№1765 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 東武鉄道.3

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 ひと昔・ふた昔前、というとだいたい四半世紀位前、という所でしょうか。その時代に撮影した東武鉄道の駅をご覧頂いています。今回は日光線・宇都宮線・鬼怒川線です。

 まず日光線です。浅草からの特急が行き交う幹線ではあるが、沿線はやはりローカル色が濃くなり、新栃木以北は普通列車の本数も少なくなって、無人駅も目立ちます。距離に反比例して駅が少なく、94.5㎞に26駅(東武動物公園・東武日光を含む 板倉東洋大前は開業前)、3.63㎞に1駅しかありません。
 木造駅舎も多かったが、特に無人駅では立て替えが行なわれたり、一部は完全に撤去された所もあるようです。
(駅の名称の後ろの「★」は無人駅)

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杉戸高野台 すぎとたかのだい

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幸手 さって
 現在、橋上駅舎新築工事中です。

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南栗橋 みなみくりはし
 相互直通運転の列車の終点となった現在の状況について、№1712で取り上げています。

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栗橋 くりはし
 当時は平屋建ての駅舎で、JR東日本に委託していました。JRのホームから、東武のホームを撮っています。現在は橋上化され、東武の駅施設が独立しています。

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新古河 しんこが
「古河」と称しているが、茨城県古河市ではなく、埼玉県北川辺町(現加須市)にあります。

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柳生 やぎゅう

 板倉東洋大前駅は、まだありませんでした。
(1997(H9)年3月25日開業)

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藤岡 ふじおか
 当時は通過線がありました(板倉東洋大前駅開業時に使用停止、撤去)。
 次の静和までは7.8㎞もあり、大手私鉄では最長の駅間距離です。

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静和 しずわ

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新大平下 しんおおひらした

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栃木 とちぎ
 当時はJR東日本委託でした。現在は高架化され、東武の駅施設が独立しています。№652で取り上げました。この駅舎は移転し、スーパーカー・ミュージアムとして使用されているそうです。

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新栃木 しんとちぎ
 宇都宮線分岐駅。

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合戦場 かっせんば★

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家中 いえなか★

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東武金崎 とうぶかなさき
 通過線があります。

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楡木 にれぎ★

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樅山 もみやま★

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新鹿沼 しんかぬま
 2面3線。

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北鹿沼 きたかぬま★
 東武では一番乗降が少ない駅。

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板荷 いたが
 以前は通過線がありました。

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下小代 しもごしろ★

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明神 みょうじん★

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下今市 しもいまいち
〔SL大樹〕運転開始に合わせて、最近駅舎が改築されました。鬼怒川線分岐駅。

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上今市 かみいまいち★

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東武日光 とうぶにっこう

 次は宇都宮線です。宇都宮と栃木、栃木県内では大きな都市を結ぶ路線でもあるからか東武のローカル線としては本数が多く、無人駅はありません。単線だが、全部の駅で行き違いが可能。

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野州平川 やしゅうひらかわ

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野州大塚 やしゅうおおつか

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壬生 みぶ

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国谷 くにや

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おもちゃのまち

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安塚 やすづか

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西川田 にしかわだ

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江曽島 えそじま

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南宇都宮 みなみうつのみや

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東武宇都宮 とうぶうつのみや
 東武百貨店の中に駅があります。

 次は鬼怒川線です。

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大谷向 だいやむこう★
 下今市を出ると、川を渡ってすぐ。

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大桑 おおくわ

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新高徳 しんたかとく

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小佐越 こさごえ★
 東武ワールドスクエア駅開業(今年の7月22日)までは、ここがワールドスクエアの最寄り駅とされました。開園と同時に駅舎も改築されています。ただし、窓口はあるけれど通常は無人駅でした。

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鬼怒川温泉 きぬがわおんせん

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鬼怒川公園 きぬがわこうえん

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新藤原 しんふじわら
 野岩鉄道開通と同時に、野岩鉄道への委託駅となりました。

 日光線の特に新栃木以北、鬼怒川線は、大手私鉄の中でも特にローカル色が濃く感じられると思います。駅は変わった所も多いが、沿線のたたずまいは、四半世紀経った今でも、そんなに違っていないように感じられるが、どうでしょうか。
 次回は野田線(アーバンパークライン)です。

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 昨日の朝は、東急田園都市線で停電があり、ラッシュ輸送が大混乱になりました。昨今は関東地方だとJR東日本に目が行きがちだが、東急、特に田園都市線もこの数年、大規模な「輸送障害」が少なくないのではないか?今回停電が起きた地下線は、新玉川線として開業したのが40年前の1977(S52)年4月7日、施設全般の老朽化も指摘されているようです。田園都市線は東急電鉄のみならず、東急グループ全体のブランドイメージに関わる路線なので、早急な改善が求められます。渋谷やニコタマやたまプラーザの街がいくら魅力的でも、アクセスの鉄道がガタガタでは困るので…。東急は鉄道会社なのだから。
 東京都交通局は、都電荒川線と日暮里・舎人ライナーに駅ナンバリングを導入すると発表したが、日暮里・舎人ライナーは、既にナンバーがなかったっけ?荒川線は愛称の「東京さくらトラム」(Tokyo Sakura Tram)からSA+2桁、日暮里・舎人ライナー(Nippori Toneri Liner)はNT+2桁。

