№1776 恵まれた!岡山・高知・松山の旅 3.とさでん 久々全線乗った

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 1回お休みしたが、岡山・高知・松山の旅、続けます。
 2日間快晴に恵まれたが、今日の予報は「晴れのち雨」?午前中くらいは持って欲しい。夕方にはJR高速バスで最後の地・松山へ向かいます。

11月 7日(火)

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 電車の一日乗車券。全線乗れるタイプは大人1,000円。今回はこちらを購入します。市内均一区間のみ乗れるタイプは500円。

 まずはりまや橋から、伊野へ行きます。「土佐市ドラゴンバス」を撮りたい。

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 800形。JALの広告車で、こちらは機内Wi-Fi無料サービスについて書かれています。
 この電車は桟橋車庫からの出庫車両で、折り返して文珠通へ行く。この後に来た700形伊野行に乗ります。

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 朝倉から先は通票閉塞になるが、通票のワッカには無線がついていて、反対側から受け取った運転士が、無線で運転指令に「受け取った」と報告している。八代通でもそうだったが、こんな事していたっけ?
(実は昨年発生した、通票を持たずに単線区間に進入してあわや正面衝突、というインシデント発生に対応して、会社が実施した対策です。インシデントについては先月末、報告書が出ました)

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 40分程度で伊野到着。

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 付近のたたずまいはあまり変わっていないように感じたが、電停の建物はレトロチックに改装されていました。

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 以前は伊野にも、本線から分岐する形で電車の留置線がありました。ここは大分前に廃止になっていて、パークアンドライドの駐車場になっています。線路は残っているが、架線は撤去されています。

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 次の電車は、旧塗装復刻車。ツーマン時代の色の復刻だそうです。

 JR土讃線の伊野駅前に移動します。

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 いの町の町営バス。

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 土佐市ドラゴンバス。越境して乗り入れてくるが、宇佐・伊野線は専用車のレインボーではなかった。代走。それにしても古い。この車は1989年製らしい。平成になって早々の導入。

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 市野々・伊野線は専用車でした。とさでん交通では非常に珍しいいすゞ車。
(ただしこれが唯一ではなく、前日に旧県交通色の同型を見かけています.撮り損ねてしまったけれど)

 駅前には他に県交北部交通のリエッセも乗り入れてきます。かなり山奥まで入るようだ。

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 伊野線で朝倉まで戻ります。路肩軌道。一部を除いて、整備状況があまり良くない(この区間は良いが)。

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 朝倉駅前電停。安全地帯がない。
 この後一部途中下車しながら、次は後免町へ。

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 いきなりになってしまうが、後免線の終点、後免町。駅のようなたたずまいで、こちらは窓口が開いています。またローソンが入っているが、とさでん交通グッズも発売しています。

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 なので、グッズをいくつか買って見ました。左と真ん中はペーパークラフト。3両ずつ。1セット850円。右はセレガ高速バスデザインの木製パズル。ハガキサイズ、高知のひのきを使っていて、ピースはとさでん交通のマークをかたどっています。500円。他に貸切バスもありました。
(維新号デザイン、またいずれもA4サイズもあるらしいが、ここでは見かけなかった)

 一番上の画像は、後免町に並ぶ「ハートラム」と、旧土佐電及び旧県交通のバス。新会社スタート前は、ここを発着するバスは旧土佐電路線だったが、旧県交通の車両も混じるようになっていたようです。前日の土佐山田でも、旧県交通のレインボーⅡを見ました。背後の高架橋はごめん・なはり線。

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 ごめん・なはり線の後免町は高架駅だが、入口の階段の近くの柱には、やなせたかし先生直筆のメッセージボードが掲げられています。

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 ハートラムで、清和学園前まで戻ります。一つ手前の一条通との間隔が非常に小さい。公称63mらしいが、もっと短く感じられる(営業キロ0.1㎞)。道路の右側を入ると、名前の学校があります。一条橋からでも…と思ったが、左側の橋を渡らなければならず、通学時の安全上の不安もあったのでしょう。

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 舟戸付近も複線ながら路肩軌道で、後免町方面は安全地帯がなく、車道上に乗降スペースが設けられているが、道路交通が決して少なくなく(しかもこれを撮った直後、高知駅前観光の幼稚園の団体のバスが数台現れた)、ちょっと危なっかしい。
 この後はりまや橋へ向かい、乗り換えて桟橋通へ向かうが、途中いくつかの電停では、ビニール張りの上屋が台風のせいかビリビリに破けていて、そのままになっていた。ちょっとみっともない。

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 桟橋通三丁目電停に近い、竹島高銀前バス停。旧土佐電と旧県交通のバス停が並んだまま。旧土佐電側のみ使用。旧県交通バス停は撤去されていない。平日の朝晩のみ数本通過。

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 電車の桟橋車庫。
 バスの車庫も隣接してあるが、奥に位置している上に、まわりを高い壁で覆われているので、撮影は不可。

