№1778 恵まれた!岡山・高知・松山の旅 4.伊予鉄バスローカル線

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 また1回お休みしたが、岡山・高知・松山の旅、続けます。
 4日目の松山は、残念ながら、今回の旅では唯一、終日曇天となりました。伊予北条からの伊予鉄バスのローカル線に乗りに行きます。

11月 8日(水)

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 その前に、道後温泉に行ってみます。朝風呂に入る、と言うわけではないが。
 松山に2日間滞在するので、2日間市内電車に乗れる「2Dayチケット」を購入しました。800円。無粋なツッコミだが、「2Day」ではなく、「2Day」ではないかと…。
 朝っぱらは雨模様の松山。

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 道後温泉駅。「坊ちゃん列車」が待機しています。

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 駅の案内所の前の、「坊ちゃん列車」の予約状況を知らせるボード。この日はD1+1+2編成が検査でお休みでした。

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 道後公園には、宇和島バスのターミナルがあります。特急・急行便が高速道を経由して、宇和島から城辺・宿毛方面へ向かいます。

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 坊ちゃん列車。この日はD14+31編成のみ運行。

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 JR松山駅。

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 駅前のバス乗り場の前には、伊予鉄(瀬戸内も1台)バスが待機している。新CI導入でオレンジ単色化が進んでいるが、なんと!一番左、1988(S63)年式のP-RA172BA(愛媛22か1564)まで塗り替えられている。昭和の車両、既に30年近く使われているのに、まだしばらくは走らせるという事なのか。

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 松山駅周辺の、予讃線連続立体交差事業の看板。これができると、伊予鉄市内線の乗り場が高架下に移り、さらに延長も行なわれる構想。
 ただこの看板、7年前にも見ているが、それ以降工事がほとんど進捗していない印象でした。

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 松山駅の改札口。発車案内表示に注目。高松行〔しおかぜ14号・いしづち14号〕(目の前の8000系)と、宇和島行〔宇和海9号〕が、同じ1番線から出発します。

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 松山運転所。高架化の際はどうなるのだろう。高知のように移転すると思うが、どこへ?

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〔宇和海9号〕。奥に先の〔しおかぜ14号・いしづち14号〕が直列に並んでいるのが解るでしょうか。

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 伊予北条まで、普通電車4522Mで行きます。高松行のロングラン列車(伊予西条から4142M、観音寺から142M快速〔サンポート南風リレー〕)。7023+7109の2連だが、後部は回送(この列車はワンマン)。7000系に乗るのは、たぶん初めて。

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 その車内。1000型DCと同じく、点対称のセミクロス。

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 瀬戸内海。

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 伊予北条駅。この駅前に入るバスは、伊予鉄の立岩線のみ(土休日運休)。
 庄府行11時50分の出発まで時間がかなりあるので、歩けるところまで歩いて行きました。

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 井口橋まで歩きました。現れたバスは、松山市中心部の循環路線で運用されていた、レインボー7m。
 乗客は、1人だけ…。
 この路線は基本的に県道17号・北条多摩川線を、立岩川に沿って遡っていくが、先の台風の影響で陥没している所も。
 立岩地域は通常、集落の中の側道を寄り道していく。

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 しかし、台風の影響で側道が崩壊し、県道に迂回する措置が取られていました。
 立岩支所前の代替バス停で途中下車するが、標識がない…。左側の道を降りて、集落へ。

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 その立岩集落。こんな細い道を、通常は走っているんだ。道路の修理は終わっていて、この2日後(11月10日)に通行が再開されたそうです。
 終点の庄府まで、また歩き。その途中、庄府からバスが折り返して戻ってきました。それが、一番上の画像です。

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 儀式の集落も、県道から別れて小道を行きます。儀式のバス停。と行っても、標識は?

