№1701 陸・海・空 立体的東北・北海道の旅 5.道南いさりび鉄道全駅踏破

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 道南いさりび鉄道は転換直後の2016(H28)年5月17日、つまりちょうど1年前にさっそく訪れ、全線乗りました。釜谷~木古内間は各駅の写真も撮りました。今回は、残りの五稜郭~渡島当別間の駅を訪ねます。去年はキチンとは撮れなかったキハ40形も撮りたいが。

 5月17日(水)

 朝っぱらは前日から引き続き、どんよりした曇り空。駅前のホテルで朝食後、9時前まで二度寝していました。
 まず五稜郭駅を目指すが、適当な列車がなく、バスで行く。しかし、五稜郭駅へ行くバスもしばらくなくて、別の行先の便に乗って、ガス会社前から歩いて行く。そんなに遠くはないです。昔は市電が走っていた区間だが。歩いて行く内に、上空はだんだん明るくなり、青空が広がってきました。

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 五稜郭駅。JR北海道の管理駅です。駅前には函館バスのバス停が並ぶ。

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 駅の南側に、DCの単行なら、ジャマが入らずに撮れる場所がありました。このキハ40形はJR北海道。

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 JR貨物のDF200形。

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 道南いさりびの「ながまれ」。

 しかし木古内方面へは、函館7時40分発上磯行の次は10時40分発と、3時間も空いています。七重浜駅方面まで歩いて行くが、途中の市立病院から、函館バスの上磯行が捕まる。函館バスは3月より「nimoca」を導入したので、手持ちのPASMOで乗れます。七重浜で下車。

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 七重浜駅。橋上駅舎だが無人駅。
 ここはもう函館市ではなくなり、北斗市。

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 木古内行122Dを待つ間、EH800-19の単行が来ました。試運転だったのか。

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 ようやく来た木古内行は、「ながまれ」でした。

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 東久根別ですぐに下車。久根別で行き違ってきた、函館行キハ40形を撮影。黄色のオリジナル色でした。

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 その東久根別駅は1986(S61)年11月1日、「国鉄最後のダイヤ改正」において開業した駅で、貨車(ワフ)を改造した待合室が有り、「川崎車輌 昭和31年」の銘板が残されていました。

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 清川口まで歩いて行く。その途中の久根別駅。キチンとした駅舎はあるが、駅員はいない。
 歩いて行くと、上空をヘリコプターが頻繁に行き交う。陸自連絡偵察機が墜落したのは、茂辺地駅のすぐ北の山間部だったらしい。そのためでしょう。
 久根別~清川口間で大野川を渡る。それが、一番上の画像。左側、遠くに駒ヶ岳も見えます。

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 清川口駅。北斗市役所(旧上磯町役場)に隣接しています。

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 短区間だったが、清川口から上磯まで「ながまれ」で移動。上磯駅は2面3線で、1線1面は折返し列車専用でした。橋上駅舎だが、ここも無人駅。

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 駅の東側の、戸切地川。フレートライナーが通過。

 次の茂辺地駅は8.8㎞も離れていて遠いのだが、木古内行は1時間40分もあるので、歩いて行く。道路の方が短くなるだろう、と。途中の上磯駅入口バス停からの上磯行の函館バスは少し先の富川会館まで運行、タイミング良く便があって、少しはラクができました。

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 左手に、函館山を見ます。津軽海峡フェリーも。今日の津軽海峡は好天。昨日もこうだったら良かったのに。
 富川から茂辺地にかけては、松前国道をひたすら歩く。この間、集落は矢不来にしかない。バス便もほとんどない。6往復だけ。

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 ようやくたどり着いた、茂辺地駅。
 ここからは渡島当別まで、「ながまれ」。

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 渡島当別駅。これで、道南いさりび鉄道の全ての駅を訪ねる事となりました。
 駅舎は渡島当別郵便局が入っているが、駅員はいないし、郵便局は鉄道の業務は一切行なわない。結局、道南いさりびの駅員が(たとえ時間限定でも)配置されている駅は、一つもありませんでした。
 駅前は、土産物のクッキーなどを売る店はあるのに(トラピスト修道院最寄り駅だからか)、他はコンビニどころかパン屋すらない。

 この後、函館から小谷石へ向かう函館バスが通過するので、海岸や、海峡の対岸の下北半島を背景にした走行写真が撮れないかなあと、茂辺地方へ歩いて行く。おしまコロニー入口バス停付近で待っていた。いさりび鉄道線が背後に走るが、バス通過の前、フッと見ると…。

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 四季島!

