「バスジャパン・ハンドブックシリーズS96 関鉄バス」(関東鉄道)が先月末発売になりました。いつも通り、データ分析を中心に書いてみようと思います。
関東鉄道は、過去に1998(H10)年のNEW25、2007(H19)年のR61で取り上げられていて、今回で3度目になります。常総線と竜ヶ崎線、2本の非電化路線を営業する鉄道会社のバス部門で、昨今では珍しくなってしまった、鉄道会社直営のバス事業者です。
NEW25では日本観光バス・日本水郷観光自動車・竜ヶ崎観光バスのグループ会社があったが、R61で本体の貸切部門と共に関鉄観光バスに一本化、別に関鉄パープルバス、関鉄グリーンバスの分社も設立されました(鉾田が関鉄メロンバスだったが、R61刊行の前にグリーンバスに統合)。
分社3社と合わせて、過去2回と比較しつつ取り上げるが、この10年で事業所の統廃合がかなり行なわれていて、単純な比較ができない部分もあります。NEW25時点では、関東鉄道直営で18も営業所があったが、柿岡・下館・田伏・鹿島各営業所は廃止、江戸崎・波崎は車庫格下げ、石岡・鉾田・下妻は分社、佐原は観光に移管されています。観光バスの事業所(営業センター)も集約されました。
◆ 関鉄バスの車両たち
乗合車(高速除く)は431台が正当ではないでしょうか(パープル下妻〔営〕のいすゞが8台となっているが、9台ではないか)。トータルでは628台。この数値を元に分析します。
1. トータルの台数は、NEW25が633台、R61が648台だから、600台以上を維持してはいるが、この10年は減少傾向。特に貸切車は半分近くにまで大幅に減車を行なっています。 用途別の割合は、乗合68.63%、高速15.76%、貸切10.83%、特定(NEW25にはあったが、R61にはなし)4.78%。貸切車は過去2回の割合が20%台だったので、大きく落ち込んでいます。
乗合は、全体ではNEW25は429台→S61時点で414台→今回は431台、だからそんなに大きくは変わらない。ただ営業所別で見ると、水海道〔営〕はNEW25は23台→今回48台と倍以上、つくば北〔営〕が18台→29台、つくば中央〔営〕が42台→60台と、つくば学園都市をエリアとする営業所が増強されています。一方鹿島・神栖のエリアは鹿島〔営〕廃止、波崎〔車〕は19台→6台、潮来〔営〕は13台→6台と大幅に減少、つくば地域にシフトが進んできた事が伺えます。グリーン石岡〔営〕の19台→34台の大幅増は、柿岡〔車〕の廃止と、「かしてつバス」の運行開始があるでしょう。
現状の台数では、土浦〔営〕76台、つくば中央〔営〕60台、水海道〔営〕48台がTOP3。水戸〔営〕(46台)を除くと首都圏に近い、つくばを中心としてエリアの西側に集中する傾向があります。ただし取手〔営〕が32台と意外に少ない。本数の多い団地・住宅地路線はあるが比較的短距離で、他営業所のような長距離の路線はなく、取手駅には竜ヶ崎〔営〕・つくば中央〔営〕も入ってきているので、この数字になっているのでしょう。
中小型と大型車の割合はだいたい2:1。大半は中小型車の方が多いが、取手〔営〕は大型が8割近く、土浦〔営〕も大型の方が多くなっています。
高速は、鉄道は6営業所と1車庫、グリーン・パープル各1営業所、観光の土浦本社に配置されているが、一番多いのは水戸〔営〕の36台、次は潮来〔営〕の26台。潮来〔営〕は営業所全体の中で高速車が7割に近く、東京への高速バス〔かしま号〕が主力になっています。
貸切は各営業所・車庫に分散して配置になっているが、純粋な「観光バス」は50台程度となり、鉄道8台・パープル4台以外は観光に配置されています。
2. 平均車齢は、乗合11.73年、高速9.43年、貸切12.28年、特定13.83年。全体的にR61時点と比較して、多少若返っています。
乗合は2004(H16)・2006(H18)年が36台ずつと最も多い。ただし2004年は32台が京成バスからの譲渡車です。間に挟まれた2005(H17))年は15台と少ない(2台は京成バスからの中古導入)。同年TX開業を見据えていたのでしょうか。
営業所別では、つくば北〔営〕が9.07年が一番若い。「つくバス」車両が大半と思われます。水戸・つくば中央・つくば北・水海道・取手が9年代で、水戸〔営〕を除くと、関鉄常総線・常磐線・TXに囲まれたエリアに集中しています。つくば研究都市の存在が大きいか。
逆に高くなっているのは観光の土浦本社が19.78年、佐原営業センター18.00年(2台だけだが)。最高齢はその佐原にいる1992(H4)年式。20世紀の車両が97台残り、乗合車全体の1/4近くを占めています。NEW25時点の車両も、今回17台残存しているようです。