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 こんな木の板が、廃屋の軒先にぶら下がっている。「バスのりば」と記されている。大分古い。

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 その裏面に時刻表が掲げられている。
 裏面には「きっぷうりば」と書かれているように見えるが(時刻表で遮られて下部は読めない)、昔は乗車券を売る場所があったのか?(この廃屋?)だとしたら、現状(平日のみ7往復)とは比べものにならない位、バスの往来があったのでしょうか?想像し難いが…。

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 宝入橋バス停の時刻表は、この小屋の中にあります。この路線ではバス停の標識が(少なくともヨソ者には)見当たらないか、あっても文字が読み取れないか(宮裏がそうだった)、そんな所がほとんど。地元の人だけが解ればそれでよし、という事なのでしょう。

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 終点の庄府のバス停は、県道沿いのガレージの中にありました。標識はない。「庄府集会所」の札があっただけ。ガレージ自体はバスのために造られたのではないように見えた。農機具とかが置かれていたし。

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 バス停の裏手の山の中腹にある、明見神社。
 しかしこの集落も、神社以外、とくに見所みたいなものがあるわけではない。コンビニはもちろん、飲料の自動販売もない。この県道17号線は笹ヶ峠を越えて今治市に通じているが、車の往来さえ皆無に近い。静かなのは結構だが。

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 伊予北条から、バスが戻ってきました。13時36分発となり、前の便から1時間14分と、「比較的」間隔が小さい(次は4時間後)。一方で折返し時間は2分だけ。だからこの時間の訪問にして、立岩からヒーコラあえぎながら歩いてきたのだが。こんな感じでスイッチバックします。

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 儀式の集落はこんな感じ。

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 こういう道路を下っていくわけです。対向車との行き違いは無理。しかしわざわざ県道から寄り道してくれたというのに、乗車はまったくナシ。先の立岩の支所前代替バス停から一人乗っただけ(はっきりとは見ていなかったが、往路で降りた客と同一人物だったかも知れない)。
 その先も乗り降りが全くないまま、淡々と下っていく。時々、後続に道を譲る。時間調整も何度もあって、ゆとりはあるようだ。先の婦人は辻町で下車。このバスは駅前で折り返して北条の車庫まで行くが、こちらは駅前で降りてしまう。
 結局、往復とも乗客は2人を越える事はなかった。時間帯の影響もあるだろうが、この様子だとこの路線も、(少なくとも伊予鉄バス路線としては)いつまで走れるだろうか、とかなり心配になってしまいました。

 松山へ行くJRの電車は、次は14時34分発4543M。前の電車から48分空いている。今は同じ松山市となった松山~伊予北条間くらいは、コンスタントに毎時2本・30分程度の間隔で走ってくれれば良いのにと思う。

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 跨線橋の警告文。ここと伊予市の間が電化された1990(H2)年に掲げられたのでしょうか。比較的最近電化された路線では、よく見られたものです。

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 伊予北条駅のホーム。一番左が4543M、真ん中はここの折返しで15時16分に出発する4645M、右は松山から来て高速で通過する〔しおかぜ22号・いしづち22号〕。特急の通過を待って出発。

 三津浜で途中下車。

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 伊予鉄の三津駅。最近改築された駅舎。
 この後伊予鉄の電車で松山に戻ります。松山市下車。

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 大街道の全日空ホテルの前に、J2京都サンガのバスがいました。MK観光バス。この日、台風の影響で影響になっていたJ2リーグ戦、愛媛FC対京都サンガ戦がニンジニアスタジアムで行なわれていました。

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 最後に、松山に来たならやっぱり行かねば、の道後温泉。無論今度は入浴のため。9月オープンの別館「飛鳥之湯泉(あすかのゆ)」に行ってみました。1階浴室は大人600円。浴場の陶板の壁画には、プロジェクションマッピングで情景が映し出されるイベントもあるらしいが、今回は見ませんでした(毎正時)。外国人もいるのはさすが。
 外周はまだ工事中。

 大街道で夕食、ホテルへ帰る途中空を見上げると、星が見える。ついに明日は最終日。晴れてくれそうだから、伊予鉄の電車・バスを思いっきり撮りたい。といっても午後早めの航空便で帰るから、午前中だけになりそうだが。

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 日本も新幹線のインシデントで今日JR西日本の社長が会見し、台車の完全な破断まであと3㎝だったとか恐ろしい事実を発表していたけれど(新大阪で乗務員が西日本→東海に交代しているが、どのような引き継ぎがなされたのかも調査の焦点)、アメリカもアトランタの空港が停電で大混乱とか、シアトル近郊でアムトラックが脱線して死者も出ているとか、どうにも落ち着かないです。

《今日のニュースから》
17日 甲子園ボウル 日大27年振り優勝 関東勢優勝は11年振り
18日 Xボウル 富士通2連覇 社会人日本一決定戦最多スコア63得点
19日 上野動物園 パンダ「シャンシャン」 一般公開開始