 とっさの事で、証拠写真以外の何ものでもない程度のできでしかないのはご勘弁。
 肝心のバスは、この後キチンと撮れました。

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 渡島当別駅を通過する、本州行フレートライナー。
 渡島当別から、函館へ戻ります。「ながまれ」。函館行に乗るのは、初めて。去年は木古内でダイヤを勘違いして乗り遅れてしまい、新幹線を利用せざるを得なかったので。帰宅の学生が多かった。渡島当別からだと、特別支援学校の学生が中心。

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 列車から眺める、函館山。
 上磯、清川口と別の学校の高校生が乗り込んでくる。特別に後ろのドアも開けて、乗車を扱います。
(運賃収受は前だけ)

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 函館到着。入れ替わりに木古内に向かう128Dも「ながまれ」で(JR色含む2連)、2両が並びました。

 道南いさりび鉄道の駅については、後日、去年撮影分と合わせて再度全部公開します。 
 5月の函館はまだまだ陽が高いので、駅前でバスを数枚撮ります。その中から。

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 函館バスの、新レインボー。3月25日スタートの「ICAS nimoca」のラッピング広告車。

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 最後に、函館駅前で、市電512号と719号、旧塗装同士の並び。

 幸い函館は、明日も晴れてくれそう。この空模様が続くなら、昼間は函館空港まで、飛行機を撮りに行きます。滑走路の脇に撮影ポイントがあるので。

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《今日のニュースから》
14日 H・I・S 違法長時間労働 東京労働局が書類送検
15日 AI=人工知能をテーマの座談会 将棋・羽生三冠 囲碁・大橋六段が意見表明

 ロンドンの火事は凄まじいです。文字通り「火柱」。途上国ではありそうな事だし、日本でも35年前、1982(S57)年のホテルニュージャパン火災を初め、何度か大きな火災が起きているが、正直イギリスで起こるとは思っていませんでした。どうもイギリスも、去年のEU離脱国民投票の前後から、政治も社会も落ち着きを失っているように思えて成りません。

№1700 陸・海・空 立体的東北・北海道の旅 4.津軽海峡フェリー

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 青森→函館の移動、今回は最初から船旅を選んでみました。青函連絡船は数回あったし、青函トンネル開業後の旧東日本フェリーもちょうど10年前、1回乗った事があります。その東日本フェリーを引き継いだ津軽海峡フェリーに、今回乗ります。

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 船旅の弱点の一つは、市中と港のアクセス。青森では、以前は弘南バスの旧「トテバス」を利用したフェリー連絡専用バスが運行されていたが、現在ではあおもりシャトルdeルートバス「ねぶたん号」が、港へのアクセスの役も担います。
 青森駅13時10分のバス(青森観光が運行)に乗るが、フェリーアクセス専門ではなく、アスパムとまほろば歴史館を経由して行くため、15分程かかる。アクセスとしては、やや弱いかも。200円。

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 そんな感じで着いた、津軽海峡フェリーのターミナル。なかなか斬新。

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 1Fの発券カウンター。
 函館まで、スタンダードクラス(桟敷席)で2,220円。C/Cも受付。

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 民間フェリーの主役はトラック輸送。降り出した冷たい雨の中、乗船準備が進みます。

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 3Fの一般のお客さんのボーディングゲートは、ガラガラ…。時期的な事もあるだろうが。

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 津軽海峡フェリーで青森~函館航路に就航するフェリー4隻。他に「ブルーマーメイド」「ブルーハピネス」「ブルードルフィン」があり、原則1日2往復ずつで計8往復。
 ただし乗船した時期は、「ブルーマーメイド」はドック入りしていて、2往復が休航になっていました。
 14時20分発は「ブルードルフィン2」です。

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 ガラス張りのボーディングゲートから津軽海峡を眺めるが、天気は悪そうで、行く手が案じられる。

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 乗船開始。時間が近づいても、乗客はやはりまばらだ…。

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 今回利用のスタンダードキャビン。カーペット敷きの桟敷席、ではあるが、4時間弱の乗船なら、これで十分。
(他に上級クラスもあります)

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 出港直前。
 正面、やや離れた場所に、新青森駅の新幹線の高架駅を見る事ができます。
(赤い矢印で示しています)
 この日はトラックの搭載も少なかったようで、出港の10分前には、扉が閉じられました。