高速は潮来〔営〕が5.62年とずば抜けて若い。つくば中央〔営〕8.76年、土浦〔営〕9.00年、水戸〔営〕9.03年と、東京へ高頻度運行する路線を持つ営業所で若くなっています。一方でローカル高速車は分社を中心に高めで、対東京への高速バス路線が、バス事業の主力となっている事が伺えます。
貸切車は乗合からの転用もあり、純粋な「観光バス」のみだと11年弱程度になるかと思われます。1999(H11)年式が7台と最も多く、これがやや平均車齢を押し上げているのではないでしょうか。
特定車は、水海道〔営〕で2014~2016年に5台、竜ヶ崎〔営〕で2015年に1台、集中的に配置されたのが目につきました。
3. メーカー別では、いすゞは終始50%前後を維持しているが、日産ディーゼルはNEW25の11.05%→今回3.82%と激減しつつあります。代わって日野が12.48%→16.40%と増加しています。
R61であったクセニッツ(つくば市コミュニティ)と日産はなくなり、代わって現代ユニバース貸切車が登録されています。
乗合のノンステップ率は、トータルでは49.05%。地方事業者としては高い方でしょうか。土浦〔営〕が67.11%と最も高率。次いで竜ヶ崎〔営〕が59.52%と意外に高いが、コミュニティバスの割合が多そうです。逆に観光は2営業センター11台で、佐原〔営〕の1台のみです。
エルガハイブリッド12台は、民営事業者としては多い方ではないでしょうか?つくば北〔営〕を除く関鉄各営業所に1~3台分散して配置されています。「つくバス」用のエアロミディME・CNG改造車は、全車ポンチョに置き換えられて消滅しました(大利根交通担当分は解らない)。
4. 中古導入は、自家用(1者にまとめた)を含めて23者から192台を導入、グループ全体の30.57%で、1/3近くを占めています。圧倒的に京成バスが多く、乗合車は105台で乗合の中古導入の62.87%、乗合車全体では24.36%で、1/4近くになります。高速・貸切・特定にも京成中古があり、合計118台は、グループ全体の18.78%です。NEW25では一台もなかったのに、R61(当時は京成電鉄)では乗合76台・高速1台あって、さっそく中古導入の主力になっていました。
中型系の日野レインボーHRが30台(1台はいすゞエルガJ)もあり、乗合車全体の約7%になります。
次いで東急バス14台が目立ちます。一方で一時は主力だった旧西武バスは3台のみになりました。NEW25では都営バスが一大勢力だったが、今は全てなくなりました。、「グリーンシャトル」初代車も見られたが、車体ぐらい残っていないかなあ。以前から関西からの導入が比較的多いのが特徴的で、現在は旧尼崎市営、南海バス、阪神バスからの導入があります。
(京阪バス、大阪市営からの車両は全滅した)
鹿島アントラーズ選手送迎バスはNSロジ鹿島という所から来たが、この会社は物流がメインの企業で、小規模ながら貸切バスの運行もあるようです。でもなぜ、潮来〔営〕でなく水戸〔営〕配置になったのだろう。
茨城観光自動車からの引き継ぎは、もう1台だけになりました。
三菱ふそうの大型車には神栖市のラッピング車が見られるが、「ピーマン生産量日本一」とは知らなかった。工業地帯のイメージがあったので。ガーラには納豆のラッピング車があって、東京~茨城空港線で運行されているらしいが、こちらには掲載なし。
9322TCは三菱ふそう+富士ボディだが、最後の1台となりました。関東地方全域でも、ひょっとしたら最後?20年経っているからいつまで走れるか解らないが、今後大いに注目されるのではないでしょうか。
◆ 関鉄バスのあゆみ
関東鉄道は常総線(旧常総鉄道)・竜ヶ崎線(旧竜崎鉄道)・筑波線(旧筑波鉄道)・鉾田線(旧鹿島参宮鉄道)
の4路線を運営する、非電化私鉄としては最大級の鉄道事業者でした(筑波線→筑波鉄道最終日の1987(S62)年3月31日現在では4路線合計で122.9㎞)。この母体の4社が皆バス部門を持ち、他社の吸収合併もあって、今のエリアが確立した、という事のようです。
取手~水戸間の買収が4社競合になったとは、今の感覚では?だろうが、常磐線の取手~勝田間電化はバス路線の常総筑波鉄道買収の5年後で、渋滞などがない時代なら、バスでも十分競争になったという事でしょう。
TXは、国際興業に直接打撃を与えた埼京線などと環境が異なり、特に守谷以北は開発促進の意味もあったかと思われます。元々沿線は関鉄バス路線はそれほど多くなかったようだし。また、筑波山へのアクセスも格段に良くなって、観光の利用が増えたと思われます。そのあたりが、「高速バスには打撃になったが、一般路線バスにはプラスに働いた」という事になったのでしょう。無論、パークシティ守谷~北柏駅など、影響を受けて廃止になった一般路線もあるが。
