJR北海道にばかり目が向いてきたが、「ななつ星in九州」や株式上場で一見好調とも思えていたJR九州も、内情は厳しい事が明らかになった感もあります。他のJR各社にも、流れが波及するのか。ダイヤ改正以降の実績が注目される事になります。
来年もまた、大手私鉄の方で大きな動きが目立ちそう。特に下北沢の複々線が開通する小田急。新ロマンスカーGSEのデビューもあるし、JRと同日に行なわれる改正も、過去最大級のボリュームになります。混雑緩和が最大の目的にはなるが、小田急としてはビジネスチャンスでもあり、ロマンスカーを中心とした、今後の営業政策も注目されます。他に、京王の新有料座席定員制列車の運行開始、東急大井町線の輸送力増強なども挙げられるでしょう。
また、大阪の公営交通の民営化もあります。特に公営地下鉄の民営化は日本初のケースになるが、トップダウン的に強引に進められた感もあり、新会社スタート後もスムーズに事がいくのか、不安もなくはありません。
地震や豪雨災害で不通になっている路線の早期再開も強く望まれるが、台風も豪雨も年ごとに凶暴化しているので、別に新たな大規模被災路線が発生するのではないかと、不安でもあります。ともあれ、翌年の平成に代わる新元号制定、2年後に迫ってくる東京オリンピック・パラリンピックに向けて、全ての交通機関がレベルアップを継続していく事が望まれます。とにかく明るい話題が欲しいです。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
ANAのLA→成田便途中引き返しは、アメリカでも大きく取り上げられています。芸能人の夫婦が搭乗していて、ツイッターで状況を投稿していたため(「成田に着いてから送り返せば良かったじゃないの!」と怒っているみたい)、彼の地ではより騒ぎが大きくなり、FBIも捜査に乗り出したそう。米ABCの報道では、名前が似た兄弟2人が1枚の搭乗券で搭乗したらしい。NH175便と全く同じ出発時刻でUA32便成田行があり、NH7019のコードシェアがあるので、あるいはこの辺に原因があったのではないだろうか(兄弟の片方はUA便の方の搭乗券を持っていたらしい)。175便はLAを午前3時過ぎに再出発、今朝7時過ぎに15時間30分遅れで成田に到着しています。お客さん、ゲンナリした様子でした。
《今日のニュースから》
27日 公費不正流用 独フランクフルト総領事懲戒免職
28日 立憲民主党 蓮舫元民進党代表の入党を承認