《今日のニュースから》
15日 「かもめの玉子」総本店 大船渡市内で6年8ヶ月ぶり再開
16日 「インパルス」堤下敦 罰金30万円の略式命令

№1764 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 東武鉄道.2

 東武鉄道の「ひと昔・ふた昔前」の駅、2回目は伊勢崎線の北部区間と、従属する支線3路線です。
 北部、特に群馬県内はローカル色が濃くなり、無人駅も多くなります。撮影当時は木造駅舎が少なくなかったが、無人駅では近くの商店に乗車券の販売を委託していました。現在は立て替えで簡素な駅舎になった所も少なくないようです。
 まず、伊勢崎線の北部区間です。
(駅の名称の後ろの「★」は無人駅)

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和戸 わど

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久喜 くき
 当時は、旅客駅は単純な島式ホーム。貨物受け渡しの線路があり、東武最後の貨物列車が発着していました。貨物営業廃止後、この線路跡を利用して2面4線化される事になります。
 上の高架線は東北新幹線。

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鷲宮 わしのみや
 この駅名、「らき☆すた」でお馴染みでしょう。当時は2面3線だったが、久喜のホーム・線路増設と引き替えに、中線は撤去されました。

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花崎 はなさき

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加須 かぞ
 2面3線。

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南羽生 みなみはにゅう

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羽生 はにゅう
 当時は秩父鉄道との共同使用駅でした。後の橋上駅舎化で秩父側が分離される事になります。

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川俣 かわまた

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茂林寺前 もりんじまえ

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館林 たてばやし
 後に橋上駅舎が新築されたが、撮影当時の駅舎も引き続き使用されています。№649で書きました。
 ここから単線になります。

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多々良 たたら

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 あがた★

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福居 ふくい

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東武和泉 とうぶいずみ★
 伊勢崎線では唯一、行き違いができない棒線の駅です。

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足利市 あしかがし

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野州山辺 やしゅうやまべ★

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韮川 にらかわ

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太田 おおた
 後に高架化されます。高架化後の駅は№647、時刻の変遷は№645№646で取り上げました。

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細谷 ほそや

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木崎 きざき

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世良田 せらだ★

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境町 さかいまち

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剛志 ごうし★


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新伊勢崎 しんいせさき
 後に高架化されます。高架化後は伊勢崎と共に、№1580で取り上げました。

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伊勢崎 いせさき
 地上時代はJRに委託していて、東武の営業の駅員はいませんでした。

 次は佐野線です。田島から先は栃木県になります。

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渡瀬 わたぜ
 この先に北館林荷扱所があり、東武最後の貨物列車が発着していました。現在は他社も含め、廃車車両の解体作業を行なっているようです。

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田島 たじま★

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佐野市 さのし

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佐野 さの
 当時はJRに委託していて、東武の営業の駅員はいませんでした。後に橋上駅舎化され、同時に東武の駅施設が分離されて、駅員も配置されています。№650で取り上げました。

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吉水 よしみず★

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田沼 たぬま

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 多田 ただ★

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葛生 くずう

 次は小泉線です。館林~東小泉~西小泉と、太田~東小泉に分かれています。

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成島 なるしま

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本中野 ほんなかの

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篠塚 しのづか★

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東小泉 ひがしこいずみ

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小泉町 こいずみちょう★

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西小泉 にしこいずみ

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竜舞 りゅうまい★

 最後に、桐生線です。

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三枚橋 さんまいばし★

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治良門橋 じろえんばし

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藪塚 やぶづか

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阿左美 あざみ
 行き違いができない、棒線の駅です。

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新桐生 しんきりゅう

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相老 あいおい
 わたらせ渓谷鉄道への委託駅です。

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赤城 あかぎ
 上毛電鉄への委託駅です。

 次回は日光線・宇都宮線・鬼怒川線です。

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《今日のニュースから》
12日 「階段垂直マラソン」世界大会 あべのハルカスで開催
13日 大田区・江東区係争の埋め立て地帰属問題 都が調停打ち切り
14日 小池東京都知事 希望の党代表辞任の意向表明