NEW25・R61も含めてだが、常磐自動車道の開通(1981(S56)年4月・柏~谷田部間)と、「つくばEXPO」(1985(S60)年の開催がないのはどうしてだろう?どちらも関東鉄道のエリアに直接関わる大きな出来事なのに。
◆ 関鉄バスの路線エリア
基本的にはJR水戸線・及び常磐線の小山~水戸間を結ぶラインと、利根川に挟まれた、茨城県の南部。これ自体は20年前から変わらないが、年を追う毎に路線網が荒くなり、空白域も広くなってきています。鹿島・神栖のエリアは、他のエリアとの一般路線のつながりがなくなりました。
水戸線の駅は、かつては結城・岩瀬・友部にも乗り入れがあったが、現在は下館のみ。下館にしてもR61刊行後に一旦廃止となり(この時点で東武バスや東野交通もなくなっていて、筑西市は完全に「バスなし」に陥った)、行政主導で去年暮れから筑波山口まで復活運行になっています。旧筑波鉄道代替バスも、筑波山口~真壁間は行政主導で復活したものの、真壁~岩瀬間は未だバスなしの状態が続いています。
千葉県には西柏・我孫子・布佐・小見川にも乗り入れがあったものが、現在は銚子と、観光の佐原のみ。
なお、潮来〔営〕付近には一般路線が全くなくなったように見えるが、現行ダイヤでは1往復のみ、潮来〔営〕発着便が運行(関鉄観光バスが運行)。
◆ 終点の構図 波崎海水浴場
NEW25は板敷山前(当時八郷町・現石岡市)、R61は柏渕(水戸市)でした。板敷山前バス停は今もあるが、羽鳥駅からの落下傘路線のみになり(関鉄パープルバスに移管)、写真にある柿岡車庫への便はなくなりました。柏渕は廃止になったようです。
波崎海水浴場は銚子駅から、千葉との県境でもある利根川を渡って着くところで、1時間1~3本と、便は比較的良さそうです(間隔がバラつき気味なのが気になるが)。40年前は、東関東自動車道がまだ成田空港までしか開通していなかった頃。特急〔しおさい〕の他、急行〔犬吠〕も走っていました。確かに良い時代だったが、関鉄自体も東関道延伸のおかげで、高速バスで潤っているのだから、痛し痒し、なのかも。
(高速バスも波崎まで入っているが、海水浴場とは全く別の場所)
◆ 初夏のつくばねパノラマ紀行
NEW25は種村直樹氏の東京→筑波山→土浦→潮来→東京の、R61は富田康裕氏の大宮→土浦→潮来→銚子の、共に2泊3日の紀行でした。種村氏は東京駅→筑波山〔ニューつくばね号〕、富田氏は大宮→土浦の高速バスからスタートしているが、どちらも今は廃止になっています。TXの影響を受けた〔ニューつくばね号〕はともかく、首都圏の場合どうしても東京一極集中になり、成田空港以外は吸引力が小さいから、大宮~土浦だけでなく、他の事業者の、他の東京以外と結ぶ路線も利用は延びなくなるようです。
今回の谷口礼子さんの紀行は、初めて高速バスは一切なく、取手→筑波山→土浦→茨城空港→水戸と北上するルートになりました。ただし、一部種村氏、富田氏の過去の紀行とルートが被る所もあります。
なのでこの3編を読み比べると、歳月による沿線などの変化を見る事もできて興味深い。特に廃線になった鉄道。筑波駅跡は、19年前は線路跡が草むしたままだった(広場には下館駅行バスが待機している)が、今回は遊歩道が整備されている。典型的なのは鹿島鉄道。19年前はまだ鉄道が運行されていて、種村氏は「玉造町駅に着いたら石岡行DCが来て、乗りたくなるが我慢」と書いている。10年前は廃線になって2週間後で、レールは一部剥がされた状態、石岡駅の代替バス乗り場は、西口の普通のバスターミナルからの出発でした。今回は「かしてつバス」となり、石岡駅は東口の新バスターミナルからの出発です。
関東鉄道バスは、取手・土浦・守谷・つくばなどの周辺の人口密集地帯と、それ以外の地域の格差がかなり大きくなっているようです。関東平野に路線網があり、マイカーも走りやすそうだから、栃木・群馬県などと同様の構造になっているのでしょう。行政との関係は良好のようで、コミュニティバス以外にも、自治体主導で一般路線の新設や復活が行なわれています。今後ともこの関係が続き、利用が定着する事が望まれます。
高速バスは、しばらくは現状維持でしょうか。〔みと号〕は、JR常磐線特急との競争が激しく、特に上野東京ライン開業後には品川まで直通運転も行なわれているので、ある程度は厳しい状況になるかも知れません。安さが武器となるだろうか。〔かしま号〕は、JRはもはや競争相手にはならないと思われるので、当分は安泰だろうが。両路線とも高速道路の渋滞が懸念材料で、圏央道等の延伸で緩和される事が期待されます。