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 桟橋線の終点、桟橋通五丁目電停。電車は2000形

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 はりまや橋の、桟橋線の電停。

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 維新号が走っていました。

 久しぶりに、とさでん交通になってからは初めて電車全線に乗ったが、新会社スタートから3年以上経ったのに、思った以上に変わっていないなあ、というのが正直な印象でした。見た目だけでも、電車もバスももう少し新カラーが多く見られるかと思っていたのに(2000形は新カラーはまだなかった)。電車に関しては、線路もほとんどひなびていて(一部は真新しいコンクリ枕木に置き換えられている区間もあるが)スピードが出せないし、電停も、先に記したとおり、屋根がビリビリに破れてそのまんま、という所が少なくなかった。安全地帯自体がない所もかなりあって危険。電車自体、50~60年以上も使用している車両が大半。未だ冷房がない車両も多い。ハートラムも、本当はもっと増車して、少なくとも伊野・後免町発着の全便や駅前・桟橋線の半数程度がハートラム、という状況を作れると良いのだけれど…。
 現状は維持するだけで精一杯、という状況も解るが、どこかで思い切った投資もやって、車両も施設も近代化を図らないと、このままではどのみち利用が先細りして、行き詰まってしまうのではないかとの印象は否めませんでした。特に伊野線・後免線の均一区間外は、下手すると廃線の話も出てくるでしょう。とさでん交通だけの力ではどうにもならない部分も少なくないのも事実だが、行政主導で再編しただけに、もっと行政が前面に出て近代化を推進する事も、必要ではないでしょうか。

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 デンテツターミナルビル前の、ばいきんまんとドキンちゃんの石像。
「デンテツ」の名前、まだ変えないみたい。

 高知は予報通り、曇り空になりました。とにかく後免を後にするまでは晴れてくれたから、良かった。
 松山へ向かいます。さすがに鉄道とは行かず(乗換も必要になるから)、JR四国バスの高速バスで行きます。「早割」キャンペーン運賃で、1,500円でした。

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 高知駅前ターミナルが始発だが、連泊していたホテルに近いはりまや橋から乗ります。出発すると、すぐ先のGSの信号で左折して北上。高知駅から乗ると、相当な大回り、という事になります。

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 一宮の、高知インター南バスターミナル。といっても発券オフィスと待合所、パークアンドライドの駐車場があるだけで、ここを起終点とする便があるわけではない。しかし、利用は割と多そうだ。
 反対側には旧県交通一宮営業所の一宮バスターミナルがあるが、事務所棟を残してあとはほとんど更地、始発便となるバスが数台駐車していました。

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 高知インターから、高知自動車道に乗ります。

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 山間部を行く。

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 高知自動車道は、明神トンネルの中間くらいまでは、ひたすら上り勾配が続く。自動車道としては、結構キツい勾配だったはずだ。
 長いトンネルをいくつも抜け、川之江東JCT~川之江JCTを通過して、松山自動車道に乗る頃にはもう真っ暗。
 三島川之江ICで一旦降りて、乗降を扱う。全体的には、座席の半分くらいの利用ではなかったか。

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 このバスはWi-Fiサービスがある。ので、手元のPCでネットを閲覧してみました。明日以降見る、乗る、伊予鉄道のWebサイトです(75%に縮小して、表示させている)。
 車内はWi-Fiサービス利用でスマホを眺める人と、寝ている人が半々くらい。

 19時前に松山ICを降りる。市中へ向かう国道33号線はノロノロ。せっかく高速道は快調でも、一般道区間が長いと、これが高速バスとしてはウィークポイントになる。

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 松山は、連泊するホテルに近い大街道で降ります。それでも定刻より5分遅れた程度で済みました。
 問題は、客待ちのタクシーの列がバスベイにまで食い込んで、肝心のバスの停車スペースが小さくなってしまう事。このバスも、前の便の出発を待たなければなりませんでした。何とかならないの?
 それにしても、松山は大都会だ!思わず目がくらむ感覚を覚えた。同じ四国の県庁所在地なのに、高知とは全然違う、と思いました。

 投宿したホテルの部屋で見た天気予報は、好天はほぼ望み薄。少なくとも午前中は、雨を覚悟しなければならない。バスの中のネットで見た、伊予鉄道のバス路線の終点に行ってみようか。また、松山に来たとなれば、道後温泉も行かねばなるまい。新車5000形は、明後日撮れるでしょうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 明日は例年通りなら、来春のJRグループのダイヤ改正についてリリースが出るはずです。3月17日(土)になるでしょうか。JRに関しては、ここまでの間、目玉になるようなニュースが聞こえてきません。三江線の廃止という一大事があるが、おおさか東線延伸や相鉄直通線開業は再来年以降になるし、一方で北海道も、今の所列車や駅の廃止という話は、公には聞きません(1ヶ所駅の廃止があるらしいが)。全体的には静かな改正になるでしょうか。むしろ大手私鉄、特に小田急が注目されます。先月頭にリリースが出ているが、改めて残りの部分(〔あさぎり〕とか)が発表される可能性もあります。明後日土曜日、まとめて書きたいと思います。
 なお明日の晩、岡山の事業者新規公開も含め、本体の更新を行ないます。

《今日のニュースから》
13日 携帯充電用バッテリー破裂し出火 メトロ銀座駅
14日 W杯サッカー日本代表 キャンプ地をタタルスタン共和国カザニに決定