一昔前の京急の駅を3回に分けてご覧頂いたが、最終回は各支線区の駅をご覧頂きます。
支線と言っても、羽田空港アクセスがスタートして以降、支線区内折返しのみ運転の路線は大師線のみとなり、他の3路線は多かれ少なかれ、本線への直通運転を行なっています。久里浜線に至っては、本線格と言っても良い程地位が向上しています。
まず空港線です。撮影時点では穴守稲荷から先の地下線が一部完成、羽田(現天空橋)の地下駅に乗り入れて、本線からの直通運転が、(まだ小規模ながら)始まった頃でした。
糀谷 こうじや
高架化完成後の現在の姿は、№1717でご覧頂きました。
大鳥居 おおとりい
大鳥居は地下化工事中で、撮影時点では仮設の駅舎になっていました。
穴守稲荷 あなもりいなり
羽田地下線乗り入れ工事開始までは、ここから旧羽田空港駅までは単線でした。
(工事が始まってから、地下線開通まではバス代行)
羽田 はねだ
現天空橋。当時はここが終点で、東京モノレールに乗り継ぐ事で空港ターミナルにアクセスしていました。
次は大師線です。京急の支線では唯一、本線への定期の直通運転がない路線です。
港町 みなとちょう
鈴木町 すずきちょう
川崎大師 かわさきだいし
東門前 ひがしもんぜん
産業道路 さんぎょうどうろ
小島新田 こじましんでん
元々は1面1線でした。現在は地下化工事の過程で、産業道路駅前の国道の踏切を単線化し、その先は小島新田駅仮設ホームまで単線並列になっています。
次は逗子線です。
六浦 むつうら
神武寺 じんむじ
米軍池子住宅地に隣接。東急車輌(現総合車両製作所)からの1067㎜軌間は、ここからJR横須賀線逗子駅の構内へ通じています。
新逗子 しんずし
京浜逗子と逗子海岸と統合した駅で、新馬場同様、前後に離れて駅舎があります。画像は北口で、旧京浜逗子側です。
最後は久里浜線です。今や浦賀方を差し置いて本線格です。
新大津 しんおおつ
北久里浜 きたくりはま
京急久里浜 けいきゅうくりはま
野比 のび
現YRP野比。
京急長沢 けいきゅうながさわ
津久井浜 つくいはま
2ドア時代の2000形が映っているが、当時の久里浜以南は、快特は通常は〔マリンパーク号〕1往復のみ、行楽シーズン中の休日に、一部時間帯で三崎口延長運転が行なわれていました。
三浦海岸 みうらかいがん
三崎口 みさきぐち
相対式ホームで中間駅然としているが、油壺・三崎市中心部方面への延伸の道は、ほぼ絶たれました。
何回か書いているが、3回に渡って全部の駅の画像を並べてみると、改めて京急線は快特・特急の停車駅と通過駅の差が大きい鉄道だと感じます。1999(H11)年7月1日改正で、京急蒲田以南を基本的に快特と普通の2本建てにできたのも、「この駅は快特・特急を停めるべきか、否か」と悩ませるような駅が比較的少なかったのも理由だと思いました。もっとも、汐入はややもめる事になったが。
(昨今はエアポート急行の新設定で、やや傾向が変わってきているようでもある)
京急蒲田付近の連続立体化が終了し、大師線は引き続き工事中だが、他の路線に関しては、基本的には連続立体化などの大プロジェクトはなくなりました。いよいよ品川駅の地平化工事に焦点が移る事になります。先日、都と品川・太田両区から計画のあらましが発表になりました(「湘南線」って何よ)。どのような姿になるのかはまだ想像がつかないけれど、京急最大のターミナル(乗降人員は2位だが)がどのように変わり、それは他の路線や駅にどのような変化を与えることになるのか、大いに注目されるべきと思います。
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《今日のニュースから》
13日 巨人・阿部慎之助 2000本安打達成
14日 久里浜医療センター停電 8日振り復旧
15日 イラン・ロウハニ大統領 「核合意」破棄を示唆