いずれにしろ、鉄道を含めて茨城県では有数の交通事業グループであるだけに、今後も他事業者や自治体と連携し、発展していく事が期待されます。
次回刊は名鉄バスと発表になりました。名鉄からの分社で、東海地方では最大手の一社のはずだが、これまで取り上げられた事がなかったので歓迎です。グループ2社とは名鉄バス東部・名鉄バス中部だと思われます。名鉄観光バスは含まれないのか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
23日 花咲徳栄高校 夏の甲子園優勝 埼玉県勢初
24日 ユニー・ファミリーマート&ドンキホーテ 資本・業務提携発表
№1730 2017年度お盆休み 航空利用データ分析
お盆の航空利用のデータが昨日、航空各社から相次いで発表されました。例年通り、データから利用状況を読み解いていきたいと思います。
今年度は8月10日(木)~8月20日(日)の11日間が対象。前年と比較して、どのような変化が出ているでしょうか。特に利用率を重視して分析します。
会社によって呼び方が若干違うが、「座席数」「旅客数」「利用率」で統一します。国際線は「日本発」「日本着」で統一。
注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていません。カッコ内は前年比。「ピーク」は各社が発表している日付をそのまま表記、基準は様々です。
※注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていない カッコ内は前年比
ANA
国内線 座席数2,218,732席(101.0%) 旅客数1,858,716人(104.6%) 利用率83.8%(+2.9%)
国際線 座席数392,207席(107.6%) 旅客数347,470人(109.1%) 利用率88.6%(+1.2%)
国内線はA321導入が進んでいるためか、路線によっては座席数が前年度より減っているが、旅客数は全方面で前年を上回りました。沖縄が92.9%と好調でした。「ギャラクシーフライト」も貢献しているか。旅客数では、東北・北陸が前年比113.2%とかなり増えました。一方で中四国方面が唯一80%を割りました。
ピーク(90%台)は、下りが10~13日で、11日が98.6%と一番高かったが、前日の10日も普通の平日ながら97.8%と2番目に高くなりました。1日余分に休みを取って、早めに出かける旅客が多かったのでしょう。上りは16~20日(20日95.8%)。18日下りが67.9%と70%を切ったが、上下合計では全日80%を越えました。
臨時便は羽田~新千歳・八丈島、関空~沖縄で合計31便を運航。
国際線は、アジア・オセアニアが座席数(前年比116.5%)以上に旅客数が伸びました(前年比118.3%)。逆にホノルル線は座席数(前年比92.2%)以上に旅客数(前年比91.8%)と減少したが、利用率97.3%は、方面別では一番良くなりました。
ピーク(90%台)は、日本発は10~13日(10・11日6.6%)、日本着は15・16・19・20日(5日92.5%)。発・着共全日80%を越えています。
臨時便の運航はなかったようです。
GWの時も書いたが、アジア・オセアニアは中国以外の全路線をひっくるめているけれど、韓国・東南アジア・オセアニア(オーストラリア)で分けて発表すべき時だと思います。
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JAL
国内線 座席数1,318,118席(102.5%) 旅客数1,151,473人(105.0%) 利用率87.4%(+2.2%)
国際線 座席数322,895席(98.1%) 旅客数301,298人(99.7%) 利用率93.3%(+1.5%)
(国際線は他社運航コードシェア便含む)
国内線は、関西路線以外は全て、旅客数が座席数を上回りました。沖縄が94.9%と一番良かった。九州は86.2%だったが、九州が前年を大きく上回った(旅客数前年比107.0%)としています。前年は熊本地震があったので、その反動で回復基調、という事でしょうか。
ピーク(95%以上)は、下りが10~12日で、こちらも11日が98.3%と最も高く、次いで10日が97.6%と2番目に高くなりました。上りは18~20日(20日97.9%)。上下とも全日70%を上回りました。
臨時便は羽田~新千歳5便、羽田~沖縄23便、羽田~長崎2便。前年と比較して大幅に増えています。
国際線は全方面で利用率が90%台で、中国線が95.3%と最も高かった。ただ、オセアニア線が座席提供数(前年比78.2%)以上に旅客数(前年比77.6%)が落ち込んで、低調だったと思います。