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 出港準備。係留していたロープが外されていく。大勢の海の男達によって、船の安全運航が支えられる。胸が震える瞬間です。
 定刻よりやや早め、船は岸壁を離れていきます。

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 右手に青森の中心部、アスパムとかベイブリッジを見て、津軽海峡に向かう。

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 船内を回ってみます。ラウンジ。売店があって、土産物などを販売するが、出港から1時間10分の15時30分でクローズ。やや早い?
(支払いは向かいのレセプションで)

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 ラウンジのモニター。左は前方の光景、右は位置情報。

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 ゲームコーナーもあります。

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 船の中央部の「オートレストラン」。

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 そんな大した代物ではなく、食品の自動販売機と、セルフサービスで利用するレンジ、それにテーブルとベンチが並ぶだけ。
 TVが放映されていた。青森の民放のドラマが途中でNHKに切り替わるが、ニュースは、丘珠から函館を目指していた陸上自衛隊の連絡偵察機が、北斗市の上空で消息を絶ったと伝えていた。明日行く所ではないか!

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 カツサンドも、レンジでチンして食べます。それとカップコーヒー。

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 外部の甲板には、ドッグバルコニーがあります。ドッグルーム利用者が使えます。こんな設備を作れるのも、船ならではのゆとりではないでしょうか。

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 右手、下北半島の近く、「鯛島」を見る事ができます。鯛というよりは鯨を連想させるが。

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 一方、左手の津軽半島には、「石崎無線中継所」の高い塔を見ます。もう使っていないそうだが。

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 津軽海峡はさらに天気が悪い。雨もぱらついて、寒い。

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 ごらんあれが竜飛岬、北のはずれ、だと思うのだが…。
 見下ろせばイルカが戯れるのを見る事もできるが、この天候では、デッキに長居はできないなあ。キャビンに戻ってお昼寝。ゴロンと横たわって、足を伸ばして寝られるのも、船ならではのアドバンテージ、ではないでしょうか。

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 あと1時間、というところで起きてデッキに上がると、函館が近づいてきました。天候はやや落ち着いてきて、雨も上がってきました。

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 右手には函館山。

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 港が近づくと、いくつか貨物船が停泊しています。「大雪丸」の名は、かつて青函連絡船にもありました。

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 入れ替わるように「ブルーハピネス」が出港、津軽海峡の荒海に乗りだして行きます。

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 ブルーハピネスを見送って、函館港入港。

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 函館港ターミナル。左にいる「えさん2000」は、この春先まで就航していたそうです。一回り小さい。

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 今度は接岸のために、ロープが射出されます。ビシッ!

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 一方、キャビンの方では、ボーディングブリッジが接続する作業が行なわれていました。扉が開いて、下船です。

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 ターミナルの外に出ると、トラックが次々にフェリーから出て行きます。

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 函館駅へのアクセスは、函館帝産バスが運行します。ただ、18時入港なのに18時30分出発と、やや遅いかも知れない(入港の遅れを考慮しているのかも)。駅経由でラピスタ函館ベイまで運行。運賃310円(ICカードは不可)。他に函館バスも入るが、函館駅には行かない。

 久しぶりに船の旅を楽しみました。確かに時間は掛かるし(といっても北海道新幹線でも在来線への乗り継ぎを考えたらそんなに違わないかも)、やや簡素で、昔の青函連絡船のような、食堂で本格的なラーメンを食する、とかの楽しみはないけれど、足を伸ばして休み、外に出て外気に直接触れながら大海原の景色を愛でるのは、他の交通機関にはない魅力だと思います。
 夏になるとまた「青春18きっぷ」が発売になり、奥津軽いまべつ~五稜郭間は「オプション券」で新幹線+道南いさりび鉄道で渡道する方も多いと思うが、乗り継ぎが面倒だし、今別・木古内の接続も良くありません。なら、青函間の移動はフェリー利用と割り切るのも、旅に変化がついて良いのではないでしょうか。
 また、盛岡~青森~函館、青森~函館~札幌間でバスとセットになった割引切符の発売もあります。時間的に余裕があるなら、こちらも積極的な利用が考えられても良いでしょう。
 この航路は他に青函フェリー社もあり、津軽海峡フェリーよりやや割安になっています。公式Webをチェック、比較検討の上で好きな方を利用すれば良いと思います。
(ただし、どちらも駅~港間の二次アクセスは要チェック。特に深夜・早朝便を利用するなら、バスがないので)