 松山の自家用車暴走事件はビックリ。先週行ってきて、大街道の店で夕食を食べてきたばかりなので。

№1763 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 東武鉄道.1

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「ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅」、今回は東武鉄道です。
 東武は私鉄3位(撮影当時)、関東では最も規模の大きい鉄道であるが、他の大手私鉄以上にローカル色が濃く感じられます。特に埼玉県北部~群馬県・栃木県の北関東でその傾向が強くなっています。
 現行の路線は、メトロ半蔵門線押上延伸時に開通した押上~曳舟間を除くと、全て太平洋戦争前には開業していました。しかし、元々長距離輸送を指向していて、加えて貨物営業もかなり盛んだったためか、私鉄としては、駅の数があまり多くありません。宅地開発によって駅の増設が進んだのは、昭和30年代の高度経済成長期以降の話になります。そして、急激な利用の増加に対応するため、伊勢崎線と東上線では地下鉄との相互直通や、複々線化の推進、地方でも複線化などが行なわれるようになりました。
 そんな時期の撮影だったためか、古い駅と新しい駅が混在し、特に今回の伊勢崎線南側は、高架複々線化の前後に分けて撮影されているため、時期の統一感がありません。例によって撮影日の記録をしていないので、多少混乱する所があると思います。どうかご了承ください。

 撮影時点では7駅(押上・板倉東洋大前・東武ワールドスクエア・流山おおたかの森・新鎌ヶ谷・ふじみ野・つきのわ)が開業していなかったが、それでも198もの駅があります。なので、今現在使用されているラインカラーに沿って、5回に分けます。最初は、現在はスカイツリーラインと呼称されている、伊勢崎線の南側(浅草~東武動物公園)、亀戸線、それに大師線です。
(駅の名称の後ろの「★」は無人駅)

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浅草 あさくさ
 一番上の画像は2Fのホームで、先端はカーブがかなりキツク、ドアカットなどが行なわれるのは、現在も同じです。建物自体は変わらないが、最近リニューアルされました。

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業平橋 なりひらばし
 2012(H24)年5月、スカイツリータウンオープンに合わせて「とうきょうスカイツリー」と改称したのはご存じの通り。かつては貨物線があり、貨物廃止後は10連折返し用のホームが設置された事もあります。時刻の変遷を№1411№1412で取り上げました。

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曳舟 ひきふね
 亀戸線分岐駅。業平橋折返しホーム整備までは、10両編成の増結車をここで切り離していました。
(浅草駅は8連までしか入れないので)

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東向島 ひがしむこうじま
 高架下に、東武博物館があります。以前は玉ノ井と呼んでいた。

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鐘ヶ淵 かねがふち

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堀切 ほりきり
 東京23区内なのに、乗降客が非常に少ない。

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牛田 うしだ

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北千住 きたせんじゅ
 大改良前の撮影です。現在は浅草方面が1F、日比谷線ホームが3Fと重層化されています。

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小菅 こすげ

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五反野 ごたんの

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梅島 うめじま

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西新井 にしあらい
 大師線分岐駅。

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竹ノ塚 たけのつか

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谷塚 やつか
 ここから新田までが、高架複々線開業後の撮影になります。

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草加 そうか

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松原団地 まつばらだんち
 今年4月に「獨協大学前(草加松原)」と改称しました。

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新田 しんでん

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蒲生 がもう
 ここから北越谷までは、高架複々線化前の撮影です。地上時代は2面3線、旧国鉄ローカル線の地方の駅のような配線でした。

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新越谷 しんこしがや

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越谷 こしがや

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北越谷 きたこしがや

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大袋 おおぶくろ
 当時は2面4線の待避駅でした。今は相対式ホームの橋上駅舎に改築されています。№1566で書きました。

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せんげん台 せんげんだい

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武里 たけさと

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一ノ割 いちのわり

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春日部 かすかべ
 野田線接続駅。高架化の構想はあるようだが、まだ具体的な動きはない模様。

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北春日部 きたかすかべ

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姫宮 ひめみや
 現在は橋上駅舎になっています。

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東武動物公園 とうぶどうぶつこうえん
 動物公園開園前は杉戸と称していて(ただし杉戸町ではなく、宮代町にある)、工場もありました。日光線の分岐駅です。
 次は亀戸線です。

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小村井 おむらい

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東あずま ひがしあずま

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亀戸水神 かめいどすいじん

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亀戸 かめいど

 次は大師線です。

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大師前 だいしまえ★
 この駅は駅員がいません。西新井駅の大師線ホームへの入口に改札口を設けています。東武に限らず、東京23区内の駅(新交通システムや都電荒川線・東急世田谷線を除く)で無人駅なのは、ここと、東京モノレールの昭和島のみ。
 ただしこの画像を撮影したのは確か初詣シーズンで、この時には大師前に駅員を配置しています。

 次回は伊勢崎線の北部(和戸~伊勢崎)と、佐野線・小泉線・桐生線です。

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 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
10日 神戸製鋼 データ改ざん問題 調査結果公表
11日 TPP 11ヶ国協定発効で大筋合意

 大谷翔平投手がメジャー挑戦を表明しました。「二刀流」は日本では良くても、メジャーでは通用するのか。ポスティングなので球団はこれからとなるが、アメリカン・リーグだと、DHを「はじき出される」格好になる他選手との関係も気になる。投手も打席に入るナショナル・リーグの球団が現実的には良いと思うが、どうでしょうか。同じ元日ハムのダルビッシュとの対決も期待できるし。なお、日ハムの新球場は、真駒内が有力候補となっているそうです。大谷はいなくなるが、代わって清宮が新球場のスターとなれるか。