なおニュースによると、北朝鮮ミサイル発射報道の後、グアム線で若干キャンセルが出たが、大きな影響はなかったとの事。旅客数は前年比97.0%でした。
ピーク(95.1%以上)は日本発が10~12日(11日98.1%)、日本着は15~20日(6日96.7%)。日本発は全日90%を上回りました。20日が95.0%と、ピークに迫る数字。
臨時便はなく、チャーター便はホノルル→成田2便、成田→ホノルル・ブダペスト・リスボン、ダブリン・プラハ→成田各1便。
JTA
座席数123,850席(93.1%) 旅客数113,639人(97.4%) 利用率91.8%(+4.1%)
臨時便(沖縄~久米島2便、関空・小松~沖縄各1便)が前年より大幅に減ったためか座席数がかなり減少しているが、旅客数はそこまでは落ちなかったため、利用率は90%台に乗りました。
RAC
座席数22,400席(107.3%) 旅客数17,478人(106.4%) 利用率78.0%(△0.7%)
DHC-8-Q400導入が進んだからか座席数は増えたが、旅客数が追い付きませんでした。前年はなかった臨時便は、沖縄~石垣で2便運航。
JAC
座席数55,849席(82.7%) 旅客数44,413人(84.4%) 利用率79.5%(+1.6%)
一部路線のJAL(J-AIR)移管が行なわれたためか、座席数は前年に続いてかなり減少しています。前年はなかった臨時便は、鹿児島~奄美で4便運航。
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SKY
座席数272,934席(109.7%) 旅客数256,228人(111.4%) 利用率93.9%(+1.5%)
神戸~仙台線の再開もあってか、座席数、旅客数ともかなり伸びています。ピークは下りが11日(99.1%)、上りは20日(98.5%)。両方向とも全日85%以上、合計すると90%以上です。
SKYも期間中臨時便(追加定期便と呼称)を運航しているが、実績は記されていない。事前のリリースでは、羽田~福岡・鹿児島線で運航があったようです。
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ADO
座席数94,224席(95.1%) 旅客数83,239人(96.6%) 利用率88.3%(+1.3%)
座席数が減ったが、旅客数はそこまでは落ち込まなかったので、利用率は上がりました。ピークは(99%台)は下りが10~12日(10・11日99.6%)、上りが17~20日(19日99.5%)。ピークの反対側方向で利用が落ち込む傾向があります。臨時便はなかったようです。
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SNA
(ANA販売分は含まず)
座席数87,069席(105.2%) 旅客数75,809人(105.9%) 利用率87.1%(前年度との単純比較は不可)
参考までに、前年度の利用率は88.4%でした。横ばい、でしょうか?熊本地震の影響も癒えて、良い方向ではあろうかと思います。ピーク(98%以上)は下りが10~12日(10・12日98.9%)、上りは18~20日(19・20日99.4%)。10~12日の上りが60%台と低迷しました。。羽田~長崎・鹿児島線、鹿児島~沖縄線で臨時便を運航。
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SFJ
座席数70,513席(115.8%) 旅客数59,393人(107.3%) 利用率84.2%(△6.2%)
北九州~沖縄線が開設になって座席数が大幅に増えているが、旅客数が追い付かず、トータルでは利用率がやや低迷したでしょうか。日別の最高は、下りは10日、上りは19日で、共に96.5%でした。ピークは路線毎に出していて、北九州~沖縄線は下り(北九州発)が11・17・20日、上り(沖縄発)は11日としています。SFJも期間中臨時便を運航しているが、実績が記されていません。事前のリリースでは、羽田~北九州・福岡線で運航があったようです。
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FDA
(JAL販売分を含む)
座席数62,312(101.6%) 旅客数59,393人(104.6%) 利用率87.8%(+2.5%)
前2016年も8月10日(水)~20日(土)を対象。従って前年は日曜日だった21日を含んでいないので、この点をやや割り引く必要がありそうです。GWもそうだった。どうしてだろう?