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 最後に、函館駅前に着くと、京成バス「東京シャトル」の広告をラッピングした函館バスを見かけました。翌日にかけて、数台あるのを確認しています。バニラエアが成田~函館線を就航させたからでしょう。もっとも現状では1日1便しかないのだが。

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《今日のニュースから》
11日 立教大学 全日本大学野球優勝 59年ぶり
12日 上野動物園 ジャイアントパンダ「シンシン」 5年振り出産
13日 広島自動車道 コンクリート片落下 アストラムライン7時間運転見合わせ

№1699 陸・海・空 立体的東北・北海道の旅 3.石ころアートと弘南電車

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 予報は残念ながら当たってしまって、青森の朝は曇天。それならと考えていた、弘前(田舎館村)の弘南鉄道弘南線・田んぼアート駅を訪ねてみようと思います。
 ただし、この日は午後のフェリーで津軽海峡を渡るため、午前中の行動はややタイトになりました。
 弘前へ行って弘南線に乗るのも、2010(H22)年4月8日以来の7年ぶり。

 5月16日(火)

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 朝の青森駅前。弘南バスは東京からの「パンダ号」。

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 八洲(やしま)交通の青森市民バスは、ポンチョが導入されていました。こういうのも撮りたいのだけれどなあ。

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 青森駅の時刻表。全体的に本数が少ない上に、かつての特急街道も今は昔、特急はもはや奥羽線〔つがる〕3往復だけになってしまいました。
 通勤・通学のピークとあって、1本しかない連絡通路は大混雑。列車が到着すると降車客がゾロゾロ階段を上ってきて、こちらはしばらくホームへ降りられない。

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〔リゾートしらかみ2号〕は、この日は編成の変更があるので、乗客は車掌に申し出を…とかアナウンスが在りました。「橅」編成。本来は「くまげら」だったらしいが。

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 7時57分発の弘前行644M。701系×5連。弘前へ行く普通列車は、次は9時52分と2時間近くも空いてしまう。昔に比べたらある程度良くなっているが、青森県の大都市を結ぶ区間としては、やはり少し本数が足りない。コンスタントに1時間1本は確保が望ましい所。

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 とか思いつつ、弘前には8時39分の到着。弘前大学の学生の姿が目立つ。
 弘南鉄道弘南線に乗り換えるが、この路線も、本数が少なくなってしまった。2~30年前には朝方長編成で本数があり、快速運転もあったのに、現在は普通電車が終日2連で30分毎、さらに昼間は間引きで60分間隔運転と、元気が出ない…。

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 7000系電車。東急でデビューしてからもう50年以上、一般的にはそろそろ置き換えの時期かと思うが、現状では苦しいかなあ。

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 田んぼアート駅は、2013(H25)年7月に開業したばかりの新しい駅。日中のみ停車で、冬場は通過。住宅とかがあるわけではないし、田舎館駅まで400mと近いので、日常の利用はあまり考えられていないようです。

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 駅の近くに「弥生の里展望台」の塔が立つ。「道の駅いなかだて」の一角に位置する。今の時期は「田んぼアート」ではなく、「石ころアート」を見る事ができます。

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 色の違う石を並べる事でアートを描きます。毎年故人の肖像画を描くそうだが、今年は石原裕次郎とダイアナ妃。これは、今年が石原裕次郎が没後30年、ダイアナ妃が没後20年、という事で選ばれたのだと思います。展望台から見た石原裕次郎は、こんな感じ。背後を、弘南線電車が走ります(ちょっと小さいかなあ)。

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 展望台からは、電車の田んぼアート駅を見下ろす事もできます。

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 石ころアートを近くから見ると、こんな感じ。遠近法を利用し、展望台から眺めた時に一番キチンと見えるように並べられているそうです。
 石は、基本的には着色せず、石の色をそのまま活かしています。さすがに石原裕次郎のタバコの火や、ダイアナ妃の唇、それに胸のポピーの花の赤は塗ってあるように見えたが。

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 展望台から下る階段部には、過去の田んぼアートの写真が掲げられていました。
 ちなみに今年は6月に始まり、田舎館村役場近くの第一田んぼアートは「ヤマタノオロチ」で5日から公開が始まっていて、この弥生の里の第二田んぼアートは「桃太郎」で、17日より公開が始まる、との事。両会場の間は、無料のシャトルワゴン車が運行されるそう。
 なお、弥生の里展望台は大人200円の入場料が必要(田んぼアートの時期は300円らしい)。適用範囲がやや厳しくて、展望台から1Fに降り立つと、もうそこでチケットは終了。再入館不可。なのでトイレは先に行っておいてください、とスタッフから念を押されたりしました。

