ユナイテッド航空(UA)が行なった行為が、非難の的になっています。
コトは9日、シカゴ・オヘア空港で起きました。「定員超過」のため自発的に乗客に降機を募ったが(無論相応の補償あり、800$≒88,000円だったそう)希望者がなかったため、UA側が任意に4人選んで降機を求めたが、医師1人が拒否、このためUAは保安担当係官を呼んで、この乗客を強制的に降ろしました。
昨今の例に漏れずこのケースも他の乗客が一部始終を撮影して動画を公開、口から血を流しながら叫ぶ乗客を、係官が引ずって下ろして行きました。見た感じかなり暴力的な印象で、ツイッターでもUAへの非難が轟轟巻きおこっていた、という事です。係官のうち1人は停職処分、だって。
最初「定員超過」と聞いた時、昨年ANAが福岡で、先日JALがパリで起こしたようなチェックのエラーから起きた事態だと思ったらそうではなく、スケジュールの混乱からクルーを乗せなければならなくなり、このような対応に至ったという事。UAのCEOは謝罪をしたいとこの乗客とコンタクトを取ろうとしているが、この時点では出来ていないという事でした。
会社は、一旅客に対して二つ以上の予約がされており、且つ次のいずれかの場合には、会社の判断により、旅客の予約の全部又は一部を取消すことがあります。
(1)搭乗区間が同一で、搭乗便出発予定時刻が同一又は近接している場合
(2)その他、旅客が予約のすべてに搭乗すると合理的に考えられないと会社が判断した場合
とありました。ANAも第13条8項に、SKYも第11条8項に同様の文言が記されています。UAでも、同じ事が書かれていたのでしょう。
(2017年4月14日訂正 完全に私の勘違いでした。全て撤回します。申し訳ありません。なお、各社とも別の条項で、このようなケースになった場合は自主的に降機を希望する乗客を募り、この場合は一定の協力金を支払うと記しています。JAL・ANAは24条2項)
そういえば6年前、私も羽田から青森までJALのエアバスで飛んだ時、羽田で、予約数が座席数を上回っているから、次の便への振り替えを募る旨のアナウンスがあり、実は私もこのような事態になったら振り替えを希望、と申し入れていました(10,000円または7,500マイルを補償)。結局全員が乗れる事になったが、普通はどの国でも、搭乗を開始する前の対応になるでしょう。
画像を見た限りでは、搭乗が全て完了した時点での話、たぶん、急遽クルーが乗らなければならなくなったので、こんな事になってしまったのだろう。それにしてもアメリカらしい、荒っぽいやり方だと思いました。最大手の1社がやってしまった、となれば影響は大でしょう。何回も書いているが、アメリカの航空業界は、航空会社も空港も問題が山積していて、なかなか解決できない物だと感じます。業界があまりにも巨大だからかも知れない。
くれぐれも日本の航空業界では、暴力的な事態だけは起こらないように。JALもANAも、「こんな事はしない」と言っているようだけれどね…。
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〔踊り子〕用の185系が、〔あずさ〕〔かいじ〕から転用のE257系で置き換えられると、9日の神奈川新聞が報道
しました。JR東日本自体は、今の所なにも発表していません。
《今日のニュースから》
9日 渡辺建・佐々木希 結婚を発表
10日 民進党長島昭久衆議院議員 離党届提出
11日 東芝 決算発表 監査法人「意見不表明」の報告書