FDAは路線別のデータを公表しているが、利用率が一番良かったのは、山形~新千歳線(97.1%)でした。GWでは一番低くなった静岡~札幌(丘珠)線も、93.9%と大幅に伸びました。名古屋(小牧)~北九州が76.8%で、唯一80%割れ。小型機だし、便数も少ない路線が大半だから、ほんのちょっとの増減が、率の上下にかなり左右する事になるのでしょう。
ピークは空港別に出していて、名古屋(小牧)発着は発が12日(98.4%)、着が19日(98.6%)。静岡発着は発が11日(99.0%)、着が19日(99.8%)。松本発着は発が11日(99.8%)、着が17日(99.6%)。新潟発着は発が19日(97.4%)、着は11日(99.3%)。今シーズンから山形が加わり、発が18・19日、着が11日で、共に98.7%でした。
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APJ
国内線 座席数121,320席(98%) 旅客数113,444人(98%) 利用率93.5%(+0.6%)
国際線 座席数76,860席(118%) 旅客数72,479人(119%) 利用率94.3%(+0.6%)
※ APJは、前年比のパーセントは小数点以下を省略して公表
国内線は成田~新千歳・沖縄線の休止があったが、今回は座席数・旅客数とも微減で、利用率は上がりました。ピークは下りが11日(96.2%)、上りが20日の(95.5%)。上下とも全日、搭乗率が90%を上回りました。
国際線は台湾・中国方面が良かったとしています。ピークは日本発が15日(96.6%)で、他社より大分遅い。陸上交通の大半が土休日ダイヤとなる期間の最終日なのだから。日本着が16日(96.9%)。90%を切ったのは、10日の日本着(86.7%)のみでした。
なお、20日のMM64便(香港→関空)で、2012(H24)年3月の就航開始以来の累計搭乗者人数が2000万人を突破したとの事です。
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JJP
国内線 座席数196,560席(107.3%) 旅客数179,576人(107.0%) 利用率91.4%(△0.2%)
国際線 座席数18,000席(105.3%) 旅客数16,674人(118.0%) 利用率92.6%(+10.0%)
国内線はGWに引き続き横ばいか。ピークは下りが12日(95.9%)で、他社より1~2日遅い。上りは20日(96.8%)。利用率はやや不調だったGWと比較して好転し、両方向とも全日85%以上になりました。
国際線は成田~上海線の就航があったからか座席数が増加、それ以上に旅客が増加し、利用率は10%も向上しました。ピークは日本発が10日(98.8%)、日本着が20日(94.4%)。全日両方向とも85%以上でした。
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VNL
国内線 座席数63,000席(144.6%) 旅客数56,496人(137.9%) 利用率89.7%(△4.3%)
国際線 座席数43,380席(122.3%) 旅客数40,597人(123.9%) 利用率93.6%(+1.2%)
国内線は函館への就航、関空~成田・奄美大島線開設があって、座席数・旅客数が共に大幅に増えました。ピークは下りが11日(96.7%)、上りが20日(96.4%)。両方向合計では、全日85%を上回っています。
国際線も成田~セブ線就航で、座席数・旅客数ともに増えました。ピークは日本発が12日(96.0%)で、こちらもやや遅い。着が19日(98.0%)。全日日本発着共85%以上、合計すると90%以上でした。
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SJO
国内線 座席数24,948席(173.7%) 旅客数23,467人(169.0%) 利用率94.1%(△2.6%)
国際線 座席数8,316席(200.0%) 旅客数8,156人(200.1%) 利用率98.1%(+0.1%)
国内線は新千歳・関空線の増便で座席数、旅客数とも大幅に増えました。下りのピークは11日・15日(11日98.2%)、上りは15・20日(20日99.8%)でした。上りは全日90%台(最低の13日でも92.3%)だったが、下りは18日以降が80%台でした。
国際線は天津・ハルビン線開設で、座席数、旅客数とも倍増。ピークは日本発8月12・18・19日(12日99.7%)、日本着13・20日(20日99.7%)だが、日本発着とも全日90%台の高率、波がありませんでした。
以上、簡単ながらお盆休みの航空利用状況をまとめて、感想を記してみました。
国内線では前年の「山の日」設定により、ピークが2回に別れる傾向が出てきたようです。九州北部豪雨の影響は、ほぼ無かったと見てよさそう。
国際線は、この数年同様、インバウンドの利用も多くなったとしています。
ニュースでは、全社トータルで国内線は5%、国際線は7%の増だとしています。国内線は沖縄・北海道、国際線はアジア方面が好調だったという事でした。
次回の利用分析は、年末年始に行ないます。重大な国際事件や災害などが無い事を強く願います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