 ここは、黒石まで歩いてしまってもそんなに遠くはない。歩いて30分位だったでしょうか?中心部は閉店して久しい地方デパートがそのままだったりして、寂れた印象が否めなかった。

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 黒石駅。

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 10時50分発の電車で、弘前に戻ります。左側の7155F。

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 先の展望台と、ダイアナ妃の石ころアートを電車から見ると、こんな感じ。

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 岩木山は残念ながら雲の中。

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 平賀の車庫。旧型電車のカラーを正面にラッピングした編成がいました。

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 岩木山を正面に見て(つくづく曇天が残念)、新里駅に着きます。下りと交換。30分間隔の時間帯では、新里と田舎館で行き違いがあります。

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 運動公園にある、はるか夢球場。今月28日にプロ野球の楽天vsオリックス戦が行なわれます。弘南鉄道では増発・増結や往復乗車券(シャトルバスと共通乗車可)の発売も行なわれるとの事。弘前でのプロ野球は29年ぶりだそう。運動公園の駐車場は開放しないそうなので、電車、バスで観に行きましょう。
(弘南線の当日の具体的な運行計画は、今日現在では発表になっていない)

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 弘前到着。途中出入りはあったが、車内の乗客は終始20人程。やっぱり多いとは言えないな…。田んぼアート以外に、何か活性化の策はないか。

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 午後のフェリーに乗るべく、青森まで戻ります。JR弘前駅改札口上のサイネージには、「四季島」の姿も。

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 11時35分発の青森行は、キハ48 1540+キハ48 506の2連でした。弘前→青森通しの普通列車では、唯一のDC列車。

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 キハ48 1540の車内。本来キハ48にはデッキがあるのだが、ラッシュ対策なのかデッキが取り払われ、ロングシート部が拡大しています。案外、ビジネスマンの乗車が多い。新青森から新幹線か?

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 浪岡までは平坦な農地が続く。背後には相変わらず雲の中の岩木山。

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 浪岡までは、直線が長い。

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 新青森駅。下りでもそうだったが、新幹線オンリーでもなく、学生の利用が多い。発車間際になってもゾロゾロJK達が降りてくる。ついには乗り遅れた者も(次は約30分後の津軽新城始発)。
 青森が近づくと、「青森から津軽線三厩行になる」とアナウンス。時刻表から推測すると、津軽線・蟹田~三厩間の折返し運転への送り込みのようです。

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 青森駅到着。特急〔つがる4号〕と並びました。
 朝の混雑の遠因でもあろうが、青森駅は青函連絡船への乗り継ぎを前提とした構造のため、駅舎とホームの間が遠く、1本しかない連絡通路も狭いため、やや利便性に欠ける感があります。思い切ってホームの移転を行なうなど、抜本的な改良工事を検討すべきかも知れません。12~3両とかの長大編成の特急の発着はもうないので、もう少しコンパクトな駅を目指しても良いのではないか。

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 最後に、駅舎に降りる階段部の壁に掲げられていた、昔の青森駅の航空写真。

 去年は新幹線で向かった函館、今年はこの後、フェリーで行きます。曇天が残念でならなかったが、青森とは早くもお別れになります。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 東名の観光バスの事故は、ドライブレコーダーの画像が生々しすぎ。

《今日のニュースから》
 9日 大手企業夏のボーナス 平均91万7906円 5年振り前年割れ
10日 博多駅前陥没事故 ボーリング調査開始

 イギリスの総選挙は、保守党「敗北」・労働党「勝利」という事になるかと思います。若者の投票が増えて労働党を後押しした、という分析が主だが、昨年のEU離脱是か否かの国民投票の苦い経験もあろうかと思います。でも、労働党そのものはともかく、コービン党首は、選挙戦スタート(イギリスは5週間だから長い)前は結構ボロクソにこき下ろされていたような気がするのだが。思うに、コービンさんとかメイさんがどうとか言うより、今の英国の政治は、若さが欠けている気がします。5年位前には、キャメロン首相、クレッグ副首相、ミリバンド労働党党首と、与野党のトップが皆40代という時期もあったので、よりそう感じます。イギリスは、EU離脱交渉スタートが間近だが、メイ首相がどこまで持つのかとの疑問もあり、しばらくは落ち着かない時期が続くのでしょう。