NHK NEWS WEBや朝日新聞によると、この期間の最終日20日、新千歳発大阪伊丹行のANA便で、出発が1時間位遅れてキャビンが騒ぎになりそうになった、そこへ、たまたま乗り合わせていたシンガーソングライターの松山千春(足寄町出身)が一曲披露したところ(機長から許可もらって)、キャビンは拍手が沸いて落ち着きを取り戻したという事で、今も話題になっているそう。「大空と大地の中で」、懐かしいですねー。もう30~40年位前のナンバーだから。果てしなき大空と 広い大地のその中で~♪
《今日のニュースから》
20日 米喜劇俳優 ジェリー・ルイス氏死去
21日 森友学園前理事長夫妻 補助金詐取容疑で再逮捕
22日 HIS個人情報 11,000人余流出
アメリカでは皆既日食が大フィーバーになり、これをみようと、全米の道路で大渋滞が起こったとも。5年前の日本の金冠日食フィーバーを思い出しました。私は秋田(羽後本荘)にいて、あそこは部分日食に留まったけれど、快晴だったので見る事ができた、.そんな事も思い返しています。
№1729 私鉄名車列伝 136.函館市企業局交通部39号「箱館ハイカラ號」
「私鉄名車列伝」、今回は函館市企業局交通部(函館市電)の30形39号車、「箱館ハイカラ號」です。
この電車、今年5月の東北・北海道旅行で函館に降り立った時、短区間ながら乗りました。その前にも乗った事があります。毎年春~秋の観光シーズンの風物詩として定着しました。
元は千葉県の成田山新勝寺(山門前)~宗吾間に1910(M19)年に開業した成宗電気軌道の、開業当時の15両の1両(車号不明)だった。8年間使われたが、(業績不振による減車、なのか?)当該車両は函館市電の前身、函館水電株式会社が引き取る事になり、1918(T7)年に渡道、以降1937(S12)年まで市内線の電車として活躍、その後はササラ式除雪車排2号に改造された。後には黄色+黒の縞模様となっている。
昭和の終わり、先の大戦中に出征した男性に代わり運転を担う事になった女性達が団体を設立、排2号の旅客車へ復元させようという運動が始まった。そして、折しも函館市市制施行70周年を迎えた1992(H4)年、記念行事の一環として旅客車当時の姿への復元が実現する事となった。復元改造は札幌交通機械が行なう事となり、明治時代製造ゆえ、残された図面や写真は少なかったが、現行の法令に合致させながらも、忠実に復元されている。外板は鋼板に難燃処理を施したなら材を貼り付け、屋根は鋼板に絶縁材を塗布した。集電装置はZビューゲル形のパンタグラフを搭載しているが、新たにダミーのポールを追加している。台車は除雪車時代の米国ブリル社製の2軸台車をそのまま使用した。床下機器は一部の保安部品を新製したが、他は除雪車時代からの物や、他車の廃車再生品を流用している。
乗降口はオープンデッキで、運転台が設けられている。雰囲気を出すため、手動のブレーキ装置やサーキットブレーカーなどをダミーで搭載しているが、運転操作自体はオーソドックスな直接制御式。左側にKR-8形コントローラー、右側にPV-3形ブレーキハンドルを配置している。
客室は、デッキとは扉で仕切られている。小型2軸車ゆえ車内は狭いが、ロングシートが並び、壁面も木目調、日よけ戸は木製、つり皮は籐製、握り棒は真鍮製。室内にはレトロ調の電球2個、車掌台灯も電球1個を設け、最大限にレトロの雰囲気を醸し出すよう復元されている。
路面電車開業80周年及び函館市営交通50周年の記念となる1993(H5)年8月1日、「箱館ハイカラ號」の名で運行を開始した。例年4月15日~10月31日の間、原則火・水曜日を除いて運行。年度により運行内容は若干異なってくるが、2017(H29)年は湯ノ川・駒場車庫~谷地頭・函館どっく前間を1日4往復する。車掌が乗務し、乗車券の発券の他、観光案内も行なっている。函館の観光資源の一つとして定着した同車は2018(H30)年、渡道100周年・復元25周年の節目を迎える。
「箱館ハイカラ號」の乗車券。現在のものは、鉄道むすめ「柏木ゆの」が描かれています。
函館市電は函館バスと共に、3月25日よりICカード「ICAS nimoca」を導入しました。ハイカラ號でも利用できます。ただし、ハイカラ號は電子マネー機能での支払いとなり、「柏木ゆの」と同じ制服の車掌がチェッカーでICカードから運賃相当額を引き去った後、乗車券を発券します。履歴印字では「物販」となります。
従って、
1.PiTaPaは利用できない。
2.ICAS nimocaでも、他の一般の市電や函館バスとの乗り継ぎ割引が適用されない。
と、一般の市電とは取り扱いが異なります。
100年を超す車暦ゆえ老朽化も懸念されるが、末永く運行が続けられる事を望みます。
今回の記事は、
「鉄道ピクトリアル10月臨時増刊号 新車年鑑1994年版」(鉄道図書刊行会)
「日本の路面電車Ⅰ 現役路線編」「ローカル私鉄車両20年」(共にJTBキャンブックス)
「週刊 歴史で巡る 鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 №11」(朝日新聞出版)
函館市企業局交通部公式Web などを参考にさせて頂きました。
次回は江ノ島電鉄(江ノ電)2000形を予定しています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
中央道の土砂崩れは、ともかく犠牲者が出なかったのは何よりだったけれど、瑞浪~恵那間の通行止めが続き、復旧の見込みが経たないそう。名鉄バスやJR東海バスなどの高速バスも迂回運転を行なっているとの事。
北海道の観光バス事故は、もう少し様子を見たいけれど、正直またかと思ってしまう。とりあえず犠牲者が出る所までに至らなかったのは幸いでした。
熊本では神園交通のバスがトラックに追突したそうで、こちらも気がかりです。
《今日のニュースから》
18日 巨人 山口俊投手 暴力事件で今季出場停止処分
19日 九州北部豪雨被災の2小学校 仮設校舎完成
夕方の我が町戸塚は、夕方になって激しい雨に雷と荒れ模様の天気になりました。午後は青空も広がって暑かった位なのに。今年の関東の夏は、なかなか安定した青空が広がってくれません。
この電車、今年5月の東北・北海道旅行で函館に降り立った時、短区間ながら乗りました。その前にも乗った事があります。毎年春~秋の観光シーズンの風物詩として定着しました。
元は千葉県の成田山新勝寺(山門前)~宗吾間に1910(M19)年に開業した成宗電気軌道の、開業当時の15両の1両(車号不明)だった。8年間使われたが、(業績不振による減車、なのか?)当該車両は函館市電の前身、函館水電株式会社が引き取る事になり、1918(T7)年に渡道、以降1937(S12)年まで市内線の電車として活躍、その後はササラ式除雪車排2号に改造された。後には黄色+黒の縞模様となっている。
昭和の終わり、先の大戦中に出征した男性に代わり運転を担う事になった女性達が団体を設立、排2号の旅客車へ復元させようという運動が始まった。そして、折しも函館市市制施行70周年を迎えた1992(H4)年、記念行事の一環として旅客車当時の姿への復元が実現する事となった。復元改造は札幌交通機械が行なう事となり、明治時代製造ゆえ、残された図面や写真は少なかったが、現行の法令に合致させながらも、忠実に復元されている。外板は鋼板に難燃処理を施したなら材を貼り付け、屋根は鋼板に絶縁材を塗布した。集電装置はZビューゲル形のパンタグラフを搭載しているが、新たにダミーのポールを追加している。台車は除雪車時代の米国ブリル社製の2軸台車をそのまま使用した。床下機器は一部の保安部品を新製したが、他は除雪車時代からの物や、他車の廃車再生品を流用している。
乗降口はオープンデッキで、運転台が設けられている。雰囲気を出すため、手動のブレーキ装置やサーキットブレーカーなどをダミーで搭載しているが、運転操作自体はオーソドックスな直接制御式。左側にKR-8形コントローラー、右側にPV-3形ブレーキハンドルを配置している。
客室は、デッキとは扉で仕切られている。小型2軸車ゆえ車内は狭いが、ロングシートが並び、壁面も木目調、日よけ戸は木製、つり皮は籐製、握り棒は真鍮製。室内にはレトロ調の電球2個、車掌台灯も電球1個を設け、最大限にレトロの雰囲気を醸し出すよう復元されている。
路面電車開業80周年及び函館市営交通50周年の記念となる1993(H5)年8月1日、「箱館ハイカラ號」の名で運行を開始した。例年4月15日~10月31日の間、原則火・水曜日を除いて運行。年度により運行内容は若干異なってくるが、2017(H29)年は湯ノ川・駒場車庫~谷地頭・函館どっく前間を1日4往復する。車掌が乗務し、乗車券の発券の他、観光案内も行なっている。函館の観光資源の一つとして定着した同車は2018(H30)年、渡道100周年・復元25周年の節目を迎える。
「箱館ハイカラ號」の乗車券。現在のものは、鉄道むすめ「柏木ゆの」が描かれています。
函館市電は函館バスと共に、3月25日よりICカード「ICAS nimoca」を導入しました。ハイカラ號でも利用できます。ただし、ハイカラ號は電子マネー機能での支払いとなり、「柏木ゆの」と同じ制服の車掌がチェッカーでICカードから運賃相当額を引き去った後、乗車券を発券します。履歴印字では「物販」となります。
従って、
1.PiTaPaは利用できない。
2.ICAS nimocaでも、他の一般の市電や函館バスとの乗り継ぎ割引が適用されない。
と、一般の市電とは取り扱いが異なります。
100年を超す車暦ゆえ老朽化も懸念されるが、末永く運行が続けられる事を望みます。
今回の記事は、
「鉄道ピクトリアル10月臨時増刊号 新車年鑑1994年版」(鉄道図書刊行会)
「日本の路面電車Ⅰ 現役路線編」「ローカル私鉄車両20年」(共にJTBキャンブックス)
「週刊 歴史で巡る 鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 №11」(朝日新聞出版)
函館市企業局交通部公式Web などを参考にさせて頂きました。
次回は江ノ島電鉄(江ノ電)2000形を予定しています。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
中央道の土砂崩れは、ともかく犠牲者が出なかったのは何よりだったけれど、瑞浪~恵那間の通行止めが続き、復旧の見込みが経たないそう。名鉄バスやJR東海バスなどの高速バスも迂回運転を行なっているとの事。
北海道の観光バス事故は、もう少し様子を見たいけれど、正直またかと思ってしまう。とりあえず犠牲者が出る所までに至らなかったのは幸いでした。
熊本では神園交通のバスがトラックに追突したそうで、こちらも気がかりです。
《今日のニュースから》
18日 巨人 山口俊投手 暴力事件で今季出場停止処分
19日 九州北部豪雨被災の2小学校 仮設校舎完成
夕方の我が町戸塚は、夕方になって激しい雨に雷と荒れ模様の天気になりました。午後は青空も広がって暑かった位なのに。今年の関東の夏は、なかなか安定した青空が広がってくれません。